JP6602550B2 - スパッタリングターゲット用材料 - Google Patents

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Description

この発明は、スパッタリングターゲット用材料に関し、より特定的には、モリブデンを含むスパッタリングターゲット用材料に関するものである。
従来、スパッタリングターゲット用材料は、たとえば特開2000−45066号公報(特許文献1)、特開2007−113033号公報(特許文献2)、特開2013−32597号公報(特許文献3)、特許4945037号公報(特許文献4)、特開2000−234167号公報(特許文献5)、特開2013−154403号公報(特許文献6)、特表2010−535943号公報(特許文献7)および特開2014−12893号公報(特許文献8)に開示されている。
特開2000−45066号公報 特開2007−113033号公報 特開2013−32597号公報 特許4945037号公報 特開2000−234167号公報 特開2013−154403号公報 特表2010−535943号公報 特開2014−12893号公報
特許文献1では、異常放電およびパーティクルの発生が少ないモリブデン系ターゲットが開示されている。また、結晶粒が微細化されていてもパーティクル発生が少ないモリブデン系ターゲットに関する発明が開示されている。
特許文献2では、モリブデン加圧焼結後に塑性加工を行うことが開示されている。(110)面の相対強度を規定して、Mo粉末の加圧焼結、相対密度の向上、機械的特性を向上させることが開示されている。
特許文献3では、コールドスプレー法を用いたAl、Cu、Ti、Ni、Cr、CoおよびTaのスパッタリングターゲットが開示されている。
特許文献4では、タングステンのターゲットが開示されている。
特許文献5ではモリブデンのターゲットが開示されている。再結晶を起こした組織が、アーキングの発生を抑えることが開示されている。
特許文献6では、傾斜圧延によってスパッタリングターゲットを製造することが開示されている。斜め圧延が必要であり、bcc金属の<110>//NDの15°内に配向しているbcc金属の単位体積当たりの粒子の割合が20.4%超である。
特許文献7および8には、bcc金属における板厚方向に対する100組織および111組織の均一性を改善したスパッタリング用ターゲットが開示されている。
特許文献6−8はbcc金属を開示しており、高融点金属に対して組織の均一性を得るために特殊加工法である傾斜圧延法による加工を施している。この傾斜圧延法は加工性の良い金属には適用可能である。本特許文献でも、bcc金属としては、比較的加工性のよいTa,Nbについての記載があるが、高融点金属でも特に加工性の悪いWおよびMoには述べられていない。実際に傾斜圧延法をW,Moに適用した場合、許容歪の小ささから層状割れを発生し加工不能である。
従来の技術では、いずれもスパッタレートを調整することに関しては何ら開示も示唆もされていない。
この発明は、スパッタレートを調整することが可能なスパッタリングターゲット用材料を提供することを目的とするものである。
本発明の一態様に係るスパッタリングターゲット用材料は、スパッタリングされる面の結晶組織のアスペクト比が3以上である。
スパッタレートを調整することが可能なスパッタリングターゲット用材料を提供することができる。
実施例(条件A)に従って製造されたTD面を拡大して示す図である。 比較例(条件B)に従って製造されたTD面を拡大して示す図である。 モリブデン粉末(Fsss フィッシャー法:粒径5μm)でのXRDの結果を示すグラフである。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。
本発明の一態様に係るスパッタリングターゲット用材料は、スパッタリングされる面の結晶組織のアスペクト比が3以上である。
現在までに存在していた体心立方格子構造のモリブデン板状ターゲットでは、スパッタレートの制御を行うことが不可能であった。結晶組織の制御を行うことによってターゲットの消費の少ないモリブデンターゲットを得ることができるようになった。スパッタによる消費が少ないことで、ターゲット寿命を長くすることができる。また近年の薄膜化の要求に対しても膜厚制御性が向上する。すなわち、スパッタレートが高いことが必要な場合以外の用途に適する。
従来法として、焼結体ターゲットおよび熱処理ターゲットなど、方位制御を行わず、ランダム方位でスパッタレートを早くする目的とする技術はあった。また、ある程度の組織制御を行うことで、スパッタレートを若干遅くしたものはあったが、本発明では加工歪の残留を制御することにより、スパッタレートの低い材料を提供することにある。
これは、最近の主用途であるAl配線の拡散防止用のバリアメタルとしては、薄いバリア層で十分な効果を発揮するようになってきたことによる。この薄膜化の要求に対しスパッタレートを低くすることにより、膜厚制御性および均一性の向上が図れる。
スパッタリングされる面の結晶組織のアスペクト比が3以上とすることにより、スパッタレートを400nm/h以下にでき、そのことにより長いターゲット寿命を有するスパッタリングターゲットを得ることができる。
好ましくは、スパッタリングターゲット用材料はモリブデンを含む。
好ましくは、スパッタリングターゲット用材料モリブデンからなる。
好ましくはスパッタリングされる面であるTD面(圧延方向に平行な板断面)のアスペクト比が3以上であればスパッタレートが400nm/h以下になる。なお、この時の板厚方向の平均粒径は50μm以下であった。
好ましくは、スパッタリングされる面のビッカース硬度がHv200以上である。硬度がHv200以上であればスパッタレートが400nm/h以下になる。
好ましくは、スパッタリングターゲット材料はモリブデン粉末を焼結することで製造され、モリブデン粉末の純度は4N(99.99質量%)以上である。
[本発明の実施形態の詳細]
本発明の実施形態にかかる具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(実施例)
(1)製造方法
Fsssフィッシャー法による測定で粒径が1〜20μmのモリブデン粉末を用い、圧力150〜300MPaの条件で粉末をラバーバッグを用いて静水圧プレスした。その後水素ガス気流中1500℃以上の温度でプレス成型体を焼結し、モリブデン焼結体(比重9.7g/cm3)を得る。
焼結体の熱間圧延加工は、2段圧延機を用いて次の要領で行った。圧延後の板厚さが24mmとなるように加工率76%の1次熱間圧延を行なった。熱間圧延中の高温加熱に起因するモリブデン結晶粒の再結晶粗大化を防止するために、初期熱間圧延の炉内加熱温度は1400℃以下に制御した。
次に初期熱間圧延後の圧延板を切断機を用いて二分し、一方を実施例の圧延パススケジュールを実施するための圧延板(条件A)、片方を通常圧延パススケジュールを実施するための比較例の圧延板(条件B)として、熱間圧延を実施した。
条件Aについては、温度900−1150℃水素雰囲気加熱炉中で圧延板を均一温度にした後、4パスでトータルの圧延率は37.5%で板厚15mmの実施例の圧延板を得た。
条件Bについては、温度1150−1300℃水素雰囲気加熱炉中で圧延板を均一温度にした後、5パスでトータルの圧延率は37.5%で板厚15mmの比較例の圧延板を得た。条件AおよびBは共に、後半の熱間圧延の加工率は37.5%、焼結体からの総圧延率は85%であり、相対密度は、99.9%であった。
条件Aは残留歪量が多く、試料採取の為の切断工程において割れが発生する可能性が高いと考えられ、再結晶現象を起こさない温度600−1000℃水素加熱炉中で15分間の歪除去焼鈍を実施した。条件Bについては1000−1300℃で60−120分間熱処理した。
(2)組織の観察
図1は、実施例(条件A)に従って製造されたTD面を拡大して示す図である。実施例の条件AのTD面の金属組織を図1に示す。圧延方向と平行な方向(X方向;長手方向)の寸法が80μm〜300μm程度、垂直な方向(Y方向;厚さ方向)の寸法が30μm〜100μm程度の所謂as−rolledの繊維状組織を保持していた。
図2は、比較例(条件B)に従って製造されたのTD面を拡大して示す図である。通常通りに熱処理した比較例の条件Bは圧延方向と平行な方向(X方向;長手方向)の寸法が100μm〜150μm程度、垂直な方向(Y方向;厚さ方向)の寸法が50μm〜100μm程度の比較的等軸状に近い組織を呈していた(図2)。
(3)アスペクト比とスパッタレートの関係
実施例の条件Aで製造したサンプルと比較例の条件Bで製造したサンプルにおけるアスペクト比とスパッタレートの関係を調べた。
(3−1)定義
繊維状組織および等軸状組織のサイズについては、インターセプト法で算出した。具体的には、組織の長辺を横方向として、光学顕微鏡を用いて100倍ないし200倍の倍率で組織を観察する。横線および縦線が組織の結晶粒界を横断および縦断する点数をカウントする。横線の長さを横断点数で割った値を結晶粒の長径とする。縦線の長さを縦断点数で割った値を短径とする。アスペクト比は、結晶粒の長径を短径で割った値である。
(3−2)スパッタリングターゲット試験体の製造
スパッタレート評価に用いた直径φ75mm×厚みT2mmスパッタリングターゲット試験体は、其々次の要領で準備した。実施例の条件Aおよび比較例の条件Bで製造された両サンプルを素材板とした。素材板(厚みT=15mm)の両表面を平面研削盤で厚さ各6mmづつ研削して厚みを3mmとした後、放電ワイヤー加工機で直径φ75mm厚みT3mmの円板に加工した。その直径φ75mmの円板をロータリー研磨機を用いて、両表面をSiC砥石で研磨して2mm厚さのスパッタリングターゲット試験体に仕上げた。この際、スパッタリング条件を統一するため、スパッタリングターゲット試験体表面精度はRa3μm以下に統一した。
(3−3)スパッタリング条件
アルバック株式会社製の小型スパッタ装置(型式SH−250−T4)を用いて、実施例の条件Aと比較例の条件Bで製造されたスパッタリングターゲット試験体のスパッタレートを比較した。装置内を5×10-5Pa以下に真空引きした後、アルゴンガス気流は0.06MPa、6.0sccm(0℃、1013hPaで毎分6.0dm3の流量)、出力は100W、400Vの条件で、60分間のスパッタリングを行った。エッジ効果を除くため、中央部約φ60mm領域をスパッタリングし、対向する陰極側にガラス製プレパラートをセットし、プレパラート上にスパッタリングされた膜厚さを求めてスパッタレートを確認した。
(3−4)スパッタ膜厚さの測定
スパッタ膜厚さは表面形状測定装置(テーラーホブソン株式会社製PGI1200)を用いて、フルスケール12.5mm、データ長さ4.8mm、助走距離0.3mm、測定速度1mm/sの条件にて測定した(測定解析条件はLSライン、プライマリを指定して行った)。
(3−5)評価
スパッタの結果は、スパッタの平均的情報となるように、板厚中心から±20%の領域で評価した。
表1中のサンプル1〜3が条件A、サンプル4が条件Bにて製作した圧延板(スパッタリングターゲット試験体)のスパッタレートの値である。表1に示すように、結晶組織の結晶粒のアスペクト比が3以上であればスパッタレートは、400nm/h以下になる。また、アスペクト比が大きくなるにつて、スパッタレートは低くなっている。すなわち繊維組織が強くなるにつれスパッタレートが低くなることを示唆している。
またこのことはスパッタレートが400nm/hを超えると使用時間10000hで4mm以上、20000hで8mm以上の消耗量になり、スパッタリングターゲット交換頻度が多くなることを示唆する。
(4)ビッカース硬度とスパッタレート
条件AおよびBに従いサンプルを製造した。これらのサンプルに最終熱処理としての歪取り焼鈍を施した。具体的にはサンプルの温度を800℃一定に保ち、焼鈍時間の長短を調整することによって、配向をほぼ一定に保ちつつ硬度を変更したサンプルを準備した。各サンプルのビッカース硬度を荷重10kgで測定した。各サンプルのスパッタレートを「(3)アスペクト比とスパッタレートの関係」に記載の方法で調べた。結果を表2に示す。
サンプルNo.11および12は条件Aから製造され、サンプル13は条件Bから製造された。歪の残留量がスパッタレートに相関し、硬度が高いほどスパッタレートを低く抑えることができることが判った。
(5)面方位(222)/(200)とスパッタレート
面方位(222)/(200)に基づく結晶配向とスパッタレートとの関係を確認した。
2種類の条件AおよびBで圧延板を製造した。各圧延板から、結晶配向の調査を目的に厚さ15mm×□10mm程度のサンプルを採取した。
結晶配向調査(XRD)はスペクトリス株式会社製PANalyticalX線回折装置、EmpyreanシステムによりセラミックX線管球 LFF Cuを用いて行った。X線レンズ(0.3°)、平板コリメータ(0.27°)により、40kv、45mAの条件で半導体検出器により結晶配向の測定を行った。スリット条件は、発散スリット1/2°、散乱1°とした。なお、特別の事情が無い限り、XRDの測定角度は35°〜135°、スキャンスピード(Time per step)は10.2秒で行った。測定結果の評価は、ICDDデータベースPDF2により標準データと比較した。
各サンプルのスパッタレートを「(3)アスペクト比とスパッタレートの関係」に記載の方法で調べた。
XRDおよびスパッタの結果は、スパッタの平均的情報となるように、板厚中心から±20%の領域で評価した。その結果を表3に示す。
サンプルNo.21から24は、条件Aで製造され、サンプルNo.25および26は条件Bで製造された。各回折面における反射強度の比率を結晶配向指数とした。(222)/(200)強度比とスパッタレートの関係を調査すると、強度比が高くなるに従いスパッタレートが小さくなる傾向となった(表3)。また、この傾向は実施例の条件Aと比較例の条件Bにおいて差があり、繊維状組織板(サンプルNo.21−24)の方がスパッタレートが低い結果であった。
比較例の条件Bのスパッタレートは400nm/hを超えた。例えばスパッタレート420nm/hは実使用条件下における入力電力に対して、同等のG5(第5世代)スパッタリングターゲット寿命に相当する。これに対し実施例の条件Aが示す370nm/h程度のスパッタレートであれば、スパッタレートに反比例する寿命延伸の効果が得られる。400nm/h以下のスパッタレートであれば長いスパッタリングターゲット寿命を有することとなり、現在まで得られていなかった長寿命スパッタリングターゲットを得ることができるようになる。
また、結晶配向に関しては、(222)/(200)強度比は50%(0.5)を超えることはなかった。
一般に、粉末はランダム方位を示す。図3は、モリブデン粉末でのXRDの結果を示すグラフである。結晶配向は、粉末の37%(図3;(222)の2351cps/(200)の6278cps=37.4%)に比較し、表3の実施例の加工組織では35%を超えることはなかった。なお、モリブデン焼結体も同様に37%を示す。
(6)半値全幅とスパッタレート
条件Aで製造されたサンプルと、条件Bで製造されたサンプルとについて、XRD装置のHigh Score Plusソフトによるプロファイルフィットを用いて(222)回折面の半値全幅(FWHM)を求めた。各サンプルのスパッタレートを「(3)アスペクト比とスパッタレートの関係」に記載の方法で調べた。結果を表4に示す。
これらのサンプルについての結果、表4に示したようにスパッタレートは、(222)反射の半値全幅(Full Width Half Maximum)と強い相関があることが判った。
サンプルNo.31および32は条件Aから製造され、サンプル33は条件Bから製造された。FWHMが小さいと歪が解放されており、スパッタレートが高くなってしまうと考えられる。なお実施例の圧延条件では、圧延率を高くしてもFWHMが0.5を超えることはなかった。
表5では、実施例の条件Aで製造したサンプルにおけるXRDの例を示す。「粉末での回折強度」とは、Mo粉末での回折強度、「実施範囲例」とは条件Aで製造した圧延板におけるX線回折の強度((200)の強度を100とした場合の相対値)を示している。
さらに、モリブデンからなるターゲットだけでなく、モリブデンを含むモリブデン合金ターゲットおよび体心立方格子構造のターゲットでも、表1から5と同様の傾向が得られた。
スパッタリングターゲット用材料は、スパッタリングされる面のX線回折により求められた結晶面(222)及び(200)の結晶方位比率(222)/(200)が0.08以上0.35未満であり、体心立方格子構造を有する。
好ましくは、スパッタリングターゲット用材料は、モリブデンを含む。
好ましくは、スパッタリングターゲット用材料は、モリブデンからなる。
好ましくは、スパッタリングされる面のX線回折により求められた結晶面(222)のピークの半値幅が0.29以上0.5以下である。
好ましくは、スパッタリングされる面のビッカース硬度がHv200以上である。
好ましくは、スパッタリングされる面の結晶組織がアスペクト比が3以上である。
スパッタリングされる面のX線回折により求められた結晶面(222)及び(200)の結晶方位比率(222)/(200)が0.08以上0.35未満のモリブデンからなるスパッタリングターゲット用材料の製造方法は、モリブデン粉末において平均粒径5μm以上の粉末を用い、1500℃−2000℃の温度で焼結して焼結体を製造するする工程と、前記焼結体を熱間圧延する工程と、熱間圧延後に最終熱処理をする工程とを備え、焼結体からの総圧延率を85%、加熱温度を1000−1150℃、最終熱処理温度を800−1000℃とする。
この発明は、スパッタリングターゲットの分野で利用することが可能である。

Claims (3)

  1. スパッタリングされる面の結晶組織のアスペクト比が3以上であり、モリブデンからなり、XRD装置を用いて測定した(222)回折面の半値全幅が0.5以下である、スパッタリングターゲット用材料。
  2. スパッタリングされる面のビッカース硬度Hvが200以上である、請求項1に記載のスパッタリングターゲット用材料。
  3. 前記XRD装置で測定した(222)回折面の反射強度と(200)回折面の反射強度との比(222)/(200)が8%以上である、請求項1または2に記載のスパッタリングターゲット用材料。
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