JP6519761B2 - 電子部品受渡し装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ウエハシートに貼り付けられた電子部品をコレットに吸着させる電子部品受渡し装置に関する。
ウエハシートの表面に貼り付けられた多数の電子部品のうち受渡し対象となる1つの電子部品は、当該電子部品の位置に対応するウエハシートの裏面が針状部材で押され、他の電子部品よりウエハシートの表側に突出した状態となって、コレットに受け渡される。これは、電子部品をウエハシートから剥がれ易くするためのもので、その具体例が、例えば、特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載のピックアップ装置は、突き上げ駒でウエハシートをコレットに向かって押し上げ、吸着対象の電子部品(チップ)をコレットに接触させた後、突き上げ駒を降下させて、突き上げ駒から針状部材(突き上げニードル)を突出した状態にする。
特開平11−186298号公報
しかしながら、特許文献1に記載のピックアップ装置では、ウエハシートにおいて、コレットの吸着対象となる1つの電子部品分の領域のみが突き上げ駒で押し上げられるので、突き上げ駒の位置と押し上げようとする電子部品の位置とが一致していない場合、電子部品を所定の位置に押し上げることができず、電子部品がコレットに吸着されないという問題があった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされるもので、電子部品を安定的にコレットに吸着させることが可能な電子部品受渡し装置を提供することを目的とする。
前記目的に沿う本発明に係る電子部品受渡し装置は、表面に多数の電子部品が貼り付けられたウエハシートの表側の受取り位置に配される吸着部を有するコレットと、前記ウエハシートを裏側から押して前記電子部品を前記コレットに接近させるシート押し手段とを具備する電子部品受渡し装置において、前記シート押し手段は、前記ウエハシートの表面に貼り付けられている前記電子部品のうち複数の前記電子部品が存在する領域Aに対応する裏面の領域Bに面接触する吸引ヘッドを有し、該ウエハシートの裏側から前記受取り位置に接近する第1の方向及び該第1の方向の反対方向の第2の方向に移動可能に設けられたペパーポットと、前記第1、第2の方向に移動可能に設けられ、前記吸引ヘッド内に収容された先端部が前記吸引ヘッドから突出可能な針状部材とを備え、前記ペパーポットは、前記吸引ヘッドが前記ウエハシートの裏面の領域Bに面接触した状態で、前記針状部材と共に前記第1の方向に移動して前記領域A内の1つの前記電子部品を、前記受取り位置に配された前記コレットの前記吸着部に接触させ、前記吸引ヘッドで前記ウエハシートを吸引した状態で前記第2の方向に移動して前記コレットから遠ざかり、前記針状部材は、前記ペパーポットが前記第2の方向に移動し始めたタイミングで静止し、前記先端部が前記吸引ヘッドから突出して、前記1つの電子部品の前記吸着部への接触状態を維持し、前記コレットは、前記1つの電子部品が前記吸着部に接触してから該電子部品の該吸着部への接触状態を維持していた前記針状部材が前記第2の方向への移動を開始するまで静止し、前記受取り位置から前記第1、第2の方向以外の方向に移動する
本発明に係る電子部品受渡し装置は、ペパーポットが、ウエハシートの表面に貼り付けられている電子部品のうち複数の電子部品が存在する領域Aに対応する裏面の領域Bに吸引ヘッドが面接触した状態で、針状部材と共に第1の方向に移動して領域A内の1つの電子部品を、受取り位置に配されたコレットの吸着部に接触させるので、確実に受渡し対象の電子部品を所定位置に配した状態でコレットの吸着部に接触させることができる。
そして、ペパーポットが、吸引ヘッドでウエハシートを吸引した状態で第2の方向に移動してコレットから遠ざかり、針状部材が、ペパーポットが第2の方向に移動し始めたタイミングで静止し、先端部が吸引ヘッドから突出して、受渡し対象の電子部品の吸着部への接触状態を維持するので、吸着部に接触している電子部品からウエハシートを剥がれ易い状態にすることができ、電子部品を安定的にコレットに吸着させることが可能である。
本発明の一実施の形態に係る電子部品受渡し装置の説明図である。 電子部品が貼り付けられたウエハシートの説明図である。 シート押し手段の説明図である。 (A)〜(C)はそれぞれ電子部品の受渡しの様子を示す説明図である。 (A)、(B)はそれぞれ電子部品の受渡しの様子を示す説明図である。 (A)はピックアップユニットの変形例を示す説明図であり、(B)はウエハシートを水平配置する例を示す説明図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
図1、図3に示すように、本発明の一実施の形態に係る電子部品受渡し装置10は、ウエハシートSの表側の受取り位置Pに配される吸着部11を有するコレット12と、ウエハシートSの一部を裏側から押して電子部品Wをコレット12に接近させるシート押し手段13とを具備する装置である。以下、詳細に説明する。
電子部品受渡し装置10は、図1、図2に示すように、表面に多数の電子部品Wが貼り付けられたウエハシートSを支持するウエハリング14と、複数のコレット12を有するピックアップユニット15とを備えている。
裏面がウエハシートSに貼り付けられた各電子部品Wは、ダイシングによって個片化されたものであり、図2に示すように、ウエハシートSを鉛直面に沿って配置した状態で、ウエハシートSの表面には電子部品Wが左右方向に配された複数の電子部品Wの列が鉛直方向(上下方向)に並べられている。本実施の形態では、電子部品W間に30〜100μmの隙間が設けられている。
ウエハリング14は、図1、図2に示すように、ウエハシートSの外縁部を固定し、ウエハシートSのオリフラQを下側に配した状態でウエハシートSを鉛直に配している。ウエハリング14は、モータ14aの作動によって、ウエハシートSと共に、左右方向及び鉛直方向に移動する。
ピックアップユニット15は、図1に示すように、ウエハシートSの表側(前側)に配置され、モータ16が固定された支持ベース17を具備している。支持ベース17には、モータ16から回転力が与えられる水平配置された回転軸18が取り付けられている。
回転軸18には複数のアーム19を有するコレット支持体20が固定され、各アーム19の先端側には1つのコレット12が装着されている。コレット12の先端は仮想円に沿って等間隔で配置され、各コレット12は、図3に示すように、空気の吸込み口21を備えた吸着部11が先細りした先端側に設けられている。吸着部11は真空圧(負圧)によって電子部品Wを吸着保持し、大気開放もしくは正圧によって電子部品Wの吸着を解くことができる。
コレット12は、図1に示すように、モータ16の作動によって間欠的に円弧状の経路を移動し、順次、ウエハシートSの表面に対向して配置されて、ウエハシートSに貼り付けられた電子部品Wを吸着可能な状態となる。コレット12がウエハシートSの表面に対向して配置される位置を、「受取り位置P」とする。
なお、本実施の形態では、4つのコレット12が設けられているが、コレット12の数は4つに限定されない。
また、シート押し手段13は、図1、図3に示すように、ウエハシートSの裏側(後側)に配置された前後方向に長いペパーポット22と、ペパーポット22内に収容された前後方向に長い針状部材23とを備えている。ペパーポット22及び針状部材23はそれぞれ軸心(長手方向)がウエハシートSに直交する方向に配置されている。
ペパーポット22及び針状部材23はそれぞれ、モータ、カム及びカムフォロアを有する周知の機構によって進退可能に設けられ、前進する(第1の方向に移動する)ことによって、受取り位置Pに接近し、後退する(第1の方向の反対方向の第2の方向に移動する)ことによって、受取り位置Pから遠ざかる。
ペパーポット22は、図3に示すように、ウエハシートSの裏面に面接触する吸引ヘッド24と、前側に吸引ヘッド24が取り付けられた前後方向に長い中空部材25を有している。
吸引ヘッド24は、図2、図3に示すように、円柱状であり、吸引ヘッド24には、吸引ヘッド24の軸心に沿った貫通孔28と、貫通孔28の周りを前後方向にそれぞれ貫通する複数の流路26が形成されている。中空部材25には、針状部材23を収容する内側空間部29が設けられ、貫通孔28及び複数の流路26の各後端は内側空間部29に達している。針状部材23の先端部は貫通孔28内に配置されており、針状部材23がペパーポット22に対して前進することで、針状部材23の先端部は吸引ヘッド24から前方に突出する。
吸引ヘッド24には、図2、図3に示すように、前端にウエハシートSに面接触する円形の平坦面27が設けられ、貫通孔28及び複数の流路26の各前端は平坦面27に達している。
平坦面27は、ウエハシートSに貼り付けられた全電子部品Wのうち複数の電子部品Wが貼り付けられた領域Aと同じ大きさである。従って、吸引ヘッド24の平坦面27が領域Aに対応するウエハシートSの裏面の領域Bに面接触した状態で、ペパーポット22が前進すると、平坦面27に面接触したウエハシートSの領域Bと共に、領域A内の複数の電子部品Wが前方に押し出されるようになる。
各流路26の前端は、吸引ヘッド24の平坦面27が面接触しているウエハシートSによって覆われた状態にあり、内側空間部29及び複数の流路26内の空気を吸引する図示しない真空ポンプの作動により、吸引ヘッド24は、面接触しているウエハシートSを吸着する。
また、電子部品受渡し装置10は、図1に示すように、プリズム30を介して、吸引ヘッド24が面接触したウエハシートSの表面の領域Aに貼り付けられた複数の電子部品Wを撮像する撮像手段31と、電子部品Wが撮像した画像を基に、ウエハリング14の位置を調整するための指令信号を発信する制御部32を備えている。制御部32は、CPU及びメモリを有して構成でき、撮像手段31が撮像した画像から電子部品Wの位置を検出し、ウエハリング14を移動させるべき方向及び移動距離(以下、「ウエハリング14の位置補正」とも言う)を算出し、モータ14aに指令信号を送信する。
次に、コレット12がウエハシートSから電子部品Wを取得する工程について説明する。
まず、制御部32からの指令信号の送信によりモータ14aが作動し、ウエハリング14を移動させ、図4(A)に示すように、領域A内の受渡し対象となる一の電子部品W(以下、この電子部品Wを「受渡し対象の電子部品W」と言う)が表面に配されているウエハシートSの裏面の領域を、吸引ヘッド24の平坦面27の中心、即ち貫通孔28が形成された位置に配置させる。
ウエハリング14が移動している際、吸引ヘッド24によるウエハシートSの吸着は解除された状態であり、針状部材23の先端部は吸引ヘッド24から突出していない状態である。
ウエハリング14の移動が完了した後、吸引ヘッド24によるウエハシートSの吸着が開始され、ペパーポット22及び針状部材23は前進を開始する。ペパーポット22及び針状部材23が前進を開始する前のペパーポット22及び針状部材23の位置を、以下、「後退位置」と言う。
ペパーポット22は、吸引ヘッド24が、ウエハシートSの受渡し対象の電子部品Wを含む複数の電子部品Wが表面に貼り付けられた領域Aに対応する裏面の領域Bを面接触して吸着した状態で、針状部材23と共に針状部材23と同速度で前進する。
ペパーポット22及び針状部材23が前進を開始する前から、一のコレット12が円弧状の経路を移動して別位置から受取り位置Pに接近している。
よって、ペパーポット22及び針状部材23は、コレット12が受取り位置Pに接近しているタイミングで、前進を開始することとなる。これは、コレット12が電子部品Wを取得するまでの時間を短縮するためである。
ペパーポット22及び針状部材23は所定の距離を前進し、図4(B)に示すように、受渡し対象の電子部品W(1つの電子部品W)を受取り位置Pに配されたコレット12の吸着部11に接触させ、静止する。コレット12は吸着部11に接触した受渡し対象の電子部品Wを真空圧によって吸着する。
そして、ペパーポット22は、図4(C)に示すように、ウエハシートSの裏面の吸着を継続したまま後退して、受取り位置Pに配されたコレット12から遠ざかる。一方、針状部材23は、ペパーポット22が後退し始めたタイミングで静止し、先端部が吸引ヘッド24から突出して、電子部品Wをコレット12に押し付けた状態、即ち、電子部品Wのコレット12の吸着部11への接触状態を維持する。
ここで、針状部材23は先端部がウエハシートSに接触しており、その接触面積は電子部品Wの裏面の面積より小さい。従って、ウエハシートSにおいて、受渡し対象の電子部品Wの裏面が貼り付けられていた領域は、針状部材23に非接触な部分が、後方、即ち、電子部品Wから遠ざかる方向に引き離されることとなる。よって、受渡し対象の電子部品WはウエハシートSから剥がれ易い状態となる。
しかも、ウエハシートSは、吸引ヘッド24の平坦面27の外周部に接している領域が吸引ヘッド24に吸着されているので、吸引ヘッド24に吸着されない場合に比べ、針状部材23によって吸引ヘッド24の平坦面27から離される領域の電子部品Wの裏面に対する傾斜角が大きくなる。そのため、受渡し対象の電子部品Wを、確実にウエハシートSから剥がれ易い状態にすることができる。
そして、コレット12による電子部品Wの吸引力は、ウエハシートSの針状部材23の先端部が裏面に接触している部分に対応する前面部分が受渡し対象の電子部品Wに貼り付いている力に比べて大きいことから、針状部材23が後退することによって、図5(A)に示すように、コレット12に吸着された受渡し対象の電子部品Wは、ウエハシートSから剥離する。針状部材23は、後退位置まで後退して、後退位置に配されたペパーポット22の貫通孔28内に先端部が収容される(針状部材23の先端部はペパーポット22から突出していない状態となる)。
コレット12は、受渡し対象の電子部品Wが吸着部11に接触してから該当の電子部品Wの吸着部11への接触状態を維持していた針状部材23が後退を開始するまで静止していることとなる。
本実施の形態では、針状部材23が後退位置まで後退する前に、電子部品Wを吸着したコレット12が、受取り位置Pから遠ざかる。これは、単位時間当たりにコレット12が電子部品Wを取得する数を増加させるためである。
ここで、コレット12を前後方向に移動可能に設計し、受渡し対象の電子部品Wがコレット12の吸着部11に接触した状態になってから、ペパーポット22から針状部材23の先端部が突出し始めると共にコレット12が前方に移動(コレット12の吸着部11をアーム19に接近させる方向に移動)することで、電子部品Wを針状部材23でコレット12に押し付けた状態を維持しつつ電子部品Wをペパーポット22から遠ざけることもできる。但し、この場合、コレット12及び針状部材23が前方に移動する速度を一致させる必要があることから、コレット12及び針状部材23の前方への移動速度は、本実施の形態におけるペパーポット22の後退速度に比べ、遅くなる。そのため、電子部品WをウエハシートSから剥離するまでの時間が長くなり、単位時間当たりにコレット12が取得できる電子部品Wの数は少なくなる。
そして、針状部材23が後退し始めた後、吸引ヘッド24によるウエハシートSの吸着が解除され、制御部32から指令信号が発信されて、図5(B)に示すように、次の電子部品Wの受渡しを行うべく、ウエハリング14の移動が行われる。
なお、図4(A)〜(C)、図5(A)、(B)では、流路26の記載を省略している。
従って、電子部品受渡し装置10を用いて、ウエハシートSの表面に貼り付けられた電子部品Wをコレット12に与える電子部品Wの受渡し方法は以下の工程を有することとなる。
工程S1:ペパーポット22は、ウエハシートSの表面に貼り付けられている電子部品Wのうち複数の電子部品Wが存在する領域Aに対応する裏面の領域Bに吸引ヘッド24が面接触した状態で、針状部材23と共に前進して領域A内の1つの電子部品Wを、受取り位置Pに配されたコレット12の吸着部11に接触させる。
工程S2:ペパーポット22は、吸引ヘッド24でウエハシートSを吸引した状態で後退してコレット12から遠ざかり、針状部材23はペパーポット22が後退し始めたタイミングで静止し、先端部が吸引ヘッド24から突出して、電子部品Wの吸着部11への接触状態を維持する。
また、撮像手段31による撮像は、コレット12が受取り位置Pに配されておらず、コレット12が撮像範囲内に入らないタイミングで行われる。このとき、針状部材23及びペパーポット22は後退位置に配されており、ウエハシートSは吸引ヘッド24によって吸着されている。
ここで、次にコレット12に取得される電子部品Wを1番目の電子部品W、更にその次にコレット12に取得される電子部品Wを2番目の電子部品Wとすると、制御部32がウエハリング14の位置補正を算出するタイミングとウエハリング14の位置補正のタイミングの関係は以下のようになる。
(1)ウエハリング14が1番目の電子部品Wのための位置補正を完了した後、1番目の電子部品Wがコレット12に取得される前に、撮像手段31が1番目の電子部品W及び2番目の電子部品Wをとらえた画像を撮像する。
(2)1番目の電子部品Wのコレット12による取得処理を行っている間に、(1)で撮像された画像が撮像手段31から制御部32に転送され、制御部32は当該画像を基に2番目の電子部品Wのためのウエハリング14の位置補正を算出する。
(3)制御部32から指令信号が発信され、ウエハリング14が2番目の電子部品Wのための位置補正を行う。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、上記した形態に限定されるものでなく、要旨を逸脱しない条件の変更等は全て本発明の適用範囲である。
例えば、ペパーポットは、ウエハシートに面接触した状態で針状部材と共に第1の方向に移動する際、ウエハシートを吸着しなくてもよい。
また、ピックアップユニットは、図6(A)に示すように、コレット12を1つのみ備えるものであってもよい。図6(A)に示すピックアップユニットは、3時位置で電子部品Wを取得したコレット12が、アーム19と共に反時計回りに移動し、取得した電子部品Wを12時位置で他の装置に受け渡し、時計回りに移動して3時位置で新たに電子部品Wを取得する。なお、図6(A)に示す例(図6(B)に示す例についても同じ)において、電子部品受渡し装置10と同様の構成については同じ符号を付して詳しい説明を省略している。
そして、ウエハリング14は、図6(B)に示すように、ウエハシートSを水平に配置するように設けられていてもよい。この場合、ペパーポット22及び針状部材23は上昇して、6時位置に配されたコレット12に電子部品Wを押し付けることで、電子部品Wをコレット12に受け渡す。図6(B)に示すピックアップユニットは、同軸上に配された2つのコレット12を有し、一方のコレット12が6時位置で電子部品Wを取得した後、2つのコレット12が反時計回りに180度回転し、電子部品Wを取得していたコレット12は12時位置で電子部品Wを他の装置に受け渡し、6時位置に配されたコレット12は電子部品Wを取得する。
また、吸引ヘッドの平坦面は円形に限定されず、例えば多角形状であってもよい。
そして、第1、第2の方向がそれぞれ前方向及び後方向である必要はなく、例えば、第1、第2の方向がそれぞれ上方向及び下方向であってもよい。
更に、コレットの移動経路は円弧状の経路に限定されず、ペパーポット及び針状部材はコレットが受取り位置に配置された後に第1の方向の移動を開始してもよい。
また、針状部材は、先端部が内側空間部に収まった状態で、先端部を除く部分(例えば基端部)がぺパーポット外に出ていてもよい。そして、ペパーポットから突出する針状部材は複数本あってもよく、複数の針状部材とコレットとで1つの電子部品を挟んだ状態にしてもよい。
更に、コレットは先端側が先細りした形状である必要はなく、例えば、直方体形状のコレットや、吸込み口の周りが吸込み口よりウエハシート側に突出しているコレットを採用してもよい。
10:電子部品受渡し装置、11:吸着部、12:コレット、13:シート押し手段、14:ウエハリング、14a:モータ、15:ピックアップユニット、16:モータ、17:支持ベース、18:回転軸、19:アーム、20:コレット支持体、21:吸込み口、22:ペパーポット、23:針状部材、24:吸引ヘッド、25:中空部材、26:流路、27:平坦面、28:貫通孔、29:内側空間部、30:プリズム、31:撮像手段、32:制御部、P:受取り位置、Q:オリフラ、S:ウエハシート、W:電子部品

Claims (3)

  1. 表面に多数の電子部品が貼り付けられたウエハシートの表側の受取り位置に配される吸着部を有するコレットと、前記ウエハシートを裏側から押して前記電子部品を前記コレットに接近させるシート押し手段とを具備する電子部品受渡し装置において、
    前記シート押し手段は、前記ウエハシートの表面に貼り付けられている前記電子部品のうち複数の前記電子部品が存在する領域Aに対応する裏面の領域Bに面接触する吸引ヘッドを有し、該ウエハシートの裏側から前記受取り位置に接近する第1の方向及び該第1の方向の反対方向の第2の方向に移動可能に設けられたペパーポットと、
    前記第1、第2の方向に移動可能に設けられ、前記吸引ヘッド内に収容された先端部が前記吸引ヘッドから突出可能な針状部材とを備え、
    前記ペパーポットは、前記吸引ヘッドが前記ウエハシートの裏面の領域Bに面接触した状態で、前記針状部材と共に前記第1の方向に移動して前記領域A内の1つの前記電子部品を、前記受取り位置に配された前記コレットの前記吸着部に接触させ、前記吸引ヘッドで前記ウエハシートを吸引した状態で前記第2の方向に移動して前記コレットから遠ざかり、
    前記針状部材は、前記ペパーポットが前記第2の方向に移動し始めたタイミングで静止し、前記先端部が前記吸引ヘッドから突出して、前記1つの電子部品の前記吸着部への接触状態を維持し、
    前記コレットは、前記1つの電子部品が前記吸着部に接触してから該電子部品の該吸着部への接触状態を維持していた前記針状部材が前記第2の方向への移動を開始するまで静止し、前記受取り位置から前記第1、第2の方向以外の方向に移動することを特徴とする電子部品受渡し装置。
  2. 請求項1記載の電子部品受渡し装置において、前記針状部材と共に前記第1の方向に移動する際、前記ペパーポットは、前記吸引ヘッドが面接触している前記ウエハシートの裏面を吸引した状態であることを特徴とする電子部品受渡し装置。
  3. 請求項1又は2記載の電子部品受渡し装置において、前記コレットは別位置から円弧状の経路を移動して前記受取り位置に接近し、前記ペパーポット及び前記針状部材は、前記コレットが前記受取り位置に接近しているタイミングで、前記第1の方向の移動を開始することを特徴とする電子部品受渡し装置。
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