JP7269787B2 - ポリプロピレン系延伸フィルムおよび包装用袋 - Google Patents

ポリプロピレン系延伸フィルムおよび包装用袋 Download PDF

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Description

本発明は、ポリプロピレン系延伸フィルムの技術分野に属する。本発明は、包装用袋、特にガゼット袋と称される包装用袋を製造するために適したポリプロピレン系延伸フィルムに関するものである。
単なる平袋ないしピロータイプの包装袋は、厚み方向の余裕が少なく、嵩の大きい内容物の収容には向いていない。一方、ガゼット(gusset)と言われる折込みのマチがサイドにあるガゼット袋は、嵩の大きい内容物を収容することができる。内容物を充填した場合には立体的になり、自立した状態で陳列することもできる。ガゼット袋は、例えば、カステラやお茶などの食料品の包装用袋として広く用いられている。
ガゼット袋に関する発明としては、例えば、特許文献1が知られている。特許文献1の発明は、1以上のシート材から構成されており、前記シート材の横方向両端を合掌状態に貼り合わせた背貼部と、縦方向の両端において前記シート材がシールされた端縁接合部と、を有し、前記シート材は、少なくとも基材層及びシーラント層を含む2以上の層を有し、前記基材層は、オレフィン系樹脂を材料とする一軸延伸フィルムであり、前記シーラント層は、オレフィン系樹脂を材料とする樹脂層であり、前記一軸延伸フィルムは、その延伸方向が前記縦方向に沿った状態で設けられている、ことを特徴とする包装袋に関するものである。かかる包装袋は、縦方向により確実に裂くことができ、またシール不良を低減することができるとされる。
特開2017-88176号公報
ガゼット袋を形成するためのフィルムは、両面にシール特性を有する場合がある。一方、包装機で当該フィルムを製袋する際、袋の上下部は熱板でシールされるが、製袋後の袋をコンベアー等で次工程に送るに際して、流れが滞ったりして、袋が後ろから必要以上に押されて詰った状態になると、シール部に残っている余熱で、袋同士が疑似接着してしまうおそれがある。稀に、強く疑似接着されてしまうと、疑似接着部分が離れたときに、袋の表面に破れ等の傷が残ることがある。
本発明の課題は、主として、上記のような製袋後の袋同士の疑似接着を抑制することができる新規な包装用ポリプロピレン系延伸フィルムを提供することにある。また、かかるフィルムから製造される包装用袋を提供することも課題とする。
本発明者は、鋭意検討を重ねた結果、成形されたフィルムの表面層が一定の表面転移温度を有するものであれば上記課題を解決しうることを見出し、本発明を完成するに到った。
本発明としては、例えば、下記のものを挙げることができる。
[1]オレフィン系共重合体を含む樹脂組成物で形成される表面層、プロピレン単独重合体を含む樹脂組成物で形成される基材層、および前記基材層を挟んで前記表面層と対向する側の面にシール層を有するポリプロピレン系延伸フィルムであって、表面層の表面転移温度が100℃以上であることを特徴とする、ポリプロピレン系延伸フィルム。
[2]表面層を形成するオレフィン系共重合体がプロピレン系ランダム共重合体である、上記[1]に記載のポリプロピレン系延伸フィルム。
[3]前記プロピレン系ランダム共重合体の融点が、120℃~150℃の範囲内である、上記[2]に記載のポリプロピレン系延伸フィルム。
[4]表面層/基材層/シール層の三層構造である、上記[1]~[3]のいずれか一項に記載のポリプロピレン系延伸フィルム。
[5]上記[1]~[4]のいずれか一項に記載のポリプロピレン系延伸フィルムを用いて製造されることを特徴とする、包装用袋。
本発明によれば、フィルム製袋後の袋をコンベアー等で次工程に送る際などにおいて、シール部に残っている余熱により発生するおそれがある、袋同士の疑似接着を抑制することができる。
1 本発明に係るポリプロピレン系延伸フィルムについて
本発明に係るポリプロピレン系延伸フィルム(以下、「本発明フィルム」という。)は、オレフィン系共重合体を含む樹脂組成物で形成される表面層、プロピレン単独重合体を含む樹脂組成物で形成される基材層、および前記基材層を挟んで前記表面層と対向する側の面にシール層を有するポリプロピレン系延伸フィルムであって、表面層の表面転移温度が100℃以上であることを特徴とする。
本発明フィルムにおいて、表面層は、本発明フィルムを用いて製袋した場合、通常、袋の外面になる層であり、内容物と接触しない側の層である。基材層は、表面層とシール層の間に位置する層である。シール層は、当該基材層を挟んで当該表面層と対向する側の面にあって、本発明フィルムを用いて製袋した場合、袋の最内面になる層であり、内容物と接触する側の層である。
以下、本発明について詳述する。
1.1 表面層
表面層は、オレフィン系共重合体を含む樹脂組成物で形成される。かかるオレフィン系共重合体は、通常、プロピレン系ランダム共重合体である。そして、当該表面層は、通常、融点が120~150℃の範囲内のオレフィン系共重合体ないしプロピレン系ランダム共重合体を含む。当該表面層は、ヒートシール性を有しうる。
上記プロピレン系ランダム共重合体は、プロピレンとそれ以外のα-オレフィンとの共重合体である。かかるプロピレン以外のα-オレフィンとしては、例えば、炭素数2~20のプロピレン以外のα-オレフィンを挙げることができ、具体的には、例えば、エチレン、1-ブテン、1-ペンテン、1-ヘキセン、4-メチル-1-ペンテン、3-メチル-1-ペンテン、1-オクテン、3-メチル-1-ブテン、1-デセン、1-ドデセン、1-テトラデセン、1-ヘキサデセン、1-オクタデセン、1-エイコセン、シクロペンテン、シクロヘプテン、ノルボルネン、5-エチル-2-ノルボルネン、テトラシクロドデセン、2-エチル-1,4,5,8-ジメタノ-1,2,3,4,4a,5,8,8a-オクタヒドロナフタレンが挙げられる。この中、炭素数2~4の、例えば、エチレン、ブテンが好ましく、エチレンがより好ましい。これらプロピレン以外のα-オレフィンは、1種であっても、2種以上の併用であってもよい。
当該プロピレン系ランダム共重合体中のプロピレン以外のα-オレフィンの含有割合は、0.5~20重量%の範囲内が適当であり、1~17重量%の範囲内が好ましく、2~15重量%の範囲内がより好ましい。
当該プロピレン系ランダム共重合体としては、プロピレンとそれ以外のα-オレフィンとのランダム共重合体であれば特に限定されないが、具体的には、例えば、プロピレン-エチレンランダム共重合体、プロピレン-ブテンランダム共重合体、プロピレン-エチレン-ブテンランダム共重合体等を挙げることができる。この中、プロピレン-エチレンランダム共重合体、プロピレン-エチレン-ブテンランダム共重合体が好ましく、プロピレン-エチレンランダム共重合体が好ましい。また、これらの混合物であってもよい。
当該プロピレン系ランダム共重合体が、プロピレンと、エチレンないしブテンとのランダム共重合体の場合、それに含まれるエチレンとブテンの比率(重量比)は、エチレン:ブテン=0:100~100:0の範囲内である。
当該オレフィン系共重合体ないしプロピレン系ランダム共重合体の中、国際標準化機構(ISO)規格1133(1997)に準拠して測定した場合(条件:230℃、21.18N荷重)のメルトフローレート(MFR)値が、0.5~100g/10分の範囲内であるものが好ましい。また当該メルトフローレート値が、1~30g/10分の範囲内であるものがより好ましい。なお、重合体のメルトフローレート(MFR)値は、プロピレン以外のα-オレフィンの種類や含有量、重合体の分子量や重合度によって適宜調整することができる。
また、当該オレフィン系共重合体ないしプロピレン系ランダム共重合体の中、日本工業規格(JIS)K-7112(1999)に準拠して測定した場合の密度が、850~950kg/mの範囲内であるものが好ましく、860~920kg/mの範囲内であるものがより好ましい。
表面層を形成する樹脂組成物は、上記オレフィン系共重合体ないしプロピレン系ランダム共重合体のみであってもよく、またこれら以外の樹脂を、本発明の効果を損なわない範囲で、例えば、40重量%以下で、好ましくは25重量%以下で含んでいてもよい。そのような樹脂としては、例えば、オレフィン系エラストマーなどの合成樹脂を挙げることができる。
オレフィン系エラストマーとしては、ブテン系エラストマーが例示できる。ブテン系エラストマーとしては、1-ブテンに由来する構造単位を含むエラストマーであり、1-ブテンと1-ブテンとは異なる他のαオレフィンとの共重合体である。1-ブテンとは異なる他のαオレフィンとしては、例えば、エチレンおよび炭素数3~20のαオレフィン、具体的には、エチレン、プロピレン(プロペン)、1-ヘキセン、1-オクテン、1-デセン、1-テトラデセン、1-オクタデセンを挙げることができる。当該ブテン系エラストマーは、1-ブテンに由来する構造単位と共に、これらの他のαオレフィンに由来する1種または2種以上を構造単位として含んでいてもよい。ブテン系エラストマーは、1-ブテンと、エチレンおよび/またはプロピレンとの共重合体であることが好ましい。ブテン系エラストマーとしては、ブテン系エラストマーの全構造単位に基づいて30~90重量%の1-ブテン由来の構造単位を有するエラストマーが好ましい。このようなブテン系エラストマーは市販されており、具体的には、タフマーBL3450(三井化学社製)、タフマーBL3450M(三井化学社製)、タフマーXM7070(三井化学社製)を挙げることができる。
表面層には、本発明の効果を損なわない範囲で、アンチブロッキング剤、防曇剤、滑剤、または結晶化核剤などの適当な添加剤を適当量配合することができる。アンチブロッキング剤は、樹脂フィルム同士が密着することを防ぐ目的で配合される。
上記アンチブロッキング剤には無機系微粒子と有機系微粒子とがあり、そのいずれでもよい。
表面層の厚みは、オレフィン系共重合体ないしプロピレン系ランダム共重合体の種類、添加剤の種類や量などにより異なるが、通常、0.1~20μmの範囲内であり、好ましくは0.2~10μmの範囲内であり、より好ましくは0.3~5μmの範囲内であり、さらに好ましくは0.5~2μmの範囲内である。
1.2 基材層
基材層は、プロピレン単独重合体を含む樹脂組成物で形成される。
上記プロピレン単独重合体の中、13C核磁気共鳴スペクトル(測定温度:130℃)により測定されるメソペンタッド分率(mmmmm)が89%~98%の範囲内であるものが好ましい。90%~95%の範囲内であるものがより好ましい。
基材層には、防曇剤を配合することができる。防曇剤は、樹脂フィルムに防曇性能を付与する目的で配合される。かかる防曇剤は基材層に配合することが適当であるが、表面層やシール層に配合することもできる。基材層に配合しても、本発明フィルム成膜後は、ブリードにより表面層やシール層に拡散していくため、水分の多い内容物を包装する用途に使用された場合、良好な防曇性能を発揮する。このように、防曇剤は本発明フィルム内を拡散するため、特定の層に配合しても成膜後は他の層にも存在しうる。
上記防曇剤としては、その目的に適うものであれば特に限定されず、従来、防曇性フィルムに用いられている防曇剤をそのまま使用することができる。具体的には、例えば、アルキルジエタノールアミン、アルキルジエタノールアミン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステルの3系が挙げられる。
アルキルジエタノールアミンにおけるアルキル基は、通常、炭素数8~22、好ましくは炭素数12~18のものである。具体的なアルキルジエタノールアミンとしては、ラウリルジエタノールアミン、ミリスチルジエタノールアミン、パルミチルジエタノールアミン、ステアリルジエタノールアミン、オレイルジエタノールアミン等を挙げることができる。
アルキルジエタノールアミン脂肪酸エステルにおける脂肪酸エステル基は、通常、炭素数8~22、好ましくは炭素数12~22の飽和または不飽和の脂肪酸エステルであり、好ましくは後者の不飽和の脂肪酸エステルである。具体的なアルキルジエタノールアミン脂肪酸エステルとしては、ラウリルジエタノールアミンモノステアリン酸エステル、ミリスチルジエタノールアミンモノオレイン酸エステル、ラウリルジエタノールアミンモノステアリン酸エステル、パルミチルジエタノールアミンモノステアリン酸エステル、ステアリルジエタノールアミンモノパルミチル酸エステル、ステアリルジエタノールアミンモノステアリン酸エステル、オレイルジエタノールアミンモノステアリン酸エステル等を挙げることができる。
グリセリン脂肪酸エステルにおける脂肪酸エステル基は、上記のアルキルジエタノールアミン脂肪酸エステルにおける脂肪酸エステル基と同様のものを挙げることができる。また、グリセリンの-OHに結合する脂肪酸エステル基数は1または2個が好ましく、より好ましいのは1個の脂肪酸エステルモノグリセライドである。
以上の各防曇剤は、上記同系の中で1種または2~3種の混合で、異系の中で2~3種の混合の形で使用されるが、なかでも異系の中での3種混合の形での使用、つまりアルキルジエタノールアミンとアルキルジエタノールアミン脂肪酸エステル及び脂肪酸エステルモノグリセライドの3成分混合が好ましい。
防曇剤の配合量としては、防曇剤の種類等により適宜調整すればよいが、基材層中、0.05~5重量%の範囲内が適当であり、0.2~3重量%が好ましい。防曇剤の配合量が0.05重量%未満であると充分な防曇効果が得られない場合があり、5重量%を超えると必要以上に表面へのブリードアウトが起こり、透明性が劣化する場合がある。なお、表面層やシール層に配合する場合の配合量も基本的に同じである。
基材層には、防曇剤以外にも、結晶化核剤などの添加剤を更に適当量配合することができる。結晶化核剤は、透明性の向上や重合体樹脂の結晶化を促進する目的で配合される。
上記結晶化核剤としては、例えば、シリカ・タルクなどの無機化合物、各種カルボン酸やその金属塩、ジベンジリデンソルビトール系化合物、アリールフォスフェート系化合物、環状多価金属アリールフォスフェート系化合物と脂肪族モノカルボン酸アルカリ金属塩または塩基性アルミニウム・リチウム・ヒドロキシ・カーボネート・ハイドレートとの混合物、各種高分子化合物等のα晶核剤を挙げることができる。この中、有機系であるものが好ましい。これらは1種のみでも、2種以上を併用してもよい。
結晶化核剤の配合量としては、結晶化核剤の種類等により適宜調整すればよいが、基材層中、0.005~1重量%の範囲内が適当であり、0.01~0.6重量%が好ましい。結晶化核剤の配合量が0.005重量%未満であると充分な結晶化効果が得られない場合があり、1重量%を超えるとフィルムの伸度が損なわれる場合がある。
基材層の厚みは、プロピレン単独重合体以外に含まれる重合体の種類や量、配合剤の種類や量、層構造などにより異なるが、通常、5~100μmの範囲内であり、好ましくは8~90μmの範囲内であり、より好ましくは10~75μmの範囲内である。
1.3 シール層
シール層は、プロピレン系ランダム共重合体を含む樹脂組成物で形成される。シール層はヒートシール性を有し、シール層同士ないしシール層と表面層とは互いに熱で融着することができる。
上記プロピレン系ランダム共重合体は、プロピレンとそれ以外のα-オレフィンとの共重合体である。かかるプロピレン以外のα-オレフィンとしては、例えば、炭素数2~20のプロピレン以外のα-オレフィンを挙げることができ、具体的には、例えば、エチレン、1-ブテン、1-ペンテン、1-ヘキセン、4-メチル-1-ペンテン、3-メチル-1-ペンテン、1-オクテン、3-メチル-1-ブテン、1-デセン、1-ドデセン、1-テトラデセン、1-ヘキサデセン、1-オクタデセン、1-エイコセン、シクロペンテン、シクロヘプテン、ノルボルネン、5-エチル-2-ノルボルネン、テトラシクロドデセン、2-エチル-1,4,5,8-ジメタノ-1,2,3,4,4a,5,8,8a-オクタヒドロナフタレンが挙げられる。この中、炭素数2~4の、例えば、エチレン、ブテンが好ましく、エチレンがより好ましい。これらプロピレン以外のα-オレフィンは、1種であっても、2種以上の併用であってもよい。
当該プロピレン系ランダム共重合体中のプロピレン以外のα-オレフィンの含有割合は、0.5~20重量%の範囲内が適当であり、1~17重量%の範囲内が好ましく、3~15重量%の範囲内がより好ましい。
当該プロピレン系ランダム共重合体としては、プロピレンとそれ以外のα-オレフィンとのランダム共重合体であれば特に限定されないが、具体的には、例えば、プロピレン-エチレンランダム共重合体、プロピレン-ブテンランダム共重合体、プロピレン-エチレン-ブテンランダム共重合体等を挙げることができる。この中、プロピレン-エチレンランダム共重合体、プロピレン-エチレン-ブテンランダム共重合体が好ましく、プロピレン-エチレンランダム共重合体がより好ましい。また、これらの混合物であってもよい。
当該プロピレン系ランダム共重合体の中、国際標準化機構(ISO)規格1133(1997)に準拠して測定した場合(条件:230℃、21.18N荷重)のメルトフローレート(MFR)値が、0.5~100g/10分の範囲内であるプロピレン系ランダム共重合体が好ましい。また当該メルトフローレート値が、1~30g/10分の範囲内であるプロピレン系ランダム共重合体がより好ましい。なお、重合体のメルトフローレート(MFR)値は、プロピレン以外のα-オレフィンの種類や含有量、重合体の分子量や重合度によって適宜調整することができる。
また、当該プロピレン系ランダム共重合体の中、日本工業規格(JIS)K-7112(1999)に準拠して測定した場合の密度が、850~950kg/mの範囲内であるプロピレン系ランダム共重合体が好ましく、860~920kg/mの範囲内であるプロピレン系ランダム共重合体がより好ましい。
シール層を形成する樹脂組成物は、上記プロピレン系ランダム共重合体のみであっても、プロピレン系ランダム共重合体以外の樹脂を、本発明の効果を損なわない範囲で、例えば、40重量%以下で、好ましくは25重量%以下で含んでいてもよい。そのような樹脂としては、例えば、低密度ポリエチレン樹脂、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂、エチレン-酢酸ビニル共重合体などのポリエチレン系樹脂を挙げることができる。
シール層には、本発明の効果を損なわない範囲でアンチブロッキング剤や、前述の防曇剤、前述の滑剤、前述の結晶化核剤などの適当な添加剤を適当量配合することができる。アンチブロッキング剤は、樹脂フィルム同士が密着することを防ぐ目的で配合される。
上記アンチブロッキング剤には無機系微粒子と有機系微粒子とがあり、そのいずれでもよい。無機系微粒子のアンチブロッキング剤としては、例えば、二酸化ケイ素、アルミノシリケート、タルク等のケイ酸マグネシウム、カオリン等のケイ酸アルミニウム、ホウ酸アルミニウム、炭酸カルシウムが挙げられる。この中、二酸化ケイ素、アルミノシリケート、炭酸カルシウムが好ましく、二酸化ケイ素がより好ましい。有機系微粒子のアンチブロッキング剤としては、例えば、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、メチルメタクリレート-スチレン共重合体を挙げることができ、好ましくはメチルメタクリレート-スチレン共重合体である。また、かかる有機系微粒子のアンチブロッキング剤は、架橋物でも非架橋物でもよい。これら無機系微粒子や有機系微粒子のアンチブロッキング剤は1種のみでも、2種以上を併用してもよい。
上記アンチブロッキング剤の平均粒子径は、通常、0.5~10μmの範囲内であり、好ましくは1~7μmの範囲内である。それより小さくても大きくてもアンチブロッキング剤としての効果が得られないおそれがある。ここで「平均粒子径」とは、レーザー回折式粒度分布測定装置(例;LA-500、堀場製作所社製)等を用いて測定した場合の粒度分布より得られる最頻粒子径を意味する。
アンチブロッキング剤の配合量は、樹脂の種類等により適宜調整することができるが、シール層中、0.02~5重量%の範囲内が適当であり、0.05~2重量%の範囲内が好ましく、0.1~1重量%の範囲内がより好ましい。0.02重量%より少ないとアンチブロッキング効果が十分に得られないおそれがあり、5重量%より多いと透明性やシール性が損なわれるおそれがある。
上記滑剤としては、その目的に適うものであれば特に限定されず、樹脂用の滑剤として公知の炭化水素系化合物、脂肪酸系化合物、高級アルコール系化合物、脂肪酸アミド系化合物、脂肪酸エステル系化合物、金属石鹸系化合物を用いることができ、特に脂肪酸アミド系化合物や金属石鹸系化合物を用いることが好ましい。
炭化水素系化合物としては、例えば、流動パラフィン、パラフィンワックス、合成ポリエチレンワックス等が挙げられる。脂肪酸系化合物としては、例えば、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アルキジン酸、ベヘン酸、リグノセリン酸、オレイン酸、エルカ酸、ネルボン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸等が挙げられる。高級アルコール系化合物としては、例えば、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オレイルアルコール、ラウリルアルコール等が挙げられる。脂肪酸アミド系化合物としては、飽和脂肪酸アミド系化合物や不飽和脂肪酸アミド系化合物が用いられ、ミリスチン酸アミド、パルミチン酸アミド、ステアリン酸アミド、アルキジン酸アミド、ベヘニン酸アミド、リグノセリン酸アミド、オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、ネルボン酸アミド、リノール酸アミド、リノレン酸アミド、アラキドン酸アミド、エチレンビスオクタデカンアミド、メチレンビスステアリン酸アミド、エチレンビスステアリン酸アミド、エチレンビスヒドロキシステアリン酸アミド、エチレンビスカプリル酸アミド、エチレンビスカプリン酸アミド等が挙げられ、好ましくは、オレイン酸アミド、ベヘニン酸アミド、エルカ酸アミドが挙げられ、さらに好ましくは、エルカ酸アミドである。脂肪酸エステル系化合物としては、ステアリルステアレート、ステアリン酸モノグリセリド、硬化ひまし油等が挙げられる。金属石鹸系化合物としてはステアリン酸リチウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸亜鉛、ラウリン酸カルシウム、ラウリン酸バリウム、ラウリン酸亜鉛、オクチル酸亜鉛、リシノール酸カルシウム、リシノール酸バリウム、リシノール酸亜鉛、ベヘニル燐酸亜鉛、ステアリル燐酸亜鉛等が挙げられ、好ましくはステアリン酸マグネシウムやステアリン酸カルシウムである。これらは1種のみでも、2種以上を併用してもよい。
滑剤の配合量としては、滑剤の種類等により適宜調整すればよいが、基材層中、0.05~5重量%の範囲内が適当であり、0.1~2重量%が好ましい。滑剤の配合量が0.05重量%未満であると充分な滑性効果が得られない場合があり、5重量%を超えると必要以上に表面へのブリードアウトが起こり、透明性やシール性が劣化する場合がある。なお、表面層やシール層に配合する場合の配合量も基本的に同じである。
シール層の厚みは、プロピレン系ランダム共重合体の種類、添加剤の種類や量、層構造などにより異なるが、通常、0.2~20μmの範囲内であり、好ましくは0.5~10μmの範囲内であり、より好ましくは1~5μmの範囲内である。これらの範囲の厚みであれば、良好なシール強度を有し、取り扱いやすいフィルムとなり好ましい。
1.4 表面転移温度
本発明フィルムの表面層における表面転移温度は、100℃以上ないし100℃~120℃であり、好ましくは103℃~115℃の範囲内、より好ましくは106℃~112℃の範囲内である。
当該表面転移温度は、本発明フィルムの表面層を局所熱分析法であるナノサーマルアナリシス法によって測定される。
「ナノサーマルアナリシス法」は、公知の熱分析手法であって、試料表面の局所(極微小領域)における熱特性、例えば、ガラス転移、軟化温度、融解温度、膨張傾向を測定する熱分析手法である。具体的には、サーマルプローブと呼ばれる先端径30nm程度のシリコン製プローブ(針)を使用し、当該プローブを加熱することによりプローブと接している試料表面の温度が上がり、その領域の熱分析を可能とするものである。
検出信号としてはプローブのZ方向変位(ディフレクション)であり、試料膨張時はプローブの位置が上がりガラス転移や融解等の軟化時には針入現象が起こりプローブの位置が下がる。このZ方向変位を温度に対して検出しその変位傾向から転移温度を求めることができる。例えば、試料サイズが10ミクロン以上であれば光学顕微鏡観察で測定対象物を測定することができ、10ミクロン以下であれば原子間力顕微鏡(AFM)で測定対象物を測定することができる。昇温速度は一般の熱分析システムとは異なり5~500℃/秒と速く、また高速昇温分析が可能なことから試料表面の転移温度マッピング(最大100×100ミクロン)が100nm分解能で可能になる。
本発明においては、本発明フィルムの表面層に当該プローブを接触させ、当該プローブを昇温加熱していくと、表面層の接触点において膨張が始まり、ディフレクションが変化し、ある温度に達すると、当該接触点の膨張部分が軟化すると共にプローブの進入が起こり、ディフレクション変化が大きくなるので、それを検出し、そのディフレクションが大きく変化した時点の温度を測定する。ここでは、その温度を「表面転移温度」という。
1.5 その他
本発明フィルムは、表面層、基材層、およびシール層の少なくとも三層構造をなし、本発明フィルムを用いて包装用袋に成形した際、表面層(外面)、基材層(中間面)、シール層(内面)の順に形成される。
本発明フィルム中には、前記以外にも種々の添加剤を適当量更に配合することができる。かかる添加剤としては、酸化防止剤、難燃剤、静電気防止剤、充填剤、顔料、抗菌剤等を挙げることができる。
また、本発明フィルムは、前記3層のほかに、開口性付与層、ガスバリア性付与層等その他の層を有していても構わない。
本発明フィルムは、米国試験材料協会(ASTM)規格D-1894に準じてシール層同士を接触させた時の動摩擦係数を測定した場合、0.10以下、好ましくは0.05以下を示すことができる。そのように小さな動摩擦係数を有する本発明フィルムは滑性能に優れる。
また、本発明フィルムは、例えばマイクロピペットで水(例:蒸留水、精製水)0.5mLを量りとり、フィルム外側に滴下した場合、滴下後5秒経過した時点でのフィルム表面に濡れ広がった液滴の面積を測定すると、200mm以上、好ましくは240mm以上を示すことができる。そのように広範囲に水が濡れ広がる本発明フィルムは防曇性能に優れる。
1.5 本発明フィルムの製造方法
本発明フィルムの製造方法は、特に制限はなく公知の方法を用いることができるが、生産性や出来上がったフィルムの物性等を考慮すると、フラット状シートを押出成形により製膜し、次いで逐次二軸延伸して本発明フィルムを製造するのが好ましい。
より具体的には、適正な温度に設定された3台の押出機に、例えば、表面層を形成する樹脂組成物、基材層を形成する樹脂組成物及びシール層を形成する樹脂組成物をそれぞれ投入し、押出機内で樹脂を溶融・混練した後、210℃~250℃のTダイスよりシート状に押出す。この場合、3層の多層構成を形成するのに、フィードブロック方式を用いても、マルチマニホールド方式を用いても良い。押出されたシートは25℃の冷却ロールにて冷却固化され、縦延伸工程へと送られる。縦延伸は130℃~140℃に設定された加熱ロールにより構成されており、ロール間の速度差によって縦方向(以下、MD方向という。)に延伸される。この加熱ロールの本数には特に制限はないが、少なくとも低速側と高速側の2本は必要である。縦延伸の延伸倍率は4~6倍、好ましくは4.5~5.5倍である。次にテンターによる横延伸工程に送られ、横方向(以下、TD方向という。)に延伸される。テンター内は予熱、延伸、アニールゾーンに分かれており、予熱ゾーンは165℃~170℃に、延伸ゾーンは165℃~170℃に、そしてアニールゾーンは165℃~170℃に設定されている。延伸ゾーンでの延伸倍率は6~10倍程度が好ましい。延伸されたのち、アニールゾーンで冷却、固定されたのち、巻き取り機にて巻き取ってフィルムロールとなる。
本発明フィルムの製造においては、テンターのアニールゾーンを出た後、巻き取り機で巻き取る前に、コロナ放電処理、火炎処理、紫外線照射処理等公知の表面処理を施すことが好ましく、簡便性の点から特に、コロナ放電処理を行うことが好ましい。当該表面処理を施すことにより、フィルムの表面にぬれ張力を持たせ、防曇効果を高めることができるだけでなく、フィルム表面に印刷をする場合の印刷インキとの密着性を高めることもできる。このコロナ放電処理は表面層面、シール層面の両面を処理しても良いし、表面層面又はシール層面のどちらか一方の面を処理しても良い。
こうして得られたポリプロピレン系延伸フィルム(本発明フィルム)の表面のぬれ張力は、38~44mN/mが好ましい。ぬれ張力が38mN/m未満であると、防曇性の発現が充分でなく、また印刷する場合には印刷インキの密着性に劣り好ましくない。ぬれ張力が44mN/mを超えると、防曇剤の表面へのブリードアウトが激しく白化やブロッキングの原因となるほか、溶断シール強度の低下の原因となり好ましくない。
2 本発明に係る包装用袋と包装体について
次に、本発明フィルムを用いて製造される包装用袋(以下、「本発明包装用袋」という)とそれに内容物を収納した包装体について詳述する。
本発明包装用袋は、平袋・ピロー型、合掌型、三方型、ガゼット型など特に限定されない。この中でも本発明フィルムは、ガゼット型の包装用袋を製造するのに適するので、ガゼット型の本発明包装用袋が好ましい。
本発明包装用袋は、本発明フィルムを用いて、常法により、自動包装機等により成形し製造することができる。かかる自動包装機において、縦ピロー包装機、横ピロー包装機、その他の包装機・製袋機、を用いることができる。
本発明包装用袋で包装される内容物としては、包装され得るものであれば特に限定されないが、例えば、菌茸類、野菜類、果物類、惣菜類などの食品類、を挙げることができる。中でも、菌茸類が好ましい。
そして、本発明包装用袋に、上記のような一定の内容物が収納された包装体も本発明として含めることができる。
以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではない。
(1)原料
使用した原料は、次のとおりである。
・PP-1:プロピレン-エチレンランダム共重合体(MFR:5.0g/10分、融点:132℃、密度:900kg/m
・PP-2:プロピレン-エチレンランダム共重合体(MFR:7.0g/10分、融点:143℃、密度:900kg/m
・PP-3:プロピレン単独重合体(MFR:3.0g/10分、融点:161℃、密度:900kg/m
・PP-4:プロピレン-エチレン-ブテンランダム共重合体(MFR:5.0g/10分、融点:125℃、密度:900kg/m
・PE-1:直鎖状低密度ポリエチレン(MFR:3.5g/10分、融点:60℃、密度:880kg/m
(2)ポリプロピレン系延伸フィルムの調製
表1に示す配合のポリプロピレン系延伸フィルムを調製した。
具体的には、各層を構成する樹脂組成物を3台の押出機にそれぞれ投入し、表面層/基材層/シール層の順に積層されるようにして、温度230℃の3層Tダイスから共押出し、25℃の冷却ロールで冷却、固化して原反シートを得た。次いで当該シートを130℃に加熱し、MD方向に4.6倍ロール延伸した後、テンターにて設定温度165℃で予熱し、設定温度165℃でTD方向に10倍延伸した後、設定温度165℃でアニールし、テンターを出た後、コロナ放電処理を施した後、巻き取り機で巻き取って、各々のフィルムを得た。得られたフィルムの総厚みはいずれも25μmであり、各層の厚みは表面層/基材層/シール層=1μm/22μm/2μmであった。
(3)穴あき確認試験
200mm×13.8mmにフィルムをカットし、サンプル試料とした。かかるサンプル試料がヒートシールバーに張り付かないよう、両面を耐熱フィルム(東レ・デュポン社製、ポリイミドフィルム(カプトン(登録商標))75μm、型番:300H)で保護して、両面ヒートシールバーを用い、ゲージ圧0.3MPa、150℃、30秒でサンプル試料を加熱した(加熱面積200mm×13.8mm)。
加熱後1秒以内に、両面の耐熱フィルムを取り外し、表面層同士が向き合うように折り曲げて、25N×2cmの圧力で5秒間加圧した。その後、折り曲げた部分を開き、穴が開いているか確認した。その結果、10サンプル中2サンプルしか穴が開いていない場合を「○」(疑似接着による不良なし)、10サンプル中4サンプルしか穴が開いていない場合を「△」(疑似接着による不良なし)、10サンプル中6サンプル穴が開いた場合を「×」(疑似接着による不良あり)と評価した。
(4)表面転移温度の測定
ナノサーマル局所熱分析(ナノサーマルアナリシス)システムを用いて、フィルム表面層の表面転移温度を測定した。測定条件は次の通りである。
<測定装置>
アナシス社製ナノサーマルアナリシス装置 afm+
<測定条件>
プローブ荷重 :0.3V
昇温速度 :10℃/秒
プローブ :AN-300
分析対象観察 :光学顕微鏡、AFM
測定は、フィルム表面層上の10μm×10μmの範囲において、X方向10点とY方向10点の計100点について、マッピング測定により行った。プローブの上下の動きによって、試料の膨張による変位、膨張停止による変位停止、軟化によるプローブ進入の為の変位を測定し、当該軟化によりフィルムへのプローブ進入が起こったところの表面転移温度を求めた。100点の平均をとり、フィルム表面層の表面転移温度とした。
Figure 0007269787000001
上記結果の通り、フィルム表面層の表面転移温度が100℃を下回ると、疑似接着により穴が開き不良となった。
本発明フィルムは、それを用いて製袋した袋のシール部に残っている余熱による疑似接着を避けることができるので、包装用のポリプロピレン系延伸フィルムとして有用である。

Claims (5)

  1. オレフィン系共重合体を含む樹脂組成物で形成され、ヒートシール性を有する表面層、プロピレン単独重合体を含む樹脂組成物で形成される基材層、および前記基材層を挟んで前記表面層と対向する側の面にシール層を有するポリプロピレン系延伸フィルムであって、表面層の表面転移温度が100℃以上であることを特徴とする、ポリプロピレン系延伸フィルム。
  2. 表面層を形成するオレフィン系共重合体がプロピレン系ランダム共重合体である、請求項1に記載のポリプロピレン系延伸フィルム。
  3. 前記プロピレン系ランダム共重合体の融点が、120℃~150℃の範囲内である、請求項2に記載のポリプロピレン系延伸フィルム。
  4. 表面層/基材層/シール層の三層構造である、請求項1~3のいずれか一項に記載のポリプロピレン系延伸フィルム。
  5. 請求項1~4のいずれか一項に記載のポリプロピレン系延伸フィルムを用いて製造されることを特徴とする、包装用袋。
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