JP6548450B2 - ポリプロピレン系延伸フィルムおよび包装用袋 - Google Patents

ポリプロピレン系延伸フィルムおよび包装用袋 Download PDF

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Description

本発明は、ポリプロピレン系延伸フィルムの技術分野に属する。本発明は、優れた防曇性能と高滑性能とを兼ね備えた包装用ポリプロピレン系延伸フィルム、および該フィルムから製造される包装用袋に関するものである。
生野菜、果物、芋、キノコ等の青果物は、鮮度の保持や外部との接触による損傷から守るため袋状に加工された樹脂フィルムにより包装され、流通している。当該樹脂フィルムとしては、透明性、光沢性および剛性に優れることから、ポリプロピレン系延伸フィルムが一般に利用されている。
ポリプロピレン系延伸フィルムは、機能性を向上させ、また生産性良く溶断シール加工が可能なように、通常、表面層や中間層などの複数の樹脂層を有する積層構造を形成している。
また、生野菜などの青果物は、水分を多く含むため、水滴による見た目(外観)などの観点から、それを包む袋には防曇性が要求される。そのため防曇性を付与するべく防曇剤が配合され、その上で溶断シール強度に優れた包装用ポリプロピレン系延伸フィルムが提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
一方、内容物が袋の中でスムーズに滑ることができないと、充填に支障を生じるおそれがあり、また袋を箱詰めする際に嵩張るおそれがある。そのような問題を解消し、袋内で内容物がスムーズに滑るよう、ポリプロピレン系延伸フィルムに滑剤を配合することが知られている(例えば、特許文献3参照)。
しかしながら、防曇性能と高滑性能との両方を兼ね備えた包装用ポリプロピレン系延伸フィルムは、今のところ見当たらない。
特開2007−253349号公報 特開2003−011297号公報 特開平10−087922号公報
上記のとおり、生野菜などの青果物を包む包装用ポリプロピレン系延伸フィルムには、防曇性能と高滑性能との両方を有することが望まれるところ、そのような該フィルムは今のところ見当たらない。
本発明の課題は、主として、防曇性能と高滑性能との両方を兼ね備えた新規な包装用ポリプロピレン系延伸フィルムを提供することにある。また、かかるフィルムから製造される包装用袋を提供することも課題とする。
本発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、防曇性能と高性能との両方を兼ね備えたポリプロピレン系延伸フィルムを見出すことができ、本発明を完成した。
本発明としては、例えば、下記のものを挙げることができる。
[1]プロピレン系ランダム共重合体を含む樹脂組成物で形成されるA層とプロピレン単独重合体を含む樹脂組成物で形成されるB層とを有するポリプロピレン系延伸フィルムであって、防曇剤および滑剤を含み、A層に係るプロピレン系ランダム共重合体の曲げ弾性率が少なくとも700MPaであることを特徴とする、ポリプロピレン系延伸フィルム。
[2]前記A層とB層とが隣り合って形成されている、上記[1]に記載のポリプロピレン系延伸フィルム。
[3]さらに、ヒートシール性が付与されたオレフィン系重合体を含む樹脂組成物で形成されるC層を有する、上記[1]または[2]に記載のポリプロピレン系延伸フィルム。
[4]上記[1]〜[3]のいずれか一項に記載のポリプロピレン系延伸フィルムを用いて製造されることを特徴とする、包装用袋。
[5]青果物を包装するためのものである、上記[4]に記載の包装用袋。
本発明のポリプロピレン系延伸フィルム(以下、「本発明フィルム」という)によれば、内容物を滑らかに充填することができ、しかも内容物等の水分による袋内の曇りも効果的に防ぐことができる包装用袋を製造することができる。
1 本発明フィルムについて
本発明フィルムは、プロピレン系ランダム共重合体を含む樹脂組成物で形成されるA層とプロピレン単独重合体を含む樹脂組成物で形成されるB層とを有するポリプロピレン系延伸フィルムであって、防曇剤および滑剤を含み、A層を形成する樹脂組成物の曲げ弾性率が少なくとも700MPaであることを特徴とする。
1.1 本発明フィルムを構成するA層
まず、本発明フィルムを構成するA層について詳述する。A層は、青果物等の包装用袋を製造した場合、内側となる層、すなわち内容物と接触する層に相当する。A層はヒートシール性を有し、A層同士は互いに熱で融着することができる。
A層は、プロピレン系ランダム共重合体を含む樹脂組成物で形成されている。
上記プロピレン系ランダム共重合体は、プロピレンとそれ以外のα−オレフィンとの共重合体である。かかるプロピレン以外のα−オレフィンとしては、例えば、炭素数2〜20のプロピレン以外のα−オレフィンを挙げることができ、具体的には、例えば、エチレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン、1−オクテン、3−メチル−1−ブテン、1−デセン、1−ドデセン、1−テトラデセン、1−ヘキサデセン、1−オクタデセン、1−エイコセン、シクロペンテン、シクロヘプテン、ノルボルネン、5−エチル−2−ノルボルネン、テトラシクロドデセン、2−エチル−1,4,5,8−ジメタノ−1,2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒドロナフタレンが挙げられる。この中、炭素数2〜4の、例えば、エチレン、ブテンが好ましく、エチレンがより好ましい。これらプロピレン以外のα−オレフィンは、1種であっても、2種以上の併用であってもよい。
当該プロピレン系ランダム共重合体中のプロピレン以外のα−オレフィンの含有割合は、0.5〜15モル%の範囲内が適当であり、1〜12モル%の範囲内が好ましく、3〜10モル%の範囲内がより好ましい。
当該プロピレン系ランダム共重合体としては、プロピレンとそれ以外のα−オレフィンとのランダム共重合体であれば特に限定されないが、具体的には、例えば、プロピレン−エチレンランダム共重合体、プロピレン−ブテンランダム共重合体、プロピレン−エチレン−ブテンランダム共重合体等を挙げることができる。この中、プロピレン−エチレンランダム共重合体、プロピレン−エチレン−ブテンランダム共重合体が好ましく、プロピレン−エチレンランダム共重合体がより好ましい。また、これらの混合物であってもよい。
当該プロピレン系ランダム共重合体の曲げ弾性率は、日本工業規格(JIS)K−7171(1997)に準拠して測定した場合、少なくとも700MPaを有する。かかる上限の目安としては、1,400MPaを挙げることができる。好ましい当該曲げ弾性率は750〜1,300MPaの範囲内であり、より好ましくは800〜1,200MPaの範囲内である。
当該プロピレン系ランダム共重合体の中、国際標準化機構(ISO)規格1133(1997)に準拠して測定した場合(条件:230℃、21.18N荷重)のメルトフローレート(MFR)値が、0.5〜100g/10分の範囲内であるプロピレン系ランダム共重合体が好ましい。また当該メルトフローレート値が、1〜30g/10分の範囲内であるプロピレン系ランダム共重合体がより好ましい。なお、重合体のメルトフローレート(MFR)値は、プロピレン以外のα−オレフィンの種類や含有量、重合体の分子量や重合度によって適宜調整することができる。
また、当該プロピレン系ランダム共重合体の中、日本工業規格(JIS)K−7112(1999)に準拠して測定した場合の密度が、850〜950kg/mの範囲内であるプロピレン系ランダム共重合体が好ましく、860〜920kg/mの範囲内であるプロピレン系ランダム共重合体がより好ましい。
A層には、透明性、シール性などが損なわれない範囲でアンチブロッキング剤や、後述する防曇剤、後述する滑剤、後述する結晶化核剤などの適当な添加剤を適当量配合することができる。
アンチブロッキング剤は、樹脂フィルム同士が密着することを防ぐ目的で配合される。防曇剤は、樹脂フィルムに防曇性能を付与する目的で配合される。滑剤は、袋状に成形した場合に内容物の滑りを良くする目的で配合される。
上記アンチブロッキング剤には無機系微粒子と有機系微粒子とがあり、そのいずれでもよい。無機系微粒子のアンチブロッキング剤としては、例えば、二酸化ケイ素、アルミノシリケート、タルク等のケイ酸マグネシウム、カオリン等のケイ酸アルミニウム、ホウ酸アルミニウム、炭酸カルシウムが挙げられる。この中、二酸化ケイ素、アルミノシリケート、炭酸カルシウムが好ましく、二酸化ケイ素がより好ましい。有機系微粒子のアンチブロッキング剤としては、例えば、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、メチルメタクリレート−スチレン共重合体を挙げることができ、好ましくはメチルメタクリレート−スチレン共重合体である。また、かかる有機系微粒子のアンチブロッキング剤は、架橋物でも非架橋物でもよい。これら無機系微粒子や有機系微粒子のアンチブロッキング剤は1種のみでも、2種以上を併用してもよい。
上記アンチブロッキング剤の平均粒子径は、通常、0.5〜10μmの範囲内であり、好ましくは1〜7μmの範囲内である。それより小さくても大きくてもアンチブロッキング剤としての効果が得られないおそれがある。ここで「平均粒子径」とは、レーザー回折式粒度分布測定装置(例;LA−500、堀場製作所社製)等を用いて測定した場合の粒度分布より得られる最頻粒子径を意味する。
アンチブロッキング剤の配合量は、樹脂の種類等により適宜調整することができるが、A層中、0.02〜5重量%の範囲内が適当であり、0.05〜2重量%の範囲内が好ましく、0.1〜1重量%の範囲内がより好ましい。0.02重量%より少ないとアンチブロッキング効果が十分に得られないおそれがあり、5重量%より多いと透明性やシール性が損なわれるおそれがある。
A層の厚みは、プロピレン系ランダム共重合体の種類、添加剤の種類や量、二層構造か三層構造かなどにより異なるが、通常、0.2〜20μmの範囲内であり、好ましくは0.5〜10μmの範囲内であり、より好ましくは1〜5μmの範囲内である。これらの範囲の厚みであれば、良好なシール強度を有し、取り扱いやすいフィルムとなり好ましい。
1.2 本発明フィルムを構成するB層
次に、本発明フィルムを構成するB層について詳述する。B層は、後述する第三の重合体樹脂層(C層)がある場合、そのC層とA層との間に位置し中間層ということができる。
B層は、プロピレン単独重合体を含む樹脂組成物で形成されている。
上記プロピレン単独重合体の中、13C核磁気共鳴スペクトル(測定温度:130℃)により測定されるメソペンタッド分率(mmmmm)が90%〜98%の範囲内であるものが好ましい。91%〜95%の範囲内であるものがより好ましい。
B層には、防曇剤および滑剤を配合することができる。かかる防曇剤や滑剤はB層に配合することが適当であるが、前述のとおり、いずれかまたは両方をA層や後述する他の層(C層)に配合することもできる。B層に配合しても、本発明フィルム成膜後は、ブリードによりA層や他の層に拡散していくため、水分の多い内容物を包装する用途に使用された場合、良好な防曇性能を発揮し、また内容物に対して良好な滑性能を発揮する。このように、防曇剤や滑剤は本発明フィルム内を拡散するため、特定の層に配合しても成膜後は他の層にも存在しうる。
上記防曇剤としては、その目的に適うものであれば特に限定されず、従来、防曇性フィルムに用いられている防曇剤をそのまま使用することができる。具体的には、例えば、アルキルジエタノールアミン、アルキルジエタノールアミン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステルの3系が挙げられる。
アルキルジエタノールアミンにおけるアルキル基は、通常、炭素数8〜22、好ましくは炭素数12〜18のものである。具体的なアルキルジエタノールアミンとしては、ラウリルジエタノールアミン、ミリスチルジエタノールアミン、パルミチルジエタノールアミン、ステアリルジエタノールアミン、オレイルジエタノールアミン等を挙げることができる。
アルキルジエタノールアミン脂肪酸エステルにおける脂肪酸エステル基は、通常、炭素数8〜22、好ましくは炭素数12〜22の飽和または不飽和の脂肪酸エステルであり、好ましくは後者の不飽和の脂肪酸エステルである。具体的なアルキルジエタノールアミン脂肪酸エステルとしては、ラウリルジエタノールアミンモノステアリン酸エステル、ミリスチルジエタノールアミンモノオレイン酸エステル、ラウリルジエタノールアミンモノステアリン酸エステル、パルミチルジエタノールアミンモノステアリン酸エステル、ステアリルジエタノールアミンモノパルミチル酸エステル、ステアリルジエタノールアミンモノステアリン酸エステル、オレイルジエタノールアミンモノステアリン酸エステル等を挙げることができる。
グリセリン脂肪酸エステルにおける脂肪酸エステル基は、上記のアルキルジエタノールアミン脂肪酸エステルにおける脂肪酸エステル基と同様のものを挙げることができる。また、グリセリンの−OHに結合する脂肪酸エステル基数は1または2個が好ましく、より好ましいのは1個の脂肪酸エステルモノグリセライドである。
以上の各防曇剤は、上記同系の中で1種または2〜3種の混合で、異系の中で2〜3種の混合の形で使用されるが、なかでも異系の中での3種混合の形での使用、つまりアルキルジエタノールアミンとアルキルジエタノールアミン脂肪酸エステル及び脂肪酸エステルモノグリセライドの3成分混合が好ましい。
防曇剤の配合量としては、防曇剤の種類等により適宜調整すればよいが、B層中、0.05〜5重量%の範囲内が適当であり、0.2〜3重量%が好ましい。防曇剤の配合量が0.05重量%未満であると充分な防曇効果が得られない場合があり、5重量%を超えると必要以上に表面へのブリードアウトが起こり、透明性が劣化する場合がある。なお、A層や他の層(C層)に配合する場合の配合量も基本的に同じである。
上記滑剤としては、その目的に適うものであれば特に限定されず、樹脂用の滑剤として公知の炭化水素系化合物、脂肪酸系化合物、高級アルコール系化合物、脂肪酸アミド系化合物、脂肪酸エステル系化合物、金属石鹸系化合物を用いることができ、特に脂肪酸アミド系化合物や金属石鹸系化合物を用いることが好ましい。
炭化水素系化合物としては、例えば、流動パラフィン、パラフィンワックス、合成ポリエチレンワックス等が挙げられる。脂肪酸系化合物としては、例えば、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アルキジン酸、ベヘン酸、リグノセリン酸、オレイン酸、エルカ酸、ネルボン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸等が挙げられる。高級アルコール系化合物としては、例えば、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オレイルアルコール、ラウリルアルコール等が挙げられる。脂肪酸アミド系化合物としては、飽和脂肪酸アミド系化合物や不飽和脂肪酸アミド系化合物が用いられ、ミリスチン酸アミド、パルミチン酸アミド、ステアリン酸アミド、アルキジン酸アミド、ベヘニン酸アミド、リグノセリン酸アミド、オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、ネルボン酸アミド、リノール酸アミド、リノレン酸アミド、アラキドン酸アミド、エチレンビスオクタデカンアミド、メチレンビスステアリン酸アミド、エチレンビスステアリン酸アミド、エチレンビスヒドロキシステアリン酸アミド、エチレンビスカプリル酸アミド、エチレンビスカプリン酸アミド等が挙げられ、好ましくは、オレイン酸アミド、ベヘニン酸アミド、エルカ酸アミドが挙げられ、さらに好ましくは、エルカ酸アミドである。脂肪酸エステル系化合物としては、ステアリルステアレート、ステアリン酸モノグリセリド、硬化ひまし油等が挙げられる。金属石鹸系化合物としてはステアリン酸リチウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸亜鉛、ラウリン酸カルシウム、ラウリン酸バリウム、ラウリン酸亜鉛、オクチル酸亜鉛、リシノール酸カルシウム、リシノール酸バリウム、リシノール酸亜鉛、ベヘニル燐酸亜鉛、ステアリル燐酸亜鉛等が挙げられ、好ましくはステアリン酸マグネシウムやステアリン酸カルシウムである。これらは1種のみでも、2種以上を併用してもよい。
滑剤の配合量としては、滑剤の種類等により適宜調整すればよいが、B層中、0.05〜5重量%の範囲内が適当であり、0.1〜2重量%が好ましい。滑剤の配合量が0.05重量%未満であると充分な滑性効果が得られない場合があり、5重量%を超えると必要以上に表面へのブリードアウトが起こり、透明性やシール性が劣化する場合がある。なお、A層や他の層(C層)に配合する場合の配合量も基本的に同じである。
B層には、防曇剤や滑剤以外にも、結晶化核剤などの添加剤を更に適当量配合することができる。結晶化核剤は、透明性の向上や重合体樹脂の結晶化を促進する目的で配合される。
上記結晶化核剤としては、例えば、シリカ・タルクなどの無機化合物、各種カルボン酸やその金属塩、ジベンジリデンソルビトール系化合物、アリールフォスフェート系化合物、環状多価金属アリールフォスフェート系化合物と脂肪族モノカルボン酸アルカリ金属塩または塩基性アルミニウム・リチウム・ヒドロキシ・カーボネート・ハイドレートとの混合物、各種高分子化合物等のα晶核剤を挙げることができる。この中、有機系であるものが好ましい。これらは1種のみでも、2種以上を併用してもよい。
結晶化核剤の配合量としては、結晶化核剤の種類等により適宜調整すればよいが、B層中、0.005〜1重量%の範囲内が適当であり、0.01〜0.6重量%が好ましい。結晶化核剤の配合量が0.005重量%未満であると充分な結晶化効果が得られない場合があり、1重量%を超えるとフィルムの伸度が損なわれる場合がある。
B層の厚みは、プロピレン単独重合体以外に含まれる重合体の種類や量、配合剤の種類や量、二層構造か三層構造かなどにより異なるが、通常、5〜100μmの範囲内であり、好ましくは8〜90μmの範囲内であり、より好ましくは10〜75μmの範囲内である。
1.3 本発明フィルムを構成するその他の樹脂層
本発明フィルムは、A層とB層以外に他の重合体樹脂層(C層)を有していていてもよい。本発明フィルムにおいて、かかるC層は、通常、表面層を形成し、B層を挟んでA層と対向して形成される。一般には、本発明フィルムはC層を有することが好ましい。C層もA層と同様にシール性を有する。
C層は、プロピレン系ランダム共重合体などのシール性が付与されたオレフィン系重合体を含む樹脂組成物で形成される。
上記プロピレン系ランダム共重合体は、プロピレンとそれ以外のα−オレフィンとの共重合体である。かかるプロピレン以外のα−オレフィンとしては、例えば、炭素数2〜20のプロピレン以外のα−オレフィンを挙げることができ、具体的には、例えば、エチレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン、1−オクテン、3−メチル−1−ブテン、1−デセン、1−ドデセン、1−テトラデセン、1−ヘキサデセン、1−オクタデセン、1−エイコセン、シクロペンテン、シクロヘプテン、ノルボルネン、5−エチル−2−ノルボルネン、テトラシクロドデセン、2−エチル−1,4,5,8−ジメタノ−1,2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒドロナフタレンが挙げられる。この中、炭素数2〜4の、例えば、エチレン、ブテンが好ましく、エチレンがより好ましい。これらプロピレン以外のα−オレフィンは、1種であっても、2種以上の併用であってもよい。
当該プロピレン系ランダム共重合体中のプロピレン以外のα−オレフィンの含有割合は、0.5〜15モル%の範囲内が適当であり、1〜12モル%の範囲内が好ましく、3〜10モル%の範囲内がより好ましい。
当該プロピレン系ランダム共重合体としては、プロピレンとそれ以外のα−オレフィンとのランダム共重合体であれば特に限定されないが、具体的には、例えば、プロピレン−エチレンランダム共重合体、プロピレン−ブテンランダム共重合体、プロピレン−エチレン−ブテンランダム共重合体等を挙げることができる。この中、プロピレン−エチレンランダム共重合体、プロピレン−エチレン−ブテンランダム共重合体が好ましく、プロピレン−エチレンランダム共重合体が好ましい。また、これらの混合物であってもよい。
当該プロピレン系ランダム共重合体の中、曲げ弾性率が日本工業規格(JIS)K−7171(1997)に準拠して測定した場合、少なくとも700MPを有するものが適当である。かかる上限の目安としては、1,400MPaを挙げることができる。好ましい当該曲げ弾性率は800〜1,300MPaの範囲内であり、より好ましくは900〜1,200MPaの範囲内である。
C層を形成する樹脂組成物は、上記プロピレン系ランダム共重合体のみであっても、プロピレン系ランダム共重合体以外の樹脂を、シール性や透明性等を損なわない範囲で、例えば、40重量%以下で、好ましくは25重量%以下で含んでいてもよい。そのような樹脂としては、例えば、ポリエチレン系樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体樹脂などの合成樹脂を挙げることができる。
C層の厚みは、オレフィン系重合体の種類、添加剤の種類や量などにより異なるが、通常、0.2〜20μmの範囲内であり、好ましくは0.5〜10μmの範囲内であり、より好ましくは1〜5μmの範囲内である。これらの範囲の厚みであれば、良好なシール強度を有し、取り扱いやすいフィルムとなり好ましい。
1.4 その他
本発明フィルムは、A層およびB層の少なくとも2層を有する積層構造をなし、A層とB層とが隣り合って形成された積層構造のものが好ましい。また、必要に応じてC層を有し、C層を有する積層構造のものが好ましいが、包装用袋に成形した際、A層(内面)、B層(中間面)、C層(外面)の順に形成された三層構造のものが好ましい。さらに、A層(内面)、B層(中間面)、A層(外面)の三層構造であってもよい。
本発明フィルム中には、前記以外にも種々の添加剤を適当量更に配合することができる。かかる添加剤としては、酸化防止剤、難燃剤、静電気防止剤、充填剤、顔料、抗菌剤等を挙げることができる。
また、本発明フィルムは、前記3層のほかに、開口性付与層、ガスバリア性付与層等その他の層を有していても構わない。
本発明フィルムは、米国試験材料協会(ASTM)規格D−1894に準じてA層同士を接触させた時の動摩擦係数を測定した場合、0.10以下、好ましくは0.05以下を示すことができる。そのように小さな動摩擦係数を有する本発明フィルムは滑性能に優れる。
また、本発明フィルムは、例えばマイクロピペットで水(例:蒸留水、精製水)0.5mLを量りとり、フィルム外側に滴下した場合、滴下後5秒経過した時点でのフィルム表面に濡れ広がった液滴の面積を測定すると、200mm以上、好ましくは240mm以上を示すことができる。そのように広範囲に水が濡れ広がる本発明フィルムは防曇性能に優れる。
1.5 本発明フィルムの製造方法
本発明フィルムの製造方法は、特に制限はなく公知の方法を用いることができるが、生産性や出来上がったフィルムの物性等を考慮すると、フラット状シートを押出成形により製膜し、次いで逐次二軸延伸して本発明フィルムを製造するのが好ましい。
より具体的には、適正な温度に設定された3台の押出機に、A層を形成する樹脂組成物、B層を形成する樹脂組成物及びC層を形成する樹脂組成物をそれぞれ投入し、押出機内で樹脂を溶融・混練した後、210℃〜250℃のTダイスよりシート状に押出す。この場合、3層の多層構成を形成するのに、フィードブロック方式を用いても、マルチマニホールド方式を用いても良い。押出されたシートは25℃の冷却ロールにて冷却固化され、縦延伸工程へと送られる。縦延伸は130℃〜140℃に設定された加熱ロールにより構成されており、ロール間の速度差によって縦方向(以下、MD方向という。)に延伸される。この加熱ロールの本数には特に制限はないが、少なくとも低速側と高速側の2本は必要である。縦延伸の延伸倍率は4〜6倍、好ましくは4.5〜5.5倍である。次にテンターによる横延伸工程に送られ、横方向(以下、TD方向という。)に延伸される。テンター内は予熱、延伸、アニールゾーンに分かれており、予熱ゾーンは165℃〜170℃に、延伸ゾーンは165℃〜170℃に、そしてアニールゾーンは165℃〜170℃に設定されている。延伸ゾーンでの延伸倍率は6〜10倍程度が好ましい。延伸されたのち、アニールゾーンで冷却、固定されたのち、巻き取り機にて巻き取ってフィルムロールとなる。
本発明フィルムの製造においては、テンターのアニールゾーンを出た後、巻き取り機で巻き取る前に、コロナ放電処理、火炎処理、紫外線照射処理等公知の表面処理を施すことが好ましく、簡便性の点から特に、コロナ放電処理を行うことが好ましい。当該表面処理を施すことにより、フィルムの表面にぬれ張力を持たせ、防曇効果を高めることができるだけでなく、フィルム表面に印刷をする場合の印刷インキとの密着性を高めることもできる。このコロナ放電処理は表面層面、シール層面の両面を処理しても良いし、表面層面又はシール層面のどちらか一方の面を処理しても良い。コロナ放電処理の強度としては、1.8×10〜9.0×10J/mの範囲内にあるのが好ましく、両面処理する場合に、両面とも同じ強度であっても、異なっていても良い。
こうして得られたポリプロピレン系延伸フィルム(本発明フィルム)の表面のぬれ張力は、38〜44mN/mが好ましい。ぬれ張力が38mN/m未満であると、防曇性の発現が充分でなく、また印刷する場合には印刷インキの密着性に劣り好ましくない。ぬれ張力が44mN/mを超えると、防曇剤の表面へのブリードアウトが激しく白化やブロッキングの原因となるほか、溶断シール強度の低下の原因となり好ましくない。
2 本発明の包装用袋について
次に、本発明フィルムで製造される包装用袋(以下、「本発明包装用袋」という)について詳述する。
本発明包装用袋は、本発明フィルムを用いて、常法により、自動包装機等により成形し製造することができる。かかる自動包装機において、縦ピロー包装機、横ピロー包装機、その他の包装機・製袋機を用いることができる。
本発明包装用袋で包装される内容物としては、包装され得るものであれば特に限定されないが、例えば、青果物(例:生野菜、果物、芋、キノコ)等の農産物を挙げることができ、農産物が好ましい。かかる農産物としては、例えば、ネギ、もやし、ホウレン草、ブロッコリー、ピーマン等の野菜類;キャベツ、レタス、ニンジン等のカット野菜類;またはいちご、バナナ、レモン等の果物類;またはえのき茸、まいたけ、しめじ茸、しいたけ等のキノコ類を挙げることができる。中でも、ピーマン、なすが好ましい。
以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではない。
(1)使用した原料は、次のとおりである。
・PP−1:プロピレン−エチレンランダム共重合体(エチレン成分:5モル%、曲げ弾性率:1,000MPa、MFR:7.0g/10分、密度:900kg/m
・PP−2:プロピレン−エチレン−ブテンランダム共重合体(エチレン成分:5モル%、ブテン成分:1モル%、曲げ弾性率:825MPa、MFR:6.0g/10分、密度:900kg/m
・PP−3:プロピレン−エチレン−ブテンランダム共重合体(エチレン成分:2.5モル%、ブテン成分:2.5モル%、曲げ弾性率:550MPa、MFR:5.5g/10分、密度:900kg/m
・PP−4(プロピレン単独重合体、メソペンタッド分率=91%、MFR:3.0g/10分、密度:900kg/m
・PP−5:プロピレン−エチレンランダム共重合体(エチレン成分:5モル%、曲げ弾性率:860MPa、MFR:7.5g/10分、密度:900kg/m
・防曇剤1:ステアリルモノグリセライド
・防曇剤2:ステアリルジエタノールアミンモノステアレート
・防曇剤3:ステアリルジエタノールアミン
・滑剤:エルカ酸アミド
・AB剤1:アンチブロッキング剤、二酸化ケイ素(平均粒子径:3μm)
・AB剤2:アンチブロッキング剤、ポリメタクリル酸メチル(PMMA、平均粒子径:2μm)
(2)実施例および比較例での各物性は、次のとおり測定されたものである。
・滑性能の評価
米国試験材料協会(ASTM)規格D−1894に準じてA層同士を接触させた時の動摩擦係数を表面性測定機(14FW、新東科学株式会社製)にて測定した。
・防曇性能の評価
マイクロピペット(GILSON社製)を用いて蒸留水0.5mLを量り取り、各フィルムの外面に滴下した。滴下後5秒経過した時点におけるフィルム表面に濡れ広がった液滴の面積(mm)を各サンプルにつき3回計測し、その平均値を求めることにより行った。
・MFRの測定
国際標準化機構(ISO)規格1133(1997)に準拠して測定した(条件:230℃、21.18N荷重)。
・密度の測定
日本工業規格(JIS)K−7112(1999)に準拠して測定した。
・メソペンタッド分率の測定
13C核磁気共鳴装置Varian VNMRS−400を用い、測定温度130℃、メソペンタッド21.86ppmを基準として測定した。
[実施例1]
PP−1(99.82重量%)とAB剤1(0.18重量%)とをA層を構成する樹脂組成物とし、PP−4(99.0重量%)と、防曇剤1(0.3重量%)、防曇剤2(0.1重量%)、防曇剤3(0.1重量%)、および滑剤(0.5重量%)とをB層を構成する樹脂組成物とし、PP−5(99.9重量%)とAB剤2(0.1重量%)とをC層を構成する樹脂組成物とした。
これら各層を構成する樹脂組成物を3台の押出機にそれぞれ投入し、A層/B層/C層の順に積層されるようにして、温度230℃の3層Tダイスから共押出し、25℃の冷却ロールで冷却、固化して原反シートを得た。次いで当該シートを130℃に加熱し、MD方向に4.6倍ロール延伸した後、テンターにて設定温度165℃で予熱し、設定温度165℃でTD方向に10倍延伸した後、設定温度165℃でアニールし、テンターを出た後、A層側を6.6×10J/mで、C層側を4.8×10J/mでコロナ放電処理を施した後、巻き取り機で巻き取って、本発明フィルムを得た。得られた本発明フィルムの総厚みは20μmであり、各層の厚みはA層/B層/C層=2μm/15μm/3μmであった。
[実施例2、比較例1]
実施例1と同様にして表1に示す配合の本発明フィルムないし比較用フィルムを得た。いずれのフィルムの厚み(総厚み、および各層の厚み)も実施例1の本発明フィルムと同じであった。
Figure 0006548450
[試験例1]
各フィルムについて、防曇性能と滑性能を前記の測定方法により評価した。その結果を表2に示す。
Figure 0006548450
表2に示すとおり、いずれのフィルムも防曇性は200mm以上と高かったが、動摩擦係数については実施例に係る本発明フィルムが0.05以下、比較例に係るフィルムが0.10以上であり、本発明フィルムは比較用フィルムに比べ優れていた。従って、実施例に係る本発明フィルムは、防曇性能および滑性能の両方に優れた特性を兼ね備えていることが明らかである。
本発明フィルムは、防曇性能および滑性能の両方に優れた特性を兼ね備えているので、それから製造される包装用袋は青果物等を包装するのに好適であり、包装用のポリプロピレン系延伸フィルムとして有用である。

Claims (5)

  1. プロピレン系ランダム共重合体を含む樹脂組成物で形成されるA層とプロピレン単独重合体からなる樹脂組成物で形成されるB層とを有するポリプロピレン系延伸フィルムであって、B層に防曇剤および滑剤が配合され、A層に係るプロピレン系ランダム共重合体の曲げ弾性率が少なくとも700MPaであることを特徴とする、ポリプロピレン系延伸フィルム。
  2. 前記A層とB層とが隣り合って形成されている、請求項1に記載のポリプロピレン系延伸フィルム。
  3. さらに、ヒートシール性が付与されたオレフィン系重合体を含む樹脂組成物で形成されるC層を有する、請求項1または2に記載のポリプロピレン系延伸フィルム。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のポリプロピレン系延伸フィルムを用いて製造されることを特徴とする、包装用袋。
  5. 青果物を包装するためのものである、請求項4に記載の包装用袋。
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