JP2021098972A - 駐車装置 - Google Patents

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和正 後藤
Kazumasa Goto
和正 後藤
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Abstract

【課題】梁やピットなどの主構造物の長さや大きさを従来から変更しなくても、パレットとの安全な距離を確保することができる駐車装置を提供すること。【解決手段】駐車装置は、車両の入出庫位置に対応して設けられ、前記入出庫位置に対して上下方向に移動可能なゲート部と、前記車両が配置される前記入出庫位置に対して移動可能なパレットと、を備え、前記ゲート部は、ゲート本体部、および前記ゲート本体部に設けられ、前記ゲート本体部を前記パレットから前方に離れるように移動させる駆動部を有する。【選択図】図1

Description

本発明は駐車装置に関する。
駐車スペースを有効に利用するために、上下方向に2段以上の駐車パレット(パレットともいう)を備えた多段式駐車装置が実用化されている。多段式駐車装置において、駐車パレットは、水平方向や上下方向に移動することができる。多段式駐車装置は、その前面が無防備である場合、人や物がピット内に落下したり、移動中のパレットに身体が接触して怪我をしたりするといった危険がある。
そこで、多段式駐車装置の前面には、可動体として例えば特許文献1に示すような可動式のゲートが設けられたものが提案されている。ここで、ゲートとは、パレットから車両が出庫する方向に設けられるゲートのことをいう。
図20(A)に従来の駐車装置の側面図、および図20(B)に従来の駐車装置の上面図を示す。図20(A)および図20(B)において、ゲートとパレットとの離間距離L1は、人体Mの安全上の観点から一定程度設ける必要がある。
特開平10−169228号公報
一方で、多段式駐車装置について、車両の入出庫作業のために前面車路を設ける必要がある。
ここで、上述のようなゲートが装備されておらず、さらに前面車路200の幅L2が最低限の幅しか確保できていない既設の駐車装置の入れ替えを実施する場合、駐車装置にゲートを追加で装備する必要が生じる。このとき、ゲートの厚みを厚くする、またはゲートを入出庫位置よりも前方に配置するとした場合、駐車装置前方側の支柱が従来より前に配置され、装置奥行寸法(つまり梁の長さ)が長くなり、駐車装置全体が大きくなる。その結果、前面車路200の幅L2が小さくなってしまう。
また、前面車路200の幅L2を保持した場合、ゲートを設置するためのスペースを確保するためには、可動体(パレット)の長さL3を短くしなければならない。その結果、当該駐車装置に対して収容できる車が制限されてしまう。
そこで、本発明の目的の一つは、梁やピットなどの主構造物の長さや大きさを従来から変更しなくても、パレットとの安全な距離を確保することができる駐車装置を提供することにある。
本発明の一実施形態によると、車両の入出庫位置に対応して設けられ、前記入出庫位置に対して上下方向に移動可能なゲート部と、前記車両が配置される前記入出庫位置に対して移動可能なパレットと、を備え、前記ゲート部は、ゲート本体部、および前記ゲート本体部に設けられ、前記ゲート本体部を前記パレットから前方に離れるように移動させる駆動部を有する、駐車装置が提供される。
上記駐車装置において、前記ゲート本体部と前記入出庫位置との位置関係に基づいて、前記パレットの移動を制御してもよい。
上記駐車装置において、前記ゲート本体部が前記入出庫位置から所定の位置まで移動するときに、前記ゲート本体部の前方および周辺の少なくともいずれかに存在する物体を検知する検知部を有してもよい。
上記駐車装置において、前記検知部が前記物体を検知したことを知らせる報知部をさらに有してもよい。
上記駐車装置において、前記ゲート本体部の側面を見たときに、前記ゲート本体部は、前記検知部に対応する位置に切欠部を有してもよい。
上記駐車装置において、前記ゲート部は、車幅方向である第2方向にn個(nは2以上)設けられ、前記検知部は、前記n個のゲート部の前方および周辺の少なくともいずれかに存在する前記物体を検知してもよい。
上記駐車装置において、前記ゲート本体部は、第2検知部を有し、前記第2検知部の一部が前記検知部と対向したときに、前記パレットが移動可能となってもよい。
上記駐車装置において、前記ゲート本体部の下側の第1端部が固定され、前記ゲート本体部の上側の第2端部が前記第1端部を中心に前記パレットから前記前方に離れるように移動してもよい。
上記駐車装置において、前記ゲート本体部は、第1端部が前記駆動部に接続された板状部材を含み、前記駆動部は、前記ゲート本体部の上側の端部に設けられ、前記板状部材のうち前記第1端部の反対側の第2端部を前記パレットから前方に離れるように回動させてもよい。
本発明の一実施形態を用いることにより、梁やピットなどの主構造物の長さや大きさを従来から変更しなくても、パレットとの安全な距離を確保することができる駐車装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る駐車装置を示す概略側面図である。 本発明の一実施形態に係る駐車装置を示す概略上面図である。 本発明の一実施形態に係る駐車装置の動作を説明するためのフロー図である。 本発明の一実施形態に係る駐車装置の動作を説明するためのフロー図である。 本発明の一実施形態に係る駐車装置の動作を説明するための駐車装置の概略側面図である。 本発明の一実施形態に係る駐車装置の動作を説明するための駐車装置の概略上面図である。 本発明の一実施形態に係る駐車装置の動作を説明するための駐車装置の概略側面図である。 本発明の一実施形態に係る駐車装置の動作を説明するための駐車装置の概略側面図である。 本発明の一実施形態に係る駐車装置の動作を説明するための駐車装置の概略側面図である。 本発明の一実施形態に係る駐車装置を説明するための駐車装置の概略上面図である。 本発明の一実施形態に係る駐車装置を説明するための駐車装置の概略上面図である。 本発明の一実施形態に係る駐車装置を説明するための駐車装置の概略側面図である。 本発明の一実施形態に係る駐車装置を説明するための駐車装置の概略側面図である。 本発明の一実施形態に係る駐車装置を説明するための駐車装置の概略上面図である。 本発明の一実施形態に係る駐車装置を説明するための駐車装置の概略上面図である。 本発明の一実施形態に係る駐車装置を説明するための駐車装置の概略上面図および概略正面図である。 本発明の一実施形態に係る駐車装置を説明するための駐車装置の概略上面図である。 本発明の一実施形態に係る駐車装置を説明するための駐車装置の概略側面図である。 本発明の一実施形態に係る駐車装置を説明するための駐車装置の概略側面図である。 従来の駐車装置を説明するための駐車装置の概略側面図および上面図である。
以下、本出願で開示される発明の各実施形態について、図面を参照しつつ説明する。但し、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲において様々な形態で実施することができ、以下に例示する実施形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
なお、本実施形態で参照する図面において、同一部分または同様な機能を有する部分には同一の符号または類似の符号(数字の後にA、B等を付しただけの符号)を付し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。また、図面の寸法比率は説明の都合上実際の比率とは異なったり、構成の一部が図面から省略されたりする場合がある。
さらに、本発明の詳細な説明において、ある構成物と他の構成物の位置関係を規定する際、「上に」「下に」とは、ある構成物の直上あるいは直下に位置する場合のみでなく、特に断りの無い限りは、間にさらに他の構成物を介在する場合を含むものとする。
<第1実施形態>
(1−1.駐車装置の構成)
本実施形態に係る駐車装置の構成について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る駐車装置100の概略側面図である。図2は、本発明の一実施形態に係る駐車装置100の概略上面図である。図1および図2に示すように、駐車装置100は、支柱102、梁104、操作盤106、制御装置108、パレット110、およびゲート部120を含む。駐車装置100は、支柱102および梁104により主構造体が構成され、主構造体の中に車両Vを搭載し格納するためのパレット110が配置されている。この例では、駐車装置100は、縦方向(上下方向)に2台の車両を駐車することができ、車両Vを搭載し格納するためのパレットが2個(パレット110−1,パレット110−2)配置されている。パレット110は、昇降駆動機構としてモータやチェーンなどを用いて入出庫される位置と格納される位置との間を昇降する。パレットの昇降技術については公知であるため、ここでは詳細な説明は省略する。本実施形態では、パレット110は、上下方向に2台設けられる例を示したが、3台以上適宜設けられてもよい。
操作盤106は、駐車装置100を制御する制御装置108と有線または無線にて通信を行うことができる。操作盤106には、スイッチ、ボタン、十字カーソルキーなどが設けられる。ユーザが操作盤106を操作したときに入力した信号(情報)が、制御装置108に送信される。
制御装置108は、複数のパレット110やゲート部120の動作を含む、駐車装置100のあらゆる動作を制御する。図1において、操作盤106が車両Vの前方に設けられ、制御装置108が車両Vの後方に設けられる例を示している。制御装置108は、記憶部108aおよび制御部108bを備える。
記憶部108aは、論理記憶領域であり、CPU(Central Processing Unit)内部の記憶領域、主記憶装置、二次記憶装置などのメモリである。記憶部108aは、各種機能を制御装置108において実現させるプログラム等を記憶する機能を有する。
制御部108bは、記憶部108aに記憶されたプログラムをCPUにより実行して、各種機能を制御装置108において実現させる機能を有する。具体的には、制御部108bは、パレット駆動機構、ゲートを昇降させる昇降駆動機構112および後述するゲートを前後方向に移動させる駆動装置(駆動部124)に対し、操作盤106から受信した情報に基づいてパレット110及びゲート部120の駆動に関する指示を含む信号を送信する。
ゲート部120は、入出庫位置に対応して設けられる。本実施形態では、ゲート部120は、開放時に入出庫位置の上方に配置される。ゲート部120は、車両Vを入出庫するために開放時以外は閉じた状態となっている。したがって、パレット110が移動するときもゲート部120は閉じた状態になっている。ゲート部120が閉じていることにより、通常は駐車装置100の装置内に人が入れない構成になっている。
ゲート部120は、ゲート本体部122および駆動部124を含む。ゲート本体部122は、前面部122a、側部122b、および突起部122cを有する。
ゲート本体部122の前面部122aは、平坦な板状の形状を有する。前面部122aは、剛性を有する部材が用いられる。具体的には、前面部122aはステンレス板により形成される。なお、ゲート本体部122は、ステンレス以外にも腐食コーティングを施した鉄板またはその他の金属部材が用いられてもよい。また、金属に限定されず、その他の無機材料、有機樹脂材料が用いられてもよい。また、前面部122aは、板状に限定されず、メッシュ状であってもよいし、格子状であってもよい。
本実施形態に用いられるゲート本体部122の前面部122aの第1方向の厚さt1は、駆動部124にかかる負荷を低減する観点から10mm以上100mm以下、より好ましくは25mm以上50mm以下であることが望ましい。
ゲート本体部122の側部122bは、前面部122aの車幅方向(第2方向D2ともいう)の両側の端部に配置される。側部122bは、駐車装置100の上方に設けられた昇降駆動機構112と接続される。昇降駆動機構112は、動力源112a(この例ではモータ)によって側部122bと接続されたチェーン112bを巻き上げる。ゲート部120は、昇降駆動機構112の動作により昇降することができる。
また、前面部122aの車幅方向の両側の端部には入庫方向(第3方向D3ともいう)に延伸した棒状の突起部122cが設けられる。この例では、突起部122cは側部122bに貫通して設けられるが、適宜変更してもよい。駆動部124は、側部122bの一部に配置され、突起部122cと係合する。駆動部124には、モータおよびラックピニオンが用いられる。突起部122cは、駆動部124の動作により入庫方向(第3方向)および出庫方向(第1方向D1ともいう)に移動可能である。出庫方向(第1方向)は、パレットから前方に水平に離れる方向ともいうことができる。突起部122cが移動することにより前面部122aも入庫方向および出庫方向に移動可能である。
なお、駆動部124は、ラックピニオンに限定されず、トラクションローラー、ソレノイド、またはメカシリンダーが用いられてもよい。また、駆動部124と突起部122cは一体として設けられてもよい。
(1−2.駐車装置100の入出庫の際の動作)
次に、駐車装置の入出庫の際の動作についてパレットおよびゲート部の動作を中心に図3〜図9を用いて説明する。図3および図4は、本実施形態のパレットおよびゲート部を駆動させるためのフロー図である。
まず、ユーザによって操作盤106に対してゲート部120の開放指示の入力、および指定のパレット110の番号の入力が行われる(S101)。制御装置108は、上記入力に基づいてパレットの位置を判定する(S103)。
パレット110が入出庫位置にないとき(S103;No)、制御装置108は、駆動部124に対してゲート本体部122が前方に移動するようにゲート本体部122の前方移動指示情報を送信する(S105)。駆動部124が上記指示情報を受信すると、駆動部124は駆動する。これにより、図5および図6に示すように、突起部122cがパレット110から離れる出庫方向(第1方向D1)に移動する。これにより、ゲート本体部122の前面部122aも移動するため、ゲート本体部122が前方移動する(S107)。このとき、前面部122aからパレット110までの距離L1は、200mm以上であることが望ましい。
ゲート本体部122の前方移動が完了すると、図7に示すようにパレット110がパレット駆動機構によって移動する(S109)。この例では、パレット110−1が入出庫位置に移動する。なお、パレット110が入出庫位置にあるときには(S103;Yes)、この状態から処理が続けられる。
次に、制御装置108は、昇降駆動機構112に対してゲート部120の開放指示情報を送信する(S111)。昇降駆動機構112は、上記指示情報に基づいてゲート部120を持ち上げる。このとき、図8に示すように、ゲート部120は上方に配置される開放状態となる(S113)。ゲート部120が開放状態のときに、ユーザは車両に乗り込み、パレット上から車両Vを出庫方向に移動させる。
車両がパレット上から出庫されたとき、ユーザによって操作盤106にゲート部120の閉鎖ならびにパレット位置の原点復帰の指示の入力が行われる(S115)。入力情報に基づき、制御装置108は、昇降駆動機構112に対してゲート部120の閉鎖指示情報を送信する(S117)。上記指示情報に基づいて、昇降駆動機構112は、上記指示情報に基づいてゲート部120を下降させる(S119)。
次に、制御装置108は、パレットの位置を判定する(S121)。パレット110が原点位置にないとき(S121;No)、制御装置108は、パレット駆動機構に対してパレット110の原点位置までの移動指示情報を送信する(S123)。これにより、パレット110が原点位置に移動する(S125)。パレット110が原点位置にある時には(S121;Yes)、この状態から処理が続けられる。
次に、制御装置108は、本体部122(前面部122a)が前方に移動した状態であるとき(S126:Yes)、駆動部124に対してゲート部120のゲート本体部122の後方移動指示情報を送信する(S127)。上記指示情報に基づき、ゲート部120の駆動部124が駆動することにより、突起部122cを入庫方向D1に移動する。これにより前面部122aが前方に移動した状態から後方に移動する。このとき、図9に示すように、ゲート部120は入出庫位置に配置される閉鎖状態となる(S129)。以上により、駐車装置100の入出庫の動作が完了する。前面部122aが前方に移動した状態でないとき(S126:No)には、そのまま駐車装置100の入出庫の動作が完了する。
従来の方式の場合、ゲートが設けられていないために、パレットの移動の際に人体の接触が生じるなどの事故が発生する危険を有していた。また、ゲートを設けるとしても、駐車装置前方側の距離が短くなったり、パレットおよび載置される車両の長さが短くなるなどの制限が生じていた。
しかしながら、本実施形態を用いることにより、前面車路幅および載置される車両の長さが制限されない。したがって、本実施形態を用いることにより、梁やピットなどの主構造物の長さや大きさを従来から変更しなくても、人と動作中のパレットとの安全な距離を確保することができる駐車装置を提供することができる。
なお、本実施形態では、ゲート本体部122が前方に移動した状態でゲート部120が上方に移動する例を示したが、これに限定されない。ゲート本体部122が前方から後方に移動した状態でゲート部120は、上方に移動してもよい。
また、本実施形態におけるパレット位置の原点復帰処理は一例であり、必ずしもこの方式に限定されない。本実施形態では、ゲート部120が下降した段階で、駆動部124を駆動させる例を示したが、原点復帰処理がない場合にはゲート部120が上方に配置された状態で、駆動部124を駆動させ、ゲート本体部122を後方に移動させてもよい。
なお、本実施形態では、ゲート本体部が前方に水平に離れる例を示したが、これに限定されない。例えば、ゲート本体部がパレットから前方に離れれば、駐車装置の構造に合わせてゲート本体部が斜め前方に移動する場合も含んでもよい。
<第2実施形態>
次に、第1実施形態の駐車装置と構成の異なる駐車装置について以下に説明する。具体的には、ゲートの前方に検知部を有する構成について説明する。
(2−1.駐車装置100Aの構成)
図10および図11は、駐車装置100Aの概略上面図である。駐車装置100Aは、駐車装置100は、支柱102、梁104、操作盤106、制御装置108、パレット110、およびゲート部120に加えて、検知部130を備える。
検知部130は、ゲート本体部122(具体的には前面部122a)の前方に存在する物体を検知する。検知部130は、図10に示すように、ゲート部120のうちゲート本体部122の前面部122aが所定の位置まで移動したときのゲート本体部122の前面部122aの側方に配置される。この例では、検知部130には光学式の検知部(例えば赤外線センサ)が用いられる。具体的には検知部130は、投光部130aおよび受光部130bを備える。なお、検知部130は、これに限定されず、超音波式、接触式、画像検出式など、必要に応じて最適なものが用いられてもよい。なお、上記の検知部130の配置される位置は一例であり、適宜最適な位置に設けることができる。
検知部130が物体を検知しているときには、操作盤106を操作することができないように(または操作が無効化されるように)、制御装置108は操作盤106に対してインターロックを設定することができる。検知部130が物体を検知していないときには操作盤106のインターロックが解除される。このため、ユーザが操作盤106にゲート部120の移動指示情報を入力することにより、ゲート部120を前方(出庫方向、第1方向D1)に移動させることができる。
なお、ゲート部120が前方へ動作している途中で検知部130が物体を検出したときには、検出信号が制御装置108に送信される。このとき、制御装置108は、ゲートの動作を停止させるように制御することができる。
本実施形態を用いることにより、ゲート部120が前方に移動したときに人体に接触する危険を防止することができる。
また、本実施形態において、図12に示すように、前面部122aには車幅方向(第2方向D2)に延びる切欠部122acが設けられてもよい。これにより、検知部130の光は、前面部122aが所定の位置まで移動してきたときにも、光が遮られない。これにより、前面部122a近傍に物体が存在するときにも、検知することが可能となる。検知部130が物体を検知すれば、パレット110の動作を停止してもよい。したがって、人体の安全を考慮した駐車装置を提供することができる。
また、切欠部122acは、前面部122aを分離してもよい。図13に示すように、前面部122aは、切欠部122acによって、上部122auおよび下部122adに分離して設けられてもよい。この場合、検知部130は、切欠部122acの前面部122aの移動領域の全域にわたって、配置することができる。これにより、前面部122aが前方に移動したときの前面部122aの後方の物体を検知することも可能となる。
なお、本実施形態では、検知部130は、ゲート本体部122の前方を検知する例を示したが、これに限定されない。例えば、検知部130は、ゲート本体部の周辺を検知してもよい。これにより、広い領域を検知することができ、より安全な駐車装置を提供することができる。
<第3実施形態>
本実施形態において、第1実施形態の駐車装置と構成の異なる駐車装置について以下に説明する。具体的には、ゲート部の移動を知らせる報知器を有する駐車装置について説明する。
図14は、駐車装置100Bの概略上面図である。駐車装置100Bは、駐車装置100は、支柱102、梁104、操作盤106、制御装置108、パレット110、およびゲート部120に加えて報知部140を備える。
報知部140は、図14に示すように、ゲート部120の前面部122aに配置されてもよい。報知部140はゲート部120が前方に移動するときに音を発する。これにより、人に対してゲート部が動いていることを知らせることができる。
なお、報知部140は、音を発する以外にも光を発してもよい。この場合、報知部140にはLEDランプが用いられてもよい。
本実施形態を用いることにより、ゲート部120が前方に移動したときに人体に接触する危険を防止することができる。
<第4実施形態>
本実施形態では、第3実施形態の駐車装置と構成の異なる駐車装置について以下に説明する。具体的には、検知器および報知器をともに有する駐車装置について説明する。
図15は、駐車装置100Cの概略上面図である。駐車装置100Cは、支柱102、梁104、操作盤106、制御装置108、パレット110、およびゲート部120に加えて検知部130および報知部141を備える。
本実施形態において、報知部141は、検知部130の近傍に分離して配置されてもよい。報知部141は、検知部130が物体を検知したことをユーザに知らせる機能を有してもよい。これにより、安全性を高めた駐車装置を提供することができる。
また、本実施形態において、検知部130と報知部141とは分離して設けられているが、一体として設けられてもよい。これにより、物体を検知したことを知らせるための応答速度を高めることができる。
<第5実施形態>
本発明の第2実施形態においては、検知部130が設けられる例を示したが、本実施形態では、ゲート部120にも検知部が設けられる例を示す。
図16(A)は、本実施形態の駐車装置100Dの概略上面図である。図16(B)は、本実施形態の駐車装置を入出庫位置側から見た概略正面図である。図16(A)および図16(B)に示すように、駐車装置100Dは、パレット110、ゲート部120、および検知部130に加えて、第2検知部150を備える。
第2検知部150は、ゲート本体部122の前面部122aの端部に設けられる。このとき、第2検知部150は、検知部130と対向するように配置されてもよい。この場合、検知部(投光部)130aが送信機であり、第2検知部150が受信機(受光部)として用いられてもよい。例えば、検知部130aおよび第2検知部150には光学式のセンサが用いられた場合、検知部130aが光を出射し(投光し)、検知部130bおよび第2検知部150が受光してもよい。このとき、検知部130bで受光する場合と、第2検知部150で受光する場合で、2つの状態を検知することができる。
本実施形態において、制御装置108は、ゲート本体部122が動いているとき、操作盤106の操作による入力信号を無効化する。ゲート部120が所定の位置まで移動したときに、検知部130から出射された光は、第2検知部150によって受光される。このとき、制御装置108は、操作盤106の操作による入力信号を有効化してもよい。これにより、ゲート部120が前方に配置されたことが確認された状態でパレットの昇降動作が可能となる。
したがって、本実施形態を用いることにより、パレットとの安全な距離を確保することができる駐車装置を提供することができる。
<第6実施形態>
本発明の第2実施形態においては、検知部が設けられる例を示したが、本実施形態では、ゲート部が水平方向に複数配置される場合の検知部の構成について示す。
図17は、駐車装置100Eの概略上面図である。駐車装置100Eは、パレットとともにゲート部120が車幅方向(第2方向)にn個(nは2以上)配置される。この例では、車幅方向(第2方向)にゲート部120が3個配置されている。ゲート部120は、入出庫位置から見たときにそれぞれゲート部120−1、ゲート部120−2、およびゲート部120−3として設けられる。
本実施形態において、検知部130は、3個のゲートのうち1番目のゲート部120−1の外側および3番目のゲートの外側に配置される。このとき、検知部130は、3個のゲート部の前方に存在する物体を検知してもよい。
本実施形態を用いた場合、検知部の設置台数を最小限にすることができるとともに、移動予定ではないゲート部120の近傍に物体が存在する場合においても、パレットの動作が制限される。したがって、本実施形態を用いることにより、人(または物体)と動作中のパレットとの安全な距離を確保することができる駐車装置を提供することができる。
<第7実施形態>
本実施形態では、ゲート部の前方方向への動作が異なる駐車装置について説明する。
図18は、駐車装置100Fの概略側面図である。図18に示すように、駐車装置100Fにおいて、ゲート本体部122Fは、突起部の代わりにチェーン機構122Fdを有する。ゲート部120Fは、ゲート本体部122Fを出庫方向(第1方向)に移動する場合、前面部122Faの下側の端部122Fa1は固定される。一方、前面部122Faの上側の端部122Fa2は下側の端部122Fa1を中心に回動可能に構成されている。本実施形態の場合、ゲート本体部122のチェーン機構122Fdおよび駆動部124は、片側に2個ではなく1個配置されてもよい。この場合、駆動部の動作によりチェーン機構122Fdが移動した場合、前面部122Faの上側の端部122Fa2のみが出庫方向(第1方向)に移動することとなる。
本実施形態の場合、駆動部124の数を減らすことができるため、駐車装置全体における部材の数を減らすことができる。
また、図19に示すように前面部122Faの上側の端部122Fa2に駆動部124が設けられてもよい。このとき、ゲート本体部122Fは、駆動部124に一方の端部122Fe1(第1端部ともいう)が接続された板状部材122Fe有してもよい。板状部材126は、駆動部124の動作によって上側の端部122Fe1を回動中心として端部122Fe2が回動し、パレットから前方に離れるように(具体的には出庫方向に延在した状態で)固定することができる。これにより、人とパレットとの離間距離を調整することができる。
(変形例)
なお、本発明の一実施形態では、それぞれの一つの入出庫位置に対して、一つのゲート部が設けられる例を示したが、これに限定されない。例えば、2連ゲート、3連ゲートのように、複数の入出庫位置に対して一つのゲートが設けられてもよい。この場合においても、ゲート部は、上述の実施形態と同様に機能することができる。
100・・・駐車装置,102・・・支柱,104・・・梁,106・・・操作盤,108・・・制御装置,108a・・・記憶部,108b・・・制御部,110・・・パレット,112・・・昇降駆動機構,112a・・・動力源,112b・・・チェーン,120・・・ゲート部,120a・・・前面部,122・・・ゲート本体部,122a・・・前面部,122b・・・側部,122c・・・突起部,124・・・駆動部,130・・・検知部,140・・・報知部,141・・・報知部,150・・・第2検知部,200・・・前面車路

Claims (9)

  1. 車両の入出庫位置に対応して設けられ、前記入出庫位置に対して上下方向に移動可能なゲート部と、
    前記車両が配置される前記入出庫位置に対して移動可能なパレットと、を備え、
    前記ゲート部は、ゲート本体部、および前記ゲート本体部に設けられ、前記ゲート本体部を前記パレットから前方に離れるように移動させる駆動部を有する、駐車装置。
  2. 前記ゲート本体部と前記入出庫位置との位置関係に基づいて、前記パレットの移動を制御する、
    請求項1に記載の駐車装置。
  3. 前記ゲート本体部が前記入出庫位置から所定の位置まで移動するときに、前記ゲート本体部の前方および周辺の少なくともいずれかに存在する物体を検知する検知部を有する、
    請求項1または2に記載の駐車装置。
  4. 前記検知部が前記物体を検知したことを知らせる報知部をさらに有する、
    請求項3に記載の駐車装置。
  5. 前記ゲート本体部の側面を見たときに、前記ゲート本体部は、前記検知部に対応する位置に切欠部を有する、
    請求項3または4に記載の駐車装置。
  6. 前記ゲート部は、車幅方向である第2方向にn個(nは2以上)設けられ、
    前記検知部は、前記n個のゲート部の前方および周辺の少なくともいずれかに存在する前記物体を検知する、
    請求項3乃至5のいずれか一項に記載の駐車装置。
  7. 前記ゲート本体部は、第2検知部を有し、
    前記第2検知部の一部が前記検知部と対向したときに、前記パレットが移動可能となる、
    請求項3乃至6のいずれか一項に記載の駐車装置。
  8. 前記ゲート本体部の下側の第1端部が固定され、前記ゲート本体部の上側の第2端部が前記第1端部を中心に前記パレットから前記前方に離れるように移動する、
    請求項1または2に記載の駐車装置。
  9. 前記ゲート本体部は、第1端部が前記駆動部に接続された板状部材を含み、
    前記駆動部は、前記ゲート本体部の上側の端部に設けられ、前記板状部材のうち前記第1端部の反対側の第2端部を前記パレットから前方に離れるように回動させる、
    請求項1または2に記載の駐車装置。
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