JP2006196524A - 半導体チップの分離装置および分離方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】水平に位置する回転軸22aを有して垂直面で間欠回転するインデックステーブル20に複数の吸着へッド30が設けられ、分離ステーションPに至った吸着ヘッドが降下して分離ステーション上の半導体チップ12aを吸着し、吸着ヘッドが上昇することにより半導体ウエハ12から半導体チップが分離される。インデックステーブル20がさらに間欠回転すれば、吸着ヘッド30に吸着された半導体チップ12aの上下が反転し、分離と反転とがインデックステーブルの回転という一連の動作の中で連続的に行なわれる。
【選択図】図1
Description
半導体ウエハ上の半導体チップは、分離ステーション(Pick-up Station)に所定の順序で送り込まれて半導体ウエハから順次分離される。しかし、不良品と判断された半導体チップを分離する必要はなく、また、半導体チップそのものが半導体ウエハから脱落して欠けていれば分離工程を行なう必要がない。そのため、認識カメラが分離ステーションの真上に配置されて分離ステーション上の半導体チップを認識し、良品の半導体チップに対してのみ半導体ウエハからの分離を行なえば足りる。
なお、認識カメラは使用されず、分離用吸着ヘッドに発光ダイオードが、移送用吸着ヘッドに受光センサがそれぞれ内蔵され、分離用吸着ヘッドの発光ダイオードから移送用吸着ヘッドの受光センサに向けて発光されている。
認識カメラは、吸着ヘッドの往復動の邪魔をしないように吸着ヘッドの上方に配置されるため、認識カメラと分離ステーション上の半導体チップとの距離が長くなり、焦点距離の長い高価な認識カメラが必要となる。
分離ステーションと移送ステーションとの間に吸着ヘッドの往復動のためのガイドレールなどのガイド手段が設けられるが、認識カメラの光路を遮断しないようにガイド手段を設ける必要があり、設計上の制約が多く、構成が複雑化しやすい。
また、半導体チップは半導体ウエハからトレイに移し替えられているにすぎず、反転されていないため、次のボンディング工程において半導体チップを反転させる工程が必要となる。
受光素子の受光で分離用吸着ヘッド上での半導体ウエハを確認しているため、半導体ウエハの有無が確認できても、半導体チップの良否は確認できず、半導体チップの良否を認識する工程が別途必要となる。
半導体チップ分離装置10は、水平に配置された半導体ウエハ12の上方に配置され、半導体ウエハは粘着シート14に貼付され、粘着シートの半ばまで半導体ウエハを切断して多数の半導体チップ12aにダイシングされている。半導体ウエハ12はウエハリング(図示しない)上に配置され、公知の方法により粘着シート14を引き伸ばして半導体ウエハ12上での半導体チップ12aの相互の間隔が広げられる。ウエハリングは二次元的(X−左右、Y−上下、θ−回転)に駆動可能とされ、半導体ウエハ12を水平面内で二次元的に移動させて所定の順序で半導体チップ12aを分離ステーションP(Pick-up Station)に送り込み、分離ステーションで半導体チップが半導体ウエハから順次分離される。
インデックステーブル20は、モータ22の水平に位置するモータ軸22aを回転軸として垂直面内で間欠的に回転可能とされ、その垂直な側面(垂直面)に吸着ヘッド30が等角的に複数配置されている。吸着ヘッド30の数はインデックステーブル20の回転速度(1回転に要する時間)との関係から適宜決められ、実施例では、図2に示すように、4つの吸着ヘッド30が90度離反して配置されている。
吸着ノズル30aは吸着ヘッド30内でスライド可能とされ、吸着ノズルを外方に押圧する圧縮コイルばね(図示しない)が吸着ヘッドに内蔵されて吸着ノズルを後退可能としているため、吸着ノズルが半導体チップ12aに無理に押付けられず、半導体チップの損傷が防止される。
そして、インデックステーブル20が、間欠的に回転して、次の吸着ヘッド30が分離ステーションに至るまで反射ミラー40bへの半導体チップ12aの投影を妨げるものはなく、認識カメラの光路が遮断されない。そのため、認識カメラ40の配置に対する設計上の制約がなく、半導体チップ分離装置10が構成的に簡単化される。
通常、インデックステーブルの回転軸22aと同軸のスペースは何も配置されないデッドスペースとされる。しかし、実施例では、そのデッドスペースに認識カメラ40を配置することにより、デッドスペースが有効に利用され、半導体チップ分離装置10の小型化が可能となる。なお、認識カメラ40のカメラ本体40a、反射ミラー40bをインデックステーブルの回転軸22aと同軸上でスライド可能としてもよい。
このように、吸着ヘッド付インデックステーブル20を垂直面内で間欠回転させた構成では、半導体チップ12aの分離と反転とがインデックステーブルの間欠回転という一連の動作の中で行なえる。そして、インデックステーブルの間欠回転によって、吸着ヘッド30が分離ステーションPに順次至って、分離工程が分離ステーションで中断することなく連続的になされるため、半導体チップの12aの分離が高速で効率よく行なえる。つまり、分離工程の高速化、効率化が可能となる。
12 半導体ウエハ
12a 半導体チップ
14 粘着シート
20 インデックステーブル
20a インデックステーブルの側面(垂直面)
20b ホルダ
30 (分離用)吸着ヘッド
130 (移送用)吸着ヘッド
30a 吸着ヘッド先端の吸着ノズル
40 認識カメラ
40a カメラ本体
40b 反射ミラー
50 突き上げユニット
54 突き上げピン
P 分離ステーション(Pick-up Station)
T 移送ステーション(Transfer Station)
Claims (5)
- 粘着シートに貼付されて水平に配置された半導体ウエハからダイシングされた半導体チップを分離ステーションにおいて分離する半導体チップ分離装置において、
水平に位置する回転軸を有して垂直面内で間欠的に回転するインデックステーブルと、
インデックステーブルの側面に等角的に設けられて半径方向にスライド可能な複数の吸着ヘッドとを具備し、
インデックステーブルの間欠回転によって、分離ステーションの上に至った吸着ヘッドが下降して分離ステーションに位置する半導体チップの上面を吸着し、吸着後、上昇して半導体ウエハから半導体チップを分離し、
インデックステーブルのさらなる間欠回転によって、吸着ヘッドに吸着された半導体ウエハを反転させることを特徴とする半導体チップ分離装置。 - インデックステーブルの側方に配置されて、分離ステーション上の半導体チップを認識する認識カメラをさらに具備し、
認識カメラは、インデックステーブルの回転軸と同軸上に位置するカメラ本体および反射ミラーを持ち、
反射ミラーは、分離ステーションの半導体チップを投影可能に、分離ステーションの真上でインデックステーブルの回転軸と同軸上に位置している請求項1記載の半導体チップ分離装置。 - 粘着シートに貼付されて水平に配置された半導体ウエハからダイシングされた半導体チップを分離ステーションにおいて半導体ウエハから分離する半導体チップ分離方法において、
側面に複数の吸着ヘッドを持つインデックステーブルを水平に位置する回転軸の回りで間欠的に回転させ、
インデックステーブルの回転によって分離ステーションに至った吸着ヘッドが下降して分離ステーションの半導体チップの上面を吸着し、吸着後、上昇して半導体ウエハから半導体チップを分離し、
インデックステーブルのさらなる回転によって、吸着ヘッドに吸着された半導体ウエハを反転させることを特徴とする半導体チップ分離方法。 - 分離ステーションの真上でインデックステーブルの回転軸と同軸上に位置する反射ミラーに分離ステーション上の半導体チップを投影し、
反射ミラーに投影された半導体チップの映像を、インデックステーブルの回転軸と同軸上に位置するカメラ本体で認識することを特徴とする請求項3記載の半導体チップ分離方法。 - 吸着ヘッドに吸着された半導体チップを次の工程に移送する移送ステーションを、分離ステーションと180度離反した位置に設定した請求項3または4記載の半導体チップ分離方法。
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JP2005003970A JP2006196524A (ja) | 2005-01-11 | 2005-01-11 | 半導体チップの分離装置および分離方法 |
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JP2006196524A5 JP2006196524A5 (ja) | 2007-06-14 |
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JP2005003970A Pending JP2006196524A (ja) | 2005-01-11 | 2005-01-11 | 半導体チップの分離装置および分離方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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2005
- 2005-01-11 JP JP2005003970A patent/JP2006196524A/ja active Pending
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