JP2002011794A - 板 材 - Google Patents

板 材

Info

Publication number
JP2002011794A
JP2002011794A JP2000192845A JP2000192845A JP2002011794A JP 2002011794 A JP2002011794 A JP 2002011794A JP 2000192845 A JP2000192845 A JP 2000192845A JP 2000192845 A JP2000192845 A JP 2000192845A JP 2002011794 A JP2002011794 A JP 2002011794A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
male
female
face
plate material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000192845A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Ariki
斉 有木
Tadashi Yoshinaga
正 吉永
Akira Nakamura
彰 中村
Eiji Yamano
英治 山野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eidai Co Ltd
Original Assignee
Eidai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eidai Co Ltd filed Critical Eidai Co Ltd
Priority to JP2000192845A priority Critical patent/JP2002011794A/ja
Publication of JP2002011794A publication Critical patent/JP2002011794A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

Landscapes

  • Finishing Walls (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】相互に嵌合する雄雌実部や凹凸部といった嵌合
部位に良好な寸法精度と十分な強度を確保することがで
き、しかも、効率よく製造することのできる板材を提供
する。 【解決手段】セルロース系材料50〜90重量%と熱可
塑性プラスチック材料50〜10重量%とを含む木質系
樹脂組成物を用いて成形された基材10の表面に表面化
粧材20を貼着してなる長方形状の床板であり、長辺側
の一端部には表面側切除部が、相対する他端部には裏面
側切除部がそれぞれ形成されており、短辺側の一端面に
は雌実17が、相対する他端面には雌実17に嵌合可能
な雄実18がそれぞれ形成されている。表面側切除部の
端面11aには雌実13が、裏面側切除部を有する一端
部の先端面10bには雌実13に嵌合可能な雄実14が
それぞれ形成されており、表面側切除部の下面には凹部
15が、裏面側切除部の上面には凹部15に嵌合可能な
凸部16がそれぞれ形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、床材や壁材等と
して使用される板材、特に、ワンタッチで接合すること
のできる板材に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、床板等の内装材としては、図7
(a)に示すように、一方の端面に雄実51が、相対す
る他方の端面に雌実52がそれぞれ形成された板材50
が一般的に使用されており、このような板材50は、同
図(b)に示すように、一端面に形成された雄実51と
他端面に形成された雌実52とを相互に嵌合させること
によって順次接合していくようになっている。
【0003】ところで、このように、雄実51と雌実5
2とを単に嵌合させることによって接合していく板材5
0では、一旦接合した板材50同士が容易に離間してし
まうので、こういった板材50を使用する場合は、通
常、接着剤や釘等の固定手段を用いて板材50を下地材
等に順次固定していかなければならず、施工が面倒であ
るといった問題があった。
【0004】このため、接着剤や釘等の固定手段を用い
ることなく、ワンタッチで接合していくことのできる板
材が開発されている。図8示すように、この種の板材6
0は、通常、合板、パーティクルボード、MDFといっ
た木質材によって形成されており、一方の端部は、その
表面側を一定幅で切除することによって形成された表面
側切除部61を有していると共に、相対する他方の端部
は、その裏面側を一定幅で切除することによって形成さ
れた裏面側切除部62を有している。
【0005】そして、表面側切除部61の端面には雌実
63が、裏面側切除部62を有する一方の端部の先端面
には雌実63に嵌合可能な雄実64がそれぞれ形成され
ており、表面側切除部61の下面には凹部65が、裏面
側切除部62の上面には凹部65に嵌合可能な凸部66
がそれぞれ形成されている。
【0006】以上のように構成された板材60は、図9
(a)に示すように、床下地材の上に載置された板材6
0に対して、接合しようとする板材60を、裏面側切除
部62を有する一方の端部が下向きになるように傾斜さ
せた状態で、その裏面側切除部62を、既に敷設されて
いる板材60の表面側切除部61に嵌め込んで、雌実6
3と雄実64とを相互に嵌合させると共に、凹部65と
凸部66とを相互に嵌合させることで簡単に接合するこ
とができる。
【0007】このようにして板材60同士が接合された
状態では、図9(b)に示すように、雌実63と雄実6
4とが相互に嵌合することによって厚み方向の位置ずれ
が阻止されると共に、凹部65と凸部66とが相互に嵌
合することによって板材60同士の離間が阻止されるよ
うになっているので、特に、板材60を接着剤や釘等を
用いて床下地材等に固定しなくても確実に敷設すること
ができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の板
材は、上述したように、雌雄実と凹凸部といったそれぞ
れ嵌合方向の異なる2種類の嵌合部位を有しているの
で、接合作業性や接合の確実性を考慮すると、こういっ
た嵌合部位を精度良く加工しなければならず、しかも、
輸送時や施工時に嵌合部位の角部に欠けやつぶれが発生
しないように、嵌合部位には十分な強度を確保しておか
なければならない。
【0009】しかしながら、上述した板材60のよう
に、合板、パーティクルボード、MDFといった木質材
によって形成していたのでは、雌実63、雄実64、凹
部65及び凸部66といった嵌合部位を精度良く切削加
工することができず、しかも、こういった嵌合部位に十
分な強度を確保することができないといった問題があ
る。
【0010】また、合板、パーティクルボード、MDF
といった木質材からなる板材を切削加工することによっ
て嵌合部位を形成するにはある程度の手間と時間がかか
るので、上述したような嵌合部位を有する板材を効率よ
く製造することができないといった問題もある。
【0011】そこで、この発明の課題は、相互に嵌合す
る雄雌実部や凹凸部といった嵌合部位に良好な寸法精度
と十分な強度を確保することができ、しかも、効率よく
製造することのできる板材を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記の課題
を解決するため、この発明は、一方の接合端部は、その
表面側に形成された表面側切除部を有すると共に、相対
する他方の接合端部は、その裏面側に形成された裏面側
切除部を有しており、前記表面側切除部の端面には、雌
実または雄実が形成されていると共に、前記表面側切除
部の下面には、凹部または凸部が形成されており、前記
裏面側切除部を有する他方の端部の先端面には、前記雌
実または雄実が嵌合する雄実または雌実が形成されてい
ると共に、前記裏面側切除部の上面には、前記凹部また
は凸部が嵌合する凸部または凹部が形成されている板材
を、セルロース系材料と熱可塑性プラスチック材料とを
含む木質系樹脂組成物によって形成したのである。
【0013】なお、ここにいう「セルロース系材料」と
しては、合板サンダーダスト、PBサンダーダスト、M
DFサンダーダスト、廃MDFファイバー、合板鋸屑、
PB鋸屑、MDF鋸屑等を使用することができ、粒子径
または繊維長が10mm以下のものが好ましい。
【0014】また、ここにいう「熱可塑性プラスチック
材料」としては、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレ
ン(PS)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレ
フタレート(PET)、アクリロニトリルブタジエンス
チレン共重合体(ABS)、ポリ塩化ビニル(PVC)
等やこれらの廃プラスチックを、単独または複数種類を
混合した状態で使用することができ、これらの熱可塑性
プラスチック材料には、少量の熱硬化性プラスチック材
料が混入されていてもよい。
【0015】以上のように構成された板材は、セルロー
ス系材料と熱可塑性プラスチック材料とを含む木質系樹
脂組成物によって形成されているので、中質繊維板(M
DF)等の木質材によって形成されている従来の板材に
比べて、十分な強度を確保することができる。
【0016】また、この板材は、セルロース系材料と熱
可塑性プラスチック材料とを含む溶融状態の木質系樹脂
組成物をプレス成形法、押出成形法または射出成形法と
いった種々の成形法を用いて成形することが可能となる
ので、木質材を切断または切削加工することによって形
成されている従来の板材に比べて、接合端部に形成され
る雌実、雄実、凹部及び凸部といった嵌合部位に良好な
寸法精度を確保することができる。
【0017】特に、請求項2に記載の板材のように、前
記セルロース系材料の配合量は50〜90重量%に設定
しておくことが望ましい。セルロース系材料の配合量が
50重量%を下回ると、木質材としての質感を付与する
ことができなくなるからであり、セルロース系材料の配
合量が90重量%を上回ると、バインダとして機能する
熱可塑性プラスチック材料の量が少なすぎて、良好な寸
法精度を確保することができなくなると共に寸法変化の
小さい嵌合部位を形成することができなくなるからであ
る。
【0018】また、請求項3に記載の板材のように、前
記接合端部における熱可塑性プラスチック材料の配合比
率が他の部分に比べて高くなっているものにあっては、
欠けやつぶれが発生しやすい嵌合部位の強度が特に大き
くなると共に、嵌合部位における水分の吸放出が抑えら
れるので、嵌合部位の寸法変化を最小限に抑えることが
できるという効果がある。
【0019】また、請求項4に記載の板材のように、プ
レス成形法、押出成形法または射出成形法によって、前
記接合端部とそれ以外の部分とを同時成形したものにあ
っては、木質材によって形成されている従来の板材のよ
うに、雌実、雄実、凹部及び凸部といった嵌合部位を別
工程で切削加工する必要がないので、効率よく製造する
ことができるという効果がある。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態について図面を
参照して説明する。図1及び図2(a)、(b)に示す
ように、この板材1は、厚さ5.8mmの基材10の表
面に、厚さ0.3mmもナラ突板からなる表面化粧材2
0を貼着してなる長方形状の床板であり、基材10は、
セルロース系材料と熱可塑性プラスチック材料とを含む
木質系樹脂組成物によって形成されている。
【0021】図2(a)及び図3に示すように、長辺側
の一方の接合端部には、基材10の表面側に一定幅の表
面側切除部11が形成されていると共に、相対する他方
の接合端部には、基材10の裏面側に一定幅の裏面側切
除部12が形成されており、図2(b)に示すように、
短辺側の一方の端面10cには雌実17が形成されてい
ると共に、相対する他方の端面10dには雌実17に嵌
合可能な雄実18が形成されている。
【0022】前記表面側切除部11の端面11aには雌
実13が形成されていると共に、裏面側切除部12を有
する一方の端部の先端面10bには雌実13に嵌合可能
な雄実14が形成されており、図4に示すように、雌実
13に雄実14が嵌合した状態では、雄実14と雌実1
3とが線接触するようになっている。
【0023】また、表面側切除部11の下面11bには
凹部15が形成されていると共に、裏面側切除部12の
上面12bには凹部15に嵌合可能な凸部16がそれぞ
れ形成されており、図4に示すように、裏面側切除部1
2を有する一方の端部の先端面10bと表面側切除部1
1の端面11aとが相互に当接した、板材1、1の接合
状態では、相互に嵌合している凹部15の一方の傾斜面
15aと、この傾斜面15aに対向する凸部16の一方
の傾斜面16aとが相互に接触するようになっていると
共に、凹部15の他方の傾斜面15bとこの傾斜面15
bに対向する凸部16の他方の傾斜面16bとの間及び
裏面側切除部12の端面12aと表面側切除部11を有
する端部の先端面10aとの間には、常時、隙間が形成
されるようになっている。
【0024】以上のように構成された基材10は、セル
ロース系材料として合板サンダーダストやPBサンダー
ダスト等の木紛50〜90重量%と、ポリプロピレン
(PP)、ポリスチレン(PS)、ポリエチレン(P
E)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、アクリ
ロニトリルブタジエンスチレン共重合体(ABS)、ポ
リ塩化ビニル(PVC)等の熱可塑性プラスチック材料
50〜10重量%とを、スーパーミキサーやヘンシェル
ミキサー等の撹拌混合機に投入して攪拌混合することに
より得られるゲル状の木質系樹脂組成物を、所定形状の
金型及び一軸押出機または二軸押出機等の押出機を用い
て押出成形することによって、雌実13または雄実1
4、凹部15または凸部16といった嵌合部位が形成さ
れた接合端部とそれ以外の部分とを同時に成形すること
ができる。
【0025】以上のように構成された板材1からなる床
板を敷設する場合は、図5に示すように、まず、床下地
材の所定位置に載置することによって最初の板材1を敷
設する。そして、2枚目の板材1を、裏面側切除部12
を有する一方の端部が下向きになるように傾斜させた状
態で、その裏面側切除部12を、既に敷設されている1
枚目の板材1の表面側切除部11に嵌め込んで、雌実1
3と雄実14とを相互に嵌合させると共に、凹部15と
凸部16とを相互に嵌合させることで、板材1同士をそ
の短手方向に簡単に接合することができる。このように
して、板材1を相互に接合しながら順次敷設していく。
【0026】さらに、板材1を長手方向に接合する場合
は、図6に示すように、長手方向に位置ずれさせた状態
で板材1を短手方向に接合した後、同図に矢印で示すよ
うに、この板材1を長手方向にスライドさせることによ
って、既に敷設されている板材1の雄実18に雌実17
を嵌合させることで、簡単に接合することができる。
【0027】以上のように、この板材1は、セルロース
系材料と熱可塑性プラスチック材料とを含む木質系樹脂
組成物によって基材10が形成されているので、中質繊
維板(MDF)等の木質材によって基材が形成されてい
る従来の板材に比べて、十分な曲げ強度を確保すること
ができる。従って、嵌合部位の強度を極端に低下させる
ことなく、板材1の厚みを薄くすることが可能となる。
【0028】また、この板材1では、基材10にある程
度の量の熱可塑性プラスチック材料が含まれているの
で、凹凸嵌合部や実嵌合部に良好な滑り性が確保され、
板材1の接合作業性が向上するという効果もある。
【0029】また、この板材1では、セルロース系材料
と熱可塑性プラスチック材料とを混合した溶融状態にあ
る木質系樹脂組成物を押出成形することによって基材1
0を製造するようにしたので、MDF等の木質材を切断
または切削加工することによって基材が形成される従来
の板材に比べて、生産性が向上すると共に、接合端部に
形成される雌実13、雄実14、凹部15及び凸部16
といった嵌合部位に良好な寸法精度を確保することがで
きる。
【0030】また、この板材1では、基材10を形成し
ている木質系樹脂組成物におけるセルロース系材料の配
合量を50〜90重量%に設定しているので、木質材と
しての質感を付与することができ、しかも、熱可塑性プ
ラスチック材料によって得られる良好な寸法精度と十分
な強度を保持することができると共に寸法変化の小さい
嵌合部位を形成することができるという効果がある。
【0031】なお、上述した実施形態では、押出成形法
によって基材10を成形するようにしているが、これに
限定されるものではなく、射出成形法や分割型を使用し
たプレス成形法によって基材10を成形することも可能
であり、上述したような木質系樹脂組成物によって形成
されたフラットな板材を別途切削加工することによっ
て、雌実13または雄実14、凹部15または凸部16
といった嵌合部位を有する接合端部を形成することも可
能である。
【0032】特に、射出成形法やプレス成形法によって
基材10を製造すると、嵌合部位を形成するために金型
形状が複雑になる接合端部には、セルロース系材料に比
べて流動性の良好な熱可塑性プラスチック材料が侵入し
易くなり、接合端部における熱可塑性プラスチック材料
の配合比率が他の部分に比べて高くなるので、欠けやつ
ぶれが発生しやすい嵌合部位の強度が特に大きくなると
共に嵌合部位にさらに良好な滑り性が確保され、しか
も、嵌合部位における水分の吸放出が抑えられるので、
嵌合部位の寸法変化を最小限に抑えることができるとい
う効果が得られる。
【0033】また、上述した実施形態では、裏面側切除
部12を有する一方の端部の先端面10bと表面側切除
部11の端面11aとが相互に当接した、板材1、1の
接合状態では、相互に嵌合している凹部15の一方の傾
斜面15aと、この傾斜面15aに対向する凸部16の
一方の傾斜面16aとが接触した状態になっているが、
傾斜面15a、16aの間に0.3mm程度の僅かな隙
間が形成されるようにしておくと、両板材1、1が短手
方向に接合されているにも拘わらず、大きなスライド抵
抗が加わることなく、板材1をスムーズに長手方向にス
ライドさせることができるので、板材1の接合作業性が
向上すると共に、板材1が水分を吸収することによって
膨潤した場合でも、凹凸部及び雄雌実部を確実に嵌合さ
せることができるので、板材1の接合作業に支障をきた
すことがなく、また、接合後に板材1が膨潤した場合で
も、その膨潤をある程度吸収することができるので、板
材1が膨潤することに伴って発生する先端面10bと端
面11aとの当接部分における板材1の突き上げを有効
に防止することができるという効果が得られる。
【0034】また、上述した実施形態では、熱可塑性プ
ラスチック材料を含む木質系樹脂組成物によって基材1
0を形成しているので、雌実13、雄実14、凹部15
及び凸部16といった嵌合部位の表面に良好な滑り性が
確保され、板材1の接合作業等をスムーズに行うことが
できるが、例えば、湿気硬化型ウレタン樹脂やアクリル
系樹脂等を嵌合部位に塗布しておくと、嵌合部位の表面
の滑り性をさらに向上させることができる。なお、こう
いった樹脂には、撥水性を付与するためにシリコン樹脂
等をブレンドしてもよい。
【0035】また、上述した実施形態では、接合部分に
目地溝が形成されない板材1について説明したが、これ
に限定されるものではなく、接合時に相互に当接する端
面10b、11aにおける表面側を、傾斜面または湾曲
面となるような面取り形状にしておくことによって、目
地溝を形成してもよい。このように、端面10b、11
aにおける表面側を面取り形状にしておくと、基材10
の表面側に貼着された表面化粧材20である突板の端面
同士が相互に接触することがなく、板材1、1を接合す
る際に突板の端部につぶれが発生したり、突板が基材1
0から剥離することもない。
【0036】また、この実施形態では、表面側切除部1
1に雌実13及び凹部15を形成し、裏面側切除部12
を有する端部の先端面10bに雄実14を、裏面側切除
部12に凸部16をそれぞれ形成しているが、これに限
定されるものではなく、例えば、裏面側切除部に雌実及
び凹部を形成し、表面側切除部を有する端部の先端面に
雄実を、表面側切除部に凸部をそれぞれ形成するといっ
た具合に、雌実、雄実、凹部及び凸部の形成位置を任意
に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる板材を示す平面図である。
【図2】(a)は図1のX−X線に沿った断面図、
(b)は図1のY−Y線に沿った断面図である。
【図3】同上の板材における一対の接合端部を示す断面
図である。
【図4】同上の板材の接合状態を示す断面図である。
【図5】同上の板材の接合方法を示す断面図である。
【図6】同上の板材(床板)の敷設方法を示す平面図で
ある。
【図7】(a)は従来の板材を示す断面図、(b)は同
上の板材の接合方法を示す断面図である。
【図8】従来の他の板材を示す断面図である。
【図9】(a)は同上の板材の接合方法を示す断面図、
(b)は同上の板材の接合状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 板材 10 基材 11 表面側切除部 12 裏面側切除部 13、17 雌実 14、18 雄実 15 凹部 16 凸部 20 表面化粧材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 彰 大阪府大阪市住之江区平林南2丁目10番60 号 永大産業株式会社内 (72)発明者 山野 英治 大阪府大阪市住之江区平林南2丁目10番60 号 永大産業株式会社内 Fターム(参考) 2E110 AA42 AB04 AB05 AB23 BA12 BD23 CA03 DB03 DC02 DC06 EA05 EA06 EA07 GA03X GA32W GA33W GA33X GA42X GA43X GB43X GB46X GB62W 4F211 AA03 AA50 AD05 AD06 AG02 AH47 TA06 TC09 TD09 TN78

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の接合端部は、その表面側に形成さ
    れた表面側切除部を有すると共に、相対する他方の接合
    端部は、その裏面側に形成された裏面側切除部を有して
    おり、 前記表面側切除部の端面には、雌実または雄実が形成さ
    れていると共に、 前記表面側切除部の下面には、凹部または凸部が形成さ
    れており、 前記裏面側切除部を有する他方の端部の先端面には、前
    記雌実または雄実が嵌合する雄実または雌実が形成され
    ていると共に、 前記裏面側切除部の上面には、前記凹部または凸部が嵌
    合する凸部または凹部が形成されている板材において、 セルロース系材料と熱可塑性プラスチック材料とを含む
    木質系樹脂組成物によって形成されていることを特徴と
    する板材。
  2. 【請求項2】 前記セルロース系材料の配合量が50〜
    90重量%である請求項1に記載の板材。
  3. 【請求項3】 前記接合端部における前記熱可塑性プラ
    スチック材料の配合比率が他の部分に比べて高くなって
    いる請求項1または2に記載の板材。
  4. 【請求項4】 プレス成形法、押出成形法または射出成
    形法によって、前記接合端部とそれ以外の部分とが同時
    成形されている請求項1、2または3に記載の板材。
JP2000192845A 2000-06-27 2000-06-27 板 材 Withdrawn JP2002011794A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000192845A JP2002011794A (ja) 2000-06-27 2000-06-27 板 材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000192845A JP2002011794A (ja) 2000-06-27 2000-06-27 板 材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002011794A true JP2002011794A (ja) 2002-01-15

Family

ID=18691922

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000192845A Withdrawn JP2002011794A (ja) 2000-06-27 2000-06-27 板 材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002011794A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011196817A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Sekisui House Ltd 目地部の挙動再現装置及び目地部の挙動再現方法
JP2014205284A (ja) * 2013-04-12 2014-10-30 パナソニック株式会社 化粧板の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011196817A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Sekisui House Ltd 目地部の挙動再現装置及び目地部の挙動再現方法
JP2014205284A (ja) * 2013-04-12 2014-10-30 パナソニック株式会社 化粧板の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2019333191B2 (en) Set of panels with a mechanical locking device
US11873647B2 (en) Floor panel for forming a floor covering
US12025162B2 (en) Set of panels with a mechanical locking device
JP2001329681A (ja) 板 材
CA2362269C (en) Connecting system for surface coverings
US20020031646A1 (en) Connecting system for surface coverings
PL1808311T3 (pl) Panel, zwłaszcza panel podłogowy
CN107923184B (zh) 嵌板
RU2701767C2 (ru) Панель
US20030221387A1 (en) Laminated indoor flooring board and method of making same
US20220213912A1 (en) Wedge-shaped tongue groove
JP2002011794A (ja) 板 材
US20230105946A1 (en) Mechanical connection arrangement for panels
JP4615091B2 (ja) 板材
JP2007224523A (ja) 連結組立用化粧材
JP4492324B2 (ja) 化粧材
JP2012007356A (ja) 床材
JP5954699B2 (ja) 複数巾木結合体
JP4126893B2 (ja) 化粧材
JP2006161312A (ja) 化粧板
JP2001323645A (ja) 板 材
CN208618732U (zh) 一种防水耐磨高分子复合wpc地板
JP2007237703A (ja) 化粧板及び建具
KR20240072207A (ko) 표면을 클래딩하기 위한 2개의 패널들 및 패널 연결 요소로 이루어진 세트, 패널 연결 요소 및 패널 연결 요소의 사용
JP2003161029A (ja) 床材及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070904