JP6608327B2 - 乗客コンベア及びその耐震補強工法 - Google Patents
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Description
図1において、1は本実施の形態による乗客コンベアを示す。本実施の形態の乗客コンベア1は、建築構造物である建屋上階床10と建屋下階床11とを上下に跨ぐように設置された耐震構造を有するエスカレータであり、建屋上階床10及び建屋下階床11間を上下に跨ぐ断面凹字状の本体フレーム2内において無端状に連結されたステップ3が上階及び下階間を斜め上方又は斜め下方に循環移動する構成を有する。無端状に連結されたステップ3の両側にはそれぞれ欄干4が立設され、これら欄干4上にそれぞれステップ3と同期して走行する移動手摺り5が配設されている。
以上の構成を有する本実施の形態の乗客コンベア1では、地震などにより層間変異が発生したことにより、図2のように建屋下階床側支持アングル19Aが建屋下階床側アングル受台19Bから脱落してしまった場合においても、主として本体フレーム落下防止部材9A〜9D及び9Fにより本体フレーム2の建屋下階床11側が支持されるため当該建屋下階床11側がピット25の底面まで落下することがなく、また図3のように建屋上階床側支持アングル18Aが建屋上階床側アングル受台18Bから脱落してしまった場合においても、主として本体フレーム落下防止部材9F及び9Eにより本体フレーム2の建屋上階床10側が支持されるため当該建屋上階床10側が落下することがない。よって本乗客コンベア1によれば、地震等に起因する層間変位により本体フレーム2が落下するのを有効に防止することができる。
なお上述の実施の形態においては、本体フレーム落下防止部材9A〜9Fを本体フレーム2の側部に取り付けるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図9に示すように下弦部材2Cの外側の底面に、本体フレーム落下防止部材9Gを本体フレーム2へ取り付けるようにしてもよく、この際に、スペーサを下弦部材2Cと本体フレーム落下防止部材9Gとの間に挿入し、ピット25の底面と本体フレーム落下防止部材9Gとの隙間を調整するようにしてもよい。
Claims (6)
- 本体フレームの長手方向の一端側に設けられ、建屋に設けられた第1の受台に支持される第1の支持アングルと、前記本体フレームの長手方向の他端側に設けられ、前記建屋に設けられた第2の受台に支持される第2の支持アングルとを有する乗客コンベアの耐震補強工法において、
前記本体フレームの長手方向に沿って複数の本体フレーム落下防止部材を配置する第1のステップと、
前記複数の本体フレーム落下防止部材の各々を、前記本体フレームの内側から当該本体フレームに固定する第2のステップと
を備え、
前記複数の本体フレーム落下防止部材は、前記本体フレームの長手方向における少なくとも両端部及び中間部を含む複数か所に固定され、
前記複数の本体フレーム落下防止部材の各々は、前記本体フレームの幅方向の両側部に固定され、前記第1の支持アングルが前記第1の受台から脱落しても、前記第2の支持アングルが前記第2の受台から脱落しても、前記本体フレームを支持するようになっており、
前記複数の本体フレーム落下防止部材のうち、前記本体フレームの下方のピット内に配置される本体フレーム落下防止部材は、当該本体フレームの内側から、当該本体フレームと前記ピットとの隙間内に、当該本体フレーム落下防止部材の下端を当該ピットの底面に接触させた状態に配置され、その後、当該本体フレームの内側から固定される、
ことを特徴とする乗客コンベアの耐震補強工法。 - 前記本体フレーム落下防止部材には、予め第1の穴が穿設されており、
前記第1のステップでは、
前記本体フレームに第2の穴を穿設し、
前記第2のステップでは、
前記本体フレーム落下防止部材に穿設された前記第1の穴及び前記本体フレームに穿設された前記第2の穴を一体にボルトを通すようにして前記本体フレーム落下防止部材を前記本体フレームに固定する
ことを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベアの耐震補強工法。 - 前記本体フレーム落下防止部材の前記第1の穴は、高さ方向の調整が可能なように高さ方向の幅を有する
ことを特徴とする請求項2に記載の乗客コンベアの耐震補強工法。 - 前記本体フレーム落下防止部材は、側面に前記本体フレームの幅方向の動きを抑える突出部を備える
ことを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベアの耐震補強工法。 - 前記本体フレーム落下防止部材は、2枚以上の板状部材から形成された
ことを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベアの耐震補強工法。 - 本体フレームの長手方向の一端側に設けられ、建屋に設けられた第1の受台に支持される第1の支持アングルと、
前記本体フレームの長手方向の他端側に設けられ、前記建屋に設けられた第2の受台に支持される第2の支持アングルと、
前記本体フレームに固定され、前記第1の支持アングルが前記第1の受台から脱落し、又は、前記第2の支持アングルが前記第2の受台から脱落したときに前記本体フレームを支持する複数の本体フレーム落下防止部材と
を備え、
前記複数の本体フレーム落下防止部材は、前記本体フレームの長手方向における少なくとも両端部及び中間部を含む複数か所に固定され、
前記複数の本体フレーム落下防止部材の各々は、前記本体フレームの幅方向の両側部に固定され、前記第1の支持アングルが前記第1の受台から脱落しても、前記第2の支持アングルが前記第2の受台から脱落しても、前記本体フレームを支持するようになっており、
前記複数の本体フレーム落下防止部材のうち、前記本体フレームの下方のピット内に配置される本体フレーム落下防止部材は、当該本体フレームの内側から、当該本体フレームと前記ピットとの隙間内に、当該本体フレーム落下防止部材の下端を当該ピットの底面に接触させた状態に配置され、その後、当該本体フレームの内側から固定される、
ことを特徴とする乗客コンベア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016083819A JP6608327B2 (ja) | 2016-04-19 | 2016-04-19 | 乗客コンベア及びその耐震補強工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016083819A JP6608327B2 (ja) | 2016-04-19 | 2016-04-19 | 乗客コンベア及びその耐震補強工法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2017193401A JP2017193401A (ja) | 2017-10-26 |
JP6608327B2 true JP6608327B2 (ja) | 2019-11-20 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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- 2016-04-19 JP JP2016083819A patent/JP6608327B2/ja active Active
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