JP6592412B2 - 木製ボード - Google Patents

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株式会社 佐々木合成
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本発明は木の質感を表面化した木製ボードに関するものである。
住宅の建具材を製作するに際して、昔は無垢の材料を使用して所定のサイズに切断した材料を用い、必要に応じて該材料の表面を塗装していた。このように無垢材を用いるならば材料費は高くなり、また無垢材は期間が経過して乾燥することで収縮し、反るなどして変形してしまうといった問題がある。特に板材として使う場合には十分に乾燥することが必要である。
ところで、近年では家具や建具を製作するに当たって無垢材を用いることは殆どなく、板材であれば薄い板を重ね合せて構成した積層板が使用される。また、小さな無垢の木片を巾方向と長さ方向に接着して作られるフリー板が使用されている。さらに、木製チップを接着剤にて固めたパーティクルボードや木粉を接着剤で固めたMDFなるものが多用されている。
このように構成したボードは無垢材を使用したボードに比較して材料費が安くなり、しかも木材を無駄なく使うことが可能であって環境保全の上からも有用である。
これら板材(ボード)は工場にて製作され、棚板、テーブル板、ドア(扉)などの家具類や建具類の部材として使用されるが、表面には木目を印刷などで形成したシートを貼り合わせ、また木口には表面シートと同じ木目を有す木口材が取付けられる。したがって、外観上は無垢材から成るボードであるかのように見え、ボードとしての品質及び商品価値の向上を図っている。
特開平9−239941号に係る「積層化粧板の製造方法」は、耐久性、加工性、意匠性などに優れ、基材表面から木口まで合成樹脂系化粧材を継ぎ目なく貼着し、しかも温・湿度差の変化による“そり”、“ねじれ”や“化粧材の剥離及びクラック”の発生のないようにしている。
そこで、基材の両表面のうち少なくとも一表面及び少なくとも一方の木口に合成樹脂系表面化粧材をその融点以下、軟化点以上に加熱して該基材の表面及び木口に沿わしめ、該基材の表面と合成樹脂系表面化粧材を厚み0.05〜1.5mmの両面粘着テープを用いて接合している。
特開平6−285810号に係る「木材積層板」は、木口の繊維方向を一定として体裁をよくし、木材積層板にフィンガー加工を施して、フィンガー継目による接続を可能としている。
木材積層板の所定の端面に対して繊維方向が平行する単板の端縁を他の単板の端縁より引込ませ、上記の引込んだ部分に単板の繊維の方向と平行する方向の繊維を有する埋木を埋め込んで接着している。
特開平9−239941号に係る「積層化粧板の製造方法」 特開平6−285810号に係る「木材積層板」
このように、積層板やパーティクルボードの表面に木目を形成したシートを貼り合わせ、及び木口には同じ木目を形成した木口材を取付けることで無垢材を用いたボードであるかのような外観としている。このようなボードはそれなりの価値はあるが、積層板やパーティクルボードであることを隠すことなく、そのままの外観を表面化したボード及び該ボードの木口に取付ける木口材を提供する。
本発明が対象とするボードは、複数枚の薄板を積層して構成される積層板、無数の木片チップを接着剤を介して固めたパーティクルボード、配向性ストランドボード(OSB)、木粉を接着剤によって固めたMDF、及び木材を0.2mm〜0.6mmに薄くスライスした板材を貼ったボードなどである。本発明ではこれらのボードの表面に木目を形成したシートを貼り合わすことなく、そのままの表面を露出したボードとして構成する。
そこで、積層板であれば、その表面から判断すれば無垢材のように見えるが、木口を見れば複数枚の薄板の端面が表面化する為に積層板であることが分かる。またパーティクルボードであれば、その表面に小さい木片チップが表面化している。さらにMDFは木粉を固めたものであることがボード表面からも分る。
一方、木口には木口材を取付けられるが、この木口材は従来のような木目を形成されることなく透明であり、該木口材を通してボードの木口状態が分かるようになっている。
本発明のボードはその表面に木目シート貼着せず、また木口に木目を形成した木口材を取付けていない。従って、ボードの真の構造が表面化し、このようなボードを用いて家具や建具を製作することで、従来には見たことのない一風変わった外観を呈す家具や建具となる。勿論、全ての人の好みに合うものではないが、建物にしてもコンクリート剥き出しで表面仕上げをすることなく、またタイルを貼ることのない建物が一部で好まれているが、これと同じように家具や建具にしてもボードの表面を隠さないで使用することも一部では好まれる。
しかも、木口に関しては手が接触してケガする虞がある為に、また木口から水分が浸透しないように該木口を保護する目的で木口材が取付けられている。しかし、木口材は透明である為にボードの木口面は表面化してボードの構造が分かるようにしている。
複数枚の薄板を積層した積層板を示す本発明の実施例。 木口に取付ける木口材を示す具体例。 木口材を木口に取付けた場合の断面図。 パーティクルボードを示す本発明の実施例。
図1は本発明に係る木製ボードの1つである積層板1を示す具体例であり、該積層板1は複数の薄板2a,2b,2c・・・が接着剤にて接着して構成している。上記薄板2a,2b,2c・・・はそれぞれに形成している木目によって方向性があるが、このように互いに重なり合って積層されることで、該積層板1の方向性はなく、その為に乾燥しても反りを生じることは極めて少ない。
従来の積層板であれば、表面に木目を形成したシートを貼着し、木口にも同じ木目を有す木口材を取付けて、積層板ではなくて無垢材を使用した板材(ボード)であるような外観と成っている。
しかし、本発明では表面3に木目シートを貼り合せることなく、薄板2aの表面がそのまま露出した外観を呈している。従って、薄板2aが有す木目4,4,4・・・がそのまま表面化している。
そして、木口5には木口材6を取付けているが、該木口材6は透明な樹脂製であり、その為に積層されている各薄板2a,2b,2c・・・の端面は見える。大きな積層板1を用途に応じて必要なサイズに切断して使われるが、該木口5は積層板1の切断面となり、帯鋸や円盤カッターなどで切断した木口5には細かいトゲが存在し、トゲが刺さって怪我しないように透明な木口材7を取付けている。また、該木口5からは水分が浸透し易いために、該木口5を保護する為にも木口材6が取付けられる。
ところで、上記木口材6は接着剤にて接着されているが、該木口に取付ける手段としては接着剤に限定するものではない。そして、木口材6は薄い透明なシートとして構成する場合もある。
図2は木口材6を示す具体例であり、(a)は平木口材6a、(b)はコ形木口材6b、(c)は脚付き木口材6cをそれぞれ表している。
平木口材6aは一定幅の帯状で、積層板1の木口5に接着剤を介して取付けられる。コ形木口材6bはその断面をコ形とし、両側には側片7,7を有し、積層板1の木口5に接着されると共に上記側片7,7は縁に被さって取付けられる。
そして、脚付き木口材6cは中央部に脚8を延ばし、該脚8にはノコ歯9,9・・・を形成している。
図3はボード木口5に木口材6を取付けた断面を示している。
(a)は平木口材6aを木口5に取付けた断面図を示しているが、該平木口材6aは接着されている。
(b)はコ形木口材6bを取付けた場合の断面図であり、両側片7,7はボードの縁に被さっている。
(c)は脚付き木口材6cを木口5に取付けた場合の断面図である。脚8を介して木口5に取付けられるが、その為に木口5には嵌入溝10が設けられ、該嵌入溝10に脚8が嵌って取付けられる。該脚付き木口材6cは嵌入溝10に脚8が嵌ると共にノコ歯9,9・・・が食い込むことで接着剤を用いることなく取付けることが出来、また取外しも可能である。
図4は本発明に係るパーティクルボード11を示す具体例であり、このパーティクルボード11の場合も前記積層板1の場合と同じく表面12は剥き出し状態とし、木口13には木口材14を取付けている。しかも、該木口材14は透明樹脂で構成され、その為に該木口13は木口材14で保護されるが、見えないように隠れることはない。
1 積層板
2 薄板
3 表面
4 木目
5 木口
6 木口材
7 側片
8 脚
9 ノコ歯
10 嵌入溝
11 パーティクルボード
12 表面
13 木口
14 木口材















Claims (4)

  1. 複数枚の薄板を重ね合せた積層板、小さい木材を接着剤で再構成して作る集成材、無数の小さい木片を接着剤にて固めたパーティクルボード及びOSB、木粉を接着剤にて固めたMDF、突板を貼ったボードなど、無垢材以外から成るボードにおいて、該ボードの表面を隠すことなく真の構造を表面化して構造の意匠が損なわれないように表面を剥き出し状態とし、しかもボード木口部の表面を保護することも兼ねて、該木口には透明な木口材を取付けたことを特徴とする木製ボード。
  2. 上記木口材は、一定厚さで一定幅の帯状とした請求項1記載の木製ボード。
  3. 上記木口材は、一定幅の帯状の両側に側片を設けてコ形断面とした請求項1記載の木製ボード。
  4. 上記木口材は、中央部に脚を突出して設けると共に該脚にはノコ歯を形成し、木口に設けた嵌入溝に嵌めて取付けた請求項1記載の木製ボード。
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