JP2017002548A - 多段式駐車装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】梁やピットなどの主構造物の長さや大きさを従来から変更することなく、パレットとの安全な距離を確保する。
【解決手段】本発明の一実施形態に係る駐車装置は、入出庫位置に対応して設けられ、開放時に前記入出庫位置の下方のピット内部に下降するゲートと、少なくとも前記ピット内部と前記入出庫位置との間を昇降する第1車両格納部と、前記第1車両格納部の上部に配置された第2車両格納部と、前記ゲートに対して前記ピットとは反対側において前記ゲートに接続され、前記ピットの縁部よりも外側まで延びる第1突出部と、を備えることを特徴としてもよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、上下方向に多数段のパレットを有する駐車装置に関する。
駐車スペースを有効に利用するために、上下方向に2段以上の駐車パレット(車両格納部)を備えた立体駐車装置が実用化されている。この種の駐車装置のうち、地下ピットに駐車パレット(以下「パレット」と省略することもある。)を設け、各パレット上に乗せた車両を地下ピットから地上に昇降し得るように構成することによって、地下ピット内に駐車するようにしたものも提案されている。
ところで、駐車装置においては、パレットは、水平方向や上下方向に移動する。地下ピットが設けられたピット式駐車装置においては、その前面が無防備であると、場合によっては人や物がピット内に落下したり、パレットに身体が接触して怪我をしたりするといった危険がある。そこで、駐車装置の前面に可動式の前面ゲートが設けられたものが提案されている(例えば、特許文献1)。ここで、前面ゲートとは、パレットから車両が出庫する方向に設けられるゲートのことをいう。
特許文献1で開示されたピット式駐車装置の前面ゲート110は、図14に示すように、ピット103の前部に所定間隔をおいて収納できるように立設された両側一対のガイド支柱105と、この両側のガイド支柱間に巻上機構を介して昇降自在に配設されたゲート体からなり、段状パレット体(図示せず)の昇降作動時にゲート体を上昇させてその前面を遮断することを特徴とする。このゲート体は、平常時は、ピット内のガイド支柱内に収納保持されている。他方、車両Vを入出庫するために段状パレット体を昇降するときには、入出庫する車両があるパレット106に対応する前面のゲート体がモータ(図示せず)の駆動により、巻胴・ワイヤロープ(図示せず)を介して吊り上げられ、上昇し、段状パレット体の昇降作動が停止すると、ゲート体がモータの駆動により、巻胴・ワイヤロープを介して下降する。
しかしながら、従来の駐車装置においては、前面ゲート110があったとしても、前面ゲート110が薄いため、前面ゲートのパレット106がある側と反対側の面とパレットとの距離d14が短い。そのため、この距離を延ばす方が、利用者Sにとって安全性が高まる。
特開平10−169228号公報
そこで、図15のように、前面ゲート210そのものを厚くする方法や、図16のように、前面ゲート310の厚さはそのままで、前面ゲート310をさらに前に出す方法が考えられる。しかしながら、前面ゲートそのものを厚くする方法、前面ゲートの厚さはそのままで前面ゲートをさらに前に出す方法のいずれの方法であっても、ピット203やピット303が大きくなるため、より広いスペースが必要になるといった問題が生じる。すなわち、図15におけるL15や図16におけるL16の長さは、図14におけるL14よりも長くなるため、ピット203やピット303が大きくなってしまう。また、装置の奥行寸法が長くなり(梁(図示せず)が長くなり)、装置全体も大きくなるため、コストが増加するといった問題が生じる。
本発明は、上記のような従来技術に伴う課題を解決しようとするものであって、その目的とするところは、梁やピットなどの主構造物の長さや大きさを従来から変更することなく、パレットとの安全な距離を確保するところにある。
本発明の一実施形態によると、入出庫位置に対応して設けられ、開放時に前記入出庫位置の下方のピット内部に下降するゲートと、少なくとも前記ピット内部と前記入出庫位置との間を昇降する第1車両格納部と、前記第1車両格納部の上部に配置された第2車両格納部と、前記ゲートに対して前記ピットとは反対側において前記ゲートに接続され、前記ピットの縁部よりも外側まで延びる第1突出部と、を備えることを特徴とする駐車装置が提供される。
別の好ましい態様において、前記第1突出部は、前記ゲートの上端に固定されることを特徴とする駐車装置であってもよい。
別の好ましい態様において、前記第1突出部は、一端が前記ゲートに回動可能に接続され、回動することによって、前記ゲートから一端までの水平方向の距離が可変であることを特徴とする駐車装置であってもよい。
別の好ましい態様において、前記ゲートが下降するときに、前記第1突出部が前記ピットを構成する構造物または前記ピット内部に配置されたガイドに当接することによって回動することを特徴とする駐車装置であってもよい。
別の好ましい態様において、前記第1突出部を回動させる駆動部をさらに備えることを特徴とする駐車装置であってもよい。
別の好ましい態様において、前記第1突出部は、他端が前記ゲートをカバーするカバー部であることを特徴とする駐車装置であってもよい。
別の好ましい態様において、前記ゲートは、枠体であり、前記第1突出部の一端側は、前記枠体の内側の側面に設けられ、前記ゲートが下降して前記ピットに収納されるときに、前記第1突出部が前記枠体の枠内に収納されることを特徴とする駐車装置であってもよい。
別の好ましい態様において、前記ゲートは、凹形状であり、前記第1突出部の一端側は、前記凹形状の内側の側面に設けられ、前記ゲートが下降して前記ピットに収納されるときに、前記第1突出部が前記凹形状の凹部に収納されることを特徴とする駐車装置であってもよい。
別の好ましい態様において、前記ゲートは、前記ゲートの上部から前記ピットの反対側に延びる第2突出部をさらに有することを特徴とする駐車装置であってもよい。
本発明に係る駐車装置によれば、梁やピットなどの主構造物の長さや大きさを従来から変更することなく、パレットとの安全な距離を確保することができる。
本発明の第1実施形態に係る駐車装置の概略を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部の概略を示す側面図及び斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部の閉鎖状態を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部の開放状態を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部の概略を示す側面図及び斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部の閉鎖状態から開放状態への遷移を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部の開放状態を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部の上にストッパが配置されている状態を説明するための図である。 本発明の第4実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部の概略を示す側面図及び斜視図である。 本発明の第4実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部の閉鎖状態を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部が閉鎖状態から開放状態に遷移する動作を説明する図である。 本発明の第4実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部の開放状態を示す図である。 本発明の第5実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部の概略を示す側面図及び斜視図である。 本発明の第5実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部の開放状態に遷移する動作を説明するための図である。 本発明の第6実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部の概略を示す側面図及び斜視図である。 本発明の第6実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部の開放状態の概略を示す側面図及び斜視図である。 本発明の第2実施形態の変形例に係る駐車装置の前面ゲート部の概略を示す側面図及び斜視図である。 従来の立体駐車装置の概略を示す図である。 前面ゲートの厚さを厚くした場合の立体駐車装置の概略を示す図である。 前面ゲートの厚さはそのままで、前面ゲートをさらに前に出す場合の立体駐車装置の概略を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下に示す実施形態は本発明の実施形態の一例であって、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。なお、本実施形態で参照する図面において、同一部分または同様な機能を有する部分には同一の符号または類似の符号(数字の後にA、Bなどを付しただけの符号)を付し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。また、図面の寸法比率は説明の都合上実際の比率とは異なったり、構成の一部が図面から省略されたりする場合がある。
<第1実施形態>
[前面ゲートの構成]
図1及び図2を用いて、前面ゲート部16の構成について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る駐車装置の概略を示す図である。図1に示すように、駐車装置1は、横方向に1台の車両を駐車することができ、車両を搭載し格納するためのパレットが1個配置されている。また、駐車装置1は、縦方向(上下方向)に2台の車両を駐車することができ、車両を搭載し格納するためのパレットが合計2個配置されている。すなわち、ピット3内部と入出庫位置との間を昇降するパレット(第1車両格納部)4とパレット4の上部に配置されたパレット6(第2車両格納部)である。もっとも、パレットの個数は、横方向に1個、縦方向に2個に限定されず、それぞれ、複数あってもよい。
図1を参照すると、駐車装置1は、ピット3を形成するピット躯体2と、パレット4及びパレット6と、ガイド支柱5と、前面ゲート部16とを含む。前面ゲート部16は、前面ゲート10と突出部11を含む。ここで、「前面」ゲートとは、入出庫位置に対応して設けられ、開放時に入出庫位置の下方のピット内部に下降するゲートのことをいう。パレット4には、車両Vが格納されている。車両Vは、車両の前部を図面の右方向に駐車しており、図面の右方向が駐車装置1の前部であり、駐車装置の前部から車両を駐車装置1に入出庫させる。パレット6の前面には、前面ゲート部16が配置されている。また、図示していないが、前面ゲート部は、独立した動力制御要素(モータ、伝動要素、センサ等)やチェーンを用いて作動させることが可能である。同様に、パレット4も、モータやチェーンなどを用いて昇降作動をさせるが、これらの技術は公知であるため、ここでは詳細な説明は省略する。ガイド支柱5は、前面ゲート部16の前面ゲート10の昇降を案内するガイドの役割を果たす。また、前面ゲート10の水平状態を保つために、バランスチェーンやスプロケット(図示せず)を設けてもよい。図1では、前面ゲート部16は、地上に露出した状態となっており、この状態が前面ゲートを閉鎖した状態である。
図2(a)は、本発明の第1実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部16の概略を示す側面図である。図2(b)は、本発明の第1実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部16の概略を示す斜視図である。突出部11は、前面ゲート10の上端に固定されている。突出部の厚さt1が、厚くなりすぎると、t1の厚みの分だけ、ピット躯体2との高さの差が生じることから、車両Vが入出庫のために突出部11の上を通過する際、車両Vへの振動が大きくなってしまう。そのため、t1の厚さは、厚くなりすぎないことが望ましい。そこで、t1の厚さとしては、3.2mm以上9mm以下が好ましい。より好ましくは、t1の厚さは、4.5mm以上6mm以下である。
[前面ゲートの動作]
図3A及び図3Bを用いて、前面ゲート部16が閉鎖状態から開放状態に遷移する動作を説明する。ここで、閉鎖状態とは、車両Vがパレット6に入庫することやパレット6から出庫することができないように、パレット6の前面に前面ゲート部16が配置されている状態をいう。他方、開放状態とは、車両Vがパレット6に入庫することやパレット6から出庫することができるように、パレット6の前面に前面ゲート部16が配置されておらず、ピットに収納されている状態をいう。
図3Aは、本発明の第1実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部16が閉鎖状態であることを示すための概略図である。図3Bは、本発明の第1実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部16が開放状態であることを示すための概略図である。前面ゲート部16は、モータの駆動によって下降する。そして、突出部11がピット躯体2に当接した時点で、前面ゲート部16の下降は、停止する。突出部11が、ピット躯体2に当接するということは、突出部11がピット3の縁部よりも外側まで延びていることを意味する。
突出部11があることによって、パレット6と突出部11の先端との距離d1は、図14の従来技術の前面ゲートのパレット104がある側と反対側の面とパレットとの距離d14よりも長くなる。そのため、本実施形態によれば、パレット4との安全な距離を確保することができる。また、ピットの長さL1や梁(図示せず)の長さは、図14の従来技術のピットの長さL14と同じである。そのため、本実施形態によれば、図15や図16の駐車装置200及び300とは異なり、梁やピットなどの主構造物の長さや大きさを従来から変更しなくてよい。したがって、本実施形態によれば、梁やピットなどの主構造物の長さや大きさを従来から変更することなく、パレットとの安全な距離を確保することができる。
また、図3Bに示すように、前面ゲート部16が開放状態にあるとき、突出部11は、ピット躯体2の上に当接している。そのため、この状態にあるときに人が鍵などを落としたとしても、鍵などがピット3に落ちることはない。したがって、本実施形態によれば、前面ゲート部16が開放状態にあるとき、鍵などのピット内への落下を防止することができる。もっとも、本実施形態では、突出部11が、ピット躯体2の上に当接していなくてもよく、多少の隙間があってもよい。
<第2実施形態>
[前面ゲートの構成]
図4を用いて、前面ゲート部26の構成について説明する。図4(a)は、本発明の第2実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部の概略を示す側面図である。図4(b)は、本発明の第2実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部の概略を示す斜視図である。
前面ゲート部26は、前面ゲート20、突出部21、前面ゲート20に突出部21を取り付けるための取付部22、突出部21が回動する際の回動支点となる軸部23、突出部21のストッパとしてのソレノイド25を含む。前面ゲート部26が閉鎖状態である場合、突出部21が水平方向となす角α(図5Bを参照)を増加させる方向に回動しないようにしてもよい。すなわち、図4(a)を用いて説明すると、突出部21が図4(a)の状態から反時計回りに回動しないようにしてもよい。図4(a)の状態では、突出部21が水平方向と同じであるため、突出部21が水平方向となす角αは、0°である。他方、突出部21は、図4(a)の状態から時計回りに回動してはならない。そこで、突出部21のストッパとして、ソレノイド25を用いてもよい。前面ゲート部26を開放状態にするために下降させるときに、ストッパを解除する。ソレノイドを用いたストッパの技術は、公知であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
[前面ゲートの動作]
図5A及び図5Bを用いて、前面ゲート部26が閉鎖状態から開放状態に遷移する動作を説明する。図5Aは、本発明の第2実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部26が閉鎖状態から開放状態に遷移しつつあることを示すための概略図である。図5Bは、本発明の第2実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部26が開放状態であることを示すための概略図である。なお、本実施形態において、駐車装置の前面ゲート部26の閉鎖状態は、第1実施形態(図3A参照)と同様であるため、図面は省略する。前面ゲート20がモータの駆動によって下降する点は、第1実施形態と同様である。もっとも、本実施形態では、第1実施形態と異なり、突出部21は、前面ゲート20に固定されていない。そのため、前面ゲート20が下降して、突出部21がピット躯体2のコーナーアングル2aに当接すると、突出部21には、コーナーアングル2aから、図5Aでみて、上方向に力Fが加わる。この力Fが加わることにより、突出部21は、軸部23を中心として、水平方向となす角αを増加させる方向(図5Bでみると、反時計回り)に回動を始める。そして、突出部21がピット3に入ると前面ゲート20の下降は停止する。その結果、前面ゲート部26は、開放状態となる。本実施形態では、突出部21がコーナーアングル2aに当接することにより回動するとしたが、コーナーアングル2aの代わりに、突出部21が回動しやすいようにガイドを設けてもよい。
本実施形態では、突出部21がピット躯体2のコーナーアングル2aに当接する際に、突出部21に上方向に力Fが加わることにより、突出部21は、軸部23を中心として、水平方向となす角αを増加させる方向に回動するが、突出部21の回動のさせ方は、これに限定されるものではなく、例えば、電気的に制御して突出部21を駆動させてもよい。
本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、突出部21があることによって、梁やピットなどの主構造物の長さや大きさを従来から変更することなく、パレットとの安全な距離を確保することができる。
また、本実施形態では、突出部21がピット躯体2のコーナーアングル2aに当接する際に、突出部21に上方向に力Fが加わることにより、突出部21は、軸部23を中心として、水平方向となす角αを増加させる方向に回動する。そのため、簡易かつ安価に、パレットとの安全な距離を確保することができる駐車装置を製造することができる。
<第3実施形態>
図6を用いて、前面ゲート部36の構成について説明する。図6(a)は、本発明の第3実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部の概略を示す側面図である。図6(b)は、本発明の第3実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部の概略を示す斜視図である。
前面ゲート部36の構成は、ほとんどが前面ゲート部26の構成と同じである。もっとも、前面ゲート部36の突出部31は、前面ゲート部26の突出部21と異なり、枠状となっている。突出部31は、パイプで形成されているが、これに限定されるものではなく、枠状であれば、木材などで形成されてもよい。前面ゲート部36の動作方法については、第2実施形態の前面ゲート部26の動作方法と同じであるため、ここでは詳細な説明は省略する。また、本実施形態でも、突出部31のストッパとして、ソレノイド35を用いている。
本実施形態でも、第2実施形態と同様に、突出部31があることによって、梁やピットなどの主構造物の長さや大きさを従来から変更することなく、パレットとの安全な距離を確保することができる。
<第4実施形態>
[前面ゲートの構成]
図7を用いて、前面ゲート部46の構成について説明する。図7(a)は、本発明の第4実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部の概略を示す側面図である。図7(b)は、本発明の第4実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部の概略を示す斜視図である。
前面ゲート部46は、前面ゲート40、前面カバー41、前面ゲート40と前面カバー41をつなぐリンク部材44、前面ゲート40や前面カバー41にリンク部材44を取り付けるための取付部42、前面カバー41が回動する際の回動支点となる軸部43を含む。前面カバー41及びリンク部材44は、前面ゲート40から突出している。そのため、前面カバー41とリンク部材44とを合わせて、突出部と呼んでもよい。前面ゲート部46は、突出部のストッパとしてソレノイド45を含む。
[前面ゲートの動作]
図8A乃至図8Cを用いて、前面ゲート部46が閉鎖状態から開放状態に遷移する動作を説明する。図8Aは、本発明の第4実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部46が閉鎖状態であることを示すための概略図である。図8Bは、本発明の第4実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部46が閉鎖状態から開放状態に遷移しつつあることを示すための概略図である。図8Cは、本発明の第4実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部46が開放状態であることを示すための概略図である。前面ゲート40が下降すると、下にあるリンク部材44が、コーナーアングル2aに当接する。この接点をCと呼ぶ。さらに、前面ゲート40が下降すると、前面カバー41は、図8Bの左矢印の方向にピット躯体2上を当接しながら移動する。さらに、前面ゲート40が下降すると、前面カバー41がピット躯体2上から離れ、ピット3内に下降する。そして、図8Cのように、前面ゲート部46がピット3内に収納され、開放状態となる。コーナーアングル2aの代わりにガイドを設けてもよい点については、第2実施形態と同様である。
前面カバー41があることによって、パレット4と前面カバー41のピット3と反対側の面との距離は、図14の従来技術の前面ゲートのパレット4がある側と反対側の面とパレットとの距離d14よりも長くなる。そのため、本実施形態によれば、パレット4との安全な距離を確保することができる。また、ピットの長さや梁(図示せず)の長さは、図14の従来技術のピットの長さL14と同じである。そのため、本実施形態によれば、図15や図16の駐車装置200及び300とは異なり、梁やピットなどの主構造物の長さや大きさを従来から変更しなくてよい。したがって、本実施形態によれば、梁やピットなどの主構造物の長さや大きさを従来から変更することなく、パレットとの安全な距離を確保することができる。
また、図8Aに示すように、前面ゲート部46が閉鎖状態にあるとき、前面カバー41は、ピット躯体2の上に当接している。そのため、この状態にあるときに人が鍵などを落としたとしても、鍵などがピット3に落ちることはない。また、この状態にあるときは、ピット3に浸入する水の量を減らすことができる。したがって、本実施形態によれば、前面ゲート部46が閉鎖状態にあるとき、鍵などのピット内への落下を防止したり、ピットに侵入する水の量を減らしたりすることができる。
<第5実施形態>
[前面ゲートの構成]
図9を用いて、前面ゲート部56の構成について説明する。図9(a)は、本発明の第5実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部の概略を示す側面図である。図9(b)は、本発明の第5実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部の概略を示す斜視図である。
前面ゲート部56の構成は、第4実施形態の前面ゲート部46の構成とほとんど同じである。もっとも、前面ゲートの構成が異なる。すなわち、前面ゲート50は、枠体となっており、前面カバー51を収納するように構成されているが、前面ゲート40は、閉構造となっており、前面カバー41を収納することはできない。また、前面カバー51が前面ゲート50の枠の中に収納されるように、リンク部材54の位置も、リンク部材44の位置とは異なる。図10(b)に示すように、リンク部材54は、枠体の内側に配置される。
[前面ゲートの動作]
図10を用いて、前面ゲート部56が閉鎖状態から開放状態に遷移する動作を説明する。前面ゲート部56の動作は、基本的には、前面ゲート部46の動作と同じである。そのため、重なる部分についての説明や図面は省略する。前面ゲート50が下降すると、前面カバー51は、ピット躯体2上を左方向に当接しながら移動し、その後、ピット躯体2上から離れ、ピット3内に下降する。そして、リンク部材44を電気的に制御して回動させて、前面カバー51を枠体の内側に収納させる。なお、リンク部材54を電気的に回動させない場合には、前面カバー51は、枠体の内側に収納されず、前面ゲート部46の閉鎖状態(図8Cを参照)と同じ状態となる。
本実施形態でも、第4実施形態と同様に、前面カバー51があることによって、梁やピットなどの主構造物の長さや大きさを従来から変更することなく、パレットとの安全な距離を確保することができる。
また、前面カバー51を前面ゲート50の内側に収納する場合には、省スペース化できる。また、前面ゲート51が枠体であるため、一般的には、前面ゲート40より低コストとなる。
<第6実施形態>
[前面ゲートの構成]
図11を用いて、前面ゲート部66の構成について説明する。図11(a)は、本発明の第6実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部の概略を示す側面図である。図11(b)は、本発明の第6実施形態に係る駐車装置の前面ゲート部の概略を示す斜視図である。
前面ゲート部66の構成は、第5実施形態の前面ゲート部56の構成とほとんど同じである。もっとも、前面ゲートの構成が異なる。すなわち、前面ゲート60は、凹形状となっているが、前面ゲート50は、枠体となっている。
[前面ゲートの動作]
図12を用いて、前面ゲート部66が閉鎖状態から開放状態に遷移する動作を説明する。前面ゲート部66の動作は、基本的には、前面ゲート部56の動作と同じである。そのため、ここでは詳細な説明は省略する。
本実施形態でも、第5実施形態と同様に、前面カバー61があることによって、梁やピットなどの主構造物の長さや大きさを従来から変更することなく、パレットとの安全な距離を確保することができる。
また、前面カバー61を前面ゲート60の内側に収納する場合には、省スペース化できる。また、前面ゲート61が凹形状であるため、一般的には、前面ゲート40より低コストとなる。
<第2実施形態から第6実施形態の変形例>
図13は、本発明の第2実施形態の変形例に係る駐車装置の前面ゲート部の上にストッパが配置されている状態を説明するための図である。本変形例では、第2実施形態の駐車装置のソレノイド25を用いたストッパの代わりに、前面ゲート部26の突出部21の上に接するようにストッパ24を配置している。車両Vが入出庫するため、ストッパ24の長さは、車両Vの入出庫を遮らない範囲の長さである。このストッパ24があることによって、利用者Sが突出部21に力Fを加えても、突出部21は、水平方向となす角を増加させる方向(図13でいうと、反時計回り)に回動しない。もっとも、前面ゲート部26が下降すると、突出部21は、ストッパ24から離れる。前面ゲート部26が下降したときの動作については、第2実施形態と同様であるため、詳細な説明は省略する。
本変形例でも、第2実施形態と同様に、突出部21があることによって、梁やピットなどの主構造物の長さや大きさを従来から変更することなく、パレットとの安全な距離を確保することができる。
また、本変形例では、第2実施形態の駐車装置のソレノイドを用いたストッパの代わりに、前面ゲート部26の突出部21の上に接するようにストッパ24を配置している。そのため、簡易かつ安価に、パレットとの安全な距離を確保することができる駐車装置を製造することができる。
図13では、第2実施形態の前面ゲート部26の上にストッパ24が配置されている状態を説明したが、第3実施形態乃至第6実施形態でも、前面ゲート部の上にストッパを配置してもよい。
上記では、前面ゲート部に突出部を含む構成、前面ゲート部に前面カバーを含む構成について説明したが、前面ゲート部は、突出部と前面カバーの両方を含んでもよい。この場合でも、梁やピットなどの主構造物の長さや大きさを従来から変更することなく、パレットとの安全な距離を確保することができる。
上記では、前面ゲート部が地下ピットに収納される場合についてのみ記載した。しかし、本発明は、これに限定されるものではなく、前面ゲート部が上方向に開放される場合であってもよい。もっとも、前面ゲート部が上方向に開放される場合には、前面ゲートの厚さを図15の前面ゲート210のように厚くしたとしても、ピットの大きさを変更する必要はない。そのため、この場合には、前面ゲート部が地下ピットに収納される場合と異なり、前面ゲートを図15のように厚くした場合も含む。また、本発明は、上記の実施形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1、100、200、300:駐車装置 2:ピット躯体
2a:コーナーアングル 3、103、203、303:ピット
4、6、104、106、204、206、304、306:パレット
5、105、205、305:ガイド支柱
10、20、30、40、40、50、60:前面ゲート
11、21、31:突出部 22、32、42、52、62:取付部
23、33、43、53、63:軸部 24:ストッパ
15、25、35、45、55、65:ソレノイド
16、26、36、46、56、66:前面ゲート部
41、51、61:前面カバー 44、54、64:リンク部材
C:接点 S:利用者

Claims (9)

  1. 入出庫位置に対応して設けられ、開放時に前記入出庫位置の下方のピット内部に下降するゲートと、
    少なくとも前記ピット内部と前記入出庫位置との間を昇降する第1車両格納部と、
    前記第1車両格納部の上部に配置された第2車両格納部と、
    前記ゲートに対して前記ピットとは反対側において前記ゲートに接続され、前記ピットの縁部よりも外側まで延びる第1突出部と、
    を備えることを特徴とする駐車装置。
  2. 前記第1突出部は、前記ゲートの上端に固定されることを特徴とする請求項1に記載の駐車装置。
  3. 前記第1突出部は、一端が前記ゲートに回動可能に接続され、回動することによって、前記ゲートから一端までの水平方向の距離が可変であることを特徴とする請求項1に記載の駐車装置。
  4. 前記ゲートが下降するときに、前記第1突出部が前記ピットを構成する構造物または前記ピット内部に配置されたガイドに当接することによって回動することを特徴とする請求項3に記載の駐車装置。
  5. 前記第1突出部を回動させる駆動部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の駐車装置。
  6. 前記第1突出部は、他端が前記ゲートをカバーするカバー部であることを特徴とする請求項3に記載の駐車装置。
  7. 前記ゲートは、枠体であり、
    前記第1突出部の一端側は、前記枠体の内側の側面に設けられ、
    前記ゲートが下降して前記ピットに収納されるときに、前記第1突出部が前記枠体の枠内に収納されることを特徴とする請求項6に記載の駐車装置。
  8. 前記ゲートは、凹形状であり、
    前記第1突出部の一端側は、前記凹形状の内側の側面に設けられ、
    前記ゲートが下降して前記ピットに収納されるときに、前記第1突出部が前記凹形状の凹部に収納されることを特徴とする請求項6に記載の駐車装置。
  9. 前記ゲートは、前記ゲートの上部から前記ピットの反対側に延びる第2突出部をさらに有することを特徴とする請求項6乃至8に記載の駐車装置。


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