JP6554333B2 - 多段式駐車装置 - Google Patents
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Description
[前面ゲートの構成]
図1及び図2を用いて、前面ゲート部16の構成について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る駐車装置の概略を示す図である。図1に示すように、駐車装置1は、横方向に1台の車両を駐車することができ、車両を搭載し格納するためのパレットが1個配置されている。また、駐車装置1は、縦方向(上下方向)に2台の車両を駐車することができ、車両を搭載し格納するためのパレットが合計2個配置されている。すなわち、ピット3内部と入出庫位置との間を昇降するパレット(第1車両格納部)4とパレット4の上部に配置されたパレット6(第2車両格納部)である。もっとも、パレットの個数は、横方向に1個、縦方向に2個に限定されず、それぞれ、複数あってもよい。
図3A及び図3Bを用いて、前面ゲート部16が閉鎖状態から開放状態に遷移する動作を説明する。ここで、閉鎖状態とは、車両Vがパレット6に入庫することやパレット6から出庫することができないように、パレット6の前面に前面ゲート部16が配置されている状態をいう。他方、開放状態とは、車両Vがパレット6に入庫することやパレット6から出庫することができるように、パレット6の前面に前面ゲート部16が配置されておらず、ピットに収納されている状態をいう。
[前面ゲートの構成]
図4を用いて、前面ゲート部26の構成について説明する。図4(a)は、本発明の第2実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部の概略を示す側面図である。図4(b)は、本発明の第2実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部の概略を示す斜視図である。
図5A及び図5Bを用いて、前面ゲート部26が閉鎖状態から開放状態に遷移する動作を説明する。図5Aは、本発明の第2実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部26が閉鎖状態から開放状態に遷移しつつあることを示すための概略図である。図5Bは、本発明の第2実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部26が開放状態であることを示すための概略図である。なお、本実施形態において、駐車装置の前面ゲート部26の閉鎖状態は、第1実施形態(図3A参照)と同様であるため、図面は省略する。前面ゲート20がモータの駆動によって下降する点は、第1実施形態と同様である。もっとも、本実施形態では、第1実施形態と異なり、突出部21は、前面ゲート20に固定されていない。そのため、前面ゲート20が下降して、突出部21がピット躯体2のコーナーアングル2aに当接すると、突出部21には、コーナーアングル2aから、図5Aでみて、上方向に力Fが加わる。この力Fが加わることにより、突出部21は、軸部23を中心として、水平方向となす角αを増加させる方向(図5Bでみると、反時計回り)に回動を始める。そして、突出部21がピット3に入ると前面ゲート20の下降は停止する。その結果、前面ゲート部26は、開放状態となる。本実施形態では、突出部21がコーナーアングル2aに当接することにより回動するとしたが、コーナーアングル2aの代わりに、突出部21が回動しやすいようにガイドを設けてもよい。
図6を用いて、前面ゲート部36の構成について説明する。図6(a)は、本発明の第3実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部の概略を示す側面図である。図6(b)は、本発明の第3実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部の概略を示す斜視図である。
[前面ゲートの構成]
図7を用いて、前面ゲート部46の構成について説明する。図7(a)は、本発明の第4実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部の概略を示す側面図である。図7(b)は、本発明の第4実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部の概略を示す斜視図である。
図8A乃至図8Cを用いて、前面ゲート部46が閉鎖状態から開放状態に遷移する動作を説明する。図8Aは、本発明の第4実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部46が閉鎖状態であることを示すための概略図である。図8Bは、本発明の第4実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部46が閉鎖状態から開放状態に遷移しつつあることを示すための概略図である。図8Cは、本発明の第4実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部46が開放状態であることを示すための概略図である。前面ゲート40が下降すると、下にあるリンク部材44が、コーナーアングル2aに当接する。この接点をCと呼ぶ。さらに、前面ゲート40が下降すると、前面カバー41は、図8Bの左矢印の方向にピット躯体2上を当接しながら移動する。さらに、前面ゲート40が下降すると、前面カバー41がピット躯体2上から離れ、ピット3内に下降する。そして、図8Cのように、前面ゲート部46がピット3内に収納され、開放状態となる。コーナーアングル2aの代わりにガイドを設けてもよい点については、第2実施形態と同様である。
[前面ゲートの構成]
図9を用いて、前面ゲート部56の構成について説明する。図9(a)は、本発明の第5実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部の概略を示す側面図である。図9(b)は、本発明の第5実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部の概略を示す斜視図である。
図10を用いて、前面ゲート部56が閉鎖状態から開放状態に遷移する動作を説明する。前面ゲート部56の動作は、基本的には、前面ゲート部46の動作と同じである。そのため、重なる部分についての説明や図面は省略する。前面ゲート50が下降すると、前面カバー51は、ピット躯体2上を左方向に当接しながら移動し、その後、ピット躯体2上から離れ、ピット3内に下降する。そして、リンク部材44を電気的に制御して回動させて、前面カバー51を枠体の内側に収納させる。なお、リンク部材54を電気的に回動させない場合には、前面カバー51は、枠体の内側に収納されず、前面ゲート部46の閉鎖状態(図8Cを参照)と同じ状態となる。
[前面ゲートの構成]
図11を用いて、前面ゲート部66の構成について説明する。図11(a)は、本発明の第6実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部の概略を示す側面図である。図11(b)は、本発明の第6実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部の概略を示す斜視図である。
図12を用いて、前面ゲート部66が閉鎖状態から開放状態に遷移する動作を説明する。前面ゲート部66の動作は、基本的には、前面ゲート部56の動作と同じである。そのため、ここでは詳細な説明は省略する。
図13は、本発明の第2実施形態の変形例に係る駐車装置の前面ゲート部の上にストッパが配置されている状態を説明するための図である。本変形例では、第2実施形態の駐車装置のソレノイド25を用いたストッパの代わりに、前面ゲート部26の突出部21の上に接するようにストッパ24を配置している。車両Vが入出庫するため、ストッパ24の長さは、車両Vの入出庫を遮らない範囲の長さである。このストッパ24があることによって、利用者Sが突出部21に力Fを加えても、突出部21は、水平方向となす角を増加させる方向(図13でいうと、反時計回り)に回動しない。もっとも、前面ゲート部26が下降すると、突出部21は、ストッパ24から離れる。前面ゲート部26が下降したときの動作については、第2実施形態と同様であるため、詳細な説明は省略する。
2a:コーナーアングル 3、103、203、303:ピット
4、6、104、106、204、206、304、306:パレット
5、105、205、305:ガイド支柱
10、20、30、40、40、50、60:前面ゲート
11、21、31:突出部 22、32、42、52、62:取付部
23、33、43、53、63:軸部 24:ストッパ
15、25、35、45、55、65:ソレノイド
16、26、36、46、56、66:前面ゲート部
41、51、61:前面カバー 44、54、64:リンク部材
C:接点 S:利用者
Claims (8)
- 入出庫位置に対応して設けられ、開放時に前記入出庫位置の下方のピット内部に下降するゲートと、
少なくとも前記ピット内部と前記入出庫位置との間を昇降する第1車両格納部と、
前記第1車両格納部の上部に配置された第2車両格納部と、
前記ゲートに対して前記ピットとは反対側において前記ゲートに接続され、前記ピットの縁部よりも外側まで延びる第1突出部と、
を備え、
前記第1突出部は、前記ゲートに回動可能に接続された一端と、前記一端が回動することにより移動する他端と、を有し、
前記ゲートから前記第1突出部の前記他端までの水平方向の距離が可変であることを特徴とする駐車装置。 - 前記第1突出部は、前記ゲートの上端に固定されることを特徴とする請求項1に記載の駐車装置。
- 前記ゲートが下降するときに、前記第1突出部が前記ピットを構成する構造物または前記ピット内部に配置されたガイドに当接することによって回動することを特徴とする請求項1に記載の駐車装置。
- 前記第1突出部を回動させる駆動部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の駐車装置。
- 前記第1突出部は、前記他端が前記ゲートをカバーするカバー部であることを特徴とする請求項1に記載の駐車装置。
- 前記ゲートは、枠体であり、
前記第1突出部の前記一端側は、前記枠体の内側の側面に設けられ、
前記ゲートが下降して前記ピットに収納されるときに、前記第1突出部が前記枠体の枠内に収納されることを特徴とする請求項5に記載の駐車装置。 - 前記ゲートは、凹形状であり、
前記第1突出部の前記一端側は、前記凹形状の内側の側面に設けられ、
前記ゲートが下降して前記ピットに収納されるときに、前記第1突出部が前記凹形状の凹部に収納されることを特徴とする請求項5に記載の駐車装置。 - 前記ゲートは、前記ゲートに対して前記ピットとは反対側において前記ゲートの上端に接続され、ピットの縁部よりも外側まで延びる第2突出部をさらに有することを特徴とする請求項5乃至7のいずれか一項に記載の駐車装置。
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