JP6513362B2 - 流体管撤去方法及びそれに用いられる保護ケースと切断閉止装置 - Google Patents

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本発明は、管継手の管接続部に接続されている撤去対象の流体管を不断流状態で撤去する方法及びそれに用いられる保護ケースと切断閉止装置に関する。
流体管の撤去工事として、例えば、流体本管の一例である水道本管(配水管)から各需要家の水道メータまでの給水管(撤去対象の流体管の一例)に鉛管が使用されている場合では、鉛溶出の可能性を回避するために、ポリエチレン管等の鉛管以外の新管に布設替えする工事が行われている。
この布設替えの施工現場の配管状況を見ると、例えば、図1に示すように、水道本管に装着された樹脂製のチーズ(管継手の一例)の管接続部と鉛製の給水管とが接続されている。
チーズの管接続部は、チーズ本体に一体形成された分岐管と、当該分岐管と鉛製の給水管とを接続する樹脂製の接続管とからなり、チーズの管接続部に接続されている鉛製の給水管を撤去する場合には、チーズ本体の分岐管又は接続管内の流路を遮断する必要がある。
そして、チーズの管接続部における流路を遮断する方法として、例えば、特許文献1,2に示すように、不断水状態で流体管にホールソーで穿孔して弁挿入口を形成し、この弁挿入口から弁体を挿入して流体管の流路を遮断する流路遮断工法を用いることが考えられる。
即ち、上述の流路遮断工法を用いた流体管撤去方法では、
チーズの管接続部に作業用開閉弁を備えた分割構造の筐体を装着する工程と、
筐体にホールソーを備えた穿孔装置を装着する工程と、
作業用開閉弁を開弁操作してホールソーを送り込み、ホールソーでチーズの管接続部に弁挿入口を形成する工程と、
ホールソーを戻し操作して作業用開閉弁を閉弁操作したのち、筐体から穿孔装置を撤去する工程と、
筐体に弁体を備えた流路遮断装置を装着する工程と、
作業用開閉弁を開弁操作し、流路遮断装置の弁体を弁挿入口から管接続部内に送り込み、管接続部内の流路を遮断する工程と、
チーズの管接続部に接続されている鉛製の給水管を撤去する工程と
筐体に、弁体を流路遮断状態に押圧固定する弁押圧具を装着したのち、作業用開閉弁を筐体から撤去する工程と、
を実行する。
実公昭62−31751公報 実公昭63−47337公報
上述の流体管撤去方法では、チーズの管接続部に、作業用開閉弁を備えた分割構造の筐体を装着し、この筐体に対してホールソーを備えた穿孔装置と弁体を備えた流路遮断装置とを付け替える必要がある。さらに、弁体を流路遮断状態に押圧固定する弁押圧具を装着したのち、作業用開閉弁を筐体から撤去する必要があるため、鉛製の給水管の撤去工事に多くの煩雑な作業を要する。
しかも、チーズの管接続部には、弁体及び弁押圧具が組付けられた大きな筐体が外装状態で残置されるため、流体管撤去後の管継手構造が大型化するばかりでなく、施工コストが高騰化する不都合がある。
特に、穿孔装置のホールソー及び流路遮断装置の弁体は管軸線方向でも比較的大きな幅を有するため、それに伴って筐体における管軸線方向での設置スペースも大きくなっている。
そのため、チーズのチーズ本体の外面から鉛製の給水管の先端までのスペースが狭い現場では、設置スペースの大きな筐体を装着することができないため、上述の流体管撤去方法を用いることはできない。
この場合、チーズが装着されている水道本管(配水管)を断水して鉛製の給水管を撤去しなければならないため、断水区域における工事対象外の他の需要家に不便を強いることになる。
また、給水管撤去時には、水道本管(配水管)の外周面とチーズの内面との間のシール機能が経年変化によって劣化している場合が多く、給水管撤去時の振動等によって撤去工事後に漏水を惹起することがある。
上述の実情に鑑み、本発明の主たる課題は、管継手の管接続部に接続されている鉛管等の流体管を不断流状態で効率良く安価に撤去することができ、しかも、撤去後の管継手構造のコンパクト化を図ることのできる流体管撤去方法、及び、その方法に有用な保護ケースと切断閉止装置を提供する点にある。
本発明による第1の特徴構成は、管継手の管接続部に接続されている撤去対象の流体管を不断流状態で撤去する方法であって、
前記管継手の管接続部の設定切断位置に、切断誘導用の環状溝を形成する工程と、
前記管継手の管接続部に、当該管接続部を切断するための刃部及びこれで切断された前記管接続部の切断端面の流路開口を閉止可能な開口閉止部を有する切断閉止体と、当該切断閉止体を切断方向に移動操作する切断操作手段とを備えた切断閉止装置を装着する工程と、
前記切断閉止装置の前記切断操作手段を操作して前記切断閉止体を送り込み、前記管接続部を設定切断位置の前記環状溝に沿って切断分離するとともに、前記管接続部の切断端面の流路開口を切断閉止体の開口閉止部で閉止する工程と、
前記管継手内における前記切断閉止体よりも上流側の設定閉塞部位を閉塞可能な閉塞手段、及び、当該閉塞手段を前記流路開口に対応する前記切断閉止装置の開口部から前記設定閉塞部位に送り込んで閉塞操作する閉塞操作手段を備えた流路閉塞装置を装着する工程と、
前記切断閉止装置の切断操作手段により、開口閉止位置にある前記切断閉止体を開口開放位置に戻し操作したのち、前記閉塞手段を前記流路開口から前記管継手内の設定閉塞部位に送り込み操作し、前記閉塞操作手段で前記閉塞手段を閉塞状態に操作する工程と、
前記閉塞手段を閉塞状態で残置したまま、前記切断閉止装置を撤去する工程と、
を実行する点にある。
上記構成によれば、管継手の管接続部に装着された切断閉止装置の切断操作手段を操作して切断閉止体を切断方向に送り込むと、この切断閉止体の刃部で管接続部の設定切断位置を切断分離すると同時に、切断閉止体の開口閉止部で管接続部の切断端面の流路開口を閉止することができる。
この切断閉止装置による切断閉止工程の実行により、管継手の管接続部のうち、設定切断位置において切断された分離側管接続部分とこれに接合されている撤去対象の流体管とを撤去することができる。
また、切断閉止装置の切断閉止体には、管接続部を切断するための刃部と切断端面の流路開口を閉止可能な開口閉止部とが備えられているので、従来のように、作業用開閉弁を備えた分割構造の筐体に対して、ホールソーを備えた穿孔装置と弁体を備えた流路遮断装置とを付け替える必要がなく、撤去作業能率の向上を図ることができる。
さらに、流路閉塞装置の装着後に、切断閉止装置の切断操作手段を操作して、管接続部の切断端面の流路開口を閉止している切断閉止体を開口開放位置に戻し操作するとともに、流路閉塞装置の閉塞操作手段を操作して、閉塞手段を流路開口から管継手内の設定閉塞部位に送り込んで閉塞状態に操作することにより、管継手内における切断閉止体よりも上流側の設定閉塞部位を確実に遮断することができる。
そのため、管継手内の設定閉塞部位において閉塞手段を閉塞状態で残置することにより、管継手に外装状態で装着されている切断閉止装置を容易に撤去することができる。
したがって、管継手の管接続部に接続されている鉛管等の撤去対象の流体管を不断流状態で効率良く、且つ、施工コスト面でも有利に撤去することができ、しかも、流体管撤去後の管継手構造のコンパクト化を図ることができる。
本発明による第2の特徴構成は、前記切断閉止装置には、前記管継手の管接続部に対して径方向から装着可能な分割構造の筐体と、当該筐体の内周面と前記管接続部の外周面との間を密封する円筒状のシール材と、が備えられ、前記シール材における前記切断閉止体の前記刃部の切断移動経路に相当する部位には、前記刃部が移動する線状の切込みが形成されている点にある。
本発明による第3の特徴構成は、前記切断閉止装置の装着工程においては、前記管継手の管接続部に対する前記切断閉止装置の流体圧による離脱移動を阻止する離脱阻止具を装着する工程を含み、前記流路閉塞装置の装着工程においては、前記流路閉塞装置の閉塞手段が収納されている第1作業用ケースを、前記離脱阻止具に固定するする工程を含む点にある。
前記切断閉止装置の装着工程においては、前記管継手の管接続部に対する前記切断閉止装置の流体圧による離脱移動を阻止する離脱阻止具を装着する。
上記構成によれば、切断閉止装置の切断閉止体を切断方向に送り込んで、この切断閉止体の刃部で管接続部の設定切断位置を切断分離したとき、切断閉止体を介して切断閉止装置に作用する管軸線方向に沿った離脱側への流体圧力を、切断閉止装置が有する本来の装着固定力と離脱阻止具による離脱阻止力との協働によって強力に受け止めることができる。それ故に、管接続部の切断端面の流路開口に対して切断閉止体を閉止状態に確実に維持することができる。
前記切断閉止装置の切断閉止工程においては、前記切断閉止体の送り込みに伴う刃部の押切りによって前記管接続部を設定切断位置で切断分離する。
上記構成によれば、管接続部の設定切断位置を切断閉止体の刃部で押切り切断するので、押切り抵抗の軽減化のためには切断閉止体の薄肉化が好ましく、この薄肉化に伴って切断閉止装置における管接続部の管軸線方向での設置スペースの縮小化を図ることができるので、管継手の外面から撤去対象の流体管の先端までのスペースが狭い現場においても容易に実施することができる。
本発明による第4の特徴構成は、管継手の管接続部に接続されている撤去対象の流体管を不断流状態で撤去する方法であって、
前記管継手の管接続部に、当該管接続部を切断するための刃部及びこれで切断された前記管接続部の切断端面の流路開口を閉止可能な開口閉止部を有する切断閉止体と、当該切断閉止体を切断方向に移動操作する切断操作手段とを備えた切断閉止装置を装着する工程と、
前記切断閉止装置の前記切断操作手段を操作して前記切断閉止体を送り込み、前記管接続部を設定切断位置で切断分離するとともに、前記管接続部の切断端面の流路開口を切断閉止体の開口閉止部で閉止する工程と、
前記管継手内における前記切断閉止体よりも上流側の設定閉塞部位を閉塞可能な閉塞手段、及び、当該閉塞手段を前記流路開口に対応する前記切断閉止装置の開口部から前記設定閉塞部位に送り込んで閉塞操作する閉塞操作手段を備えた流路閉塞装置を装着する工程と、
前記切断閉止装置の切断操作手段により、開口閉止位置にある前記切断閉止体を開口開放位置に戻し操作したのち、前記閉塞手段を前記流路開口から前記管継手内の設定閉塞部位に送り込み操作し、前記閉塞操作手段で前記閉塞手段を閉塞状態に操作する工程と、
前記閉塞手段を閉塞状態で残置したまま、前記切断閉止装置を撤去する工程と、
前記切断閉止装置の撤去工程後において、前記流路閉塞装置における前記閉塞手段又は当該閉塞手段と前記閉塞操作手段とを除く他の閉塞構成部材を撤去し、前記管継手が装着されている流体本管に、前記管継手の全体及び前記流体本管の一部を密封状態で囲繞可能で、且つ、前記管接続部の切断端面の流路開口に対向する部位に接続口部を形成してある保護ケースを装着する工程と、
実行する点にある。
上記構成によれば、切断閉止装置の撤去工程後において、流路閉塞装置における閉塞手段又は当該閉塞手段と閉塞操作手段とを除く他の閉塞構成部材を撤去することにより、流体管撤去後の管継手構造のコンパクト化を促進することができる。
しかも、流体本管に装着した保護ケースにより、管継手の全体及び流体本管の一部を密封状態で囲繞するので、流体管の撤去工事後において、流体本管と管継手との間のシール機能が経年変化によって劣化して流体の漏洩が発生しても、保護ケースにて外部への流体の漏洩を確実に防止することができる。
さらに、保護ケースには、管接続部の切断端面の流路開口に対向する部位に接続口部を形成してあるので、この保護ケースの接続口部に挿入された閉塞操作手によって残置されている閉塞手段を容易に操作することができる。
本発明による第5の特徴構成は、前記保護ケースの装着工程後において、前記流路閉塞装置の閉塞手段のみを残置した状態で前記保護ケースの接続口部をプラグで密封する工程を実行する点にある。
上記構成によれば、管継手内の設定閉塞部位を閉塞している閉塞手段による流体封止作用と、保護ケースの接続口部を密封するプラグによる流体封止作用とにより、流体の外部への漏洩を確実に防止することができる。
また、保護ケースの接続口部に新たな流体管を接続する必要が生じた場合には、プラグを取り外した保護ケースの接続口部から管継手内の閉塞手段を外部に容易に取り出すことができる。
本発明による第6の特徴構成は、前記保護ケースの装着工程後において、前記保護ケースの接続口部に開閉弁を接続し、この開閉弁に前記閉塞手段を収納可能な作業用ケースを接続する工程と、前記閉塞操作手段で前記閉塞手段を閉塞解除状態に操作し、この閉塞手段を開弁状態にある前記開閉弁を経由して前記作業用ケース内に回収し、前記開閉弁を閉弁操作したのち、前記作業用ケースを撤去する工程とを実行する点にある。
上記構成によれば、保護ケースの接続口部に接続した開閉弁及び作業用ケースを用いて、管継手内の設定閉塞部位を閉塞している閉塞手段を閉塞解除状態に操作して作業用ケース内に能率良く回収することができる。
しかも、作業用ケースを撤去した状態では、保護ケースの接続口部に開閉弁が接続されているので、新たな流体管を接続する場合でも容易に実施することができる。
本発明による第7の特徴構成は、上記第4の特徴構成〜第6の特徴構成のいずれか一つの流体管撤去方法に用いられる前記保護ケースであって、前記接続口部には、プラグ及び他の流体機材が選択的に接続可能な中栓が設けられている点にある。
上記構成によれば、保護ケースを、管継手の全体及び流体本管の一部を密封状態で囲繞する状態で流体本管に装着することにより、流体管の撤去工事後において、流体本管と管継手との間のシール機能が経年変化によって劣化して流体の漏洩が発生しても、保護ケースにて外部への流体の漏洩を確実に防止することができるとともに、流体本管の管継手装着箇所を補強することができる。
しかも、保護ケースの接続口部に設けた中栓により、流体管撤去後の施工形態に対応してプラグ或いは開閉弁等の他の流体機材を選択的に能率良く容易に接続することができる。
本発明による第8の特徴構成は、上記第1の特徴構成〜第6の特徴構成のいずれか一つの流体管撤去方法に用いられる前記切断閉止装置であって、前記管継手の管接続部に対して径方向から装着可能な分割構造の筐体には、前記切断閉止体と、前記切断操作手段と、前記筐体の内周面と前記管接続部の外周面との間を密封する円筒状のシール材と、が備えられ、前記シール材における前記切断閉止体の前記刃部の切断移動経路に相当する部位には、前記切断閉止体の厚みよりも薄い線状の切込みが形成されている点にある。
上記構成によれば、管継手の管接続部に対して分割構造の筐体を径方向から装着する際、開き状態にある筐体の内周面側に臨む切断閉止体の刃部を、管接続部の設定切断位置に容易に位置合わせすることができるとともに、筐体の内周面に設けたシール材により、切断閉止体と管接続部の切断端面との間を確実に密封することができる。
第1実施形態の流体管撤去方法の切断準備工程を示す一部切欠き平面図 切断閉止装置の装着工程を示す一部切欠き平面図 切断閉止装置の装着工程を示す一部切欠き側面図 切断閉止装置の装着工程を示す要部の一部切欠き正面図 切断閉止装置の装着工程を示す要部の縦断側面図 切断閉止装置による切断閉止工程を示す一部切欠き側面図 切断閉止装置による切断閉止工程を示す要部の一部切欠き正面図 流路閉塞装置の装着工程を示す平面図 流路閉塞装置の装着工程を示す横断側面図 流路閉塞装置の装着工程を示す一部切欠き側面図 閉塞手段の拡大断面図 流路閉塞装置による閉塞工程を示す一部切欠き側面図 流路閉塞装置の第1作業用ケース及び切断閉止装置の撤去工程を示す横断側面図 保護ケースによる止水処理工程を示す分解横断側面図 保護ケースによる止水処理工程を示す横断側面図 保護ケースによる止水処理工程を示す水平断面図 第2実施形態の流体管撤去方法における保護ケースの装着工程とボール弁の装着工程及び閉塞手段を回収する第2作業用ケースの装着工程を示す一部切欠き側面図 閉塞手段の回収工程を示す一部切欠き側面図 流路閉塞装置Bの撤去工程を示す横断側面図
〔第1実施形態〕
図1〜図16は、流体本管の一例である配水管1に、管継手の一例である樹脂製(ポリ塩化ビニル等)のチーズJが装着され、このチーズJの管接続部Jaに、撤去対象の流体管の一例である鉛製の給水管2が接続されている水道配管系統(流体配管系統)において、鉛溶出の可能性のある鉛製の給水管2を、配水管1での上水(流体)の流れを維持した不断水状態(不断流状態)で撤去する給水管撤去方法(流体管撤去方法)を示す。
この給水管撤去方法に用いられるチーズJの管接続部Jaは、両配水管1の端部に水密状態で嵌合接続されている樹脂製のチーズ本体3における配水管軸線(本管軸線)X方向中央部位に一体形成されている分岐管3Aと、この分岐管3Aと鉛製の給水管2とを接続する樹脂製(ポリ塩化ビニル等)の接続管4とからなる。
給水管2の先端部の雄ネジ2aに螺合されたユニオンナット2Aにより、接続管4の下流側端部に形成された連結鍔部4bを引き寄せ固定することにより、接続管4と給水管2とが水密状態で接続されている。
そのうち、分岐管3Aの先端と鉛製の給水管2の先端との間において露出している接続管4の中間部位が撤去するための切断分離対象部位になる。
また、この給水管撤去方法では、チーズJの管接続部Jaを設定切断位置Pで切断分離し、且つ、その管接続部Jaの切断端面4aの流路開口5を水密状態で閉止する切断閉止装置Aと、チーズJ内における切断位置よりも上流側の設定閉塞部位を水密状態に閉塞する流路閉塞装置B、及び、チーズJの管接続部Jaに対する切断閉止装置Aの水圧(流体圧)による離脱移動を阻止する離脱阻止具Cと、チーズJの全体及びこれが装着されている配水管1の一部を水密状態で囲繞可能で、且つ、管接続部Jaの切断端面4aの流路開口5に対向する部位に接続口部50Aを形成してある保護ケースDとが主要流体機材として用いられる。
そのうち、切断閉止装置Aについて詳述すると、図3〜図7に示すように、チーズJの管接続部Jaに対して径方向から外装状態で装着可能な分割構造の筐体10には、管接続部Jaを切断するための刃部11a及びこれで切断された管接続部Jaの切断端面4aの流路開口5を閉止可能な開口閉止部11bとを有する板状の切断閉止体11と、当該切断閉止体11を管接続部Jaの分岐管軸線(管軸線)Yに対して直交する向き姿勢で切断方向に移動操作する切断操作手段A1とが組付けられている。
筐体10は、管接続部Jaの分岐管軸線Yを通る水平面に沿った分割面を有する下側ケース部10Aと中間ケース部10B、及び、中間ケース部10Bの上側開口部を密閉する上側ケース部10Cとから構成され、中間ケース部10Bの内部空間と上側ケース部10Cの内部空間とをもって切断閉止体11の収納空間12が形成されている。
下側ケース部10Aの下方側半内周面10a及び中間ケース部10Bの上方側半内周面10bは、図5に示すように、チーズ本体3の分岐管3Aの外径よりも大なる内径に構成され、且つ、分岐管3Aと接続管4の露出中間部位とに亘って外装可能な設置長さに構成されている。
下側ケース部10Aの下方側半内周面10a及び中間ケース部10Bの上方側半内周面10bには、図3〜図6に示すように、管接続部Jaの構成部材の一方である分岐管3Aの外周面に接触して水密にする第1シール部13aと、管接続部Jaの構成部材の他方である接続管4の露出中間部位の外周面に接触して水密にする第2シール部13bとを備えた円筒状に形成した内側シール材13と、当該内側シール材13の径方向外方側に位置する二分割構造の円筒状の外側シール材14とが設けられている。
尚、内側シール材13としてシート状のシール材を使用する場合には、このシート状シール材を現場等で円筒状に巻回する。また、円筒状に成形されたシール材を使用する場合には、この円筒状シール材の周方向一箇所を切断するか、或いは、周方向で複数に分割形成する。
切断閉止体11の刃部11aの最大幅は、図4、図7に示すように、接続管4の露出中間部位の外径よりも大で、且つ、外側シール材14の内周面の内径と同一又はそよりも若干小となる幅寸法に構成されているとともに、この刃部11aは、分岐管軸線Y方向視において外側シール材14の内周面の内径と同一又はそれよりも若干小径となる半径で半円弧状又はU字状に形成されている。
また、図3、図5に示すように、内側シール材13及び外側シール材14における切断閉止体11の刃部11aの切断移動経路に相当する部位には、当該切断閉止体11の厚みよりも薄い線状の切込みLが形成されている。
切断閉止体11の刃部11aが、図6、図7に示すように、内側シール材13及び外側シール材14の切込みLを押し広げながら、外側シール材14の内周面の底部位置又はそれよりも分岐管軸線Y側の近傍位置に相当する切断終了位置にまで押し切り移動した状態では、内側シール材13及び外側シール材14における切込みLの形成箇所の環状端面が、切断閉止体11の開口閉止部11bの外周側部位に圧縮状態で接触し、切断閉止体11と接続管4の切断端面4aとの間を水密状態に密封維持している。
また、図3、図5に示すように、内側シール材13の第2シール部13bのうち、チーズ本体3の分岐管3Aの先端から切断操作手段A1の回転操作軸芯までの範囲に相当する部位の厚みを第1シール部13aの厚みと同一の薄肉に形成して、切断閉止体11の刃部11aによる切断時の操作負荷を軽減している。
図4、図7に示すように、下側ケース部10Aと中間ケース部10Bとの接合部のうち、管接続部Jaの直径方向の一側部位には、下側ケース部10Aと中間ケース部10Bとを分岐管軸線Y方向に沿う水平軸芯Y1周りで揺動開閉自在に枢支連結するヒンジ部15が設けられている。
また、図4、図7に示すように、下側ケース部10Aと中間ケース部10Bとの接合部における管接続部Jaの直径方向の他側部位には、チーズJの管接続部Jaに対して筐体10を外装状態で締め付け固定するためのボルト16A・ナット16Bを備えた第1固定手段16が設けられ、この第1固定手段16の締め付け固定操作により、下側ケース部10Aの下方側半内周面10a及び中間ケース部10Bの上方側半内周面10bに設けられた内側シール材13及び外側シール材14を水密状態にまで圧縮する。
切断操作手段A1は、図3〜図5に示すように、上側ケース部10Cに軸支された切断方向の操作軸芯周りで回転自在な回転操作軸17と、この回転操作軸17のネジ部に螺合された回転不能なネジ駒18とを備え、ネジ駒18には、切断閉止体11をビス等の第2固定手段19で取付けるための取付け面18aが形成されている。
また、上側ケース部10Cから突出する回転操作軸17の上端部には、回転操作ハンドル(図示せず)が脱着自在に一体回転状態で嵌合装着される角軸部17aが形成されている。
次に、給水管撤去方法に用いられる流路閉塞装置Bについて詳述する。
この流路閉塞装置Bには、図10〜図12に示すように、チーズJ内における切断閉止体11よりも上流側、換言すれば、接続管4の切断端面4aよりも上流側の分岐管3A内の設定閉塞部位を閉塞可能な閉塞手段B1と、当該閉塞手段B1を切断端面4aの流路開口5に対応する切断閉止装置Aの筐体10における下流側開口部10dからチーズJ内の設定閉塞部位に送り込んで閉塞操作する閉塞操作手段B2とが備えられている。
閉塞手段B1は、図11に示すように、ボルト利用の頭部30a付きの操作ネジ軸30に、第1押圧面31aを備えた第1押圧部材31と、これの第1押圧面31aに分岐管軸線Y方向で対面する第2押圧面32aを備えた第2押圧部材32、及び、この第1押圧部材31の第1押圧面31aと第2押圧部材32の第2押圧面32aとの間に配置されるゴム製の筒状の弾性シール材33と、操作ネジ軸30の中間部に形成した大径の雄ネジ部30bとの螺合操作に伴って第1押圧部材31を第2押圧部材32側に近接移動させる操作ナット34とを外装して構成されている。
組付け状態では、操作ネジ軸30の頭部30aが第2押圧部材32の背面に当接し、且つ、操作ナット34が第1押圧部材31の背面に当接する。
また、操作ネジ軸30の一端部には、雄ネジ部30bとは逆ネジとなる小径の連結ネジ部30cが形成されている。
そして、操作ネジ軸30の雄ネジ部30bに螺合されている操作ナット34が正回転操作(時計方向に回転操作)されると、第2押圧部材32の第2押圧面32aに対して第1押圧部材31の第1押圧面31aが近接移動し、これに伴って弾性シール材33が拡径側に膨出変形してチーズJの分岐管3A内の設定閉塞部位に水密状態に圧接され、分岐管3A内の流路が遮断された閉塞状態となる。
これとは逆に、操作ナット34が逆回転操作(反時計方向に回転操作)されると、第2押圧部材32の第2押圧面32aに対して第1押圧部材31の第1押圧面31aが離間移動し、これに伴って弾性シール材33がそれの弾性復元力で縮径側に収縮変形して、分岐管3A内の流路の遮断が解除された閉塞解除状態になる。
閉塞操作手段B2には、図10〜図12に示すように、操作ネジ軸30の一端部の連結ネジ部30cに対して脱着自在に螺合連結する連結ネジ筒部35aを備えた内側操作軸35と、閉塞手段B1の操作ナット34に対して分岐管軸線Y方向から脱着自在に一体回転状態で嵌合する回転操作筒部36aを備えた外側操作軸36とが主要構成として備えられている。
外側操作軸36は、内側操作軸35に対して回転操作自在で、且つ、分岐管軸線Y方向に摺動操作可能に外装されているとともに、内側操作軸35及び外側操作軸36は、閉塞手段B1における操作ネジ軸30の連結ネジ部30c及び操作ナット34に対して分岐管軸線Y方向から分離操作自在に構成されている。
具体的には、閉塞手段B1の弾性シール材33が分岐管3A内の設定閉塞部位に水密に圧接された閉塞状態において、閉塞手段B1の操作ネジ軸30に対して内側操作軸35を弛み側に回転操作(時計方向に回転操作)すると、操作ネジ軸30の連結ネジ部30cと内側操作軸35の連結ネジ筒部35aとの螺合連結が解除されて分離される。
また、閉塞手段B1の操作ナット34に対して外側操作軸36を分岐管軸線Y方向に沿って離脱側に摺動操作すると、外側操作軸36の回転操作筒部36aが操作ナット34から嵌合離脱して分離される。
次に、給水管撤去方法に用いられる離脱阻止具Cについて詳述する。この離脱阻止具Cは、図6、図8〜図10に示すように、チーズ本体3における配水管軸線X方向の両側部位に対して分岐管3Aの分岐管軸線Y方向から外装可能な一対のU字ボルト40と、切断閉止装置Aの筐体10に一体形成され、且つ、各U字ボルト40の両ネジボルト部40aに対応する部位にボルト挿通孔(図示せず)が形成されている連結フランジ部41と、連結フランジ部41の各ボルト挿通孔から突出する各U字ボルト40の両ネジボルト部40aに螺合される第1ナット42から構成されている。
各U字ボルト40の両ネジボルト部40aの長さは、切断閉止装置Aの筐体10の取付け代と、流路閉塞装置Bの閉塞手段B1を収納する後述の第1作業用ケース43の取付け代とを見込んだ長さに設定されており、両U字ボルト40の兼用使用によって第1作業用ケース43の取付け作業の容易化、能率化を図ることができる。
尚、第1作業用ケース43の取付け代は、第1作業用ケース43の接続口部43a側の外側面に一体形成され、且つ、各U字ボルト40の両ネジボルト部40aに対応する部位にボルト挿通孔が形成されている連結フランジ部43Aの厚みと、当該連結フランジ部43Aの各ボルト挿通孔から突出する各U字ボルト40の両ネジボルト部40aに螺合される第2ナット44の螺合装着長さとの和よりも大に構成されている。
次に、給水管撤去方法や給水管布設方法等で使用可能な保護ケースDについて詳述する。この保護ケースDには、図14〜図19に示すように、チーズJの全体及びこれが装着されている配水管1の一部を水密状態(密封状態)で収納可能な収納空間49を有し、且つ、配水管1の配水管軸線X及び分岐管3Aの分岐管軸線Yを通る平面で二分割された分割保護ケース50が主要構成として備えられている。
両分割保護ケース50は、図14、図15に示すように、その接合面のパッキン装着凹部50aに装着された環状のパッキン51を挟圧する状態でボルト52A・ナット52Bを備えた第3固定手段52にて締付け固定することにより、配水管1におけるチーズJの配水管軸線X方向の両外方側部位に水密状態で挾持固定するように構成されている。
両分割保護ケース50におけるチーズJの管接続部Jaの切断端面4aの流路開口5に対向する部位に接続口部50Aが形成され、この接続口部50Aの内周面の全周にも、パッキン51の一部が突出状態で露出配置されている。
両分割保護ケース50の接続口部50Aには、プラグ(栓体)53及び他の流体機材の一例としての開閉弁であるボール弁54(図17〜図19参照)が選択的に接続可能な中栓55が、両分割保護ケース50のボルト52A・ナット52Bによる締付け固定操作で水密状態に挾持固定されている。
中栓55には、両分割保護ケース50の内面に当接可能な第1鍔部55aと、両分割保護ケース50の外面に当接可能な第2鍔部55bと、プラグ53の雄ネジ部とボール弁54に螺合接続されている接続用短管56の雄ネジ部とが択一的に螺合可能な雌ネジを形成してあるネジ筒部55cが形成されている。
また、一方の分割保護ケース50には水密検査等に使用されるネジ孔50bが貫通形成され、このネジ孔50bには止水プラグ57が脱着自在に装着されている。
次に、上述の主要流体機材等を用いた給水管撤去方法について詳述する。
図1に示すように、配水管1に装着されている樹脂製のチーズJの管接続部Ja、詳しくは、両配水管1の端部に水密状態で嵌合接続されている樹脂製のチーズ本体3の分岐管3Aと鉛製の給水管2とが樹脂製の接続管4で接続されている水道配管系統を示す。
この水道配管系統において、以下の(1)〜(7)の工程を実行して、鉛溶出の可能性のある鉛製の給水管2を、配水管1での上水の流れを維持した不断水状態で撤去する。
尚、この第1実施形態では、不要な鉛製の給水管2を撤去して止水処理し、爾後の新たな給水管の布設工事に備える給水管撤去方法となる。
(1)切断準備工程
図1に示すように、先ず、分岐管3Aの先端と鉛製の給水管2の先端との間において露出している接続管4の切断分離対象部位の設定切断位置Pに、市販されているパイプカッターや鋸等の切断具又は切削具で切断誘導用の環状溝60を形成する。
この切断誘導用環状溝60は、切断閉止装置Aの切断閉止体11による接続管4の切断を補助するもので、接続管4の厚みよりも小なる深さで横断面V字状又はI字状等に形成されている。
(2)切断閉止装置Aの装着工程
図2〜図5に示すように、チーズ本体3の分岐管3Aと接続管4の露出中間部位とに亘る状態で切断閉止装置Aの筐体10を水密状態で装着する。
この筐体10の装着にあたっては、筐体10の中間ケース部10Bに対して下側ケース部10Aをヒンジ部15で開き揺動させ、中間ケース部10Bの収納空間12から突出する切断閉止体11の刃部11aの先端を、接続管4の設定切断位置Pに形成されている切断誘導用環状溝60に位置合わせする。
この位置合わせ状態で開き姿勢にある筐体10の中間ケース部10Bと下側ケース部10Aとを分岐管3Aと接続管4とに亘って外装し、中間ケース部10Bと下側ケース部10Aとを、第1固定手段16のボルト16A・ナット16Bによる締付け固定操作によって分岐管3A及び接続管4に水密状態で挾持固定する。
次に、離脱阻止具Cの両U字ボルト40を、チーズ本体3における配水管軸線X方向の両側部位に対して分岐管3Aの分岐管軸線Y方向から外装し、各U字ボルト40の両ネジボルト部40aを、切断閉止装置Aの筐体10に一体形成されている連結フランジ部41のボルト挿通孔に挿通したのち、各ボルト挿通孔から突出する各U字ボルト40の両ネジボルト部40aに第1ナット42を螺合して締付け固定する。
(3)切断閉止装置Aによる切断工程
図6、図7に示すように、筐体10の上側ケース部10Cから突出する回転操作軸17の角軸部17aに回転操作ハンドル(図示せず)を装着し、この回転操作ハンドルを回転操作して回転操作軸17を時計方向に正回転させると、切断閉止体11が取付けられているネジ駒18が接続管4側に送り込まれ、切断閉止体11の刃部11aにて接続管4の設定切断位置Pを切断誘導用環状溝60に沿って切断分離する。
切断閉止体11の刃部11aが外側シール材14の内周面の底部位置又はそれよりも分岐管軸線Y側の近傍位置に相当する切断終了位置に到達した状態では、切断閉止体11の開口閉止部11bによって接続管4の切断端面4aの流路開口5を閉止するとともに、内側シール材13及び外側シール材14における切込みLの形成箇所の環状端面が切断閉止体11の開口閉止部11bの外周側部位に圧縮状態で接触し、切断閉止体11と接続管4の切断端面4aとの間を水密状態に密封維持している。
次に、図6に示すように、切断分離された接続管4の先端側の接続管部分4Aとこれが接続されている鉛製の給水管2とを撤去する。
このとき、チーズ本体3の分岐管3A内には、給水管2の基端側の接続管部分4Bが残置されている。
(4)流路閉塞装置Bの装着工程
図8〜図11に示すように、流路閉塞装置Bの閉塞手段B1が収納されている第1作業用ケース43の連結フランジ部43Aの各ボルト挿通孔を、各U字ボルト40の両ネジボルト部40aに装着するとともに、連結フランジ部43Aの各ボルト挿通孔から突出する各U字ボルト40の両ネジボルト部40aに第2ナット44を螺合して締付け固定する。
このとき、第1作業用ケース43の接続口部43aに装着されている第2パッキン45が切断閉止装置Aの筐体10における下流側開口部10dの端面に分岐管軸線Y方向から挟圧され、第1作業用ケース43の接続口部43aと筐体10の下流側開口部10dとが水密状態で連通接続される。
尚、閉塞操作手段B2の外側操作軸36は、第1作業用ケース43の底壁部43bに対して回転操作及び分岐管軸線Y方向に摺動操作自在に水密状態で貫通支持されている。
(5)流路閉塞装置Bによる閉塞工程
図12に示すように、切断閉止装置Aの回転操作軸17の角軸部17aを回転操作ハンドルで戻し側に回転操作して、切断終了位置にある切断閉止体11を中間ケース部10Bの内部空間と上側ケース部10Cの内部空間とをもって形成されている収納空間12側の待機位置に戻し移動させる。
次に、閉塞操作手段B2の外側操作軸36の基端部に設けられている第1ハンドル46及び内側操作軸35の基端部に設けられている第2ハンドル47を押し込み操作して、閉塞手段B1を接続管4の切断端面4aの流路開口5からチーズ本体3の分岐管3A内の設定閉塞部位に送り込む。
その後、内側操作軸35の第2ハンドル47を把持した状態で外側操作軸36の第1ハンドル46を拡径側に回転操作すると、外側操作軸36の回転操作筒部36aが嵌合している操作ナット34が正回転操作(時計方向に回転操作)され、第2押圧部材32の第2押圧面32aに対して第1押圧部材31の第1押圧面31aが近接移動し、これに伴って弾性シール材33が拡径側に膨出変形してチーズJの分岐管3A内の設定閉塞部位に水密状態で圧接され、分岐管3A内の流路が遮断された閉塞状態となる。
(6)流路閉塞装置Bの第1作業用ケース43及び切断閉止装置Aの撤去工程
図12、図13に示すように、第2ハンドル47を内側操作軸35から取り外し、この内側操作軸35から外側操作軸36を抜き出すとともに、離脱阻止具Cの両U字ボルト40の両ネジボルト部40aに螺合されている外方側の第2ナット44を取り外して、切断閉止装置Aの筐体10における下流側開口部10dから第1作業用ケース43を撤去する。
次に、両U字ボルト40の両ネジボルト部40aに螺合されている第1ナット42を取り外して、両U字ボルト40を筐体10の連結フランジ部41及びチーズ本体3から撤去したのち、切断閉止装置Aの中間ケース部10Bと下側ケース部10Aとを締め付け固定している第1固定手段16のボルト16A・ナット16Bを弛み操作し、切断閉止装置Aの筐体10をチーズJの分岐管3Aから撤去する。
その後、図14に示すように、閉塞手段B1を閉塞状態に維持したまま、この閉塞手段B1の操作ネジ軸30の連結ネジ部30cに対して内側操作軸35の連結ネジ筒部35aを弛み側に回転操作して、連結ネジ部30cから内側操作軸35を撤去する。
(7)保護ケースDによる止水処理工程
図14〜図16に示すように、配水管1におけるチーズJの配水管軸線X方向の両外方側部位に、保護ケースDの両分割保護ケース50を、チーズJの全体を密封囲繞する状態で外装し、両分割保護ケース50を第3固定手段52のボルト52A・ナット52Bの締め付けにより、配水管1におけるチーズJの配水管軸線X方向の両外方側部位に両分割保護ケース50を水密状態で挾持固定する。
両分割保護ケース50の接続口部50Aに水密状態で挾持固定されている中栓55にプラグ53を螺合固定して止水し、チーズJの全体を水密状態で囲繞して密封する。
この保護ケースDによる止水処理が完了すると、爾後の新たな給水管の布設工事に備えることになる。
〔第2実施形態〕
この実施形態の給水管撤去方法(流体管撤去方法)では、新たな給水管の布設工事の準備段階までの工程を実行する。
つまり、上述の第1実施形態おいては、閉塞手段B1の操作ネジ軸30と内側操作軸35との連結を解除し、保護ケースDを装着して止水処理したが、この第2実施形態では、閉塞手段B1の操作ネジ軸30と内側操作軸35との連結を維持したまま保護ケースDを装着し、保護ケースDの中栓55に他の流体機材の一例としての開閉弁であるボール弁54を装着し、チーズJの分岐管3A内に残置されていた閉塞手段B1を撤去するまでの工程を実行する。
次に、第2実施形態の給水管撤去方法について詳述するが、図13に示すように、内側操作軸35が連結された閉塞手段B1がチーズJの分岐管3A内に残置されている工程までは第1実施形態での説明をもって省略し、それ以降の工程について説明する。
(8)保護ケースDの装着工程とボール弁54の装着工程及び閉塞手段B1を回収する第2作業用ケース48の装着工程
図17に示すように、配水管1におけるチーズJの配水管軸線X方向の両外方側部位に、保護ケースDの両分割保護ケース50を、チーズJの全体を密封囲繞する状態で外装して、両分割保護ケース50を第3固定手段52のボルト52A・ナット52Bの締め付けにより、配水管1におけるチーズJの配水管軸線X方向の両外方側部位に両分割保護ケース50を水密状態で挾持固定する。
両分割保護ケース50の接続口部50Aに水密状態で挾持固定されている中栓55に、接続用短管56を介してボール弁54の上流側の接続口部54Aを水密状態で螺合装着する。
ボール弁54の下流側の接続口部54Bに、閉塞解除状態に操作された閉塞手段B1を収納可能な収納室48aを備えた第2作業用ケース48を水密状態で螺合接続する。
この第2作業用ケース48の底壁部48bには、閉塞操作手段B2の外側操作軸36が回転操作及び分岐管軸線Y方向に摺動操作自在に水密状態で貫通支持されている。
第2作業用ケース48がボール弁54に接続された状態では、外側操作軸36が内側操作軸35に外套し、且つ、外側操作軸36の先端の回転操作筒部36aが閉塞手段B1の操作ナット34に対して分岐管軸線Y方向から脱着自在に一体回転状態で嵌合している。
(9)閉塞手段B1の回収工程
図18に示すように、内側操作軸35の第2ハンドル47を把持した状態で外側操作軸36の第1ハンドル46を縮径側に回転操作すると、外側操作軸36の回転操作筒部36aが嵌合している操作ナット34が逆回転操作(反時計方向に回転操作)され、第2押圧部材32の第2押圧面32aに対して第1押圧部材31の第1押圧面31aが離間移動し、これに伴って弾性シール材33がそれの弾性復元力で縮径側に収縮変形して、分岐管3A内の流路の遮断が解除された閉塞解除状態になる。
次に、閉塞操作手段B2の外側操作軸36の第1ハンドル46及び内側操作軸35の第2ハンドル47を引き出し操作して、閉塞解除状態にある閉塞手段B1を、保護ケースDの中栓55、接続用短管56、ボール弁54の各内部を経由して第2作業用ケース48内に回収する。
(10)流路閉塞装置Bの撤去工程
図19に示すように、ボール弁54の弁体54aを閉弁操作したのち、このボール弁54から流路閉塞装置Bの第2作業用ケース48を撤去する。
尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
また、上述の第2実施形態では、図13に示すように、内側操作軸35が連結された閉塞手段B1がチーズJの分岐管3A内に残置されている状態で、保護ケースDの両分割保護ケース50を水密状態で装着したが、第1ハンドル46及び第2ハンドル47の取外しによって、内側操作軸35及び外側操作軸36を閉塞手段B1に連結したまま第1作業用ケース43を撤去するこができる場合には、図13の工程を省略して図17の工程に移行してもよい。
〔その他の実施形態〕
(1)上述の実施形態では、切断閉止装置Aによる切断閉止工程において、切断閉止体11の送り込みに伴う刃部11aの押切りにより、管接続部Jaの一方の構成部材である接続管4を設定切断位置Pで切断分離するように構成したが、切断閉止体11としては、駆動回転によって管接続部Jaの設定切断位置Pで切断分離する円盤鋸、或いは、駆動往復移動によって管接続部Jaの設定切断位置Pで切断分離する板状鋸等であってもよい。
要するに、切断閉止装置Aの切断閉止体11としては、管接続部Jaを切断するための刃部11aと、これで切断された管接続部Jaの切断端面4aの流路開口5を閉止可能な開口閉止部11bとを有するものであれば、如何なる形態のものを使用してもよい。
(2)上述の実施形態では、管継手としてチーズJを例に挙げて説明したが、ソケットやエルボ等の他のメカニカル継手であってもよい。
(3)上述の実施形態では、離脱阻止具Cを構成するにあたって、切断閉止装置Aの筐体10に一体形成された連結フランジ部41の外側面と、連結フランジ部41の各ボルト挿通孔から突出する各U字ボルト40の両ネジボルト部40aに螺合される第1ナット42との当接によって、切断閉止装置Aの流体圧による離脱移動を阻止するように構成したが、切断閉止装置Aの筐体10を、切断閉止装置Aの筐体10を各U字ボルト40の両ネジボルト部40aに螺合される二つの第1ナット42で挾持固定したり、或いは、各U字ボルト40の両ネジボルト部40aに螺合される第1ナット42とチーズ本体3の外面との間で挾持固定するように構成してもよい。
(4)上述の実施形態では、チーズJの管接続部Jaを構成する樹脂製のチーズ本体3の分岐管3Aと、この分岐管3Aと給水管2とを接続する樹脂製の接続管4とのうち、分岐管3Aの先端と鉛製の給水管2の先端との間において露出している接続管4の中間部位を切断分離したが、チーズ本体3の分岐管3Aにおいて切断分離してもよい。
また、チーズ本体3の分岐管3Aに鉛製の給水管2が直接接続されている場合には、管接続部Jaが分岐管3Aから構成されるため、鉛製の給水管2との接続部位を除く分岐管3Aの中間部位を切断分離することになる。
(5)上述の実施形態では、保護ケースDを、両分割保護ケース50を、配水管1の配水管軸線X及び分岐管3Aの分岐管軸線Yを通る平面で二分割された分割保護ケース50から構成したが、保護ケースDを三つ以上に分割構造に構成してもよい。
(6)上述の実施形態では、保護ケースDの中栓55に、接続用短管56を介して開閉弁としてのボール弁54を接続したが、この接続用短管56を保護ケースDの中栓55に直接接続してもよい。
また、ボール弁54に替えて仕切弁等の他の開閉弁を用いてもよい。
(7)上述の実施形態では、両分割保護ケース50の接続口部50Aに設けた中栓655に対して、プラグ53と他の流体機材の一例としての開閉弁であるボール弁54とを選択的に付け替え可能に構成したが、他の流体機材としては配管材等であってもよい。
(8)流路閉塞装置Bとしは、チーズJ内における切断閉止体11よりも上流側、換言すれば、接続管4の切断端面4aよりも上流側の分岐管3A内の設定閉塞部位を閉塞可能な閉塞手段B1と、当該閉塞手段B1を切断端面4aの流路開口5に対応する切断閉止装置Aの筐体10における下流側開口部10dからチーズJ内の設定閉塞部位に送り込んで閉塞操作する閉塞操作手段B2とが備えられているものであれば、如何なる構造の流路閉塞装置Bを用いてもよい。
A 切断閉止装置
A1 切断操作手段
B 流路閉塞装置
B1 閉塞手段
B2 閉塞操作手段
C 離脱阻止具
D 保護ケース
J 管継手(チーズ)
Ja 管接続部
1 流体本管(配水管)
2 流体管(給水管)
4a 切断端面
5 流路開口
10 筐体
10d 開口部(下流側開口部)
11 切断閉止体
11a 刃部
11b 開口閉止部
48 作業用ケース(第2作業用ケース)
50A 接続口部
53 プラグ
54 開閉弁(ボール弁)
56 他の流体機材(接続用短管)

Claims (8)

  1. 管継手の管接続部に接続されている撤去対象の流体管を不断流状態で撤去する方法であって、
    前記管継手の管接続部の設定切断位置に、切断誘導用の環状溝を形成する工程と、
    前記管継手の管接続部に、当該管接続部を切断するための刃部及びこれで切断された前記管接続部の切断端面の流路開口を閉止可能な開口閉止部を有する切断閉止体と、当該切断閉止体を切断方向に移動操作する切断操作手段とを備えた切断閉止装置を装着する工程と、
    前記切断閉止装置の前記切断操作手段を操作して前記切断閉止体を送り込み、前記管接続部を設定切断位置の前記環状溝に沿って切断分離するとともに、前記管接続部の切断端面の流路開口を切断閉止体の開口閉止部で閉止する工程と、
    前記管継手内における前記切断閉止体よりも上流側の設定閉塞部位を閉塞可能な閉塞手段、及び、当該閉塞手段を前記流路開口に対応する前記切断閉止装置の開口部から前記設定閉塞部位に送り込んで閉塞操作する閉塞操作手段を備えた流路閉塞装置を装着する工程と、
    前記切断閉止装置の切断操作手段により、開口閉止位置にある前記切断閉止体を開口開放位置に戻し操作したのち、前記閉塞手段を前記流路開口から前記管継手内の設定閉塞部位に送り込み操作し、前記閉塞操作手段で前記閉塞手段を閉塞状態に操作する工程と、
    前記閉塞手段を閉塞状態で残置したまま、前記切断閉止装置を撤去する工程と、
    を実行する流体管撤去方法。
  2. 前記切断閉止装置には、前記管継手の管接続部に対して径方向から装着可能な分割構造の筐体と、当該筐体の内周面と前記管接続部の外周面との間を密封する円筒状のシール材と、が備えられ、前記シール材における前記切断閉止体の前記刃部の切断移動経路に相当する部位には、前記刃部が移動する線状の切込みが形成されている請求項1記載の流体管撤去方法。
  3. 前記切断閉止装置の装着工程においては、前記管継手の管接続部に対する前記切断閉止装置の流体圧による離脱移動を阻止する離脱阻止具を装着する工程を含み、前記流路閉塞装置の装着工程においては、前記流路閉塞装置の閉塞手段が収納されている第1作業用ケースを、前記離脱阻止具に固定する工程を含む請求項1又は2記載の流体管撤去方法。
  4. 管継手の管接続部に接続されている撤去対象の流体管を不断流状態で撤去する方法であって、
    前記管継手の管接続部に、当該管接続部を切断するための刃部及びこれで切断された前記管接続部の切断端面の流路開口を閉止可能な開口閉止部を有する切断閉止体と、当該切断閉止体を切断方向に移動操作する切断操作手段とを備えた切断閉止装置を装着する工程と、
    前記切断閉止装置の前記切断操作手段を操作して前記切断閉止体を送り込み、前記管接続部を設定切断位置で切断分離するとともに、前記管接続部の切断端面の流路開口を切断閉止体の開口閉止部で閉止する工程と、
    前記管継手内における前記切断閉止体よりも上流側の設定閉塞部位を閉塞可能な閉塞手段、及び、当該閉塞手段を前記流路開口に対応する前記切断閉止装置の開口部から前記設定閉塞部位に送り込んで閉塞操作する閉塞操作手段を備えた流路閉塞装置を装着する工程と、
    前記切断閉止装置の切断操作手段により、開口閉止位置にある前記切断閉止体を開口開放位置に戻し操作したのち、前記閉塞手段を前記流路開口から前記管継手内の設定閉塞部位に送り込み操作し、前記閉塞操作手段で前記閉塞手段を閉塞状態に操作する工程と、
    前記閉塞手段を閉塞状態で残置したまま、前記切断閉止装置を撤去する工程と、
    前記切断閉止装置の撤去工程後において、前記流路閉塞装置における前記閉塞手段又は当該閉塞手段と前記閉塞操作手段とを除く他の閉塞構成部材を撤去し、前記管継手の全体及びこれが装着されている流体本管の一部を密封状態で囲繞可能で、且つ、前記管接続部の切断端面の流路開口に対向する部位に接続口部を形成してある保護ケースを装着する工程と、
    を実行する流体管撤去方法。
  5. 前記保護ケースの装着工程後において、前記流路閉塞装置の閉塞手段のみを残置した状態で前記保護ケースの接続口部をプラグで密封する工程を実行する請求項4記載の流体管撤去方法。
  6. 前記保護ケースの装着工程後において、前記保護ケースの接続口部に開閉弁を接続し、この開閉弁に前記閉塞手段を収納可能な作業用ケースを接続する工程と、前記閉塞操作手段で前記閉塞手段を閉塞解除状態に操作し、この閉塞手段を開弁状態にある前記開閉弁を経由して前記作業用ケース内に回収し、前記開閉弁を閉弁操作したのち、前記作業用ケースを撤去する工程とを実行する請求項4記載の流体管撤去方法。
  7. 請求項4〜6のいずれか1項に記載の流体管撤去方法に用いられる前記保護ケースであって、前記接続口部には、プラグ及び他の流体機材が選択的に接続可能な中栓が設けられている保護ケース。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の流体管撤去方法に用いられる前記切断閉止装置であって、前記管継手の管接続部に対して径方向から装着可能な分割構造の筐体には、前記切断閉止体と、前記切断操作手段と、前記筐体の内周面と前記管接続部の外周面との間を密封する円筒状のシール材と、が備えられ、前記シール材における前記切断閉止体の前記刃部の切断移動経路に相当する部位には、前記切断閉止体の厚みよりも薄い線状の切込みが形成されている切断閉止装置。
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