JP2731372B2 - パイプ切断装置 - Google Patents

パイプ切断装置

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JP2731372B2 JP7289503A JP28950395A JP2731372B2 JP 2731372 B2 JP2731372 B2 JP 2731372B2 JP 7289503 A JP7289503 A JP 7289503A JP 28950395 A JP28950395 A JP 28950395A JP 2731372 B2 JP2731372 B2 JP 2731372B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は樹脂製のパイプを
切断するためのパイプ切断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近では、地中に埋設するガス管に樹脂
製のパイプが使用されている。すなわち、所定長さのパ
イプの端部同士を円筒状のソケットに差し込んで突き当
て状態とし、その後にソケットに通電して各パイプ端部
とソケットとの間を熱融着することにより、パイプを接
続してガス管を形成している。この樹脂製のパイプは適
当な長さに切断されて使用されるが、その切断面は長手
方向に対して直角で且つ平坦面でなければ、他のパイプ
との確実な接続が行えない。そこで、切断後の接続作業
を考慮すると、樹脂製のパイプの切断方法が大変に重要
になってくる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種の樹
脂パイプの切断は、一般に押引式或いは回転式のノコギ
リ刃により行われていた。ノゴギリ刃による切断は曲が
り易く、パイプの長手方向に対して直角な切断面を得る
のが困難であった。また、切断面が荒いため、パイプ同
士の密接な突き当て状態を得るために、切断後にカンナ
等により切断面を平坦化する別作業が必要であった。更
に、ノコギリ刃から発生する削りクズにより切断作業現
場周辺がよごれるという不具合もある。
【0004】そして、特にガス管用のパイプを現場で切
断する場合は、切断作業を掘削溝内で行う場合が多い
が、ノコギリ刃による切断方法では広い作業スペースを
必要とするため、幅の狭い掘削溝内での作業には不向き
であった。
【0005】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、樹脂製パイプを容易且つ正確に
切断でき且つ狭い掘削溝内でも作業が容易なパイプ切断
装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上部フレームと下部フレームとを2本の垂直バーにて連
結し、該垂直バーに下向きのカッター刃を保持したホル
ダーを上下動自在に組付け、該ホルダーに上部フレーム
に螺合させたハンドル付きのネジ棒を連結し、下部フレ
ームの上にセットした樹脂製のパイプを前記カッター刃
にて上から押切りするパイプ切断装置であって、前記下
部フレームが、それぞれパイプの下側面に当接する概略
V形又はU形の水平なセット面を有し且つ所定間隔を介
して離間した状態の一対のフレーム板から成り、フレー
ム板のセット面に、一端部がセット面の一端に回動自在
に取付けられ且つ他端部がセット面の他端に係合自在な
半リング状の押さえ部材を設け、該押さえ部材の他端部
をセット面の他端に係合させた際に、該押さえ部材にて
パイプの上側面を当接支持し、一方の垂直バーの下端部
を下部フレームから離脱可能で且つ該下部フレームが他
方の垂直バーの下端部付近を中心にして垂直方向で下開
き可能である。
【0007】請求項1記載の発明によれば、下部フレー
ムが所定間隔を介して離間した水平なセット面を有して
いるため、ハンドル操作により下降させたカッター刃で
パイプを押切る際に、パイプが水平なセット面に押付け
られ、カッター刃に対して直角になる。従って、そのま
まカッター刃を下降させてパイプを切断することによ
り、パイプの長手方向に対して直角な切断面が得られ
る。概略V形又はU形のセット面にセット可能であれ
ば、どのような径のパイプでも、押切り時にセット面に
押付けられるため、正確な直角切断を行うことができ
る。カッター刃による押切りのため、ノコギリ刃のよう
な削りクズが発生せず、切断作業現場周辺がよごれな
い。
【0008】また、パイプの上側面に当接する半リング
状の押さえ部材を設けたため、この押さえ部材に合致す
る最大径サイズのパイプを切断する場合において、該パ
イプが切断時に偏平化せず、パイプを正確な直角状態で
切断することができる。すなわち、小径のパイプの場合
は切断時にパイプが偏平になることはないが、特に大径
のパイプの場合は切断時にパイプが偏平化し、直角な切
断面を得づらい場合があるため、その切断時の偏平化を
押さえ部材により防止するようにした。
【0009】更に、下部フレームが下開き可能な構造の
ため、掘削溝のような狭い空間内であっても、パイプを
下部フレームのセット面にセットする作業が行い易い。
【0010】請求項2記載の発明は、一方の垂直バーの
下端部を下部フレームから離脱可能で且つ該下部フレー
ムが他方の垂直バーの下端部付近を中心にして水平方向
で回転可能である。
【0011】請求項2記載の発明によれば、下部フレー
ムが他方の垂直バーの下端部付近を中心にして水平方向
で回転可能であるため、パイプを下部フレームのセット
面にセットする作業が行い易い。
【0012】請求項3記載の発明は、カッター刃の刃先
の断面が両面等角一段カット形状である。
【0013】請求項3記載の発明によれば、カッター刃
の刃先の断面が両面等角一段カット形状であるため、パ
イプを押切る際に刃先が真っ直ぐ進み、直角な切断面が
得られる。これ対し、刃先が例えば彫刻刀のような片側
カット形状の場合は、押切る際に刃先が曲がり易く、垂
直な切断面が得られない場合がある。
【0014】請求項4記載の発明は、ハンドルの中心部
に該ハンドルを電動ドリル装置本体により回転可能とす
るアダプターが一体又は別体で設けられている。
【0015】請求項4記載の発明によれば、ハンドルを
電動ドリル装置本体により回転させることができるた
め、作業者の労力を軽減できると共に、カッター刃が一
定速度で下降するため、より精密な切断面が得られる。
【0016】請求項5記載の発明は、下部フレームのセ
ット面に、異なるパイプ径に各々対応するサイズの湾曲
切欠部を周縁部に複数形成した概略円板状のアジャスタ
パネルを、押さえ部材により上から押さえ付けた状態で
取付けたものである。
【0017】請求項5記載の発明によれば、アジャスタ
パネルの湾曲切欠部で、該湾曲切欠部に対応するサイズ
のパイプを上から押さえることにより、切断時における
パイプの偏平化を防止できる。アジャスタパネルには複
数の湾曲切欠部が形成されているため、1つのアジャス
タパネルで、径の異なる複数のパイプにそれぞれ対応す
ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下この発明の好適な実施形態を
説明する。尚、以下において、図中、Aを右側、Bを左
側として説明する。
【0019】図1〜図6はこの発明の第1の実施形態を
示す図である。1は上部フレームで、この上部フレーム
1の両端部にはそれぞれ垂直バー2、3の上端部が取付
けられている。右側の垂直バー2は固定式で、左側の垂
直バー3はフリー状態で貫通している。また、この左側
の垂直バー3の上端には操作ノブ4も設けられている。
【0020】5は下部フレームで、この下部フレーム5
は同形状をした2枚のフレーム板6から主に形成されて
いる。この2枚のフレーム板6はそれぞれ上部に概略U
形(より詳しくは、半円弧形状の最深点を角部にした形
状)の水平なセット面7が形成されている。この2枚の
フレーム板6は、下スペーサ8、右スペーサ9、左スペ
ーサ10を介して所定間隔D(図5参照)だけ離間した
状態で一体化されている。
【0021】各スペーサ8、9、10はぞれぞれ前後に
突出するピン8a、9a、10aを有しており、下スペ
ーサ8及び左スペーサ10は共にピン8a、10aによ
り固定されているが、右スペーサ9はピン9aを中心に
回転自在な構造になっている。そして、この右スペーサ
9に対して右側の垂直バー2の下端部が取付けられてい
る。この右側の垂直バー2の下端部と右スペーサ9との
取付けは、容易に離脱不能だが、軸心を中心にして回転
可能な状態で取付けられている。一方、左スペーサ10
にはネジ穴11(図5参照)が形成されており、該ネジ
穴11に左側の垂直バー3の下端部に形成したネジ部1
2が螺合される。この左側の垂直バー3のネジ部12と
左スペーサ10のネジ穴11との螺合及び取外しは、左
側の垂直バー3の操作ノブ4を回転させることにより行
われる。以上のような、2本の垂直バー2、3で上部フ
レーム1と下部フレーム5とを連結することにより、い
わゆる「門形」と称される本装置の基本骨格が形成され
る。
【0022】尚、本実施形態の切断装置における以上及
び以下に示す部品の材質は、装置の軽量化を図るために
主にアルミ合金で形成されている。
【0023】そして、前記2本の垂直バー2、3には、
カッター刃13の刃先14を下向きに保持したホルダー
15が上下動自在に組付けられている。カッター刃13
は高速度鋼(SKD)製で、刃先14の断面は両面等角
一段カット形状(図6参照)である。また、刃先14の
形状は、先端に僅かな直線部分を有する概略V形状をし
ており、きれいな切断面が得られる。上部フレーム1に
はハンドル16付きのネジ棒17が螺合されており、該
ネジ棒17の下端がホルダー15の上端に連結されてい
る。従って、ハンドル16を回転操作することにより、
ホルダー15をカッター刃13ごと上下動できるように
なっている。更に、ホルダー15におけるカッター刃1
3の上部には、アーチ形の隙間Sも形成されている。
【0024】ハンドル16の中心には、係合穴18が形
成されており(図5参照)、該係合穴18にアダプター
19の下端を挿入できるようになっている。この係合穴
18及びアダプター19の下端は共に断面四角形で、挿
入状態で相対回転不能となる(尚、アダプター19をハ
ンドル16の中心に一体的に設けてもよい)。アダプタ
ー19の上端は電動ドリル装置本体20のチャック部で
保持可能な形状をしており、アダプター19を介して電
動ドリル装置本体20よりハンドル16を回転させるこ
とができる。一般に、電動ドリル装置本体20は正方向
にのみ回転するものであるため、その正方向への回転に
より、カッター刃13が下降するようにされている。ハ
ンドル16の逆方向への回転(カッター刃13を上昇さ
せる回転)は手動により行われる。但し、正逆両方向へ
回転可能な「電動ドリル装置本体」を用いれば、カッタ
ー刃13の下降及び上昇の両方を行うことができる。
【0025】また、下部フレーム5における各フレーム
板6のセット面7には、それぞれ右端部がセット面7の
右端に回動自在に取付けられ、左端部がセット面7の左
端に係合自在な半リング状の押さえ部材21が設けられ
ている。この押さえ部材21の左端部にはフック22が
設けてあり、該フック22にフレーム板6に取付けたワ
ンタッチファスナー23を係合させることができる。
尚、この押さえ部材21は必ずしも2つのセット面7の
両方に設ける必要はなく、どちらか一方にのみ設けるよ
うにしても良い。
【0026】以下、この実施形態に係るパイプ切断装置
の使用方法を説明する。まず、パイプ切断装置へのパイ
プP1 のセット方法を説明する。通常、ガス管として使
用される樹脂製のパイプのP1 、P2 、P3 はポリエチ
レン製(他の樹脂でも可)で、200φ(P1 )、15
0φ(P2 )、100φ(P3 )の3種類の径サイズの
ものが使用されている。ここでは、最大径である200
φのパイプP1 の場合を代表して説明する。
【0027】地中に埋設する前のパイプP1 であれば、
そのパイプP1 を手で持って、押さえ部材21を開いた
状態のセット面7上にセットすることができる。これに
対し、すでに地中に埋設され、狭い掘削溝内で露出して
いるパイプP1 を切断する場合は、そのパイプP1 を動
かすことができないため、切断装置の方を動かしてパイ
プP1 にセットする必要がある。そのために、本切断装
置の下部フレーム5は、垂直方向で下開き構造になって
いると共に、水平方向で回転可能な構造になっている。
【0028】すなわち、左側の垂直バー3の操作ノブ4
を手で持って回転させ、左スペーサ10のネジ穴11か
ら該垂直バー3の下端のネジ部12を外すせば、下部フ
レーム5が右スペーサ9のピン9aを中心にして垂直方
向で下開き状態となる(図4参照)。従って、既設のパ
イプP1 の下側に下部フレーム5をもぐり込ませて、下
部フレーム5のセット面7上にパイプP1 をセットする
ことができる。また、その下部フレーム5はその右側の
垂直バー2を中心にして水平方向でも回転可能となる
(図5参照)。従って、パイプP1 に下部フレーム5を
セットする際にホルダー15や上部フレーム1の上部構
造が邪魔な場合は、その上部構造を下部フレーム5に対
して回転させておき、パイプP1 を下部フレーム5にに
セットした後に、下部フレーム5とその他の上部構造と
を再び組み立てればよい。
【0029】下部フレーム5のセット面7にパイプP1
をセットした後、該パイプP1 を半リング状の押さえ部
材21で上側から押さえる。これにより、パイプP1
下側面にセット面7が当接し、パイプP1 の上側面に押
さえ部材21が当接した状態となる。
【0030】次いで、ハンドル16を操作し、ホルダー
15及びカッター刃13を下降させてパイプP1 を押切
る(図2参照)。パイプP1 を押切る際において、パイ
プP1 に対して下向きの力が生じるため、この力により
パイプP1 の下側面がセット面7に対して強く押付けら
れる。一対のセット面7がそれぞれ水平であり且つ各セ
ット面7が所定間隔Sを介して離間していることから、
パイプP1 は水平状態となり、上から降りてくるカッタ
ー刃13により垂直に切断されることとなる。尚、切断
時におけるハンドル16の操作は、前述のように、アダ
プター19及び電動ドリル装置本体20を利用して行っ
てもよい。
【0031】そして、パイプP1 の周囲がセット面7及
び押さえ部材21にて当接支持されているため、カッタ
ー刃13による切断時にパイプP1 が偏平になることは
なく、該カッター刃13によりパイプP1 を正確な垂直
状態で切断することができる。
【0032】また、図6に示すように、カッター刃13
の刃先14の断面形状も正確な垂直切断に寄与してい
る。すなわち、カッター刃13の刃先14の断面が、中
心線に対してそれぞれ等しい角度を有する(θ1
θ2 )両面一段カット形状であるため、パイプP1 を押
切る際に刃先14が真っ直ぐ進み、垂直な切断面が得ら
れる。加えて、カッター刃13による押切り方式のた
め、ノコギリ刃のような削りクズが発生せず、得られた
切断面も平坦である。このように、この実施形態の切断
装置によれば、パイプP1 の長手方向に対して直角で且
つ平坦な切断面が得られるため、切断後に行われる他の
パイプとの熱溶着を容易且つ確実に行うことができる。
【0033】以上、最大径(200φ)のパイプP1
切断する場合を示したが、150φのパイプP2 や、1
00φのパイプP3 も同様に切断できる。このような小
径のパイプP2 、P3 を切断する場合は押さえ部材21
を利用できないが、このようなパイプP2 、P3 は小径
のため偏平しづらく、押さえ部材21で押さえなくて
も、熱溶着に支障ない程度の垂直な切断面が得られる。
【0034】図7及び図8はこの発明の第2の実施形態
を示す図である。この実施形態は、小径のパイプの場合
も、その偏平化を防止し、より正確な垂直切断を行おう
とするものである。そのために、本実施形態では、異な
るパイプ径に対応可能なアジャスタパネル24を用いた
ものである。このアジャスタパネル24は、周縁部に異
なるパイプ径に対応する湾曲切欠部25、26、27、
28を形成した概略円板状をしており、その周縁部には
セット面7及び押さえ部材21に係合する溝部29が形
成されている。4つの湾曲切欠部25、26、27、2
8は、それぞれ100φ、75φ、50φ、30φに対
応するサイズを有しており、図7はそのうちの100φ
のパイプP3 を切断する場合を示している。
【0035】このアジャスタパネル24は図示のように
セット面7と押さえ部材21との間に挟み込まれること
により、パイプP3 を上側から押さえる。従って、この
パイプP3 の上側面にはアジャスタパネル24の湾曲切
欠部28が当接し、且つ下側面にはセット面7が当接す
るため、該パイプP3 をカッター刃13にて押切りする
際にパイプP3 の偏平化が防止され、パイプP3 をより
正確に垂直切断することが可能となる。すなわち、小径
のパイプP3 は押さえ部材21で押さえなくてもある程
度垂直な切断面を得やすいものであるが、このようにア
ジャスタパネル24により上から押さえることにより更
に正確な垂直切断面が得られるようになる。尚、100
φ以外のパイプを切断する場合は、対応するサイズの湾
曲切欠部25、26、27、28が下向きになるように
アジャスタパネル24を回転させれば、その湾曲切欠部
25、26、27、28に対応したサイズのパイプをセ
ット面7との間で挟持することができる。この実施形態
では、1枚のアジャスタパネル24を2組あるセット面
7及び押さえ部材21のいずれか一方側にのみ組み合わ
せれば良いが、2枚のアジャスタパネル24を用意し、
2組あるセット面7及び押さえ部材21の両方に組み合
わせるようにしても良い。また、アジャスタパネル24
に形成される湾曲切欠部25、26、27、28は以上
のようなサイズや数に限定されるものでなく、例えば比
較的大きめの150φと小さめの25φの2つの湾曲切
欠部を形成したような形状であっても良い。
【0036】以上の各実施形態では、下部フレーム5を
所定の厚さを有する2枚のフレーム板6にて形成し、該
フレーム板6の上部に該フレーム板6の厚さに相応する
幅のセット面7を形成するようにしたが、厚さの小さい
フレーム板6の上にフランジ状のセット面7を形成する
ようにしても良い。また、樹脂製のパイプとしては、ガ
ス管用に限定されず、本発明はその他の用途のパイプに
も適用できる。
【0037】尚、以上の説明において、アダプター19
を介して電動ドリル装置本体20よりハンドル16を回
転させる構造を示したが、ハンドル16がネジ棒17か
ら取外せるようになっており、ハンドル16を取り外し
た際のネジ棒17の上端を、電動ドリル装置本体20で
直接つかめるような形状にしても良い。
【0038】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、下部フレ
ームが所定間隔を介して離間した水平なセット面を有し
ているため、ハンドル操作により下降させたカッター刃
でパイプを押切る際に、パイプが水平なセット面に押付
けられ、カッター刃に対して直角になる。従って、その
ままカッター刃を下降させてパイプを切断することによ
り、パイプの長手方向に対して直角な切断面が得られ
る。概略V形又はU形のセット面にセット可能であれ
ば、どのような径のパイプでも、押切り時にセット面に
押付けられるため、正確な直角切断を行うことができ
る。カッター刃による押切りのため、ノコギリ刃のよう
な削りクズが発生せず、切断作業現場周辺がよごれな
い。
【0039】また、パイプの上側面に当接する半リング
状の押さえ部材を設けたため、この押さえ部材に合致す
る最大径サイズのパイプを切断する場合において、該パ
イプが切断時に偏平化せず、パイプを正確な直角状態で
切断することができる。すなわち、小径のパイプの場合
は切断時にパイプが偏平になることはないが、特に大径
のパイプの場合は切断時にパイプが偏平化し、直角な切
断面を得づらい場合があるため、その切断時の偏平化を
押さえ部材により防止するようにした。
【0040】更に、下部フレームが下開き可能な構造の
ため、掘削溝のような狭い空間内であっても、パイプを
下部フレームのセット面にセットする作業が行い易い。
【0041】請求項2記載の発明によれば、下部フレー
ムが他方の垂直バーの下端部付近を中心にして水平方向
で回転可能であるため、パイプを下部フレームのセット
面にセットする作業が行い易い。
【0042】請求項3記載の発明によれば、カッター刃
の刃先の断面が両面等角一段カット形状であるため、パ
イプを押切る際に刃先が真っ直ぐ進み、直角な切断面が
得られる。これ対し、刃先が例えば彫刻刀のような片側
カット形状の場合は、押切る際に刃先が曲がり易く、垂
直な切断面が得られない場合がある。
【0043】請求項4記載の発明によれば、ハンドルを
電動ドリル装置本体により回転させることができるた
め、作業者の労力を軽減できると共に、カッター刃が一
定速度で下降するため、より精密な切断面が得られる。
【0044】請求項5記載の発明によれば、アジャスタ
パネルの湾曲切欠部で、該湾曲切欠部に対応するサイズ
のパイプを上から押さえることにより、切断時における
パイプの偏平化を防止できる。アジャスタパネルには複
数の湾曲切欠部が形成されているため、1つのアジャス
タパネルで、径の異なる複数のパイプにそれぞれ対応す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係るパイプ切断装
置を示す正面図。
【図2】カッター刃にてパイプを切断した状態を示す図
1相当の正面図。
【図3】パイプ切断装置を示す側面図。
【図4】下部フレームの下開き状態を示す図1相当の正
面図。
【図5】下部フレームを水平方向で回転させた状態を示
す。
【図6】刃先の断面形状を示す拡大断面図。
【図7】この発明の第2の実施形態に係るパイプ切断装
置の切断前の状態を示す正面図。
【図8】図7中矢示SA−SA線に沿う断面図。
【符号の説明】
1 上部フレーム 2、3 垂直バー 5 下部フレーム 6 フレーム板 7 セット面 13 カッター刃 14 刃先 15 ホルダー 16 ハンドル 17 ネジ棒 20 電動ドリル装置本体 21 押さえ部材 24 アジャスタパネル D 所定間隔 P1 、P2 、P3 パイプ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部フレームと下部フレームとを2本の
    垂直バーにて連結し、該垂直バーに下向きのカッター刃
    を保持したホルダーを上下動自在に組付け、該ホルダー
    に上部フレームに螺合させたハンドル付きのネジ棒を連
    結し、下部フレームの上にセットした樹脂製のパイプを
    前記カッター刃にて上から押切りするパイプ切断装置で
    あって、 前記下部フレームが、それぞれパイプの下側面に当接す
    る概略V形又はU形の水平なセット面を有し且つ所定間
    隔を介して離間した状態の一対のフレーム板から成り、 フレーム板のセット面に、一端部がセット面の一端に回
    動自在に取付けられ且つ他端部がセット面の他端に係合
    自在な半リング状の押さえ部材を設け、該押さえ部材の
    他端部をセット面の他端に係合させた際に、該押さえ部
    材にてパイプの上側面を当接支持し、 一方の垂直バーの下端部を下部フレームから離脱可能で
    且つ該下部フレームが他方の垂直バーの下端部付近を中
    心にして垂直方向で下開き可能であることを特徴とする
    パイプ切断装置。
  2. 【請求項2】 一方の垂直バーの下端部を下部フレーム
    から離脱可能で且つ該下部フレームが他方の垂直バーの
    下端部付近を中心にして水平方向で回転可能である請求
    項1記載のパイプ切断装置。
  3. 【請求項3】 カッター刃の刃先の断面が両面等角一段
    カット形状である請求項1又は請求項2記載のパイプ切
    断装置。
  4. 【請求項4】 ハンドルの中心部に該ハンドルを電動ド
    リル装置本体により回転可能とするアダプターが一体又
    は別体で設けられている請求項1〜3のいずれか1項に
    記載のパイプ切断装置。
  5. 【請求項5】 下部フレームのセット面に、異なるパイ
    プ径に各々対応するサイズの湾曲切欠部を周縁部に複数
    形成した概略円板状のアジャスタパネルを、押さえ部材
    により上から押さえ付けた状態で取付けた請求項1〜4
    のいずれか1項に記載のパイプ切断装置。
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