JP6652878B2 - 金属板の結合構造、引出し及びキャビネット - Google Patents
金属板の結合構造、引出し及びキャビネット Download PDFInfo
- Publication number
- JP6652878B2 JP6652878B2 JP2016082969A JP2016082969A JP6652878B2 JP 6652878 B2 JP6652878 B2 JP 6652878B2 JP 2016082969 A JP2016082969 A JP 2016082969A JP 2016082969 A JP2016082969 A JP 2016082969A JP 6652878 B2 JP6652878 B2 JP 6652878B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- metal plate
- drawer
- bent
- insertion hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 239000002184 metal Substances 0.000 title claims description 164
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 96
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 96
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 29
- 238000002788 crimping Methods 0.000 claims description 20
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 15
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 15
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 15
- 238000005304 joining Methods 0.000 claims description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 7
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 7
- 239000000463 material Substances 0.000 description 6
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 4
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 4
- 238000011161 development Methods 0.000 description 2
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 2
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Description
前面板には、二つの第一連結部が形成される。左右側面板には、第二連結部がそれぞれ形成される。第一連結部には、第一切欠溝及び加締部が設けられる。一方、第二連結部には、第二切欠溝が設けられる。第一切欠溝は、第二切欠溝に係合される。第一切欠溝と第二切欠溝とが係合された状態で、加締部が折り曲げられる。折り曲げられた加締部は、左右側面板の裏側に接触する。これにより、第一切欠溝と第二切欠溝との係合状態が維持される。
特許文献1の引出し本体は、底面板に背面板が連成された構成となっている。背面板の左右両側には、連結部がそれぞれ設けられる。各連結部は、背面板の左右両側の金属板をそれぞれ前方に折り曲げた構成となっている。連結部の上側には、垂直方向に延びる切欠溝と、四角形の係合孔とが水平方向に並んで設けられる。このような連結部は、左右側面板の後方外側に重なる。一方、左右側面板の後方には、水平方向に突出する突片と、外側に向かって折り曲げ可能な加締部とがそれぞれ設けられる。突片は、連結部の切欠溝に挿入される。突片が切欠溝に挿入された状態で、加締め部が折り曲げられる。折り曲げられた加締部は、連結部の係合孔に係合する。これにより、突片と切欠溝との挿入状態が維持される。
特許文献2の引出し本体は、底面板に背面板が結合された構成となっている。背面板の左辺上端及び右辺上端には、上部係合突起がそれぞれ設けられる。また、背面板の底辺の左右には、一対の下部係合突起が設けられる。一方、左右側面板の最後方の上端には、上部係合溝がそれぞれ設けられる。また、底面板の板面の最後方には、左右一対の下部係合溝が設けられる。背面板の上部係合突起は、左右側面板の上部係合溝に挿入される。背面板の下部係合突起は、底面板の下部係合溝に挿入される。
図16(a)は、治具2を使用した加締部の折り曲げ工程を示す斜視図である。図16(b)は、従来の加締部111bの折り曲げ前の状態を示す背面図である。図16(c)は、従来の加締部111bの折り曲げ後の状態を示す背面図である。
図18は、特許文献2の引出しにおける背面板130と底面板120Cとの結合構造を示す。特許文献2の引出しでは、底面板120Cの下部係合溝125aの幅wが、背面板130の下部係合突起131の厚さtよりも大きかった。このため、下部係合溝125aの幅wの範囲内で、背面板130が前後方向にがたついてしまう。
図示しないが、特許文献1の背面板と左右側面板との結合においても、背面板に前後方向のがたつきが生じる場合がある。すなわち、左右側面板の突片は、背面板の切欠溝に挿入される。このため、背面板の切欠溝は、製造誤差を考慮して、左右側面板の突片よりも若干大きくしなければならない。切欠溝と突片との間の僅かな隙間が、背面板に前後方向のがたつきを生じさせる。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、下記の技術的な課題を解決することを目的とする。
第一に、金属板からなる構成要素(例えば、前面板、背面板)のがたつきを効果的に防止する。
第二に、金属板からなる構成要素の結合を容易にする。例えば、前面板の加締部は、治具や工具を用いて容易に折り曲げることができるようにする。背面板は、治具や工具を用いずに手作業で引出し本体に結合させることができるようにする。
第三に、構成要素(例えば、引出し本体)の材料となる金属板の無駄を削減する。
図1、図2に示すように、本実施形態に係る引出し1は、前面板10、引出し本体20及び背面板30の三つの構成要素からなる。前面板10、引出し本体20及び背面板30は、それぞれ折り曲げられた一枚の金属板により構成される。したがって、引出し1は、合計三枚の金属板により構成される。前面板10、引出し本体20及び背面板30は、スポット溶接を一切用いずに、本発明の結合構造により連結される。
図2、図3(a)に示す前面板10は、引出し1の前面を構成する。前面板10は、図3(b)に示すような形状の一枚の金属板からなる。図3(b)に示す金属板は、図中の鎖線に沿って裏側に向かって折り曲げられる。これにより、薄い箱状の前面板10が形成される。
図3(a)に示すように、前面板10の左右両側には、それぞれ第一連結部11が形成される。二つの第一連結部11は、図3(b)に示す一枚の金属板の左右両側を、図中の鎖線に沿って内側に折り曲げることにより形成される。図2に示すように、二つの第一連結部11は、引出し本体20の左右側面板20A、20Bの前端に対向する垂直な板面を有する。
図3(a)に示すように、前面板10の上側には、二つの第一連結部11の上端部に覆い被さる折返部12が設けられる。折返部12は、図3(b)に示す金属板の上端部を、図中の鎖線に沿って内側に折り曲げることにより形成される。折返部12の左右両側の部分は、各第一連結部11の上端部にそれぞれ覆い被さる。これにより、例えば、図示しないキャビネットから引出し1を引き出したときに、前面板10の変形が防止される。一方、折返部12の中央部分は、二つの第一連結部11の間に一致し、連続する平面を形成する。
図2、図3(a)に示すように、前面板10の下辺には、左右方向に延びる嵌合空間13が形成される。図3(b)に示すように、嵌合空間13は、二つの第一連結部11の間に位置する下端部の金属板を、図中の鎖線に沿って内側に折り曲げることにより形成される。嵌合空間13は、略長方形の断面を有する(図8を参照)。嵌合空間13を形成する金属板は、二つの第一連結部11の間に一致し、連続する平面を形成する。
ここで、図3(a)に示すように、二つの第一連結部11、折返部12、嵌合空間13を形成する金属板は、中央に開口する略長方形の凹部を囲む。この凹部内には、引出し本体20の前端側が挿し込まれる(図1を参照)。二つの第一連結部11、折返部12、嵌合空間13を形成する金属板は、上下左右に連続する平面を形成する。この上下左右に連続する平面が、前面板10の背面に美しい外観を与える。この結果、従来の前面板に設けられていた裏蓋を省略することが可能となる。
図2に示す引出し本体20は、図4に示すような形状の一枚の金属板からなる。図4に示す金属板の左右両側を、図中の鎖線に沿って内側に折り曲げることにより、左右側面板20A、20Bと底面板20Cとが形成される。左右側面板20A、20Bと底面板20Cとの断面は、略U字状に連続する。
図2に示すように、左右側面板20A、20Bには、第二連結部21、折曲部22、係合片24及び第四連結部26がそれぞれ設けられる。第二連結部21及び係合片24は、上述した前面板10との連結手段である。一方、折曲部22及び第四連結部26は、後述する背面板30との連結手段である。
図2、図4に示すように、第二連結部21は、左右側面板20A、20Bの上側の金属板を、図中の鎖線に沿って外側に向かって折り曲げることにより形成される。第二連結部21は、前後方向に延びる水平な板面と垂直な板面とで構成され、略逆L字形の断面を有する。第二連結部21の前端側には、垂直な板面を縦断し、水平な板面の中央に達する断面略逆L字形の切欠溝が設けられる。この断面略逆L字形の切欠溝のうち、水平な板面に設けられた部分は、前面板10の第一切欠溝11aに係合される第二切欠溝21aとなっている。このような第二切欠溝21aは、前面板10と引出し本体20とを連結させるとき、両者の上側における結合を担う。
図2、図4に示すように、係合片24は、左右側面板20A、20Bの前端中央の金属板を、図中の鎖線に沿って外側に向かって折り曲げることにより形成される。係合片24は、上述した第二連結部21の下側に位置する。係合片24の前後方向の幅は、第二切欠溝21aに第一切欠溝11aを係合させたときに、第一連結部11の前面(内面)に当接する寸法としてある。このような係合片24は、前面板10と引出し本体20とを連結させるとき、両者の中央における結合を担う。
図2、図4に示すように、折曲部22は、左右側面板20A、20Bの下側の金属板を、図中の鎖線に沿って外側に向かって折り曲げることにより形成される。折曲部22は、略U字形の断面を有し、前後方向に延びる。図13(c)に示すように、折曲部22は、図中の上下方向に変形することが可能である。このような折曲部22の変形により、左右側面板20A、20Bは、図中の上下方向に伸縮することが可能である。左右側面板20A、20Bを伸縮可能としたことの技術的意義については、後述する。
図2、図4に示すように、第四連結部26は、左右側面板20A、20Bの後端上側の金属板を、図中の鎖線に沿って内側に向かって折り曲げることにより形成される。第四連結部26は、背面板30の背面の上側に当接し、背面板30を支える。第四連結部26には、その折曲線上に沿って上下方向に延びる第二挿入孔26aが設けられる。第二挿入孔26aには、背面板30の第二突片32が挿入される。このような第四連結部26は、背面板30と引出し本体20とを連結させるとき、両者の上側における結合を担う。
図2に示すように、底面板20Cには、嵌合片23及び第三連結部25が設けられる。嵌合片23は、上述した前面板10との連結手段である。一方、第三連結部25は、後述する背面板30との連結手段である。
図2、図4に示すように、嵌合片23は、底面板20Cの前端部の金属板を、図中の鎖線に沿って外側に折り曲げることにより形成される。嵌合片23は、略L字形の断面を有し、左右方向に延びる。嵌合片23は、上述した前面板10の嵌合空間13に嵌合可能な寸法形状となっており、前面板10と引出し本体20とを連結させるとき、両者の下側における結合を担う。
図2、図4に示すように、第三連結部25は、底面板20Cの後端部の金属板を、図中の鎖線に沿って内側に折り曲げることにより形成される。第三連結部25は、背面板30の背面の下側に当接する。第三連結部25には、その折曲線上に沿って左右方向に延びる三つの第一挿入孔25aが設けられる。三つの第一挿入孔25aには、背面板30の第一突片31がそれぞれ挿入される。このような第三連結部25は、背面板30と引出し本体20とを連結させるとき、両者の下側における結合を担う。
図2に示すように、背面板30には、上述した三つの第一突片31と、二つの第二突片32とが設けられる。上述したように、第一突片31は、底面板20Cとの連結手段であり、第一挿入孔25aに対応する寸法形状を有する。第二突片32は、左右側面板20A、20Bとの連結手段であり、第二挿入孔26aに対応する寸法形状を有する。
次に、本実施形態の引出しの製造方法について、図面を参照しつつ説明する。本実施形態の引出し1は、前面板10、引出し本体20及び背面板30を手作業で結合させることにより製造される。
前面板10と引出し本体20との結合工程について、図6〜図11を参照して説明する。図6、図7に示すように、前面板10と引出し本体20とは、第一切欠溝11a、加締部11b、嵌合空間13、第二切欠溝21a、嵌合片23及び係合片24によって結合される。
背面板30と引出し本体20との結合工程について、図12〜図14を参照して説明する。図12(a)〜(c)に示すように、背面板30と引出し本体20とは、第一挿入孔25a、第二挿入孔26a、第一突片31及び第二突片32によって結合される。
本実施形態の引出し1に適用した結合構造によれば、前面板10、引出し本体20及び背面板30の相互間におけるがたつきが、効果的に防止される。
10 前面板
11 第一連結部
11a 第一切欠溝
11b 加締部
12 折返部
13 嵌合空間
14 把手の取付孔
20 引出し本体
20A 左側面板
20B 右側面板
20C 底面板
21 第二連結部
21a 第二切欠溝
211 第一当接部
212 第二当接部
22、27 折曲部
23 嵌合片
24 係合片
25 第三連結部
25a 第一挿入孔
26 第四連結部
26a 第二挿入孔
30 背面板
31 第一突片
32 第二突片
321 垂直部
322 傾斜部
32a スリット
Claims (10)
- 折り曲げられた複数の金属板の結合構造であって、
互いに結合される一の金属板と他の金属板とを含み、
前記一の金属板には、折り曲げ可能な基部を介して、前記一の金属板に連続する片状の加締部が設けられ、
前記他の金属板には、一端側と他端側との位置がずれたクランク形状の切欠溝が設けられ、前記切欠溝の一端又は他端のいずれか一方には、前記加締部を溝内に挿入するための開口が形成され、前記切欠溝の一端側には、前記加締部の一面に当接する第一当接部が形成され、前記切欠溝の他端側には、前記加締部の他面に当接する第二当接部が形成され、
前記加締部が、前記切欠溝に挿入され、且つ前記第一当接部と前記第二当接部との間に挟持された状態で、前記基部を中心にして折り曲げられた、
ことを特徴とする金属板の結合構造。 - 前記第一当接部と前記第二当接部との位置の差が、前記加締部の板厚よりも小さい、請求項1に記載の金属板の結合構造。
- 折り曲げられた複数の金属板の結合構造であって、
互いに結合される一の金属板と他の金属板とを含み、
前記一の金属板の一辺には、前記一の金属板の板面に連続する複数の突片が設けられ、
前記他の金属板の一辺には、前記他の金属板の板面を直角に折り曲げた連結部が形成され、さらに、前記連結部の折り曲げ部分には、その折曲線上に沿って長手方向に延び、前記他の金属板の板面から前記連結部の板面へ短手方向に連続する断面略L字形の複数の挿入孔が設けられ、各挿入孔は、前記他の金属板の板面に開口する第一部分と、前記連結部の板面に開口する第二部分とからなり、前記第二部分の短手方向の幅は、前記第一部分の短手方向の幅よりも大きく、前記第一部分の短手方向の幅から前記連結部の板厚を差し引いた残りの幅は、前記突片の板厚よりも小さく、
前記一の金属板の各突片が、前記他の金属板の各挿入孔に挿入され、前記連結部と反対方向の張力を生じさせる、ことを特徴とする金属板の結合構造。 - 折り曲げられた複数の金属板の結合構造であって、
互いに結合される一の金属板と他の金属板とを含み、
前記一の金属板の一辺には、前記一の金属板の板面に連続する複数の突片が設けられ、前記突片の輪郭は、前記一の金属板の一辺に連続する垂直部と、前記垂直部に連続する傾斜部とを含み、
前記他の金属板には、前記突片に対応する長手方向の幅を有する挿入孔と、前記挿入孔の長手方向に前記他の金属板を伸縮させるための折曲部とが設けられ、前記挿入孔と前記突片とは、その上下方向の位置に若干の差異を有し、前記折曲部が変形することにより、前記他の金属板が伸びた状態となって、前記挿入孔に前記突片が挿入される、
ことを特徴とする金属板の結合構造。 - 折り曲げられた複数の金属板を結合して構成された引出しであって、
前記引出しの前面となる前面板と、
前記引出しの少なくとも左右側面板及び底面板を含む引出し本体と、を備え、
前記前面板は、一の金属板からなり、前記一の金属板の左右両側が折り曲げられることにより、垂直な板面である一対の第一連結部が形成され、
前記引出し本体は、他の金属板からなり、前記他の金属板の左右両側が折り曲げられることにより、前記左右側面板と前記底面板とが形成され、さらに、前記左右側面板の上側が折り曲げられることにより、水平な板面と垂直な板面とが連続する一対の第二連結部が形成され、
各第一連結部の垂直な板面には、折り曲げ可能な基部を介して、前記板面に連続する片状の加締部が設けられ、
各第二連結部の水平な板面には、一端側と他端側との位置がずれたクランク形状の切欠溝が設けられ、前記切欠溝の一端又は他端のいずれか一方には、前記加締部を溝内に挿入するための開口が形成され、前記切欠溝の一端側には、前記加締部の一面に当接する第一当接部が形成され、前記切欠溝の他端側には、前記加締部の他面に当接する第二当接部が形成され、
前記加締部が、前記切欠溝に挿入され、且つ前記第一当接部と前記第二当接部との間に挟持された状態で、前記基部を中心にして折り曲げられた、
ことを特徴とする引出し。 - 前記第一当接部と前記第二当接部との位置の差が、前記加締部の板厚よりも小さい、請求項5に記載の引出し。
- 前記加締部の輪郭の一部が、前記第二連結部の垂直な板面の裏側に当接する、請求項5又は6に記載の引出し。
- 折り曲げられた複数の金属板を結合して構成された引出しであって、
前記引出しの背面となる背面板と、
前記引出しの少なくとも左右側面板及び底面板を含む引出し本体と、を備え、
前記背面板は、一の金属板からなり、前記一の金属板の一辺には、前記一の金属板の板面に連続する複数の突片が設けられ、
前記引出し本体は、他の金属板からなり、前記他の金属板の左右両側が折り曲げられることにより、前記左右側面板と前記底面板とが形成され、前記底面板の一辺には、前記他の金属板の板面を直角に折り曲げた連結部が形成され、さらに、前記連結部の折り曲げ部分には、その折曲線上に沿って長手方向に延び、前記底面板の板面から前記連結部の板面へ短手方向に連続する断面略L字形の複数の挿入孔が設けられ、各挿入孔は、前記底面板の板面に開口する第一部分と、前記連結部の板面に開口する第二部分とからなり、前記第二部分の短手方向の幅は、前記第一部分の短手方向の幅よりも大きく、前記第一部分の短手方向の幅から前記連結部の板厚を差し引いた残りの幅は、前記突片の板厚よりも小さく、
前記背面板の各突片が、前記底面板の金属板の各挿入孔に挿入され、前記連結部と反対方向の張力を生じさせる、
ことを特徴とする引出し。 - 折り曲げられた複数の金属板を結合して構成された引出しであって、
前記引出しの背面となる背面板と、
前記引出しの少なくとも左右側面板及び底面板を含む引出し本体と、を備え、
前記背面板は、一の金属板からなり、前記一の金属板の一辺には、前記一の金属板の板面に連続する複数の突片が設けられ、前記突片の輪郭は、前記一の金属板の一辺に連続する垂直部と、前記垂直部に連続する傾斜部とを含み、
前記引出し本体は、他の金属板からなり、前記他の金属板の左右両側が折り曲げられることにより、前記左右側面板と前記底面板とが形成され、前記左右側面板には、前記突片に対応する長手方向の幅を有する挿入孔と、前記挿入孔の長手方向に前記他の金属板を伸縮させるための折曲部とが設けられ、前記挿入孔と前記突片とは、その上下方向の位置に若干の差異を有し、前記折曲部が変形することにより、前記左右側面板が伸びた状態となって、前記挿入孔に前記突片が挿入される、
ことを特徴とする引出し。 - 請求項5〜9のいずれか1項に記載の引出しを備えたことを特徴とするキャビネット。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016082969A JP6652878B2 (ja) | 2016-04-18 | 2016-04-18 | 金属板の結合構造、引出し及びキャビネット |
CN201621187410.2U CN206458681U (zh) | 2016-04-18 | 2016-10-28 | 金属板的连接构造、抽屉以及柜子 |
TW105217366U TWM538097U (zh) | 2016-04-18 | 2016-11-15 | 金屬板的連接構造、抽屜以及櫃子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016082969A JP6652878B2 (ja) | 2016-04-18 | 2016-04-18 | 金属板の結合構造、引出し及びキャビネット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017194083A JP2017194083A (ja) | 2017-10-26 |
JP6652878B2 true JP6652878B2 (ja) | 2020-02-26 |
Family
ID=58775726
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016082969A Active JP6652878B2 (ja) | 2016-04-18 | 2016-04-18 | 金属板の結合構造、引出し及びキャビネット |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6652878B2 (ja) |
CN (1) | CN206458681U (ja) |
TW (1) | TWM538097U (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5124521Y2 (ja) * | 1971-06-30 | 1976-06-23 | ||
DE3741533A1 (de) * | 1987-12-08 | 1989-06-22 | Kueppersbusch | Steckverbindung fuer blechteile |
JP6031236B2 (ja) * | 2012-03-02 | 2016-11-24 | 共栄工業株式会社 | 引出し及びキャビネット |
JP2013183908A (ja) * | 2012-03-08 | 2013-09-19 | Kyoei Ind Co Ltd | 引出し及びキャビネット |
-
2016
- 2016-04-18 JP JP2016082969A patent/JP6652878B2/ja active Active
- 2016-10-28 CN CN201621187410.2U patent/CN206458681U/zh active Active
- 2016-11-15 TW TW105217366U patent/TWM538097U/zh not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN206458681U (zh) | 2017-09-01 |
TWM538097U (zh) | 2017-03-11 |
JP2017194083A (ja) | 2017-10-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7082729B2 (ja) | かしめ構造の製造方法及びかしめ構造 | |
CN107856509B (zh) | 车辆用门框 | |
TWI590885B (zh) | A method of manufacturing a press-formed product and a press-formed product, and a manufacturing apparatus of the press-formed product | |
JP2018142692A (ja) | 筐体、電子機器および筐体の製造方法 | |
JP5628433B2 (ja) | ファスナーエレメント | |
JP2016081561A (ja) | 雌端子 | |
JP6652878B2 (ja) | 金属板の結合構造、引出し及びキャビネット | |
JP4348551B2 (ja) | フレーム連結具 | |
JP6094699B2 (ja) | プレス成形品の製造方法、プレス成形品及びプレス装置 | |
JP6599611B2 (ja) | 組立式収納家具 | |
JP2009043519A (ja) | コネクタ | |
JP2013183908A (ja) | 引出し及びキャビネット | |
JP6031236B2 (ja) | 引出し及びキャビネット | |
JP2017077784A (ja) | 車両用ドア構造 | |
WO2014083926A1 (ja) | クラッシュボックス | |
JP4796900B2 (ja) | 建具用錠箱 | |
JP2019084570A (ja) | 車両用接合構造 | |
JP2015016875A (ja) | トレイ | |
JP2005240471A (ja) | 外壁用役物 | |
JP6644837B2 (ja) | 自動車のクラッシュカン構造 | |
JP6096405B2 (ja) | 金属板製引き出し | |
KR101102861B1 (ko) | 금속판의 체결 구조 | |
JP7463137B2 (ja) | 板金構造体の製造方法、天板付什器の製造方法及び板金構造体 | |
KR20120066474A (ko) | 굴곡형 채널용 금형, 제조방법 및 이에 의한 금속 구조재 | |
JP5025296B2 (ja) | 車両用ドアサッシュ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181017 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190905 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191001 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191122 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200121 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200124 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6652878 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |