JP6546508B2 - 両面印刷システム - Google Patents

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Description

本発明は、印刷速度、省エネ、静音性に関するユーザの嗜好に適した印刷装置の搬送制御を行う両面印刷システムに関する。
従来より、用紙反転経路を含む循環搬送路を有し、給紙台から給紙された用紙の一方の面に印刷し、この一方の面に印刷された用紙を、用紙反転経路を搬送することで表裏反転し、他方の面に印刷を行うことにより両面印刷を実行する両面印刷装置がある(例えば、特許文献1)。
このような両面印刷装置では、給紙台から給紙される用紙と、用紙反転経路により表裏反転された用紙とが交互に搬送されるので、片面印刷する場合と比較して印刷時間が長くなっていた。
そこで、両面印刷において、2台の印刷装置を直列に接続し、印刷するタンデム両面印刷システムを利用することが考えられる。即ち、特許文献2のように2台の印刷装置を直列に接続し、さらに上流側印刷装置と下流側印刷装置との間に、表裏反転する反転装置を設け、上流側印刷装置により一方の面に印刷された用紙を、反転装置により表裏反転し、下流側印刷装置により他方の面に印刷を行うタンデム両面印刷システムにより両面印刷を実行することが考えられる。これにより、上述した両面印刷装置のように給紙台から給紙される用紙と、用紙反転経路により表裏反転された用紙とを交互に搬送する必要がなく、給紙台から紙間を空けず連続して給紙することができるので、両面印刷装置より高速で両面印刷を実行することが可能となる。
しかしながら、このようなタンデム両面印刷システムでは、2台の印刷装置と反転装置を使用するので、その分消費電力が多くなる場合がある。
そこで、特許文献3には、画像形成系や操作部への通電量を減らしたり、一部で通電を停止する省電力モードの設定が可能なタンデム画像形成システムに関する技術が開示されている。
特開2014−91304号公報 特開2012−30422号公報 特開2004−356810号公報
一方、タンデム両面印刷システムにおいては、2台の印刷装置と反転装置を使用するので、騒音も大きくなる場合もある。このため、印刷処理を実行すると、用紙の搬送による用紙自体から発する音や、用紙を搬送する搬送ローラから発する音などにより、印刷処理中に騒音が発生し、ユーザによっては静音性を要求する場合がある。
しかしながら、特許文献3に記載の技術では、省電力モードでの印刷処理を実行することは可能であるが、静音に関して考慮されていなかった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、印刷速度、省電力性、静音性について、ユーザの嗜好に適した印刷装置の搬送制御を行う両面印刷システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る両面印刷システムの第1の特徴は、両面印刷ジョブに基づいて、用紙の一方の面に印刷部を用いて印刷処理を実行する上流側印刷装置と、前記上流側印刷装置により印刷処理が実行された用紙の他方の面に印刷部を用いて印刷処理を実行する下流側印刷装置とを用いてタンデム両面印刷を行わせるか、前記上流印刷装置及び前記下流印刷装置は各々でスタンドアロン両面印刷が可能な構成であり、前記上流印刷装置及び前記下流印刷装置のいずれかにスタンドアロン両面印刷を行わせる両面印刷システムであって、前記上流側印刷装置および前記下流側印刷装置において用紙を搬送させる搬送手段と、前記両面印刷ジョブに含まれる印刷速度を重視する度合いを示す速度設定と、省電力を重視する度合いを示す省電力設定と、静音性を重視する度合いを示す静音設定とに基づいて、前記タンデム両面印刷を実行するか前記スタンドアロン両面印刷を実行するかを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果と、前記速度設定と前記省電力設定と前記静音設定とに基づいて、前記搬送手段を制御する印刷システム制御手段とを備えることにある。
本発明に係る両面印刷システムの第2の特徴は、前記速度設定、前記省電力設定、前記静音設定には、各々、速度設定値、省電力設定値、静音設定値が設けられており、前記判定手段は、前記静音設定値と前記省電力設定値の平均値と、前記速度設定値との関係に基づき、前記判定を行うことにある。
本発明に係る両面印刷システムの第3の特徴は、前記上流側印刷装置および前記下流側印刷装置の前記搬送手段には、用紙を印刷部へ搬送するレジストローラと、前記レジストローラへと前記用紙を搬送するとともに、前記レジストローラと同期した動作により前記レジストローラによる用紙の搬送をアシストするアシスト動作を行うアシストローラとが設けられており、前記印刷システム制御手段は、前記速度設定値と前記静音設定値との関係に基づいて、前記搬送手段の制御として、用紙の搬送速度および前記アシスト動作を制御することにある。
本発明に係る両面印刷システムの第4の特徴は、前記上流側印刷装置はフェイスダウン排紙台を備え、前記下流側印刷装置はフェイスアップ排紙台およびフェイスダウン排紙台を備えており、前記両面印刷ジョブには、前記フェイスアップ排紙台か前記フェイスダウン排紙台かを設定する排紙先設定が含まれており、前記判定手段は、スタンドアロン両面印刷を実行すると判定した場合、前記排紙先設定と、前記上流側印刷装置および前記下流側印刷装置のモードとに基づいて、前記上流側印刷装置又は前記下流側印刷装置のいずれで前記スタンドアロン両面印刷を実行するかを判定するスタンドアロン装置判定手段を備えることにある。
本発明に係る両面印刷システムの第5の特徴は、両面印刷ジョブの印刷が可能な起動モードと、前記起動モードよりも消費電力が小さく両面印刷ジョブの印刷が不可能なスリープモードとのうち、前記上流側印刷装置および前記下流側印刷装置の各々のモードを制御するモード制御手段を備え、前記印刷システム制御手段は、前記上流側印刷装置のモードが起動モードであり、前記下流側印刷装置のモードがスリープモードの場合であって、前記両面印刷ジョブに含まれる前記排紙先設定がフェイスアップ排紙台であり、かつ前記省電力設定値が所定閾値以上である場合、前記モード制御手段の制御として、前記下流側印刷装置のモードを起動モードに制御すると共に、前記上流側印刷装置のモードをスリープモードに制御することにある。
本発明に係る両面印刷システムの第1の特徴によれば、判定手段が、両面印刷ジョブに含まれる印刷速度を重視する度合いを示す速度設定と、省電力を重視する度合いを示す省電力設定と、静音性を重視する度合いを示す静音設定とに基づいて、タンデム両面印刷を実行するかスタンドアロン両面印刷を実行するかを判定し、印刷システム制御手段が判定手段による判定結果と、速度設定と省電力設定と静音設定とに基づいて、搬送手段を制御するので、ユーザの嗜好に適した印刷装置の搬送制御を行うことができる。
本発明に係る両面印刷システムの第2の特徴によれば、静音設定値と省電力設定値の平均値と、速度設定値との関係に基づき判定を行うので、ユーザが静音性や省電力性に対して印刷速度をどの程度重視しているかに応じて、タンデム両面印刷かスタンドアロン両面印刷かを設定することができる。
本発明に係る両面印刷システムの第3の特徴によれば、印刷システム制御手段は、速度設定値と静音設定値との関係に基づいて、搬送手段の制御として、用紙の搬送速度およびアシスト動作を制御するので、静音性および印刷速度のユーザの嗜好に適した搬送速度およびアシスト動作を設定することができる。
本発明に係る両面印刷システムの第4の特徴によれば、スタンドアロン両面印刷を実行すると判定した場合、排紙先設定と、上流側印刷装置および下流側印刷装置のモードとに基づいて、上流側印刷装置又は下流側印刷装置のいずれでスタンドアロン両面印刷を実行するかを判定するので、ユーザ操作により設定された排紙先設定を考慮しつつ、省電力の観点から効率よい印刷装置を用いて印刷処理を実行することができる。
本発明に係る両面印刷システムの第5の特徴によれば、上流側印刷装置のモードが起動モードであり、下流側印刷装置のモードがスリープモードの場合であって、両面印刷ジョブに含まれる排紙先設定がフェイスアップ排紙台であり、かつ省電力設定値が所定閾値以上である場合、モード制御手段の制御として、下流側印刷装置のモードを起動モードに制御すると共に、上流側印刷装置のモードをスリープモードに制御するので、無駄に消費される消費電力を低減することができる。
本発明の第1実施形態に係るタンデム両面印刷システムの概略構成図である。 本発明の第1実施形態に係るタンデム両面印刷システムの機能を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るタンデム両面印刷システムにおけるアシスト制御について説明した説明図である。 本発明の実施例1であるタンデム両面印刷システムの処理内容を示したフローチャートである。 本発明の実施例1であるタンデム両面印刷システムが実行する図4に示したフローチャートにおけるステップS200に示した排紙先・起動制御処理の処理内容を示したフローチャートである。 本発明の実施例1であるタンデム両面印刷システムが実行する図4に示したフローチャートにおけるステップS300に示した速度・アシスト制御処理の処理内容を示したフローチャートである。 図4に示したフローチャートのS107〜S111の処理および図6に示した速度・アシスト処理の一例を示した図である。 図7に示した排紙先・起動制御処理の一例を示した図である。
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照しながら説明する。
(タンデム両面印刷システムの概略構成)
まず、本発明の第1実施形態に係るタンデム両面印刷システム1の構成について説明する。タンデム両面印刷システム1は、PCなどの端末装置から送信された印刷ジョブを受信し、受信した印刷ジョブに基づいて、印刷媒体である用紙に画像を印刷する。
また、本実施形態に係るタンデム両面印刷システム1は、用紙に所定の印刷処理を各々行う2つの印刷装置を、用紙の搬送経路に沿って直列的に配置した構成の印刷システムである。
ここで、図1は、本発明の第1実施形態に係るタンデム両面印刷システム1の概略構成図である。図1に示すように、第1実施形態に係るタンデム両面印刷システム1は、上流側印刷装置10と、中間装置20と、下流側印刷装置30と、統括制御装置40とを備える。
また、本実施形態において、所定の印刷処理とは、要求された画像の印刷を完成させる処理であり、上流側印刷装置10が、用紙の一方の面に対して所定の印刷処理を実行し、下流側印刷装置30が、用紙の他方の面に対して印刷処理を実行する。なお、所定の印刷処理は、白黒印刷又はカラー印刷処理を含む。
また、図1において、二重線または太線で示す経路が、用紙が搬送される搬送経路である。当該搬送経路は、上流側印刷装置10における搬送経路R1と、中間装置20における搬送経路R2と、下流側印刷装置30における搬送経路R3とを含む。
図1に示すように、上流側印刷装置10は、サイド給紙部110と、内部給紙部120と、印刷部130と、排紙部140と、反転部150とを備えている。
サイド給紙部110は、用紙Pが積層される給紙台111と、この給紙台111から最上位置の用紙Pのみを給紙搬送路FR1上へ搬送させるピックアップローラ112と、このピックアップローラ112によって搬送された用紙Pを一時的に弛ませることにより斜行補正を行った後、循環搬送路CR1上へ搬送するレジストローラ114とを備えている。
内部給紙部120は、用紙Pが積層される給紙台121aと、この給紙台121aから最上位置の用紙Pのみを給紙搬送路FR1上へ搬送させるピックアップローラ122aと、用紙Pが積層される給紙台121bと、この給紙台121bから最上位置の用紙Pのみを給紙搬送路FR1上へ搬送させるピックアップローラ122bと、用紙Pが積層される給紙台121cと、この給紙台121cから最上位置の用紙Pのみを給紙搬送路FR1上へ搬送させるピックアップローラ122cと、用紙Pが積層される給紙台121dと、この給紙台121dから最上位置の用紙Pのみを給紙搬送路FR1上へ搬送させるピックアップローラ122dとを備えている。
そして、ピックアップローラ122a〜122dから給紙搬送路FR1上へ搬送された用紙Pを、給紙搬送路FR1上でレジストローラ114へと搬送する中間搬送ローラ123とを備えている。また、後述するように、アシスト制御が「強」または「中」に設定されている場合、騒音を低減するために、ピックアップローラ112や、中間搬送ローラ123は、レジストローラ114へと用紙を搬送する際、レジストローラ114と同期した動作によりレジストローラ114による用紙Pの搬送をアシストするアシスト動作を行う。このアシスト動作を制御するアシスト制御については、詳細には後述する。
このように、レジストローラ114には、サイド給紙部110のピックアップローラ112及び内部給紙部120の中間搬送ローラ123から用紙Pが搬送され、さらに、後述する反転部150の搬送ローラ153からも用紙Pが搬送され、搬送された用紙Pを一時的に弛ませることにより斜行補正を行った後、循環搬送路CR1上へ搬送する。
そのため、搬送方向におけるレジストローラ114の手前には、給紙された用紙Pの搬送経路と、一方の面が印刷された用紙が循環して搬送されてくる経路とが合流する合流地点が存在する。この合流地点を基準に、給紙機構側の経路を給紙搬送路FR1と称し、それ以外の経路を循環搬送路CR1と称している。
印刷部130は、複数の印字ヘッドが組み込まれたインクジェットヘッドユニット134と、インクジェットヘッドユニット134の対向面に設けられた環状の搬送ベルト133とを備えており、レジストローラ114により給紙された用紙Pは、環状の搬送ベルト133内に、用紙の搬送路面の裏面に対応して設置された吸引ファン131,132によって搬送ベルト133上に吸引され、所定の搬送速度で搬送されながら、インクジェットヘッドユニット134から吐出されたインクにより用紙Pに印刷される。
印刷部130により印刷された用紙Pは、循環搬送路CR1上に配置された搬送ローラ等によって筐体内を循環搬送路CR1上で搬送される。循環搬送路CR1上には、循環搬送路CR1上を搬送された用紙Pを中間装置20へ誘導するか、又は循環搬送路CR1上を再循環させるかを切り替える切り替え機構135が備えられている。また、循環搬送路CR1上を搬送された用紙Pを排紙部140へ誘導するか、又は循環搬送路CR1上を再循環させるかを切り替える切り替え機構143が備えられている。
排紙部140は、上流側印刷装置10の筐体から突出したトレイ形状をしたフェイスダウン排紙台141と、フェイスダウン排紙台141に用紙Pを誘導する一対の排紙ローラ142とを有している。そして、切り替え機構143により排紙部140に誘導された用紙Pは、排紙ローラ142によりフェイスダウン排紙台141に搬送され、フェイスダウン排紙台141に印刷面を下、すなわちフェイスダウンで積載される。
反転部150は、用紙Pを反転させる反転台151と、循環搬送路CR1から反転台151へ用紙Pを搬送し、又は反転台151から循環搬送路CR1上へ用紙Pを搬送する反転ローラ152とを備えている。
切り替え機構143により反転部150に誘導された用紙Pは、反転ローラ152により循環搬送路CR1から反転台151に搬送され、所定時間経過後、反転台151から循環搬送路CR1へ搬送されることにより、循環搬送路CR1に対して表裏が反転する。そして、表裏が反転された用紙Pは、循環搬送路CR1上に設けられた搬送ローラ153等の複数のローラにより循環搬送路CR1上を印刷部130へ向かって搬送される。搬送ローラ153も、ピックアップローラ112や、中間搬送ローラ123と同様に、アシスト制御によるアシスト動作を行う。
装置制御部160は、後述する統括制御装置40からの指示に従い、サイド給紙部110と、内部給紙部120と、印刷部130と、排紙部140と、反転部150を制御して、用紙Pに画像を印刷すると共に、印刷した用紙Pを中間装置20へ搬送するか、またはフェイスダウン排紙台141に排紙させる。
中間装置20は、上流側印刷装置10の搬送方向下流側に配置される。中間装置20は、上流側印刷装置10から搬出された用紙Pの表裏を反転させた後、下流側印刷装置30に搬送する。中間装置20は、搬送部210と、装置制御部260とを備える。
搬送部210は、搬送ローラ211、212、213を備え、搬送ローラ211、212、213の駆動により、搬送経路R2に沿って用紙Pを搬送する。
装置制御部260は、中間装置20の各種機能を制御する。これにより、用紙Pは、搬送経路R2上で搬送され、反転版221に突き当たると、搬送ローラ212が逆回転することにより表裏反転されて搬送ローラ213により下流側印刷装置30へ搬送される。
下流側印刷装置30は、中間搬送部310と、内部給紙部320と、印刷部330と、排紙部340と、反転部350とを備えている。
中間搬送部310は、中間装置20により表裏が反転された用紙Pを給紙搬送路FR3上へ搬送させる搬送ローラ312と、この搬送ローラ312によって搬送された用紙Pを、一時的に弛ませることにより斜行補正を行った後、循環搬送路CR3上へ搬送するレジストローラ314とを備えている。
内部給紙部320は、用紙Pが積層される給紙台321aと、この給紙台321aから最上位置の用紙Pのみを給紙搬送路FR3上へ搬送させるピックアップローラ322aと、用紙Pが積層される給紙台321bと、この給紙台321bから最上位置の用紙Pのみを給紙搬送路FR3上へ搬送させるピックアップローラ322bと、用紙Pが積層される給紙台321cと、この給紙台321cから最上位置の用紙Pのみを給紙搬送路FR3上へ搬送させるピックアップローラ322cと、用紙Pが積層される給紙台321dと、この給紙台321dから最上位置の用紙Pのみを給紙搬送路FR3上へ搬送させるピックアップローラ322dとを備えている。
そして、ピックアップローラ322a〜322dから給紙搬送路FR3上へ搬送された用紙Pを、給紙搬送路FR3上でレジストローラ314へと搬送する中間搬送ローラ323とを備える。
このように、レジストローラ314には、中間搬送部310の搬送ローラ312及び内部給紙部320の中間搬送ローラ323から用紙Pが搬送され、さらに、後述する反転部350の搬送ローラ353からも用紙Pが搬送され、搬送された用紙Pを一時的に弛ませることにより斜行補正を行った後、循環搬送路CR3上へ搬送する。
そのため、搬送方向におけるレジストローラ314の手前には、給紙された用紙Pの搬送経路と、一方の面が印刷された用紙が循環して搬送されてくる経路とが合流する合流地点が存在する。この合流地点を基準に、給紙機構側の経路を給紙搬送路FR3と称し、それ以外の経路を循環搬送路CR3と称している。
印刷部330は、複数の印字ヘッドが組み込まれたインクジェットヘッドユニット334と、インクジェットヘッドユニット334の対向面に設けられた環状の搬送ベルト333とを備えており、レジストローラ314により給紙された用紙Pは、環状の搬送ベルト133内に、用紙の搬送路面の裏面に対応して設置された吸引ファン331,332によって搬送ベルト333上に吸引され、所定の搬送速度で搬送されながら、インクジェットヘッドユニット334から吐出されたインクにより用紙Pに印刷される。
印刷部330により印刷された用紙Pは、循環搬送路CR3上に配置された搬送ローラ等によって筐体内を循環搬送路CR3上で搬送される。循環搬送路CR3上には、循環搬送路CR3上を搬送された用紙Pを、下流側印刷装置30の筐体から突出したトレイ形状をしたフェイスアップ排紙台345に排紙するか、又は循環搬送路CR3上を再循環させるかを切り替える切り替え機構335が備えられている。用紙Pはフェイスアップ排紙台345に排紙される場合、印刷面を上、すなわちフェイスアップで積載される。また、循環搬送路CR3上を搬送された用紙Pを排紙部340へ誘導するか、又は循環搬送路CR3上を再循環させるかを切り替える切り替え機構343が備えられている。
排紙部340は、下流側印刷装置30の筐体から突出したトレイ形状をしたフェイスダウン排紙台341と、フェイスダウン排紙台341に用紙Pを誘導する一対の排紙ローラ342とを有している。そして、切り替え機構343により排紙部340に誘導された用紙Pは、排紙ローラ342によりフェイスダウン排紙台341に搬送され、フェイスダウン排紙台341に印刷面を下、すなわちフェイスダウンで積載される。
反転部350は、用紙Pを反転させる反転台351と、循環搬送路CR3から反転台351へ用紙Pを搬送し、又は反転台351から循環搬送路CR3上へ用紙Pを搬送する反転ローラ352とを備えている。
切り替え機構343により反転部350に誘導された用紙Pは、反転ローラ352により循環搬送路CR3から反転台351に搬送され、所定時間経過後、反転台351から循環搬送路CR3へ搬送されることにより、循環搬送路CR3に対して表裏が反転する。そして、表裏が反転された用紙Pは、循環搬送路CR3上に設けられた搬送ローラ353等の複数のローラにより循環搬送路CR3上を印刷部330へ向かって搬送される。
装置制御部360は、後述する統括制御装置40からの指示に従い、中間搬送部310と、内部給紙部320と、印刷部330と、排紙部340と、反転部350を制御して、用紙Pに画像を印刷すると共に、印刷した用紙Pをフェイスダウン排紙台341に排紙させるか、またはフェイスアップ排紙台345に排紙させる。
統括制御装置40は、タンデム両面印刷システム1内の各種機能を制御する。また、統括制御装置40は、印刷ジョブに基づく印刷処理を実行するように、上流側印刷装置10と、中間装置20と、下流側印刷装置30とを統括して制御する。
(両面印刷システムの概略動作)
本発明の第1実施形態に係るタンデム両面印刷システム1において、タンデム両面印刷及びスタンドアロン両面印刷(上流、下流)のそれぞれにおける用紙Pの搬送をまとめると、以下のとおりとなる。
・タンデム両面印刷の場合
両面印刷ジョブを受信し、受信した両面印刷ジョブに基づいて、用紙Pが上流側印刷装置10で印刷され、印刷された用紙Pが中間装置20で反転され、反転された用紙Pが下流側印刷装置30で印刷された上で、フェイスアップまたはフェイスダウンで排紙される。
・スタンドアロン両面印刷の場合
(上流側印刷装置10で印刷する場合)
両面印刷ジョブを受信し、後述するように上流側印刷装置10で印刷すると決定された場合、受信した両面印刷ジョブに基づいて、用紙Pが上流側印刷装置10で印刷され、上流側印刷装置10内の反転部150で反転され、反転された用紙Pが再度、上流側印刷装置10で印刷された上で、フェイスダウンで排紙される。
(下流側印刷装置30で印刷する場合)
両面印刷ジョブを受信し、後述するように下流側印刷装置30で印刷すると決定された場合、受信した両面印刷ジョブに基づいて、用紙Pが下流側印刷装置30で印刷され、下流側印刷装置30内の反転部350で反転され、反転された用紙Pが再度、下流側印刷装置30で印刷された上で、フェイスアップまたはフェイスダウンで排紙される。
(統括制御装置40の構成)
次に、統括制御装置40の構成について、具体的に説明する。図2は、タンデム両面印刷システム1の機能を示すブロック図である。
図2に示すように、統括制御装置40は、ジョブ受信部41と、搬送制御部42と、印字制御部43と、記憶部44と、通信部47とを備える。
ジョブ受信部41は、端末装置100との間で情報を送受信する。具体的に、ジョブ受信部41は、ユーザが使用する端末装置100から印刷ジョブ(両面印刷ジョブ)を受信する。なお、ここでの通信は、例えば、イントラネット(企業内ネットワーク)や家庭内ネットワーク等を含むとともに、有線通信と無線通信との何れであってもよい。印刷ジョブには、ユーザ操作により設定された印刷速度を重視する度合いを示す速度設定と、省電力を重視する度合いを示す省電力設定と、静音性を重視する度合いを示す静音設定と、フェイスアップ排紙台かフェイスダウン排紙台かを設定する排紙先設定とが含まれており、これらの各種設定は、印刷ジョブが生成される際に、ユーザ操作に基づいて設定される。
速度設定、省電力設定、静音設定は、いずれも「1(低)」〜「3(高)」の3段階で設定されており、この設定値が高いほどユーザが重視していることになる。
判定部42は、(印刷ジョブ)両面印刷ジョブに含まれる印刷速度を重視する度合いを示す速度設定と、省電力を重視する度合いを示す省電力設定と、静音性を重視する度合いを示す静音設定とに基づいて、タンデム両面印刷を実行するかスタンドアロン両面印刷を実行するかを判定する。
また、判定部42には、その機能上、スタンドアロン装置判定部42aが備えられている。
スタンドアロン装置判定部42aは、スタンドアロン両面印刷を実行すると判定した場合、排紙先設定と、上流側印刷装置10および下流側印刷装置30のモードとに基づいて、上流側印刷装置10又は下流側印刷装置30のいずれでスタンドアロン両面印刷を実行するかを判定する。
印刷システム制御部43は、判定部42による判定結果と、速度設定と省電力設定と静音設定とに基づいて、搬送手段を制御する。ここで、搬送手段とは、上流側印刷装置10のピックアップローラ112,122a〜122d、レジストローラ114、中間搬送ローラ123、搬送ローラ211、212、213、搬送ベルト133や、中間装置20の搬送ローラ211、212、213や、下流側印刷装置30の搬送ローラ312、ピックアップローラ322a〜322d、レジストローラ314、中間搬送ローラ323、搬送ローラ311、312、313、搬送ベルト333など、用紙Pをタンデム両面印刷システム1内で搬送する全ての機器のことをいう。
また、印刷システム制御部43は、搬送された用紙Pに対して、装置制御部160,360と協調しながら、インクジェットヘッドユニット134、334からインクを吐出させることにより印刷させる。
また、統括制御装置40は、両面印刷設定に対して、上記の速度設定等に基づき、タンデム両面印刷を行うための上流側印刷装置10及び下流側印刷装置30を制御するか、スタンドアロン両面印刷を行うための上流側印刷装置10、下流側印刷装置30のいずれかを制御する。
記憶部44は、ハードディスク又はメモリ等によって構成され、統括制御装置40の処理に用いられる各種情報を記憶する。
モード制御部45は、両面印刷ジョブの印刷が可能な起動モードと、起動モードよりも消費電力が小さく両面印刷ジョブの印刷が不可能なスリープモードとのうち、上流側印刷装置10および下流側印刷装置30の各々のモードを制御する。
通信部47は、上流側印刷装置10、中間装置20、下流側印刷装置30のそれぞれとの間で、各種情報を送受信する。
(アシスト制御)
次に、アシスト制御について説明する。
図3は、アシスト制御について説明した説明図である。ここでは、上流側印刷装置10が備えるピックアップローラ112によるアシスト制御について説明するが、上流側印刷装置10が備える中間搬送ローラ123および搬送ローラ153や、下流側印刷装置30が備える搬送ローラ312、中間搬送ローラ323および搬送ローラ353も同様にアシスト動作を行う。
図3(a)に示すように、ピックアップローラ112により、給紙台111から最上位置の用紙Pのみを給紙搬送路FR1上へ搬送させ、給紙搬送路FR1を搬送された用紙Pの先端がレジストローラ114に突き当たると、用紙Pは一時的に上方に弛む。これにより、用紙Pの斜行が補正される。
斜行が補正された後、アシスト動作を行うことなく、レジストローラ114を回転駆動させて用紙Pを給紙搬送路FR1上で、インクジェットヘッドユニット134へ搬送すると、弛みが一気に解消する。このとき、レジストローラ114とピックアップローラ112との間で、用紙Pの張り(バックテンション)が生じることにより騒音(紙張り音)が発生する。
そこで、アシスト制御を行うことにより、図3(b)に示すように、レジストローラ114とピックアップローラ112とを同期させて、レジストローラ114による用紙の搬送をアシストする。具体的には、レジストローラ114を回転駆動させると共に、ピックアップローラ112をレジストローラ114の回転速度より遅い回転速度で回転駆動させることにより、用紙Pの弛みを少しずつ解消させる。
その後、用紙Pの弛みが解消されると、レジストローラ114の回転駆動により給紙搬送路FR1上でインクジェットヘッドユニット134へ搬送する。
このように、ピックアップローラ112が、レジストローラ114へと用紙Pを搬送するとともに、レジストローラ114と同期した動作によりレジストローラ114による用紙Pの搬送をアシストするアシスト動作を行うので、用紙Pの張り(バックテンション)が生じることによる騒音(紙張り音)を低減することができる。
<タンデム両面印刷システム1の作用>
次に、本発明の実施例1であるタンデム両面印刷システム1の作用について説明する。
図4は、本発明の実施例1であるタンデム両面印刷システム1の処理内容を示したフローチャートである。
ここで、タンデム両面印刷を実行すると、印刷速度性が向上する反面、2つの印刷装置(上流側印刷装置10および下流側印刷装置30)を用いるため、省電力性及び静音性が悪くなる。一方、スタンドアロン両面印刷を実行すると、上流側印刷装置10および下流側印刷装置30のうちいずれか一方のみ用いるため、省電力性及び静音性は良好な反面、印刷速度性が悪くなる。
このような状況からタンデム両面印刷、スタンドアロン両面印刷の決定には、以下のようなS107で判断する。
図4に示すように、統括制御装置40のジョブ受信部41が、端末装置100からの印刷ジョブを受信すると(ステップS101)、判定部42は、印刷ジョブに含まれる速度設定、省電力設定、静音設定を抽出し(ステップS103)、省電力設定および静音設定の平均値AVEを算出する(ステップS105)。
例えば、省電力設定が「1」であり、静音設定が「3」である場合、搬送制御部42は、平均値AVEを「2」(=(3+1)/2)として算出する。
次に、判定部42は、算出した平均値AVEが速度設定以下か否かを判定する(ステップS107)。
平均値AVEが速度設定以下の場合(ステップS107;YES)、ユーザは静音性や省電力より、印刷速度を重視しているということであるので、上流側印刷装置10または下流側印刷装置30のいずれか一方でスタンドアロン両面印刷を行うより高速で印刷可能なタンデム両面印刷を実行するように、タンデム設定を行う(ステップS109)。
一方、平均値AVEが速度設定を超える場合(ステップS107;NO)、ユーザは印刷速度より、静音性や省電力を重視しているということであるので、上流側印刷装置10または下流側印刷装置30のいずれか一方でスタンドアロン両面印刷を行うように、スタンドアロン設定を行う(ステップS111)。
そして、印刷システム制御部43は、排紙先・起動制御処理を実行し(ステップS200)、その後、速度・アシスト制御処理を実行する(ステップS300)。この排紙先・起動制御処理および速度・アシスト制御処理の詳細については、後述する。
(排紙先・起動制御処理)
図5は、本発明の実施例1であるタンデム両面印刷システム1が実行する図4に示したフローチャートにおけるステップS200に示した排紙先・起動制御処理の処理内容を示したフローチャートである。
図5に示すように、判定部42は、印刷ジョブに含まれる排紙先設定がフェイスダウン排紙台に設定されているか否かを判定する(ステップS201)。上述したように、上流側印刷装置10はフェイスダウン排紙台141を備え、下流側印刷装置30はフェイスアップ排紙台345およびフェイスダウン排紙台341を備えているので、排紙先設定がフェイスダウン排紙台に設定されている場合、上流側印刷装置10または下流側印刷装置30のいずれか一方で印刷すればよいが、排紙先設定がフェイスアップ排紙台に設定されている場合、下流側印刷装置30で印刷することになる。
ステップS201において、排紙先設定がフェイスダウン排紙台に設定されている場合(YES)、上流側印刷装置10または下流側印刷装置30のいずれか一方で印刷すればよいので、判定部42は、装置制御部160,360と通信して、上流側印刷装置10および下流側印刷装置30のモードを取得する(ステップS203)。ここで、モードは、上流側印刷装置10および下流側印刷装置30のそれぞれについて、起動していることを示す起動モードか、スリープ状態であるかを示すスリープモードがある。
そして、ステップS203において取得したモードに基づいて、上流側印刷装置10および下流側印刷装置30それぞれについて、「起動モード」または「スリープモード」のいずれかを判定し(ステップS205)、「起動モード」および「スリープモード」の組み合わせの4つのケースのうち該当のケースに対応する処理を実行する。
ステップS203において取得したモードが、「上流側印刷装置10:起動モード」、「下流側印刷装置30:起動モード」である場合、サイド給紙部110からの給紙も可能な上流側印刷装置10を用いて両面印刷を実行するように設定する(ステップS207)。
ステップS203において取得したモードが、「上流側印刷装置10:スリープモード」、「下流側印刷装置30:スリープモード」である場合、いずれか一方を起動する必要がある。そこで、印刷システム制御部43は、サイド給紙部110からの給紙も可能な上流側印刷装置10を用いて両面印刷を実行するように設定し(ステップS209)、スリープ中である上流側印刷装置10を起動させる(ステップS211)。
ステップS203において取得したモードが、「上流側印刷装置10:起動モード」、「下流側印刷装置30:スリープモード」である場合、省電力の観点から、現在起動している上流側印刷装置10を用いて両面印刷を実行するように設定する(ステップS213)。
ステップS203において取得したモードが、「上流側印刷装置10:スリープモード」、「下流側印刷装置30:起動モード」である場合、省電力の観点から、現在起動している下流側印刷装置30を用いて両面印刷を実行するように設定する(ステップS215)。
一方、ステップS201において、排紙先設定がフェイスダウン排紙台に設定されていない、すなわちフェイスアップ排紙台に設定されている場合(NO)、フェイスアップ排紙台345を備えた下流側印刷装置30で印刷する必要があるので、判定部42は、下流側印刷装置30を用いて両面印刷を実行するように設定する(ステップS221)。
そして、判定部42は、装置制御部160,360と通信して、上流側印刷装置10および下流側印刷装置30のモードを取得する(ステップS223)。
次に、判定部42は、取得したモードが、「上流側印刷装置10:起動モード」、「下流側印刷装置30:スリープモード」であるか否かを判定する(ステップS225)。
取得したモードが、「上流側印刷装置10:起動モード」、「下流側印刷装置30:スリープモード」である場合(ステップS225;YES)、印刷ジョブに含まれる省電力設定の設定値が「3」であるか否かを判定する(ステップS227)。
省電力設定の設定値が「3」である場合(ステップS227;YES)、ユーザは省電力を重視しているので、印刷処理を実行しないにもかかわらず起動状態にある上流側印刷装置10の消費電力を低減する必要がある。
そこで、印刷システム制御部43は、現在、起動中である上流側印刷装置10をスリープモードに移行し(ステップS229)、現在スリープ中である下流側印刷装置30を起動モードに移行させる(ステップS231)。
一方、ステップS225において、「上流側印刷装置10:起動モード」、「下流側印刷装置30:スリープモード」ではないと判定された場合(ステップS225;NO)、またはステップS227において、省電力設定の設定値が「1」または「2」であると判定された場合(ステップS227;NO)、現在、上流側印刷装置10のモードを維持し(ステップS233)、下流側印刷装置30を起動モードに移行させる(ステップS235)。このとき、下流側印刷装置30が起動モードであれば起動モードを維持し、スリープモードであれば起動モードに移行させる。
(速度・アシスト制御処理)
図6は、本発明の実施例1であるタンデム両面印刷システム1が実行する図4に示したフローチャートにおけるステップS300に示した速度・アシスト制御処理の処理内容を示したフローチャートである。この処理は、特に静音性を考慮した処理である。
図6に示すように、印刷システム制御部43は、印刷ジョブに含まれる速度設定の設定値と静音設定の設定値とを比較する(ステップS301)。
ステップS301において、速度設定の設定値が静音設定の設定値より小さいと判定された場合(速度設定<静音設定)、ユーザは、印刷速度よりも、静音性を重視しているということであるので、印刷システム制御部43は、印刷の速度を「低速」に設定する(ステップS303)。例えば、「高速」が150(ppm)、「中速」が120(ppm)、「低速」が80(ppm)である場合、印刷システム制御部43は、印刷の速度を「低速」である80(ppm)に設定する。これは、搬送速度を小さくするとその分搬送部等の動作がゆるやかになり、静音性向上につながるためである。
次に、印刷システム制御部43は、静音設定の設定値から速度設定の設定値を減算した差分値Sが閾値Th以上か否かを判定する(ステップS305)。ここで、閾値Thは、ユーザがどの程度、速度に対する静音性を重視しているかを判定するためのものであり、例えば、予め「2」と設定されている。静音設定の設定値が「3」であり、速度設定の設定値が「1」である場合、差分値Sは「2」(=3−1)となるので、閾値Th(=2)以上となり、ユーザは速度よりも静音性を強く重視していることになる。
差分値Sが閾値Th以上と判定された場合(ステップS305;YES)、ユーザは速度よりも静音性を強く重視しているので、印刷システム制御部43は、アシスト制御を「強」に設定する(ステップS309)。具体的には、搬送する全ての用紙Pについて、レジストローラ114による用紙Pの搬送をアシストするアシスト動作を行う。これにより、用紙Pの張り(バックテンション)が生じることによる騒音(紙張り音)を低減させることができる。
一方、差分値Sが閾値Th未満と判定された場合(ステップS305;NO)、ユーザは速度より静音性をやや重視していると推測できるので、印刷システム制御部43は、アシスト制御を「中」に設定する(ステップS307)。具体的には、搬送する用紙Pの半数について、レジストローラ114による用紙Pの搬送をアシストするアシスト動作を行う。これにより、アシスト制御を実行しない場合より騒音を半分程度低減できると共に、アシスト制御が「強」に設定されている場合と比較して、複雑な制御を伴うことなく搬送開始できるので、印刷の速度の低下を防止できる。
また、ステップS301において、速度設定の設定値と静音設定の設定値と同一であると判定された場合(速度設定=静音設定)、ユーザは、印刷速度と静音性を同等と考えているということであるので、印刷システム制御部43は、印刷の速度を「中速」に設定する(ステップS321)。例えば、「高速」が150(ppm)、「中速」が120(ppm)、「低速」が80(ppm)である場合、印刷システム制御部43は、印刷の速度を「中速」である120(ppm)に設定する。
そして、印刷システム制御部43は、アシスト制御を「中」に設定する(ステップS323)。
また、ステップS301において、静音設定の設定値が速度設定の設定値より小さいと判定された場合(速度設定>静音設定)、ユーザは、静音性よりも印刷速度を重視しているということであるので、印刷システム制御部43は、印刷の速度を「高速」に設定する(ステップS333)。例えば、「高速」が150(ppm)、「中速」が120(ppm)、「低速」が80(ppm)である場合、印刷システム制御部43は、印刷の速度を「高速」である150(ppm)に設定する。
次に、印刷システム制御部43は、速度設定の設定値から静音設定の設定値を減算した差分値Sが閾値Th以上か否かを判定する(ステップS335)。ここで、閾値Thは、ユーザがどの程度、静音性に対する印刷速度を重視しているかを判定するためのものであり、例えば、予め「2」と設定されている。速度設定の設定値が「3」であり、静音設定の設定値が「1」である場合、差分値Sは「2」(=3−1)となるので、閾値Th(=2)以上となり、ユーザは静音性よりも印刷速度を強く重視していることになる。
差分値Sが閾値Th以上と判定された場合(ステップS335;YES)、ユーザは静音性よりも速度を強く重視しているので、印刷システム制御部43は、アシスト制御を「弱」に設定する(ステップS339)。具体的には、アシスト動作を実行することなく、レジストローラ114により用紙Pを搬送させる。
一方、差分値Sが閾値Th未満と判定された場合(ステップS335;NO)、ユーザは印刷速度ほどではないにしろ静音性についてもやや重視していると推測できるので、印刷システム制御部43は、アシスト制御を「中」に設定する(ステップS337)。具体的には、搬送する用紙Pの半数について、レジストローラ114による用紙Pの搬送をアシストするアシスト動作を行う。これにより、アシスト制御を実行しない場合より騒音を低減できる。
以上のように、本発明の実施例1であるタンデム両面印刷システム1によれば、印刷ジョブに含まれる印刷速度を重視する度合いを示す速度設定と、省電力を重視する度合いを示す省電力設定と、静音性を重視する度合いを示す静音設定とに基づいて、ピックアップローラやレジストローラ等の用紙Pの搬送手段を制御するので、印刷速度、省電力性、静音性について、ユーザの嗜好に適した用紙Pの搬送制御を行うことができる。
図7は、図4に示したフローチャートのS107〜S111の処理および図6に示した速度・アシスト処理の一例を示した図である。
図7に示すように、静音設定および省電力設定の設定値の平均値AVEと、速度設定の設定値との関係に基づいて、タンデム両面印刷を実行するか、スタンドアロン両面印刷を実行するかの印刷方法が定められる。
例えば、静音設定が「2」、省電力設定が「2」、速度設定が「1」の場合、平均値AVE(=2)>速度設定(=1)の関係が成り立つので、印刷方法は、「スタンドアロン両面印刷」が設定されることになる。
また、速度設定(=1)<静音設定(=2)の関係が成り立つので、印刷速度は「低速」の80(ppm)が設定されており、静音設定の設定値から速度設定の設定値を減算した差分値S(=1)が閾値Th(=2)未満であるので、アシスト制御を「中」の50%に設定されている。
ここで、上述したように、アシスト制御は、「強(=100%)」、「中(=50%)」、「弱(=50%)」を用紙Pの枚数により設定した。例えば、アシスト制御が「強」の場合、搬送する全ての用紙Pについて、レジストローラ114による用紙Pの搬送をアシストするアシスト動作を行い、アシスト制御が「中」の場合、搬送する用紙Pの半数について、レジストローラ114による用紙Pの搬送をアシストするアシスト動作を行い、アシスト制御が「弱」の場合、アシスト制御を実行しないとした。
しかしながら、アシスト制御の「強」、「中」、「弱」は、用紙Pの枚数による設定に限らず、アシストの度合いにより設定するようにしてもよい。例えば、アシスト制御が「強」の場合、レジストローラ114への突き当てにより形成される弛みがなくなるまで、用紙Pの搬送をアシストするアシスト動作を行い、アシスト制御が「中」の場合、レジストローラ114への突き当てにより形成される弛みが半分程度までなくなるまで、用紙Pの搬送をアシストするアシスト動作を行い、アシスト制御が「弱」の場合、アシスト制御を実行しないとしてもよい。
以上のように、本発明の実施例1であるタンデム両面印刷システム1によれば、静音設定および省電力設定の設定値の平均値と、速度設定の設定値との関係に基づいて、タンデム両面印刷を実行するか、またはスタンドアロン両面印刷を実行するかを判定するので、ユーザが静音性や省電力性に対して印刷速度をどの程度重視しているかに応じて、タンデム両面印刷かスタンドアロン両面印刷かを設定することができる。
また、速度設定と静音設定との関係に基づいて、搬送手段による用紙Pの搬送速度およびアシスト動作を制御するので、静音性および印刷速度のユーザの嗜好に適した搬送速度およびアシスト動作を設定することができる。
なお、図7において、省電力設定、速度設定、静音設定がいずれも「低」の場合、ステップS107に従い、タンデム印刷としているが、ユーザに図示しない表示部等で、確認して、タンデム印刷かスタンドアロン印刷かを選択させるようにしてもよい。その後は、図4のフローに従って、行われるようにしてもよい。
図8は、図7に示した排紙先・起動制御処理の一例を示した図である。
図8に示すように、排紙先設定と、上流側印刷装置10および下流側印刷装置30のモードとに基づいて、上流側印刷装置10又は下流側印刷装置30のいずれでスタンドアロン両面印刷を実行するかを判定する。
例えば、モードが、「上流側印刷装置10:スリープモード」、「下流側印刷装置30:スリープモード」である場合、排紙先設定が「フェイスダウン排紙台」である場合、上流側印刷装置10を用いて両面印刷を実行するように設定される。
以上のように、本発明の実施例1であるタンデム両面印刷システム1によれば、排紙先設定と、上流側印刷装置10および下流側印刷装置30のモードとに基づいて、上流側印刷装置10又は下流側印刷装置30のいずれでスタンドアロン両面印刷を実行するかを判定するので、ユーザ操作により設定された排紙先設定を考慮しつつ、省電力の観点から効率よい印刷装置を用いて印刷処理を実行することができる。
なお、上述の実施例では、速度設定等の設定値を3段階として説明したが、これに限られない。また、省電力設定値と静音設定値の平均値と、速度設定値との比較については、これに限られず、省電力設定値と静音設定値の平均値については、省電力または静音のいずれかを重視する場合には、その重み付けを乗算して、省電力設定値と静音設定値の和の平均としてもよい。
なお、図5のフローチャートにおけるステップS207において、上流側印刷装置10を用いて両面印刷を実行するように設定したが、これに限らず、下流側印刷装置30を用いて両面印刷を実行するように設定してもよい。
また、上述の実施例では、上流側印刷装置10または下流側印刷装置30のいずれか一方でスタンドアロン両面印刷を行うように、スタンドアロン設定が行われた場合(図4のフローチャートにおけるステップS111)、印刷システム制御部43は、排紙先・起動制御処理を実行した(ステップS200)。しかしながら、必ずしも排紙先・起動制御処理は必須の処理ではなく、排紙先・起動制御処理をバイパスしたとしても、印刷速度、省エネ、静音性に関するユーザの嗜好に適した印刷装置の搬送制御を行うことができる。
1…タンデム両面印刷システム(両面印刷システム)
10…上流側印刷装置
20…中間装置(反転装置)
30…下流側印刷装置
40…統括制御装置
41…ジョブ受信部
42…判定部
42a…スタンドアロン装置判定部
43…印刷システム制御部
44…記憶部
45…モード制御部
47…通信部
100…端末装置
110…サイド給紙部
111…給紙台
112,122a〜122d…ピックアップローラ
114…レジストローラ
120…内部給紙部
123…中間搬送ローラ
130…印刷部
140…排紙部
141…フェイスダウン排紙台
160,260,360…装置制御部
210…搬送部
310…中間搬送部
314…フェイスダウン排紙台
314…レジストローラ
320…内部給紙部
322a〜322d…ピックアップローラ
323…中間搬送ローラ
330…印刷部
340…排紙部
341…フェイスダウン排紙台
345…フェイスアップ排紙台
350…反転部
353…搬送ローラ

Claims (5)

  1. 両面印刷ジョブに基づいて、用紙の一方の面に印刷部を用いて印刷処理を実行する上流側印刷装置と、前記上流側印刷装置により印刷処理が実行された用紙の他方の面に印刷部を用いて印刷処理を実行する下流側印刷装置とを用いてタンデム両面印刷を行わせるか、前記上流印刷装置及び前記下流印刷装置は各々でスタンドアロン両面印刷が可能な構成であり、前記上流印刷装置及び前記下流印刷装置のいずれかにスタンドアロン両面印刷を行わせる両面印刷システムであって、
    前記上流側印刷装置および前記下流側印刷装置において用紙を搬送させる搬送手段と、
    前記両面印刷ジョブに含まれる印刷速度を重視する度合いを示す速度設定と、省電力を重視する度合いを示す省電力設定と、静音性を重視する度合いを示す静音設定とに基づいて、前記タンデム両面印刷を実行するか前記スタンドアロン両面印刷を実行するかを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果と、前記速度設定と前記省電力設定と前記静音設定とに基づいて、前記搬送手段を制御する印刷システム制御手段とを備える両面印刷システム。
  2. 前記速度設定、前記省電力設定、前記静音設定には、各々、速度設定値、省電力設定値、静音設定値が設けられており、
    前記判定手段は、
    前記静音設定値と前記省電力設定値の平均値と、前記速度設定値との関係に基づき、前記判定を行うことを特徴とする請求項1に記載の両面印刷システム。
  3. 前記上流側印刷装置および前記下流側印刷装置の前記搬送手段には、用紙を印刷部へ搬送するレジストローラと、前記レジストローラへと前記用紙を搬送するとともに、前記レジストローラと同期した動作により前記レジストローラによる用紙の搬送をアシストするアシスト動作を行うアシストローラとが設けられており、
    前記印刷システム制御手段は、
    前記速度設定値と前記静音設定値との関係に基づいて、前記搬送手段の制御として、用紙の搬送速度および前記アシスト動作を制御する
    ことを特徴とする請求項2記載の両面印刷システム。
  4. 前記上流側印刷装置はフェイスダウン排紙台を備え、前記下流側印刷装置はフェイスアップ排紙台およびフェイスダウン排紙台を備えており、
    前記両面印刷ジョブには、前記フェイスアップ排紙台か前記フェイスダウン排紙台かを設定する排紙先設定が含まれており、
    前記判定手段は、
    スタンドアロン両面印刷を実行すると判定した場合、前記排紙先設定と、前記上流側印刷装置および前記下流側印刷装置のモードとに基づいて、前記上流側印刷装置又は前記下流側印刷装置のいずれで前記スタンドアロン両面印刷を実行するかを判定するスタンドアロン装置判定手段を備える
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の両面印刷システム。
  5. 両面印刷ジョブの印刷が可能な起動モードと、前記起動モードよりも消費電力が小さく両面印刷ジョブの印刷が不可能なスリープモードとのうち、前記上流側印刷装置および前記下流側印刷装置の各々のモードを制御するモード制御手段を備え、
    前記印刷システム制御手段は、
    前記上流側印刷装置のモードが起動モードであり、前記下流側印刷装置のモードがスリープモードの場合であって、前記両面印刷ジョブに含まれる前記排紙先設定がフェイスアップ排紙台であり、かつ前記省電力設定値が所定閾値以上である場合、前記モード制御手段の制御として、前記下流側印刷装置のモードを起動モードに制御すると共に、前記上流側印刷装置のモードをスリープモードに制御する
    ことを特徴とする請求項4に記載の両面印刷システム。

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