JP6565161B2 - 取引装置及び取引システム - Google Patents

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Description

本発明は、取引装置及び取引システムに関し、例えば、金融機関の店舗や駅やコンビニエンスストア等に設置されている取引装置及び取引システムに適用し得るものである。
近年のネットワークセキュリティの進展に伴い、自動取引装置(ATM:Automatic Teller Machine)は、ネットワークを通じて、金融機関ホストサーバや管理サーバ(以下、金融機関ホストサーバ等と呼ぶ。)と接続して取引情報の授受を行なっている。そして、取引情報のホストサーバ等から承諾を受けると、自動取引装置は貨幣を出金する等の取引を行なっている。
自動取引装置は、貨幣(紙幣、硬貨)を金種毎に収納する現金収納部と、紙幣の金種、真偽判定(真券、偽券、非紙幣等の判定)、紙幣状態(例えば、損傷、破れ、汚れ等の状態)などを鑑別する鑑別部とを有している。自動取引装置が出金する際、現金収納部から繰り出した紙幣を鑑別部が鑑別し、正常な紙幣を出金している。また、鑑別部により正常でないと判断された紙幣は、リジェクト紙幣として出金されない。
特公平3−0151030号公報
しかしながら、従来の自動取引装置において、顧客により指定された出金金額が、当該自動取引装置内に収納されている有高を超えている場合、指定された出金金額を出金することができなかった。特に、指定された出金金額や紙幣枚数が現金収納部に収納されている場合であって、出金処理の際に紙幣がリジェクトされることにより、出金できる金額や紙幣枚数が不足したときでも、全ての金額を出金することができなかった。
例えば、自動取引装置の現金収納部に1万円券が100枚だけ収納されており、顧客により100万円の出金金額が指定され、自動取引装置が100枚の1万円券を出金しようとする。出金すべき100枚の1万円券はそれぞれ鑑別部により鑑別される。この場合、1枚の1万円券がリジェクトされたとすると、出金できる紙幣は指定金額でないため、取引は不成立となり、顧客は全ての現金を受け取ることができない。
そのため、出金取引の際に、出金することができる金額が指定金額に達していない場合であっても、顧客の承諾を得たうえで、出金することができ、取引を成立させることができる取引装置及び取引システムが求められている。
かかる課題を解決するために、第1の本発明に係る取引装置は、(1)金種毎に媒体を収納する媒体収納部と、(2)指定金額に応じて、上記媒体収納部から媒体を取り出して出金処理を行なう制御部と、(3)上記指定金額が上記媒体収納部に収納されている金額を超えているとき、出金処理を実行せず、上記指定金額が上記媒体収納部に収納されている金額以下のときに、出金処理を開始し、出金処理の途中で、実際に出金される金額である出金可能金額が上記指定金額に達しなくなった場合、顧客による承認情報を取得して、上記指定金額未満の媒体金させる出金処理部とを備えることを特徴とする。
第2の本発明に係る取引システムは、オペレータ端末と、入力された取引情報に基づいて出金取引を行なう第1の本発明に係る取引装置とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、出金取引の際に、出金することができる金額が指定金額に達していない場合であっても、顧客の承諾を得たうえで、出金することができ、取引を成立させることができる。
第1の実施形態に係るATMの内部構成を示す内部構成図である。 第1の実施形態に係る取引システムの全体構成を示す構成図である。 第1の実施形態に係るATMの外観構成を示す外観構成図である。 第1の実施形態に係るATMにおける出金処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る出金不足対応用画面を示す画面図である。 第2の実施形態に係るATMの内部構成を示す内部構成図である。 第2の実施形態に係るATMにおける出金処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る出金取引画面を示す画面図である。 第2の実施形態に係る出金不足対応用画面を示す画面図である。 第3の実施形態に係る取引システムの全体構成を示す構成図である。 第3の実施形態に係るATMの内部構成を示す内部構成図である。 第3の実施形態に係る出金処理の動作を示すフローチャートである。
(A)第1の実施形態
以下では、本発明に係る取引装置及び取引システムの第1の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
この実施形態は、例えば自動取引装置(ATM)と金融機関ホストサーバとを有する取引システムに、本発明を適用する場合を例示する。
(A−1)第1の実施形態の構成
(A−1−1)取引システムの全体構成
図2は、第1の実施形態に係る取引システムの全体構成を示す構成図である。図2において、この実施形態に係る取引システム5は、通信回線4に接続可能な、自動取引装置(ATM)1、金融機関ホストサーバ2を有する。
通信回線4は、ATM1と金融機関ホストサーバ2との間、若しくは、ATM1とオペレータ端末3との間で、情報を授受する通信回線である。通信回線4のプロトコルは、ネットワークセキュリティが確保されている通信回線であり、例えば金融機関毎の独自の専用プロトコルや、TCP/IP(インターネットプロトコル)等を適用することができる。
ATM1は、例えば金融機関、空港、駅、コンビニエンスストア等に設置されているものであり、顧客操作により種々の取引処理を行うものである。ATM1は、顧客操作により入力された取引種別や取引内容情報を含む取引情報を金融機関ホストサーバ2に送信したり、又金融機関ホストサーバ2により実行される取引実行情報を受信したりするものである。
ATM1が取り扱うことができる取引種別は、例えば、入金取引、出金取引等がある。入金取引は、顧客から受け取った現金を入金する取引であり、例えば、現金を預け入れる預け入れ取引や、所定の口座に現金を振り込む振込取引等がある。出金取引は、顧客に対して現金を支払う取引であり、例えば、口座から現金を引き出す引き出し取引等がある。
金融機関ホストサーバ2は、金融機関の基幹システムのホストサーバである。なお、この実施形態では、金融機関ホストサーバ2としているが、顧客の1日の取引限度額を超えているか否かを判断できるサーバであれば良い。例えば、ATM1と金融機関ホストサーバ2との間に、取引実行可能か否かを判断するサーバを介在させるようにしても良い。金融機関ホストサーバ2は、通信回線4を介してATM1から受信した取引情報に基づいて取引を実行したり、完了した取引情報を管理したりするものである。
(A−1−2)ATMの詳細な構成
図3は、第1の実施形態に係るATM1の外観構成を示す外観構成図である。図3において、この実施形態に係るATM1は、操作表示部11、紙幣入出金口12、硬貨入出金口13、通帳入出口14、カード入出口15、撮像手段16、送受話器17を有する。
操作表示部11は、例えば、取引種類の選択メニュー画面、各取引種類の操作画面、取引内容の確認画面等を表示したり、顧客が入力した入力情報を取り込んだりするものである。操作表示部12は、例えば、タッチパネル方式の操作表示部を適用することができる。なお、操作表示部12は、操作部と表示部とが一体となったタッチパネル方式のものに限らず、操作部と表示部とがそれぞれ物理的に別の構成のものであってもよい。
紙幣入出金口12は、顧客により挿入される紙幣を受け入れたり又は紙幣を排出したりするものである。
硬貨入出金口13は、顧客により投入される硬貨を受け入れたり又は硬貨を排出したりするものである。
通帳入出口14は、顧客のより挿入される通帳を受け入れたり又は通帳を排出したりするものである。
カード入出口15は、顧客により挿入されるキャッシュカードを受け入れたり又はキャッシュカードを排出したりするものである。
撮像手段16は、顧客を撮像するカメラである。撮像手段16が、ATM1の内部に搭載されているものである場合を例示するが、ATM1の付近に設けられているものであっても良い。また、撮像手段16は、複数個設けられていてもよい。
送受話器17は、例えばオペレータと通話するためのものである。なお、この実施形態では、送受話器17を例示するが、送受話器17に代えてマイクとスピーカがATM1に搭載されているものであっても良い。
図1は、第1の実施形態に係るATM1の内部構成を示す内部構成図である。ATM1は、例えば制御装置や通信装置や機構部等を有して構成されるものであり、図1は、ATM1の内部構成を機能的に示している。
図1において、ATM1は、取引制御部21、画面制御部22、記憶部23、通信部24、操作表示制御部25、カード機構部26、通帳機構部27、現金機構部28、現金収納部30を有する。
取引制御部21は、ATM1の全体的な機能を司る処理部又は装置である。取引制御部21は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM、入出力インターフェース等を有して構成されるものであり、CPUがROMに格納される処理プログラムを実行することによりATM1の各種機能が実現される。また、処理プログラムがインストールされることによりATM1の機能が構築されるようにしても良く、その場合でも、機能的には図1に示すことができる。
取引制御部21の主な機能としては、取引処理部211、現金管理部212を有する。
取引処理部211は、顧客操作により選択された取引種類の案内画面を表示させながら、顧客により入力された入力情報に基づいて選択された種類の取引処理を行う。
例えば、入金処理の場合、取引処理部211は、入金すべき現金の投入を受け入れ、投入された現金を計数して、入金金額を顧客に確認させる。顧客による確認がなされると、取引処理部211は、入金金額を含む取引情報を金融機関ホストサーバ2に通知する。そして、金融機関ホストサーバ2から取引に関する通知結果を受信すると、ATM1は、投入された現金を収納して入金取引を終了する。
また例えば、出金処理の場合、取引処理部211は、入力された出金金額を含む取引情報を、金融機関ホストサーバ2に送信する。そして、金融機関ホストサーバ2により取引情報に基づく出金の通知結果を受信すると、ATM1は、ATM1内部に収納されている現金を出金して、出金取引を終了する。
取引処理部211は、後述する現金管理部212から、現金収納部30に収納されている現在の収納金額、収納枚数を認識している。また、現金処理部211は、入金処理や出金処理の際、鑑別部281による計数結果や鑑別結果を鑑別部281から取得している。
出金処理の際、指定された出金金額が現金収納部30に収納されている金額を超えている場合、基本的に、取引処理部211は出金処理を実行しない。つまり、取引処理部211は出金処理を終了させる。
また、出金処理の際、指定された出金金額が現金収納部30に収納されている金額以下の場合には、取引処理部211は出金処理を実行する。ここで、現金収納部30から繰り出された紙幣は鑑別部281により鑑別され、鑑別部281により正常な紙幣でないと判断されたとき、当該紙幣はリジェクト紙幣として出金されない(より具体的には、リジェクト紙幣は、現金収納部30が有するリジェクト庫に収納されて出金されない)。
このように、鑑別部281により紙幣がリジェクトされることにより、実際に出金される金額が指定金額に達しない場合、取引処理部211は、操作表示部11に表示される出金不足用対応画面で、出金すべき金額が指定金額未満であっても出金するか否かを顧客に問い合せる。そして、顧客操作により承諾が得られたときに、取引処理部211は指定金額未満の金額を出金する。さらに、取引処理部211は、指定された出金金額を実際に出金した金額に修正した内容の取引情報を、金融機関ホストサーバ2に再度送信させる(ロールバック処理:ROLL BACK処理)。
これにより、顧客の承諾を得た上で、出金金額が指定金額未満であっても指定金額未満の出金処理を実行でき、顧客に現金を受け渡すことができる。また、出金金額を修正した取引情報を金融機関ホストサーバ2に送信することで、実際に出金した金額で出金取引を成立させることができる。
現金管理部212は、現金収納部30に収納されている現金(紙幣、硬貨)の金額や、収納枚数等を金種毎に管理するものである。
現金管理部212による現金管理方法は、種々の方法を広く適用することができる。例えば、現金収納部30の交換のときに、現金収納部30に最初に収納された金額や収納枚数を金種毎に記憶しておき、その後、最初の収納枚数から出金枚数を差し引くことで現在の収納金額や収納枚数を管理するようにしても良い。また例えば、現金収納部30毎に、収納されている紙幣の重量や厚さ等を検知する収納検知センサを設け、この収納検知センサからの検知情報に基づいて、現金管理部212が現在の収納金額や収納枚数を検知するようにしても良い。
画面制御部22は、操作表示部11に表示する画面を制御するものである。画面制御部22は、出金処理の際に、鑑別部281により紙幣がリジェクトされることにより、実際に出金される金額が指定金額に達しない場合に、指定金額未満の金額で出金すべきか否かを顧客に問い合わせる出金不足対応画面を操作表示部11に表示する。
記憶部23は、取引制御部21や画面制御部22により実行される処理プログラムや、情報処理に必要な各種情報や、操作表示部11に表示する表示画面(静止画像や動画像を含むものとしても良い。)等を記憶するものである。記憶部23は、取引制御部21により2次記憶手段として利用されるものであり、例えば、フラッシュメモリやハードディスク(HDD)や記憶媒体(例えばCD−R等)等の不揮発性の記憶装置を適用することができる。
通信部24は、金融機関ホストサーバ2との間で情報を通信するためのネットワークインタフェースである。
操作表示制御部25は、ATM1のユーザインタフェース機能を制御するものである。具体的には、操作表示制御部25は、例えばタッチパネル方式の操作表示部11を用いて、顧客に操作画面を提示し、顧客への情報出力や、顧客操作により受け付けた入力情報(メニュー選択、取引種別入力、金額入力、番号入力等)を行なうものである。入力情報は、取引制御部21に与えられる。
カード機構部26は、カード入出口15から挿入されたカード(例えば、キャッシュカード、クレジットカード等)が有するデータ格納部に格納されているデータを取引制御部21に与えたり、データをカードに書き込みをしたりするものである。
通帳機構部27は、通帳入出口14に挿入された通帳の磁気ストライプ等のデータ格納部のデータ読み出しやデータ書込みや、通帳記入処理等を行うものである。
現金機構部28は、入金された貨幣(紙幣及び又は硬貨)を収納する機能と、収納されている貨幣を利用者に出金する機能を担っている。この実施形態では、現金機構部28は、紙幣入出金口12から紙幣の入出金を行い、硬貨入出金口13から硬貨の入出金を行うことが可能となっているものとする。
また、現金機構部28は、入金される紙幣又は出金される紙幣の金種、真偽判定(真券、偽券、非紙幣等の判定)、紙幣状態(例えば、損傷、破れ、汚れ等の状態)、計数処理などを鑑別する鑑別部281を有する。
鑑別部281は、入金処理の際、投入された紙幣を鑑別する。そして、鑑別結果が正常な紙幣であると判断されると、当該紙幣は対応する金種の現金収納部30に収納される。正常な紙幣でないと判断されると、当該紙幣は、リジェクト庫に収納される。
また、出金処理の際、現金収納部30から繰り出された紙幣を1枚1枚鑑別する。そして、鑑別結果が正常な紙幣であると判断されると、当該紙幣は紙幣入出金口12に搬送されて排出される。正常な紙幣でないと判断されると、当該紙幣はリジェクト庫に収納されて出金されない。
現金収納部30は、金種毎に、貨幣(紙幣、硬貨)を収納するものである。現金収納部30は、複数の現金カセットを有しており、金種毎の貨幣を収納する。また、現金収納部30は、リジェクト紙幣を収納するリジェクト庫を有する。
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、第1の実施形態に係るATM1における出金処理の動作を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図4は、第1の実施形態に係るATM1における出金処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ATM1の操作表示部11にはメニュー画面が表示されており、顧客により出金取引の選択ボタンが選択される。これを受けて、取引制御部21の取引処理部211は、出金取引の操作画面を操作表示部11に表示する。顧客により、カードが挿入され、暗証番号が入力され、出金金額が入力されて、確認ボタンが選択される(S101)。
ATM1において、取引処理部211は、金融機関ホストサーバ2と通信を開始して、取得したカード情報、暗証番号、出金金額等を含む取引情報を、金融機関ホストサーバ2に通知(HOST通知)を行なう。また、金融機関ホストサーバ2は、受信した取引情報に基づいて取引を実行すべきか否かを判断し、その通知結果(HOST通知結果)をATM1に通知する(S102)。
ATM1では、金融機関ホストサーバ2から通知結果を取得すると、顧客により指定された金額の出金処理を開始する。ATM1において、取引処理部211は、指定された金額を出金するために、紙幣の金種枚数を割り出して、現金機構部28に出金指示を行なう。現金機構部28は、取引制御部21の制御を受けて、対応する金種の現金収納部30から指定された枚数の紙幣を1枚ずつ繰り出す。現金収納部30から繰り出された紙幣は、鑑別部281に与えられる。鑑別部281は、出金紙幣の計数処理や紙幣状態を鑑別する(S103)。
鑑別部281による計数結果及び鑑別結果は、取引制御部21に与えられる。取引処理部211は、鑑別部281からの計数結果に基づいて、指定された出金金額の紙幣が計数されたか否かを確認する(S104)。このとき、鑑別部281によりリジェクト判定された紙幣は、現金収納部30のリジェクト庫に搬送されて収納される。
一般的に、紙幣がリジェクトされると、リジェクトされた枚数分だけ、紙幣が現金収納部30から繰り出される。そのため、紙幣がリジェクトされた場合でも、対応する金種の現金収納部30に紙幣が充分に収納されているとき、鑑別部281による計数結果は指定された金額となっている。この場合、指定された金額の紙幣を紙幣入出金口12に搬送し、処理はS107に移行する。そして、紙幣入出金口12のシャッター(開閉体)を開状態とし、顧客による現金受け取りを許容し、カードをカード入出口15に返却する(S107)。
しかし、紙幣がリジェクトされた場合、対応する金種の現金収納部30における収納紙幣がなくなるとき、鑑別部281による計数結果は指定された金額未満となる。この場合、取引処理部211は画面制御部22にその旨を通知し、画面制御部22は、出金不足対応用画面(確認画面)を操作表示部11に表示する(S105)。
図5は、第1の実施形態に係る出金不足対応用画面を示す画面図である。ここでは、例えば顧客により指定された金額が60,000円として、10,000円だけ不足しているものとする。図5に示すように、出金不足対応用画面500は、例えば「現在出金可能金額は、50,000円です。50,000円の出金でよろしいでしょうか。」等のガイダンス表示部と、取引を終了する「取消」ボタン501、不足金額での出金を承諾する「確認」ボタン502を有する。
出金不足対応用画面500を表示することにより、顧客に対して、出金金額が指定金額よりも足りないことを知らせることができると共に、指定金額よりも不足した金額で出金することの承諾を顧客に求めることができる。
顧客が指定金額の出金を希望し、顧客により出金不足対応用画面500上の「取消」ボタン501が選択されると(S106)、取引処理部211は処理をS108に移行する。つまり、紙幣入出金口12に搬送された紙幣は全て現金収納部30に搬送されて収納される。また、カードをカード入出口15に返却する(S108)。
一方、顧客が指定金額未満の金額の出金を希望し、顧客により出金不足対応用画面500上の「確認」ボタン502が選択されると(S106)、取引処理部211は処理をS107に移行する。つまり、指定金額未満の金額を出金するため、紙幣入出金口12のシャッター(開閉体)を開状態とし、顧客による現金受け取りを許容し、カードをカード入出口15に返却する(S107)。
その後、取引処理部121は、金融機関ホストサーバ2に対して、出金金額を、実際に出金した金額に修正した取引内容を含む取引情報を送信して、取引を成立させる。
なお、この実施形態では、指定金額未満の金額を出金した後に、金融機関ホストサーバ2に対してロールバック処理を行なう場合を例示した。しかし、出金不足対応用画面500上で「確認」ボタン501が選択された後に、取引処理部211が金融機関ホストサーバ2に対してロールバック処理を行ない、金融機関ホストサーバ2から取引実行の通知結果を取得してから、指定金額未満の金額を出金するようにしても良い。
また、S106において、出金不足対応用画面500上で「確認」ボタン501が選択された後に、画面制御部22が出金取引用の画面を操作表示部11に表示し、出金金額について顧客に修正させた後に、出金処理を行なうようにしても良い。
(A−3)第1の実施形態の効果
以上のように、第1の実施形態によれば、出金可能金額が指定金額に達しなかった場合でも、顧客が希望するときには、出金可能金額の現金を払い出すことができる。また、第1の実施形態によれば、金融機関ホストサーバに対してロールバック処理を行なうことで、金融機関ホストサーバが管理する取引情報(元帳)の整合性も図ることができる。
(B)第2の実施形態
次に、本発明に係る取引装置及び取引システムの第2の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
第2の実施形態も、第1の実施形態と同様に、例えば自動取引装置(ATM)と金融機関ホストサーバとを有する取引システムに、本発明を適用する場合を例示する。
(B−1)第2の実施形態の構成
例えば、出金取引を行なう場合、顧客により指定金額が入力されるケースもあるが、顧客により指定金額の内訳として金種毎の枚数を指定して入力するケースもある。
第2の実施形態は、顧客により指定された金種の紙幣枚数が不足している場合でも、顧客による承諾を得た上で、指定枚数未満の金額を出金する場合の実施形態を例示する。
第2の実施形態は、ATMの取引制御部及び画面制御部の機能処理が第1の実施形態と異なる。取引システムの全体構成及びATM1の外観構成は、基本的には、第1の実施形態と同様である。そのため、第2の実施形態においても、第1の実施形態に係る図2及び図3を用いて説明する。
図6は、第2の実施形態に係るATM1の内部構成を示す内部構成図である。
図6において、第2の実施形態に係るATM1は、取引制御部21A、画面制御部22A、記憶部23、通信部24、操作表示制御部25、カード機構部26、通帳機構部27、現金機構部28、現金収納部30を有する。
図6において、記憶部23、通信部24、操作表示制御部25、カード機構部26、通帳機構部27、現金機構部28、現金収納部30は、第1の実施形態と同一又は対応するものであるため、ここでの詳細な説明を省略する。
取引制御部21Aは、第1の実施形態と同様に、ATM1の全体的な機能を司る処理部又は装置である。取引制御部21Aの主な機能としては、第1の実施形態と同様に、取引処理部211、現金管理部212を有する。
取引処理部211は、第1の実施形態と同様に、操作表示部11で選択された取引種類の取引処理を行なう。また、取引処理部211は、出金取引の際に、顧客により指定される金額を、金種毎の枚数で受け付けるものである。
出金処理の際、指定された金種毎の枚数が現金収納部30に収納されている枚数を超えている場合、基本的に、取引処理部211は出金処理を実行しない。つまり、取引処理部211は出金処理を終了させる。
また、出金処理の際、指定された金種毎の枚数が現金収納部30に収納されている枚数以下の場合には、取引処理部211は出金処理を実行する。
ここで、鑑別部281により紙幣がリジェクトされることにより、実際に出金される金種毎の枚数が指定された金種毎の枚数に達しない場合、取引処理部211は、操作表示部11に表示される出金不足用対応画面で、出金可能な金種毎の枚数(この場合、出金可能金額も指定金額未満)であっても出金するか否かを顧客に問い合せる。そして、顧客操作により承諾が得られたときに、取引処理部211は出金可能な金種毎の枚数で出金する。
さらに、取引処理部211は、指定された出金金額を実際に出金した金額に修正した内容の取引情報を、金融機関ホストサーバ2に送信して、取引情報の修正を行なう(ロールバック処理)。
現金管理部212は、現金収納部30に収納されている現金(紙幣、硬貨)の金額や、収納枚数等を金種毎に管理するものである。
画面制御部22Aは、第1の実施形態と同様に、操作表示部11に表示する画面を制御するものである。画面制御部22は、出金処理の際に、金種毎の枚数を指定する画面を表示したり、又実際に出金される金額が指定金額に達しない場合に、出金可能な金種毎の枚数で出金すべきか否かを顧客に問い合わせる出金不足対応画面を操作表示部11に表示したりする。
(B−2)第2の実施形態の動作
次に、第2の実施形態に係るATM1における出金処理の動作を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図7は、第2の実施形態に係るATM1における出金処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ATM1の操作表示部11に表示されているメニュー画面上で出金取引の選択ボタンが選択され、カードが挿入され、暗証番号が入力され、出金金額が入力されて、確認ボタンが選択される。また出金取引画面が操作表示部11に表示される。(S201)。
図8は、第2の実施形態に係る出金取引画面を示す画面図である。図8に例示する出金取引画面500は、例えば「出金金額を入力してください。」等のガイダンス表示部と、それぞれの金種毎に指定枚数の入力を受け付ける指定枚数入力部511と、「取消」ボタン512及び「確認」ボタン513とを有する。
指定枚数入力部511は、例えばテキスト入力できるものであり、操作表示部11において顧客操作により金種枚数の入力を受け付ける。また、指定枚数入力部511は、金種毎に入力された枚数とその金種とに基づき、出金金額の総額(トータル金額)も表示される。これにより顧客が希望する金種毎の枚数及び出金金額の入力を可能としている。
ATM1において、取引処理部211は、金融機関ホストサーバ2と通信を開始して、取得したカード情報、暗証番号、出金金額、各金種の金種枚数等を含む取引情報を、金融機関ホストサーバ2に通知(HOST通知)を行なう。また、金融機関ホストサーバ2は、受信した取引情報に基づく通知結果(HOST通知結果)をATM1に通知する(S202)。
ATM1では、金融機関ホストサーバ2から通知結果を取得すると、顧客により指定された金種枚数で出金処理を開始する。ATM1において、取引処理部211は、指定された金種枚数で出金するために、現金機構部28に出金指示を行なう。これを受けて、現金機構部28は、対応する金種の現金収納部30から指定された枚数の紙幣を1枚ずつ繰り出す。現金収納部30から繰り出された紙幣は鑑別部281に与え、鑑別部281は、出金紙幣の計数処理や紙幣状態を鑑別する(S203)。
取引処理部211は、鑑別部281からの計数結果及び鑑別結果に基づいて、指定された金額を指定された金種枚数で計数されたか否かを確認する(S204)。
そして、計数結果が指定された金額である場合、指定された金種枚数の出金金額の紙幣が紙幣入出金口12に搬送され、処理はS207に移行する。そして、紙幣入出金口12のシャッター(開閉体)を開状態とし、顧客による現金受け取りを許容し、カードをカード入出口15に返却する(S207)。
一方、紙幣がリジェクトされた場合であって、鑑別部281による計数結果が指定された金額未満のとき、取引処理部211は画面制御部22にその旨を通知し、画面制御部22は、出金不足対応用画面(確認画面)を操作表示部11に表示する(S205)。このとき、鑑別部281による鑑別結果に基づき、出金可能な金種枚数及び出金可能な金額も取引処理部211に通知されている。
図9は、第2の実施形態に係る出金不足対応用画面を示す画面図である。ここでは、例えば顧客により指定された金額が60,000円として、10,000円だけ不足しているものとする。図9に示すように、出金不足対応用画面520は、金種毎に出金可能な枚数を表示する出金可能枚数表示部521を有している。これにより、出金可能な金額及び出金可能な金種枚数を顧客に知らせ、出金可能な金額での出金でよいか否かの承諾を求めることができる。
なお、図9では、出金可能枚数を金種毎に表示している場合を例示しているが、出金不足対応用画面は、第1の実施形態に係る図5に例示する画面と同様の画面であっても良い。
顧客が指定金額の出金を希望し、顧客により出金不足対応用画面500上の「取消」ボタン501が選択されると(S206)、取引処理部211は処理をS208に移行し、紙幣入出金口12の紙幣は全て現金収納部30に搬送され、又カードが返却される(S208)。
一方、顧客が指定金額未満の金額の出金を希望する場合、顧客により出金不足対応用画面500上の「確認」ボタン502が選択され(S206)、取引処理部211は処理をS207に移行する。そして、紙幣入出金口12のシャッター(開閉体)が開状態となり、顧客により現金が受け取られ、カードが返却される(S207)。
その後、取引処理部121は、金融機関ホストサーバ2に対して、出金金額を、実際に出金した金額に修正した取引内容を含む取引情報を送信して、取引を成立させる。
(B−3)第2の実施形態の効果
以上のように、第2の実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加えて、顧客により指定された金種毎の枚数で現金を出金できない場合でも、顧客が出金を希望するときには、出金可能な金額の現金を顧客が受け取ることができる。この場合も、金融機関ホストサーバに対してロールバック処理を行なうことで、金融機関ホストサーバが管理する取引情報(元帳)の整合性も図ることができる。
(C)第3の実施形態
次に、本発明に係る取引装置及び取引システムの第3の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(C−1)第3の実施形態の構成
図10は、第3の実施形態に係る取引システム5Aの全体構成を示す構成図である。図10において、第3の実施形態に係る取引システム5Aは、ATM1、金融機関ホストサーバ2、オペレータ端末3を有する。
取引システム5Aは、金融機関が運用するネットワークシステムであり、例えば金融機関の店舗内等に設けられている金融機関ネットワークを適用することができる。
オペレータ端末3は、例えば、ビデオ窓口センタ30等に設けられており、ATM1を利用する顧客との間で画像通信(ビデオ通信)を行なうものである。これにより、ATM1を利用する顧客とオペレータとの間で、リアルタイムでビデオ通信を行なうことで、コミュニケーションを取ることができる。オペレータ端末3は、オペレータ操作を受けて、ATM1に対して遠隔操作を行なうことができる。例えば、オペレータ端末3は、所定の画面データをATM1に送信してATM1の操作表示部1に表示させたり、出金金額が所定の限度額を超えている場合でも、顧客の承認を受けることで、ATM1に対して出金指示を行なったりすることができる。
ビデオ窓口センタ35は、例えば金融機関によって運用されるネットワーク内に設けられたVideo Teller Center(VTC)とも呼ばれているものであり、オペレータ端末3は、VTC装置などとも呼ばれている。
ATM1は、顧客により指定された金額を出金できない場合に、オペレータ端末3と接続して、オペレータと顧客との間で、リアルタイムでビデオ通信を行なう。
図11は、第3の実施形態に係るATM1の内部構成を示す内部構成図である。図11において、第3の実施形態に係るATM1は、取引制御部21B、画面制御部22B、記憶部23、通信部24、操作表示制御部25、カード機構部26、通帳機構部27、現金機構部28、現金収納部30、接続制御部31、撮像制御部32を有する。第3の実施形態に係るATM1は、取引制御部21B、接続制御部31、撮像制御部32を新たに備える点で、第1及び第2の実施形態と異なる。
取引制御部21Bは、顧客により指定された金額を出金できない場合に、接続制御部31にその旨を通知するものである。
接続制御部31は、取引制御部21Bからの通知を受けると、オペレータ端末3に対して呼接続を要求して呼接続を行なうものである。接続制御部31による呼制御は、種々の方法を広く適用することができ、例えば、SIP(Session Initiation Protocol)やH.323等の通信プロトコルを用いて、オペレータ端末3との間で呼を接続する。なお、呼制御方式は、既存の方式を適用することができるため、ここでの詳細な説明を省略する。
接続要求部31は、オペレータ端末3との間の呼確立後、オペレータ端末3との間でビデオ通信を行なうものである。接続要求部31は、当該ATM1の撮像手段16により撮像された画像信号及び送受話器17による音声信号に基づいてパケットを形成してオペレータ端末3に送信し、又はオペレータ端末3から受信したパケットに含まれる画像信号を操作表示部11に表示したり、受信パケットに含まれる音声を送受話器17に出力したりする。
(C−2)第3の実施形態の動作
次に、第3の実施形態に係るATM1における出金処理の動作を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図12は、第3の実施形態に係る出金処理の動作を示すフローチャートである。図12において、第1の実施形態に係る図4の処理と同一の処理については、図4の処理番号と同一番号を付している。
まず、ATM1では、第1の実施形態と同様に、顧客操作により、カードが挿入され、暗証番号が入力され、出金金額が入力される(S101)。そして、取引処理部211が、金融機関ホストサーバ2に出金金額等を含む取引情報を通知(HOST通知)し、金融機関ホストサーバ2からの通知結果(HOST通知結果)を受信する(S102)。
ATM1では、取引処理部211は現金機構部28に出金指示を行ない、現金機構部28は、指定された金種枚数の紙幣を鑑別部281に与え、鑑別部281が、出金紙幣の計数処理や紙幣状態を鑑別する(S103)。
このとき、指定金額の現金を出金可能である場合(S104)、処理はS108に移行して、現金の受け取りやカード返却を行なう。
一方、鑑別部281により紙幣がリジェクトされて、指定金額の現金を出金できない場合(S104)、接続制御部31は、オペレータ端末3に対して呼接続を要求する。接続制御部31とオペレータ端末3とは、相互に所定の呼接続処理を行ない、呼を確立する。そして、呼が確立すると、ATM1とオペレータ端末3との間でビデオ通信が開始する(S301、S302)。
ビデオ通信が開始すると、ATM1では、オペレータ端末3から送信されたビデオパケットが受信され、オペレータの映像が操作表示部11に表示されたり(操作表示部11の画面全体に映像が表示されても良いし、画面の一部領域に映像がポップアップ表示されるようにしても良い。)、オペレータの音声が送受話器17から送出されたりする。また、ATM1の撮像手段16により撮像された顧客の映像や送受話器17により捕捉された顧客の音声がオペレータ端末3に送信される。このように、映像及び音声により顧客とオペレータとの間でコミュニケーションをとることができる。
そして、顧客は、オペレータから指定金額の現金を出金できない状態にあり指定金額未満の出金可能な金額で出金しても良いか等についての説明を受ける。
オペレータの説明を受けて、顧客が出金可能な金額での出金を希望する場合、第1の実施形態と同様にして、操作表示部11の出金不足対応用画面上で「確認」ボタンが選択され(S105、S106)、出金可能な現金が排出されて受け取られる(S107)。そうでない場合は、紙幣が現金収納部に収納される(S108)。
そして、ATM1では、取引処理部211が金融機関ホストサーバ2に対してロールバック処理を行なう。
なお、出金処理の変形例を説明する。オペレータ端末3は、ATM1に対して遠隔操作を行なうことができるようにしても良い。つまり、顧客の希望を伺ったオペレータは、オペレータ端末3を操作して、オペレータ端末3がATM1に対して、出金可能な金額(又は金種枚数を指示しても良い。)を指示する出金指示を行なうようにしても良い。ATM1では、取引処理部211が、オペレータ端末3からの出金指示に基づいて、出金可能な現金を出金するようにしても良い。これにより、ATM1の操作表示部11に出金不足対応画面を表示することなく、オペレータ端末3からの出金指示に従って、出金可能金額の現金を出金することができる。
(C−3)第3の実施形態の効果
以上のように、第3の実施形態によれば、第1及び第2の実施形態の効果に加えて、顧客の希望を直接聞いたオペレータ操作により、顧客の承諾を得た上で、出金可能な金額の現金を顧客が受け取ることができる。この場合も、金融機関ホストサーバに対してロールバック処理を行なうことで、金融機関ホストサーバが管理する取引情報(元帳)の整合性も図ることができる。
(D)他の実施形態
上述した各実施形態でも種々の変形実施形態を言及したが、本発明は、以下の変形実施形態を適用できる。
(D−1)上述した各実施形態では、金融機関等に設置されているATMに本発明を適用する場合を例示した。しかし、本発明は、リモートブランチターミナル装置や、金融機関の行員用のAUTOTELLER CASHIERなどにも適用可能である。
(D−2)上述した第3の実施形態では、ATMが接続制御部を備えていない場合、すなわちビデオ通信機能を備えていない場合、取引制御部は、操作表示部に、オペレータ端末と接続するための接続情報(例えば、電話番号、セキュリティーキー情報等)を操作表示部に表示し、顧客が所持する携帯端末(例えば、携帯電話機、スマートフォン等)でオペレータ端末と接続できるようにしても良い。
また、この場合、顧客は、携帯端末を用いてオペレータ端末と音声通信をしても良いし、携帯端末がビデオ通信(画像通信及び音声通信)可能である場合には、オペレータ端末とビデオ通信するようにしても良い。
1…ATM、2…金融機関ホストサーバ、3…オペレータ端末、5…取引システム、21、21A及び21B…取引制御部、211…取引処理部、212…現金管理部、22、22A及び22B…画面制御部、281…鑑別部、31…接続制御部、30…現金収納部。

Claims (6)

  1. 金種毎に媒体を収納する媒体収納部と、
    指定金額に応じて、上記媒体収納部から媒体を取り出して出金処理を行なう制御部と、
    上記指定金額が上記媒体収納部に収納されている金額を超えているとき、出金処理を実行せず、
    上記指定金額が上記媒体収納部に収納されている金額以下のときに、出金処理を開始し、出金処理の途中で、実際に出金される金額である出金可能金額が上記指定金額に達しなくなった場合、顧客による承認情報を取得して、上記指定金額未満の媒体金させる出金処理部と
    を備えることを特徴とする取引装置。
  2. 上記媒体収納部から取り出された媒体の状態を鑑別する鑑別部を備え、
    上記出金処理部が、上記鑑別部により媒体がリジェクトされることにより、上記出金可能金額が上記指定金額未満となったときに、顧客による承認情報を取得して、上記指定金額未満の媒体を出金させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の取引装置。
  3. 表示部と、
    上記出金可能金額が上記指定金額未満のときに、上記指定金額未満の金額の媒体を出金させるか否かを問い合わせる画面を上記表示部に表示させる画面制御部と
    を備え、
    上記出金処理部が、上記画面上で入力された顧客の承認情報を取得したときに、上記指定金額未満の媒体を出金させる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の取引装置。
  4. 上記制御部が、金種毎の指定枚数を含む指定金額に応じて、上記媒体収納部から金種毎の媒体を指定枚数だけ取り出して出金処理を行なうものであり、
    上記出金処理部は、上記媒体収納部から取り出された媒体の金種及び金種枚数が、指定された金種及び金種枚数に達していないときに、顧客による承認情報を取得して、上記指定金額未満の媒体を出金させる
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の取引装置。
  5. 上記出金可能金額が上記指定金額未満のときに、オペレータ端末と接続処理を行なう接続処理部を備え、
    上記出金処理部が、オペレータ端末からの出金指示に従って、出金処理を行なう
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の取引装置。
  6. オペレータ端末と、
    入力された取引情報に基づいて出金取引を行なう請求項5に記載の取引装置と
    を備えることを特徴とする取引システム。
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