JP6041212B2 - 化粧板の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、木質基材の木口面にエッジ材を貼り付けて化粧板を製造する化粧板の製造方法に関する。
従来から、特許文献1等によって、木質系基材の木口面に、エッジ材をなす化粧シートを貼り付けて化粧板を製造する化粧板の製造方法が提案されている。
この化粧板の製造方法では、木口面に接着剤が塗布され、この接着剤を介してエッジ材が木口面に貼り付けられる。
特開2004−243647号公報
上述した化粧板の製造方法では、木口面にエッジ材を貼り付ける際に、接着剤が木口面とエッジ材との間からはみ出すおそれがあった。そのため、上述した化粧板の製造方法では、接着剤のはみ出した部位を除去する処理工程が必要となって、製造効率が低下するといった問題があった。
また、接着剤を使用した場合、接着剤の硬化に時間がかかるといった問題があった。
上記事情を鑑みて、本発明は、接着剤を用いずに、木質基材の木口面にエッジ材を貼り付けて化粧板を製造することができる化粧板の製造方法を提案することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明の化粧板の製造方法は、木質基材の木口面に硬質層を形成し、前記硬質層に熱可塑性のエッジ材を超音波溶着させることで、前記木口面に前記エッジ材を貼り付けて化粧板を製造することを特徴とする。
また、硬化性の塗料を前記木口面に塗布し、前記塗料を硬化することで、前記硬質層を形成することが好ましい。
あるいは、熱可塑性の硬質フィルムを前記木口面に貼り付けることで、前記硬質層を形成することが好ましい。
本発明の化粧板の製造方法では、木質基材の木口面に硬質層を形成することで、この硬質層に熱可塑性のエッジ材を超音波溶着によって溶着させることができ、これにより、エッジ材を木口面に貼り付けて化粧板を製造することができる。したがって、本発明の化粧板の製造方法では、接着剤を用いずに、木質基材の木口面にエッジ材を貼り付けて化粧板を製造することができる。
本発明の実施形態の化粧板の製造方法の製造手順を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面に基づいて説明する。
図1には、本実施形態の化粧板100の製造方法の製造手順が示されている。
本実施形態の化粧板100の製造方法では、木質基材1の木口面10に硬質層3を形成し、この硬質層3に熱可塑性のエッジ材2を貼り付けて化粧板100が製造される。化粧板100は、キッチンや洗面化粧台の扉等の水回り商品に好適に用いられる。
木質基材1は、例えば、平面視矩形の板状である。本実施形態では、木質基材1は、木材チップと木質繊維の両方または一方に、バインダ(結合剤)を混合して成形した木質ボードである。つまり、木質基材1は、木材チップに前記バインダを混合して成形したパーティクルボードや、木質繊維に前記バインダを混合して成形した中密度繊維板である。なお、木質基材1は、木材チップと木質繊維と前記バインダを混合して成形した木質ボードであってもよい。
木質基材1は、その側面である木口面10全体に、硬質層3が形成される。硬質層3は、木口面10を覆って木質基材1の側面を硬質化させる。なお、硬質層3は、木口面10に比べて硬い。また、硬質層3は、木口面10を覆って木口面10の止水性を向上させる。
本実施形態では、硬質層3は、硬化性の塗料を木口面10に塗布し、この塗料を硬化することで形成される。あるいは、硬質層3は、熱可塑性の硬質フィルムを木口面10に貼り付けることで形成される。
前記塗料は、例えば、紫外線硬化性樹脂塗料や、電子線硬化性樹脂塗料や、フェノール等の熱硬化性樹脂である。前記紫外線硬化性樹脂塗料は、例えば、アクリル系材料の塗料である。なお、前記アクリル系材料の塗料は、ABSやPET(ポリエチレンテレフタレート)に対して密着しやすい。
前記塗料は、木口面10に塗布した状態で、硬化装置によって硬化される。このとき、前記塗料は、木口面10を構成する木材チップや木質繊維の隙間に入り込んだ状態で硬化されて、木口面10に接合する。前記硬化装置は、前記塗料の材質に対応したものが用いられ、例えば、紫外線照射装置や、電子線照射装置や、加熱装置である。
前記硬質フィルムは、例えば、アクリルや、ポリエチレンテレフタレートや、ポリカーボネイトである。なお、前記硬質フィルムは、エッジ材2の熱可塑性樹脂と同じ材質であることが好ましい。前記硬質フィルムは、裏面に粘着材が付着したものである。粘着材は、例えば、アクリル系、ゴム系、シリコン系である。
木質基材1の木口面10に形成された硬質層3には、エッジ材2が超音波溶着によって貼り付けられる。エッジ材2は、硬質層3の表面全面を覆って木口面10の外観意匠を向上させる。
エッジ材2は、熱可塑性樹脂を含む材質で形成されたものである。エッジ材2は、シート状や薄板状である。本実施形態では、エッジ材2は、全体が熱可塑性樹脂で形成されている。なお、エッジ材2は、全体ではなく一部に、つまり、木口面10に重ねられる裏面に熱可塑性樹脂を含んだものであってもよい。
エッジ材2の熱可塑性樹脂は、例えば、ABS、アクリル、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ポリカーボネ―ト、塩化ビニル樹脂である。
本実施形態の化粧板100は、例えば以下のようにして製造される。
まず、図1(b)に示すように、木質基材1の木口面10全面に、硬化性の前記塗料が塗布されるか、あるいは熱可塑性の前記硬質フィルムが貼り付けられて、木口面10に硬質層3が形成される。次いで、図1(c)に示すように、硬質層3の表面全面にエッジ材2の裏面が重ね合わせられ、溶着装置4によって、エッジ材2の裏面の熱可塑性樹脂が溶融されて、エッジ材2の裏面が硬質層3の表面に溶着される。ここで、硬質層3を熱可塑性の前記硬質フィルムで形成した場合、前記硬質フィルムの表面とエッジ材2の裏面の熱可塑性樹脂の両方が溶着装置4によって溶融されて互いに溶着される。また、硬質層3を硬化した前記塗料で形成した場合、エッジ材2の裏面の熱可塑性樹脂が溶着装置4によって溶融されて、硬化した前記塗料の表面に溶着される。
溶着装置4は、超音波溶着を行う超音波振動子40である。超音波振動子40は、エッジ材2の表面に押し当てられた状態で、木質基材1に対して接離する方向(図1(c)の矢印の方向)に振動させられる。これにより、超音波振動子40は、エッジ材2の裏面の熱可塑性樹脂を、短時間で溶融して、硬質層3の表面に溶着させることができる。
以上まとめると、本実施形態の化粧板100の製造方法では、木質基材1の木口面10に硬質層3を形成し、硬質層3に熱可塑性のエッジ材2を超音波溶着させることで、木口面10にエッジ材2を貼り付けて化粧板100を製造する。
以上のように、本実施形態の製造方法では、エッジ材2を木質基材1の木口面10に貼り付ける際に、接着剤が必要とならない。言い換えると、本実施形態の化粧板100の製造方法では、接着剤を用いずに、木質基材1の木口面10にエッジ材2を貼り付けた化粧板100を製造することができる。そのため、本実施形態の化粧板100の製造方法では、接着剤のはみ出し部位の除去処理を省略できる等の、接着剤でエッジ材2を木口面10に貼り付けることによって生じる各問題を回避することができる。また、本実施形態の化粧板100の製造方法において、木口面10に形成された硬質層3は、エッジ材2を貼り付ける際に、エッジ材2によって押されても木口面10とエッジ材2との間からはみ出しにくい。そのため本実施形態の化粧板100の製造方法では、硬質層3のはみ出した部位を除去する処理も省略できる。
また、本実施形態の化粧板100の製造方法では、硬化性の塗料を木口面10に塗布し、前記塗料を硬化することで、硬質層3を形成することが好ましい。このようにすることで、この製造方法では、短時間で硬質層3を木口面10に形成することができる。また、この硬化性の塗料を用いた製造方法では、硬質層3を木口面10からはみ出さないように木口面10全体に簡単に形成することができる。
あるいは、本実施形態の化粧板100の製造方法では、熱可塑性の硬質フィルムを木口面10に貼り付けることで、硬質層3を形成することが好ましい。このようにすることで、この製造方法では、硬化性の塗料を塗布して硬化させるよりもさらに短時間で硬質層3を木口面10に形成することができる。また、この熱可塑性の硬質フィルムを用いた製造方法では、硬質層3を木口面10からはみ出さないように木口面10全体に簡単に形成することができる。また、この熱可塑性の硬質フィルムを用いた製造方法では、超音波溶着によって、硬質フィルム自体も溶融させることができ、エッジ材2と硬質層3との溶着をさらに強固に行なうことができる。
以上、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の意図する範囲内であれば、適宜の設計変更が可能である。
1 木質基材
2 エッジ材
3 硬質層
10 木口面
100 化粧板

Claims (3)

  1. 木質基材の木口面に硬質層を形成し、
    前記硬質層に熱可塑性のエッジ材を超音波溶着させることで、前記木口面に前記エッジ材を貼り付けて化粧板を製造することを特徴とする化粧板の製造方法。
  2. 硬化性の塗料を前記木口面に塗布し、前記塗料を硬化することで、前記硬質層を形成することを特徴とする請求項1に記載の化粧板の製造方法。
  3. 熱可塑性の硬質フィルムを前記木口面に貼り付けることで、前記硬質層を形成することを特徴とする請求項1に記載の化粧板の製造方法。
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