JP2003098314A - レンズアレイおよびその製造方法ならびにledプリンタヘッド - Google Patents

レンズアレイおよびその製造方法ならびにledプリンタヘッド

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JP2003098314A
JP2003098314A JP2001291868A JP2001291868A JP2003098314A JP 2003098314 A JP2003098314 A JP 2003098314A JP 2001291868 A JP2001291868 A JP 2001291868A JP 2001291868 A JP2001291868 A JP 2001291868A JP 2003098314 A JP2003098314 A JP 2003098314A
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lens
lens array
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length
central axis
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English (en)
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Tadao Takagi
只夫 高木
Takeyoshi Horiuchi
武善 堀内
Shunsuke Ueda
俊介 植田
Hideyuki Ikoma
英之 生駒
Takashi Toyoda
高史 豊田
Setsuo Suzuki
節男 鈴木
Sayuri Natsui
小百合 夏井
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Suzuka Fuji Xerox Manufacturing Co Ltd
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Suzuka Fuji Xerox Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 LEDプリンタヘッドにおける設計の自由度
を高めることが出来るとともに、各構成要素とのアクセ
ス自由度を高めること。 【解決手段】 ベース1の水平部12に配設されたLE
Dアレイチップ2からの光をレンズ部31と該レンズ部
31の両側に挟着部321、322が配設されるレンズ
アレイ3を介して感光体に照射するLEDプリンタヘッ
ドにおいて、左右の前記挟着部32の一方321の外側
壁から前記レンズ部31の上下方向に延在する中心軸S
までの長さが、中心軸Sの上下方向全体に亘り他方32
2の外側壁からの長さに比べて大きいとともに、前記レ
ンズ部の上下方向に延在する中心軸から左右の外側壁ま
での長さが中心軸の上下方向全体に亘り非対称であるL
EDプリンタヘッド用レンズアレイおよびその製造方法
ならびにLEDプリンタヘッド。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズ部と該レン
ズ部の両側に挟着部が配設されるレンズアレイにおい
て、左右の前記挟着部の一方の外側壁から前記レンズ部
の上下方向に延在する中心軸までの長さが、中心軸の上
下方向全体に亘り他方の外側壁からの長さに比べて大き
いレンズアレイおよび該レンズアレイを備えたLEDプ
リンタヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のレンズアレイ(特開平6−591
01)は、図9に示されるように間隔をおいて平行に配
置した2枚の側板Pの間にロッドレンズLを整列して結
合一体化し、一方の側板の外側面に長手方向に延びる溝
Gを局部的に形成し、垂直部と水平部とから成る逆L型
の横断面形状の部材であって、前記垂直部の外側面長手
方向に延びる突状部を備えた取付け部材Tの突状部PT
と一方の側板Pの外側面の溝Gとを係合させて、前記水
平部の下面を取付け基準面とするとともに、前記取付け
部材Tを介してヘッドカバーに取り付けるものである。
【0003】従来の複写機用光学素子(特開昭61−2
43438)は、図10に示されるように光学素子Eを
逆J字状に形成し、原稿Kと感光体ドラムDとの間に介
挿される結像素子KEが前記光学素子Eの直線部分SP
に形成され、光学素子Eの上下方向において部分的に突
出形成された突出部EPに原稿に光源LSからの照明を
導くための照明用導光路ELを形成するものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のレンズアレ
イは、前記取付け部材Tの前記垂直部の外側面長手方向
に延びるように局部的に形成された前記突状部PTと前
記一方の側板Pの外側面に局部的に形成された前記溝G
とを係合させて、前記水平部の下面を取付け基準面とす
るとともに、前記取付け部材Tを介してヘッドカバーに
取り付けるものであるので、LEDプリンタヘッドとし
ての設計の自由度を高めることが出来ないとともに、各
構成要素とのアクセス自由度を高めるものではないとい
う問題があった。
【0005】また上記従来の複写機用光学素子は、光学
素子Eを逆J字状に形成し、原稿Kと感光体ドラムDと
の間に介挿される結像素子KEが前記光学素子Eの直線
部分SPに形成され、光学素子Eの上下方向において部
分的に突出形成された突出部EPに原稿Kに光源LSか
らの照明を導くための照明用導光路ELを形成するもの
であり、LEDプリンタヘッドとしての設計の自由度を
高めることが出来ないとともに、各構成要素とのアクセ
ス自由度を高めるものではないという問題があった。
【0006】そこで本発明者は、レンズ部と該レンズ部
の両側に挟着部が配設されるレンズアレイにおいて、左
右の前記挟着部の一方の外側壁から前記レンズ部の上下
方向に延在する中心軸までの長さが、中心軸の上下方向
全体に亘り他方の外側壁からの長さに比べて大きくする
という本発明の技術的思想に着眼し、更に研究開発を重
ねた結果、LEDプリンタヘッドにおける設計の自由度
を高めることが出来るとともに、各構成要素とのアクセ
ス自由度を高めるという目的を達成する本発明に到達し
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
の第1発明)のレンズアレイは、レンズ部と該レンズ部
の両側に挟着部が配設されるレンズアレイにおいて、左
右の前記挟着部の一方の外側壁から前記レンズ部の上下
方向に延在する中心軸までの長さが、中心軸の上下方向
全体に亘り他方の外側壁からの長さに比べて大きいもの
である。
【0008】本発明(請求項2に記載の第2発明)のレ
ンズアレイは、前記第1発明において、前記レンズ部の
上下方向に延在する中心軸から左右の外側壁までの長さ
が中心軸の上下方向全体に亘り非対称であるものであ
る。
【0009】本発明(請求項3に記載の第3発明)のレ
ンズアレイは、前記第1発明において、前記レンズ部の
中心軸からの長さの大きな左右の一方の前記挟着部の外
側壁と前記レンズ部の中心軸との間の長さが、上下方向
全体に亘り一定であるものである。
【0010】本発明(請求項4に記載の第4発明)のレ
ンズアレイは、前記第1発明において、前記レンズ部の
中心軸からの長さの小さな左右の他方の前記挟着部の外
側壁と前記レンズ部の中心軸との間の長さが、上下方向
の一端から他端に向かって徐々に変化するものである。
【0011】本発明(請求項5に記載の第5発明)のL
EDプリンタヘッドは、ベースの水平部に配設されたL
EDからの光をレンズ部と該レンズ部の両側に挟着部と
が配設されるレンズアレイを介して感光体に照射するL
EDプリンタヘッドにおいて、左右の前記挟着部の一方
の外側壁から前記レンズ部の上下方向に延在する中心軸
までの長さが、中心軸の上下方向全体に亘り他方の外側
壁からの長さに比べて大きいとともに、前記LEDが配
設される前記ベースの前記水平部の一端から上方に突出
したレンズアレイ支持部を矩形状の横断面形状にしたも
のである。
【0012】本発明(請求項6に記載の第6発明)のレ
ンズアレイの製造方法は、ロッドレンズを多数列設して
レンズ部を形成し、該レンズ部の両側に厚さの異なる板
状のプレート部材を挟着し、該板状のプレート部材をレ
ンズアレイの高さに対応する幅で一定間隔毎に切断する
ことにより、多数のレンズアレイを製造するものであ
る。
【0013】
【発明の作用および効果】上記構成より成る第1発明の
レンズアレイは、レンズ部と該レンズ部の両側に挟着部
が配設されるレンズアレイにおいて、左右の前記挟着部
の一方の外側壁から前記レンズ部の上下方向に延在する
中心軸までの長さが、中心軸の上下方向全体に亘り他方
の外側壁からの長さに比べて大きいので、LEDプリン
タヘッドにおける設計の自由度を高めることが出来ると
ともに、各構成要素とのアクセス自由度を高めるという
効果を奏する。
【0014】上記構成より成る第2発明のレンズアレイ
は、前記第1発明において、前記レンズ部の上下方向に
延在する中心軸から左右の外側壁までの長さが中心軸の
上下方向全体に亘り非対称であるので、LEDプリンタ
ヘッドにおける設計の自由度を高めることが出来るとと
もに、各構成要素とのアクセス自由度を高めるという効
果を奏する。
【0015】上記構成より成る第3発明のレンズアレイ
は、前記第1発明において、前記レンズ部の中心軸から
の長さの大きな左右の一方の前記挟着部の外側壁と前記
レンズ部の中心軸との間の長さが、上下方向全体に亘り
一定であるので、レンズアレイを支持するヘッド先端部
の形状をシンプルにすることが出来るという効果を奏す
る。
【0016】上記構成より成る第4発明のレンズアレイ
は、前記第1発明において、前記レンズ部の中心軸から
の長さの小さな左右の他方の前記挟着部の外側壁と前記
レンズ部の中心軸との間の長さが、上下方向の一端から
他端に向かって徐々に変化するものであるので、感光体
に近い前記一端から他端に向かって前記長さが徐々に増
加するようにすると、LEDプリンタヘッドの先端部の
小型化および薄型化を可能にするという効果を奏する。
【0017】上記構成より成る第5発明のLEDプリン
タヘッドは、ベースの水平部に配設されたLEDからの
光をレンズ部と該レンズ部の両側に挟着部とが配設され
るレンズアレイを介して感光体に照射するLEDプリン
タヘッドにおいて、左右の前記挟着部の一方の外側壁か
ら前記レンズ部の上下方向に延在する中心軸までの長さ
が、中心軸の上下方向全体に亘り他方の外側壁からの長
さに比べて大きいとともに、前記LEDが配設される前
記ベースの前記水平部の一端から上方に突出したレンズ
アレイ支持部を矩形状の横断面形状にしたので、LED
プリンタヘッドにおける設計の自由度を高めることが出
来るとともに、各構成要素とのアクセス自由度を高める
という効果を奏するとともに、前記レンズアレイ支持部
の形状をシンプルにすることが出来るという効果を奏す
る。
【0018】上記構成より成る第6発明のレンズアレイ
の製造方法は、ロッドレンズを多数列設してレンズ部を
形成し、該レンズ部の両側に厚さの異なる板状のプレー
ト部材を挟着し、該板状のプレート部材をレンズアレイ
の高さに対応する幅で一定間隔毎に切断することによ
り、多数のレンズアレイを製造するので、レンズアレイ
の厚さ方向の中心に対してレンズ部がオフセットしたレ
ンズアレイの製造を可能にするという効果を奏する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につき、
図面を用いて説明する。
【0020】(第1実施形態)本第1実施形態のLED
プリンタヘッド、レンズアレイは、図1ないし図5に示
されるようにベース1の水平部12に配設されたLED
アレイチップ2からの光をレンズ部31と該レンズ部3
1の両側に挟着部321、322が配設されるレンズア
レイ3を介して感光体に照射するLEDプリンタヘッド
において、左右の前記挟着部32の一方の321の外側
壁から前記レンズ部31の上下方向に延在する中心軸S
までの長さが、中心軸Sの上下方向全体に亘り他方32
2の外側壁からの長さに比べて大きいとともに、前記レ
ンズ部の上下方向に延在する中心軸から左右の外側壁ま
での長さが中心軸の上下方向全体に亘り非対称である。
【0021】前記ベース1は、図1に示されるように下
部に逆U字状の切欠13が形成され、前記LEDアレイ
チップ2が配設される前記水平部12の一端から上方に
突出した矩形状の横断面形状のレンズアレイ支持部11
が形成され、略h字形状の横断面形状のベース本体10
によって構成されている。
【0022】前記ベース本体10の中央の前記水平部1
2の上面にLEDアレイチップ2が配設されたLED基
板20が配設され、前記レンズアレイ支持部11の内側
壁111に前記レンズアレイ3の一方の側壁3211が
接着され配設されるものである。
【0023】前記ベース1およびその前記レンズアレイ
支持部11は、充分な剛性を有する金属材料その他の材
料によって構成されているものである。
【0024】前記LED基板20は、前記ベース1の前
記感光体ドラムの様な感光体の外周面下部に対向する水
平な前記対向面である前記水平部12の上面に配設さ
れ、画像を形成する用紙のサイズおよび解像度に応じ
て、例えばA3用紙の場合は例えば58個のLEDアレ
イチップ2が列設されている。各LEDアレイチップ2
は、128個の発光点を有するものである。
【0025】前記レンズアレイ3は、感光体ドラムその
他の前記感光体の外周面下部と前記LED基板20の上
方との間に位置する部位に配設され、2枚の板状のガラ
スエポキシ樹脂にガラスファイバー繊維を含浸固化した
板(熱膨張係数は1.1×10-5/℃)の間に中実円筒
のガラス棒のロッドレンズを少なくとも2層になるよう
に多数並設してその間の隙間にシリコーンが充填された
レンズアレイによって構成されている。
【0026】通常は図2(B)に示されるようにレンズ
アレイの構成としてレンズ部31を挟着する側板32の
厚さは左右同一であるが、図2(A)に示されるように
レンズ部31を挟着する異なる厚さの側板321、32
2であっても熱膨張率は変わらないので、レンズアレイ
の熱による挙動すなわち温度当たりの変化率は、同一厚
さの側板の場合でも、異なる厚さの側板であってほぼ同
じと判断できるこのことから、レンズアレイの構成部材
の側板の厚さが異なっていても光軸が実用上影響をうけ
ることは少ない。
【0027】レンズアレイの配置は、前記LED基板2
0に配置された前記LEDアレイチップ2の発光点が感
光体ドラムのような感光体の表面に収束するような、光
軸方向および光軸と垂直方向の所定位置に設定される。
【0028】すなわち前記水平部12の上面に配設され
た前記LEDアレイチップ2の発光点の軸SCと前記レ
ンズアレイ3の前記レンズ部31の中心軸Sとが一致す
るように、前記レンズアレイ3の前記一方の挟着部32
1の厚さが決定されている。
【0029】前記レンズ部31の中心軸からの長さの大
きな左右の一方の前記挟着部321の外側壁3211お
よび小さな他方の前記挟着部322の外側壁3221と
前記レンズ部31の中心軸Sとの間の長さが、上下方向
全体に亘りそれぞれ一定である。
【0030】本第1実施形態のレンズアレイの製造方法
について、図3および図4を用いて以下に述べる。
【0031】まず図3に示されるようにロッドレンズを
多数列設してレンズ部31を構成するレンズロッド集合
体310を形成し、該レンズロッド集合体310の両側
に厚さの異なる2枚の板状のプレート部材3210、3
220を挟着し、図4に示されるように挟着された2枚
の板状のプレート部材3210、3220をレンズアレ
イの高さに対応する幅で一定間隔毎に切断することによ
り、多数のレンズアレイを製造するものである。
【0032】図3に示されるようにロッドレンズを互い
違いに2列になるように多数列設してレンズアレイ3の
レンズ部31に分割されるレンズロッド集合体310を
形成し、該レンズロッド集合体310の両側に厚い板状
のプレート部材3210と薄い板状のプレート部材32
20を挟着する。
【0033】前記レンズロッド集合体310の両側に厚
い板状のプレート部材3210と薄い板状のプレート部
材3220を挟着した後、隙間にシリコーンを充填して
接着し、図4に示されるようにレンズアレイ3の高さに
対応する一定間隔毎に切断し、切断した面を研摩するこ
とにより、多数のレンズアレイを製造するものである。
【0034】本第1実施形態のLEDプリンタヘッドの
組み立て方法は、まず前記LED基板20であるPWB
の所定位置にLEDアレイチップ2を直線状に固定す
る。
【0035】前記LEDアレイチップ2が固定された前
記LED基板20であるPWBが、上方より前記ベース
1の中央の前記水平部12の上面に接着剤によって固定
される。
【0036】前記ベース1の中央の水平部12の上面に
前記LEDアレイチップ2および前記LED基板20が
固定された後、前記水平部12の一端から上方に突出し
た矩形状の横断面形状の前記レンズアレイ支持部11の
内側壁111に前記レンズアレイ3の一方の側壁321
1が接着され配設される。
【0037】前記レンズアレイ3の一方の側壁3211
が、前記レンズアレイ支持部11の内側壁111に接着
された後、略J字形状の横面形状の樹脂カバー14が前
記水平部12の他端に載置して、前記レンズアレイ3の
右側面にカバー14の内側面141に当接させて、前記
レンズアレイ3の右側面およびベース本体10の肩部の
外側壁と前記カバー14の内側面141および上下端と
が接着剤および封止剤によって固定される。
【0038】上記構成より成る本第1実施形態のレンズ
アレイは、前記レンズ部31と該レンズ部31の両側に
前記挟着部321、322が配設されるレンズアレイ3
において、左右の前記挟着部の一方321の外側壁32
11から前記レンズ部31の上下方向に延在する中心軸
Sまでの長さが、中心軸の上下方向全体に亘り他方32
2の外側壁3221からの長さに比べて大きいすなわち
前記レンズ部の上下方向に延在する中心軸から左右の外
側壁までの長さが中心軸の上下方向全体に亘り非対称で
あるので、LEDプリンタヘッドにおける設計の自由度
を高めることが出来るとともに、各構成要素とのアクセ
ス自由度を高めるという効果を奏する。
【0039】また本第1実施形態のレンズアレイは、前
記レンズ部31の中心軸からの長さの大きな左右の一方
の前記挟着部321の外側壁3211と前記レンズ部3
1の中心軸Sとの間の長さが、上下方向全体に亘り一定
であるので、前記レンズアレイ3を支持するヘッド先端
部の形状をシンプルにすることが出来るという効果を奏
する。
【0040】すなわちLEDアレイチップ2の光を感光
体に照射するためにはレンズアレイが使用されるが、本
第1実施形態においてはその断面形状を非対称にする、
すなわちレンズアレイ3の厚さ方向(感光体の移動方
向)の中心とレンズ部31の中心軸Sとをオフセットさ
せることで、LEDプリンタヘッドの形状の設計自由度
が大きくできる。その結果としてたとえばプリンター、
コピー機などの設計の自由度が大きくなることでデザイ
ンなどについても優位となる。
【0041】従来においては、通常前記LED基板20
の下にはコネクタ21が付いており、図5(A)に示さ
れるように斜め上方から前記LED基板20を前記ベー
ス1にの前記水平部12にセットしていた。
【0042】本第1実施形態においては、レンズアレイ
3の断面形状を非対称にする、すなわちレンズアレイ3
の厚さ方向(感光体の移動方向)の中心とレンズ部31
の中心軸Sとをオフセットさせることにより、図5
(B)に示されるように従来(図5(A))におけるベ
ース1のレンズアレイ支持部11の突出部112の出っ
張りを無くすことにより、図1および図5(B)に示さ
れるように真上からLED基板20を前記ベース1の前
記水平部12にセットすることができるので、アクセス
自由度が高いということになる。
【0043】また本第1実施形態においては、ベース1
の形状がシンプル(簡易)になり、コストおよび精度に
おいて、後述するように有利である。
【0044】従来における前記ベース1のレンズアレイ
支持部1の前記突出部112の出っ張りがなくなるた
め、前記ベース1の形状がシンプルになるので、前記ベ
ース1におけるLED基板20を取り付ける水平面12
と前記レンズアレイ3を取り付ける垂直面111は、フ
ライスのエンドミルを用いて1回の切削で精度を出すこ
とができる。
【0045】また前記ベース1をアルミの押し出しやダ
イキャストで製造する場合、面の数が少ないため、金型
のコストを安価にできるとともに、金型の凹凸が減るこ
とにより、摩耗する箇所が少なくなるため、金型の寿命
(ライフ)を長くすることができる。
【0046】さらに金型の凹凸が減ることにより、金型
の精度を高くできるとともに、切削工具(例えばエンド
ミル)を走らせることが容易であり、金型の面の精度を
高精度にすることができる。
【0047】前記LED基板(PWB)20をベース1
の水平部12に位置決めするに当たり、図5(B)に示
されるように障害物がなくなり、前記LED基板(PW
B)20を真上から位置決めして配設することができる
ので、上下左右の2軸若しくはそれに前後を加えた3軸
の移動機構を備えたLED基板貼り付け装置で良く、該
LED基板貼り付け位置に複雑な移動機構が不要である
という利点を有する。
【0048】また本第1実施形態のレンズアレイを製造
するレンズアレイの製造方法においては、ロッドレンズ
を多数列設してレンズ部31に分割されるレンズロッド
集合体310を形成し、該レンズロッド集合体310の
両側に厚さの異なる板状のプレート部材3210、32
20を挟着し、該板状のプレート部材3210、322
0をレンズアレイの高さに対応する幅で一定間隔毎に切
断することにより、多数のレンズアレイを製造するの
で、レンズアレイの厚さ方向の中心に対してレンズ部が
オフセットしたレンズアレイの製造を可能にするととも
に、容易にするという効果を奏する。
【0049】(第2実施形態)本第2実施形態のレンズ
アレイは、図6に示されるようにレンズアレイ3におけ
るレンズ部31の中心軸からの平均的な長さの小さな左
右の他方の前記挟着部322の外側壁3221と前記レ
ンズ部31の中心軸Sとの間の長さが、上下方向の一端
から他端に向かって徐々に変化する点が、前記第1実施
形態との相違点であり、以下相違点を中心に説明する。
【0050】すなわち図6に示されるように感光体に近
いレンズアレイ3の上下方向における上端から下端に向
かって他方の前記挟着部322の前記長さ(感光体の移
動方向における厚さ)が徐々に増加するようにするもの
である。
【0051】本第2実施形態におけるレンズアレイ3の
製造方法は、まずロッドレンズを多数列設してレンズ部
31に分割されるレンズロッド集合体310を形成し、
該レンズロッド集合体310の両側に矩形の横断面形状
および直角三角形の横断面形状の2枚の板状のプレート
部材3210、3220を挟着するものであり、その他
の製造方法は、前記第1実施形態と同様である。
【0052】本第2実施形態のレンズアレイは、前記レ
ンズ部31の中心軸からの長さの小さな左右の他方の前
記挟着部322の外側壁3221と前記レンズ部31の
中心軸Sとの間の長さが、感光体に近い前記一端から他
端に向かって徐々に増加するので、図7に示されるよう
にLEDプリンタヘッドの先端部の占有面積または占有
角θを小さくして、LEDプリンタヘッドの小型化およ
び薄型化を可能にするという効果を奏する。
【0053】上述の実施形態は、説明のために例示した
もので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記
載から当業者が認識することができる本発明の技術的思
想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【0054】上述の第1実施形態においては、一例とし
て図8(A)に示されるようにレンズ部31の両側に厚
さの異なる挟着部321、322が挟着される例につい
て説明したが、本発明としてはそれらに限定されるもの
では無く、例えば図8(B)に示されるようにレンズ部
31の両側に厚さの等しい挟着部321、322を構成
する板状プレートが挟着され、挟着した後他方の挟着部
322を構成する板状プレートの一部が切削され厚さを
薄くする実施形態や、図8(C)に示されるようにレン
ズ部31の両側に厚さの等しい挟着部321、322を
構成する板状プレートが挟着され、挟着した後他方の挟
着部321を構成する板状プレートにさらに一枚以上の
同じ材質の板状プレート321Pを貼り付ける実施形態
その他を採用することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のLEDプリンタヘッ
ド、レンズアレイを示す断面図である。
【図2】本第1実施形態および従来のレンズアレイを示
す断面図である。
【図3】本第1実施形態のレンズアレイの製造方法にお
ける挟着工程を示す斜視図である。
【図4】本第1実施形態のレンズアレイの製造方法にお
ける切断工程を示す斜視図である。
【図5】本第1実施形態および従来のLEDプリンタヘ
ッドにおけるLED基板のアクセス自由度を比較するた
めの断面図である。
【図6】本発明の第2実施形態のレンズアレイを示す断
面図である。
【図7】本第2実施形態のレンズアレイの占有角を説明
するための説明図である。
【図8】本発明のその他の実施形態のレンズアレイの製
造方法を説明するための説明図である。
【図9】従来のレンズアレイを示す斜視図である。
【図10】従来の複写機用光学素子を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1 ベース 2 LEDアレイチップ 3 レンズアレイ 12 水平部 31 レンズ部 32、321、322 挟着部 S 中心軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植田 俊介 三重県鈴鹿市伊船町1900番地 鈴鹿富士ゼ ロックス株式会社内 (72)発明者 生駒 英之 三重県鈴鹿市伊船町1900番地 鈴鹿富士ゼ ロックス株式会社内 (72)発明者 豊田 高史 三重県鈴鹿市伊船町1900番地 鈴鹿富士ゼ ロックス株式会社内 (72)発明者 鈴木 節男 三重県鈴鹿市伊船町1900番地 鈴鹿富士ゼ ロックス株式会社内 (72)発明者 夏井 小百合 三重県鈴鹿市伊船町1900番地 鈴鹿富士ゼ ロックス株式会社内 Fターム(参考) 2C162 AE21 AE28 AE36 AE40 AE47 FA17 FA44 FA50 FA53

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ部と該レンズ部の両側に挟着部が
    配設されるレンズアレイにおいて、 左右の前記挟着部の一方の外側壁から前記レンズ部の上
    下方向に延在する中心軸までの長さが、中心軸の上下方
    向全体に亘り他方の外側壁からの長さに比べて大きいこ
    とを特徴とするレンズアレイ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記レンズ部の上下方向に延在する中心軸から左右の外
    側壁までの長さが中心軸の上下方向全体に亘り非対称で
    あることを特徴とするレンズアレイ。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記レンズ部の中心軸からの長さの大きな左右の一方の
    前記挟着部の外側壁と前記レンズ部の中心軸との間の長
    さが、上下方向全体に亘り一定であることを特徴とする
    レンズアレイ。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記レンズ部の中心軸からの長さの小さな左右の他方の
    前記挟着部の外側壁と前記レンズ部の中心軸との間の長
    さが、上下方向の一端から他端に向かって徐々に変化す
    ることを特徴とするレンズアレイ。
  5. 【請求項5】 ベースの水平部に配設されたLEDから
    の光をレンズ部と該レンズ部の両側に挟着部とが配設さ
    れるレンズアレイを介して感光体に照射するLEDプリ
    ンタヘッドにおいて、 左右の前記挟着部の一方の外側壁から前記レンズ部の上
    下方向に延在する中心軸までの長さが、中心軸の上下方
    向全体に亘り他方の外側壁からの長さに比べて大きいと
    ともに、 前記LEDが配設される前記ベースの前記水平部の一端
    から上方に突出したレンズアレイ支持部を矩形状の横断
    面形状にしたことを特徴とするLEDプリンタヘッド。
  6. 【請求項6】 ロッドレンズを多数列設してレンズ部を
    形成し、 該レンズ部の両側に厚さの異なる板状のプレート部材を
    挟着し、 該板状のプレート部材をレンズアレイの高さに対応する
    幅で一定間隔毎に切断することにより、 多数のレンズアレイを製造することを特徴とするレンズ
    アレイの製造方法。
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