JPS62238040A - フランジ付中空軸状部品の冷間成形方法 - Google Patents
フランジ付中空軸状部品の冷間成形方法Info
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- JPS62238040A JPS62238040A JP8143286A JP8143286A JPS62238040A JP S62238040 A JPS62238040 A JP S62238040A JP 8143286 A JP8143286 A JP 8143286A JP 8143286 A JP8143286 A JP 8143286A JP S62238040 A JPS62238040 A JP S62238040A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明はフランジをそなえた中空軸状部品の冷間成形
方法に関する。
方法に関する。
(従来の技術)
従来フランジを中間部にそなえた中空軸状部品を冷間成
形によって成形する方法としては、第12図(a)に示
すようにフランジ外径に近い厚肉穴あき円板状の素材7
1を用い、第13図(a)に示すようにダイス72の凹
所内に素材71を挿入し、心金73を素材71の穴74
に挿入した状態でリング状のパンチ75により押圧して
第13図(b)に示すように素材の前方押出しと後方押
出しを同時におこなって、第12図(b)に示す成形品
76を得る方法があった。
形によって成形する方法としては、第12図(a)に示
すようにフランジ外径に近い厚肉穴あき円板状の素材7
1を用い、第13図(a)に示すようにダイス72の凹
所内に素材71を挿入し、心金73を素材71の穴74
に挿入した状態でリング状のパンチ75により押圧して
第13図(b)に示すように素材の前方押出しと後方押
出しを同時におこなって、第12図(b)に示す成形品
76を得る方法があった。
(発明が解決しようとする問題点)
ところが上記の従来法によると、材料の加工限界から中
空軸状部の肉厚はフランジ77の厚さ以下でなければな
らず、また穴74が細いものは素材71の穴の打抜きが
困難なうえ押出成形時に心金73が折れやすいので成形
ができず、さらにフランジ77の上側と下側の中空軸状
部の長さは材料の流れやづさのバランスにより左右され
るため寸法精度がきわめてわるいという問題があった。
空軸状部の肉厚はフランジ77の厚さ以下でなければな
らず、また穴74が細いものは素材71の穴の打抜きが
困難なうえ押出成形時に心金73が折れやすいので成形
ができず、さらにフランジ77の上側と下側の中空軸状
部の長さは材料の流れやづさのバランスにより左右され
るため寸法精度がきわめてわるいという問題があった。
″このため、たとえば第1図(e)に示すように軸部の
全長が長くて穴径が小さく、かつフランジの厚さの小さ
い製品(たとえば全長41m、穴径5 ram 。
全長が長くて穴径が小さく、かつフランジの厚さの小さ
い製品(たとえば全長41m、穴径5 ram 。
フランジ厚さ4 m )は、上記の冷間成形法によって
は成形が不可能であり、やむを得ず穴あけを切削加工に
よりおこなっていたので、工程が複雑で作業時間がかか
るうえ、細穴加工のため難切削性材料の場合はドリル折
れが多発するという問題があった。
は成形が不可能であり、やむを得ず穴あけを切削加工に
よりおこなっていたので、工程が複雑で作業時間がかか
るうえ、細穴加工のため難切削性材料の場合はドリル折
れが多発するという問題があった。
この発明は上記従来の問題点を解決するもので、フラン
ジの厚さが薄い場合や、軸部にあける穴の径が小さく長
さが長い場合でも、冷間成形により能率的にフランジ付
中空軸状部品を(qることができる冷開成形方法を提供
しようとするものである。
ジの厚さが薄い場合や、軸部にあける穴の径が小さく長
さが長い場合でも、冷間成形により能率的にフランジ付
中空軸状部品を(qることができる冷開成形方法を提供
しようとするものである。
〈問題点を解決するための手段)
しかしてこの発明の方法は、据込加工によるフランジを
軸部の中間部に有し、少なくともこのフランジ付設部が
中実体であるフランジ付の素材を用い、第1工程におい
てこの素材の軸部に一端部側から後方押出加工を施して
フランジ付近に達する穴をあけて第1中間材とし、第2
工程において第1中間材の他端部側軸部とフランジとを
収容しフランジ付根部相当位置に環状の第1余肉逃し部
をそなえたダイスと、上記穴に嵌合するパンチとにより
上記フランジ付設部を通過する穴あけをおこなって第2
中間材を得、第3工程において第2中間材の穴に嵌合す
るパンチを圧入してこの穴をさらに深く穿孔し、第4工
程において第3中間材の穴底部の打抜きをおこなって軸
部に貫通穴を有する成形品を得ることを特徴とするフラ
ンジ付中空軸状部品の冷間成形方法である。
軸部の中間部に有し、少なくともこのフランジ付設部が
中実体であるフランジ付の素材を用い、第1工程におい
てこの素材の軸部に一端部側から後方押出加工を施して
フランジ付近に達する穴をあけて第1中間材とし、第2
工程において第1中間材の他端部側軸部とフランジとを
収容しフランジ付根部相当位置に環状の第1余肉逃し部
をそなえたダイスと、上記穴に嵌合するパンチとにより
上記フランジ付設部を通過する穴あけをおこなって第2
中間材を得、第3工程において第2中間材の穴に嵌合す
るパンチを圧入してこの穴をさらに深く穿孔し、第4工
程において第3中間材の穴底部の打抜きをおこなって軸
部に貫通穴を有する成形品を得ることを特徴とするフラ
ンジ付中空軸状部品の冷間成形方法である。
(作用)
この発明のフランジ付中空軸状部品の成形方法において
は、据込加工によるフランジを軸の中間部にそなえたフ
ランジ付の素材に、フランジ部を拘束して後方押出加工
によりフランジ付近に達する穴をあけ、次いで環状の第
1余肉逃し部を有するダイスと上記穴に嵌合するパンチ
とによりこの第1余肉逃し部への前方押出しによりフラ
ンジ部を通過する穴あけをおこなうので、フランジ部が
薄い場合でも確実円滑に穴あけをおこなうことができ、
またパンチに過大な圧縮力が作用することがない。また
穴あけは第1乃至第4工程に分割しておこなわれ、パン
チは前工程で穿孔した穴にガイドされるので、このガイ
ド穴によりパンチの座屈が防止され、細長い穴の穿孔が
支障なくおこなわれる。また素材はフランジの据込加工
時にフランジから各軸端までの寸法を制御することがで
きるので、成形品の軸部長さの制御も可能となり、寸法
精度のすぐれた成形品を得ることができる。
は、据込加工によるフランジを軸の中間部にそなえたフ
ランジ付の素材に、フランジ部を拘束して後方押出加工
によりフランジ付近に達する穴をあけ、次いで環状の第
1余肉逃し部を有するダイスと上記穴に嵌合するパンチ
とによりこの第1余肉逃し部への前方押出しによりフラ
ンジ部を通過する穴あけをおこなうので、フランジ部が
薄い場合でも確実円滑に穴あけをおこなうことができ、
またパンチに過大な圧縮力が作用することがない。また
穴あけは第1乃至第4工程に分割しておこなわれ、パン
チは前工程で穿孔した穴にガイドされるので、このガイ
ド穴によりパンチの座屈が防止され、細長い穴の穿孔が
支障なくおこなわれる。また素材はフランジの据込加工
時にフランジから各軸端までの寸法を制御することがで
きるので、成形品の軸部長さの制御も可能となり、寸法
精度のすぐれた成形品を得ることができる。
(実施例)
以下第1図乃至第6図によりこの発明の第1実施例を説
明する。
明する。
この実施例における最終製品は、第1図(e)に示すよ
うに中空軸状体1の中間部にフランジ5をそなえた成形
品3である。そして素材は同図(a)に示すように中実
の軸部4の中間部にフランジ5をそなえたフランジ付の
素材6であって、成形品3の中空軸状体1の直径に近い
棒材を据込加工して得ることができる。この素材6に穴
あけのための第1工程を施したものが第1中間材7、さ
らに第2工程を施したものが第2中間材8、さらに第3
工程を施したものが第3中間材9であり、この第3中間
材9に第4工程を施して貫通穴2を有する成形品3が得
られる。
うに中空軸状体1の中間部にフランジ5をそなえた成形
品3である。そして素材は同図(a)に示すように中実
の軸部4の中間部にフランジ5をそなえたフランジ付の
素材6であって、成形品3の中空軸状体1の直径に近い
棒材を据込加工して得ることができる。この素材6に穴
あけのための第1工程を施したものが第1中間材7、さ
らに第2工程を施したものが第2中間材8、さらに第3
工程を施したものが第3中間材9であり、この第3中間
材9に第4工程を施して貫通穴2を有する成形品3が得
られる。
これらの穴あけ工程を順を追って説明すると、先ず第1
工程においては、第2図(a)に示すように素材6の一
端部(穴あけ開始側端部)11a側の軸部4を嵌入する
穴12をそなえばね13を介してプレスベッドに昇降可
能に浮動支持されたダイス14と、フランジ5および他
端部11b側の軸部4を嵌入する凹所15を有しプレス
のラムに固定されたパンチ16とによって、素材6を一
端部11aの端面以外を拘束した状態でラムを圧下し、
プレスベッドに固定したパンチ17によって同図(b)
に示すように後方押出しによりフランジ5の一端部11
a側の面にほぼ達する穴18をあけて、第1中間材7を
得る。
工程においては、第2図(a)に示すように素材6の一
端部(穴あけ開始側端部)11a側の軸部4を嵌入する
穴12をそなえばね13を介してプレスベッドに昇降可
能に浮動支持されたダイス14と、フランジ5および他
端部11b側の軸部4を嵌入する凹所15を有しプレス
のラムに固定されたパンチ16とによって、素材6を一
端部11aの端面以外を拘束した状態でラムを圧下し、
プレスベッドに固定したパンチ17によって同図(b)
に示すように後方押出しによりフランジ5の一端部11
a側の面にほぼ達する穴18をあけて、第1中間材7を
得る。
次に第2工程においては、第3図(a)に示すように第
1中間材7の他端部側軸部19とフランジ5とを収容す
るとともにフランジ付根部に相当する位置に環状の第1
余肉逃し部21をそなえたダイス22(プレスベッドに
固定)によって、第1余肉逃し部21以外の面を拘束し
た状態で、穴18に少量のすきまをもって嵌合するバン
チ23をラムによって圧下し、同図(b)に示すように
フランジ5付設部を通過し第1余肉逃し部21の端面2
4の位置にほぼ達する穴27の穴あけをおこなって第2
中間材8を得る。このとき第6図に示すように第1余肉
逃し部21の空間体積25は、バンチ23の押込による
穴深さ増加分体積26以上としであるので、パンチ23
の押込みに伴って材料は第1余肉逃し部21へ前方押出
しにより排除され、バンチ23に過大な圧縮力が発生す
ることが防止されるとともに、ダイス22から露出した
軸部28の根元部付近にふくれ等の異常変形を生じたり
することなく、円滑にフランジ5部の穿孔がおこなわれ
る。
1中間材7の他端部側軸部19とフランジ5とを収容す
るとともにフランジ付根部に相当する位置に環状の第1
余肉逃し部21をそなえたダイス22(プレスベッドに
固定)によって、第1余肉逃し部21以外の面を拘束し
た状態で、穴18に少量のすきまをもって嵌合するバン
チ23をラムによって圧下し、同図(b)に示すように
フランジ5付設部を通過し第1余肉逃し部21の端面2
4の位置にほぼ達する穴27の穴あけをおこなって第2
中間材8を得る。このとき第6図に示すように第1余肉
逃し部21の空間体積25は、バンチ23の押込による
穴深さ増加分体積26以上としであるので、パンチ23
の押込みに伴って材料は第1余肉逃し部21へ前方押出
しにより排除され、バンチ23に過大な圧縮力が発生す
ることが防止されるとともに、ダイス22から露出した
軸部28の根元部付近にふくれ等の異常変形を生じたり
することなく、円滑にフランジ5部の穿孔がおこなわれ
る。
次に第3工程においては、第4図(a)に示すように第
2中間材8の他端部側軸部29の先端面に対向するダイ
スビン31をそなえ、このダイスビン31の周囲に環状
の第2余肉逃し部32を設けたほかは前記ダイス22と
同一構造のダイス33と、第2中間材8の穴27に少量
のすきまをもって嵌合するバンチ34とを用い、バンチ
34をラムによって圧下して、同図(b)に示すように
ダイスビン31の端面近くまで達する穴38の穴あけを
おこなう。このときパンチ34の進行により材料は先ず
第2余肉逃し部32へ排除されて前方押出しにより穴あ
けがおこなわれるので、この穴あけ開始時における軸の
段部35付近のふくれ等の異常変形が防止される。第2
余肉逃し部32が材料により充填され他端部側軸部29
の先端に環状部36が形成された後は、バンチ34によ
る後方押出しによって穴あけがおこなわれ、第3中間材
9が得られる。
2中間材8の他端部側軸部29の先端面に対向するダイ
スビン31をそなえ、このダイスビン31の周囲に環状
の第2余肉逃し部32を設けたほかは前記ダイス22と
同一構造のダイス33と、第2中間材8の穴27に少量
のすきまをもって嵌合するバンチ34とを用い、バンチ
34をラムによって圧下して、同図(b)に示すように
ダイスビン31の端面近くまで達する穴38の穴あけを
おこなう。このときパンチ34の進行により材料は先ず
第2余肉逃し部32へ排除されて前方押出しにより穴あ
けがおこなわれるので、この穴あけ開始時における軸の
段部35付近のふくれ等の異常変形が防止される。第2
余肉逃し部32が材料により充填され他端部側軸部29
の先端に環状部36が形成された後は、バンチ34によ
る後方押出しによって穴あけがおこなわれ、第3中間材
9が得られる。
第4工程においては、第5図に示すように第3中間材9
の他端部側軸部37を収容するダイス41(プレスベッ
ドに固定)と穴38に少量のすぎまをもって嵌合するパ
ンチ42とにより、大成39を打抜き、成形品3を得る
。
の他端部側軸部37を収容するダイス41(プレスベッ
ドに固定)と穴38に少量のすぎまをもって嵌合するパ
ンチ42とにより、大成39を打抜き、成形品3を得る
。
上記の方法により全長41#I、外径10mの軸部の中
心に直径5m+の貫通穴10を有し、軸部の中間部(一
端部端面から25IM4の位置)に直径28awSMJ
さ4#Iのフランジ5をそなえた成形品3を得ることが
でき、この成形品3は各部にふくれ等の異常変形や穴あ
けに伴うパリの発生がなく、表面仕上程度、寸法精度と
も良好であった。
心に直径5m+の貫通穴10を有し、軸部の中間部(一
端部端面から25IM4の位置)に直径28awSMJ
さ4#Iのフランジ5をそなえた成形品3を得ることが
でき、この成形品3は各部にふくれ等の異常変形や穴あ
けに伴うパリの発生がなく、表面仕上程度、寸法精度と
も良好であった。
なお上記各工程においては、成形後の材料のダイスある
いはパンチからの後取りのために公知のノックアウトや
バンチストリッパを使用するものであるが、その図示は
省略した。
いはパンチからの後取りのために公知のノックアウトや
バンチストリッパを使用するものであるが、その図示は
省略した。
次に第7図乃至第11図によりこの発明の第2実施例を
説明する。
説明する。
この実施例では、第7図(a)に示すように素材51と
して段付軸状の軸部、4の一端部11a側に大径の穴5
2を穿設したものを用い、同図(e)に示すように段付
穴状の貫通穴2を有する成形品53を得るものである。
して段付軸状の軸部、4の一端部11a側に大径の穴5
2を穿設したものを用い、同図(e)に示すように段付
穴状の貫通穴2を有する成形品53を得るものである。
素材51の穴52はフランジ5の据込成形と同時にある
いは据込成形後に、後方押出し等により穿設されたもの
である。
いは据込成形後に、後方押出し等により穿設されたもの
である。
従ってこの素材51、成形品53、および第7図(b)
〜(d)に示す第1中間材54、第2中間材55、およ
び第3中間材56は、前記第1実施例の素材、中間材、
および成形品の各一端部に、穴52を有する筒状部57
を付設したものに相当する。そして第8図(a) 、(
b)は第1工程の開始時と終了時を、第9図は第2工程
の終了時を、第10図は第3工程の終了時を、第11図
は第4工程の終了時をそれぞれ示すものであるが、これ
らの図に示すようにパンチとして、穴52にすきまをも
って嵌合する大径部58をそなえた段付状のパンチ59
.60.61および62を用いるほかは、第1実施例と
同様な装置により同様な工程で成形をおこなうものであ
るので、同一部分あるいは相当部分に第1実施例の各図
と同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
〜(d)に示す第1中間材54、第2中間材55、およ
び第3中間材56は、前記第1実施例の素材、中間材、
および成形品の各一端部に、穴52を有する筒状部57
を付設したものに相当する。そして第8図(a) 、(
b)は第1工程の開始時と終了時を、第9図は第2工程
の終了時を、第10図は第3工程の終了時を、第11図
は第4工程の終了時をそれぞれ示すものであるが、これ
らの図に示すようにパンチとして、穴52にすきまをも
って嵌合する大径部58をそなえた段付状のパンチ59
.60.61および62を用いるほかは、第1実施例と
同様な装置により同様な工程で成形をおこなうものであ
るので、同一部分あるいは相当部分に第1実施例の各図
と同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
この発明は上記各実施例に限定されるものではなく、た
とえば第1余肉逃し部21および第2余肉逃し部32の
断面形状は上記以外の形状としてもよい。また上記実施
例では第3工程においてダイスに第2余肉逃し部32を
設けて、この第2余肉逃し部への前方押出しに続いて後
方押出しをおこなうようにしたので、ふくれ等の異常な
変形の発生が防止されるとともに、第4工程における大
成打法時におけるパリの発生が防止できるというすぐれ
た長所を有するものであるが、多少の変形やパリの発生
が問題にならない場合等は、第2工程のダイス33のよ
うに第2余肉逃し部32を有しないダイスを用いて後方
押出しのみにより第3工程における穴あけをおこなって
もよい。また第1工程におけるダイスの可動支持手段と
しては、ばね13のほかにゴムや油圧機構等を用いるこ
とができる。さらに穴が非常に長い場合は、各工程を小
分割し、各分割工程で成形された穴をパンチガイドとし
て順次奥の穴を成形していくようにしてもよい。
とえば第1余肉逃し部21および第2余肉逃し部32の
断面形状は上記以外の形状としてもよい。また上記実施
例では第3工程においてダイスに第2余肉逃し部32を
設けて、この第2余肉逃し部への前方押出しに続いて後
方押出しをおこなうようにしたので、ふくれ等の異常な
変形の発生が防止されるとともに、第4工程における大
成打法時におけるパリの発生が防止できるというすぐれ
た長所を有するものであるが、多少の変形やパリの発生
が問題にならない場合等は、第2工程のダイス33のよ
うに第2余肉逃し部32を有しないダイスを用いて後方
押出しのみにより第3工程における穴あけをおこなって
もよい。また第1工程におけるダイスの可動支持手段と
しては、ばね13のほかにゴムや油圧機構等を用いるこ
とができる。さらに穴が非常に長い場合は、各工程を小
分割し、各分割工程で成形された穴をパンチガイドとし
て順次奥の穴を成形していくようにしてもよい。
(発明の効果)
以上説明したようにこの発明によれば、フランジの厚さ
が薄い場合や、軸部にあける穴の径が小さく長さが長い
場合でも、冷間成形により極めて能率的にフランジ付中
空軸状部品を製造することができ、切削加工に比べて大
巾な加工時間および材料歩留りの低減化を達成でき、ま
た難切削性材の場合も切削加工によるドリル折れがなく
なるので消耗性工具費も低減化される。また従来の穴あ
き円板状素材から前方押出しおよび後方押出しを同時に
おこなって中空軸状部を冷間成形する方法に比べて、軸
部の長さの制御が可能となり、軸部の寸法精度のすぐれ
た成形品を得ることができる。
が薄い場合や、軸部にあける穴の径が小さく長さが長い
場合でも、冷間成形により極めて能率的にフランジ付中
空軸状部品を製造することができ、切削加工に比べて大
巾な加工時間および材料歩留りの低減化を達成でき、ま
た難切削性材の場合も切削加工によるドリル折れがなく
なるので消耗性工具費も低減化される。また従来の穴あ
き円板状素材から前方押出しおよび後方押出しを同時に
おこなって中空軸状部を冷間成形する方法に比べて、軸
部の長さの制御が可能となり、軸部の寸法精度のすぐれ
た成形品を得ることができる。
第1図乃至第6図はこの発明の第1実施例を示し、第1
図は成形過程を示す縦断面図、第2図は第1工程を示す
断面図、第3図は第2工程を示す断面図、第4図は第3
工程を示す断面図、第5図は第4工程を示す断面図、第
6図は第2工程における材料移動状況を示す断面図であ
る。また第7図乃至第11図はこの発明の第2実施例を
示し、第7図は成形過程を示す断面図、第8図は第1工
程を示す断面図、第9図は第2工程を示す断面図、11
0図は第3工程を示す断面図、第11図は第4工程を示
す断面図である。また第12図は従来の冷間成形法にお
ける成形過程を示す断面図、第13図は同じく成形工程
を示す断面図である。
図は成形過程を示す縦断面図、第2図は第1工程を示す
断面図、第3図は第2工程を示す断面図、第4図は第3
工程を示す断面図、第5図は第4工程を示す断面図、第
6図は第2工程における材料移動状況を示す断面図であ
る。また第7図乃至第11図はこの発明の第2実施例を
示し、第7図は成形過程を示す断面図、第8図は第1工
程を示す断面図、第9図は第2工程を示す断面図、11
0図は第3工程を示す断面図、第11図は第4工程を示
す断面図である。また第12図は従来の冷間成形法にお
ける成形過程を示す断面図、第13図は同じく成形工程
を示す断面図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 据込加工によるフランジを軸部の中間部に有し、少
なくともこのフランジ付設部が中実体であるフランジ付
の素材を用い、第1工程においてこの素材の軸部に一端
部側から後方押出加工を施してフランジ付近に達する穴
をあけて第1中間材とし、第2工程において第1中間材
の他端部側軸部とフランジとを収容しフランジ付根部相
当位置に環状の第1余肉逃し部をそなえたダイスと、上
記穴に嵌合するパンチとにより上記フランジ付設部を通
過する穴あけをおこなって第2中間材を得、第3工程に
おいて第2中間材の穴に嵌合するパンチを圧入してこの
穴をさらに深く穿孔し、第4工程において第3中間材の
穴底部の打抜きをおこなって軸部に貫通穴を有する成形
品を得ることを特徴とするフランジ付中空軸状部品の冷
間成形方法。 2 第3工程において、第2中間材の他端部側軸部の先
端部に対向する位置に環状の第2余肉逃し部をそなえた
ダイスを用い、この第2余肉逃し部への前方押出しとこ
れに続く後方押出しにより穴あけをおこなう特許請求の
範囲第1項記載のフランジ付中空軸状部品の冷間成形方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8143286A JPS62238040A (ja) | 1986-04-09 | 1986-04-09 | フランジ付中空軸状部品の冷間成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8143286A JPS62238040A (ja) | 1986-04-09 | 1986-04-09 | フランジ付中空軸状部品の冷間成形方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62238040A true JPS62238040A (ja) | 1987-10-19 |
Family
ID=13746221
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8143286A Pending JPS62238040A (ja) | 1986-04-09 | 1986-04-09 | フランジ付中空軸状部品の冷間成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62238040A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0280148A (ja) * | 1988-09-16 | 1990-03-20 | Aida Eng Ltd | 押出し加工法およびその装置 |
JP2002011543A (ja) * | 2000-06-30 | 2002-01-15 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 筒状金具の製造方法 |
CN102896271A (zh) * | 2011-07-26 | 2013-01-30 | 锻压制造克雷费尔德有限两合公司 | 制造套环的方法 |
CN103785699A (zh) * | 2012-10-30 | 2014-05-14 | 加特可株式会社 | 轴部的中空部的形成方法 |
-
1986
- 1986-04-09 JP JP8143286A patent/JPS62238040A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014087827A (ja) * | 2012-10-30 | 2014-05-15 | Jatco Ltd | 軸部における中空部の形成方法 |
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