JP6690195B2 - 乗客コンベア - Google Patents
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B66B23/00—Component parts of escalators or moving walkways
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Description
列設された複数の欄干パネルの上端部には、被固定部材であるガイドレールが複数本固定されている。当該ガイドレールは、前記踏段と同期して走行する、無端ベルト状をした移動手摺の走行を案内する部材である。なお、欄干パネルの枚数とその上端部に固定されたガイドレールの本数とは、必ずしも同数とは限らず、よって、欄干パネルとガイドレールとは、一対一の対応関係になっているとは限らない。
特許文献1,2に記載されたガイドレールには、アルミの押出形材が用いられている。 当該ガイドレールの上端部には、幅方向両側に張り出した一対のフランジ部が形成されている。両フランジ部の間には、上方に開口し長さ方向に沿った上溝が形成されている。前記上溝の下には、下方に開口し同じく長さ方向に沿った下溝が形成されている。また、前記上溝の底面と前記下溝の天井面との間を貫通するねじ挿通孔が形成されている。
前記くさび部材と前記鉛直面の間に前記欄干パネルの上端部が嵌められ、前記ねじが締め込まれることによって、前記くさび部材が引き上げられる。その結果、くさび効果により、当該くさび部材と前記鉛直面とで前記上端部の側面が強固に把持されて、前記ガイドレールが欄干パネルの上端部に固定される。欄干パネルに固定されたガイドレールには、前記両フランジ部の間の前記上溝を塞ぐように、当該両フランジ部に移動手摺が取り付けられている。
当該交換に際し、前記欄干パネルを取り外す場合、先ず、欄干パネルの上端部に固定されている前記ガイドレールの固定を解除する必要がある。ガイドレールは、前記くさび部材に螺合されているねじを弛めることで固定が解除される。
この交換作業は、エスカレータの運転を停止して行われるが、例えば、商業施設に設置されているエスカレータにあって、営業中に強化板ガラスが破損した場合には、特に速やかな交換が要求される
また、欄干パネルに、照明器具等の付属品が取り付けられる場合には、欄干パネルの上端部には、先ず、前記付属品が取り付けられた取付部材が固定され、当該取付部材の上部に前記ガイドレールが設けられる構成とされる。この場合でも、被固定部材である前記取付部材の固定に上記した従来の固定構造を採用する限り、欄干パネルの交換作業に相当な時間を要する事情は、上述したものと同様である。
本発明は、上記した課題に鑑み、上記従来の乗客コンベアよりも欄干パネルの交換に要する時間を可能な限り短縮できる乗客コンベアを提供することを目的とする。
図1に示すように、実施形態1に係るエスカレータ10は、環状に連結されて循環走行し、乗客を搬送する無端搬送体である複数の踏段12を有する。踏段12の走行路RWの両側には、欄干14,16が設置されている。なお、図1において、欄干14,16に設けられた後述の照明器具32は省略している。欄干14,16の各々は、走行路RWに沿って立設された複数の欄干パネル18を有する(図1において、欄干パネルは、片側の欄干14を構成する欄干パネル18のみに符号を付している。)。欄干パネル18は、例えば、ガラス製であり、強化板ガラスの片面に飛散防止フィルムが貼着されてなるものである。
欄干パネル18の外周には、ガイドレール(図1では不図示)に案内され、踏段12と同じ向きに同じ速度で循環走行する無端ベルト状をした移動手摺20,22がそれぞれ設けられている。
エスカレータ10が昇り用として用いられる際に、踏段12によって搬送される乗客の進行方向に向かって右側となる移動手摺22とこれに近接して立体交差する階下の天井DC部分(交差部)には、法令で規定された保護板(固定保護板)24が設置されている。保護板24は、乗客の身体の一部が移動手摺22と天井DCとの間に挟みこまれてしまうといった事故を未然に防止する目的で設置されている。
図2に示すように、欄干14を構成する複数枚の欄干パネル18の各々は、その下端部が、走行路RWに沿って設置された複数台の固定器具26によってトラス28に固定されている。欄干パネル18の1枚当り、そのサイズに応じた台数(2台〜4台)の固定器具26が用いられる。
照明器具32は、取付部材30にL字アングル部材34を介して取り付けられたホルダ36を有し、ホルダ36には、蛍光ランプ38が嵌め込まれている。
一本のフレーム40は、一本の取付部材30よりも長く、複数本の取付部材30に亘って、一本のフレーム40が取り付けられている。これにより、隣接する取付部材30は、両者に取り付けられたフレーム40によって連結されていることになる。
フレーム40の開口部には、蛍光ランプ38を覆うように、合成樹脂からなる半透明のランプカバー42が取り付けられている。
ガイドレール44において、両フランジ部44D,44Eに移動手摺20が取り付けられている。
図3に示すように、取付部材30は、下方に開口された溝部46を有し、溝部46が欄干パネル18の上端部に上方から嵌め込まれている。
欄干パネル18の上端部には、欄干パネル18を保護する保護部材48が被せられている。保護部材48は、横断面が略「コ」字状をした、ゴム製の押出成形材からなるクッションゴム50とこれよりも一回り大きな略「コ」字状の横断面を有する薄板状の金属カバー52とからなる。金属カバー52には、例えば、ステンレス鋼が用いられる。
図4に示すように、くさび部材54は、全体的に直角三角形状をした横断面を有する棒状をしている。くさび部材54は、一つの取付部材30に対し、複数本が間隔を空けて用いられる。
図4に示すように、くさび部材54の長さ方向中央部には、上下方向に貫通するねじ挿通孔54Dが開設されている。ねじ挿通孔54Dは、図3に示す状態において、平面視で、欄干パネル18の厚み方向に長い長孔である。
両雌ねじ54E,54Fのさらに両側には、後述する六角穴付ボルト62が挿入される挿通孔54G、54Hが開設されている。両挿通孔54G,54Hは、ねじ挿通孔54Dと同様の長孔である。
取付部材30には、くさび部材54のねじ挿通孔54D(図3(a)、図4)に対応させて、上下方向に雌ねじ30Aが形成されている。
取付部材30の長さ方向において、雌ねじ30Aの両側には、くさび部材54の挿通孔54G,54H(図3(b)、図4)に対応させて、上下方向に雌ねじ30B、30Cが形成されている。雌ねじ30B,30Cの上側の開口側には、図5(a)、(c)に示すように、深ざぐりがなされている。
図3(a)、(b)は、締付ねじ60の締め付けにより、取付部材30が欄干パネル18に固定されている状態を示している。締付ねじ60が締め付けられると、くさび部材54は、その斜面54Bが取付部材30の第2壁面46Bに案内されて斜行し、欄干パネル18の第2主面18Bに向かって押圧される。これにより、くさび部材54の押圧面54Aと取付部材30の第1壁面46Aとで欄干パネル18の上端部が締め付けられて(挟持されて)、取付部材30が欄干パネル18に固定されることとなる。
そこで、周囲の部材にぶつかる迄回転する手前で、挿通孔54G,54Hの内壁にボルト62を当接させて、それ以上回転するのを規制しているのである。
なお、当該規制手段として用いるバー部材は、ボルト62に限らず、例えば、ピンを用いても構わない。
引き落とすと、図6(a)に示すように、くさび部材54は、その下面54Cが平座金56と当接するまで落下する。もっとも、締付ねじ60を雌ねじ30Aから抜き去ってしまうと、くさび部材54も取付部材30から取り外されることとなる。
そこで、このような場合に、本実施形態では、弛めねじ64を用いる。弛めねじ64を用いた方法について、図7を参照しながら説明する。図7は、くさび部材54の雌ねじ54E(図4)の軸心を含む平面で切断したくさび部材54の横断面を含む断面図である。
弛めねじ64をねじ込んで行くと、弛めねじ64は上向きに螺進し、その先端が取付部材30の第2壁面46Bに当接する。当接後も弛めねじ64をねじ込むと、弛めねじ64はこれ以上螺進できないため、くさび部材54に対し相対的に下向きに螺進させようとする力が作用する。その結果、くさび部材54は、下向きに移動する。これによってくさび部材54が弛んだ場合、締付ねじ60が雌ねじ30Aから外れているときには、くさび部材54は、弛めねじ64がねじ込まれた状態で、取付部材30から取り外されることとなる。
なお、弛めねじ64は、くさび部材54に常時螺合されているものではなく、欄干パネル18を取り外すときだけに用いられるものである。
固定ブラケット66は、受け部材70と後述する複数の(本例では、4個の)規制部材92,94,96,98とを含む
図2に示すように、トラス28には、L形アングル材76がボルト78・ナット80によって固定されている。L形アングル材76には、図8に示すように、長孔76Aが開設されており、ボルト78は長孔76Aおよびトラス28に開設された貫通孔(不図示)に挿入されて、ナット80とでL形アングル材76をトラス28に固定している。なお、図8において、トラス28とボルト78・ナット80は図示していない。
これにより、受け部材70(固定ブラケット66)は支持板74とL形アングル材76を介してトラス28に取り付けられている(固定されている。)。
他の3個の軸支部材86,88,90は受け部材70の長手方向に間隔を空けて配されている。軸支部材86,88,90の各々は軸支部材84と略同様の形状をし、受け部材70に軸支部材84と同様に接合されている。すなわち、軸支部材86,88,90は、その縦板部(軸支部材86,88,90の縦板部は図に現れていない)において受け部材70に接合されており、横板部86B,88B,90Bの先端部分には、その厚み方向に軸孔86C,88C,90Cが開設されている。なお、4個の軸孔84C,86C,88C,90Cは同軸上に開設されている。
規制部材92,94,96,98各々の横板部92B,94B,96B,98Bにおける先端面の各々は、後述する回動アーム132,134,136,138各々の回動を規制する規制面92C,94C,96C,98Cとなる(図8(b))。
受け部材70の下端部70Aの上面の両端部には、平板状をしたゴムなどの弾性部材からなるクッション部材であるクッションパッド112,114が貼着されている。
対向部材72には、本例ではL形鋼(不等辺山形鋼)が用いられる。
対向部材72の長辺部72Aには、その厚み方向に貫通する雌ねじ(不図示)が複数個、形成されており、当該雌ねじの各々には、圧接部材である圧接ボルト116,118,120,122が螺入されている。また、圧接ボルト116,118,120,122の各々には、弛み止めナット124,126,128,130がそれぞれ螺合されている。
回動アーム132,134,136,138の対向部材72との接合部とは反対側の端部部分には軸孔132A,134A,136A,138Aが開設されている。4個の軸孔132A,134A,136A,138Aは、同軸上に開設されている。また、軸孔132A,134A,136A,138Aは、軸支部材84,86,88,90の軸孔84C,86C,88C,90Cと同じ径を有している。
回動アーム132,134,136,138の各々において、軸孔132A,134A,136A,138Aの近傍には、後述するように、規制面92C,94C,96C,98Cと当接する当接面132B,134B,136B,138Bが形成されている。
第1の位置は、受け部材70に接合された規制部材92,94,96,98の規制面92C,94C,96C,98Cの各々に対向部材72に接合された回動アーム132,134,136,138の当接面132B,134B,136B,138B(図10)の各々が対向する位置である。
第2の位置は、固定ブラケット66に対し、第1の位置(図8(a))から可動ブラケット68が第1および第2のシャフト140,142の軸心方向、矢印Cの向きにスライドして、図8(b)に示すように、当接面132B,134B,136B,138Bの各々が規制面92C,94C,96C,98Cの各々に非対向となる位置である。
図2、図9に示すように、欄干パネル18の下端部と固定ブラケット66の受け部材70における受け面70Dとの間には、長方形状をしたゴムなどからなる弾性部材であるクッションシート148が挟まれている。クッションシート148は、主面が受け面70Dと同じ形状をしており、受け面70Dに重ねた状態で、受け面70Dに貼着されている。
欄干パネル18の下端面の一部は、クッションパッド112,114(図2、図9では、クッションパッド112のみが現れている)上面または高さ調整ボルト104,106の先端と当接していて(本例では、高さ調整ボルト104,106の先端と当接している。)、前記下端面はクッションパッド76,78または高さ調整ボルト104,106を介して可動ブラケット68の受け部材70における支持部である下端部70Aに支持されている。
先ず、弛み止めナット124,126,128,130(図8(a))を弛めた後、圧接ボルト116,118,120,122(図8(a))を弛める。これにより、可動ブラケット68は、第1および第2シャフト140,142の軸心方向にスライド可能となる。
可動ブラケット68を、矢印Cの向きに、図8(b)に示す第2の位置までスライドさせる。次に、対向部材72が受け面70Dから遠ざかる向きに回動させ、図10、図11に示す状態とする。すなわち、欄干パネル18の下端部の走行路RW側前方(図11に矢印Fで示す方向)が開放される状態とする。
欄干パネル18が取り外された取付部材30は、上述した通り、これに隣接する取付部材にフレーム40によって連結されており、当該隣接する取付部材は対応する欄干パネルに支えられている。よって、欄干パネル18が取り外された取付部材30は、脱落することはない。
実施形態1では、欄干パネル18に照明器具32を取り付けるため、欄干パネル18の上端部に取付部材30を固定し、取付部材30の上方にガイドレール44を取り付けた。照明器具32を設けない場合は、ガイドレールを欄干パネル18の上端部に直接固定しても構わない。
実施形態2に係るエスカレータは、そのように構成したエスカレータである。また、実施形態1において、移動手摺20を案内するガイドレール44は、ステンレス鋼板を板金加工したものであったが、実施形態2では、アルミの押出形材からなるものを用いている。
フランジ部202A,202Bの各々から、上溝部204の壁面204A,204Bにかけて、摺接部材206,208が貼着されている。摺接部材206,208は、ナイロンの押し出し材からなる。
摺接部材206,208が設けられたフランジ部202A,202Bに、移動手摺210が嵌め込まれている。
下溝部212の第1壁面212Aは、欄干パネル18の第1主面18Aに平行に形成されていると共に、第1壁面212Aに対向する第2壁面212Bは、欄干パネル18の第2主面18Bとの間隔が下方程広くなるよう第2主面18Bに対し傾斜した面に形成されている。ここで、第2主面18Bが走行路RWに面している側の主面である。
欄干パネル18の上端部には、クッションゴム50と金属カバー52とからなる保護部材48が被せられている。
くさび部材54には、ねじ挿通孔54Dが開設されている。一方、ガイドレール202には、ねじ挿通孔54Dに対応させて、上下方向に雌ねじ202Cが形成されている。
平座金56、ばね座金58が嵌められた締付ねじ60が、くさび部材54のねじ挿通孔54Dに下側から挿入され、ガイドレール202の雌ネジ202Cに螺合している。
なお、ガイドレール202は、複数本が欄干パネル18の上端縁に沿って列設されていて、隣接するガイドレール202は、その端部同士が上溝部204内に設けられた不図示の連結部材によって連結されている。
実施形態1、2における固定器具26では、固定ブラケット66に対し、可動ブラケット68を第1および第2シャフト140,142で連結した。
これに対し、実施形態3における固定器具では、固定ブラケットに対し可動ブラケットを着脱自在に構成している。
実施形態3に係るエスカレータは、実施形態1、2とは、固定器具が異なる以外は、実質的に同じ構成である。よって、図13を参照しながら、固定器具300を中心に説明する。なお、固定器具300においても、固定器具26(図2、図9)と同様、クッションシート148と圧接板150を有しているのであるが、これらについての図示は省略している。また、トラスの図示も省略している。
固定ブラケット302は、受け部材306と複数の(本例では、4個の)L字状をしたLブロック部材308,310,312,314を含む。
また、受け部材306には、第1支持板316と第2支持板318が溶接(例えば、隅肉溶接)により接合されている。
第2支持板318には、長孔318A,318Bが開設されており、長孔318A,318Bに挿入されたボルト(不図示)とナット(不図示)とで、第2支持板318がトラスに固定されている。
すなわち、受け部材306は、第1支持板316およびL形アングル材320、並びに第2支持板318を介してトラス(不図示)に取り付けられている(固定されている)。
また、下端部306Aには、その厚み方向に雌ねじ306B,306C,306D,306Eが形成されており、その各々に高さ調整ボルト328,330,332,334が螺入されている。高さ調整ボルト328,330,332,334の機能および使い方は、実施形態1と同様なので、これ以上の説明については省略する。
対向部材336には、本例ではL形鋼(不等辺山形鋼)が用いられている。
対向部材336の長辺部336Aには、その厚み方向に貫通する雌ねじ(不図示)が複数個、形成されており、当該雌ねじの各々には、圧接部材である圧接ボルト346,348,350,352,354,356,358が螺入されている。また、圧接ボルト346,...,358の各々には、弛み止めナット360,362,364,366,368,370,372がそれぞれ螺合されている。
柱状ブロック部材338,340,342,344各々の下端部には、片側に深ざぐりが施されたねじ挿通孔338A,340A,342A,344Aが開設されている。
ねじ挿通孔338A,340A,342A,344Aの各々には、締付ボルト374,376,378,380が、それぞれ前記深ざぐり側から挿入され、Lブロック部材308,310,312,314に形成された雌ねじ308A,310A,312A,314Aに螺入される。そして、締付ボルト374,376,378,380を締め付けることにより、可動ブラケット304が固定ブラケット302に装着される。
可動ブラケット304が固定ブラケット302から脱着されると、欄干パネル18の下端部の走行路RW側前方が開放される。走行路RW側が開放されると、取付部材30が欄干パネル18の上端部に欄干パネル18の厚み方向に遊びを持って嵌った状態となっていれば、実施形態1と同様、図13に一点鎖線で示すように、欄干パネル18は、その下部を走行路RW側へ振ることができる(全体を斜めの姿勢にすることができる。)。
これにより、欄干パネル18上端部の被固定部材である取付部材30を欄干パネル18の上方へ抜き取ることなく、欄干パネル18を取付部材30と固定器具26から取り外すことができるのも、実施形態1、2と同様である。
(1)上記実施形態では、保護板24を建築物の天井DC部分に取り付けたが(図1)、これに限らず、保護板24は、取付部材30(図2)に付属物として取り付けても構わない。
また、実施形態1では、可動ブラケット68を、別個に作製された対向部材72と回動アーム132,...,138とを接合して構成したが、これに限らず、これらが一体的に形成された一部材として構成しても構わない。
18 欄干パネル
18A 第1主面
18B 第2主面
30 取付部材
30A 雌ねじ
46 溝部
46A 第1壁面
46B 第2壁面
54 くさび部材
54A 押圧面
54B 斜面
54D ねじ挿通孔
202 ガイドレール
212 下溝部
212A 第1壁面
212B 第2壁面
Claims (6)
- 循環走行して乗客を搬送する無端搬送体の走行路に沿って立設された欄干パネルと、
前記欄干パネルの第1の主面に平行な第1の壁面と前記欄干パネルの第2の主面との間隔が下方程広くなるよう当該第2の主面に対し傾斜した第2の壁面とを含み、当該欄干パネルの上端部に上方から嵌め込まれた溝部を有する被固定部材と、
前記第2の主面と前記第2の壁面との間に設けられ、当該第2の主面と対向する押圧面と当該第2の壁面に沿った斜面とを含むくさび部材と、
締付ねじと、
を備え、
前記くさび部材には、上下方向に貫通するねじ挿通孔が開設され、
前記被固定部材には、前記ねじ挿通孔に対応する雌ねじが上下方向に形成されていて、
前記締付ねじは、前記ねじ挿通孔に下方から挿入され、前記雌ねじに螺合しており、当該締付ねじの締め付けにより、前記くさび部材の前記斜面が前記第2の壁面に案内されて、当該くさび部材が前記第2の主面に向かって押圧され、前記押圧面と前記第1の壁面とで、前記欄干パネルの上端部が締め付けられて、前記被固定部材が当該欄干パネルに固定されており、
前記くさび部材には、上下方向に貫通する雌ねじが形成されており、
当該くさび部材に形成された前記雌ねじは、前記締付ねじが弛められた状態で、前記くさび部材を弛めるため、その下側から弛めねじが螺入される雌ねじであることを特徴とする乗客コンベア。 - 循環走行して乗客を搬送する無端搬送体の走行路に沿って立設された欄干パネルと、
前記欄干パネルの第1の主面に平行な第1の壁面と前記欄干パネルの第2の主面との間隔が下方程広くなるよう当該第2の主面に対し傾斜した第2の壁面とを含み、当該欄干パネルの上端部に上方から嵌め込まれた溝部を有する被固定部材と、
前記第2の主面と前記第2の壁面との間に設けられ、当該第2の主面と対向する押圧面と当該第2の壁面に沿った斜面とを含むくさび部材と、
締付ねじと、
を備え、
前記くさび部材には、上下方向に貫通するねじ挿通孔が開設され、
前記被固定部材には、前記ねじ挿通孔に対応する雌ねじが上下方向に形成されていて、
前記締付ねじは、前記ねじ挿通孔に下方から挿入され、前記雌ねじに螺合しており、当該締付ねじの締め付けにより、前記くさび部材の前記斜面が前記第2の壁面に案内されて、当該くさび部材が前記第2の主面に向かって押圧され、前記押圧面と前記第1の壁面とで、前記欄干パネルの上端部が締め付けられて、前記被固定部材が当該欄干パネルに固定されており、
前記締付ねじを締め付ける際および弛める際に、前記くさび部材が当該締付ねじの軸心周りに回転するのを規制する規制手段を有し、
当該規制手段は、
前記被固定部材から下方に突出したバー部材と、
前記くさび部材に開設され、前記バー部材が挿入された挿入孔と、
を含むことを特徴とする乗客コンベア。 - 前記第2の主面が前記走行路に面していて、
前記くさび部材が前記欄干パネルに対し、前記走行路側に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の乗客コンベア。 - 前記被固定部材は、前記循環走行する前記無端搬送体と同期して循環走行する移動手摺を案内するガイドレール、または、照明器具が取り付けられた取付部材であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の乗客コンベア。
- 前記欄干パネルをその下端部でトラスに固定する固定器具を有し、
当該固定器具は、
前記欄干パネルを固定保持した状態で当該欄干パネルの前記下端部の前記走行路とは反対側の主面部分と対向する受け面を含み、前記トラスに固定された固定ブラケットと、
前記欄干パネルを固定保持した状態で、当該欄干パネルの前記下端部を介して前記受け面と対向し当該下端部を前記受け面に向かって圧接する圧接部材が取り付けられた対向部を含む可動ブラケットと、
を含み、
前記欄干パネルの固定を解除した状態では、当該欄干パネルにおける前記下端部の前記走行路側前方が開放されるように、前記可動ブラケットが前記固定ブラケットに取り付けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の乗客コンベア。 - 前記欄干パネルを固定保持した状態で、前記固定ブラケットが、前記欄干パネルの下端面を支持する支持部を含み、
当該固定ブラケットと前記可動ブラケットとが、前記欄干パネルの下端縁よりも下方において当該下端縁と平行に設けられたシャフトにより、当該可動ブラケットが当該固定ブラケットに対しその軸心を中心として回動自在、かつ、前記軸心の方向における第1の位置と第2の位置との間でスライド自在に連結されていて、
前記欄干パネルを固定保持した状態において、前記可動ブラケットは前記第1の位置に在って、その一部が前記軸心と直交する仮想平面内で前記固定ブラケットの一部に当接して、前記対向部が前記受け面から離間する向きの、当該可動ブラケットの回動が規制され、
前記欄干パネルの固定が解除されて、前記可動ブラケットが前記第1の位置から前記第2の位置までスライドされると前記当接の状態が解消されて、当該可動ブラケットは前記対向部が前記受け面から離間する向きに回動して、前記欄干パネルの前記下端部の前記走行路側前方が開放されるように、前記可動ブラケットが前記固定ブラケットに取り付けられていることを特徴とする請求項5記載の乗客コンベア。
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