JP6413626B2 - 取引装置及び取引システム - Google Patents

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Description

本発明は、取引装置及び取引システムに関し、例えば、金融機関の店舗や駅やコンビニエンスストア等に設置されている取引装置及び取引システムに適用し得るものである。
従来、近年のネットワークセキュリティの進展に伴い、自動取引装置(ATM:Automatic Teller Machine)は、ネットワークを通じて、ホストサーバや管理サーバ(以下、ホストサーバ等と呼ぶ。)と接続して取引情報の授受を行なっている。そして、取引情報のホストサーバ等から承諾を受けると、自動取引装置は現金を出金する等の取引を行なっている。
例えば、ホストサーバ等は顧客の取引限度額を管理しており、顧客の取引限度額を超える金額の取引がなされる場合、ホストサーバ等は自動取引装置に取引限度額を超えることを通知し、自動取引装置は取引ができないことを顧客に通知している。
特公平3−051030号公報 特開平7−325978号公報
従来の自動取引装置は、ホストサーバ等から取引ができないことが通知されると、取引ができない旨を表示する等の手段を行なっているが、顧客との間で十分なコミュニケーションを取ることなく取引を終了させている。
そのため、自動取引装置を利用する顧客との間で十分にコミュニケーションを図りながら、取引を実行することが強く望まれている。
本発明は、上記課題に鑑み、顧客との間で十分にコミュニケーションを図りながら、取引を進めることができる取引装置、取引システム及び取引プログラムを適用しようとするものである。
かかる課題を解決するために、第1の本発明に係る取引装置は、入力された取引情報に基づいて出金取引を行なう取引装置において、(1)入力された出金金額が所定の取引限度額を超えている場合、又は、入力された出金金額が現金収納部の有高を超えている場合に、音声画像通信を行なうことができるオペレータ端末への接続要求を出力する取引制御手段と、(2)取引制御手段から接続要求が通知されると、オペレータ端末に対して接続処理をする接続制御手段とを備えることを特徴とする。
第2の本発明に係る取引システムは、オペレータ端末と、入力された取引情報に基づいて出金取引を行なう第1の本発明に係る取引装置とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、顧客との間で十分にコミュニケーションを図りながら、出金取引を進めることができる。
第1の実施形態に係るATMの内部構成を示す内部構成図である。 第1の実施形態に係る取引システムの全体構成を示す構成図である。 第1の実施形態に係るATMの外観構成を示す外観構成図である。 第1の実施形態に係る取引システムにおける出金取引の処理動作の流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態に係るATMの内部構成を示す内部構成図である。 第2の実施形態に係る取引システムにおける出金取引の処理動作の流れを示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る取引システムの全体構成を示す構成図である。 第3の実施形態に係るATMの内部構成を示す内部構成図である。 第3の実施形態に係る取引システムにおける出金取引の処理動作の流れを示すフローチャートである(その1)。 第1の実施形態に係る取引システムにおける出金取引の処理動作の流れを示すフローチャートである(その2)。 第1の実施形態に係る顧客承認画面の一例を示す画面図である。 第2の実施形態に係る顧客承認画面の一例を示す画面図である。 第2の実施形態に係る出金額再入力画面の一例を示す画面図である。 第3の実施形態に係るセキュリティーキー表示画面の一例を示す画面図である。
(A)第1の実施形態
以下では、本発明の取引装置及び取引システムの実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
この実施形態は、例えば自動取引装置(ATM)と金融機関ホストサーバ(以下、「金融ホストサーバ」とも呼ぶ。)とオペレータ端末とを有する取引システムに、本発明を適用する場合を例示する。
(A−1)第1の実施形態の構成
(A−1−1)取引システムの全体構成
図2は、第1の実施形態に係る取引システムの全体構成を示す構成図である。図2において、この実施形態に係る取引システム5は、通信回線4に接続可能な、自動取引装置(ATM)1、金融機関ホストサーバ2、オペレータ端末3を有する。
通信回線4は、ATM1と金融機関ホストサーバ2との間、若しくは、ATM1とオペレータ端末3との間で、情報を授受する通信回線である。通信回線4のプロトコルは、ネットワークセキュリティが確保されている通信回線であり、例えば金融機関毎の独自の専用プロトコルや、TCP/IP(インターネットプロトコル)等を適用することができる。
ATM1は、例えば金融機関、空港、駅、コンビニエンスストア等に設置されているものであり、顧客操作により種々の取引処理を行うものである。ATM1は、顧客操作により入力された取引種別や取引内容情報を含む取引情報を金融機関ホストサーバ2に送信したり、又金融機関ホストサーバ2により実行される取引実行情報を受信したりするものである。
ATM1が取り扱うことができる取引種別は、例えば、入金取引、出金取引等がある。入金取引は、顧客から受け取った現金を入金する取引であり、例えば、現金を預け入れる預け入れ取引や、所定の口座に現金を振り込む振込取引等がある。出金取引は、顧客に対して現金を支払う取引であり、例えば、口座から現金を引き出す引き出し取引等がある。
金融機関ホストサーバ2は、金融機関の基幹システムのホストサーバである。なお、この実施形態では、金融機関ホストサーバ2としているが、顧客の1日の取引限度額を超えているか否かを判断できるサーバであれば良い。例えば、ATM1と金融機関ホストサーバ2との間に、取引実行可能か否かを判断するサーバを介在させるようにしても良い。
金融機関ホストサーバ2は、通信回線4を介してATM1から受信した取引情報に基づいて取引を実行したり、完了した取引情報を管理したりするものである。金融機関ホストサーバ2は、例えば、顧客の取引限度額(例えば、1日で出金可能な限度額や、1回の取引で出金可能な限度額等)を口座番号等に紐付けて管理している。金融機関ホストサーバ2は、ATM1から取得した取引情報に基づいて、今回の取引額が、顧客の取引限度額を超えている場合には、今回の取引ができない旨を当該ATMに通知する。
オペレータ端末3は、例えば、ビデオ窓口センタ30等に設けられており、ATM1を利用する顧客との間で画像通信(ビデオ通信)を行なうものである。これにより、ATM1を利用する顧客とオペレータとの間で、リアルタイムでビデオ通信を行なうことで、コミュニケーションを取ることができる。オペレータ端末3は、オペレータ操作を受けて、ATM1に対して遠隔操作を行なうことができる。例えば、オペレータ端末3は、所定の画面データをATM1に送信してATM1の操作表示部1に表示させたり、出金金額が所定の限度額を超えている場合でも、顧客の承認を受けることで、ATM1に対して出金指示を行なったりすることができる。
ビデオ窓口センタ30は、例えば金融機関によって運用されるネットワーク内に設けられたVideo Teller Center(VTC)とも呼ばれているものであり、オペレータ端末3は、画像通信装置又はVTC装置などとも呼ばれている。
(A−1−2)ATMの詳細な構成
図3は、第1の実施形態に係るATM1の外観構成を示す外観構成図である。図3において、この実施形態に係るATM1は、操作表示部11、紙幣入出金口12、硬貨入出金口13、通帳入出口14、カード入出口15、撮像手段16、送受話器17を有する。
操作表示部11は、例えば、取引種類の選択メニュー画面、各取引種類の操作画面、取引内容の確認画面等を表示したり、顧客が入力した入力情報を取り込んだりするものである。操作表示部11は、例えば、タッチパネル方式の操作表示部を適用することができる。なお、操作表示部11は、操作部と表示部とが一体となったタッチパネル方式のものに限らず、操作部と表示部とがそれぞれ物理的に別の構成のものであってもよい。
紙幣入出金口12は、顧客により挿入される紙幣を受け入れたり又は紙幣を排出したりするものである。
硬貨入出金口13は、顧客により投入される硬貨を受け入れたり又は硬貨を排出したりするものである。
通帳入出口14は、顧客のより挿入される通帳を受け入れたり又は通帳を排出したりするものである。
カード入出口15は、顧客により挿入されるキャッシュカードを受け入れたり又はキャッシュカードを排出したりするものである。
撮像手段16は、顧客を撮像するカメラである。この実施形態では、撮像手段16が、ATM1の内部に搭載されているものである場合を例示するが、ATM1の付近に設けられているものであっても良い。また、撮像手段16は、複数個設けられていてもよく、それら複数個の撮像手段16により撮像された画像の全部又はいずれかが、オペレータ端末3に送信されるようにしても良い。
送受話器17は、ビデオ窓口センタ30のオペレータと通話するためのものである。
図1は、第1の実施形態に係るATM1の内部構成を示す内部構成図である。ATM1は、例えば制御装置や通信装置や機構部等を有して構成されるものであり、図1は、ATM1の内部構成を機能的に示している。
図1において、ATM1は、取引制御部21、画像通信制御部22、記憶部23、通信部24、操作表示制御部25、カード機構部26、通帳機構部27、現金機構部28、撮像制御部29を有する。
取引制御部21は、ATM1の全体的な機能を司る処理部又は装置である。取引制御部21は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM、入出力インターフェース等を有して構成されるものであり、CPUがROMに格納される処理プログラムを実行することによりATM1の各種機能が実現される。また、処理プログラムがインストールされることによりATM1の機能が構築されるようにしても良く、その場合でも、機能的には図1に示すことができる。
取引制御部21の主な機能としては、取引処理部211、画像通信接続要求部212を有する。
取引処理部211は、顧客操作により選択された取引種類の案内画面を表示させながら、顧客により入力された入力情報に基づいて選択された種類の取引処理を行う。
例えば、入金処理の場合、取引処理部211は、入金すべき現金の投入を受け入れ、投入された現金を計数して、入金金額を顧客に確認させる。顧客による確認がなされると、取引処理部211は、入金金額を含む取引情報を金融機関ホストサーバ2に通知する。そして、金融機関ホストサーバ2による承諾を受けると、ATM1は、投入された現金を収納して入金取引を終了する。
また例えば、出金処理の場合、取引処理部211は、入力された出金金額を含む取引情報を、金融機関ホストサーバ2に送信する。そして、金融機関ホストサーバ2により取引情報に基づく出金の承諾を受けると、ATM1は、ATM1内部に収納されている現金を出金して、出金取引を終了する。
なお、取引制御部21の取引処理部211は、取引途中で、画像通信制御部22によるオペレータ端末3との間で呼接続がなされた場合、この呼接続が継続している間、現在の取引を終了しないようにする。
従来は、金融ホストサーバ2から取引限度額を超える額の取引である旨の通知を受けた場合、所定の表示画面を操作表示部11に表示した後、取引を終了していた。しかし、第1の実施形態の場合、金融ホストサーバ2から1日の取引限度額を超える額の取引である旨の通知を受けても、オペレータ端末3との接続を行なうため取引を終了しないようにする。
画像通信接続要求部212は、取引処理部211により金融機関ホストサーバ2から取引限度額を超える金額の取引である旨の通知を受けると、オペレータ端末3と接続させるために、画像通信制御部22に対して画像通信接続要求を行なうものである。
画像通信制御部22は、取引制御部21の画像通信接続要求を取得すると、オペレータ端末3に対して呼接続を要求して、画像通信制御部22との間で、画像や情報の通信処理を行なう。画像通信制御部22とオペレータ端末3との間の呼制御は、種々の方法を広く適用することができ、例えば、SIP(Session Initiation Protocol)やH.323等の通信プロトコルを用いて、画像通信制御部22はオペレータ端末3との間で呼を接続する。なお、呼制御方式は、既存の方式を適用することができるため、ここでの詳細な説明を省略する。
画像通信制御部22は、オペレータ端末3との間の呼確立後、オペレータ端末3との間でビデオ通信を行なうものである。画像通信制御部22は、当該ATM1の撮像手段16により撮像された画像信号及び送受話器17による音声信号に基づいてパケットを形成してオペレータ端末3に送信し、又はオペレータ端末3から受信したパケットに含まれる画像信号を操作表示部11に表示したり、受信パケットに含まれる音声を送受話器17に出力したりする。
記憶部23は、取引制御部21や画像通信制御部22により実行される処理プログラムや、情報処理に必要な各種情報や、操作表示部11に表示する表示画面(静止画像や動画像を含むものとしても良い。)等を記憶するものである。記憶部23は、制御部21により2次記憶手段として利用されるものであり、例えば、フラッシュメモリやハードディスク(HDD)や記憶媒体(例えばCD−R等)等の不揮発性の記憶装置を適用することができる。
通信部24は、金融機関ホストサーバ2やオペレータ端末3との間で情報を通信するためのネットワークインタフェースである。通信部24は、オペレータ端末3から送信された画面データや出金指示データを受信し、その受信データを取引制御部21に与える。これにより、オペレータ端末3からの遠隔操作により受信した画面データを操作表示部11に表示したり、又はオペレータ端末3からの出金指示に基づいて、出金処理を実行させることができる。
操作表示制御部25は、ATM1のユーザインタフェース機能を制御するものである。具体的には、操作表示制御部25は、例えばタッチパネル方式の操作表示部11を用いて、利用者に操作画面を提示し、利用者への情報出力や、利用者からの操作受付(メニュー選択、取引種別入力、金額入力、番号入力等)を行ったり、ビデオ窓口センタ30のオペレータ端末3から取得した画面(オペレータの画像や特定の入力画面等)を表示したりする。
カード機構部26は、カード入出口15から挿入されたカード(例えば、キャッシュカード、クレジットカード等)が有するデータ格納部に格納されているデータを取引制御部21に与えたり、データをカードに書き込みをしたりするものである。
通帳機構部27は、通帳入出口14に挿入された通帳の磁気ストライプ等のデータ格納部のデータ読み出しやデータ書込みや、通帳記入処理等を行うものである。
現金機構部28は、入金された貨幣(紙幣及び又は硬貨)を収納する機能と、収納されている貨幣を利用者に出金する機能を担っている。この実施形態では、現金機構部28は、紙幣入出金口12から紙幣の入出金を行い、硬貨入出金口13から硬貨の入出金を行うことが可能となっているものとする。
撮像制御部29は、撮像手段16の動作を制御するものである。撮像制御部29は、画像通信制御部22によるオペレータ端末3との呼確立後、撮像手段16の撮像動作をONとして、当該ATM1を利用する顧客を撮像する。撮像手段16により撮像された画像は、対向するオペレータ端末3に送信される。
(A−2)第1の実施形態の動作
図4は、第1の実施形態に係る取引システム5における出金取引の処理動作の流れを示すフローチャートである。
ここでは、ATM1で顧客が出金取引する場合に、当該顧客の1日の出金限度額を超える取引金額を指定して出金取引を行なう場合の動きについて説明する。
まず、ATM1の操作表示部11にはメニュー画面が表示されており、顧客により出金取引の選択ボタンが選択される。これを受けて、取引制御部21の取引処理部211は、出金取引の操作画面を操作表示部11に表示する。顧客により、カードが挿入され、暗証番号が入力され、出金金額が入力されて、確認ボタンが選択される(S101)。
ATM1において、取引処理部211は、金融機関ホストサーバ2と通信を開始して、取得したカード情報、暗証番号、出金金額等を含む取引情報を、金融機関ホストサーバ2に送信する(S102)。
金融機関ホストサーバ2では、取引情報が取得され(S103)、受信したカード情報に基づいて、当該顧客の1日の取引限度額を確認し、今回の出金取引に係る取引金額が当該顧客の取引限度額を超えているか否かを確認する(S104)。そして、取引金額が1日の取引限度額を超えていない場合、処理はS105に移行して、通常の出金処理が実行される(S105)。
一方、取引金額が1日の取引限度額を超えている場合、金融機関ホストサーバ2は、1日の取引限度額を超える額の取引である旨を、ATM1に通知する(S106)。そうすると、ATM1において、取引制御部21の画像通信接続要求部212は、画像通信制御部22に対して、オペレータ端末3との接続要求を行なう(S107)。これを受けて、ATM1の画像通信制御部22が、ビデオ窓口センタ30のオペレータ端末3宛に接続要求を行ない、所定の呼接続処理により、ATM1の画像通信制御部22とオペレータ端末3との間で呼が確立して接続される(S107、S108)。このとき、ATM1は、取引金額が1日の取引限度額を超えている旨や、取引を終了して良いか等のガイダンスを含む画面を、操作表示部11に表示するようにしても良い。
呼確立後、ATM1とビデオ窓口センタ30のオペレータ端末3との間で、リアルタイムなオンラインビデオ通信が開始する。つまり、顧客とオペレータとがビデオ通信を行なうことができ、このとき、オペレータは、今回の出金取引に係る取引金額が、顧客の1日の取引限度額を超えていることを説明する(S109)。
ATM1では、顧客による承認を得る(S110)。例えば、ATM1の操作表示部11に、図11に例示する顧客承認画面500が表示される。図11に例示するように、例えば「取引金額が、お客様の1日の取引限度額を超えています。現在の取引限度額を超える金額を出金しますか。」等のビデオ通信によるオペレータの説明内容や、取引金額が1日の取引限度額を超えたものであって取引を終了する「終了」ボタン501、取引限度額を超える出金を承認する「承認」ボタン(確認ボタン)502等を含む画面が表示される。
そして、顧客による承認が得られず、顧客が今回の取引を終了する場合、顧客操作により、終了ボタンが選択されて、ATM1の取引制御部21は今回の取引を終了する(S115)。
一方、オペレータと顧客との通話により、オペレータが出金取引を継続しても良いと判断したときには、オペレータ操作を受けて、オペレータ端末3はATM1に対して出金指示を行なう(S112)。出金指示を受けたATM1の取引制御部21は、取引金額が1日の取引限度額を超えているが、オペレータによる承認が得られた場合には、取引限度額を超える取引金額での出金が可能となる。
ATM1は、出金指示された出金金額での取引として取り扱い、紙幣を計数して出金する(S113)。そして、出金した紙幣が顧客により受け取られると(S114)、取引が終了する(S115)。
(A−3)第1の実施形態の効果
以上のように、第1の実施形態によれば、ビデオ窓口センタの画像通信装置(VTC装置)とATMが連携することにより、ATMの1日の出金取引限度額を超える出金取引が実現できる。特に、ATM出金限度額以上と判断された場合、自動的にATMがVTC装置へ接続させることにより良いサービスが提供できる。
(B)第2の実施形態
次に、本発明に係る取引装置及び取引システムの第2の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
この実施形態は、例えば自動取引装置(ATM)と金融機関ホストサーバとを有する取引システムに、本発明を適用する場合を例示する。
(B−1)第2の実施形態の構成
第2の実施形態は、ATMの取引制御部の機能処理が第1の実施形態と異なる。取引システムの全体構成及びATM1の外観構成は、基本的には、第1の実施形態と同様である。そのため、第2の実施形態においても、第1の実施形態に係る図2及び図3を用いて説明する。
図5は、第2の実施形態に係るATM1の内部構成を示す内部構成図である。ATM1は、例えば制御装置や通信装置や機構部等を有して構成されるものであり、図5は、ATM1の内部構成を機能的に示している。
図5において、ATM1は、取引制御部21A、画像通信制御部22、記憶部23、通信部24、操作表示制御部25、カード機構部26、通帳機構部27、現金機構部28、撮像制御部29を有する。
画像通信制御部22、記憶部23、通信部24、操作表示制御部25、カード機構部26、通帳機構部27、現金機構部28、撮像制御部29は、第1の実施形態と同一又は対応するものであるため、ここでの詳細な説明を省略する。
取引制御部21Aは、第1の実施形態と同様に、ATM1の全体的な機能を司る処理部又は装置である。取引制御部21Aの主な機能としては、取引処理部211、残数管理部213、画像通信接続要求部212を有する。
取引処理部211は、第1の実施形態と同様に、顧客操作により選択された取引種類の案内画面を表示させながら、顧客により入力された入力情報に基づいて選択された種類の取引処理を行う。
残数管理部213は、ATM1の現金収納カセット(図示しない)に収納されている紙幣枚数を金種毎に管理するものである。残数管理部213は、出金取引の際に、取引金額に基づいて出金すべき金種枚数を求め、取引金額の金種枚数が現金収納カセットに収納されているか確認する。
画像通信接続要求部212は、残数管理部213による出金すべき取引金額に相当する金種枚数が現金収納カセットに収納されていないときに、オペレータ端末3と接続させるために、画像通信制御部22に対して画像通信接続要求を行なうものである。これにより、ATM1に収納されている金種枚数を超えて出金するときに、ビデオ通信により顧客とオペレータとの通話を開始させることができる。
(B−2)第2の実施形態の動作
図6は、第2の実施形態に係る取引システム5における出金取引の処理動作の流れを示すフローチャートである。
ここでは、ATM1で顧客が出金取引する場合に、出金金額に係る金種枚数が、ATM1内に収納されていない場合の動きについて説明する。
まず、ATM1の操作表示部11にはメニュー画面が表示されており、顧客により出金取引の選択ボタンが選択される。これを受けて、取引制御部21の取引処理部211は、出金取引の操作画面を操作表示部11に表示する。顧客により、カードが挿入され、暗証番号が入力され、出金金額が入力されて、確認ボタンが選択される(S101)。
ATM1において、残数管理部213は、入力された出金金額に基づき、出金に係る金種枚数が、現在ATM1に収納されている現金の金種枚数(残枚数)を超えているか否かを判断する(S201)。そして、出金に係る金種枚数が現在のATM1の金種枚数を超えていない場合、処理はS105に移行して、通常の出金処理が実行される(S105)。
一方、出金に係る金種枚数が現在のATM1の金種枚数を超えている場合、取引制御部21の画像通信接続要求部212は、画像通信制御部22に対して、オペレータ端末3との接続要求を行なう(S107)。これを受けて、ATM1の画像通信制御部22が、ビデオ窓口センタ30のオペレータ端末3宛に接続要求を行ない、所定の呼接続処理により、ATM1の画像通信制御部22とオペレータ端末3との間で呼が確立する(S107、S108)。
呼確立後、ATM1とビデオ窓口センタ30のオペレータ端末3との間で、リアルタイムなオンラインビデオ通信が開始する。つまり、顧客とオペレータとがビデオ通信を行なうことができ、このとき、オペレータは、出金要求金額が、現在のATM1内に収納されている現金の残金額を超えており、顧客要求を満たさない金額しか用意できない旨を説明する(S202)。
ATM1では、顧客による承認を得る(S110)。例えば、ATM1の操作表示部11に、図12に例示する顧客承認画面510が表示される。図12の顧客承認画面510は、例えば、「取引金額が、ATM内の残数額を超えています。現在のATM内残数額内の金額で出金しますか。」等のビデオ通信によるオペレータの説明内容や、取引金額が現在のATM1に収納されている金額を超えており取引を終了する「終了」ボタン511、ATM1に現在収納されている金額で出金することを承認する「承認」ボタン(確認ボタン)512等を含む画面が表示される。また、図12に例示する顧客承認画面510のように、ATM残数額や取引金額に対する不足金額を表示するようにしても良い。更には、図12に例示するように、顧客に取引可能な金種枚数(金額)を知らせるために、現在のATM1内で取引可能な金種枚数を金種毎に表示するようにしても良い。
そして、顧客の承認が得られず、顧客が今回の取引を終了する場合、顧客操作により、終了ボタンが選択されて、ATM1の取引制御部21は今回の取引を終了する(S115)。
一方、オペレータと顧客との通話により、現在ATM1に収納されている金額で出金取引を継続しても良いと判断したときには、オペレータ操作を受けて、オペレータ端末3はATM1に対して出金指示を行なう(S112)。出金指示を受けたATM1の取引制御部21は、オペレータによる承認が得られた場合には、現在のATM1に収納されている金額で出金が可能となる。
ATM1は、出金指示された出金金額での取引として取り扱い、紙幣を計数する(S113)。このとき、ATM1内の収納金額で出金取引を行なう場合、今回の出金取引で、当初に顧客が入力した金額と実際に出金すべき金額とが異なる。
そこで、例えば、ATM1の操作表示部11に、図13に例示する出金額再入力画面520を表示するようにしても良い。これにより、出金取引の操作画面を再度表示し、顧客に出金金額の修正を行ない、修正後の出金金額で取引を継続することができる。具体的には、図13に例示するように、例えば「ATM内の残数額は○○円です。再度、お取引金額を入力してください。」等のガイダンス表示と、取引を終了する「終了」ボタン521と、取引金額の入力後に取引金額を確認して選択される「確認」ボタン522を表示する。そして現在のATM1内の残数枚数(残数額)内で指定された金額での出金を受け付ける。これにより、ATM1内に収納されている金額で新たに出金取引を行なうことができる。
そして、出金した紙幣が顧客により受け取られると(S114)、取引が終了する(S115)。
(B−3)第2の実施形態の効果
以上のように、第2の実施形態によれば、画像通信装置(VTC装置)とATMが連携することにより、顧客要求金額未満しかATMに現金がない場合でも顧客が了承し行員が認めた場合は出金可能とすることができる。特に、ATM内の現金枚数が顧客要求枚数未満と判断された場合に、自動的にATMがVTC装置に接続することにより良いサービスが提供できる。
(C)第3の実施形態
次に、本発明に係る取引装置及び取引システムの第3の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
第3の実施形態は、取引金額が取引限度額を超える場合、又は、取引金額がATM1内に収納されている金額を超える場合に、ATM1がセキュリティーキーを表示して、顧客の携帯端末がビデオ窓口センタのオペレータ端末と通信できるようにするものである。
(C−1)第3の実施形態の構成
図7は、第3の実施形態に係る取引システムの全体構成を示す構成図である。図7において、第3の実施形態に係る取引システム5は、通信回線4に接続可能な、自動取引装置(ATM)1、金融機関ホストサーバ2、オペレータ端末3、携帯端末6を有する。
携帯端末6は、顧客が所持する通信機能を有する携帯端末であり、例えば、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話機等を適用できる。取引金額が取引限度額を超える場合、又は、取引金額がATM1内に収納されている金額を超えた場合に、ATM1は、オペレータ端末3と接続するためのセキィリティーキーを表示する。顧客は、表示されたセキュリティーキーを用いてオペレータ端末3と接続し、顧客はオペレータと通信することができる。
図8は、第3の実施形態に係るATM1の内部構成を示す内部構成図である。ATM1は、例えば制御装置や通信装置や機構部等を有して構成されるものであり、図8は、ATM1の内部構成を機能的に示している。
図8において、ATM1は、取引制御部21B、画像通信制御部22、記憶部23、通信部24、操作表示制御部25、カード機構部26、通帳機構部27、現金機構部28、撮像制御部29を有する。
画像通信制御部22、記憶部23、通信部24、操作表示制御部25、カード機構部26、通帳機構部27、現金機構部28、撮像制御部29は、第1の実施形態と同一又は対応するものであるため、ここでの詳細な説明を省略する。
取引制御部21Bは、第1及び第2の実施形態と同様に、ATM1の全体的な機能を司る処理部又は装置である。取引制御部21Bの主な機能としては、取引処理部211、セキュリティーキー表示制御部214を有する。
取引処理部211は、第1の実施形態と同様に、顧客操作により選択された取引種類の案内画面を表示させながら、顧客により入力された入力情報に基づいて選択された種類の取引処理を行う。
セキュリティーキー表示制御部214は、取引金額が取引限度額を超える場合、又は、取引金額がATM1内に収納されている金額を超える場合に、オペレータ端末3と接続するためのセキュリティーキーを操作表示部11に表示するものである。ここで、セキュリティーキーは、オペレータ端末3と接続するために必要な情報である。例えばセキュリティーキーは、数字やアルファベット等を含む文字列とすることができる。
セキュリティーキー表示制御部214は、第1の実施形態又は第2の実施形態のように、取引金額が取引限度額又はATM1内の収納枚数を超えた場合に、当該取引を一意に識別するセキュリティーキーを発行し、セキュリティーキーを表示するようにする。
(C−2)第3の実施形態の動作
図9及び図10は、第3の実施形態に係る取引システム5における出金取引の処理動作の流れを示すフローチャートである。
第3の実施形態は、取引金額が取引限度額を超える場合、又は、取引金額がATM1内に収納されている金額を超える場合のいずれにも適用できる。
ここでは、ATM1で顧客が出金取引する場合に、取引金額が取引限度額を超えている場合の動作例を説明する。
まず、ATM1の操作表示部11にはメニュー画面が表示されており、顧客により出金取引の選択ボタンが選択される。これを受けて、取引制御部21の取引処理部211は、出金取引の操作画面を操作表示部11に表示する。顧客により、カードが挿入され、暗証番号が入力され、出金金額が入力されて、確認ボタンが選択される(S101)。
ATM1において、取引処理部211は、金融機関ホストサーバ2と通信を開始して、取得したカード情報、暗証番号、出金金額等を含む取引情報を、金融機関ホストサーバ2に送信する(S102)。
金融機関ホストサーバ2では、取引情報が取得され(S103)、受信したカード情報に基づいて、当該顧客の1日の取引限度額を確認し、今回の出金取引に係る取引金額が当該顧客の取引限度額を超えているか否かを確認する(S104)。そして、取引金額が1日の取引限度額を超えていない場合、処理はS105に移行して、通常の出金処理が実行される(S105)。
一方、取引金額が1日の取引限度額を超えている場合、金融機関ホストサーバ2は、1日の取引限度額を超える額の取引である旨を、ATM1に通知する。
ATM1では、セキュリティーキー表示制御部214がセキュリティーキーを発行し、そのセキュリティーキーを操作表示部11に表示する(S301)。
図14は、第3の実施形態に係るセキュリティーキー表示画面の一例を示す画面図である。図14に例示するセキュリティーキー表示画面530は、例えば、「取引金額が、お客様の1日の取引限度額を超えています。お客様の携帯端末で、下記のお問い合わせ先にご連絡ください。」等のように、今回の取引金額が取引限度額を超えていることや連絡先を表示する。また、図14のセキュリティーキー表示画面530は、オペレータ端末3の接続先情報として、例えば、例えば、電話番号、URL等を表示する。さらに、図14のセキュリティーキー表示画面530は、例えば「セキュリティキー:aaa112bbbb」等のように、一意に当該顧客の取引を特定するためのセキュリティーキー534を表示する。なお、図14に例示するように、セキュリティーキー表示画面530は、例えば、オペレータ端末3の接続先情報を含む二次元コードやバーコード等のコード情報533を表示するようにしても良い。これにより、顧客操作により携帯端末6がコード情報を読み込み、オペレータ端末にアクセスすることができる。
そして、顧客は、自身の携帯端末6を用いて、表示画面に表示されているオペレータ端末3に接続し(S302、S303)、表示画面に表示されているセキュリティーキーを入力する(S304)。
ここで、S304におけるセキュリティーキーの入力処理を説明する。例えば、携帯端末6がWebを通じてオペレータ端末3と接続する場合、携帯端末6の表示画面には、セキュリティーキーの入力欄が設けられており、そのセキュリティーキーの入力欄にセキュリティーキーを入力する。オペレータ端末3では、入力されたセキュリティーキーの検証を行ない、正当であれば、オペレータ端末3と携帯端末6との接続がなされるようにしても良い。
また例えば、オペレータ端末は、表示画面に表示されている電話番号に電話をかけて、ビデオ窓口センタ30の自動音声応答(IVR)システムに接続し、自動音声応答システムにおいてセキュリティーキーを入力する。オペレータ端末3では、入力されたセキュリティーキーの検証を行ない、正当であれば、オペレータ端末3と携帯端末6との接続がなされるようにしても良い。
さらに別の例では、顧客が、携帯端末6でビデオ窓口センタ30に電話を掛けて、オペレータとの会話の中で、セキュリティーキーを口頭でオペレータに伝えるようにしても良い。
上記のようにして、携帯端末6とビデオ窓口センタ30のオペレータ端末3との間で、リアルタイムなオンラインビデオ通信が開始する。つまり、顧客とオペレータとがビデオ通信を行なうことができ、このとき、オペレータは、今回の出金取引に係る取引金額が、顧客の1日の取引限度額を超えていることを説明し(S305)、ATM1では、顧客による承認を得る(S110)。例えば、ATM1の操作表示部11に、第1の実施形態に係る図11の顧客承認画面500が表示される。
そして、顧客の承認が得られず、顧客が今回の取引を終了する場合(S110)、顧客操作により、終了ボタンが選択されて、ATM1の取引制御部21は今回の取引を終了する(S115)。
一方、オペレータと顧客との通話により、オペレータが出金取引を継続しても良いと判断したときには、オペレータ操作を受けて、オペレータ端末3はATM1に対して出金指示を行なう(S112)。出金指示を受けたATM1の取引制御部21は、取引金額が1日の取引限度額を超えているが、オペレータによる承認が得られた場合には、取引限度額を超える取引金額での出金が可能となる。
ATM1は、出金指示された出金金額での取引として取り扱い、紙幣を計数して出金する(S113)。そして、出金した紙幣が顧客により受け取られると(S114)、取引が終了する(S115)。
(C−3)第3の実施形態の効果
以上のように、例えば、ATM側の装置が古く、Online Video機能がない場合でも顧客が望めば顧客の携帯端末で出金限度額Over時にも出金することができる。
(D)他の実施形態
上述した各実施形態においても種々の変形実施形態を言及したが、本発明は、以下の変形実施形態にも適用することができる。
(D−1)上述した各実施形態では、金融機関等に設置されているATMに本発明を適用する場合を例示した。しかし、本発明は、リモートブランチターミナル装置や、金融機関の行員用のAUTOTELLER CASHIERなどにも適用可能である。
(D−2)上述した各実施形態では、ATMで入力された出金金額が取引限度額又はATM内に収納されている現金の残高を超える場合に、ATMがビデオ窓口センタのオペレータ端末と接続する場合を例示した。しかし、金融機関ホストサーバが、ビデオ窓口センタのオペレータ端末に通報し、オペレータ端末が、ATMと呼接続を行なうようにしても良い。つまり、ATM側からオペレータ端末に呼接続を行なうことに限定されず、オペレータ端末側からATM側に呼接続するようにしても良い。
(D−3)上述した第3の実施形態では、ATMがオンライン接続対応のものでない場合でも、顧客が自身の携帯端末を用いてオペレータ端末に接続する場合を例示した。第3の実施形態でも説明したが、顧客は、携帯端末を用いて、オペレータ端末と音声通信をしても良いし、携帯端末がビデオ通信(画像通信及び音声通信)が可能である場合には、オペレータ端末とビデオ通信するようにしても良い。
1…ATM、2…金融ホストサーバ、3…オペレータ端末、4…通信回線、5…取引システム、11…操作表示部、12…紙幣入出金口、13…硬貨入出金口、16…撮像手段、17…送受話器、21、21A及び21B…取引制御部、211…取引処理部、212…画像通信接続要求部、213…残数管理部、214…セキュリティーキー表示制御部、22…画像通信制御部、23…記憶部、24…通信部、25…操作表示制御部。

Claims (9)

  1. 入力された取引情報に基づいて出金取引を行なう取引装置において、
    入力された出金金額が所定の取引限度額を超えている場合、又は、入力された出金金額が現金収納部の有高を超えている場合に、音声画像通信を行なうことができるオペレータ端末への接続要求を出力する取引制御手段と、
    上記取引制御手段から上記接続要求が通知されると、上記オペレータ端末に対して接続処理をする接続制御手段と
    を備えることを特徴とする取引装置。
  2. 操作表示手段をさらに備え、
    上記操作表示手段には、上記接続制御手段による上記接続処理で接続した上記オペレータ端末から取得した、出金取引に関する説明画面が表示され、
    上記取引制御手段が、上記操作表示手段に表示されている上記説明画面上で選択されたボタンに応じて出金取引を行なう
    ことを特徴とする請求項1に記載の取引装置。
  3. 上記取引制御手段が、接続しているホストサーバから上記出金金額が上記取引限度額を超えている旨が通知されると上記接続要求を出力し、
    上記接続制御手段が、上記オペレータ端末に対して接続処理をする
    ことを特徴とする請求項2に記載の取引装置。
  4. 上記現金収納部に収納されている有高情報を管理する有高情報管理手段を備え、
    上記取引制御手段が、上記有高情報管理手段により上記出金金額が上記現金収納部に収納されている有高を超えていると判断されると上記接続要求を出力し、
    上記接続制御手段が、上記オペレータ端末に対して接続処理をする
    ことを特徴とする請求項2に記載の取引装置。
  5. 操作表示手段をさらに備え、
    上記取引制御手段が記オペレータ端末と接続するために必要なキー情報を含む画面上記操作表示手段に表示し、
    上記オペレータ端末による上記キー情報の正当性の確認後、上記操作表示手段には、上記オペレータ端末から取得した、出金取引に関する説明画面が表示され、
    上記取引制御手段が、上記操作表示手段に表示されている上記説明画面上で選択されたボタンに応じて出金取引を行なう
    ことを特徴とする請求項1に記載の取引装置。
  6. 上記取引制御手段が、接続しているホストサーバから上記入力された出金金額が上記取引限度額を超えている旨が通知された場合、又は、上記入力された出金金額が上記現金収納部に収納されている有高を超えている場合に、上記キー情報を上記操作表示手段に表示するものであることを特徴とする請求項5に記載の取引装置。
  7. 上記取引制御手段が、上記入力された出金金額が上記取引限度額を超えている場合でも、上記オペレータ端末からの出金指示に基づき、上記取引限度額を超えている金額の出金を許容するものであることを特徴とする請求項3又は6に記載の取引装置。
  8. 上記取引制御手段が、上記入力された出金金額が上記現金収納部の有高を超えている場合に、上記オペレータ端末からの出金指示に基づき、当該有高金額の出金を許容するものであることを特徴とする請求項4又は6のいずれかに記載の取引装置。
  9. オペレータ端末と、
    入力された取引情報に基づいて出金取引を行なう請求項1〜7のいずれかに記載の取引装置と
    を備えることを特徴とする取引システム。
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