JP4019955B2 - パイプ切断装置およびパイプ切断方法 - Google Patents

パイプ切断装置およびパイプ切断方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、二重突切り法によりパイプを切断するパイプ切断装置およびパイプ切断方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
パイプの切断においては、切刃による切断力によってパイプにゆがみやつぶれなどが生じるほかに、切り口の面精度の面でも問題がある。このような問題を改善するパイプの切断技術として、パイプを切断する切断用切刃と、当該切断用切刃を突っ込むためのスリットを先行して形成するプリカット切刃とを用いてパイプを切断する二重突切り法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
特許文献1に記載された二重突切り法では、プリカット切刃を進退移動させてパイプにスリットを形成し、プリカット切刃がパイプより離れた後に、切断用切刃をスリットに突っ込んでパイプの切断を行っている。
【0004】
プリカット切刃は、パイプの外周面のうちスリットが形成される断面弧形状のプリカット部に向けて進退移動される。例えば、断面略矩形形状を有するパイプの場合には、角部に形成された角アール部がプリカット部に相当し、断面円形状を有するパイプの場合には、外周面の一部がプリカット部に相当することになる。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−263315号公報 (図14)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
パイプの軸線と、プリカット部に食い込んでスリットを形成するプリカット切刃の切刃部との相対的な位置関係は、予め定められている。パイプ切断時には、定められ相対的な位置関係となるように、パイプは位置決め固定されている。プリカット部(矩形パイプの場合の角アール部、円形パイプの場合の外周面など)の曲率半径が一定であれば、プリカット部における切刃部の食込み量が変化することはない。
【0007】
しかしながら、パイプの成形条件などによりプリカット部の曲率半径が変化した場合には、プリカット部における切刃部の食込み量が変化する。矩形パイプの場合であれば、角アール部の直径が小さくなると角部が切刃部に近づくことから、食込み量が大きくなる。
【0008】
食込み量が変化すると、特に許容範囲よりも大きくなると、後工程である切断用切刃による突切り切断時に、パイプが変形したり、切屑が付着したりして、切り口の面精度などの切断品質が低下する虞がある。
【0009】
本発明は、上記従来技術に伴う課題を解決するためになされたものであり、プリカット部における切刃部の食込み量の最大値を制限することを通して、切断品質の向上を図り得るパイプ切断装置およびパイプ切断方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、下記する手段により達成される。
【0011】
本発明は、パイプを切断する切断用切刃を突っ込むためのスリットを形成するプリカット切刃を、前記パイプの外周面のうち前記スリットが形成される断面弧形状のプリカット部に向けて進退移動自在に設けてなるパイプ切断装置において、
前記プリカット切刃は、
前記プリカット部に食い込んで前記スリットを形成する切刃部と、
前記切刃部よりも前記プリカット部に向かう先端側に配置され、前記プリカット部における前記切刃部の食込み量の最大値を制限するために前記プリカット部を押し潰す予備成形を行うプリ成形部と、を有していることを特徴とするパイプ切断装置である。
【0012】
また、本発明は、パイプを切断する切断用切刃を突っ込むためのスリットを形成するプリカット切刃を、前記パイプの外周面のうち前記スリットが形成される断面弧形状のプリカット部に向けて進退移動させて、前記スリットを予め形成しておくパイプ切断方法において、
前記プリカット切刃を前記プリカット部に向けて前進移動する際に、前記プリカット部に食い込んで前記スリットを形成する切刃部よりも前記プリカット部に向かう先端側に配置したプリ成形部により、前記プリカット部を押し潰す予備成形を行い、前記プリカット部における前記切刃部の食込み量の最大値を制限するようにしたことを特徴とするパイプ切断方法である。
【0013】
【発明の効果】
本発明に係るパイプ切断装置およびパイプ切断方法によれば、プリカット部における切刃部の食込み量の最大値を制限することを通して、切断品質の向上を図ることが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。
【0015】
図1(A)は、本発明の実施形態に係るパイプ切断装置10の概略構成を示す斜視図、図1(B)は、パイプ切断装置10の要部を示す部分拡大図である。
【0016】
図1に示すように、本発明の実施形態に係るパイプ切断装置10は、二重突切り法によりパイプ20を切断するものであり、パイプ20を切断する切断用切刃30と、切断用切刃30を突っ込むためのスリット21(図4(A)(B)を参照)を先行して形成するプリカット切刃40とを、有している。
【0017】
プリカット切刃40は、パイプ20の外周面のうちスリット21が形成される断面弧形状のプリカット部22に向けて進退移動自在に設けられている。プリカット切刃40の進退移動は、ガイド41によりガイドされる。
【0018】
切断用切刃30も同様に、プリカット部22に向けて進退移動自在に設けられている。切断用切刃30は、プリカット切刃40がパイプ20より離れた後に、スリット21に突っ込まれる。切断用切刃30の進退移動は、ガイド31によりガイドされる。プリカット切刃40および切断用切刃30は、例えば昇降盤の昇降動作に連動して進退移動するように構成されている。
【0019】
図示例のパイプ20は、断面略矩形形状を有するパイプである。矩形パイプ20の場合には、プリカット部22は角部に形成された角アール部であり、図示例では左上の角アール部23をプリカット部22に設定してある。
【0020】
パイプ切断装置10は、上ダイ51と、当該上ダイ51に対して相対的に接近離反移動自在な下ダイ52とを有する。上下のダイ51、52には、凹部51a、52aが形成されている。パイプ20を凹部51a、52a内に配置した後に型締すると、パイプ20は、その平坦面に凹部51a、52aの内面が圧接することにより挟持される。ダイ51、52よりも図中右手前側に突出した部分が切断される部分であり、切断長さに応じてダイ51、52からの突出量が調整される。
【0021】
プリカット切刃40は、図1(B)にも拡大して示すように、プリカット部22に食い込んでスリット21を形成する切刃部42と、切刃部42よりもプリカット部22に向かう先端側に配置され、プリカット部22における切刃部42の食込み量の最大値を制限するためにプリカット部22を押し潰す予備成形を行うプリ成形部43と、を有している。
【0022】
プリ成形部43が進退移動する際の第1の軌跡T1は、切刃部42の刃先が進退移動する際の第2の軌跡T2を中心にして、パイプ20が位置する側とは反対側に位置し、プリ成形部43は、切刃部42の食込み量が前記最大値を超える場合に、プリカット部22を押し潰す予備成形を行う機能を発揮する。食込み量の最大値は、第1の軌跡T1と第2の軌跡T2との間隔、つまり、プリ成形部43と切刃部42の刃先との段差寸法44により設定される。
【0023】
なお、食込み量に許容される最大値の具体的な値は、パイプ20の材質、プリカット部22の曲率半径、プリカット部22の肉厚などに応じて、切断シミュレーションあるいはトライアンドエラーにより、予め定められている。
【0024】
図示例のプリカット切刃40は、さらに、切刃部42とプリ成形部43との間に配置されるとともにスリット21を形成するのに伴って生じる切屑を排出する逃げ溝45を有している。
【0025】
本実施形態の作用を説明する。
【0026】
図2(A)〜(C)および図3(A)〜(C)は、本発明の作用の説明に供する図であり、図2(A)〜(C)は、プリカット部22をなす左上の角アール部23の半径が設計値よりも小さく、プリ成形部43が進退移動する際の第1の軌跡T1を超えて角アール部23が存在する場合の作用の説明に供する図、図3(A)〜(C)は、プリカット部22をなす角アール部23の半径が設計値に略等しく、プリ成形部43が進退移動する際の第1の軌跡T1を超えて角アール部23が存在していない場合の作用の説明に供する図である。また、図4(A)は、図2に示した場合に形成されるスリット21を示す断面図、図4(B)は、図3に示した場合に形成されるスリット21を示す断面図、図4(C)は、対比例の場合に形成されるスリット121を示す断面図である。
【0027】
まず、パイプ20を、切断長さに応じてダイ51、52からの突出量を調整して上下のダイ51、52の凹部51a、52a内に配置する。その後、上下のダイ51、52を型締めし、パイプ20を挟持する。パイプ20は、角アール部の曲率半径が設計値からずれている場合であっても、パイプ20の軸線と、プリカット切刃40の切刃部42との相対的な位置関係が一定となるように、位置決め固定される。プリカット切刃40は、後退限の待機位置に待機している。
【0028】
次いで、プリカット切刃40は、昇降盤の下降動作に連動して、プリカット部22である左上の角アール部23に向けて前進移動する。プリカット切刃40の前進移動は、ガイド41によりガイドされる。プリカット切刃40の進入角度は、例えば45度である。
【0029】
ここで、図2(A)に示すように、パイプ20の成形条件などによりプリカット部22の曲率半径が変化し、角アール部23の半径が設計値よりも小さくなると、プリ成形部43が進退移動する際の第1の軌跡T1を超えて角アール部23が存在することになる。この場合には、切刃部42の食込み量が、プリ成形部43と切刃部42の刃先との段差寸法44により定まる最大値を超えることになる。
【0030】
図2(B)に示すように、かかる場合には、プリ成形部43のパンチ機能により予備成形される。つまり、角アール部23のうち第1の軌跡T1を超えて存在する部分は、プリカット切刃40の前進移動に伴い、プリ成形部43により押し潰される。なお、角アール部23の外面側が押し潰されるのに伴って内面側も押し潰され、パイプ20の内方側に肉が若干寄せられる。
【0031】
図2(C)に示すように、プリカット切刃40がさらに前進してプリ成形部43による予備成形が完了すると、プリカット切刃40の前進移動に伴い、切刃部42が角アール部23食い込み、切断用切刃30を突っ込むためのスリット21が形成される。プリ成形部43により予備成形がなされているため、切刃部42の食込み量が最大値を超えることはなく、所定の深さDaのスリット21を形成することができる(図4(A)参照)。
【0032】
図3(A)(B)に示すように、プリカット部22をなす角アール部23の半径が設計値に略等しく、プリ成形部43が進退移動する際の第1の軌跡T1を超えて角アール部23が存在していない場合には、プリカット部22に対する予備成形を行う必要はないため、プリ成形部43は、いわゆる空振りの状態となる。
【0033】
図3(C)に示すように、プリカット切刃40がさらに前進すると、プリカット切刃40の前進移動に伴い、切刃部42が角アール部23食い込んでスリット21が形成される。切刃部42の食込み量は最大値を超えることはなく、所定の深さDbのスリット21を形成することができる(図4(B)参照)。スリット21の深さDaとDbとは略等しい。
【0034】
スリット21形成時には切屑が発生するが、切屑の逃げ場がないと、パイプ20を変形させるだけで、プリカットつまりスリット21の形成ができない虞がある。これに対して本実施形態では、プリカット切刃40に逃げ溝45を形成してあるため、図2(C)および図3(C)に示すように、スリット21を形成するのに伴って生じる切屑24は、逃げ溝45から確実に排出される。このため、パイプ20を変形させることなく、所望のプリカットを実現できる。
【0035】
プリカット切刃40が前進限位置に達してプリカットが終了すると、プリカット切刃40は、ガイド41によりガイドされながら後退移動し、待機位置に復帰する。
【0036】
その後、切断用切刃30は、角アール部23に向けてガイド31によりガイドされながら前進移動し、先行して形成されたスリット21に突っ込まれる。切断用切刃30がさらに前進することにより、パイプ20が切断される。
【0037】
パイプ20の切断後、切断用切刃30は、ガイド31によりガイドされながら後退移動し、待機位置に復帰する。このような一連の動作により、二重突切り法によるパイプ20の切断が完了する。
【0038】
角アール部23のうち第1の軌跡T1を超えて存在する部分に対する予備成形を行わない対比例の場合には、図4(C)に示すように、形成されたスリット121の深さDcは、実施形態の場合よりも深くなる。スリット121の深さDcが深過ぎると、スリット121が角アール部123を貫通したり、スリット121の底部と角アール部123の内面との間の肉厚が薄くなり過ぎたりする。このため、後工程である切断用切刃30による突切り切断時に、パイプが変形したり、切屑が付着したりして、切り口の面精度などの切断品質が低下する。
【0039】
これに対して、本実施形態では、角アール部23における切刃部42の食込み量の最大値を制限することを通して、切断品質の向上を図り得る。
【0040】
以上説明したように、本実施形態のプリカット切刃40は、プリカット部22における切刃部42の食込み量の最大値を制限するためにプリカット部22を押し潰す予備成形を行うプリ成形部43を有しているので、プリカット部22の曲率半径が多少変化しても、切刃部42の食込み量を安定させることができる。プリカット部22における切刃部42の食込み量の最大値を制限することを通して、パイプ20が変形したり、切屑が付着したりすることはなく、切り口の面精度などの切断品質を向上できる。また、プリ成形部43をプリカット切刃40に設けたことから、予備成形のみを行う専用の部材を設ける必要はなく、簡素な構造かつ進退移動という簡単な動作で、切断品質の向上に寄与できる。
【0041】
また、プリカット切刃40は、切刃部42とプリ成形部43との間に配置されるとともにスリット21を形成するのに伴って生じる切屑24を排出する逃げ溝45をさらに有するため、スリット21を形成するのに伴って生じる切屑24を逃げ溝45から確実に排出して、切断品質の向上を一層図ることができる。
【0042】
また、プリ成形部43が進退移動する際の第1の軌跡T1は、切刃部42の刃先が進退移動する際の第2の軌跡T2を中心にして、パイプ20が位置する側とは反対側に位置し、プリ成形部43は、切刃部42の食込み量が最大値を超える場合に予備成形を行うので、簡素な構造かつ進退移動という簡単な動作で、切刃部42の食込み量の最大値を制限でき、切断品質の向上に寄与できる。
【0043】
また、パイプ20は断面略矩形形状を有するパイプ20であり、プリカット部22は角部に形成された角アール部23であるので、車両部品などに多数使用されている矩形パイプ20の切断品質の向上を図ることができる。
【0044】
また、プリカット切刃40をプリカット部22に向けて前進移動する際に、プリカット部22に食い込んでスリット21を形成する切刃部42よりもプリカット部22に向かう先端側に配置したプリ成形部43により、プリカット部22を押し潰す予備成形を行い、プリカット部22における切刃部42の食込み量の最大値を制限するようにしたパイプ20切断方法であるので、パイプ20が変形したり、切屑が付着したりすることはなく、切り口の面精度などの切断品質を向上できる。
【0045】
なお、パイプ製造時にプリカット部22をなす角アール部23の半径がばらつく場合を例示したが、パイプの固定位置がばらつくことによっても、切刃部42の食込み量が安定しなくなる。本発明によれば、パイプ固定時の位置誤差に起因した食込み量の変動も抑えることができるため、パイプを高精度に位置決めしなくても、切断品質を向上できる。このため、パイプ切断装置10におけるパイプ固定機構の簡素化を図り得る。
【0046】
また、断面略矩形形状を有するパイプ20を例示したが、本発明は、断面円形状を有するパイプを切断する場合にも適用可能である。円形パイプの場合には、パイプの成形条件によりプリカット部をなす外周面の一部の曲率半径が設計値よりも大きくなると、プリ成形部43が進退移動する際の第1の軌跡T1を超えて外周面の一部が存在することになる。また、上述したパイプの固定位置がばらつくことによっても、第1の軌跡T1を超えて外周面の一部が存在することもある。このような場合であっても、上述した矩形パイプ20の場合と同様に、第1の軌跡T1を超えて存在する部分は、プリ成形部43により押し潰されるので、プリカット部22における切刃部42の食込み量の最大値を制限することを通して、切断品質の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(A)は、本発明の実施形態に係るパイプ切断装置の概略構成を示す斜視図、図1(B)は、パイプ切断装置の要部を示す部分拡大図である。
【図2】 図2(A)〜(C)は、本発明の作用の説明に供する図であり、プリカット部をなす左上の角アール部の半径が設計値よりも小さく、プリ成形部が進退移動する際の第1の軌跡を超えて角アール部が存在する場合の作用の説明に供する図である。
【図3】 図3(A)〜(C)は、本発明の作用の説明に供する図であり、プリカット部をなす角アール部の半径が設計値に略等しく、プリ成形部が進退移動する際の第1の軌跡を超えて角アール部が存在していない場合の作用の説明に供する図である。
【図4】 図4(A)は、図2に示した場合に形成されるスリットを示す断面図、図4(B)は、図3に示した場合に形成されるスリットを示す断面図、図4(C)は、角アール部のうち第1の軌跡を超えて存在する部分に対する予備成形を行わない対比例の場合に形成されるスリットを示す断面図である。
【符号の説明】
10…パイプ切断装置
20…断面略矩形形状を有するパイプ(パイプ)
21…スリット
22…プリカット部
23…プリカット部をなす角アール部
24…切屑
30…切断用切刃
31…ガイド
40…プリカット切刃
41…ガイド
42…切刃部
43…プリ成形部
45…逃げ溝
51、52…上下のダイ
T1…プリ成形部が進退移動する際の第1の軌跡
T2…切刃部の刃先が進退移動する際の第2の軌跡

Claims (5)

  1. パイプを切断する切断用切刃を突っ込むためのスリットを形成するプリカット切刃を、前記パイプの外周面のうち前記スリットが形成される断面弧形状のプリカット部に向けて進退移動自在に設けてなるパイプ切断装置において、
    前記プリカット切刃は、
    前記プリカット部に食い込んで前記スリットを形成する切刃部と、
    前記切刃部よりも前記プリカット部に向かう先端側に配置され、前記プリカット部における前記切刃部の食込み量の最大値を制限するために前記プリカット部を押し潰す予備成形を行うプリ成形部と、を有していることを特徴とするパイプ切断装置。
  2. 前記プリカット切刃は、前記切刃部と前記プリ成形部との間に配置されるとともに前記スリットを形成するのに伴って生じる切屑を排出する逃げ溝をさらに有していることを特徴とする請求項1に記載のパイプ切断装置。
  3. 前記プリ成形部が進退移動する際の第1の軌跡は、前記切刃部の刃先が進退移動する際の第2の軌跡を中心にして、パイプが位置する側とは反対側に位置し、前記プリ成形部は、前記切刃部の食込み量が前記最大値を超える場合に前記予備成形を行うことを特徴とする請求項1に記載のパイプ切断装置。
  4. 前記パイプは断面略矩形形状を有するパイプであり、前記プリカット部は角部に形成された角アール部であることを特徴とする請求項1に記載のパイプ切断装置。
  5. パイプを切断する切断用切刃を突っ込むためのスリットを形成するプリカット切刃を、前記パイプの外周面のうち前記スリットが形成される断面弧形状のプリカット部に向けて進退移動させて、前記スリットを予め形成しておくパイプ切断方法において、
    前記プリカット切刃を前記プリカット部に向けて前進移動する際に、前記プリカット部に食い込んで前記スリットを形成する切刃部よりも前記プリカット部に向かう先端側に配置したプリ成形部により、前記プリカット部を押し潰す予備成形を行い、前記プリカット部における前記切刃部の食込み量の最大値を制限するようにしたことを特徴とするパイプ切断方法。
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