JP6999933B2 - 弁装置及び内弁箱の固定方法 - Google Patents
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Description
[2]従来の固定手段では、内弁箱の反力や水圧に起因する曲げせん断荷重が雄ねじ部材に作用するため、経年変化により雄ねじ部材が曲がったり、雄ねじ部材のネジ山が歪んだりすることがあった。かかる現象は雄ねじ部材の回転操作に支障を及ぼし、将来的に内弁箱を撤去する必要が生じたときに問題となる。
図1,2に示すように、弁装置1は、既設の水道管K(流体管の一例)に外嵌装着される外弁箱3と、その外弁箱3に収容される内弁箱4と、外弁箱3と内弁箱4との間を密封する内パッキン6とを備える。図面上での区別を容易にするため、図2(及び図4,5,8,9)では、外観で示した内パッキン6を着色して描いている。内弁箱4は、水道管K内を流れる流体(即ち、水)の流路を遮断または切替可能な弁体2を有する。外弁箱3は分割構造を有しており、その分割部30の隙間が外パッキン5,5によって密封されている。本実施形態では、水道管Kの周方向の二箇所に分割部30,30が設定され、それらが水平方向に位置している。
外弁箱3に内弁箱4を固定するための固定手段について説明する。図6のように、この弁装置1は、外弁箱3の内部(本実施形態では密閉空間S)を外部と連通させる連通口33に内蔵されたピース37を備える。ピース37は、金属などの剛体で形成され、例えば鉄製である。ピース37には雄ねじが形成されていない。ピース37は、連通口33を介した外部からの操作により、外弁箱3の内部に突出した突出位置(図6参照)と、外弁箱3の内部に突出しないように連通口33に収納された収納位置(図7参照)との間で変位可能であり、突出位置のピース37を内弁箱4の外面に係止させることによって内弁箱4が外弁箱3に固定されるように構成されている。
不断水工法によって弁装置1を組み立てる手順の一例について説明する。まずは、既設の水道管Kに外弁箱3を外嵌装着し、その外弁箱3に接続した切削装置(図示せず)を用いて外弁箱3の内部で水道管Kを切削する(切削工程)。外弁箱3は、例えば、水道管Kの管路のうち、補修や撤去が必要な特定区域の上流側に装着される。外弁箱3の装着作業では、固着具を締め付けることで上側部材3Aと下側部材3Bとを互いに接合し、分割部30の隙間を外パッキン5,5で密封する。その際、分割部30に分岐配管7の端部7aを挟み込んで外弁箱3に分岐配管7を接続する。分岐配管7の端部7bには栓体81を装着しておく(図8参照)。
前述の実施形態では、弁装置が、回転式の弁体によって流路を切替可能な切替弁(三方切替弁)として構成されている例を示したが、これに限定されない。したがって、例えば、弁装置が、上述した本出願人による特許文献3に開示されるような、昇降式の弁体によって流路を遮断可能な仕切弁として構成されていてもよい。
2 弁体
3 外弁箱
4 内弁箱
4f 傾斜面
5 外パッキン
6 内パッキン
7 分岐配管
33 連通口
34 開閉部材
34a 止めねじ(ネジ部材)
34b プラグ
35 ドレン
37 ピース
37f 係止面
38 治具
61 環状部
62 U字状部
63 連結部
K 水道管(流体管)
S 密閉空間
Claims (5)
- 既設の流体管に外嵌装着される外弁箱と、その外弁箱に収容され、前記流体管内を流れる流体の流路を遮断または切替可能な弁体を有する内弁箱と、前記外弁箱の内部を外部と連通させる連通口に螺合されたネジ部材を含む固定手段と、前記外弁箱と前記内弁箱との間を密閉する内パッキンと、を備え、
前記内パッキンは、前記外弁箱の内面と前記内弁箱の外面との間の隙間を密閉し且つ下方に密閉空間を形成する環状部を有し、
前記内弁箱の外面は、前記環状部よりも下方に形成された凹部を有し、
前記固定手段は、前記密閉空間内に位置する前記凹部に対して係止させることによって前記内弁箱が前記外弁箱に固定されるように構成された弁装置。 - 前記連通口が、平面視において前記外弁箱から外側に突き出ないように設けられている請求項1に記載の弁装置。
- 既設の流体管に外嵌装着される外弁箱と、その外弁箱に収容され、前記流体管内を流れる流体の流路を遮断または切替可能な弁体を有する内弁箱と、前記外弁箱の内部を外部と連通させる連通口に内蔵されたピースと、前記外弁箱と前記内弁箱との間を密封する内パッキンを備え、
前記ピースが、前記連通口を介した外部からの操作により、前記外弁箱の内部に突出した突出位置と、前記外弁箱の内部に突出しないように前記連通口に収納された収納位置との間で変位可能であり、前記突出位置の前記ピースを前記内弁箱の外面に係止させることによって前記内弁箱が前記外弁箱に固定されるように構成され、
前記外弁箱の内面と前記内弁箱の外面との間に、前記内パッキンにより区画された密閉空間が形成されており、
前記連通口が、前記密閉空間を外部と連通させるようにして前記外弁箱に設けられている、弁装置。 - 既設の流体管に外弁箱を外嵌装着し、前記外弁箱に接続した切削装置を用いて前記外弁箱の内部で前記流体管を切削する切削工程と、
前記切削装置に代えて挿入装置を前記外弁箱に接続し、前記挿入装置を用いて前記外弁箱の内部に内弁箱を挿入する挿入工程と、
前記外弁箱に前記内弁箱を固定する固定工程と、を備え、
前記挿入工程では、前記外弁箱の内部を外部と連通させる連通口を介した外部からの操作により、前記連通口に内蔵されたピースを、前記外弁箱の内部に突出しないように前記連通口に収納しておき、
前記固定工程では、前記連通口を介した外部からの操作により、前記外弁箱の内部に前記ピースを突出させ、前記ピースを前記内弁箱の外面に係止させることで前記内弁箱を前記外弁箱に固定し、
前記切削工程では、前記連通口に密封状態で取り付けた治具を用いて、前記外弁箱の内部に突出しないように前記ピースを前記連通口に収納しておく、内弁箱の固定方法。 - 既設の流体管に外弁箱を外嵌装着し、前記外弁箱に接続した切削装置を用いて前記外弁箱の内部で前記流体管を切削する切削工程と、
前記切削装置に代えて挿入装置を前記外弁箱に接続し、前記挿入装置を用いて前記外弁箱の内部に内弁箱を挿入する挿入工程と、
前記外弁箱に前記内弁箱を固定する固定工程と、を備え、
前記挿入工程では、前記外弁箱の内部を外部と連通させる連通口を介した外部からの操作により、前記連通口に内蔵されたピースを、前記外弁箱の内部に突出しないように前記連通口に収納しておき、
前記固定工程では、前記連通口を介した外部からの操作により、前記外弁箱の内部に前記ピースを突出させ、前記ピースを前記内弁箱の外面に係止させることで前記内弁箱を前記外弁箱に固定し、
前記挿入工程では、前記内弁箱に装着された内パッキンにより、前記外弁箱と前記内弁箱との間を密封するとともに、前記外弁箱の内面と前記内弁箱の外面との間に、前記内パッキンにより区画された密閉空間を形成し、
前記連通口が、前記密閉空間を外部と連通させるようにして前記外弁箱に設けられている、内弁箱の固定方法。
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JP2016223528A (ja) | 2015-05-29 | 2016-12-28 | コスモ工機株式会社 | 設置体取付方法 |
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