JP6171248B2 - 化粧板の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、木質基材の木口面にエッジ材を貼り付けて化粧板を製造する化粧板の製造方法に関する。
従来から、特許文献1等によって、木質系基材の木口面に、エッジ材をなす化粧シートを貼り付けて化粧板を製造する化粧板の製造方法が提案されている。
この化粧板の製造方法では、木口面に接着剤が塗布され、この接着剤を介してエッジ材が木口面に貼り付けられる。
特開2004−243647号公報
上述した化粧板の製造方法では、木口面に塗布した接着剤にエッジ材を貼り付ける際に、接着剤が木口面とエッジ材との間からはみ出すおそれがあった。そのため、上述した化粧板の製造方法では、接着剤のはみ出した部位を除去する処理工程が必要となって、製造効率が低下するといった問題があった。
また、接着剤を使用した場合、接着剤の硬化に時間がかかるといった問題や、接着剤の塗りムラによってエッジ材の木口面に対する接合強度が十分に確保できないといった問題があった。
上記事情を鑑みて、本発明は、接着剤を用いずに、木質基材の木口面にエッジ材を貼り付けて化粧板を製造することができる化粧板の製造方法を提案することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明の化粧板の製造方法は、木質基材の木口面にエッジ材を貼り付けて化粧板を製造する化粧板の製造方法であって、前記木質基材は、熱可塑性樹脂を含む材質で形成されたものであり、前記エッジ材は、熱可塑性樹脂を含む材質で形成されたものであり、前記エッジ材の裏面に含まれる前記熱可塑性樹脂と前記木質基材の前記木口面に含まれる前記熱可塑性樹脂とを溶着させることで、前記木口面に前記エッジ材を貼り付けることを特徴とする。
また、前記木質基材は、木材チップと木質繊維の両方または一方に、バインダを混合して成形した木質ボードであり、前記熱可塑性樹脂は、前記バインダに含まれることが好ましい。
また、前記エッジ材の前記熱可塑性樹脂と前記木質基材の前記熱可塑性樹脂との溶着は、超音波溶着によって行うことが好ましい。
本発明の化粧板の製造方法では、木質基材を熱可塑性樹脂を含む材質で形成したことで、木質基材に含まれる熱可塑性樹脂と、エッジ材に含まれる熱可塑性樹脂とを溶着させて、エッジ材を木質基材の木口面に貼り付けて化粧板を製造することができる。したがって、本発明の化粧板の製造方法では、接着剤を用いずに、木質基材の木口面にエッジ材を貼り付けた化粧板を製造することができる。
本発明の実施形態の化粧板の製造方法の製造手順を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面に基づいて説明する。
図1には、本実施形態の化粧板100の製造方法の製造手順が示されている。
本実施形態の化粧板100は、木質基材1の木口面10にエッジ材2を貼り付けることで製造される。化粧板100は、キッチンや洗面化粧台の扉等の水回り商品に好適に用いられる。
木質基材1は、熱可塑性樹脂を含む材質で形成されたものである。木質基材1は、例えば、平面視矩形の板状である。本実施形態では、木質基材1は、木材チップと木質繊維の両方または一方に、バインダ(結合剤)を混合して成形した木質ボードである。前記バインダには、熱可塑性樹脂が含まれる。
木質基材1は、木材チップに前記バインダを混合して成形したパーティクルボードや、木質繊維に前記バインダを混合して成形した中密度繊維板である。なお、木質基材1は、木材チップと木質繊維と前記バインダを混合して成形した木質ボードであってもよい。
前記バインダは、例えば、フェノール、メラミン、ユリヤ等に前記熱可塑性樹脂を混合したものである。前記熱可塑性樹脂は、例えば、ABS、アクリル、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ポリカーボネ―ト、塩化ビニル樹脂である。前記熱可塑性樹脂は、リサイクルされた再生材であってもよい。
なお、木質基材1は、木材チップと木質繊維の両方または一方に、熱可塑性樹脂を混合させた後で、熱可塑性樹脂を含まないバインダによって固めて板状に成形したものであってもよい。
木質基材1は、その側面である木口面10全体に、エッジ材2が貼り付けられる。エッジ材2は、木口面10を覆って木口面10の止水性を向上させる。また、エッジ材2は、木口面10を覆って木質基材1の外観意匠を向上させる。
エッジ材2は、熱可塑性樹脂を含む材質で形成されたものである。エッジ材2は、シート状や薄板状である。本実施形態では、エッジ材2は、全体が熱可塑性樹脂で形成されている。なお、エッジ材2は、全体ではなく一部に、つまり、少なくとも木口面10に重ねられる裏面に熱可塑性樹脂を含んだものであってもよい。
エッジ材2の熱可塑性樹脂としては、例えば、ABS、アクリル、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ポリカーボネ―ト、塩化ビニル樹脂である。エッジ材2の熱可塑性樹脂は、木質基材1に含まれる熱可塑性樹脂と同じ材質であることが好ましい。
本実施形態の化粧板100は、例えば以下のようにして製造される。
まず、図1(b)に示すように、木質基材1の木口面10全面に、エッジ材2の裏面が重ね合わせられる。次いで、エッジ材2の裏面の熱可塑性樹脂と木質基材1の木口面10の熱可塑性樹脂とが、溶着装置3によって溶かされて、互いに溶着させられる。このとき、エッジ材2の裏面から溶け出した熱可塑性樹脂は、木口面10から溶け出した熱可塑性樹脂と溶着し、且つ木口面10の木材チップ間や木質繊維間に入りこむ。これにより、エッジ材2は、木口面10に対して強固に貼り付けられる。ここで、エッジ材2の熱可塑性樹脂と木質基材1の熱可塑性樹脂とが同じ材質である場合、エッジ材2は木質基材1に対してより強固に貼り付けられる。
本実施形態では、溶着装置3は、超音波溶着を行う超音波振動子30である。超音波振動子30は、エッジ材2の表面に押し当てた状態で、木質基材1に対して接離する方向(図1(b)中の矢印方向)に振動することで、木口面10に有する熱可塑性樹脂とエッジ材2の裏面に有する熱可塑性樹脂とを、短時間で溶融して溶着させることができる。
なお、溶着手段は、上述した超音波溶着に限定されない。例えば、溶着手段は、高周波溶着や、熱溶着(温風溶着)であってもよい。高周波溶着を用いた本発明の他の実施形態の化粧板100の製造方法では、エッジ材2の裏面と木質基材1の木口面10を集中的に加熱して溶着することができる。そのため、高周波溶着を用いた化粧板100の製造方法では、エッジ材2の表面以外の部位や木質基材1の木口面10以外の部位に熱の影響を与えにくく、これらの部位が変形したり傷が付いたりすることを抑制できる。
また、温風溶着を用いた本発明のさらに他の実施形態の化粧板100の製造方法では、エッジ材2の裏面と木質基材1の木口面10に直接温風を吹き付けて、エッジ材2の裏面の熱可塑性樹脂と木口面10の熱可塑性樹脂を溶かして、互いに溶着させることができる。そのため、温風溶着を用いた化粧板100の製造方法では、エッジ材2の厚みの大小に関わらず、エッジ材2の裏面と木質基材1の木口面10を安定して溶着させることができる。
以上まとめると、本発明の各実施形態の化粧板100の製造方法は、木質基材1の木口面10にエッジ材2を貼り付けて化粧板100を製造する化粧板100の製造方法である。木質基材1は、熱可塑性樹脂を含む材質で形成されたものである。エッジ材2は、熱可塑性樹脂を含む材質で形成されたものである。この製造方法では、エッジ材2の熱可塑性樹脂と木質基材1の熱可塑性樹脂とを溶着させることで、木口面10にエッジ材2を貼り付ける。
以上のように、本発明の各実施形態の製造方法では、エッジ材2を木質基材1の木口面10に貼り付ける際に、接着剤が必要とならない。言い換えると、本発明の各実施形態の化粧板100の製造方法では、接着剤を用いずに、木質基材1の木口面10にエッジ材2を貼り付けた化粧板100を製造することができる。そのため、本発明の各実施形態の化粧板100の製造方法では、接着剤のはみ出し部位の除去処理を省略できる等の、接着剤でエッジ材2を木口面10に貼り付けることによって生じる各問題を回避することができる。
また、本発明の各実施形態の化粧板100の製造方法では、木質基材1は、木材チップと木質繊維の両方または一方に、バインダを混合して成形した木質ボードであり、前記熱可塑性樹脂は、前記バインダに含まれることが好ましい。このようにすることで、この製造方法では、木材チップや木質繊維にバインダを混合してボード状に成形するといったパーティクルボードや中密度繊維板の一般的な製造工程の中で、熱可塑性樹脂を木質基材1に全体的に含ませることができる。これにより、この製造方法では、木質基材1の木口面10の略全面に亘って熱可塑性樹脂を含ませることができ、木口面10の略全面に亘ってエッジ材2を溶着させることができる。
また、本発明の一実施形態の化粧板100の製造方法では、エッジ材2の熱可塑性樹脂と木質基材1の熱可塑性樹脂との溶着は、超音波溶着によって行うことが好ましい。このようにすることで、この製造方法では、木質基材1の木口面10とエッジ材2との溶着を、短時間で行うことができる。
以上、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の意図する範囲内であれば、適宜の設計変更が可能である。
1 木質基材
2 エッジ材
10 木口面
100 化粧板

Claims (3)

  1. 木質基材の木口面にエッジ材を貼り付けて化粧板を製造する化粧板の製造方法であって、
    前記木質基材は、熱可塑性樹脂を含む材質で形成されたものであり、
    前記エッジ材は、熱可塑性樹脂を含む材質で形成されたものであり、
    前記エッジ材の裏面に含まれる前記熱可塑性樹脂と前記木質基材の前記木口面に含まれる前記熱可塑性樹脂とを溶着させることで、前記木口面に前記エッジ材を貼り付けることを特徴とする化粧板の製造方法。
  2. 前記木質基材は、木材チップと木質繊維の両方または一方に、バインダを混合して成形した木質ボードであり、
    前記熱可塑性樹脂は、前記バインダに含まれることを特徴とする請求項1に記載の化粧板の製造方法。
  3. 前記エッジ材の前記熱可塑性樹脂と前記木質基材の前記熱可塑性樹脂との溶着は、超音波溶着によって行うことを特徴とする請求項1または2に記載の化粧板の製造方法。
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