JP6599042B1 - 引出式収納箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】主に、傾斜配置されたスライドレールを介して、カバー上部の隙間が小さくなるように物入れを組付ける際の作業性を向上し得るようにする。【解決手段】車両Vに搭載される引出式収納箱2に関する。上部に開口3を有する樹脂製の物入れ4と、物入れ4の幅方向Yに対し傾斜して配置されたスライドレール5と、スライドレール5を物入れ4に接続するブラケット6と、物入れ4を収容すると共に、スライドレール5が直接又は間接的に取付けられるカバー7と、を有している。物入れ4は、ブラケット6と当接する当接面8を有すると共に、当接面8は、物入れ4の幅方向Yと略平行とされている。物入れ4の開口3側から装着された締結部材9が、当接面8で物入れ4とブラケット6を締結する。締結部材9の締結力を緩めることで、物入れ4がブラケット6に対して幅方向Yへ移動可能とされている。【選択図】図5

Description

この発明は、引出式収納箱に関するものである。
スライドレールが取付けられた引出式の物入れ装置(引出式収納箱)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
スライドレールは、アウターレールに対し、ボールを介してインナーレールをスライドさせる構成となっている。このようなスライドレールは、アウターレール及びインナーレールの背面と平行な方向(スライドレールの幅方向)に沿って荷重を受けるのが、支持剛性が最も高くなるとされている。したがって、一般的な引出しでは、引き出す方向に沿ってスライドレールが延在し(すなわち、上下方向と直交する方向に延在する)、且つ、スライドレールの背面が上下方向に沿った状態にして、当該背面を物入れの側面に取付けることで、スライドレールに上下方向の荷重を受けさせるようにしている。
しかし、このような引出式の物入れを、車両に対して適用しようとした場合には、物入れを引出した時に、物入れが側方からの衝撃(或いは荷重)や振動を受けることも想定されるため、側方からの衝撃に対する剛性を確保する必要がある。これについては、スライドレールを上下方向に対し傾斜させて配置することによって対応することが可能である。
特許文献1では、図12の部分的な縦断面図に示すように、物入れ104の側面に傾斜した部分を設けて、傾斜された側面とケース107の底面112との間にスライドレール105を斜めの状態で介在させる構成にしている。
この特許文献1では、次の課題を解決することを目的としている。
即ち、高さ方向よりも幅方向Yの寸法が大きい物入れ104を樹脂によって成形する場合、樹脂製の物入れ104は、成形時の収縮差が幅方向Yに対して大きくなる。そうすると、斜めに傾斜されたスライドレール105を介してカバー107に物入れ104を組付けた際に、物入れ104の幅方向Yの収縮差によって、カバー107に対する物入れ104の取付位置に上下方向Zのバラ付きが大きく出る。
例えば、物入れ104の収縮が大きい場合は、物入れ104の収縮が小さい場合と比較して物入れ104の幅寸法が小さくなるため、カバー107にスライドレール105が傾斜して取付けられている状態で、傾斜したスライドレール105に物入れ104を設置すると、(収縮が大きい)物入れ104のスライドレール105に対する取付位置が、所定の位置よりも下方へ下がってしまう。
その結果、物入れ104と、カバー107またはカバー107が取付けられるインストルメントパネル(やフィニッシャー)との間の上部の隙間が大きくなり、見栄えが損なわれてしまう。逆に、物入れ104の収縮が小さい場合には、当該上部の隙間は小さくなる。つまり、物入れ104の収縮量に応じて、インストルメントパネル(やフィニッシャー)との間の物入れ104の上部の隙間にバラツキが大きくなる。
このような課題に対し、特許文献1の発明では、スライドレール105の外面とカバー107の底面112との間に、独立したブラケット165を設置して、物入れ104の収縮後の幅に合わせた位置にてブラケット165とカバー107をボルト139で締結することで、物入れ104の高さに影響を与えることを抑制し、且つ、物入れ104の幅方向Yの公差調整をして両者を固定するような構造にしていた。
CN104044515B
しかし、特許文献1のような構成にすると、以下の課題が生じる。
すなわち、特許文献1では、組立の終盤で、カバー107の底面112とブラケット165との間のボルト139による締結を下側から上へ向けて行うようにしていたため、作業性が悪く生産性に劣るなどの課題がある。
そこで、本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものである。
上記課題を解決するために、本発明は、
車両に搭載される引出式収納箱であって、
上部に開口を有する箱状をした樹脂製の物入れと、
該物入れの引出方向に延在され、該物入れの幅方向に対し傾斜して配置されたスライドレールと、
該スライドレールを前記物入れに接続するブラケットと、
前記物入れを収容すると共に、前記スライドレールが直接又は間接的に取付けられるカバーと、を有し、
前記物入れは、前記ブラケットと当接する当接面を有すると共に、該当接面は、前記物入れの幅方向と略平行とされ、
前記物入れの前記開口側から装着された締結部材が、前記当接面で前記物入れと前記ブラケットを締結し、
前記締結部材の締結力を緩めることで、前記物入れが前記ブラケットに対して幅方向へ移動可能とされることを特徴とする。
第一実施例にかかる引出式収納箱の全体斜視図である。 図1の引出式収納箱の分解斜視図である。 図1の引出式収納箱の後部の縦断面を示す斜視図である(トレイなしの場合)。 図1の引出式収納箱の後部のA−A線に沿った位置における縦断面を示す斜視図である(トレイありの場合)。 図1の引出式収納箱の左側部分の縦断面である。 スライドレールとブラケットとを正面側から見た縦断面図である。 スライドレールをアウターレール側から見た全体斜視図である。 スライドレールに対するブラケットの取付状態を示す分解斜視図である。 第二実施例にかかる図5と同様の引出式収納箱の左側部分の縦断面である。 図8のスライドレールの全体斜視図である。 第二実施例のスライドレールに対するブラケットと別のブラケットとの取付状態を示す分解斜視図である。このうち、(a)は取付前の状態、(b)は取付後の状態である。 第二実施例の引出式収納箱の組立工程図である。 図11Aに続く引出式収納箱の組立工程図である。 図11Bに続く引出式収納箱の組立工程図である。 図11Cに続く引出式収納箱の組立工程図である。 比較例にかかる引出式収納箱のスライドレールの設置部分の縦断面図である。
以下、本実施の形態を、図面を用いて詳細に説明する。
図1〜図12は、この実施の形態を説明するためのものである。
<構成>以下、この実施例の構成について説明する。
図1の全体斜視図、図2の分解斜視図に示すように、自動車などの車両Vに対して搭載するための引出式収納箱2を設ける。
ここで、車両Vは、車輪の付いた乗物、または、車室を有する乗物のことである。車両Vに搭載されることで引出式収納箱2は、車両用引出式収納箱となる。
引出式収納箱2は、引出式の収納部1を備えた収納箱のことである。引出式収納箱2は、例えば、車両Vにおける車室の前部に設けられたインストルメントパネルの助手席側の部分に、グローブボックスなどとして設置される。引出式収納箱2は、インストルメントパネルの手前面の限られた狭い部分に対して設置するのが容易で、また、インストルメントパネル内の奥部の空きスペースを利用して比較的容易に所望の収納量を確保できるなどの利点を有している。
なお、引出式収納箱2は、正対した時の奥行方向が前後方向X、左右方向が幅方向Y、高さ方向が上下方向Zとなる。引出式収納箱2は、前後方向Xがほぼ車両前後方向となり、幅方向Yがほぼ車幅方向(車両Vの進行方向に対して左右方向)となり、上下方向Zがほぼ車両Vの上下方向となるように車両Vに搭載されるのが好ましい。前後方向Xおよび幅方向Yは、ほぼ水平であり、上下方向Zはほぼ鉛直上下である。
そして、収納部1を奥側から手前側へ引出す方向が収納部1の引出方向X1、反対に収納部1を手前側から奥側へ押込む方向が収納部1の収納方向X2となる。引出方向X1や収納方向X2は、引出式収納箱2の前後方向Xに沿った方向となる。引出方向X1や収納方向X2については、水平とするのが好ましいが、水平に対して若干傾斜(前傾または後傾)させてもよい。なお、引出式収納箱2の奥側が車両Vの前側となり、引出式収納箱2の手前側が車両Vの後側となる。
(1)図3(図4)に示すように、引出式収納箱2は、
上部に開口3を有する箱状をした樹脂製の物入れ4と、
物入れ4の引出方向X1に延在され、物入れ4の幅方向Yに対し傾斜して配置されたスライドレール5と、
スライドレール5を物入れ4に接続するブラケット6と、
物入れ4を収容すると共に、スライドレール5が直接又は間接的に取付けられるカバー7と、を有している。
物入れ4は、ブラケット6と当接する当接面8を有すると共に、当接面8は、物入れ4の幅方向Yと略平行とされている。
図5に示すように、物入れ4の開口3側から装着された締結部材9が、当接面8で物入れ4とブラケット6を締結し、
締結部材9の締結力を緩めることで、物入れ4がブラケット6に対して幅方向Yへ移動(図5中矢印y)可能とされるようになっている。
ここで、物入れ4は、引出式収納箱2の収納部1(引出し)の少なくとも一部(主要部)を構成する樹脂部品(収納ボックス)である。収納部1には、物入れ4の内部に設置されるトレイ11(図2)なども含めることができる。物入れ4やトレイ11には、例えば、PPC材やPC−ABS材やPP−GF材などの樹脂材を使用することができる。物入れ4やトレイ11やカバー7などの樹脂部品は、成形時にヒケなどが発生しないように、例外的な部分を除いて、各部をほぼ均一肉厚に形成するのが好ましい。
図2に示すように、物入れ4は、底面12と、底面12の各辺から上方へ立ち上がる側面13〜16とを有して、上部に開口3を有する平たい容器となっている。底面12は、4つの辺(第一の辺部〜第四の辺部)と、4つの角(第一の角部〜第四の角部)とを有する平面視ほぼ四角形状の概略形状を有し、前後方向Xおよび幅方向Yに対してほぼ水平に設置される。
物入れ4の側面13〜16は、前後左右の4つの面からなっており、このうち、手前側の側面13(手前面)は、インストルメントパネルの手前面の一部を構成する意匠面とされており、他の側面14〜16とは形状などが異なるものとなっている。この実施例では、手前側の側面13は、側方(幅方向Y)から見て、上側がほぼ上下方向Zへ延びる縦面とされ、下側が奥下がりの傾斜面などとされると共に、手前側の側面13は、周縁部が幅方向Yや上下方向Zへ張出されている(張出部)。
奥側の側面14(奥面)は、ほぼ幅方向Yへ延ばされ、左右の側面15,16は、奥側の側面14とほぼ直交すると共に、ほぼ前後方向Xに沿って互いにほぼ平行な状態で延ばされる。本実施例では、左右の側面15,16は、互いに異なる長さとされ、手前側の側面13と奥側の側面14とは、非平行になっているが、左右の側面15,16は、互いに同じ長さとし、手前側の側面13と奥側の側面14とを平行にしてもよい。また、奥側の側面14と左右の側面15,16は、互いにほぼ同じ高さとなるように形成される。少なくとも左右の側面15,16の上縁部には、必要に応じて幅方向Yの外方へ向かって延びるフランジ部を設けてもよい。また、本実施例では左右の側面15,16を、上へ進むに従い幅方向Yの外側へ向かって延びるような外拡がりの傾斜面としている(図5)。この傾斜の角度は、型抜きテーパ以上の角度とされ、例えば、上下方向Zに対してほぼ6°程度(幅方向Yに対して84°)などとすることができる。
なお、物入れ4をカバー7の内部にセットした時に、物入れ4の底面12は、カバー7の底面33に対し間隙を有して上方に位置するように離間配置されてもよい。また、物入れ4の左右の側面15,16は、カバー7の側面部35,36に対し間隙を有して幅方向Yの内方に位置するように離間配置されてもよい(図5)。
図2に示すように、トレイ11は、物入れ4の内部に設置される受皿であり、物入れ4の内部に収容設置できるように、物入れ4よりも一回り小さく形成されている。トレイ11は、底面11aと、底面11aの各辺から上方へ立ち上がる側面11b〜11eとを有して、上部が開口11fとされた平たい容器となっている。底面11aは、4つの辺(第一の辺部〜第四の辺部)と、4つの角(第一の角部〜第四の角部)とを有する平面視ほぼ四角形状の概略形状を有し、前後方向Xおよび幅方向Yに対してほぼ水平に設置される。底面11aは、物入れ4の底面12よりも一回り小さいほぼ相似形などとされる。
トレイ11の側面11b〜11eは、前後左右の4つの面からなっており、このうち、手前側の側面11b(手前面)は、インストルメントパネルの手前面にほぼ沿ってほぼ幅方向Yに延ばされる。奥側の側面11c(奥面)は、ほぼ幅方向Yへ延ばされる。左右の側面11d,11eは、奥側の側面11cとほぼ直交すると共に、ほぼ前後方向Xに沿って互いにほぼ平行な状態で延ばされる。本実施例では、左右の側面11d,11eは、互いに異なる長さとされ、手前側の側面11bと奥側の側面11cとは、非平行になっているが、物入れ4の形状に応じて、左右の側面11d,11eを互いに同じ長さとし、手前側の側面11bと奥側の側面11cとを平行にしてもよい。また、各側面11b〜11eは、互いにほぼ同じ高さとなるように形成される。各側面11b〜11eの上縁部には、必要に応じて幅方向Yの外方へ向かって延びるフランジ部11gを設けてもよい。なお、少なくとも左右の側面11d,11eについては、上へ進むに従い幅方向Yの外側へ向かって延びるような外拡がりの傾斜を設けてもよい(図5)。このトレイ11の左右の側面11d,11eの傾斜は、物入れ4の左右の側面15,16の傾斜とほぼ同じ角度にするのが好ましい。
なお、トレイ11を物入れ4の内部にセットした時に、トレイ11の底面11aは、物入れ4の底面12の上に当接状態で載置されるようにしてもよい。この時、トレイ11の少なくとも左右の側面11d,11eは、物入れ4の少なくとも左右の側面15,16の下側部分の内面に当接されるようにしてもよい(図5)。
図6A(図6B)に示すようなスライドレール5は、ほぼ前後方向Xに沿って延びるようにカバー7と物入れ4との間に配置されて(図5)、カバー7に対する物入れ4の引出方向X1や収納方向X2への動きを案内する金属製のガイド部材である。スライドレール5は、物入れ4の左右の側面15,16の外側とカバー7の側面の内側との間に形成された間隙に設置される。スライドレール5は、引出式収納箱2の幅方向Yの両側に左右一対設けられる(図2)。
図5に示すように、スライドレール5は、縦向き配置と横向き配置との中間の角度に傾斜された傾斜配置の状態で設置される。この傾斜は、幅方向Yに対し、10°〜80°の範囲で適宜設定され、本実施例では60°としている。このように、スライドレール5を傾斜配置とすることで、スライドレール5に対し、上方と側方の両方からの荷重に対する剛性を持たせることができる。なお、縦向き配置とは、スライドレール5の幅方向を引出式収納箱2の上下方向Zに向けた配置のことであり、横向き配置とはスライドレール5の幅方向を引出式収納箱2の幅方向Yに向けた配置のことであり、傾斜配置とは、スライドレール5の幅方向を引出式収納箱2の上下方向Zおよび幅方向Yの両方に対して傾斜させた配置のことである。傾斜配置によって、スライドレール5は、前後方向Xから見たときに、引出式収納箱2の幅方向Yに対して、上部が外側に位置し、下部が内側に位置した状態となる。スライドレール5の詳細については後述する。
ブラケット6は、物入れ4に対してスライドレール5を取付けるための取付金具である。ブラケット6は、傾斜配置とされた各スライドレール5の幅方向Yの内側の位置に設置される。そして、ブラケット6は、引出式収納箱2の幅方向Yの両側に左右一対設けられる(図2)。各ブラケット6は、スライドレール5の内側に設置されて上へ向けられることで上部ブラケット(または第一ブラケット)などと言うことができる。
図7に示すように、ブラケット6には、当接面8を下側から受ける受部17と、スライドレール5のインナーレール53と当接し、インナーレール53と受部17を連結するレール当接部22と、が設けられる。ブラケット6は、一枚の金属板をほぼ凹凸形状となるように曲げ加工して形成することができる。凹凸形状の山部分が受部17とされ、谷部分がレール当接部22などとされる。
受部17は、当接面8と面接触される受面18を有し、受面18には、締結部材9が螺合するネジ孔となる取付穴19が形成される。また、受部17は、受面18の(前後方向Xの)両側にスライドレール5へ向かってほぼ上下方向Zへ延びる脚部21を有している。受面18の両側の脚部21は、スライドレール5を幅方向Yから見た時に、上狭まり形状または下拡がり形状などに形成されている。
そして、当接面8と受面18を締結部材9で締結することで、締結部材9が物入れ4とスライドレール5との間の止点(または取付点)となる。止点は当接面8と受面18との間に、前後方向Xに間隔を有して複数箇所(例えば、手前側、奥側、中間部の3箇所など)設けられる。よって、ブラケット6には、止点の数だけ受面18が設けられる。
本実施例では、複数の受部17は、互いにレール当接部22で連結して一体化した状態で、スライドレール5のほぼ全域に対して一度に取付けられているが、複数の受部17を、それぞれ別体で設けて、スライドレール5に対し個別且つ部分的に取付けてもよい。なお、左右のブラケット6については、複数の受部17が、左右でそれぞれ前後方向Xの同じ位置となるように形成するのが望ましい。また、複数の受部17がレール当接部22で連結されたブラケット6の(前後方向Xの)両端には、レール当接部22と同様に前後方向Xへ延びるレール当接部22が設けられてもよい。これらのレール当接部22は、スライドレール5に当接(面接触)される。
図2に示すように、カバー7は、物入れ4よりも大きなものとされて、物入れ4の全体を外側から覆う樹脂製の箱体である。カバー7には、例えば、PPC材やPC−ABS材やPP−GF材などの樹脂を使用することができる。カバー7などの樹脂部品は、成形時のヒケが発生しないように、例外的な部分を除いて、各部をほぼ均一の肉厚に形成するのが好ましい。
カバー7の手前側の面には、物入れ4をカバー7内へ挿入配置するための開口部25が形成されている。開口部25の周縁部には、補強用のフランジなどを適宜形成してもよい。カバー7と物入れ4との間には、例えば、カバー7に対して物入れ4を収納方向X2へ付勢するための付勢手段26などを設けてもよい。付勢手段26によって、引出方向X1に引き出された物入れ4は、当該引き出す力から開放されると収納方向X2へ自動的に戻るようになる。付勢手段26は、例えば、定荷重バネなどとすることができる。物入れ4の底部には、付勢手段26を設置するための凹部などを前後方向Xに延びるように設けてもよい。カバー7については、後述する。
図5に示すように、当接面8は、物入れ4のブラケット6に対する止点が設けられる面(取付面)のことである。当接面8は、ブラケット6のほぼ真上となる位置に設けられ、ブラケット6の受部17(受面18)と当接する。当接面8は、物入れ4の左右の側面15,16に対してそれぞれ設けられる。当接面8は、前後方向Xに対しては、ブラケット6の受部17と対応する位置に受部17と同じ数だけ個別に設けるようにしてもよいが、当接面8は、物入れ4の左右の側面15,16のほぼ全域に亘ってほぼ前後方向Xへ延びるように形成することで、左右の側面15,16に一つずつ設けることができる。
この実施例では、当接面8は、物入れ4の左右の側面15,16を、下側部分に対して上側部分が幅方向Yの外側へ張出すようにオフセットさせる外段差部27の幅方向Yの外側へ拡がる段差面(の下面)として形成されている。外段差部27の段差面は、ブラケット6と上下に重なる幅方向Yの位置に、ブラケット6(の受面18)とほぼ同じかそれよりも広い幅寸法となるように形成される。この実施例では、外段差部27の段差面は、物入れ4の左右の側面15,16における上下方向Zの中間部となる位置に設けられているが、外段差部27の段差面の位置は、上記に限るものではない。
当接面8には、受部17の取付穴19と合致する位置に締結部材9を取付けるための取付穴28が形成される。なお、物入れ4の左右の側面15,16は、外段差部27の上側部分と下側部分とで傾斜角度がほぼ同じになっている。また、トレイ11の上縁部のフランジ部11gは、外段差部27の段差面(当接面8)よりも若干高い位置に配置されて、締結部材9を上側から覆い隠すように構成してもよい。この場合、フランジ部11gは、物入れ4の左右の側面15,16における外段差部27の上側部分の内面に到達するかしない程度の長さに形成される。
当接面8は、物入れ4を水平に設置した状態で、前後方向Xの各部が、物入れ4の幅方向Yに対して水平となるように形成される。この時、物入れ4の左右の側面15,16に設けられた左右の当接面8については、前後方向Xの同じ位置の部分がそれぞれほぼ同じ高さになる。また、左右の当接面8の前後方向Xの同じ位置を物入れ4の幅方向Yに結んだ線は、水平となって、物入れ4の底面12における前後方向Xの同じ位置の部分と幅方向Yに対して平行になる。
締結部材9は、外周にネジ山が形成された胴部と、胴部の端部に胴部よりも大径に形成された頭部とを有するネジなどとすることができる。ネジなどの締結部材9は、胴部を上下方向Zへ向けた状態で、当接面8に対し、当接面8の上側から下へ向けて取付けられる。
締結部材9の締結力を緩めることで、物入れ4の当接面8がブラケット6に対して幅方向Yへ移動されるようにするために、当接面8とブラケット6との間には、幅方向Yに対する位置調整部29が設けられる。この位置調整部29は、例えば、当接面8に設けられる締結部材9を取付けるための取付穴28を、幅方向Yへ延びる長穴や、位置調整分のクリアランスを確保した丸穴などとしたものとされる。物入れ4の左右両方に位置調整部29を設ける場合、それぞれの位置調整部29による位置の調整代は、物入れ4の成形時の幅方向Yに対する最大収縮量の半分以上にするのが好ましい。左右一方のみに位置調整部29を設ける場合には、位置調整部29による位置の調整代は、物入れ4の成形時の幅方向Yに対する最大収縮量以上にするのが好ましい。
(2)カバー7は、
スライドレール5を支持する下カバー31と、
下カバー31とは別体であって、下カバー31と結合し、物入れ4の開口3を覆う上カバー32と、を有してもよい。
ここで、図2に示すように、下カバー31は、底面33と、底面33の手前側の辺を除く各辺から立ち上がる側面部34〜36とを有して、上部が開口された平たいケースとなっている。
底面33は、4つの辺(第一の辺部〜第四の辺部)と、4つの角(第一の角部〜第四の角部)とを有する平面視ほぼ四角形状の概略形状を有し、前後方向Xおよび幅方向Yに対してほぼ水平に設置される。底面33は、物入れ4の底面12よりも一回り大きいほぼ相似形とされる。
下カバー31の側面部34〜36は、奥側の面と左右の面とからなっており、奥側の側面部34(奥面部)は、ほぼ幅方向Yへ延ばされ、左右の側面部35,36は、奥側の側面部34とほぼ直交すると共に、ほぼ前後方向Xに沿って互いにほぼ平行な状態で延ばされる。左右の側面部35,36は、互いに異なる長さとされている。側面部34〜36は、互いにほぼ同じ高さに形成される。下カバー31の側面部34〜36は、物入れ4の側面14〜16とほぼ同じ高さか、それよりも若干高くなるかまたは若干低くなるように形成される。
下カバー31の手前側の側面は開口部25を形成するために開放されており、その周縁部には、物入れ4の手前側の側面13の周縁部(張出部)を奥側から受けるフランジ状受部37などを設けることができる。なお、少なくとも左右の側面部35,36については、上へ進むに従い幅方向Yの外側へ向かって延びるような外拡がりの傾斜を設けてもよい(図5)。この下カバー31の左右の側面部35,36の傾斜は、物入れ4の左右の側面15,16の傾斜とほぼ同じ角度か、または、それよりも小さい角度とするのが好ましい。
左右の側面部35,36には、スライドレール5を取付けるためのレール取付部38が形成される。レール取付部38は、スライドレール5の幅寸法とほぼ同じかそれよりも若干広い範囲を有して形成される。レール取付部38は、物入れ4の当接面8よりも低い位置に主要部が存在するように形成される。レール取付部38は、スライドレール5の幅方向Yの外側となる位置に形成される。この実施例では、レール取付部38は、スライドレール5の傾斜角度55と等しい角度の傾斜面とされて、内面にスライドレール5が当接(面接触)する。レール取付部38は、左右の側面部35,36に対し、前後方向Xのほぼ全域に亘って延ばされる。
スライドレール5は、レール取付部38の内面側の位置に、レール取付部38の外面側からネジなどの固定部材39(図5)によってほぼ横方向(スライドレール5の幅方向と垂直な方向)に締結固定される。物入れ4がカバー7内に完全に収容された状態において、固定部材39による前後方向Xの締結固定位置は、締結部材9による締結位置とほぼ同じとすることができる。
下カバー31の側面部34〜36の上縁部またはその近傍には、カバー7の幅方向Yの外方へ拡がるフランジ部41が形成される。フランジ部41は幅方向Yに対してほぼ水平に形成される。この実施例では、フランジ部41は側面部34〜36の上縁部よりも若干低い位置(フランジ部41の肉厚の半分程度低い位置)に形成されている。そして、側面部34〜36の上縁部におけるフランジ部41よりも上方へ突出した部分に、上カバー32が取付けられるようにしている。
なお、レール取付部38の上部の位置などには、必要に応じて、カバー7の幅方向Yの外方へ拡がる補強フランジ42などを形成してもよい。この補強フランジ42は、例えば、当接面8よりも若干低くなったレール取付部38の上側の位置に、フランジ部41とほぼ平行で、フランジ部41とほぼ長さを揃えた状態で形成することができる。
上カバー32は、下カバー31の開口を塞ぐ蓋部である。上カバー32は、物入れ4の上縁部と干渉しないような高さを有するものとされる。上カバー32の頂面には、前後方向Xへ延びる凹部および凸部からなる凹凸部43を幅方向Yに対して複数形成してもよい。凹凸部43は、上カバー32の強度を向上させる機能などを有している。なお、物入れ4の奥側の側面14の上縁部には、上カバー32の凹凸部43に合わせた凹凸形状を形成してもよい(図2)。
上カバー32の手前側の辺を除く各辺の周縁部には、下カバー31の側面部34〜36の上縁部に設けたフランジ部41に上側から当接されるフランジ部45が形成される。下カバー31のフランジ部41と、上カバー32のフランジ部45とは、互いに当接した状態で合わせられて、例えば、クリップや爪やネジなどによって固定される。
なお、構造的には、カバー7を下カバー31と上カバー32とに2分割せずに、カバー7の上部における、締結部材9の設置位置の真上に補助穴を形成して、補助穴を通して締結部材9の締結作業を行わせるようにしてもよい。補助穴はドライバーなどの工具を挿入できる大きさ以上の大きさにする。
(3)これに対し、図5に示すように、物入れ4の側面15,16は、当接面8と、当接面8に対して傾斜する傾斜面とを有する段差形状に形成されている。
傾斜面における幅方向Yに対する角度は、スライドレールに5おける幅方向Yに対する角度よりも大きくなっている。
(4)図6A(図6B)に示すように、スライドレール5は、
カバー7に直接又は間接的に固定されるアウターレール51と、
ボール52を介してアウターレール51内に装着されるインナーレール53と、を有してもよい。
ブラケット6は、インナーレール53に対して溶接されてもよい(溶接部54、図7)。
ここで、アウターレール51は、スライドレール5にとって外側に位置する金属製のガイド体であり、平坦な背面51aと、この背面51aの幅両側に位置する上下の縁部51bとから成り、上下の縁部51bを内側(インナーレール53の側)へ屈曲したほぼC字状の断面形状を有して、前後方向Xへ延ばされる。アウターレール51は、カバー7側へ向けられてカバー7に固定されることで固定側レールとなる。
ボール52は、摩擦抵抗を低減させるために、アウターレール51とインナーレール53との幅両側部間に介在される球体型をした金属製の転動部材である。ボール52は、ホルダー(不図示)に保持された状態で、アウターレール51とインナーレール53との間に介在させることができる。
インナーレール53は、スライドレール5にとって内側に位置する金属製のガイド体であり、平坦な背面53aと、この背面53aの幅両側に位置する上下の縁部53bとから成り、上下の縁部53bを外側(アウターレール51の側)へ向けて屈曲したほぼC字状の断面形状を有して、前後方向Xへ延ばされる。インナーレール53は、物入れ4側へ向けられて物入れ4にブラケット6を介して固定されることで可動側レールとなる。
インナーレール53の背面53aは、アウターレール51の背面51aよりも幅が狭くなっており、アウターレール51とインナーレール53とを向かい合わせにして、インナーレール53の上下の縁部53bを、アウターレール51の上下の縁部51bの内側へ入れることで、スライドレール5が組合わされる。
そして、アウターレール51の上下の縁部51bと、インナーレール53の上下の縁部53bとの間の上下の隙間には、それぞれボール52が介在される。アウターレール51の上下の縁部51bと、インナーレール53の上下の縁部53bには、それぞれボール52の外形に合わせた曲線状の曲げ部分が形成されている。ボール52は、アウターレール51の上下の縁部51bと、インナーレール53の上下の縁部53bとに形成された曲線状の曲げ部分の間に上下部を包込まれた状態で、曲線状の曲げ部分に沿って転動される。
アウターレール51の背面51aとインナーレール53の背面53aとは、互いにほぼ平行な状態で配置されると共に、スライドレール5の傾斜配置によって、上へ進むに従い引出式収納箱2の幅方向Yの外方へ向かうように傾斜される。アウターレール51の背面51aとインナーレール53の背面53aとの傾斜角度55(図5)は、水平方向を基準として上側に10°〜80°の範囲内で任意に設定することができるが、傾斜角度55は、スライドレール5を縦向きに近い配置にするためには45°以上(〜80°)とするのが好ましく、例えば、60°などとしている。
ブラケット6とインナーレール53との間の溶接は、例えば、スポット溶接などとすることができる。スポット溶接は、ブラケット6の受部17を避けた複数の位置(例えば、受部17間のレール当接部22の位置や、受部17の外側のレール当接部22の位置などの4箇所)に対して行うことができる(溶接部54、図7)。これにより、レール当接部22はスライドレール5に対する固定部となる。なお、ブラケット6はインナーレール53のみに対して溶接固定される。ブラケット6はインナーレール53に対して、例えば、ネジ止めやクランプ固定などによって取付けることができるが、上記したように溶接固定とするのが好ましい。
(5)図5、図8に示すように、スライドレール5は、カバー7の内側面に締結されてもよい(直接締結(図5)、間接的に締結(図8))。
ここで、カバー7の内側面とは、下カバー31の左右の側面部35,36における幅方向Yの内側となる面のことである。スライドレール5は、下カバー31の左右の側面部35,36に形成されたレール取付部38の内側の位置に、ネジなどの固定部材39を用いて、カバー7の外側からほぼ横方向に取付けられる。固定部材39は締結部材9とほぼ同様のものとされる。
図5の第一実施例に示すように、スライドレール5を直接カバー7の内側面(のレール取付部38)に取付ける場合には、アウターレール51の背面51aをカバー7の内側面に当接された状態にして、アウターレール51の背面51aをカバー7の内側面に固定部材39で直接固定(ネジ止め)する。この実施例では、アウターレール51の背面51aに外側へ向けて立上がる切起片61(図6B)を設け、切起片61にネジ孔を形成して、レール取付部38に外側から固定部材39を螺号させて固定(ネジ止め)するようにしている。この場合、レール取付部38には、切起片61と対応する位置に、切起片61を収容する凹部62などを設けられる。
このように、スライドレール5を、カバー7の内側面に接触させた状態で取付けることで、スライドレール5のスライドする向き(引出方向X1や収納方向X2)が、上方から見てカバー7(引出式収納箱2)の前後方向Xと正確に一致した状態になる(即ち、スライドレール5がカバー7の内側面によって正確に引出式収納箱2の前後方向Xに沿うように位置規定される)。
図8(〜図10)は、スライドレール5を間接的に締結するようにした第二実施例である。スライドレール5を間接的に締結するとは、例えば、カバー7とスライドレール5との間に別のブラケット65を設けることである。別のブラケット65がスライドレール5と密着され、別のブラケット65がカバー7の内側面と密着されるように構成することで、スライドレール5は、スライドする向き(引出方向X1や収納方向X2)を、上方から見てカバー7(引出式収納箱2)の前後方向Xと正確に一致した状態に位置規定できる。そのため、スライドレール5のスライドする向きを、上方から見てカバー7(引出式収納箱2)の前後方向Xと正確に一致させるために、固定部材39以外の固定部を別に設ける必要をなくすことができる。
より具体的には、別のブラケット65は、カバー7に対してスライドレール5を取付けるための取付金具である。別のブラケット65は、傾斜配置とされた各スライドレール5の幅方向Yの外側となる位置に設置される。別のブラケット65は、引出式収納箱2の幅方向Yの両側に左右一対設けられる。別のブラケット65は、ブラケット6よりも下側に位置することで下部ブラケット(または第二ブラケット)などと言うことができる。
図10(a)(b)に示すように、別のブラケット65には、レール取付部38の内面に当接される当接部66(カバー当接面)が設けられる。この際、第一実施例では、下カバー31の左右の側面部35,36に対し、スライドレール5の傾斜角度55と同じ傾きの傾斜面を設けてレール取付部38にしているのに対し(図5)、第二実施例では、下カバー31の左右の側面部35,36における、物入れ4の外段差部27よりも下側となる位置に、外段差部27と同様の外段差部を設けて、両外段差部の段差面間に形成される上下方向Zの隙間に、スライドレール5を配置するようにしている(図8)。
そして、主に、下カバー31の左右の側面部35,36の外段差部における、段差面の上側部分をレール取付部38として使用している。なお、下カバー31の左右の側面部35,36は、外段差部の上側部分と下側部分とで傾斜角度がほぼ同じになっている。また、物入れ4の外段差部27の段差面と、下カバー31の外段差部の段差面とは、幅方向Yに対してほぼ平行とされている。
別のブラケット65には、必要に応じて、別のブラケット65を外段差部の段差面に上側から当接配置させて、段差面によって下側から支持されることで別のブラケット65の上下方向Zの位置決めを行わせるための支持部65aなどを設けてもよい。当接部66は、レール取付部38の内側に面接触されるほぼ縦向きの当接面67を有することができ、当接面67には、固定部材39を取付けるための取付穴68が形成される。
そして、レール取付部38と当接面67との間に固定部材39を取付けることで、固定部材39が下カバー31とスライドレール5との間の止点(または取付点)となる。止点はレール取付部38と当接面67との間に、前後方向Xに間隔を有して複数箇所(例えば、手前側、奥側、中間部の3箇所など)設けられる。よって、別のブラケット65には、止点の数だけ当接面67が設けられる。なお、当接面67は、ブラケット6の受面18と前後方向Xのほぼ同じ位置に設けることができる。
当接部66は、当接面67の(前後方向Xの)両側に、スライドレール5へ向けて幅方向Yに屈曲された横曲部69を有している。当接面67の両側の横曲部69は、スライドレール5を下側から見た時に、スライドレール5側へ向かって拡がる内拡がり形状または外狭まり形状などに形成されている。各横曲部69は、当接面67の向きをレール取付部38に合わせるための側面視ほぼ三角形状をした部分を有している。側面視ほぼ三角形状をした部分は、斜辺が、スライドレール5側に位置してスライドレール5の傾きに沿った方向へ延ばされ、長辺がレール取付部38側に位置してレール取付部38に沿ってほぼ上下に延ばされている。
左右の別のブラケット65については、複数の当接部66が、左右でそれぞれ前後方向Xの同じ位置となるように形成するのが好ましい。複数の当接部66は、それぞれ別個に設けて、スライドレール5に個別且つ部分的に取付けてもよいし、複数の当接部66は、互いにレール当接部71で連結して一体化した状態で、スライドレール5のほぼ全域に対して一度に取付けられるようにしてもよい。複数の当接部66が連結された別のブラケット65は、一枚の金属板をほぼ凹凸形状となるように曲げ加工して形成することができる。この際、凹凸形状の山部分が当接部66とされ、谷部分がレール当接部71などとされる。また、複数の当接部66がレール当接部71で連結された別のブラケット65の(前後方向Xの)両端には、レール当接部71と同様に前後方向Xへ延びるレール当接部71が設けられてもよい。これらのレール当接部71は、スライドレール5に当接(面接触)される。
別のブラケット65は、アウターレール51に対して溶接によって固定されてもよい(溶接部73)。別のブラケット65とアウターレール51との間の溶接は、例えば、スポット溶接などとすることができる。スポット溶接は、別のブラケット65の当接部66を避けた複数の位置(例えば、当接部66間のレール当接部71の位置や、当接部66の外側のレール当接部71の位置などの4箇所)に対して行うことができる(溶接部73)。これにより、レール当接部71はスライドレール5に対する固定部となる。
なお、別のブラケット65はアウターレール51のみに対して溶接固定される。別のブラケット65は、アウターレール51に対して、例えば、ネジ止めやクランプ固定などによって取付けることができるが、上記したように溶接固定とするのが好ましい。
<作用>以下、この実施例の作用について説明する。
引出式収納箱2は、カバー7に対しスライドレール5を介して物入れ4を引出および収納可能に取付けたものであり、カバー7に対して収納状態となっている物入れ4をスライドレール5に沿ってカバー7から手前側へ引出すことで、物入れ4の上部の開口3から物入れ4内に収納物を入れることができる。反対に、収納物を入れた物入れ4をスライドレール5に沿ってカバー7内へ押込むことで、収納物を物入れ4およびカバー7の内部にしまうことができる。収納物を取出す際には、物入れ4をスライドレール5に沿ってカバー7から手前側へ引出すようにする。
そして、カバー7と物入れ4との間にスライドレール5を設けることで、スライドレール5によって物入れ4をカバー7に対してスムーズに出し入れすることができる。スライドレール5には、収納物や物入れ4などによる荷重が印加される。
また、スライドレール5を(上下方向Zおよび幅方向Yに対して)傾斜させた状態にして、カバー7と物入れ4との間にスライドレール5を配置(傾斜配置)することで、スライドレール5は上下方向Zの荷重に対する剛性と、側方からの入力に対する剛性との両方を得ることができる。そのため、引出式収納箱2が引き出された状態で、乗員が乗車するような場合において、乗員の膝や手などの接触などによる側方からの衝撃に耐えられる構造にすることができる。また、車両Vの走行振動などによる横方向への荷重に耐え得ることができる。
引出式収納箱2を組立てる際には、まず、図11Aに示すように、スライドレール5のインナーレール53に対してブラケット6を溶接する。
次に、図11Bに示すように、アウターレール51と(ブラケット6が溶接された)インナーレール53とを組合せた状態にして、アウターレール51を下カバー31のレール取付部38の内面に対して斜めに傾けた状態で内側からセット(当接配置)し、アウターレール51を下カバー31に対し、工具75などを用いて横から固定部材39で固定(ネジにより締結)する。これにより、下カバー31にスライドレール5が取付けられる。
そして、図11Cに示すように、下カバー31に固定されたスライドレール5の上に物入れ4を設置して、物入れ4と、インナーレール53に取付けたブラケット6とを、工具75などを用いて開口3の側(上側)から締結部材9で締結固定する。これにより、スライドレール5に物入れ4が取付けられる。
最後に、図11Dに示すように、下カバー31に上カバー32を取付けてカバー7を組立て、物入れ4をカバー7から手前側に引出して、物入れ4の内部に上側からトレイ11をセットする。
以上により、比較的簡単な工程で、引出式収納箱2が組立てられる。この際、最終工程で、真下や下側から行う固定作業がないため、作業性が良く効率的である。
<効果>この実施例によれば、以下のような効果を得ることができる。
(効果1)引出式収納箱2は、物入れ4と傾斜配置とされたスライドレール5とを、物入れ4の開口3側(上側)から締結部材9によって下へ向けて締結できるようにしている。これにより、特に、組立の終盤に行う締結作業を、真下や下側から行わずに済むため、引出式収納箱2の組立に対する作業性および生産性を向上することができる。特許文献1のように、最終工程の締結作業を下方から行う場合には、カバー107を下方から見て作業すると、図12に示すように、外側のカバー107(固定している部分)に対して、位置調整をするブラケット165(位置が変動する部分)を視認できないため、作業者は、正面(図12において紙面と垂直方向)を見つつ、締結作業を下方から行うことになる。このような組み付け工程では、作業性に課題がある。これに対し、本発明では、位置調整する物入れ4を上方から視認した状態で、上方から物入れ4とブラケット6の締結作業ができるため、このような課題が解決されている。
物入れ4は、締結部材9の締結力を緩めることによって、当接面8がスライドレール5(の上側)に取付けたブラケット6に対して幅方向Yへ移動されるようになっている。これにより、樹脂製の物入れ4に(成形時に)幅方向Yに対する収縮が生じていても、幅方向Yの収縮の大きさに拘らず物入れ4の幅方向Yの位置調整を容易に行うことができる。
この際、ブラケット6に当接する物入れ4の当接面8が、物入れ4の幅方向Yと略平行になっている。これにより、物入れ4を幅方向Yに位置調整する時に、物入れ4を常に一定の高さに保ったままの状態で幅方向Yへ動かすことができるようになり、物入れ4の幅方向Yの収縮の有無や幅方向Yの収縮の大きさなどに拘らず、物入れ4の設置高さのバラ付きをなくすことができる。そのため、物入れ4と、カバー7またはカバー7が取付けられたインストルメントパネル(やフィニッシャー)との間の上部の隙間のバラ付きを小さくして、見栄えを向上することができる。
(効果2)カバー7を下カバー31と上カバー32とに分けるようにしてもよい。これにより、下カバー31から上カバー32を外した状態にすることで、物入れ4とブラケット6の締結作業時にカバー7(上カバー32)が邪魔にならないようにできるので、当接面8とブラケット6とに対する締結部材9の上方からの締結作業をより容易に行うことができる。
このような引出式収納箱2に対し、図12に示すような、特許文献1の引出式収納箱102の場合には、トレイ111と共に収納部101を構成する物入れ104の外側面(に形成した斜めの部分)に対し、スライドレール105を斜めに配置して斜め上側からビス109で直接締結固定した後に、スライドレール105の下側に別のブラケット165を斜め下側からビス173で締結固定し、最後に、物入れ104をスライドレール105や別のブラケット165と共にカバー107の内部へ挿入して、カバー7の底面112側(真下または下側)からカバー107と別のブラケット165とを上へ向けてビス139で締結することで物入れ104を間接的に固定するようにしているため、特に、最後の工程において、物入れ104の幅方向Yの収縮などによる寸法バラ付きを調整しつつ、カバー107の底面112と別のブラケット165とを、下側から上へ向ってビス139で締結する作業が容易ではない。
よって、この実施例のものと、特許文献1のものとは、基本的な組立構造が異なっており、この実施例のものは作業性などにおいて特許文献1のものよりも有利である。
(効果3)上記実施例では、物入れ4の側面15,16を傾斜面と当接面8で構成し、幅方向Yに対し、当該傾斜面の角度(上記実施例では84°)をスライドレール5の傾斜の角度(例えば、60°)よりも大きくしている。これにより、物入れ4の内部容積を大きくとることができる。
(効果4)インナーレール53にブラケット6を溶接固定してもよい。アウターレール51内に装着されるインナーレール53は、アウターレール51よりも(背面53aの)幅が狭くなることから、アウターレール51と比べて剛性が低くなるが、インナーレール53にブラケット6を溶接して一体化することで、インナーレール53をブラケット6によって補強して剛性を高めることができる。よって、ブラケット6を溶接することで、インナーレール53が効果的に補強され、スライドレール5の撓みや捻じれなどを防止できる。
(効果5)スライドレール5を、カバー7の内側面に対し、直接又は(別のブラケット65を用いて)間接的に締結するように構成してもよい。これにより、スライドレール5のスライドする向き(物入れ4の引出方向X1)を、カバー7の内側面で規定して、上方から見てカバー7(引出式収納箱2)の前後方向Xと正確に一致させることができる。このような、スライドレール5をカバー7の内側面(側面部35,36の内面)に対して取付ける構造は、傾斜配置とされたスライドレール5に対し、幅方向Yの収縮差が有る物入れ4を取付ける場合においては、物入れ4の高さを一定に保ったまま幅方向Yに対する物入れ4の位置調整が、スライドレール5とカバー7の内側面との間にクリアランスを設けなくてもできるようになっている場合に限り実現可能となる。
これに対し、図12の特許文献1の場合には、(傾斜配置とされたスライドレール105の下側に取付けられた)別のブラケット165を、カバー107の底面112に対して下側から上へ向けて締結するようにしている。また、カバー107の内側面と別のブラケット65との間に幅方向YのクリアランスCを設けるようにしている。そして、カバー107に対して別のブラケット165およびスライドレール105を、クリアランスCの範囲内で、カバー7の底面112に沿って幅方向Yへ横移動させることで、物入れ104の幅方向Yの収縮による上下方向Zの隙間調整や高さ調整を行わせるようにしている。そのために、カバー7の底面112には、高さ調整用のテーパ面112aが形成されている。
しかし、このようにした場合、幅方向YのクリアランスCの存在によって、スライドレール105をカバー107の内側面に対して直接又は間接的に締結することが構造的にできないため、特許文献1では、スライドレール105による物入れ104の引出方向(紙面と垂直な方向)を、カバー107の側面部135を使って正確に規定して、上方から見てカバー7(引出式収納箱102)の前後方向Xと正確に一致させることが困難である。
これについては、スライドレール105の引出方向が奥側から手前側へ向けて真っ直ぐになるように(上方から見て前後方向Xと一致するように)、例えば、カバー107の奥側(奥側の側面)と別のブラケット165の奥部との間に別の固定部を設けて調整することなどで対応可能になるが、このようにすると、カバー107に対する別のブラケット165の締結方向が下側からのものと、奥側の別の固定部に対するものとの2方向になるため、作業工数が増えるという問題が生じる。
しかし、この実施例の場合には、カバー7の内側面に対してスライドレール5を締結できるようになっているので、上方から見て引出方向X1を前後方向Xと一致させるのに作業工数が増えるという問題を生じることがないため、特許文献1のものと比べて構造的に有利である。
なお、上記以外の実施例として、特に図示しないが、例えば、スライドレール5とブラケット6は、物入れ4の底面12と、カバー7の底面33との間に配置するようにしてもよいし、物入れ4の上端に、幅方向Yに外側に伸びるフランジを設け、当該フランジとカバー7との間に、スライドレール5とブラケット6を配置してもよい。また、上記では、傾斜の基準を幅方向Yとして角度を定義したが、物入れ4の底面12を基準としてもよい。
2 引出式収納箱
3 開口
4 物入れ
5 スライドレール
6 ブラケット
7 カバー
8 当接面
9 締結部材
31 下カバー
32 上カバー
35 側面部
36 側面部
51 アウターレール
52 ボール
53 インナーレール
V 車両
X 前後方向
X1 引出方向
Y 幅方向

Claims (5)

  1. 車両に搭載される引出式収納箱であって、
    上部に開口を有する箱状をした樹脂製の物入れと、
    該物入れの引出方向に延在され、該物入れの幅方向に対し傾斜して配置されたスライドレールと、
    該スライドレールを前記物入れに接続するブラケットと、
    前記物入れを収容すると共に、前記スライドレールが直接又は間接的に取付けられるカバーと、を有し、
    前記物入れは、前記ブラケットと当接する当接面を有すると共に、該当接面は、前記物入れの幅方向と略平行とされ、
    前記物入れの前記開口側から装着された締結部材が、前記当接面で前記物入れと前記ブラケットを締結し、
    前記締結部材の締結力を緩めることで、前記物入れが前記ブラケットに対して幅方向へ移動可能とされることを特徴とする引出式収納箱。
  2. 請求項1の引出式収納箱であって、
    前記カバーは、
    前記スライドレールを支持する下カバーと、
    該下カバーとは別体であって、該下カバーと結合し、前記物入れの前記開口を覆う上カバーと、を有することを特徴とする引出式収納箱。
  3. 請求項1又は2に記載の引出式収納箱であって、
    前記物入れの側面は、前記当接面と、当該当接面に対して傾斜する傾斜面とを有する段差形状に形成され、
    前記傾斜面における前記幅方向に対する角度は、前記スライドレールにおける前記幅方向に対する角度よりも大きいことを特徴とする引出式収納箱。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の引出式収納箱であって、
    前記スライドレールは、
    前記カバーに直接又は間接的に固定されるアウターレールと、
    ボールを介して前記アウターレール内に装着されるインナーレールと、を有し、
    前記ブラケットは、前記インナーレールに対して溶接されていることを特徴とする引出式収納箱。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の引出式収納箱であって、
    前記スライドレールは、前記カバーの内側面に締結されていることを特徴とする引出式収納箱。
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