JP6525562B2 - ロッドレンズアレイ、ledプリントヘッド、コンタクトイメージセンサヘッド、画像形成装置、及び画像読取装置 - Google Patents

ロッドレンズアレイ、ledプリントヘッド、コンタクトイメージセンサヘッド、画像形成装置、及び画像読取装置 Download PDF

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Description

本発明は、ロッドレンズアレイ、ロッドレンズアレイを含むLEDプリントヘッド、LEDプリントヘッドを含む画像形成装置、ロッドレンズアレイを含むコンタクトイメージセンサヘッド、及びコンタクトイメージセンサヘッドを含む画像読取装置に関する。
一般に、複数の屈折率分布型レンズ(以下、「レンズ」と称する)が列状に配列されたロッドレンズアレイが、LED(発光ダイオード)プリンタの露光装置として用いられるLEDプリントヘッド、及びイメージスキャナの読み取り部として用いられるコンタクトイメージセンサに用いられている。ロッドレンズアレイは、例えば、2枚の基板(側板)間に複数本のレンズが平行に配列されて、接着剤等により固定された構造を有する。この2枚の基板としては、例えば、フェノール樹脂、ABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン)樹脂、エポキシ樹脂、又はアクリル樹脂などの板材が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−181949号公報
しかしながら、上記のような板材をロッドレンズアレイの基板として用いる場合、湿度変化又は温度変化などの使用環境の変化に伴ってロッドレンズアレイの寸法変動(例えば、熱膨張、又は吸湿による膨張等)が生じるという問題があった。そのため、これらの板材からなる側板で構成されたロッドレンズアレイをLEDプリントヘッドに用いた場合、LEDプリントヘッドに備えられたLEDなどの半導体素子とロッドレンズアレイとの位置関係が変動する事象が発生し、安定した光照射性能が維持できず、画像形成品質が不安定になるという問題があった。また、これらの板材からなる側板で構成されたロッドレンズアレイをコンタクトイメージセンサに用いた場合、コンタクトイメージセンサに備えられたフォトダイオードなどの半導体素子とロッドレンズアレイとの位置関係が変動する事象が発生し、安定した受光性能が維持できず、画像読取品質が不安定になるという問題があった。
そこで、本発明の目的は、使用環境の変化に関わらず、寸法変動の小さいロッドレンズアレイ、このロッドレンズアレイを含むLEDプリントヘッド及びコンタクトイメージセンサヘッド、このLEDプリントヘッドを含む画像形成装置、並びにこのコンタクトイメージセンサヘッドを含む画像読取装置を提供することである。
本発明の一態様に係るロッドレンズアレイは、複数のレンズと、前記複数のレンズの側面を挟んで保持する一対の側板部とを備えるロッドレンズアレイにおいて、前記一対の側板部の各々は、前記複数のレンズに隣接して配置された第1側板と、前記第1側板の外側に配置された第2側板とを有し、前記第2側板の被削性は、前記第1側板の被削性よりも低く、前記第2側板の線膨張係数は、前記第1側板の線膨張係数よりも小さく、前記第1側板及び前記第2側板は、プリプレグを構成材料として含むことを特徴とする。
本発明の他の態様に係るロッドレンズアレイは、複数のレンズと、前記複数のレンズの側面を挟んで保持する一対の側板部とを備えるロッドレンズアレイにおいて、前記一対の側板部の各々は、前記複数のレンズに隣接して配置された第1側板と、前記第1側板の外側に配置された第2側板とを有し、前記レンズの光軸方向における前記レンズの両端は、前記光軸方向における前記第2側板の両端よりも前記光軸方向外向きに突出しており、前記第1側板及び前記第2側板は、プリプレグを構成材料として含むことを特徴とする。
本発明の他の態様に係るロッドレンズアレイは、複数のレンズと、前記複数のレンズの側面を挟んで保持する一対の側板部とを備えるロッドレンズアレイにおいて、前記一対の側板部の各々は、前記複数のレンズに隣接して配置された第1側板と、前記第1側板の外側に配置された第2側板とを有し、前記レンズの光軸方向における前記レンズの両端は、前記光軸方向における前記第2側板の両端よりも前記光軸方向外向きに突出しており、前記光軸方向における前記第1側板の両端に段差が形成されていることを特徴とする。
本発明のロッドレンズアレイによれば、使用環境の変化に関わらず、寸法変動の小さいロッドレンズアレイを提供することができる。
本発明のLEDプリントヘッドによれば、使用環境の変化に関わらず、安定した光照射性能を実現することができる。
本発明のコンタクトイメージセンサヘッドによれば、使用環境の変化に関わらず、安定した受光性能を実現することができる。
本発明の画像形成装置によれば、使用環境の変化に関わらず、安定した印字品質を維持することができる。
本発明の画像読取装置によれば、使用環境の変化に関わらず、安定した画像読取品質を維持することができる。
本発明の実施の形態1に係るロッドレンズアレイを示す斜視図である。 図1に示されるロッドレンズアレイの一部分を示す拡大斜視図である。 (a)は、実施の形態1に係るロッドレンズアレイの製造方法の第1工程におけるロッドレンズアレイシートの組み立て構造を示す組立斜視図であり、(b)は、(a)に示されるロッドレンズアレイシートにおけるハイブリッド側板の一部分を示す拡大斜視図である。 実施の形態1に係るロッドレンズアレイの製造方法の第1工程において組み立てられたロッドレンズアレイシートを概略的に示す斜視図である。 (a)は、実施の形態1に係るロッドレンズアレイの製造方法の第2工程における溝加工時の様子を示すロッドレンズアレイシートの斜視図であり、(b)は、(a)に示される溝加工が施されたロッドレンズアレイシートの一部分を示す拡大斜視図である。 (a)は、実施の形態1に係るロッドレンズアレイの製造方法の第3工程におけるロッドレンズアレイシートの切断加工時の様子を示すロッドレンズアレイシートの斜視図であり、(b)は、(a)に示される切断加工時のロッドレンズアレイシートの一部分を示す拡大斜視図である。 (a)は、実施の形態1に係るロッドレンズアレイの製造方法の第4工程におけるレンズの断面の鏡面仕上げ時の様子を示すロッドレンズアレイの斜視図であり、(b)は、(a)に示される鏡面仕上げ時のロッドレンズアレイの一部分を示す拡大斜視図である。 (a)は、実施の形態1に係るロッドレンズアレイの完成後の斜視図であり、(b)は、(a)に示されるロッドレンズアレイの一部分を示す拡大斜視図である。 本発明の実施の形態2に係るロッドレンズアレイを示す斜視図である。 図9に示されるロッドレンズアレイの一部分を示す拡大斜視図である。 本発明の実施の形態3に係るロッドレンズアレイを示す斜視図である。 図11に示されるロッドレンズアレイの一部分を示す拡大斜視図である。 図12に示されるロッドレンズアレイの一部分の構造を示す拡大側面図である。 本発明の実施の形態4に係るロッドレンズアレイを示す斜視図である。 図14に示されるロッドレンズアレイの一部分を示す拡大斜視図である。 図15に示されるロッドレンズアレイの一部分の構造を示す拡大側面図である。 本発明の実施の形態5に係るLEDプリントヘッドを示す斜視図である。 図17に示されるLEDプリントヘッドを線分C18−C18で切る断面構造を含む、LEDプリントヘッドの構造を示す拡大斜視図である。 本発明の実施の形態6に係るコンタクトイメージセンサヘッドを示す斜視図である。 図19に示されるコンタクトイメージセンサヘッドを線分C20−C20で切る断面構造を含む、コンタクトイメージセンサヘッドの構造を示す拡大斜視図である。 本発明の実施の形態7に係る画像形成装置としてのLEDプリンタの構造を示す断面図である。 実施の形態8に係る画像読取装置としてのイメージスキャナの外観を示す斜視図である。
《実施の形態1》
<ロッドレンズアレイ101の構成>
図1は、本発明の実施の形態1に係るロッドレンズアレイ101を示す斜視図である。
ロッドレンズアレイ101は、複数のレンズ102と、複数のレンズ102の側面を挟んで保持する一対の側板部としてのハイブリッド側板106とを有する。レンズ102は、アクリル樹脂などのプラスチック素材からなる屈折率分布を有するレンズ(ロッドレンズ)である。複数のレンズ102は、レンズ102の光軸方向に直交する方向(長手方向)に、アレイ状に配列され、一対のハイブリッド側板106により挟まれて保持されている。レンズ102の材料には、例えば、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、又はメタクリレート(MMA)からなるアクリル樹脂が用いられる。なお、ロッドレンズアレイ101は、複数のレンズ102が1列に配列される構成に限られず、複数のレンズ102が短手方向及び長手方向に直交する方向において2列以上に配列されていてもよい。
図2は、図1に示されるロッドレンズアレイ101の領域A1を示す拡大斜視図である。ハイブリッド側板106は、第1側板103と第2側板104とを有する。第1側板103と第2側板104とは、重なった状態で接着剤によりプレス接着されている。
第1側板103としては、被削性の高い材料(すなわち、加工性のよい材料、又は削りやすい材料)が用いられ、例えば、ロッドレンズアレイ101の完成時における第1側板103のビッカース硬度が100HV以下であることが望ましい。そのため、第1側板103は、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン)樹脂、及びアクリル樹脂のうちのいずれか1つを構成材料として含むことが望ましい。また、ロッドレンズアレイ101の完成時における第1側板103の線膨張係数が4ppm/℃以上30ppm/℃以下であることが望ましい。
第2側板104としては、線膨張係数が小さい材料が用いられ、例えば、ロッドレンズアレイ101の完成時における第2側板104の線膨張係数が4ppm/℃以上15ppm/℃以下であることが望ましい。また、ロッドレンズアレイ101の完成時における第2側板104の吸水率は、0.1%以下であることが望ましい。そのため、第2側板104は、ガラスエポキシ樹脂、ガラスフィラーが混合されたABS樹脂、ガラス、及びセラミックスのうちのいずれか1つを構成材料として含むことが望ましい。
第1側板103の被削性は、第2側板104の被削性よりも高い(削りやすい)。すなわち、第2側板104の被削性は、第1側板103の被削性よりも低い(削りにくい)。この場合において、ロッドレンズアレイ101の完成時において、第2側板104の硬度(例えば、ビッカース硬度)は、第1側板103の硬度よりも高い(すなわち、第2側板104が第1側板103よりも硬い)。このような関係を満たす第1側板103と第2側板104とを用いることにより、湿度変化又は温度変化などの使用環境の変化によって第1側板103の長手方向にわたって生じる変形(例えば、膨張、収縮など)を抑制することができる。これを言い換えると、使用環境の変化によって第1側板103に生じる応力を、第1側板103に重ねて固定された第2側板104により低減させて、第1側板103の変形を抑制することができる。
また、ロッドレンズアレイ101の完成時において、第2側板104の線膨張係数は、第1側板103の線膨張係数よりも小さい。第2側板104の線膨張係数を第1側板103の線膨張係数よりも小さくすることにより、湿度変化又は温度変化などの使用環境の変化によって第1側板103の長手方向にわたって生じる変形(例えば、膨張、収縮など)を抑制することができる。これを言い換えると、第2側板104の線膨張係数を第1側板103の線膨張係数よりも小さくすることにより、湿度変化又は温度変化などの使用環境の変化によって第1側板103に生じる応力を、第1側板103に重ねて固定された第2側板104により低減させて、第1側板103の変形を抑制することができる。
したがって、ハイブリッド側板106を構成する第1側板103及び第2側板104について、第2側板104の被削性を第1側板103の被削性よりも低くし、第2側板104の線膨張係数を第1側板103の線膨張係数よりも小さくすることにより、湿度変化又は温度変化などの使用環境の変化に関わらず、ロッドレンズアレイ101の寸法変動を小さくすることができる。
第1側板103と第2側板104とを接着する接着剤には、エポキシ系接着剤を用いることができ、液状、及びシート状のいずれか一方を用いてもよい。ただし、第1側板103の被削性が低下することを防止するため、接着剤には、被削性を低下させることがある成分(例えば、フィラー)が添加されていないことが望ましい。ハイブリッド側板106を構成する第1側板103と第2側板104とが接着剤等によりプレス接着されていることにより、湿度変化又は温度変化などの使用環境の変化によって第1側板103と第2側板104との間に応力が発生した場合であっても、第1側板103と第2側板104との剥離が生じにくくなる。
アレイ状に配列された複数のレンズ102は、複数のレンズ102の各々の両側を一対のハイブリッド側板106により挟まれ、レンズ102とハイブリッド側板106とにより形成される空隙に、接着剤107が充填され、レンズ102とハイブリッド側板106とが接着される。このとき、一対のハイブリッド側板106の各々の第1側板103がレンズ102と対向するように配置される。すなわち、第1側板103の表面がレンズ102と接着する接着面である。一対のハイブリッド側板106は、互いに同じ板厚であることが望ましい。
図2に示されるように、第1側板103の板厚をT1とし、第2側板104の板厚をT2とする。T1及びT2は、例えば、0.5mm〜2.0mmの範囲において、それぞれ任意の厚さにすればよい。このとき、第1側板103の板厚T1が、第2側板104の板厚T2よりも薄いことが望ましい。すなわち、T1<T2とすることにより、湿度変化又は温度変化などの使用環境の変化によって第1側板103に生じる応力の影響を小さくして、第1側板103の変形を低減することができる。これを言い換えると、T1<T2とすることにより、第1側板103の線膨張(例えば、第1側板103の長手方向にわたって生じる反り)の影響を、第1側板103に重ねて固定された第2側板104により低減させて、第1側板103の変形を抑制することができる。
さらに、ロッドレンズアレイ101において、アレイ状に配列された複数のレンズ102を対称軸として線対称となるように、第1側板103と第2側板104とが配置されているので、湿度変化又は温度変化などの使用環境の変化によって一対のハイブリッド側板106の各々に生じる応力を、複数のレンズ102を介して配置された一対のハイブリッド側板106が互いに打ち消し合って、ロッドレンズアレイ101全体として応力を相殺することができるので、ロッドレンズアレイ101の長手方向にわたって生じる変形(例えば、反り)を抑制することができる。
T1とT2との関係は、T1<T2を満たす構成に限定されず、T1≧T2であってもよい。T1≧T2の場合において、湿度変化又は温度変化などの使用環境の変化によってハイブリッド側板106に応力が生じるときであっても、ロッドレンズアレイ101において、アレイ状に配列された複数のレンズ102を対称軸として線対称となるように、第1側板103と第2側板104とが配置されているので、ハイブリッド側板106の各々に生じる応力を、複数のレンズ102を介して配置された一対のハイブリッド側板106が互いに打ち消し合って、ロッドレンズアレイ101全体として応力を相殺することができるので、ロッドレンズアレイ101の長手方向にわたって生じる変形(例えば、反り)を抑制することができる。
図2に示されるように、複数のレンズ102の各々の光軸方向(すなわち、第1側板103の短手方向)における第1側板103の両端に段差部としての段差108が形成されている。段差108が形成されることにより、短手方向における第1側板103の先端の一部と、短手方向における第2側板104の先端に位置する表面とにより、ロッドレンズアレイ101の長手方向にわたって第2主面108aが形成される。このとき、第2主面108aの幅は、T3である。
また、複数のレンズ102の各々の光軸方向におけるレンズ102の両端に位置する表面は、光軸方向(すなわち、第2側板104の短手方向)における第2側板104の両端よりも光軸方向外向きに突出している。すなわち、複数のレンズ102の各々の光軸方向におけるレンズ102の両端に位置する表面と、第1側板103の短手方向における両端におけるそれぞれの一部と、レンズ102と第1側板103との間に充填された接着剤107とで構成される第1主面101aが、ロッドレンズアレイ101の短手方向におけるそれぞれの両端において最も突出している。第1主面101aと第2主面108aとの間の距離はH1である。複数のレンズ102の各々の光軸方向におけるレンズ102の両端が、ロッドレンズアレイ101の短手方向におけるそれぞれの両端において短手方向外向きに突出していることにより、レンズ102の両端面を清掃しやすくなり、ロッドレンズアレイ101の光学性能を維持することができる。
また、ロッドレンズアレイ101の光軸方向(光伝送方向)の長さ(すなわち、ロッドレンズアレイ101の光軸方向における一端側の第1主面101aから他端側の第1主面101aまでの長さ)は、Z1である。なお、ロッドレンズアレイ101の光軸方向(光伝送方向)の長さZ1(最終仕上がり幅)は、任意の共役長を得るために、ある程度の調整幅を持つ長さにしてもよい。
以上に説明した実施の形態1に係るロッドレンズアレイ101によれば、湿度変化又は温度変化などの使用環境の変化に関わらず、寸法変動の小さいロッドレンズアレイ101を提供することができる。
<ロッドレンズアレイ101の製造方法>
一般に、ロッドレンズアレイを構成するレンズには、ガラス材料からなるレンズ、及びプラスチック材料からなるレンズがある。これらのレンズを用いたロッドレンズアレイの製造工程において、列状に配列された複数のレンズの各々の光軸方向における先端の位置又は形状にバラツキが生じることがあるため、最終的に、ロッドレンズアレイの光軸方向におけるレンズ部分の断面が一様に均されている必要がある。そのため、例えば、ガラス材料からなるレンズを用いたロッドレンズアレイでは、レンズ部分の先端を研磨することにより、レンズ断面の仕上げが行われている。また、プラスチック材料からなるロッドレンズアレイでは、切削刃が備えられたリニア切削装置を用いてレンズ先端を切削することにより、レンズ断面の仕上げが行われている。
リニア切削装置を用いてプラスチック材料のレンズ先端を切削することにより行うレンズ断面の仕上げ方法は、ガラス材料のレンズ部分の先端を研磨することにより行うレンズ断面の仕上げ方法に比べて、製造工程を簡略化することができるため、プラスチック材料のレンズを用いてロッドレンズアレイを製造することにより、ロッドレンズアレイの生産効率を高めることができる。しかしながら、リニア切削装置を用いてロッドレンズアレイのレンズ先端を切削する場合、実際にはロッドレンズアレイのレンズ部分のみを切削することは困難であり、通常、レンズ部分の周囲に配置された側板等も同時に切削することになる。したがって、レンズの周囲に配置される側板等は、リニア切削装置の切削刃に損傷を与えない材料で構成されていることが望まれる。
一方で、レンズの周囲に配置される側板には、例えば、フェノール樹脂、ABS樹脂、エポキシ樹脂、又はアクリル樹脂などの板材が用いられる。このような材料を側板に用いる場合、湿度変化又は温度変化などの使用環境の変化に伴ってロッドレンズアレイの寸法変動が生じるという問題があった。
そこで、上記の<ロッドレンズアレイ101の構成>において説明したように、ハイブリッド側板106を構成する第1側板103及び第2側板104について、第1側板103の材料を被削性の高い材料とし、第2側板104の材料を、その被削性が第1側板103の被削性よりも低い材料とし、さらに、第2側板104の線膨張係数が第1側板103の線膨張係数よりも小さい材料を用いることにより、湿度変化又は温度変化などの使用環境の変化に関わらず、ロッドレンズアレイ101の寸法変動を小さくすることを実現している。
ただし、このようなロッドレンズアレイ101を製造する場合、リニア切削装置を用いたレンズ断面の仕上げ工程において、切削刃が被削性の低い材料(例えば、ガラス材料が含まれた第2側板104)に接触することにより損傷してしまうことを回避することが望まれる。そこで、次に、被削性の低い構成要素(例えば、第2側板104)を含むハイブリッド側板106を用いたロッドレンズアレイ101の製造方法について説明する。
図3(a)は、実施の形態1に係るロッドレンズアレイ101の製造方法の第1工程におけるロッドレンズアレイシート100の組み立て構造を示す組立斜視図である。図3(b)は、図3(a)に示されるロッドレンズアレイシート100におけるハイブリッド側板106の領域A2を示す拡大斜視図である。図4は、実施の形態1に係るロッドレンズアレイ101の製造方法の第1工程において組み立てられたロッドレンズアレイシート100を概略的に示す斜視図である。
図3に示されるように、予め、第1側板103と第2側板104とを接着剤等によりプレス接着して、2枚のハイブリッド側板106を作製しておく。ロッドレンズアレイ101の製造方法の第1工程は、レンズ102の配列工程と、レンズ102とハイブリッド側板106との接着工程とを含む。
レンズ102の配列工程において、ハイブリッド側板106における第1側板103がレンズ102対向するように、2枚のハイブリッド側板106のうちの一方のハイブリッド側板106上に複数のレンズ102を配置する。このとき、複数のレンズ102の各々の光軸(中心軸)が互いに略平行となるように、複数のレンズ102を配列する。なお、配列された複数のレンズ102を「レンズアレイ」ともいう。ハイブリッド側板106における第1側板103の表面には、予め接着剤107が塗布されており、一方のハイブリッド側板106に複数のレンズ102(レンズアレイ)がアレイ状に仮固定される。
次に、レンズ102とハイブリッド側板106との接着工程において、仮固定された複数のレンズ102の側面に接着剤107を塗布して、接着剤107の層を形成する。この状態で、他方のハイブリッド側板106における第1側板103がレンズ102と対向するように、仮固定された複数のレンズ102上にハイブリッド側板106を配置する。この状態でハイブリッド側板106をプレスすることで、接着剤107がレンズ102とハイブリッド側板106との間に充填され、複数のレンズ102とハイブリッド側板106とが互いに接着される。
このようにして、第1工程では、2枚のハイブリッド側板106により、複数のレンズ102を挟んで、ロッドレンズアレイシート100を作製する。なお、第1工程において、複数のレンズ102からなる層を単層構造とする例を示したが、複数のレンズ102が複数段形成された2層以上の構造を採用することもできる。また、レンズ102とハイブリッド側板106との接着工程において、2枚のハイブリッド側板106の間に複数のレンズ102を挟んでプレスした状態で、冶具を用いて固定して、レンズ102及びハイブリッド側板106の光軸方向における一方の端面に液状の接着剤を浸し、片方の端面から接着剤を吸引することにより、レンズ102とハイブリッド側板106との間に形成される空隙に接着剤を充填させてもよい。
図5(a)は、実施の形態1に係るロッドレンズアレイ101の製造方法の第2工程における溝加工時の様子を示すロッドレンズアレイシート100の斜視図である。図5(b)は、図5(a)に示される溝加工が施されたロッドレンズアレイシート100における領域A3を示す拡大斜視図である。
ロッドレンズアレイ101の製造方法の第2工程は、ロッドレンズアレイシート100の切断用の溝108bの加工工程を含む。
ロッドレンズアレイシート100の切断用の溝108bの加工工程において、ロッドレンズアレイシート100からロッドレンズアレイ101を切り出すための溝108bを、ロッドレンズアレイシート100の表裏に形成する。例えば、エンドミルEを用いて、ロッドレンズアレイシート100の長手方向に沿って溝108bを形成することができる。図5(a)に示されるように、1枚のロッドレンズアレイシート100から複数のロッドレンズアレイ101を切り出す場合には、ロッドレンズアレイ101の完成時における短手方向の長さを考慮して、所定の間隔を置いて溝108bを形成すればよい。
また、ロッドレンズアレイシート100の切断用の溝108bを形成することにより、段差108が同時に形成される。したがって、段差108の形状を考慮して溝108bを形成することが望ましい。図5(b)に示される例では、溝108bの短手方向における幅がS1、深さがT3となるように溝108bを形成する。なお、後の工程(第3工程)においてロッドレンズアレイシート100を切断する際の切断位置(切断中心線)が、幅S1の中心線と一致するように溝108bを形成することが望ましい。
また、この後の工程(第4工程)において、ロッドレンズアレイシート100の切断面を所定の量だけ切削して鏡面仕上げをするので、鏡面仕上げを行った後の状態(すなわち、ロッドレンズアレイ101の完成時の状態)において、段差108が形成されているように(すなわち、鏡面仕上げによって段差108が消失しないように)、鏡面仕上げ時の切削量を考慮して溝108bの短手方向における幅S1を決定する。すなわち、この後の工程(第4工程)における鏡面仕上げ時に切削する切削幅が確保されるように、幅S1を決定する。
溝108bを形成する際、溝108bの深さが、少なくとも第1側板103に到達する深さであって、レンズ102には到達しない深さ(すなわち、レンズ102に損傷を与えない深さ)となるように形成することが望ましい。すなわち、溝108bにおいて、少なくとも第2側板104部分が完全に切削され、且つ、第1側板103の一部が切削されることにより、溝108bが形成されるようにすることが望ましい。これを言い換えると、溝108bの深さをT3とした場合、T2<T3<T1+T2を満たすように、溝108bを形成することが望ましい。ただし、溝108bにおいて、少なくとも第2側板104部分が完全に切削されて、第1側板103が切削されないように加工してもよい。
図6(a)は、実施の形態1に係るロッドレンズアレイ101の製造方法の第3工程におけるロッドレンズアレイシート100の切断加工時の様子を示すロッドレンズアレイシート100の斜視図である。図6(b)は、図6(a)に示される切断加工時のロッドレンズアレイシート100の領域A4を示す拡大斜視図である。
ロッドレンズアレイ101の製造方法の第3工程は、ロッドレンズアレイシート100の切断工程を含む。
ロッドレンズアレイシート100の切断工程において、溝108bに沿ってロッドレンズアレイシート100を切断する。例えば、ダイシングソーDを用いて、溝108bに沿ってロッドレンズアレイシート100を切断することができる。この後の工程(第4工程)において、ロッドレンズアレイシート100の切断面を所定の量だけ切削して鏡面仕上げをするので、鏡面仕上げを行った後の状態(すなわち、ロッドレンズアレイ101の完成時の状態)において、ロッドレンズアレイ101の光軸方向の長さZ1(図2)よりも長くなるように、ロッドレンズアレイシート100を切断することが望ましい。すなわち、Z1<Z2を満たすように、ロッドレンズアレイシート100を切断することが望ましい。例えばダイシングソーDを用いた場合におけるロッドレンズアレイシート100の切断幅はS2で示され、溝108bの内部を切断することにより、S1>S2を満たしている。
ロッドレンズアレイシート100の切断により、第2工程における溝108bの加工工程で形成された段差108の高さH2の位置に、レンズ102の断面が形成される。
図7(a)は、実施の形態1に係るロッドレンズアレイ101の製造方法の第4工程におけるレンズ102の断面の鏡面仕上げ時の様子を示すロッドレンズアレイ101の斜視図である。図7(b)は、図7(a)に示される鏡面仕上げ時のロッドレンズアレイ101の領域A5を示す拡大斜視図である。
ロッドレンズアレイ101の製造方法の第4工程は、ロッドレンズアレイ101のレンズ102の断面の鏡面仕上げ工程を含む。
ロッドレンズアレイ101のレンズ102の断面の鏡面仕上げ工程において、ロッドレンズアレイシート100の切断後に形成されたレンズ102の両断面の鏡面仕上げを行う。例えば、カッターホイールC1の先端に固定された切削刃C2を用いて、ロッドレンズアレイ101の長手方向に沿って、レンズ102の光軸方向の幅H3だけ切削することにより、レンズ102の断面の鏡面仕上げを行う。以上の工程により、ロッドレンズアレイ101が完成する。
図8(a)は、実施の形態1に係るロッドレンズアレイ101の完成後の斜視図である。図8(b)は、図8(a)に示されるロッドレンズアレイ101の領域A6を示す拡大斜視図である。
ロッドレンズアレイ101のレンズ102の断面の鏡面仕上げ工程において、レンズ102の断面を切削することにより、第2工程から第3工程の間で形成された段差108の高さがH1となる。すなわち、段差108の高さH1の位置にレンズ102の断面が形成される。
実施の形態1に係るロッドレンズアレイ101の製造方法によれば、事前に接着剤等によりプレス接着された第1側板103と第2側板104とからなるハイブリッド材料であるハイブリッド側板106を用いてロッドレンズアレイ101を製造するので、湿度変化又は温度変化などの使用環境の変化に関わらず、寸法変動が小さいロッドレンズアレイ101を製造することができ、ハイブリッド側板106に生じる応力に対して耐性の高いロッドレンズアレイ101を製造することができる。
また、第2側板104に被削性の低い材料を用いた場合であっても、実施の形態1に係るロッドレンズアレイ101の製造方法によれば、第2工程から第3工程において、S1>2×H3+S2を満たすように、S1、S2、及びH3を決定しているので、第4工程におけるレンズ102の鏡面仕上げを行う際に、切削刃C2が第2側板104と干渉すること(例えば、切削刃C2が第2側板104と接触すること)を回避することができる。したがって、第3工程におけるロッドレンズアレイシート100の切断幅S2と、第4工程におけるレンズ102の鏡面仕上げ時の切削量H3とを考慮して第2工程における溝加工工程を行うことで、リニア切削装置を用いてレンズ102の鏡面仕上げを行う場合に、切削刃C2の損傷を大幅に低減しながらレンズ102の鏡面仕上げを行い、ロッドレンズアレイ101を製造することができる。
《実施の形態2》
<ロッドレンズアレイ201の構成>
図9は、本発明の実施の形態2に係るロッドレンズアレイ201を示す斜視図である。図10は、図9に示されるロッドレンズアレイ201の領域A7を示す拡大斜視図である。
ロッドレンズアレイ201は、複数のレンズ202と、複数のレンズ202の側面を挟んで保持する一対の側板部としてのハイブリッド側板206とを有する。実施の形態2に係るロッドレンズアレイ201は、一対の側板部としてのハイブリッド側板206の各々が、第2側板204の外側に配置された第3側板205をさらに有する点で実施の形態1に係るロッドレンズアレイ101と異なるが、その他の点(例えば、ビッカース硬度、線膨張係数、及び吸水率等の各構成要素の特性、並びに各構成要素間の関係等)は実施の形態1に係るロッドレンズアレイ101と同じである。
第1側板203と第3側板205とは、第2側板204を挟むようにして配置され、第1側板203、第2側板204、及び第3側板205は、隣接する側板間に接着剤が塗布されてプレス接着されている。
第1側板203と第3側板205とは、同じ材料で構成される。したがって、第3側板205には、被削性の高い材料(すなわち、削りやすい材料)が用いられ、第1側板203及び第3側板205の被削性は、第2側板204の被削性よりも高い(削りやすい)。すなわち、第2側板204の被削性は、第1側板203及び第3側板205の被削性よりも低い(削りにくい)。この場合において、ロッドレンズアレイ201の完成時において、第2側板204の硬度(例えば、ビッカース硬度)は、第1側板203及び第3側板205の硬度よりも高い(すなわち、第2側板204が、第1側板203及び第3側板205よりも硬い)ことが望ましい。このような関係を満たす第1側板203、第2側板204、及び第3側板205を用いることにより、湿度変化又は温度変化などの使用環境の変化によって第1側板203及び第3側板205の長手方向にわたって生じる変形(例えば、膨張、収縮など)を抑制することができる。これを言い換えると、湿度変化又は温度変化などの使用環境の変化によって第1側板203及び第3側板205に生じる応力を、第1側板203と第3側板205との間に固定された第2側板204により低減させて、第1側板203及び第3側板205の変形を抑制することができる。
第2側板204としては、線膨張係数が小さい材料が用いられ、ロッドレンズアレイ201の完成時において、第2側板204の線膨張係数は、第1側板203及び第3側板205の線膨張係数よりも小さい。第2側板204の線膨張係数を第1側板203及び第3側板205の線膨張係数よりも小さくすることにより、湿度変化又は温度変化などの使用環境の変化によって第1側板203及び第3側板205の長手方向にわたって、それぞれに生じる変形(例えば、膨張、収縮など)を抑制することができる。これを言い換えると、第2側板204の線膨張係数を第1側板203及び第3側板205の線膨張係数よりも小さくすることにより、湿度変化又は温度変化などの使用環境の変化によって第1側板203及び第3側板205に生じる応力を、第1側板203と第3側板205との間に固定された第2側板204により低減させて、第1側板203及び第3側板205の変形を抑制することができる。
したがって、ハイブリッド側板206を構成する第1側板203、第2側板204、及び第3側板205について、第2側板204の被削性を第1側板203及び第3側板205の被削性よりも低くし、第2側板204の線膨張係数を第1側板203及び第3側板205の線膨張係数よりも小さくすることにより、湿度変化又は温度変化などの使用環境の変化に関わらず、ロッドレンズアレイ201の寸法変動を小さくすることができる。
第1側板203の板厚と第3側板205の板厚とは、同じであることが望ましい。また、一対のハイブリッド側板206は、互いに同じ板厚であることが望ましい。図10に示される例では、第1側板203及び第3側板205の各々の板厚は、T1である。このとき、第1側板203及び第3側板205の各々の板厚T1が、第2側板204の板厚T2よりも薄いことが望ましい。すなわち、T1<T2とすることにより、湿度変化又は温度変化などの使用環境の変化によって第1側板203及び第3側板205のそれぞれに生じる応力の影響を小さくして、第1側板203及び第3側板205の変形を低減することができる。これを言い換えると、T1<T2とすることにより、第1側板203及び第3側板205の線膨張(例えば、第1側板203及び第3側板205の長手方向にわたって、それぞれに生じる反り)の影響を、第1側板203及び第3側板205の間に固定された第2側板204により低減させて、第1側板203及び第3側板205の変形を抑制することができる。
図10に示されるように、複数のレンズ202の各々の光軸方向(すなわち、第1側板203の短手方向)における第1側板203の両端に段差部としての段差208が形成されている。段差208が形成されることにより、短手方向における第1側板203の先端の一部と、短手方向における第2側板204の先端に位置する表面と、短手方向における第3側板205の先端に位置する表面とにより、ロッドレンズアレイ201の長手方向にわたって第2主面208aが形成される。このとき、図10において、第2主面208aの幅は、T4で示される。
実施の形態2に係るロッドレンズアレイ201は、上記で説明した点以外(例えば、ビッカース硬度、線膨張係数、及び吸水率等の各構成要素の特性、並びに各構成要素間の関係等)は、実施の形態1に係るロッドレンズアレイ101と同様である。したがって、実施の形態2に係るロッドレンズアレイ201は、実施の形態1に係るロッドレンズアレイ101と同様の効果を有する。
実施の形態2に係るロッドレンズアレイ201によれば、実施の形態1に係るロッドレンズアレイ101と同様の効果に加えて、さらに、第2側板204の両側に、同一の材料かつ同一板厚からなる第1側板203及び第3側板205が固定されているので、第1側板203と第2側板204との間の応力差及び第3側板205と第2側板204との間の応力差による反りを抑制することができ、ハイブリッド側板206単体における仕上がり反り量を抑制することができる。したがって、アレイ状に配列された複数のレンズ202を対称軸として線対称となるように、同じ板厚の一対のハイブリッド側板206がロッドレンズアレイ201の両側に配置されているので、ロッドレンズアレイ201の最終仕上がりの反り量を安定的に抑制することができる。
また、ロッドレンズアレイ201のハイブリッド側板206は、被削性の高い第1側板203、及び第1側板203と同一材料かつ同一板厚からなる第3側板205が、線膨張係数の小さな第2側板204を挟むようにして構成されているので、周辺環境及び自発熱による温度変化、又は湿度変化によるロッドレンズアレイ201の寸法変動を小さくすることができ、ハイブリッド側板206に生じる応力に対して耐性を高くすることができる。
以上により、実施の形態2に係るロッドレンズアレイ201によれば、湿度変化又は温度変化などの使用環境の変化に関わらず、寸法変動の小さいロッドレンズアレイ201を提供することができる。
<ロッドレンズアレイ201の製造方法>
実施の形態2に係るロッドレンズアレイ201の製造方法は、第2側板204の外側に第3側板205をさらに配置して、第1側板203と第3側板205とが、第2側板204を挟むようにして配置して、第1側板203、第2側板204、及び第3側板205における隣接する側板間に接着剤を塗布してプレス接着することにより2枚のハイブリッド側板206を予め作製しておく点で実施の形態1に係るロッドレンズアレイ101の製造方法と異なるが、その他の点は実施の形態1に係るロッドレンズアレイ101の製造方法と同様である。
実施の形態2に係るロッドレンズアレイ201の製造方法は、上記で説明した点以外は、実施の形態1に係るロッドレンズアレイ101と同様であり、実施の形態2に係るロッドレンズアレイ201の製造方法は、実施の形態1に係るロッドレンズアレイ101の製造方法と同様の効果を有する。
《実施の形態3》
<ロッドレンズアレイ301の構成>
図11は、本発明の実施の形態3に係るロッドレンズアレイ301を示す斜視図である。図12は、図11に示されるロッドレンズアレイ301の領域A8を示す拡大斜視図である。図13は、図12に示されるロッドレンズアレイ301の領域A9の構造を示す拡大側面図である。なお、図12に示される破線は、第1側板303と第2側板304との境界を示す。
ロッドレンズアレイ301は、複数のレンズ302と、複数のレンズ302の側面を挟んで保持する一対の側板部としてのハイブリッド側板306とを有する。実施の形態3に係るロッドレンズアレイ301において、一対の側板部としてのハイブリッド側板306を構成する第1側板303及び第2側板304の材料は、実施の形態1に係るロッドレンズアレイ101のハイブリッド側板106を構成する第1側板103及び第2側板104の材料と異なるが、その他の点は実施の形態1に係るロッドレンズアレイ101と同じである。
ハイブリッド側板306を構成する第1側板303及び第2側板304の各々は、主要な構成材料としてプリプレグを含むが、第1側板303と第2側板304とは互いに特性が異なる。図11、図12、及び図13に示される例では、第1側板303は、被削性の高い材料である第1プリプレグ303aからなり、第1側板303の被削性は、第2側板304の被削性よりも高い(削りやすい)。すなわち、第2側板304の被削性は、第1側板303の被削性よりも低い(削りにくい)。第2側板304は、線膨張係数の小さい材料である第2プリプレグ304aからなる。第1側板303及び第2側板304は、いずれも半硬化状態において互いに積層された状態でプレスされ、例えば、170〜180℃で焼成されることにより、1枚の板材として形成されたハイブリッド側板306が構成されている。
第1側板303には、例えば、エポキシ樹脂からなるプリプレグ、又はフェノール樹脂からなるプリプレグを用いることができ、1枚の第1プリプレグ303aの厚さは、例えば、0.06mm〜0.2mmの範囲において任意の厚さにすることができる。第2側板304には、例えば、ガラスエポキシ樹脂からなるプリプレグを用いることができ、1枚の第2プリプレグ304aの板厚T5は、例えば、0.06mm〜0.2mmの範囲において任意の厚さにすることができる。図13に示される例では、第1側板303は、第1プリプレグ303aが1枚であり、第2側板304は、第2プリプレグ304aが4枚積層された例が示されている。
図13に示される例では、第1側板303を構成する第1プリプレグ303aを1層とし、第2側板304を構成する第2プリプレグ304aを4層とした例が示されているが、積層の組み合わせはこの限りではない。例えば、第1側板303を構成する第1プリプレグ303aを2層以上とし、第2側板304を構成する第2プリプレグ304aを1層としてもよい。なお、レンズ302を挟む一対のハイブリッド側板306の板厚は、互いに同じ板厚であることが望ましい。一対のハイブリッド側板306を互いに同じ板厚にすることにより、湿度変化又は温度変化などの使用環境の変化によってハイブリッド側板306の各々に生じる応力を、複数のレンズ302を介して配置された一対のハイブリッド側板306が互いに打ち消し合って、ロッドレンズアレイ301全体として応力を相殺することができるので、ロッドレンズアレイ301の長手方向にわたって生じる変形(例えば、反り)を抑制することができる。
図12に示されるように、複数のレンズ302の各々の光軸方向(すなわち、第1側板303の短手方向)における第1側板303の両端に段差部としての段差308が形成されている。段差308が形成されることにより、短手方向における第1側板303の先端の一部と、短手方向における第2側板304の先端に位置する表面とにより、ロッドレンズアレイ301の長手方向にわたって第2主面308aが形成される。このとき、第2主面308aの幅は、図12においてT3で示される。
実施の形態3に係るロッドレンズアレイ301は、上記で説明した点以外(例えば、ビッカース硬度、線膨張係数、及び吸水率等の各構成要素の特性、並びに各構成要素間の関係等)は、実施の形態1に係るロッドレンズアレイ101と同様である。したがって、実施の形態3に係るロッドレンズアレイ301は、実施の形態1に係るロッドレンズアレイ101と同様の効果を有する。
実施の形態3に係るロッドレンズアレイ301によれば、実施の形態1に係るロッドレンズアレイ101と同様の効果に加えて、特性の異なる2種類のプリプレグ(第1プリプレグ303a及び第2プリプレグ304a)を第1側板303及び第2側板304として、これらが積層されてプレス焼成されていることにより、第1側板303と第2側板304とが一体となった1枚の材料(ハイブリッド側板306)として用いることができるので、ハイブリッド側板306に発生する応力に対する耐性の高いロッドレンズアレイ301を構成することができ、さらに、2種類の異なる板材を接着剤によりプレス接着されたハイブリッド側板に比べて、ハイブリッド側板306の板厚のバラツキを小さくすることができる。
また、第1側板303及び第2側板304として、プリプレグシートを用いることで、例えば、第1プリプレグ303a及び第2プリプレグ304aの各々の板厚(シート厚)を、0.06mm〜0.2mmの範囲において任意に選択することができるので、プレス焼成によって積層できない材料(例えば、接着剤を用いてプレス接着する必要がある材料)を用いた場合に比べて、ハイブリッド側板306の強度を確保しつつ、ハイブリッド側板306全体の板厚を薄くすることができる。
以上により、実施の形態3に係るロッドレンズアレイ301によれば、湿度変化又は温度変化などの使用環境の変化に関わらず、寸法変動の小さいロッドレンズアレイ301を提供することができる。
<ロッドレンズアレイ301の製造方法>
実施の形態3に係るロッドレンズアレイ301の製造方法は、ロッドレンズアレイ301におけるハイブリッド側板306の作製方法が実施の形態1に係るロッドレンズアレイ101の製造方法と異なるが、その他の点は実施の形態1に係るロッドレンズアレイ101の製造方法と同様である。具体的には、第1側板303として第1プリプレグ303aを用い、第2側板304として第2プリプレグ304aを用いた場合、いずれも半硬化状態である第1プリプレグ303aと第2プリプレグ304aとを積層させた状態でプレスして、例えば、170〜180℃で焼成することにより、1枚の板材として形成されたハイブリッド側板306を作製する点が実施の形態1に係るロッドレンズアレイ101の製造方法と異なる。
実施の形態3に係るロッドレンズアレイ301の製造方法は、上記で説明した点以外は、実施の形態1に係るロッドレンズアレイ101と同様であり、実施の形態3に係るロッドレンズアレイ301の製造方法は、実施の形態1に係るロッドレンズアレイ101の製造方法と同様の効果を有する。
また、実施の形態1に係るロッドレンズアレイ101の製造方法による効果に加えて、実施の形態3に係るロッドレンズアレイ301の製造方法によれば、いずれも半硬化状態である、第1プリプレグ303aと第2プリプレグ304aとを積層させた状態でプレスして、例えば、170〜180℃で焼成することにより、1枚の板材として形成されたハイブリッド側板306を作製するので、2種類の異なる板材を接着剤によりプレス接着することによりハイブリッド側板を作製する場合に比べて、製造工程を簡略化することができる。
また、第1側板303及び第2側板304として、プリプレグシートを用いることで、例えば、第1プリプレグ303a及び第2プリプレグ304aの各々の板厚を、0.06mm〜0.2mmの範囲において任意に選択することができるので、プレス焼成によって積層できない材料(例えば、接着剤を用いてプレス接着する必要がある材料)を用いた場合に比べて、ハイブリッド側板306の強度を確保しつつ、ハイブリッド側板306全体の板厚を薄くすることができ、さらに、ハイブリッド側板306の板厚のバラツキを小さくすることができる。
《実施の形態4》
<ロッドレンズアレイ401の構成>
図14は、本発明の実施の形態4に係るロッドレンズアレイ401を示す斜視図である。図15は、図14に示されるロッドレンズアレイ401の領域A10を示す拡大斜視図である。図16は、図15に示されるロッドレンズアレイ401の領域A11の構造を示す拡大側面図である。なお、図15に示される破線は、第1側板403と第2側板404との境界、及び第2側板404と第3側板405との境界をそれぞれ示す。
実施の形態4に係るロッドレンズアレイ401は、複数のレンズ402と、複数のレンズ402の側面を挟んで保持する一対の側板部としてのハイブリッド側板406とを有する。実施の形態4に係るロッドレンズアレイ401において、一対の側板部としてのハイブリッド側板406の各々は、第2側板404の外側に配置された第3側板405をさらに有する点で実施の形態3に係るロッドレンズアレイ301と異なるが、その他の点は実施の形態3に係るロッドレンズアレイ301と同じである。また、実施の形態4に係るロッドレンズアレイ401において、一対の側板部としてのハイブリッド側板406を構成する第1側板403、第2側板404、及び第3側板405の材料は、実施の形態2に係るロッドレンズアレイ201のハイブリッド側板206を構成する第1側板203、第2側板204、及び第3側板205の材料と異なるが、その他の点は実施の形態2に係るロッドレンズアレイ201と同じである。
ハイブリッド側板406を構成する第1側板403、第2側板404、及び第3側板405の各々は、主要な構成材料としてプリプレグを含む。図14、図15、及び図16に示される例では、第1側板403は、被削性の高い材料である第1プリプレグ403aからなり、第2側板404は、線膨張係数の小さい材料である第2プリプレグ404aからなり、第3側板405は、被削性の高い材料である第3プリプレグ405aからなる。第1側板403と第3側板405とは、第2側板404を挟むようにして配置され、第1側板403、第2側板404、及び第3側板405は、いずれも半硬化状態において互いに積層された状態でプレスされ、例えば、170〜180℃で焼成されることにより、1枚の板材として形成されたハイブリッド側板406が構成されている。
第1側板403と第3側板405とは同じ材料で構成される。したがって、第1側板403と第3側板405とは同じ特性であるが、第1側板403及び第3側板405と第2側板404とは特性が異なる。第1側板403及び第3側板405の被削性は、第2側板404の被削性よりも高い(削りやすい)。すなわち、第2側板404の被削性は、第1側板403及び第3側板405の被削性よりも低い(削りにくい)。
第1側板403及び第3側板405には、例えば、エポキシ樹脂からなるプリプレグ、又はフェノール樹脂からなるプリプレグを用いることができ、1枚の第1プリプレグ403a及び1枚の第3プリプレグ405aの各々の厚さは、例えば、0.06mm〜0.2mmの範囲において任意の厚さにすることができる。第2側板404には、例えば、ガラスエポキシ樹脂からなるプリプレグを用いることができ、1枚の第2プリプレグ404aの板厚T5は、例えば、0.06mm〜0.2mmの範囲において任意の厚さにすることができる。図16に示される例では、第1側板403は、第1プリプレグ403aが1枚であり、第2側板404は、第2プリプレグ404aが3枚積層されており、第3側板405は、第3プリプレグ405aが一枚である例が示されている。
図16に示される例では、第1側板403を構成する第1プリプレグ403aを1層とし、第2側板404を構成する第2プリプレグ404aを3層とし、第3側板405を構成する第3プリプレグ405aを1層とした例が示されているが、積層の組み合わせはこの限りではない。例えば、第1側板403を構成する第1プリプレグ403aを2層以上とし、第2側板404を構成する第2プリプレグ404aを1層とし、第3側板405を構成する第3プリプレグ405aを2層以上としてもよい。ただし、第1側板403及び第3側板405の層数は同一である。すなわち、第1側板403及び第3側板405の各々の厚さは互いに等しい。なお、レンズ402を挟む一対のハイブリッド側板406の板厚は、互いに同じ板厚であることが望ましい。一対のハイブリッド側板406を互いに同じ板厚にすることにより、湿度変化又は温度変化などの使用環境の変化によってハイブリッド側板406の各々に生じる応力を、複数のレンズ402を介して配置された一対のハイブリッド側板406が互いに打ち消し合って、ロッドレンズアレイ401全体として応力を相殺することができるので、ロッドレンズアレイ401の長手方向にわたって生じる変形(例えば、反り)を抑制することができる。
図15に示されるように、複数のレンズ402の各々の光軸方向(すなわち、第1側板403の短手方向)における第1側板403の両端に段差部としての段差408が形成されている。段差408が形成されることにより、短手方向における第1側板403の先端の一部と、短手方向における第2側板404の先端に位置する表面と、短手方向における第3側板405の先端に位置する表面とにより、ロッドレンズアレイ401の長手方向にわたって第2主面408aが形成される。このとき、第2主面408aの幅は、図15においてT4で示される。
実施の形態4に係るロッドレンズアレイ401は、上記で説明した点以外(例えば、ビッカース硬度、線膨張係数、及び吸水率等の各構成要素の特性、並びに各構成要素間の関係等)は、実施の形態2に係るロッドレンズアレイ201及び実施の形態3に係るロッドレンズアレイ301と同様である。したがって、実施の形態4に係るロッドレンズアレイ401は、実施の形態2に係るロッドレンズアレイ201及び実施の形態3に係るロッドレンズアレイ301と同様の効果を有する。
実施の形態4に係るロッドレンズアレイ401によれば、実施の形態3に係るロッドレンズアレイ301と同様の効果に加えて、さらに、第2側板404の両側に、同一材料かつ同一板厚からなる第1側板403及び第3側板405が固定されているので、第1側板403と第2側板404との間の応力差及び第3側板405と第2側板404との間の応力差による反りを抑制することができ、ハイブリッド側板406単体における仕上がり反り量を抑制することができる。したがって、アレイ状に配列された複数のレンズ402を対称軸として線対称となるように、同じ板厚の一対のハイブリッド側板406がロッドレンズアレイ401の両側に配置されているので、ロッドレンズアレイ401の最終仕上がりの反り量を安定的に抑制することができる。
また、ロッドレンズアレイ401のハイブリッド側板406は、被削性の高い第1側板403、及び第1側板403と同一材料かつ同一板厚からなる第3側板405が、線膨張係数の小さな第2側板404を挟むようにして構成されているので、周辺環境及び自発熱による温度変化、又は湿度変化によるロッドレンズアレイ401の寸法変動を小さくすることができ、ハイブリッド側板406に生じる応力に対する耐性を高くすることができる。
また、実施の形態4に係るロッドレンズアレイ401によれば、実施の形態2に係るロッドレンズアレイ201と同様の効果に加えて、さらに、第1側板403、第2側板404、及び第3側板405として、プリプレグシートを用いることで、例えば、第1側板403、第2側板404、及び第3側板405の各々における1枚のプリプレグの板厚を、0.06mm〜0.2mmの範囲において任意に選択することができるので、プレス焼成によって積層できない材料(例えば、接着剤を用いてプレス接着する必要がある材料)を用いた場合に比べて、ハイブリッド側板406の強度を確保しつつ、ハイブリッド側板406全体の板厚を薄くすることができる。
以上により、実施の形態4に係るロッドレンズアレイ401によれば、湿度変化又は温度変化などの使用環境の変化に関わらず、寸法変動の小さいロッドレンズアレイ401を提供することができる。
<ロッドレンズアレイ401の製造方法>
実施の形態4に係るロッドレンズアレイ401の製造方法は、ロッドレンズアレイ401におけるハイブリッド側板406の作製方法が実施の形態1に係るロッドレンズアレイ101の製造方法と異なるが、その他の点は実施の形態1に係るロッドレンズアレイ101の製造方法と同様である。具体的には、第1側板403として第1プリプレグ403aを用い、第2側板404として第2プリプレグ404aを用い、第3側板405として第3プリプレグ405aを用いた場合、第1側板403と第3側板405とが、第2側板404を挟むように配置して、いずれも半硬化状態の第1側板403、第2側板404、及び第3側板405が互いに積層された状態でプレスして、例えば、170〜180℃で焼成することにより、1枚の板材として形成されたハイブリッド側板406を作製する点が実施の形態1に係るロッドレンズアレイ101の製造方法と異なる。
実施の形態4に係るロッドレンズアレイ401の製造方法は、上記で説明した点以外は、実施の形態1に係るロッドレンズアレイ101と同様であり、実施の形態4に係るロッドレンズアレイ401の製造方法は、実施の形態1に係るロッドレンズアレイ101の製造方法と同様の効果を有する。
また、実施の形態1に係るロッドレンズアレイ101の製造方法による効果に加えて、実施の形態4に係るロッドレンズアレイ401の製造方法によれば、いずれも半硬化状態である、第1プリプレグ403aと第2プリプレグ404aと第3プリプレグ405aとを積層させた状態でプレスして、例えば、170〜180℃で焼成することにより、1枚の板材として形成されたハイブリッド側板406を作製するので、2種類の異なる板材を接着剤によりプレス接着することによりハイブリッド側板を作製する場合に比べて、製造工程を簡略化することができる。
また、第1側板403、第2側板404、及び第3側板405として、プリプレグシートを用いることで、例えば、第1側板403、第2側板404、及び第3側板405の各々における1枚のプリプレグの板厚を、0.06mm〜0.2mmの範囲において任意に選択することができるので、プレス焼成によって積層できない材料(例えば、接着剤を用いてプレス接着する必要がある材料)を用いた場合に比べて、ハイブリッド側板406の強度を確保しつつ、ハイブリッド側板406全体の板厚を薄くすることができ、さらに、ハイブリッド側板406の板厚のバラツキを小さくすることができる。
《実施の形態5》
図17は、本発明の実施の形態5に係るLEDプリントヘッド500を示す斜視図である。図18は、図17に示されるLEDプリントヘッド500を線分C18−C18で切る断面構造を含む、LEDプリントヘッド500の構造を示す拡大斜視図である。LEDプリントヘッド500は、プリンタなどの画像形成装置において、感光ドラムの表面を露光する露光装置として用いられる。
LEDプリントヘッド500は、複数の半導体発光素子アレイ511が直線状に配列された基板(実装基板)としてのCOB(Chip On Board)512と、ロッドレンズアレイ501と、ロッドレンズアレイ501及びCOB512を保持するホルダ509とを有する。なお、COB512上の複数の半導体発光素子アレイ511は、直線状に配列された構成に限られず、COB512上に千鳥状に配列されていてもよい。
ロッドレンズアレイ501は、複数のレンズ502と、複数のレンズ502の側面を挟んで保持する一対の側板部としてのハイブリッド側板506とを有する。ロッドレンズアレイ501には、実施の形態1から4で説明したロッドレンズアレイ101,201,301,401のうちのいずれか1つが適用される。したがって、図18に示されるレンズ502は、ロッドレンズアレイ501に適用されるいずれか1つのロッドレンズアレイ101,201,301,401に応じて、レンズ102,202,302,402のいずれかに対応する。同様に、ハイブリッド側板506は、ハイブリッド側板106,206,306,406のいずれかに対応する。
半導体発光素子アレイ511は、LED(発光ダイオード)などの複数の半導体発光素子が配列されたチップであり、例えば、LEDアレイチップである。ロッドレンズアレイ501及びCOB512は、例えば、紫外線硬化型接着剤を用いてホルダ509に接着されている。ロッドレンズアレイ501及びCOB512は、ロッドレンズアレイ501に備えられたレンズ502の焦点距離だけ離れた位置に、複数の半導体発光素子アレイ511の各々の発光表面が位置するように、ホルダ509にそれぞれ固定されている。すなわち、ロッドレンズアレイ501及びCOB512は、レンズ502の光軸方向における表面と複数の半導体発光素子アレイ511の各々の発光表面との間の距離L1がレンズ502の焦点距離と等しくなる位置にそれぞれホルダ509に固定されている。なお、ロッドレンズアレイ501は、LEDプリントヘッド500がプリンタなどの画像形成装置へ組み入れられた際に、レンズ502の光軸方向における表面と感光ドラム表面との間の距離がレンズ502の焦点距離と等しくなるように、ホルダ509に接着されることが望ましい。
ホルダ509上面における長手方向の両端近傍の所定位置には、位置決め部としての孔510が形成されている。孔510は、例えば、プリンタなどの画像形成装置にLEDプリントヘッド500を搭載する際に、プリンタ本体構造に対するLEDプリントヘッド500の相対的位置を決定するための位置決めに用いることができる。
封止材513は、ロッドレンズアレイ501とホルダ509との隙間、及びCOB512とホルダ509との隙間に配置され、トナーなどの異物がホルダ509の内部へ浸入することを防ぐ。封止材513としては、例えば、シリコーンが用いられる。
LEDプリントヘッド500は、半導体発光素子アレイ511によって発光された光をロッドレンズアレイ501が集光して被照射面(例えば、感光ドラム表面)を露光する。例えば、プリンタなどの画像形成装置にLEDプリントヘッド500が搭載された場合、LEDプリントヘッド500は、画像形成装置に入力された画像データに対応する光を照射して感光ドラムの表面に静電潜像を形成する。
実施の形態5に係るLEDプリントヘッド500によれば、ロッドレンズアレイ501には、実施の形態1から4で説明したロッドレンズアレイ101,201,301,401のうちのいずれか1つが適用されるので、湿度変化、又はCOB512からの自発熱による温度変化などの使用環境の変化に関わらず、ロッドレンズアレイ501と半導体発光素子アレイ511との相対位置関係の変動を抑制することができる。
以上により、実施の形態5に係るLEDプリントヘッド500によれば、湿度変化又は温度変化などの使用環境の変化に関わらず、安定した光照射性能を実現することができる。
《実施の形態6》
図19は、本発明の実施の形態6に係るコンタクトイメージセンサヘッド600を示す斜視図である。図20は、図19に示されるコンタクトイメージセンサヘッド600を線分C20−C20で切る断面構造を含む、コンタクトイメージセンサヘッド600の構造を示す拡大斜視図である。コンタクトイメージセンサヘッド600は、イメージスキャナなどの画像読取装置において、例えば原稿などの媒体に対して光を照射して、媒体からの反射光を受光する読取部として用いられる。
コンタクトイメージセンサヘッド600は、複数の半導体受光素子アレイ603が直線状に配列された基板(実装基板)としてのCOB(Chip On Board)604と、内部に光源が配置された導光体605と、ロッドレンズアレイ601と、ロッドレンズアレイ601及びCOB604を保持するホルダ607とを有する。
ロッドレンズアレイ601は、複数のレンズ602と、複数のレンズ602の側面を挟んで保持する一対の側板部としてのハイブリッド側板606とを有する。ロッドレンズアレイ601には、実施の形態1から4で説明したロッドレンズアレイ101,201,301,401のうちのいずれか1つが適用される。したがって、図20に示されるレンズ602は、ロッドレンズアレイ601に適用されるいずれか1つのロッドレンズアレイ101,201,301,401に応じて、レンズ102,202,302,402のいずれかに対応する。同様に、ハイブリッド側板606は、ハイブリッド側板106,206,306,406のいずれかに対応する。
半導体受光素子アレイ603は、原稿などの媒体からの反射光を感知して電気信号に変換する複数の受光素子が配列されたチップである。ロッドレンズアレイ601及びCOB604は、例えば、紫外線硬化型接着剤を用いてホルダ607に接着されている。ロッドレンズアレイ601及びCOB604は、ロッドレンズアレイ601に備えられたレンズ602の焦点距離だけ離れた位置に、複数の半導体受光素子アレイ603の各々の受光表面が位置するように、ホルダ607にそれぞれ固定されている。すなわち、ロッドレンズアレイ601及びCOB604は、レンズ602の光軸方向における表面と複数の半導体受光素子アレイ603の各々の受光表面との間の距離L2がレンズ602の焦点距離と等しくなる位置にそれぞれホルダ607に固定されている。なお、ロッドレンズアレイ601は、コンタクトイメージセンサヘッド600がスキャナなどの画像読取装置へ組み入れられた際に、レンズ602の光軸方向における表面と原稿台に設置する原稿との間の距離がレンズ602の焦点距離と等しくなるように、ホルダ607に接着されることが望ましい。
なお、コンタクトイメージセンサヘッド600の例は、図20に示される例に限られない。例えば、ロッドレンズアレイ601とホルダ607との隙間、及びCOB604とホルダ607との隙間に、ほこりなどの異物がホルダ607内へ侵入することを防ぐための封止材を配置してもよい。封止材としては、例えば、シリコーンが用いられる。
コンタクトイメージセンサヘッド600は、スキャナなどの画像読取装置へ組み入れられた際に、導光体605の内部に配置された光源が発光して、原稿からの反射光をロッドレンズアレイ601が集光して半導体受光素子アレイ603が受光することにより、原稿を読み取る。
実施の形態6に係るコンタクトイメージセンサヘッド600によれば、ロッドレンズアレイ601には、実施の形態1から4で説明したロッドレンズアレイ101,201,301,401のうちのいずれか1つが適用されるので、湿度変化、又はCOB604からの自発熱による温度変化などの使用環境の変化に関わらず、ロッドレンズアレイ601と半導体受光素子アレイ603との相対位置関係の変動を抑制することができる。
以上により、実施の形態6に係るコンタクトイメージセンサヘッド600によれば、湿度変化又は温度変化などの使用環境の変化に関わらず、安定した受光性能を実現することができる。
《実施の形態7》
図21は、本発明の実施の形態7に係る画像形成装置としてのLEDプリンタ700の構造を示す断面図である。LEDプリンタ700は、実施の形態5で説明したLEDプリントヘッド500を露光装置として適用したプリンタである。
LEDプリンタ700は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)の現像剤を用いて、白黒又はカラー画像を電子写真方式により形成する。LEDプリンタ700は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)の各色に対応する4つのプロセスユニット702Y,702M,702C,702Kを有する。各プロセスユニット702Y,702M,702C,702Kは、用紙等の記録媒体704の搬送路706に沿って並列に配置されている。
各プロセスユニット702Y,702M,702C,702Kは、像担持体としての感光ドラム708と、感光ドラム708の周囲に配置されて感光ドラム708の表面を帯電させる帯電装置710と、帯電された感光ドラム708の表面に外部から入力された画像データに対応する光を照射して静電潜像を形成する露光装置712とを有する。露光装置712には、実施の形態5で説明したLEDプリントヘッド500が適用される。
各プロセスユニット702Y,702M,702C,702Kは、静電潜像が形成された感光ドラム708の表面に現像剤としてのトナーを供給する現像装置714と、感光ドラム708の表面に残留したトナーを除去するクリーニング装置716とをさらに有する。なお、感光ドラム708は、駆動源及びギヤ等からなる駆動機構から駆動力を受けて矢印方向に回転する。
また、LEDプリンタ700は、用紙等の記録媒体704を収納する用紙カセット718と、記録媒体704を1枚ずつ分離して搬送するためのホッピングローラ720とをさらに有する。記録媒体704の搬送方向におけるホッピングローラ720の下流側には、ピンチローラ722a,722bとピンチローラ722a,722bとともに記録媒体704を挟んで、記録媒体704の斜行を修正してプロセスユニット702Y,702M,702C,702Kに向けて記録媒体704を搬送するレジストローラ724a,724bとが備えられている。ホッピングローラ720及びレジストローラ724a,724bは、モータ及びギヤ等の駆動源に連動して回転する。
LEDプリンタ700は、さらに、各プロセスユニット702Y,702M,702C,702Kにおける感光ドラム708の各々に対向して配置された転写ローラ726を有する。転写ローラ726は、半導電性のゴム等から構成されている。また、LEDプリンタ700は、定着装置734と、排出ローラ728a,728b,730a,730bと、スタッカ732とを有する。
LEDプリンタ700において、感光ドラム708上に形成されたトナー像を記録媒体704上に転写させるように、感光ドラム708の電位及び転写ローラ726の電位がそれぞれ設定されている。
用紙カセット718に積載された記録媒体704は、ホッピングローラ720により1枚ずつ分離されて搬送される。用紙カセット718から供給された記録媒体704は、レジストローラ724a,724b及びピンチローラ722a,722bを通過して各プロセスユニット702Y,702M,702C,702Kにおける感光ドラム708と転写ローラ726との間を順次通過する。記録媒体704は、各プロセスユニット702Y,702M,702C,702Kにおいて、感光ドラム708と転写ローラ726との間を通過して、各色のトナー像が順に記録媒体704に転写され、定着装置734によって加熱及び加圧されて各色のトナー像が記録媒体704に定着される。トナー像が定着された記録媒体704は、排出ローラ728a,728b,730a,730bによってスタッカ732に排出される。
なお、図21に示されるLEDプリンタ700の例は、記録媒体704の片面のみを印刷する場合における構成例を示しているが、記録媒体704の両面を印刷する際に記録媒体704を反転させるために用いる用紙反転装置736を、図21において点線で囲う位置に備えることもできる。
実施の形態7に係るLEDプリンタ700によれば、露光装置712として、実施の形態5で説明したLEDプリントヘッド500が用いられており、湿度変化又は温度変化などの使用環境の変化に関わらず安定した光照射性能を実現することができるので、安定した印字品質を維持することができる。
《実施の形態8》
図22は、実施の形態8に係る画像読取装置としてのイメージスキャナ800の外観を示す斜視図である。イメージスキャナ800は、実施の形態6で説明したコンタクトイメージセンサヘッド600を適用したフラットベッド型のコンタクトイメージスキャナである。
図22に示されるように、イメージスキャナ800は、筐体802と、原稿を乗せる原稿台804と、原稿台804上に載置された原稿を上から押さえ付ける蓋体806(原稿台カバー)とを有する。筐体802の内部には、コンタクトイメージセンサヘッド600と、ガイド808a,808bと、ステッピングモータ810と、駆動ベルト812と、制御回路814と、フレキシブルフラットケーブル816とが配置されている。
コンタクトイメージセンサヘッド600は、筐体802に固定されている一対のガイド808a,808bに沿って直線移動可能に支持されている。コンタクトイメージセンサヘッド600をガイド808a,808bに沿って副走査方向にスライドさせるため、コンタクトイメージセンサヘッド600は、ステッピングモータ810に連結された駆動ベルト812に連結されている。コンタクトイメージセンサヘッド600の制御を行うための制御回路814は、フレキシブルフラットケーブル816を介してコンタクトイメージセンサヘッド600と結線されている。
実施の形態8に係るイメージスキャナ800によれば、実施の形態6で説明したコンタクトイメージセンサヘッド600が用いられており、湿度変化又は温度変化などの使用環境の変化に関わらず安定した光照射性能を実現することができるので、安定した画像読取品質を維持することができる。
100 ロッドレンズアレイシート、 101,201,301,401,501,601 ロッドレンズアレイ、 102,202,302,402,502,602 レンズ、 103,203,303,403 第1側板、 104,204,304,404 第2側板、 106,206,306,406,506,606 ハイブリッド側板、 107,207,307,407 接着剤、 108,208,308,408 段差、 205,405 第3側板、 500 LEDプリントヘッド、 509 ホルダ、 510 孔、 511 半導体発光素子アレイ、 512 COB、 513 封止材、 600 コンタクトイメージセンサヘッド、 603 半導体受光素子アレイ、 604 COB、 605 導光体、 607 ホルダ、 700 画像形成装置、 712 露光装置、 800 イメージスキャナ。

Claims (12)

  1. 複数のレンズと、
    前記複数のレンズの側面を挟んで保持する一対の側板部と
    を備えるロッドレンズアレイにおいて、
    前記一対の側板部の各々は、
    前記複数のレンズに隣接して配置された第1側板と、
    前記第1側板の外側に配置された第2側板と
    を有し、
    前記第2側板の被削性は、前記第1側板の被削性よりも低く、
    前記第2側板の線膨張係数は、前記第1側板の線膨張係数よりも小さく、
    前記第1側板及び前記第2側板は、プリプレグを構成材料として含む
    ことを特徴とするロッドレンズアレイ。
  2. 前記レンズの光軸方向における前記レンズの両端は、前記光軸方向における前記第2側板の両端よりも前記光軸方向外向きに突出していることを特徴とする請求項1に記載のロッドレンズアレイ。
  3. 前記光軸方向における前記第1側板の両端に段差が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のロッドレンズアレイ。
  4. 前記第2側板の硬度は、前記第1側板の硬度よりも高いことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のロッドレンズアレイ。
  5. 前記第1側板の板厚は、前記第2側板の板厚よりも薄いことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のロッドレンズアレイ。
  6. 前記第1側板のビッカース硬度は、100HV以下であり、
    前記第2側板の線膨張係数は、4ppm/℃以上15ppm/℃以下の範囲である
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のロッドレンズアレイ。
  7. 前記一対の側板部の各々は、
    前記第2側板の外側に配置された第3側板をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のロッドレンズアレイ。
  8. 前記第3側板の構成材料は、前記第1側板と同じ構成材料であることを特徴とする請求項に記載のロッドレンズアレイ。
  9. 複数の半導体発光素子アレイが配列された基板と、
    請求項1からのいずれか1項に記載のロッドレンズアレイと、
    前記ロッドレンズアレイに備えられた前記レンズの各々の焦点位置に、前記複数の半導体発光素子アレイの表面が位置するように、前記ロッドレンズアレイ及び前記基板を保持するホルダと
    を有することを特徴とするLEDプリントヘッド。
  10. 複数の半導体受光素子アレイが直線状に配列された基板と、
    請求項1からのいずれか1項に記載のロッドレンズアレイと、
    前記ロッドレンズアレイに備えられた前記レンズの各々の焦点位置に、前記複数の半導体受光素子アレイの表面が位置するように、前記ロッドレンズアレイ及び前記基板を保持するホルダと
    を有することを特徴とするコンタクトイメージセンサヘッド。
  11. 請求項のLEDプリントヘッドを有することを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項10のコンタクトイメージセンサヘッドを有することを特徴とする画像読取装置。
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