JP2010237764A - 金融取引システム、金融取引方法及びホスト装置 - Google Patents

金融取引システム、金融取引方法及びホスト装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザにとっては簡便な方法により、詐欺等による誤った振込を効果的に防止することのできる技術を提供する。
【解決手段】振込者からの振込取引に係わる要求を受け付けると、振込元の口座から振込元の口座と関連付けられた仮想口座への振込取引における振込金額の出金処理、及び仮想口座への該振込取引における振込金の入金処理をデータベース22に記録する。振込元の口座の出金処理及び仮想口座への入金処理についての記録手段への記録が完了した後に、承認者からの振込取引の照会に係わる要求を受け付けると、データベース22を参照して、振込取引の内容を出力する。承認者により、出力した振込取引について承認することを示す情報が入力された場合には、記録手段に記録されている仮想口座への入金の記録に基づき、仮想口座から振込先の口座への出金処理を実施する。
【選択図】図1

Description

本発明は、振込等の決済を行う金融取引システム及び金融取引方法に関する。
近年、振込詐欺が大きな社会問題となっている。これに対し、制度面やシステム面からの各種の対応が実施されてきてはいるが、依然なくならないのが現状である。
振込詐欺の手口としては、老齢者に多額の振込を行わせる手法が多く、一般的である。手順の概要は、以下のとおりである。
(1)老齢者(被害者)に「孫が問題を起こし多額のお金が必要」である等の嘘の電話をかけ、老齢者に対して大金を振り込むように指示する。
(2)老齢者(被害者)が銀行等の金融機関のATM(現金自動預払機)にて、指定の口座に振込を行う。
(3)犯人は、指定の口座からATM等を利用して、現金の詐取を行う。
上記の手順のうち、手順(1)については、被害者の側で電話を受けることを止める
ことは難しい。また、犯人の口座に詐取以外による預金が含まれる場合には、犯人が引き落としを行おうとしている現金が詐取によるものであるか否かを判断することはできないため、手順(3)の段階で方策を講じることも難しい。そこで、振込詐欺を未然に防止するためには、手順(2)について対策を講じる必要がある。
上記の振込詐欺を防止するための公知の技術として、例えば、ホストコンピュータにおいて、予め口座保有者(振込者)による振込内容を確認する振込確認者を登録しておき、口座保有者が振込を行おうとした場合には、登録された振込確認者(第三者)からその振込取引が妥当であるとの確認結果が得られた場合には、振込取引を実施する方法が提供されている(例えば、特許文献1及び2)。
特開2008−33557号公報 特開2007−316959号公報
上記の公知の技術によれば、振込取引の内容を確認する振込確認者(第三者)により承認が得られるまでは、振込者の振込取引が完了しない。すなわち、振込者が例えばATMから振込を行おうとした場合には、振込確認者の承認が得られるまでの間、振込者は、ATMの前で待機することとなる。
このような方法では、振込者にとっては負担が大きく、金融機関において上記のサービスを提供しても、利用の促進を図ることは難しい。利用者にとっては簡便な方法により、効果的に振込詐欺を防止できることが望ましい。
本発明は、ユーザにとっては簡便な方法により、詐欺等による誤った振込を効果的に防止することのできる技術を提供することを目的とする。
本金融取引システムによれば、振込者からの振込取引に係わる要求を受け付けると、振込元の口座から該振込元の口座と関連付けられた仮想口座への該振込取引における振込金額の出金処理、及び該仮想口座への該振込取引における振込金の入金処理を記録手段に記録する入出金処理手段と、前記入出金処理手段により前記振込元の口座の出金処理及び前記仮想口座への入金処理についての前記記録手段への記録が完了した後に、前記振込取引を承認する承認者からの前記振込取引の照会に係わる要求を受け付けると、前記記録手段を参照して、前記振込取引の内容を出力する出力手段と、前記承認者により、前記出力した前記振込取引について承認することを示す情報が入力された場合には、前記記録手段に記録されている前記仮想口座への入金の記録に基づき、該仮想口座から振込先の口座への出金処理を実施する決済手段と、を備えた構成とする。
振込者から振込の依頼があった場合には、直接に振込先の口座へ振込を行わず、振込者の保有する口座については出金の処理をするとともに、当該口座と関連付けられた仮想の口座に振込金をプールさせておき、振込者の振込手続を完了させる。そして、承認者が振込を承認した場合に、仮想の口座から振込先への出金の処理を行う。第三者である承認者の承認を経てから振込先への振込を行うため、詐欺等による誤った振込を効果的に防止する。更には、仮想の口座を設けて振込金を管理することで、振込者は、通常の振込と同様の手続を行えば足り、振込者にとっては簡便な方法により、誤った振込を効果的に防止することができる。
本金融取引システムによれば、ユーザにとっては簡便な方法で、誤った振込を効果的に防止することができる。
実施形態に係る金融取引システムの構成図である データベースのデータ構造を示す図である。 振込取引における処理フローを示す図(その1)である。 振込取引における処理フローを示す図(その2)である。 承認取引における処理フローを示す図(その1)である。 承認取引における処理フローを示す図(その2)である。 承認取引における処理フローを示す図(その3)である。 ATMにおける振込取引処理を示したフローチャートである。 ホストコンピュータにおける振込取引処理を示したフローチャートである。 追加される取引履歴の例である。 ATMにおける振込承認処理を示したフローチャートである。 ホストコンピュータにおける取引照会処理を示したフローチャートである。 ホストコンピュータにおける振込承認処理を示したフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る金融取引システムの構成図である。図1に示す金融取引システム1は、ホストコンピュータ2及び複数の自動預払機(以下ATM)3を含み、ある金融機関(A銀行)の振込等の金融取引を実施する。ホストコンピュータ2とATM3とはネットワーク10で互いに接続されている。図1においては、簡単のため、1台のATM3のみを示す。
ホストコンピュータ2は、制御部21及びデータベース22を有する。データベース22は、A銀行の顧客が保有する口座に係わる情報を保有する。制御部21は、不図示のメモリに記憶されているプログラムを読み出して、ATM3からの決済取引の要求にしたがって取引処理を実施し、ATM3に対して取引処理を実施した結果を返す。
ATM3から要求された取引が他行宛の振込取引である場合には、制御部21は、データベース22を参照し、必要な場合には、顧客が振込を行おうとした金額分を仮想の口座にプールしておき、第三者の承認をもって、他行(B銀行)の金融取引システムのホストコンピュータ50へと振込要求を送信する。第三者により振込取引が否認された場合には、振込は行わず、プールしておいた仮想の口座から顧客の口座へと入金を行う。
ATM3は、制御部31及びカードユニット32を有する。カードユニット32は、顧客等の利用者が挿入した銀行カード4等を処理する。制御部31は、不図示のメモリに記憶されているプログラムを読み出して、顧客等の利用者がATM3に対して入力した情報やホストコンピュータ2から受信した情報にしたがって、各種の制御を行う。
以下の説明においては、A銀行で口座を開設している顧客が、銀行カード4を利用して、ATM3からB銀行の指定の口座宛のカード振込を行おうとした場合を例に、本実施形態に係る金融取引システム1の振込取引処理の実施方法について説明する。
口座を開設している顧客には、振込を行うときに顧客が使用する銀行カード4に加えて、顧客以外の第三者が振込取引の内容を確認するときに第三者が使用するカード5が付与される。
A銀行は、振込先に振込を行う前に、第三者に振込取引の内容の承認を必要とするサービスを顧客に提供し、金融取引システム1は、かかるサービスの利用を希望する顧客(の口座について)の振込取引であることを認識して、第三者による承認を必要とする振込処理を実施する。上記の第三者による承認をもって振込先に振込を行うことにより、顧客はより安心して振込を行うことができるサービスであるとして、実施例では、第三者に付与するカード5については、「安心振込許可カード5」あるいは「許可カード5」と表記する。
本実施形態に係る金融取引システム1においては、顧客が保有する口座と対応付けて、仮想的な口座を設けておく。振込者がATM3を操作して振込取引を依頼してきた際には、振込者による振込要求に対しては、振込の処理を終了させておく一方で、仮想的な口座に一時的に振込金をプールしておき、振込先への振込取引については一旦保留させる。実際に顧客が保有する口座に対し、振込金をプールさせておくための仮想的な口座については、以下「安心振込口座」と表記する。
振込金が安心振込口座にプールされると、次に、第三者が安心振込許可カード5を利用して金融取引システムにアクセスし、振込取引の内容を確認して、振込の承認/否認を行う。第三者は、安心振込許可カード5を利用して金融取引システム1に承認の必要な振込取引の照会を行うが、安心振込許可カード5を利用して行うことができる処理は、振込取引の「承認」または「否認」のみである。承認を行う第三者により振込取引の内容を承認された場合には、振込先に振込を行う。第三者により振込取引の内容を否認された場合には、振込金は、顧客の口座へと払戻がなされる。
以下、本実施形態に係る金融取引システム1による振込取引処理の実施方法について、具体的に説明する。
図2は、データベース22のデータ構造を示す図である。図2に示すとおり、データベース22には、口座情報テーブル11、安心振込口座情報テーブル12、安心振込取引履歴テーブル13、口座保有者情報テーブル14及び安心振込口座承認者情報テーブル15を含む。
口座情報テーブル11は、顧客が保有する口座に係わる情報を格納し、口座番号、保有者コード、口座残高、口座種別、安心振込口座番号及び暗証番号を含む。
安心振込口座情報テーブル12は、口座情報テーブル11の口座番号が示す口座と関連付けられた安心振込口座に係わる情報を格納し、安心振込口座番号、承認者コード、口座残高及び暗証番号を含む。
安心振込取引履歴テーブル13は、安心振込口座を利用した振込取引の履歴を格納し、取引番号(図2においては「取引No」)、安心振込口座番号、口座番号、振込先の口座番号、振込先の名前、振込先の電話番号、振込金額、承認ステータス、振込日時及び承認・否認日時を含む。安心振込取引履歴テーブル13は、振込取引ごとに作成する。
口座保有者情報テーブル14は、口座情報テーブル11中の保有者コードが示す口座保有者の連絡先に係わる情報を格納し、保有者コード、名前、電話番号及びメールアドレスを含む。
安心振込口座承認者情報テーブル15は、安心振込口座の承認者コードが示す第三者の連絡先に係わる情報を格納し、承認者コード、名前、電話番号及びメールアドレスを含む。
図2に示すとおり、口座情報テーブル11においては口座番号と関連付けて安心振込口座番号が格納されている。安心振込口座番号をキーに、安心振込取引履歴テーブル13を検索することで、安心振込口座と対応する口座について、第三者による承認の必要な振込取引履歴を取得する。
安心振込口座は、安心振込取引のサービスを利用する口座の保有者に対して1つ設けられていればよく、例えば、複数の口座を保有する口座保有者については、複数の口座を1つの安心振込口座と対応付けることとしてもよい。
次に、図3A〜図3B、図4A〜図4Cを参照して、「安心振込取引」を実施する手順について説明する。
図3A及び図3Bは、振込取引における処理フローを示す図である。図3A及び図3Bを参照して、振込者が、安心振込口座による承認サービスを利用して、自身の保有する口座からB銀行への所定の口座へと振込を行う場合の処理の流れを説明する。
まず、振込者Xが、銀行カード4をATM3に挿入し、暗証番号及び振込に必要な、振込先の金融機関名や支店名、口座番号や名前、振込額等の情報を入力すると、ATM3は、ホストコンピュータ2に対して振込取引要求を送信する。
ホストコンピュータ2は、ネットワーク10を介して振込取引要求を受信すると、データベース22を更新する。具体的には、口座情報テーブル11、安心振込口座情報テーブル12及び安心振込取引履歴テーブル13を更新する。そして、ホストコンピュータ2は、データベース22の更新が完了した旨を、振込取引要求を送信してきたATM3に対して通知する。
ATM3は、ホストコンピュータ2からデータベース22の更新完了の通知を受信すると、振込者Xに対し、振込取引が成立した旨を画面等で案内するとともに、銀行カード4をATM3から排出させ、振込取引を終了する。
図3A及び図3Bに示す振込取引が終了すると、ホストコンピュータ2は、第三者による振込者Xからの振込の依頼内容の承認取引を実施する。承認を行う第三者に対しては、実施例では、振込者Xから電話やメール等で連絡し、承認を依頼することとしているが、これには限らない。例えば、安心振込口座承認者情報テーブル15に承認者の連絡先を格納しておき、ホストコンピュータ2は、安心振込口座承認者情報テーブル15に格納されている連絡先にメールを送信する等の構成をとってもよい。
図4A、図4B及び図4Cは、承認取引における処理フローを示す図である。図4A〜図4Cを参照して、図3A及び図3Bに示す振込み取引を完了した振込者Xからの連絡を受けて、承認者による承認を経て振込先の口座に対し振込を行う場合の処理の流れを説明する。
まず、承認者Yが、許可カード5をATM3に挿入し、許可カード5の暗証番号を入力すると、ATM3は、ホストコンピュータ2に振込内容の照会要求を送信する。
ホストコンピュータ2は、ネットワーク10を介して振込内容の照会要求を受信すると、データベース22の安心振込取引履歴テーブル13を参照し、振込内容に係わる情報を取得する。そして、ATM3に取得した情報を通知する。
ATM3は、ホストコンピュータ2からの通知にしたがって、ATM3を操作している承認者Yに対し、振込者Xの承認待ちの振込取引の内容を画面等で案内する。ATM3は、承認者Yにより振込取引を「許可」する旨の情報が入力されると、その旨ホストコンピュータ2に通知する。
ホストコンピュータ2は、ATM3からの通知を受けて、振込先であるB銀行のホストコンピュータ50に対して振込要求を実施する。ホストコンピュータ2は、B銀行のホストコンピュータ50からネットワーク70を介して取引許可通知を受信すると、データベース22を更新する。具体的には、安心振込口座情報テーブル12及び安心振込取引履歴テーブル13を更新する。そして、ホストコンピュータ2は、データベース22の更新が完了した旨を、振込内容の照会要求を送信してきたATM3に対して通知する。
ATM3は、ホストコンピュータ2からデータベース22の更新完了の通知を受信すると、承認者Yに対し、振込の承認処理が完了し、振込先への振込取引が成立した旨を画面等で案内するとともに、許可カード5をATM3から排出させ、振込内容の承認処理を終了する。
実施例では、図4A〜図4Cに示す承認取引が終了すると、承認者Yが振込者Xに対して電話やメール等で振込を承認した旨連絡することとしているが、振込者Xへの通知方法は、これには限らない。例えば、口座保有者情報テーブル14に格納されている連絡先にメールを送信する等の構成をとってもよい。
図3A及び図3B、図4A〜図4Cに示すとおり、口座の保有者が所定の振込先に振込を行うためには、口座の保有者は、例えばATM3等において、通常と同様の操作を行えば足りる。口座から安心振込口座への入金処理がなされ、口座の保有者(振込者)によるATM3での操作は完了する。金融取引システム1は、安心振込口座への入金後に、第三者により振込取引について承認が得られた場合に、振込先の口座への振込決済を実施する。
以下、フローチャートを参照して、本実施形態に係る金融取引システム1を構成するホストコンピュータ2やATM3において上記の振込に係わる処理を実施する方法について、具体的に説明する。
図5は、ATM3における振込取引処理を示したフローチャートである。ATM3の制御部31は、振込者XのATM3の画面操作により、振込取引を開始する旨の指示があった場合には、図5に示す処理を実行する。なお、図5においては、各ステップに対応するATM3の画面例を併せて示す。画面例に記載された括弧中の符号は、フローチャートの対応するステップを示すものである。
まず、ステップS1で、振込者Xの保有する銀行カード4を吸入すると、銀行カード4の磁気ストライプやICチップから、振込者Xの口座情報を取得する。口座情報には、口座番号等が含まれる。ステップS2で、吸入した銀行カード4に記載された情報の読取処理を実行する。ステップS3〜ステップS5において、振込者Xが入力した暗証番号、振込金額及び振込先に係わる情報をそれぞれ受け付け、ステップS6に進む。
ステップS6で、暗証番号、振込金額及び振込先に係わる情報をホストコンピュータ2に送信し、ホストコンピュータ2側から振込取引処理の処理結果が通知されるのを待機する。ホストコンピュータ2から処理結果を受信すると、ステップS7に進む。
ステップS7で、ホストコンピュータ2から受信した通知が、振込取引を許可する旨の通知であるか否かを判定する。振込取引を許可する旨の通知である場合には、ステップS8に進み、振込取引が正常に完了した旨をATM3の画面等に表示して振込者Xに案内し、ステップS10に進む。振込取引を拒否する旨の通知である場合には、ステップS9に進み、振込取引は受け付けられなかった旨をATM3の画面等に表示して振込者Xに案内し、ステップS10に進む。
ステップS10で、銀行カード4を排出して振込者Xに返却し、処理を終了する。
なお、図5においては上記の安心振込サービスを利用する振込取引の場合について記載している。このため、ステップS8の振込取引が正常に完了した旨を案内する画面では、ATM3は、振込先への入金は第三者による承認を経てからである旨を表示する。安心振込サービスを利用しない場合には、振込取引が拒否されることはないため、ATM3は、振込が完了した旨のみを案内する。
図6は、ホストコンピュータ2における振込取引処理を示したフローチャートである。図6に示す処理は、図5に示すATM3のステップS6と対応する。ホストコンピュータ2の制御部21は、ATM3から暗証番号、振込金額及び振込先に係わる情報を受信すると、図6に示す処理を開始する。
まず、ステップS21で、データベース22の口座情報テーブル11を検索する。具体的には、ATM3から通知された口座番号をキーに、口座情報テーブル11のレコードを特定して、安心振込口座番号及び暗証番号を取得する。
ステップS22で、ステップS21において取得した暗証番号と、ATM3から通知された暗証番号とが一致するか否かを判定する。一致しない場合には、ステップS32に進み、ATM3に対して振込取引を拒否する旨の通知をし、振込取引処理を終了する。
ステップS22の判定において、口座情報テーブル11のレコードから取得した暗証番号とATM3から通知された暗証番号とが一致する場合には、ステップS23に進み、ステップS21において取得した情報に、安心振込口座番号が含まれるかに基づき、口座に安心振込口座が設けられているか否かを判定する。
ステップS23の判定において、安心振込口座が設けられていると判定した場合には、ステップS24に進み、安心振込口座情報テーブル12を更新する。具体的には、ステップS21で取得した安心振込口座番号をキーに安心振込口座情報テーブル12のレコードを特定し、特定したレコードの口座残高に、ATM3から通知された振込額を加算する。そして、ステップS25で、安心口座取引履歴テーブル13を更新する。具体的には、安心口座取引履歴テーブル13に図7に示すレコードを新たに追加する。取引番号には、金融取引システム1においてユニークな番号を採番し、安心振込口座番号には、ステップS21で取得した情報を格納する。承認ステータスについては、「承認待ち」とする。他の項目の設定内容については、図7に示すとおりである。
ステップS26で、振込者Xの口座情報テーブル11を更新する。具体的には、ATM3から通知された口座番号をキーに口座情報テーブル11のレコードを特定し、特定したレコードの口座残高から、振込額分を減算する。振込額は、ATM3から通知される情報に含まれる。
ステップS27では、承認者Yに対して承認の必要な振込が発生した旨の連絡をする。具体的には、ステップS21で取得した安心振込口座番号をキーに安心振込口座情報テーブル12のレコードを特定し、特定したレコードの承認者コードを取得する。取得した承認者コードに対応する安心振込口座承認情報テーブル15のレコードを特定し、特定したレコードから、電話番号やメールアドレス等の連絡先に係わる情報を取得して、電話や電子メールにより承認者Yへと連絡を行う。
上記のとおり、ステップS27の承認者Yへの連絡は、ホストコンピュータ2からではなく、振込者Xが行う構成とすることもできる。承認者Yに連絡すると、ステップS31に進む。
なお、安心振込口座が設けられていない場合には、ステップS23からステップS28に進み、通常の振込取引処理を実施し、ステップS29に進む。そして、振込先の金融機関のホストコンピュータから振込取引を許可する旨の通知待ちの状態に入る。振込取引を許可する旨の通知を受信すると、ステップS30に進み、振込者Xの口座情報テーブル11のレコードを更新する。更新方法については、上記のステップS26と同様である。口座情報テーブル11のレコードを更新すると、ステップS31に進む。
ステップS31で、ATM3に対して振込取引を許可する旨の通知をし、処理を終了する。
上記のとおり、振込者Xは、ATM3において図5に示す画面の案内にしたがって操作をし、必要な情報を入力していくことで、振込先に振込を行うために必要な処理は完了する。振込者Xの操作による振込のための処理が完了すると、承認者Yによる振込取引の承認処理を実施する。
図8は、ATM3における振込承認処理を示したフローチャートである。ATM3の制御部31は、承認者YのATM3の画面操作により、振込承認処理を開始する旨の指示があった場合には、図8に示す処理を実行する。図8においては、図5と同様に、各ステップに対応するATM3の画面例を併せて示す。画面例に記載された括弧中の符号は、フローチャートの対応するステップを示すものである。
まず、ステップS41で、承認者Yの保有する許可カード5を吸入すると、許可カード5の磁気ストライプやICチップから、安心振込口座番号を取得する。ステップS42で、承認者Yにより入力された暗証番号を受け付け、ステップS43で、ホストコンピュータ2に暗証番号を通知し、ホストコンピュータ2側からの振込照会処理の結果待ちの状態に入る。ホストコンピュータ2からは、ATM3が通知した暗証番号に対し、データベース22に保有する情報との照合結果等の情報を受信する。
ステップS44で、ホストコンピュータ2から受信した照会処理結果を参照し、暗証番号が一致するか否かを判定する。不一致である場合には、不正な振込承認処理と判断し、処理を終了する。
ステップS44の判定において、暗証番号が一致すると判定した場合には、ステップS45に進み、ホストコンピュータ2からステップS43で受信した情報のうち、承認が必要な振込取引情報がデータベース22に存在するか否かを示す情報を参照し、承認者Yが承認/否認を判断すべき振込取引情報の有無を判定する。振込取引情報がないと判定した場合には、ステップS51に進む。
ステップS45において、振込取引情報が存在すると判定した場合には、ステップS46に進み、ホストコンピュータ2から受信した情報にしたがって、承認待ちの振込取引内容や、承認/否認のボタン等を画面に表示させる。表示させる内容は、例えば、振込元の口座番号及び口座保有者の名前、振込先の口座番号及び振込先の名前、振込額及び振込日時である。表示したボタンの押下を認識すると、ステップS47に進む。
ステップS47で、再度承認/否認のボタンを画面に表示し、承認者Yに対して入力内容の再確認を行う。承認者Yによるボタンの押下を認識すると、ステップS48に進む。
ステップS48で、承認者Yによる承認内容(承認あるいは否認)を、振込取引を識別する取引番号(取引No)と対応付けてホストコンピュータ2に送信すると、ホストコンピュータ2側における振込承認処理の結果待ち状態に入る。ホストコンピュータ2から振込承認処理の結果を受信すると、ステップS49に進む。
ステップS49で、ホストコンピュータ2から受信した振込承認処理結果が、振込取引を許可する旨の通知であるか否かを判定する。許可の通知を受信した場合には、ステップS50に進み、振込取引の承認またが否認の処理が正常に完了した旨を画面に表示し、ステップS51に進む。振込取引の承認処理が拒否された旨の通知を受信した場合には、特に処理を行わず、ステップS51に進む。
ステップS51で、正常に振込承認処理が完了している場合には、許可カード5を排出する旨のメッセージを画面に表示して許可カード5をATM3から排出して、処理を終了する。振込承認処理が正常に完了しなかった場合には、振込取引の承認または否認の処理が完了しなかった旨のメッセージを画面に表示してから、許可カード5を排出する旨のメッセージを引き続き画面に表示して、許可カード5をATM3から排出して、処理を終了する。
図9は、ホストコンピュータ2における取引照会処理を示したフローチャートである。図9に示す処理は、図8に示すATM3のステップS43の処理と対応する。ホストコンピュータ2の制御部21は、ATM3から安心振込口座番号及び暗証番号を受信すると、図9に示す処理を開始する。
まず、ステップS61で、口座情報テーブル11の検索を行う。具体的には、ATM3から通知された安心振込口座番号をキーに、口座情報テーブル11のレコードを特定し、暗証番号を取得する。
ステップS62で、ステップS61において取得した暗証番号と、ATM3から通知された暗証番号とが一致するか否かを判定する。一致しない場合には、ステップS66に進み、ATM3に対して暗証番号が不一致である旨通知をして、処理を終了する。
ステップS62で、暗証番号が一致すると判定した場合には、ステップS63に進み、安心振込取引履歴テーブル13の検索を行う。具体的には、ATM3から通知された安心振込口座番号をキーとして、安心振込取引履歴テーブル13のレコードを取得して、取得したレコードから、承認者ステータスが「承認待ち」であるレコードのうち、振込取引の内容に係わる情報(振込取引情報)を取得する。実施例では、振込取引情報は、図2に示す安心振込取引履歴テーブル13のうち、振込先の口座番号、振込先の名前、振込先の電話番号及び振込額を含む。
ステップS64で、ステップS63において振込取引情報を取得できたか否かを判定する。振込取引情報を取得できた場合には、ステップS65に進み、ATM3に対し、振込取引情報が存在する旨と、ステップS63において取得した振込取引情報とを通知する。複数の振込取引について情報を取得できた場合には、取得した全てを通知し、処理を終了する。
ステップS64において、振込取引情報を取得できなかったと判定した場合には、ステップS67に進み、ATM3に対し、振込取引情報が存在しない旨を通知し、処理を終了する。
図10は、ホストコンピュータ2における振込承認処理を示したフローチャートである。図10に示す処理は、図8に示すATM3のステップS48の処理と対応する。ホストコンピュータ2の制御部21は、ATM3から承認者Yによる振込取引の承認内容(承認あるいは否認)を受信すると、図10に示す処理を開始する。
まず、ステップS71で、受信した承認内容が「承認」であるか「否認」であるかを判定する。「承認」である場合はステップS72に進み、「否認」である場合はステップS77に進む。
承認者YによりATM3に入力された情報が「承認」である場合には、ステップS72に進み、振込先(B銀行)のホストコンピュータ50宛に振込処理を実施する。このとき、ホストコンピュータ2は、図8のステップS48でATM3がホストコンピュータ2に通知した取引番号から、振込に必要な情報を取得する。振込先のB銀行のホストコンピュータ50から取引処理結果を受信すると、ステップS73に進む。
ステップS73で、振込先のホストコンピュータ50から受信した取引処理結果を判定する。取引処理結果が「許可」である場合は、ステップS74に進み、取引処理結果が「拒否」である場合は、ステップS77に進む。
取引処理結果が「許可」である場合には、ステップS74で、安心振込口座情報テーブル12を更新する。具体的には、ATM3から通知された取引番号をキーに、安心振込取引履歴テーブル13のレコードを特定し、特定したレコードの安心振込口座番号を取得する。取得した安心振込口座番号に基づき、安心振込口座情報テーブル12のレコードを特定し、特定したレコードの口座残高から、振込額分を減算する。
ステップS75で、安心振込取引履歴テーブル13を更新する。具体的には、ATM3から通知された取引番号をキーに、安心振込取引履歴テーブル13のレコードを特定し、特定したレコードの承認ステータスを「承認済」に更新し、承認・否認日時に取得した現在日時を書き込む。
ステップS76で、振込者Xに対して、振込承認処理が完了した旨の通知をする。具体的には、ATM3から通知された取引番号をキーとして、安心振込取引履歴テーブル13のレコードを特定し、特定したレコードの(振込者Xの保有する口座の)口座番号を取得する。取得した口座番号をキーに口座情報テーブル11のレコードを特定し、特定したレコードの保有者コードを取得する。そして、取得した保有者コードをキーに口座保有者情報テーブル14のレコードを特定し、特定したレコードの電話番号やメールアドレス等の情報を取得し、取得した情報に基づき、電話や電子メールにより振込者Xへの連絡を行う。
ステップS76の振込者Xへの連絡は、任意の処理であり、ホストコンピュータ2からではなく、承認者Yが行う構成とすることもできる。振込者Xに連絡すると、ステップS81に進む。
一方、ステップS71において、ATM3から受信した情報が、承認者Yの振込取引を「否認」したことを示す情報である場合には、ステップS77で、安心振込口座情報テーブル12を更新する。具体的には、上記のステップS74と同様に、ATM3から通知された取引番号を利用して、安心振込口座情報テーブル12のレコードを特定し、特定したレコードの口座残高から、振込額分を減算する。
ステップS78で、口座情報テーブル11を更新する。具体的には、ATM3から通知された取引番号を利用して、安心振込取引履歴テーブル13のレコードを特定し、特定したレコードの安心振込口座番号及び振込額を取得する。そして、安心振込口座番号をキーとして、口座情報テーブル11のレコードを特定し、特定したレコードの口座残高に、取得した振込額分を加算する。ステップS78の処理により、承認者Yが否認した振込取引の振込額分の現金は、振込先のB銀行に振込がなされず、振込者Xの保有する口座に戻ることとなる。
ステップS79で、安心振込口座情報テーブル12を更新する。具体的には、ATM3から通知された取引番号を利用して、ステップS75と同様の方法により安心振込口座情報テーブル12のレコードを特定する。そして、特定したレコードの承認ステータスを「否認」に更新し、取得した現在日時を承認・否認日時に書き込む。
ステップS80では、ステップS76と同様の方法で、振込者Xに対して、振込承認処理が完了した旨の通知をする。ステップS80についても、ステップS76と同様に、任意の処理であり、承認者Yが振込者Xに連絡する構成としてもよい。振込者Xに連絡すると、ステップS81に進む。
ステップS81で、ATM3に対して、振込承認処理の結果を通知する。ここでATM3に通知する振込承認処理結果は、図8の説明においても記載したとおり、図10に示す振込承認処理が正常に完了した場合には「許可」を、振込承認処理が異常終了した場合には「拒否」を通知する。
なお、図10においては1件の振込処理についての振込承認処理を示す。ATM3側から複数の振込取引についてそれぞれ承認/否認を受けた場合には、それぞれについて図10の処理を実行していく。
なお、図面においては記載を省略しているが、所定の期間内に承認者Yにより振込の承認がなされない場合には、安心振込口座から振込者Xの口座に現金の払戻を行う構成とすることもできる。
以上説明したとおり、本実施形態に係る金融取引システム1によれば、振込者が保有する口座から振込を行う場合には、口座からすぐに振込先の口座へと入金がされない。すなわち、ホストコンピュータ2は、振込金を仮想の口座にプールさせて、振込者のATM3での振込の手続については完了させる。そして、承認者から振込取引の照会があり、承認者により振込が承認された場合に、仮想の口座から振込先の口座へと入金を行う。第三者による承認を経てから振込先への振込決済を行うため、振込詐欺を効果的に防止する。
また、振込者は、承認が得られるまでATM3の前で待機する必要がなく、通常の振込と同様の手続で足りるため、かかるサービスを利用し易くなり、口座保有者による上記サービスの利用の促進が見込める。すなわち、ユーザ(振込者)にとって簡便な方法により、詐欺等による誤った振込をより効果的に防止することが可能となる。
また、承認者により振込を否認された場合には、仮想の口座から実際の振込者の口座へと払戻を行う。承認者が振込を否認した時点においては、振込金は、振込先の口座へは未だ入金されておらず、振込者の口座と対応付けられた仮想の口座にプールされている状態であるため、かかる払戻を行うことが可能となる。
上記の振込詐欺の他にも、振込者が振込先を誤った場合であっても、振込金は一度仮想の口座にプールされるため、振込金を振込者の口座へと払い戻す処理もより容易になる。
なお、上記の実施形態においては、ATM3を操作してカード振込を行う場合を例に説明しているが、これには限らない。例えば、インターネットバンキングにおける振込にも適用が可能である。口座の保有者は、パーソナルコンピュータ等を操作して振込の手続を行う。その後承認者がパーソナルコンピュータ等を利用して承認(または否認)をすると、振込金の振込先への振込(または振込元への払戻)を実行することで、上記と同様の効果を得ることができる。
1 金融取引システム
2 ホストコンピュータ
3 ATM(自動預払機)
4 銀行カード
5 許可カード
11 口座情報テーブル
12 安心振込口座情報テーブル
13 安心振込取引履歴テーブル
14 口座保有者情報テーブル
15 安心振込口座承認者情報テーブル
21 制御部
22 データベース
31 制御部
32 カードユニット

Claims (6)

  1. 振込者からの振込取引に係わる要求を受け付けると、振込元の口座から該振込元の口座と関連付けられた仮想口座への該振込取引における振込金額の出金処理、及び該仮想口座への該振込取引における振込金の入金処理を記録手段に記録する入出金処理手段と、
    前記入出金処理手段により前記振込元の口座の出金処理及び前記仮想口座への入金処理についての前記記録手段への記録が完了した後に、前記振込取引を承認する承認者からの前記振込取引の照会に係わる要求を受け付けると、前記記録手段を参照して、前記振込取引の内容を出力する出力手段と、
    前記承認者により、前記出力した前記振込取引について承認することを示す情報が入力された場合には、前記記録手段に記録されている前記仮想口座への入金の記録に基づき、該仮想口座から振込先の口座への出金処理を実施する決済手段と、
    を備えることを特徴とする金融取引システム。
  2. 前記決済手段は、前記承認者により、前記出力手段に出力した前記振込取引について否認することを示す情報が入力された場合には、前記記録手段に記録されている前記仮想口座への入金の記録に基づき、該仮想口座から前記振込元の口座への払戻処理を実施する
    ことを特徴とする請求項1記載の金融取引システム。
  3. 前記入出金処理手段は、前記振込者からの振込取引に係わる要求とともに入力された前記口座を識別する口座識別情報を取得して、該口座識別情報と対応付けて前記振込金額を前記口座の残高から減額するとともに、該口座識別情報と対応する前記仮想口座を識別する仮想口座識別情報と対応付けて該振込金額を前記仮想口座の残高に加算し、
    前記決済手段は、前記照会に係わる要求とともに入力された前記仮想口座識別情報に対応する前記仮想口座の残高から前記振込金額を減額して、前記承認者から入力された承認あるいは否認を示す情報に応じて、前記振込先の口座への出金処理あるいは前記仮想口座から前記振込元の口座への払戻処理を行う
    ことを特徴とする請求項2記載の金融取引システム。
  4. 前記入出金処理手段は、前記振込取引に係わる要求を受け付けると、該振込取引を識別する情報と前記承認者による該振込取引の承認状態とを対応付けた取引履歴を作成し、該承認状態には承認待ちであることを示す値を設定して、該作成した取引履歴を前記仮想口座識別情報と対応付けて前記記録手段に記録し、
    前記出力手段は、前記照会に係わる要求を受け付けると、前記仮想口座識別情報と対応付けられた前記取引履歴のうち、前記承認状態に承認待ちであることを示す値が設定されている前記取引履歴を抽出して出力し、
    前記決済手段は、前記出力した取引履歴が示す前記振込取引について、前記仮想口座から前記振込金額を減算して、前記振込先の口座への出金処理あるいは前記振込元への払戻処理を実行すると、該取引履歴の前記承認状態については、承認あるいは否認されたことを示す値に更新する
    ことを特徴とする請求項3記載の金融取引システム。
  5. 振込者からの振込取引に係わる要求を受け付けると、振込元の口座から該振込元の口座と関連付けられた仮想口座への該振込取引における振込金額の出金処理、及び該仮想口座への該振込取引における振込金の入金処理を記録手段に記録し、
    前記振込元の口座の出金処理及び前記仮想口座への入金処理についての前記記録手段への記録が完了した後に、前記振込取引を承認する承認者からの前記振込取引の照会に係わる要求を受け付けると、前記記録手段を参照して、前記振込取引の内容を出力し、
    前記承認者により、前記出力した振込取引について承認することを示す情報が入力された場合には、前記記録手段に記録されている前記仮想口座への入金の記録に基づき、該仮想口座から振込先の口座への出金処理を実施する
    処理を備えることを特徴とする金融取引方法。
  6. 金融取引システムにおいて、決済に係わる処理を実施するホスト装置であって、
    振込者からの振込取引に係わる要求を受け付けると、振込元の口座から該振込元の口座と関連付けられた仮想口座への該振込取引における振込金額の出金処理、及び該仮想口座への該振込取引における振込金の入金処理を記録手段に記録する入出金処理手段と、
    前記入出金処理手段により前記振込元の口座の出金処理及び前記仮想口座への入金処理についての前記記録手段への記録が完了した後に、前記振込取引を承認する承認者からの前記振込取引の照会に係わる要求を受け付けると、前記記録手段を参照して、前記振込取引の内容を出力する出力手段と、
    前記承認者により、前記出力した前記振込取引について承認することを示す情報が入力された場合には、前記記録手段に記録されている前記仮想口座への入金の記録に基づき、該仮想口座から振込先の口座への出金処理を実施する決済手段と、
    を備えることを特徴とするホスト装置。
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