JP4693829B2 - 樹脂板の接合方法 - Google Patents

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Description

この発明は、プラスチック段ボール板などの熱可塑性樹脂製の樹脂板の端面同士を接合して、より寸法の大きい樹脂板を得る方法に関する。
ポリプロピレンなどの樹脂で製造された樹脂板は、木製板や紙製の段ボールと比べて耐水性及び耐久性があり、リサイクルだけでなくリユースもし易いため、輸送用コンテナなどの物流資材などに広く用いられている。このような樹脂板としては、無垢板だけでなく、樹脂の使用量が少ないながら十分な強度を有するプラスチック段ボール板やプラスチック気泡ボードなどの中空構造板、樹脂を発泡させて独立孔や連通孔などの細孔を内部に生じさせた発泡プラスチックボードなどが用いられている。
このうち、プラスチック段ボールは、互いに平行な板状部分である複数のライナと、そのライナ同士を垂直に連結し、互いに平行に複数並んだリブとを熱可塑性樹脂で製造した、ライナ間に空洞を有する中空構造板である。この平行に並んだリブにより、ライナに対して垂直な力に対しても、リブと平行な端面にかかる力に対しても、プラスチック段ボールは高い強度を発揮する。
しかし、複数のプラスチック段ボール板を接合し、より寸法幅の大きな接合プラスチック段ボール板を得ようとしても、接着剤による強固な接着は困難である。
このため、図18に示すような、H型枠材2で二つのプラスチック段ボール板1を挟み、これをプラスチックリベット3で止める接合方法が提案されている。
また、図19に示すようなプラスチック段ボール板の、リブ1bに平行な方向の端部において、ライナ1aとリブ1bにより形成される空間に、同じ樹脂製の接続用中子5を挟み込んで(図19(a))、上下から熱と圧力をかけて変形させて接合させる(図19(b))方法が提案されている(特許文献1)。
さらに、これらとは別に、図20に示すように他の接合部品を用いることなく、二つのプラスチック段ボール板の端部を一部重ねて(図20(a))、重なった面を熱溶着して固める(図20(b))接合方法が行われている。
一方、上記のプラスチック気泡ボードとしては、複数のキャップ状の突起17bを有するキャップシート17cのベースとなる一方の面にフラットシート17aを貼り合わせた図5(a)及び(b)に記載のようなプラスチック気泡ボード17がある。また、それとは逆に、キャップシート17cの突起17b上にフラットシート17aを貼り合わせた、図5(c)(d)に記載のようなプラスチック気泡ボード17’がある。さらに、キャップシート17cの両面にフラットシート17aを貼り合わせた図6(a)及び(b)に記載のようなプラスチック気泡ボード17”もある。これらのプラスチック気泡ボードでも、同様の方法により接合することが行われている。また、図21に記載のような、内部に連通孔や独立孔などの細孔20aを有する発泡プラスチックボード20でも、同様の方法により接合させることが行われている。
特開2004−136620号公報
しかしながら、図18に記載の方法では、樹脂板以外に別途、H型枠材2やプラスチックリベット3などの接合部品を用意した上で精度の高い接合工程を行う必要があるため、製造工程全体の生産性を低下させることになってしまった。また、図19に記載の方法は、連続した中空部分を有するプラスチック段ボール板以外では、接続用中子5を間に挿入できないために、無垢板やプラスチック気泡ボード、発泡プラスチックボードでの接合は出来なかった。さらに、図20に記載の方法では、他の接合部品は不要で接合工程は単純であるものの、上下に大きく段差が生じてしまい、フラットな外観に整えることが難しく、また、中空部分を有する中空構造板でなければ板の圧縮ができないために、無垢板の接合には適用できなかった。
そこでこの発明は、単純な接合工程で、接合面に生じる段差を抑えて熱可塑性樹脂製の樹脂板を接合することを目的とする。
この発明は、互いに接合を行う、熱可塑性樹脂製である二枚の樹脂板を、熱可塑性樹脂を溶融可能な温度であるヒートバーで加熱した熱可塑性樹脂同士の接着によって、端面同士を向かい合わせに接着させることで、上記の課題を解決したのである。
すなわち、それぞれの樹脂板の端面をヒートバーで直接加熱溶融した後で突き合わせて接合する方法か、又は、ヒートバーで加熱溶融した同じ熱可塑性樹脂製の接合板の両面にそれぞれの樹脂板の一つの端面を接着させることで一体化させる方法か、いずれの方法により、接合に関する端面又は接合板の表面をヒートバーで加熱溶融させて押し込むだけの単純な接合工程で二つの熱可塑性樹脂製の樹脂板を一体化させることができる。
このうち、直接に加熱した樹脂板の端面同士を突き合わせて接合する場合は、端面付近を加熱溶融してその溶融部分の樹脂だけで接合するため、接合部分の板上両表面に生じる盛上部は、重ね合わせによる接合で生じる段差よりも十分に小さいものとなる。さらに、この盛上部を切除しても、強度の低下はそれほど大きなものではないため、接合部分をフラットな平面としやすい。
一方、接合板を用いて接合する場合も、接合板の大きさを端面の大きさに近いものとすれば、余った部分を切除することで、強度の低下をほとんど起こすことなく接合部分をフラットな平面とすることができる。また、端面を直接突き合わせる場合と違って、接合板を間に挟むため、それぞれの上記樹脂板が内部に中空部分を有する中空構造板でありかつその端面が揃っていなくても、接合板を厚みのあるものとして、中空構造板の端面を上記接合板にめり込ませて接着させてしまえば接合させることができる。このため、厚みが異なる樹脂板の端面同士であっても十分な強度で接合させることができる。
上記の接合板を用いて接合する具体的な手順としては、二つの方法が挙げられる。第一の方法は、まず、一方の樹脂板の一つの端面に上記接合板の一方の表面を当接させた上で、上記接合板の他方の表面にヒートバーの一方の面を当接させて上記接合板を加熱溶融するとともに、一方の樹脂板の一つの端面と上記接合板の一方の表面とを当接させて、上記接合板を介して上記ヒートバーの熱を伝えて上記樹脂板の一つの端面も加熱溶融させて、一方の樹脂板の一つの端面と上記接合板の一方の表面とを接着させ、その後ヒートバーを離して接着状況を確認する。それから再度ヒートバーの一方の面と上記接合板の他方の表面とを当接させ、かつヒートバーの他方の面と他方の樹脂板の一つの端面を当接させて、それらを加熱溶融させた上で、ヒートバーから離した上記接合板の他方の表面と他方の樹脂板の一つの端面とを接着させる方法である。第二の方法は、上記第一の方法において、上記接合板の一方の表面と一方の樹脂板とを接着させている間に、ヒートバーの他方の面で他方の樹脂板の端面を加熱溶融させ、ヒートバーを離してすぐに上記接合板の他方の表面と他方の樹脂板とを接着させる方法である。これらの方法のうち、第一の方法の方が、時間がかかる分接着精度は高くなる。逆に、第二の方法の方が、時間効率は高い。
なお、端面同士を突き合わせて接合する場合は、接合部分で樹脂を圧縮して縮めるために、得られる接合樹脂板の大きさは、接合する樹脂板二枚分の大きさよりも小さなものとなる。特に、中空部分を有する中空構造板の場合は、圧縮幅が大きなものとなる。ただし、接合板を用いて接合する場合には、接合板が接着に大きく寄与するために、大きさの縮小が比較的小さくなり、得られる接合樹脂板の大きさは元の樹脂板二枚分の大きさに近いものとなる。
なお、上記ヒートバーとして、接触面をフッ素樹脂加工したものを用いるか、又はテフロン(登録商標)シートなどのフッ素樹脂加工したプラスチックシートを介して上記ヒートバーを上記接合板や上記樹脂板の端面と接触させるとよい。フッ素樹脂加工していないヒートバーを直接上記接合板や上記樹脂板に当てると、それらを構成する熱可塑性樹脂がヒートバーに付着して、ヒートバーを離した後の表面が荒れてしまい、均一に接着させることができずに、接合が不十分になってしまうことがあるためである。
この発明にかかる接合方法では、複雑な部品を必要とせず、単純な加熱と突き合わせで二つの樹脂板を接合できるので、従来の接合方法に比べて、作業性を向上させることができる。これらの方法により、樹脂板としては、無垢板や、プラスチック段ボール板及びプラスチック気泡ボードなどの中空構造板、発泡プラスチックボードのいずれであっても容易に端面同士を接合できる。接合された接合樹脂板は、一般に生産可能な無垢板、プラスチック段ボール板やプラスチック気泡ボード、発泡プラスチックボードなどの樹脂板の大きさよりも大きなものとすることができ、それらを用いてサイズの大きなプラスチックコンテナを容易に製造することができる。
以下、この発明について、具体的な実施形態を挙げて詳細に説明する。この発明は、熱可塑性樹脂製であり、内部に中空部分を有する樹脂板を接合させる接合方法である。まず、第一の実施形態として、前記樹脂板同士を直接に接合させる実施形態について説明する。この実施形態では、前記樹脂板として、図1(a)に記載のような、ライナ11a間にリブ11bを設けた、複数のプラスチック段ボール板11、11’の端面同士を直接に接合する。
この実施形態では、まず図1(a)のように、接合させる2枚のプラスチック段ボール板11、11’を、テーブル13上に並べる。この2枚のプラスチック段ボール板11、11’は厚さが同じものである。テーブル13には、後述する接合時の盛り上がりを阻害しないための溝14が設けられて、それぞれのプラスチック段ボール板11、11’が載っている面を分断しているが、それぞれのプラスチック段ボール板11、11’が載っている面は、同一の高さの平面上にある。ライナ11a同士を接着させるために、高さを揃える必要があるからである。
これらのプラスチック段ボール板11,11’の接合を行う端面11c、11c’を向かい合わせ、その間にヒートバー12を設置する。位置関係上、ヒートバー12は溝14上に設置することになる。予め向かい合わせておくことは必ずしも必要ではないが、向かい合わせておくと加熱後すぐに接合ができるため、効率良く加熱と接合とを行うことができ、生産性を向上させることができる。
このヒートバー12とは、プラスチック段ボール板11、11’の端面11c、11c’を十分に加熱可能である物体であり、プラスチック段ボール板11、11’を構成する樹脂を軟化、溶融可能な温度である必要がある。このヒートバー12としては、図1(a)のように、両面で加熱可能な1つのヒートバーを用いてもよいし、2つのヒートバーをそれぞれの端面11c、11c’に当ててもよい。作業効率の点では、図1(a)の実施形態のように、平行な面を有する一つのヒートバー12の両面に当てるようにするとよい。
このヒートバー12の表面はフッ素樹脂加工されており、端面11c、11c’を加熱した後これらから離す際に、端面の熱可塑性樹脂とくっついて剥がれにくくなり、端面11c、11c’を接着前に変形させてしまうことを防いでいる。なお、図示しないが、フッ素樹脂加工するのではなく、端面11c、11c’とヒートバー12との間に、フッ素樹脂加工されたプラスチックシートを介して加熱しても、同様の効果が得られる。
それぞれのプラスチック段ボール板11,11’をヒートバー12に当接させて、図1(b)のように、それぞれのプラスチック段ボール板11、11’の端面11c、11c’を加熱させる。こうして、端面11c、11c’付近の樹脂を溶融させる。なお、このとき壁面の樹脂が完全に液体となって流れ出すまで加熱するのではなく、溶融した樹脂が表面に留まる程度に加熱を留めておくと、接合すべき端面が維持されて接合しやすいので好ましい。
このヒートバー12による加熱時間は、用いる樹脂やヒートバーの温度により変わるが、不足すると端面が十分に溶融しないおそれがある。一方で、長すぎると、溶融しすぎて、端面付近が形状を保てなくなるおそれがある。
上記のように端面付近を溶融させたら、プラスチック段ボール板11,11’からヒートバー12を離し、その後、図1(c)のように端面11c,11c’同士を突き合わせて接合させる。加熱後に端面が冷却され固化してしまうと接合が出来なくなるため、ヒートバー12から離した後はできるだけ速やかに端面11c,11c’同士を突き合わせることが好ましい。このため、ヒートバー12に接触させる前から、予め端面11cと端面11c’とを上記のように向かい合わせておくことが望ましい。
上記の端面11c、11c’を突き合わせる際には、単に接触させるだけではなく、両端から接合面に向かって圧力をかけておくことが好ましい。単に接触させるだけでは、溶融した樹脂が固まるまでに十分に一体化しない場合があるので、十分に接合できる程度の圧力を掛けるとよい。ただし、端面同士の位置関係がずれて段差を生じてしまったり、外れてしまったりしない程度の圧力に留めておくことが必要である。
上記の突き合わせの後、空冷することにより溶融していた接合部分の樹脂が一体化して固まれば、プラスチック段ボール板の接合が完了し、2枚分のプラスチック段ボール板を合わせた板が得られる。
ただし、上記の突き合わせの際に、両側から押されて変形する接合面の近傍の樹脂が、図1(c)のように、ライナ11aの上下方向に盛り上がる場合がある。この盛上部11dが下方に形成されることで接合部分が上に押し上げられて接合が不十分となることを防ぐために、盛上部11dが生じても下方のテーブル13面と接触しないようにした溝14を有するテーブル13上で作業を行うことが好ましい。この盛上部11dは、両方のプラスチック段ボール板11、11’の樹脂が合わさったものであり、接合部分の接合力を強めるものであるので、外観及び実用上問題とならない場合は、そのままにしておいてもよい。
また、外観上の美しさや、実用上な理由でフラットな平面が求められる場合には、図1(d)に記載のように、この盛上部11dを切刃15により削除してもよい。ただし、盛上部11dは樹脂が接合している部分であり、この部分を切除するとその分接合に寄与する樹脂が減少して接合強度を低下させてしまう。このため、図2に記載のように、盛上部11dとなる部分をプレスすると、接合部分の表面をほぼフラットにしつつ、接合部分11eの強度の減少を抑えることができる。具体的には、図1(c)までの手順を行って、二つのプラスチック段ボール板11、11’を接合させた後、その接合部分11eから盛り上がった盛上部11dが柔らかいうちに、上下方向から平面を持つプレス器16によりプレスして(図2(a,b))、盛上部11dを形成している樹脂を、ライナ11aの表面に近い高さに潰し、平らな面11fを形成させる(図2(c))。
なお、接合を行う端面11c、11c’は、図1(a)の配置のようにリブ11bに交差する面、すなわち、ライナ11a及びリブ11bの切断面が露出している側の切断面だけではなく、平行に配されたリブ11bに平行な面、すなわち、図1(a)における手前側と奥側の端部にある、ライナ11aの切断面により形成される仮想的な平面であってもよい。すなわち、一方向だけではなく、縦横方向のどちらにもプラスチック段ボール板を接合することができ、また、接合した接合プラスチック段ボール板をさらに接合することで、より大きな接合プラスチック段ボール板を製造することができる。
ただし、リブ11bに交差する面同士を接合させる方が、リブ11bの分だけ溶融して接合する樹脂の量が多いため、接合力は高くなる。また、リブ11bの切断面が露出している側の切断面同士を接合させる場合には、端面を接触させる際に、互いのプラスチック段ボール板11、11’のリブ11b同士が接着するように横位置を揃えておくと、ライナ11aだけでなく、リブ11bでも接合されるため、接合力を強めることができるので好ましい。
一方、リブ11bに平行な端面同士を接合させる場合は、基本的には図3(a)のように、ライナ11aの突出部分11h同士で接合することとなる。この場合、突き合わされたライナ11aの突出部分11h同士が圧縮変形されて接合して、図3(b)に示すような接合部分11eを形成することとなる。
また、接合を行うリブ11bに平行な端面のうちの片方、又は両方が、図4(a)の右に示すプラスチック段ボール板11’のようにライナ11aの突出部分11hを有さず、リブ11bの側面11gが露出していると、その側面11gに図4(b)のように樹脂が一体化することで、図3の場合よりも高い接合力を確保することができる。側面11gはライナ11a間を繋いでおり、そこから伸びただけの突出部分11hよりも強固な構造になっているため、そこに接合することで接合部分全体が強固になるからである。ただし、このような効果を得るには、図4のようにプラスチック段ボール板11の切断面をリブ11bの側面11gに正確に揃える必要があり、作業上困難であるため、生産効率を下げてでも十分な接合力を必要とする場合に行うことが好ましい。
なお、リブ11bに交差する面とリブ11bに平行な面とを組み合わせて接合させてもよい。この場合、接合はライナ11aの端面同士を突き合わせることによる。
また、この発明で用いるプラスチック段ボール板のリブ11bは、図1のようにライナ11aに対して垂直に配されたものに限定されず、ライナ11aに対して斜めに配されたものでもよいし、ライナ11aと接合した別個の波板状の部品であってもよい。
また、この実施形態で接合させる樹脂板としては、上記のプラスチック段ボール板以外に、図5(a)乃至(d)、図6(a)(b)に示すような、プラスチック気泡ボード17,17’,17”が挙げられる。まず、図5(a)に断面を、図5(b)に斜視図を示すプラスチック気泡ボード17は、複数のキャップ状の突起17bを有するキャップシート17cのベースとなる一方の面に、フラットシート17aを貼り合わせたものである。このキャップシート17cの突起17bは密ではなく、ベースとなる方向から押し込まれた形に成形されており、この突起17bの部分が中空部分となる。その製造方法は、例えば、溶融押し出しした一枚のシートを、ベースとなる側の面から複数の円柱状突起により押し込んで形成させてキャップシート17cを形成し、そのベースとなる側の面に平面状のフラットシート17aを熱溶着させる方法や、同じ形状のキャップシート17cを射出成形により形成させて同様のフラットシート17aを熱溶着させる方法などが挙げられる。
また、図5(c)に断面を、図5(d)に斜視図を示すプラスチック気泡ボード17’は、図5(a)(b)に記載のプラスチック気泡ボード17とは逆に、キャップシート17cの突起17bの先端側の一方の面にフラットシート17aを貼り合わせたものである。これは、キャップシート17cのベース部分とフラットシート17aとの間が全て中空部分となっており、その中空部分である突起17b同士の隙間が繋がっている。
さらに、図6(a)に断面を、図6(b)に斜視図を示すプラスチック気泡ボード17”は、上記のキャップシート17cの両方の面にフラットシート17aを貼り合わせたものである。これは、図5(c)(d)に記載のプラスチック気泡ボード17’よりも高い強度を有し、同様にフラットシート17aとキャップシート17cとの間が繋がった中空部分となっているものである。
これらのプラスチック気泡ボード17、17’、17”としては、具体的にはプラパール(登録商標)の名前で呼ばれる製品がある。このようなプラスチック気泡ボード17、17’、17”は、上記のプラスチック段ボールと同様の方法により接合できるが、プラスチック段ボールと違って端面の方向による違いが無く、どの端面で接合してもフラットシート17a及びキャップシート17cの樹脂が同様に溶けて接合できるため、どの方向で接合しても、接合強度がほぼ一定のものとなる。
図5(a),(b)に記載の、フラットシート17aを、キャップシート17cのベースとなる一面にのみ貼り合わせたプラスチック気泡ボード17を、この発明により接合した場合の断面図を図7(a)に、斜視図を図7(b)に示す。また、図5(c)、(d)に記載の、フラットシート17aを、キャップシート17cの突起17b上の一面にのみ貼り合わせたプラスチック気泡ボード17’を接合した断面図を図7(c)に、斜視図を図7(d)に示す。いずれも、フラットシート17aとキャップシート17cが圧縮変形された樹脂によって、端面に露出したくぼみ17dが埋まり、両面方向に盛上部17eを有する接合部分17fが生じる。
さらに、図6(a)、(b)に記載のフラットシート17aをキャップシート17cの両面に貼り合わせたプラスチック気泡ボード17”を上記の実施形態により接合した場合の断面図を図8(a)に、斜視図を図8(b)に示す。プラスチック気泡ボード17、17’の場合と同様に、両面方向に盛上部17eを有する接合部分17fが生じる。
なお、これらの図7(a)乃至(d)、図8(a)(b)に示す接合したプラスチック気泡ボードは、そのまま用いてもよいが、フラットな面を必要とする場合は、図1(d)と同様に盛上部17eを切除してもよいし、図2と同様の手順により盛上部17eをプレス器でプレスしてフラットな面を得てもよい。
さらに、この実施形態で接合させる樹脂板としては、樹脂を発泡剤などにより発泡させて内部に連通孔や独立孔などの細孔20aを形成させた板である発泡プラスチックボード20を用いることもできる。その発泡プラスチックボード20を上記の実施形態と同様にして接合した場合の断面図を図9(a)に、斜視図を図9(b)に示す。上記と同様に、両面付近に盛上部を有する接合部分20bが生じる。この接合部分20bも、上記の場合と同様に切除することが好ましい。
さらにまた、この実施形態で接合させる樹脂板としては、内部に空洞部分や発泡部分を有さず全体が樹脂で形成された無垢板19を用いることもできる。その無垢板19を上記の実施形態と同様にして接合した場合の断面図を図10(a)に、斜視図を図10(b)に示す。上記と同様に、両面付近に盛上部を有する接合部分19aが生じる。この接合部分19aは、接着させる端面にくぼみをつくる空洞部分が無いため、上下前後方向にはみ出しやすいため、出来るだけ切除しておくことが好ましい。
次に、第二の実施形態として、熱可塑性樹脂製である接合板を間に挟んで上記樹脂板をそれぞれ前記接合板に接着させて接合させる実施形態について説明する。まず、上記と同様のプラスチック段ボール板11、11’の接合を行う場合について説明する。図11(a)に示すように、テーブル13上に並べたプラスチック段ボール板11、11’の、接合をさせる端面11c,11c’の間に、ヒートバー12と接合板18とを並べて設置する。ヒートバー12と接合板18は、溝14上に設置する。この状態での断面図を図11(b)に示す。接合板18は、プラスチック段ボール板11とヒートバー12とに挟まれており、ヒートバー12の一方の面12aは接合板18を向き、ヒートバー12の他方の面12bは他方のプラスチック段ボール板11’の端面11c’を向いている。
この接合板18は、熱可塑性樹脂製で、ヒートバー12によって加熱溶融可能なものである。接合するプラスチック段ボール板11、11’と同一の熱可塑性樹脂製であると、接合力がより強固になる。この実施形態で用いる接合板18は熱可塑性樹脂の無垢板であり、厚さは0.5〜20mmであると好ましい。0.5mm未満では薄すぎて接着力が確保できないおそれがあり、20mmを超えると厚すぎて加熱する面とは逆の面まで溶融することが難しくなるためである。
なお、この接合板18は必ずしも無垢板でなくてもよく、プラスチック段ボール板やプラスチック気泡ボードの他、樹脂を内部で発泡させた発泡プラスチックシートでもよい。プラスチック段ボール板やプラスチック気泡ボードである場合、厚みは1〜15mmであると好ましい。また、発泡プラスチックシートである場合、厚みは0.5〜15mmであると好ましい。いずれも、下限以下では接着強度が不十分になるおそれがあり、上限を上回ると接着面の十分な溶融ができなくなるおそれがある。
この接合板18の大きさは、少なくとも接合させる端面11c、11c’と同一か、それより大きいものである。この実施形態で用いる接合板18は、左右方向が端面11c、11c’より大きく、上下方向に端面11c、11c’より大きいため、端面11cに露出する上下のライナ11aの切断面の両方とも強固に接着することができる。溝14上に設置することで、接合板18の下端が下方のライナ11aよりも下になるため、下側のライナ11aとの接着時に隙間を生じにくくすることができる。
上記の状態から、一方のプラスチック段ボール板11の端面11cに、接合板18の一方の表面18aを当て、接合板18の他方の表面18bにヒートバー12を当てる。ヒートバー12により、両方の面18a,18bの表面樹脂と、接合板18に接している端面11cとが接着可能となるまで、接合板18全体と端面11cとを加熱して溶融させる。この状態を図11(c)に示す。この状態で、接触しているプラスチック段ボール板11の端面11cを接合板18の一方の表面18aに向かって押し込み、接着させる。
その後、接合板18の他方の表面18bからヒートバー12を一旦離す。この状態を図11(d)に示す。ここで、接合板18の一方の表面18aと一方のプラスチック段ボール板11の端面11cとが確かに接着されていることを確認する。確認する方法は、単に目視で確認するだけでなく、冷却後の接合板18とプラスチック段ボール板11との位置関係が一方に力を加えて動かすことでずれないかどうか確かめるといった方法が挙げられる。
上記の接着が確かにされていることを確認したら、ヒートバー12を再び、プラスチック段ボール板11、11’の間に戻して、ヒートバー12の一方の面12aを接合板18の他方の表面18bに接触させて再び加熱溶融させる。これとともに、ヒートバー12の他方の面12bに、まだ接着させていないプラスチック段ボール板11’の端面11c’を当ててこの端面11c’を加熱溶融させる。この状態を図11(e)に示す。
端面11c’と他方の表面18bとが十分に溶融されたら、ヒートバー12を離し、この端面11c’と他方の表面18bとが冷却されて固まる前に、速やかに押し付けて接着させる。この状態を図11(f)に示す。プラスチック段ボール板11,11’の間が接合板18によって接合されており、接合板18の上方端と下方端は、プラスチック段ボール板11,11’の上下のライナ11aの表面からそれぞれはみ出している。はみ出すように接着させることで、それぞれのライナ11aの切断面を余すことなく接着させることができる。ただし、このようにはみ出していると接合した板を用いる際に邪魔になり、見た目もよくないため、冷却後にこの余剰部分18cを切刃15でそれぞれ切除する。この状態を図11(g)に示す。これにより、接合部分をフラットにすることができる。また、図示しないが、リブ11bと平行な方向すなわち上記の左右方向にはみ出した余剰部分も、同様に切刃15で切除するとよい。以上の手順により、二枚のプラスチック段ボール板11、11’が接合された接合樹脂板を得ることができる。
次に、第三の実施形態を、図12を用いて説明する。この実施形態は、上記の第二の実施形態と同様に接合板18を用いて二つの樹脂板の端面を接合するものである。ここでは、上記の図11と同様に、プラスチック段ボール板11,11’の端面11c、11c’を接合する場合について説明する。上記の図11(a)と同様に、二つのプラスチック段ボール板11、11’の間にある溝14に接合板18とヒートバー12とを並べる。この状態を図12(a)に示す。
それから、プラスチック段ボール板11、11’の間を詰めて、端面11cを接合板18の一方の表面18aに接触させ、接合板18の他方の表面18bをヒートバー12の一方の面12aに接触させ、端面11c’をヒートバー12の他方の面12bに接触させる。この状態を図12(b)に示す。ヒートバー12と接触した接合板18は加熱溶融されて、一方の表面18aまで溶融されるとともに、その一方の表面18aと接触しているプラスチック段ボール板11の端面11cも加熱溶融されることになる。この状態で、接合板18の一方の表面18aと、そこに押し込まれるプラスチック段ボール板11の端面11cとが接着される。
次に、ヒートバー12を他方の表面18b及び端面11c’から離す。この状態を図12(c)に示す。他方の表面18b及び端面11c’が溶融して接着可能な温度である間に、速やかにプラスチック段ボール板11’を接合板18の他方の表面18bへ押し付けて接着させる。その状態を図12(d)に示す。上記の第二の実施形態と同様に、接合板18が接合されたプラスチック段ボール板11,11’の表面からはみ出しているため、接合板18が冷却された後に、図12(e)に示すように、切刃15でライナ11a上表面の余剰部分18cを切除し、また、第二の実施形態と同様に左右方向の余剰部分も切除する。以上の手順により、二枚のプラスチック段ボール板11、11’が接合された接合樹脂板を得ることができる。
上記の第二、第三の実施形態を比較すると、第二の実施形態の方が、一旦端面11cと一方の表面18aとの接着を確認してから他方の表面18bと他方の端面11c’との接着を行う分、作業に時間がかかるが、その分接着の精度が高く、仕上がりのよい接合樹脂板が得られる。逆に、第三の実施形態は、精度以上に作業速度を求められる場合に有効な手順である。
また、これら第二、第三の実施形態でも、上記の第一の実施形態と同様に、ヒートバー12として、表面がフッ素樹脂加工されたものを用いるか、又は、フッ素樹脂加工されたプラスチックシートを介して、上記の接合板18や端面11c、11c’を加熱する。接合板18を介して二つのプラスチック段ボール板11、11’を接着させるので、上記の第一の実施形態ほどではないが、それでも、加熱後にヒートバー12で加熱していた表面が荒れるようであると、接着面が変形して確かな接着強度が得られなくなるおそれがある。
これら第二、第三の実施形態で接合させる熱可塑性樹脂製の樹脂板は、図11、図12のようにプラスチック段ボール板だけでなく、図5及び図6に記載のようなプラスチック気泡ボード17,17’、17”を用いても同様の接合が可能である。
プラスチック気泡ボード17を、接合板18を用いて接合した状態の断面図を図13(a)に、斜視図を図13(b)に示す。また、プラスチック気泡ボード17’を、接合板18を用いて接合した状態の断面図を図13(c)に、斜視図を図13(d)に示す。いずれも、接合板18があるために、キャップシート17c同士の接着が、上記の第一の実施形態で樹脂を押し込んで圧縮することで接着させた場合よりも強固なものとなる。
また、キャップシート17cを二枚のフラットシート17aで挟んだプラスチック気泡ボード17”の接着であっても、同様の接合が可能である。接合した状態の断面図を図14(a)に、斜視図を図14(b)に示す。
さらに、図15に記載のような、樹脂の内部を発泡させて細孔20aを形成させた発泡プラスチックボード20でも同様に接合が可能である。二枚のプラスチックボード20を、接合板18を用いて接合した状態の断面図を図15に(a)に、斜視図を図15(b)に示す。
さらにまた、図16に記載のような、内部に空洞を有さない無垢板19であっても同様に接合が可能である。二枚の無垢板19を、接合板18を用いて接合した状態の断面図を図16(a)に、斜視図を図16(b)に示す。
なお、この実施形態では、接合させるプラスチック段ボール板11、11’や、プラスチック気泡ボード17、17’、17”、発泡プラスチックボード20,無垢板19の厚さが異なる物であっても接合可能である。また、互いに種類の異なる中空構造板、発泡プラスチックボードや無垢板であっても接合が可能である。
さらに、上記樹脂板としては、上記のいずれの実施形態でも、上記したプラスチック段ボール板やプラスチック気泡ボード、発泡プラスチックボード、無垢板などの樹脂板の代わりとして、上記の樹脂板に熱可塑性樹脂製の不織布を貼り合わせたり、熱可塑性樹脂製の発泡層を積層させたりしたものや、それぞれの樹脂板同士をさらに積層させたものなどが使用可能である。また、上記のプラスチック気泡ボードのキャップシートは、上記の形状に限られるものではなく、例えば、キャップシートが両面から突起を形成するように押し込まれた形となったものや、突起が円柱以外の任意の形となったものも挙げられる。これらの中空構造板も、板全体が熱可塑性樹脂製であれば、この発明を適用して接合することが可能である。ただし、いずれの樹脂板も、力を加えなければ自重で変形したりしない程度の強度を持っていることが好ましい。自重で変形する程度に柔らかいものであると、端面の封止が難しく、また、板として使いづらいので端面を封止する意義に乏しくなってしまう。
この発明で用いる樹脂板を構成する材料は、熱可塑性樹脂であることが必要であり、例えばポリプロピレンやポリエチレンなどのポリオレフィンが挙げられる。この中でも特に、溶融させるために必要な温度上、ポリプロピレン製であると製造しやすい。
この発明により接合された樹脂板21は、例えば、図17に示すようなプラスチックコンテナの周壁に用いることができる。このプラスチックコンテナは、底盤22の隅に枠材24を立て(図17(a))、その枠材24で樹脂板21を挟んで周壁とし(図17(b))、その上に蓋23をしたものである。ここで、接合部分21aで2枚の樹脂板を接合した大きな樹脂板21を用いることで、従来のプラスチックコンテナよりも大きなプラスチックコンテナを製造することができる。
(a)第一の実施形態で用いる接合プラスチック段ボール板の接合の初期時点での配置を示す概略図、(b)ヒートバーによる加熱時の断面図、(c)接合時の断面図、(d)盛上部の切除時の断面図 (a)接合部分へのプレスを行う際の断面図、(b)プレス時の断面図、(c)プレス後の断面図 (a)リブに平行な面のライナの突出部分同士の接合を行う際の断面図、(b)接合時の断面図 (a)リブに平行な面のライナの突出部分とリブとの接合を示す断面図、(b)接合後の断面図 (a)この発明で用いるキャップシートの一面にフラットシートを貼り付けたプラスチック気泡ボードの断面図、(b)(a)の斜視図、(c)キャップシートの突起上にフラットシートを貼り付けたプラスチック気泡ボードの断面図、(d)(c)の斜視図 (a)この発明で用いるキャップシートの両面にフラットシートを貼り付けたプラスチック気泡ボードの断面図、(b)(a)の斜視図 (a)ベース側面にフラットシートを貼り付けたプラスチック気泡ボードを接合した断面図、(b)(a)の斜視図、(c)突起上にフラットシートを貼り付けたプラスチック気泡ボードを接合した断面図、(d)(c)の斜視図 (a)両面にフラットシートを貼り付けたプラスチック気泡ボードを接合した断面図、(b)(a)の斜視図 (a)発泡プラスチックボードを接合した断面図、(b)(a)の斜視図 (a)無垢板を接合した断面図、(b)(a)の斜視図 (a)第二の実施形態で用いるプラスチック段ボール板の間にヒートバーと接合板を設置した概略図、(b)一方の面を端面に押し付けた際の断面図、(c)接合板の他方の面をヒートバーで加熱する際の断面図、(d)加熱後にヒートバーを一旦離した際の断面図、(e)ヒートバーを再び降ろし接合板と端面とを加熱する際の断面図、(f)接合板の他方の面に端面を押し付けた際の断面図、(g)余剰部分を切除する際の断面図 (a)第三の実施形態で用いるプラスチック段ボール板の間にヒートバーと接合板を設置した概略図、(b)ヒートバーに接触させて加熱溶融させた接合板に一方の端面を接着させる際の断面図、(c)ヒートバーを離す際の断面図、(d)接合板の他方の面に他方の端面を当てて接着させた際の断面図、(e)余剰部分を切除する際の断面図 (a)ベース側面にフラットシートを貼り付けたプラスチック気泡ボードを接合板により接合した断面図、(b)(a)の斜視図、(c)突起上にフラットシートを貼り付けたプラスチック気泡ボードを接合板により接合した断面図、(d)(c)の斜視図 (a)両面にフラットシートを貼り付けたプラスチック気泡ボードを接合板により接合した断面図、(b)(a)の斜視図 (a)発泡プラスチックボードを接合板により接合した断面図、(b)(a)の斜視図 (a)無垢板を接合板により接合した断面図、(b)(a)の斜視図 (a)プラスチックコンテナの概略図、(b)枠材と周壁との組み合わせ部分の拡大図 プラスチックリベットを用いた、従来の接合プラスチック段ボール板の断面図 (a)接続用中子を用いた、従来の接合プラスチック段ボール板の製造方法を示す概略図、(b)熱圧により固定する際の断面図 (a)端部を重ねて熱溶着により接合する従来の接合プラスチック段ボール板の製造方法を示す概略図、(b)圧着後の状態を示す断面図 発泡プラスチックボードの例を示す斜視図
符号の説明
1,11,11’ プラスチック段ボール板
2 H型枠材
3 プラスチックリベット
5 接続用中子
1a,11a ライナ
1b,11b リブ
11c,11c’ (接合を行う)端面
11d 盛上部
11e 接合部分
11f 平らな面
11g (リブの)側面
11h (ライナの)突出部分
12 ヒートバー
12a 一方の面
12b 他方の面
13 テーブル
14 溝
15 切刃
17 (キャップシートのベース側面にフラットシートを貼り付けた)プラスチック気泡ボード
17’ (キャップシートの突起上にフラットシートを貼り付けた)プラスチック気泡ボード
17” (キャップシートの両面にフラットシートを貼り付けた)プラスチック気泡ボード
17a フラットシート
17b 突起
17c キャップシート
17d くぼみ
17e 盛上部
17f 接合部分
18 接合板
18a 一方の表面
18b 他方の表面
18c 余剰部分
19 無垢板
19a 接合部分
20 発泡プラスチックボード
20a 細孔
20b 接合部分
21 (接合した)樹脂板
21a 接合部分
22 底盤
23 蓋
24 枠材

Claims (3)

  1. 互いに接合を行う、熱可塑性樹脂製である二枚の樹脂板を、熱可塑性樹脂を溶融可能な温度であるヒートバーで加熱した熱可塑性樹脂同士の接着によって、端面同士を向かい合わせに接着させる、樹脂板の接合方法であって、
    上記二枚の樹脂板の間に、熱可塑性樹脂製である接合板を挟み、上記接合板の他方の表面と上記ヒートバーの一方の面とを当接させ、かつ上記接合板の一方の表面と上記一方の樹脂板の一つの端面とを当接させて、上記接合板と、上記接合板を介して上記一方の樹脂板の一つの端面とを加熱溶融して、上記一方の樹脂板の一つの端面と上記接合板の一方の表面とを接着させ、上記ヒートバーを一旦上記接合板から離した後、
    上記接合板の他方の表面と上記ヒートバーの一方の面とを再び当接させて上記接合板の他方の表面を加熱溶融させるとともに、上記他方の樹脂板の一つの端面と上記ヒートバーの他方の面とを当接させて上記他方の樹脂板の一つの端面を加熱溶融させ、上記接合板の他方の表面と上記他方の樹脂板の一つの端面とが溶解している間に、上記他方の樹脂板の一つの端面と上記接合板の他方の表面とを接着させて、
    二枚の上記樹脂板を、上記接合板を介して一体化させる樹脂板の接合方法。
  2. 互いに接合を行う、熱可塑性樹脂製である二枚の樹脂板を、熱可塑性樹脂を溶融可能な温度であるヒートバーで加熱した熱可塑性樹脂同士の接着によって、端面同士を向かい合わせに接着させる、樹脂板の接合方法であって、
    上記二枚の樹脂板の間に、熱可塑性樹脂製である接合板を挟み、上記接合板の他方の表面と上記ヒートバーの一方の面とを当接させ、かつ上記接合板の一方の表面と上記一方の樹脂板の一つの端面とを当接させて、上記接合板と、上記接合板を介して上記一方の樹脂板の一つの端面とを加熱溶融して、上記一方の樹脂板の一つの端面と上記接合板の一方の表面とを接着させるとともに、
    上記ヒートバーの他方の面と、上記他方の樹脂板の一つの端面とを当接させて、上記他方の樹脂板の一つの端面を加熱溶融させ、
    上記ヒートバーを上記接合板及び上記他方の樹脂板の一つの端面から離し、上記接合板の他方の表面と上記他方の樹脂板の一つの端面とが溶融して接着可能である間に、上記他方の樹脂板の一つの端面と上記接合板の他方の表面とを接着させて、
    二枚の上記樹脂板を、上記接合板を介して一体化させる樹脂板の接合方法。
  3. 接着後に、上記樹脂板の接合部分からはみ出した上記接合板の余剰部分を切刃により切除する、請求項1又は2に記載の樹脂板の接合方法。
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