JP6911880B2 - マンコンベア、マンコンベアの製造方法 - Google Patents

マンコンベア、マンコンベアの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、マンコンベア、マンコンベアの製造方法に関する。
近年発生した大規模な地震により、エスカレータが階床間から脱落するという事故が発生した。これを契機に、法規の改正が行われ、従来よりもエスカレータと階床間の掛かり代を大きくする必要が生じた。新設工事においては、建築側の受梁を大きく取り、トラス側の支持部材を長くして必要な掛かり代を確保する。また、既設のエスカレータを改修し、必要な架かり代を確保する場合は、躯体を欠き込んで建築側の受梁を広くし、延長部材によって、必要な掛かり代を確保する技術が知られている(例えば、特許文献1)。しかしながら、新設工事の場合、建築側の受梁近傍の躯体に主筋が設置されているなど、受梁を大きくとれないことがあった。また、既設のエスカレータを改修する場合も同様に建築側の受梁近傍の躯体に主筋が設置されているなど、建築側の受梁を欠き込んで受梁を広くすることができないことがあった。この問題を解決するために、建築側の受梁は既存のままで、追加フレームを既存の仕上げ面に載置して必要な掛かり代を確保する技術が知られている(例えば、特許文献2)。新設工事についても同様の構造で問題を回避できる。
特開2016−88631号公報 特開2016−183008号公報
しかしながら、追加フレームを仕上げ床面に載置すると、追加フレームが摺動するのが、仕上げ床面を構成する仕上げ材(モルタルやコンクリート等)となるため、摺動が安定しないおそれがある。また、仕上げ床面で追加フレームが摺動する場合、風や小さな地震等でマンコンベアが振動する際に、仕上げ床面を傷つけるおそれがある。そこで、第1の課題は、簡易な構造で構造体の建築構造物に対する掛かり代を延長し、かつ追加フレームが摺動部上を安定して摺動するマンコンベアを提供することである。
また、第2の課題は、簡易な構造で構造体の建築構造物に対する掛かり代を延長し、かつ追加フレームが摺動部を安定して摺動するマンコンベアを、既設の構造体から製造できるマンコンベアの製造方法を提供することである。
マンコンベアは、異なる階床間に懸架される構造体を有するマンコンベアであって、前記構造体を前記階床に懸架する構造体本体の終端部に設けられた支持アングルと、前記階床の構造体側に仕上げ床面と前記支持アングルが懸架される受梁と前記仕上げ床面と前記受梁を上下方向で接続する立ち上がり部とによって階段状に形成された懸架部と、前記支持アングルと受梁との掛り代より大きな掛り代を確保する前記構造体本体の階床側終端部に設けられた追加フレームと、前記仕上げ床面の構造体側端部に形成された切り欠き部と、前記切り欠き部に前記仕上げ床面と略面一に設けられた摺動部材とを有し、前記摺動部材に前記追加フレームを載置する。
前記摺動部材は、上下方向において前記切り欠き部と略同一形状の摺動部を有する、という構成でもよい。
前記摺動部材は、幅方向断面において前記摺動部の構造体側端部から前記懸架部を形成する立ち上がり部に沿って上下方向下方に向かって延出された屈曲部を有する、という構成でもよい。
前記屈曲部を前記立ち上がり部に固定する、という構成でもよい。
前記摺動部材は、前記屈曲部の上下方向下端から前記受梁に沿って前記構造体に向かって延出された載置部を有し、前記支持アングルを前記載置部に載置する、という構成でもよい。
前記支持アングルと前記受梁との間に前記支持アングルを載置する支承部材を有し、前記屈曲部の上下方向下端から前後方向に沿って前記構造体に向かって延出された固定部を有し、前記固定部を前記支承部材に固定する、という構成でもよい。
前記支持アングルと前記受梁との間に前記支持アングルを載置する支承部材を有し、前記支承部材は、前記階床側端部が上方に延出された締結部を有し、前記屈曲部を前記締結部に固定する、という構成でもよい。
また、マンコンベアの製造方法は、既設のマンコンベアに固定した追加フレームを載置するために、既設の仕上げ床面の構造体側端部に切り欠き部を刻設する工程と、前記切り欠き部に摺動部材を設置する工程とを含む。
図1は、一実施形態に係るマンコンベアの概要図である。 図2は、同実施形態に係るマンコンベアの要部図である。 図3は、同実施形態に係るマンコンベアの要部斜視図である。 図4は、第2の実施形態に係るマンコンベアの要部図である。 図5は、第3の実施形態に係るマンコンベアの要部図である。 図6は、第4の実施形態に係るマンコンベアの要部図である。 図7は、第5の実施形態に係るマンコンベアの要部図である。
以下、マンコンベアにおける一実施形態について、図1〜図3を参照しながら説明する。なお、各図(図4〜図7も同様)において、図面の寸法比と実際の寸法比とは、必ずしも一致しておらず、また、各図面の間での寸法比も、必ずしも一致していない。
図1に示すように、本実施形態に係るマンコンベア10は、躯体(例えば、梁)X1,X2に取り付けられる構造体2と、人を搬送する搬送部11と、搬送部11を第1方向D1で挟むように配置される一対の欄干部12,12(図1においては、一つのみを図示している)とを備えている。また、マンコンベア10は、搬送部11及び欄干部12(手摺ベルト)を駆動させる駆動部13と、装置全体を制御する制御部14とを備えている。
なお、第1方向D1は、水平方向であって、幅方向D1といい、第2方向D2は、水平方向で且つ幅方向D1と直交する方向であって、前後方向D2といい、第3方向D3は、鉛直方向であって、上下方向D3という。なお、第2及び第3方向D2,D3は、それぞれ所定の同一仮想面に含まれる方向であって、第1方向D1は、当該仮想面に対して直交する方向である。
また、本実施形態に係るマンコンベア10は、人を搬送するために、踏面が階段状になるエスカレータであるが、斯かる構成に限られない。例えば、マンコンベア10は、人を搬送するために、踏面が平面状となる移動歩道(動く歩道)であってもよい。
搬送部11は、無端回転する環状の走行部11aと、走行部11aに対して回転可能に接続され、人が乗る踏面を有する複数のステップ11bとを備えている。走行部11aは、幅方向D1に離れて一対設けられている(図1においては、一つのみ図示している)。そして、複数のステップ11bは、一対の走行部11a,11aの間に配置され、それぞれの走行部11aに対して回転可能に接続されている。
駆動部13は、ステップ11bが反転するように、走行部11aが巻き掛けられる一対の回転部(例えば、スプロケット)13a,13aと、回転部13aを回転させる駆動源(例えば、モータ)13bとを備えている。なお、回転部13aは、構造体2に回転可能に接続されている。
欄干部12は、駆動部13に駆動されることによって無端回転する環状の手摺ベルト12aと、手摺ベルト12aを支持するベルト支持部12bとを備えている。また、欄干部12は、ベルト支持部12bの下部を覆うカバー部12cを備えている。
構造体2は、前後方向D2に離れる躯体X1,X2間に跨るように、配置されている。そして、構造体2は、各構成11〜14を支持している。また、構造体2は、前後方向D2のそれぞれの端部に、機械室2a,2aを備えている。具体的には、構造体2は、マンコンベア10の各乗降部10aの下方に、機械室2a,2aを備えている。
なお、マンコンベア10は、各乗降部10aの床を構成する床プレート部10bを備えている。床プレート部10bは、各機械室2a,2aを上方から覆うように、構造体2の上に載せられている。
また、構造体2の本体2bは、前後方向D2のそれぞれの端部に配置される支持アングル2c,2cによって、躯体X1,X2に取り付けられている。なお、本体2bのそれぞれの端部は、(幅方向D1視において、)一箇所で躯体X1,X2に取り付けられている。即ち、本体2bのそれぞれの端部は、支持アングル2c,2cを一つ備えている。なお、本体2bのそれぞれの端部に、支持アングル2c,2cを複数備えてもよい。
本実施形態においては、支持アングル2c,2cのそれぞれは、躯体X1,X2に対して可動に取り付けられている。なお、例えば、支持アングル2c,2cの一方は、躯体X1,X2に対して固定に取り付けられている、という構成でもよい。
本実施形態においては、躯体X1,X2の階床の構造体2側に、仕上げ床面1と支持アングル2c,2cのそれぞれが懸架される受梁6cと仕上げ床面1と受梁6cを上下方向で接続する立ち上がり部6bとによって階段状に形成された懸架部6が設けられる。
本実施形態においては、受梁6cに板状をした支承部材5が固定され、さらに支承部材5に溶接固定されたシム7によって上下方向D3の高さ調整を行い、シム7に支持アングル2c,2cのそれぞれが載置されている。なお、本実施形態においては、シム7によって上下方向D3の高さ調整を行うが、上下方向D3の高さ調整が必要無い場合は、シム7を設けなくてもよい。
また、本実施形態においては、本体2bの躯体X1,X2側端部の上下方向D3の上面に、追加フレーム4が設けられている。追加フレーム4は、本体2bに溶接やボルト等によりで固定されたかさ上げ部材4bの上部にフレーム部材4aがさらに溶接やボルト等により固定されて構成されている。また、フレーム部材4aは、前後方向D2の躯体X1,X2側に延設され、上下方向D3視で仕上げ床面1と重なっている。
本実施形態においては、かさ上げ部材4bは、フレーム部材4aの下面が仕上げ床面1と上下方向D3における高さが略同一となるような厚さを有する。すなわち、かさ上げ部材4bはフレーム部材4aの高さを調整するスペーサの機能を有する。また、かさ上げ部材4bは、本体2bと支持アングル2cに跨って固定されている。なお、かさ上げ部材4bは、本体2bと支持アングル2cのいずれか一方に固定される、という構成でもよい。
そして、本実施形態においては、仕上げ床面1の構造体2側の端部に切り欠き部6aが設けられている。具体的には、懸架部6の立ち上がり部6bと仕上げ床面1との角部から少なくともフレーム部材4aが、上下方向D3視で仕上げ床面1と重なっている範囲について、仕上げ床面1が切り欠かれている。本実施形態においては、図2に記載されているように、フレーム部材4aが、上下方向D3視で仕上げ床面1と重なっている範囲より広い範囲で、仕上げ床面1が切り欠かれている。また、切り欠き部6aは、風や小さい地震によって、階床間に小さな層間変位が発生した場合にフレーム部材4aが動く範囲の広さを有してもよい。
切り欠き部6aには、切り欠き部6aの深さ及び大きさと略同一の厚さ及び大きさを有する摺動部材3が埋設される。摺動部材3は、上下方向D3の上面側に摺動部3aを有する。また、摺動部材3は、摺動部3aが平滑かつ硬度を有する、例えば、鋼板など金属板によって構成される。また、フレーム部材4aは、摺動部3aと接し、又は所定の距離離れて摺動部材3と上下方向D3視で重なっている。つまり、フレーム部材4aと摺動部材3は非固定である。なお、本実施形態においては、左右の追加フレーム4と重なる部分の仕上げ床面1それぞれに、摺動部材3を2つ設けたが、左右の追加フレーム4と重なる摺動部材を一つ設けてもよい。また、摺動部材3は、摺動部3aが平滑かつ硬度を有すればよく、例えばセラミックなど金属板以外の部材によって構成されてもよい。
これにより、追加フレーム4は、仕上げ材(モルタルやコンクリート等)で構成された仕上げ床面1ではなく、摺動部材4の摺動部4a上を摺動するため、摺動が安定する。また、仕上げ床面1で追加フレームが摺動するのではなく、摺動部材3の摺動部3a上を摺動するため、風や小さな地震等でマンコンベア10(構造体2)が振動する際に、仕上げ床面1を傷つけることがない。そのため、簡易な構造で構造体2の建築構造物(躯体X1,X2)に対する掛かり代を延長し、かつ追加フレーム4と摺動部3aが安定して摺動し、さらに、風や小さな地震等でマンコンベア10(構造体2)が振動する際に、仕上げ床面1を傷つけることがないマンコンベアを提供することができる。
また、前記摺動部材3は、上下方向D3において前記切り欠き部6aと略同一形状の摺動部3aを有する、という構成であるため、仕上げ床面1に凹部がなく、仕上げ床面1と摺動部材3を調和させることができる。
次に、本実施形態に係るマンコンベア10の製造方法について説明する。具体的には、既存のマンコンベアから、本実施形態に係るマンコンベア10を製造する方法について、図1〜図3を参照しながら説明する。
既存のマンコンベアは、図3における、切り欠き部6a、摺動部材3および追加フレーム4(フレーム部材4a、かさ上げ部材6b)が無い状態で設置されている。
まず、仕上げ床面1の構造体2側端部に、摺動部材3の摺動部3aと上下方向D3視において略同一又はやや大きい切り欠き部6aを刻設する(切り欠き部刻設工程)。
次に、前記切り欠き部6aに図示しないアンカーボルト等を使用して、摺動部材3を固定する(摺動部材固定工程)。なお、摺動部材3はボルト・ナットや溶接等で固定されてもよい。
次に、既存のマンコンベアの本体2bの躯体X1,X2側端部及び支持アングル2cにかさ上げ部材4bを溶接固定する(かさ上げ部材固定工程)。なお、かさ上げ部材4bは、本体2b又は支持アングル2cにボルト・ナット等で固定されてもよい。
次に、前記摺動部材3の摺動部3aにフレーム部材4aを載置した状態で、前記フレーム部材4aを前記かさ上げ部材4bに溶接固定する(フレーム部材固定工程)。なお、フレーム部材4aは前記かさ上げ部材4bにボルト・ナット等で固定されてもよい。
なお、各工程の順番は、特に限定されるものではない。例えば、フレーム部材4aをかさ上げ部材4bに固定した後、本体2bに固定してもよい。また、フレーム部材4a及びかさ上げ部材4bを固定した後に、切り欠き部6aを刻設し、摺動部材3を固定してもよい。
以上により、本実施形態に係るマンコンベア10は、異なる階床間(躯体X1,X2)に懸架される構造体2を有するマンコンベアであって、前記構造体2を前記階床(躯体X1,X2)に懸架する構造体本体2bの終端部に設けられた支持アングル2cと、前記階床躯体X1,X2)の構造体側に仕上げ床面1と前記支持アングル2cが懸架される受梁6cと前記仕上げ床面1と前記受梁6cを上下方向で接続する立ち上がり部6bとによって階段状に形成された懸架部6と、前記支持アングル2cと受梁6cとの掛り代より大きな掛り代を確保する前記構造体本体2bの階床側終端部に設けられた追加フレーム4と、前記仕上げ床面1の構造体側端部に形成された切り欠き部6aと、前記切り欠き部6aに前記仕上げ床面1と略面一に設けられた摺動部材3とを有し、前記摺動部材3に前記追加フレーム4を載置する。
斯かる構成によれば、追加フレーム4は、仕上げ材(モルタルやコンクリート等)で構成された仕上げ床面1ではなく、摺動部材3の摺動部3a上を摺動するため、摺動が安定する。また、仕上げ床面1で追加フレームが摺動するのではなく、摺動部材3の摺動部3a上を摺動するため、風や小さな地震等でマンコンベア10(構造体2)が振動する際に、仕上げ床面1を傷つけることがない。そのため、簡易な構造で構造体2の建築構造物(躯体X1,X2)に対する掛かり代を延長し、かつ追加フレーム4と摺動部3aが安定して摺動し、さらに、風や小さな地震等でマンコンベア10(構造体2)が振動する際に、仕上げ床面1を傷つけることがないマンコンベアを提供することができる。
また、本実施形態に係るマンコンベア10においては、前記摺動部材3は、上下方向D3において前記切り欠き部6aと略同一形状の摺動部3aを有する、という構成である。
斯かる構成によれば、前記摺動部材3は、上下方向D3において前記切り欠き部6aと略同一形状の摺動部3aを有する、という構成であるため、仕上げ床面1に凹部がなく、仕上げ床面1と摺動部材3を調和させることができる。
また、本実施形態に係るマンコンベア10の製造方法は、既設のマンコンベア10に固定した追加フレーム4を載置するために、既設の仕上げ床面1の構造体側端部に切り欠き部6aを刻設する工程と、前記切り欠き部6aに摺動部材3を設置する工程とを含む。
斯かる構成によれば、既設の仕上げ床面1の構造体側端部に切り欠き部6aを刻設し、前記切り欠き部6aに摺動部材3を設置される。これにより、摺動部材3に追加フレーム4が載置されることになり、簡易な構造で構造体2の建築構造物(躯体X1,X2)に対する掛かり代を延長し、かつ追加フレーム4が摺動部3a上を安定して摺動するマンコンベア10を、既設の構造体から製造できる。
なお、マンコンベア10及びその製造方法は、上記した実施形態の構成に限定されるものではなく、また、上記した作用効果に限定されるものではない。また、マンコンベア10及びその製造方法は、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に一つ又は複数選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
(1)上記実施形態に係るマンコンベア10おいては、摺動部材3は、摺動部3aが平滑かつ硬度を有する、例えば、鋼板など金属板によって構成される。しかしながら、マンコンベア10は、斯かる構成に限られない。例えば、図4において、摺動部材33は、摺動部33aを備え、幅方向D1断面において摺動部33aの構造体2側端部から懸架部6を形成する立ち上がり部6bに沿って上下方向D3下方に向かって延出された屈曲部33bを有する、という構成でもよい。
なお、図4に示すように、摺動部材33は、固定部材8によって、屈曲部33bを立ち上がり部6bに固定する、という構成でもよい。固定部材8は例えば、アンカーボルトである。これにより、摺動部材33を固定するに際し、乗客から視認し難い位置で固定することが可能となり、意匠性を向上させることができる。また、摺動部33aに不要な凹凸を形成することもない。
(2)また、図5に示すように、上記実施形態に係るマンコンベア10おいては、摺動部材43は、屈曲部43bの上下方向D3下端から受梁6cに沿って構造体2に向かって延出された載置部43cを有し、支持アングル2cを載置部43cに載置する、という構成でもよい。
なお、上記実施形態と同様に摺動部材43は、追加フレーム4を載置する摺動部43aを備える。斯かる構成によれば、摺動部材43が支承部材を兼ねることとなり、上記実施形態における支承部材5を省略することができる。
(3)また、図6に示すように、上記実施形態に係るマンコンベア10おいては、支持アングル2cと受梁6cとの間に支持アングル2cを載置する支承部材5を有し、屈曲部53bの上下方向D3下端から前後方向D2に沿って構造体2に向かって延出された固定部53cを有し、固定部53cを支承部材5に固定する、という構成でもよい。
なお、上記実施形態と同様に摺動部材53は、追加フレーム4を載置する摺動部53aを備える。また、例えば、固定部53cは、支承部材5へ溶接部Wで固定される。なお、固定部53cの支承部材5への固定は、支承部材5に立設された溶接ボルト等とナットにより固定されてもよい。この場合、固定部53cに明けられた穴又は長穴に溶接ボルトを通し、ナットで固定する。斯かる構成によれば、一般的にマンコンベア10に設けられる支承部材5に摺動部材53が固定されるため、摺動部材53を追加の部材無しに、簡易に固定することができる。
(4)また、図7に示すように、上記実施形態に係るマンコンベア10おいては、支持アングル2cと受梁6cとの間に支持アングル2cを載置する支承部材55を有し、支承部材55は、支持アングル2cが載置される載置部55bと、載置部55bの階床側端部が上方に延出された締結部55aを有し、屈曲部63bを締結部55aに固定する、という構成でもよい。
なお、上記実施形態と同様に摺動部材63は、追加フレーム4を載置する摺動部63aを備える。また、例えば、締結部55aは、屈曲部63bと締結部材70で固定される。締結部材70は、例えば、ボルト、ナットである。この場合、締結部55a及び屈曲部63bに明けられた穴にボルトを通し、ナットで固定する。さらに、締結部55a又は屈曲部63bのいずれか一方を長穴にすれば、上下方向D3の調整代を大きくすることができる。なお、締結部55aと屈曲部63bは、溶接によって固定されてもよい。斯かる構成によれば、摺動部材63の上下方向D3の高さ位置を、屈曲部63bと締結部55aの固定部分で調節することができる。
1…仕上げ床面、2…構造体、2a…機械室、2b…本体、2c…支持アングル、3…摺動部材、3a…摺動部、4…追加フレーム、4a…フレーム部材、4b…かさ上げ部材、5…支承部材、6…懸架部、6a…切り欠き部、6b…立ち上がり部、6c…受梁、7…シム、8…固定部材、10…マンコンベア、10a…乗降部、10b…床プレート部、11…搬送部、11a…走行部、11b…ステップ、12…欄干部、12a…手摺ベルト、12b…ベルト支持部、12c…カバー部、13…駆動部、13a…回転部、13b…駆動源、14…制御部、33…摺動部材、33a…摺動部、33b…屈曲部、43…摺動部材、43a…摺動部、43b…屈曲部、43c…載置部、53…摺動部材、53a…摺動部、53b…屈曲部、53c…固定部、55…支承部材、55a…締結部、55b…載置部、63…摺動部材、33a…摺動部、63b…屈曲部、70…締結部材、W…溶接部、D1…幅方向、D2…前後方向(水平方向)、D3…上下方向、X1…躯体、X2…躯体

Claims (6)

  1. 異なる階床間に懸架される構造体を有するマンコンベアであって、前記構造体を前記階床
    に懸架する構造体本体の終端部に設けられた支持アングルと、
    前記階床の構造体側に仕上げ床面と前記支持アングルが懸架される受梁と前記仕上げ床面
    と前記受梁を上下方向で接続する立ち上がり部とによって階段状に形成された懸架部と、
    前記支持アングルと受梁との掛り代より大きな掛り代を確保する前記構造体本体の階床側
    終端部に設けられた追加フレームと、
    前記仕上げ床面の構造体側端部に形成された切り欠き部と、
    前記切り欠き部に前記仕上げ床面と略面一に設けられた摺動部材とを有し、
    前記摺動部材は、上下方向において前記切り欠き部と略同一形状の摺動部と、幅方向断面において前記摺動部から前記懸架部を形成する立ち上がり部
    に沿って上下方向下方に向かって延出された屈曲部とを有し、
    前記摺動部材に前記追加フレームを載置する、
    マンコンベア。
  2. 前記屈曲部を前記立ち上がり部に固定する、
    請求項に記載のマンコンベア。
  3. 前記摺動部材は、前記屈曲部の上下方向下端から前記受梁に沿って前記構造体に向かって
    延出された載置部を有し、
    前記支持アングルを前記載置部に載置する、
    請求項に記載のマンコンベア。
  4. 前記支持アングルと前記受梁との間に前記支持アングルを載置する支承部材を有し、
    前記屈曲部の上下方向下端から前記前後方向に沿って前記構造体に向かって延出された固
    定部を有し、
    前記固定部を前記支承部材に固定する、
    請求項に記載のマンコンベア。
  5. 前記支持アングルと前記受梁との間に前記支持アングルを載置する支承部材を有し、
    前記支承部材は、前記追加フレームが載置される載置部と、
    前記載置部の前記階床側端部が上方に延出された締結部を有し、
    前記屈曲部を前記締結部に固定する、
    請求項に記載のマンコンベア。
  6. 請求項1乃至のいずれか1項に記載のマンコンベアの製造方法であって、
    既設のマンコンベアに固定した追加フレームを載置するために、既設の仕上げ床面の構造
    体側端部に切り欠き部を刻設する工程と、
    前記切り欠き部に摺動部材を設置する工程とを含む、
    マンコンベアの製造方法。
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