JP6507906B2 - テープカートリッジ及び印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、テープを巻回したテープロールを備えたテープカートリッジ、及びテープに印刷を行う印刷装置に関する。
従来より、あらかじめ切り込みが入ったテープに所望の文字や図形を印刷する印刷装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このとき、テープは、表面に剥離剤が塗布された第1シート(台紙)上に、裏面に粘着剤が塗布されて表面に印字される帯状の第1シート(印字紙)が、貼られている。第2シートは、上記切り込みによってラベル部と非ラベル部とに分かれている。
特開2003−58062号公報
上記従来技術において、ユーザによる使用時には、上記第2シートのうち非ラベル部を残しつつラベル部のみを第1シートから引き剥がし、被着体に貼り付けて使用される。しかしながら、切り込みの態様や上記第2シートの材質等によっては、第2シート上における上記ラベル部の引き剥がし位置が視覚的にわかりにくい場合があった。
本発明の目的は、容易にラベル部の引き剥がしを行うことができ、ユーザにとっての利便性を向上できるテープカートリッジ及び印刷装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本願第1発明は、テープカートリッジであって、筐体と、互いに反対側となる第1面及び第2面を有し、透光性を備えた帯状の第1シート、及び、前記第1シートの前記第1面に貼られ、切り込みによってラベル部と非ラベル部に分けられた、透光性を有する帯状の第2シート、を有し、前記第1シートの前記第2面における、前記切り込みの近傍に、目印が設けられているテープを巻回し、前記筐体内に収納されたテープロールと、を有することを特徴とする。
本願発明のテープカートリッジのテープロールに巻回されたテープは、第1シートと第2シートとを備えている。第2シートは、切り込みによってラベル部と非ラベル部とに分かれている。ユーザによる使用時には、第2シートのうち非ラベル部を残しつつラベル部のみを第1シートから引き剥がして使用される。
本願発明においては、第1シート及び第2シートを透光性の材質で構成するとともに、第1シートの第2面(ラベル部側から見ると裏面)のうち上記切り込みの近傍に、予め目印が設けられている。これにより、上記第1シートからのラベル部の引き剥がしの際、透光性である第1シート及び第2シート越しに、切り込み位置に対応した上記目印を視認しつつ引き剥がすことができる。この結果、容易にラベル部の引き剥がしを行うことができ、ユーザにとっての利便性を向上できる。
また、上記目的を達成するために、本願第2発明は、テープカートリッジであって、側壁部を備えた筐体と、第1面を有する帯状の第1シート、及び、前記第1シートの前記第1面に貼られ、切り込みによってラベル部と非ラベル部に分けられた、帯状の第2シート、を有し、前記ラベル部には印刷がされておらずかつ前記非ラベル部における前記切り込みの近傍に目印が印刷されているテープを巻回し、前記筐体内に収納されたテープロールと、を有することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本願第3発明は、第1面を有する帯状の第1シート、及び、前記第1シートの前記第1面に貼られ、切り込みによってラベル部と非ラベル部に分けられた、帯状の第2シート、を有するテープを搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送される前記テープに対し印刷を行う印刷部と、前記搬送部及び前記印刷部を制御し、前記第2シートのうち前記切り込みの近傍の前記非ラベル部に目印を印刷する制御部と、を有し、前記第2シートの前記ラベル部は、1つの第1ラベル部、及び、前記第1ラベル部の搬送方向下流側に位置する少なくとも1つの第2ラベル部、からなるラベル組を、前記搬送部による搬送方向に沿って複数組含んでおり、前記制御部は、前記搬送部及び前記印刷部を制御し、先行する1つのラベル組の前記第1ラベル部に係わる前記切り込みの近傍に対し前記目印の印刷を行うときに、前記先行する1つのラベル組に後続する別の1つのラベル組の前記第2ラベル部に係わる前記切り込みの近傍に対し前記目印の印刷を行うことを特徴とする。
また上記目的を達成するために、本願第4発明は、第1面を有する帯状の第1シート、及び、前記第1シートの前記第1面に貼られ、切り込みによってラベル部と非ラベル部に分けられた、帯状の第2シート、を有するテープを搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送される前記テープに対し印刷を行う印刷部と、前記搬送部及び前記印刷部を制御し、前記第2シートのうち前記切り込みの近傍の前記非ラベル部に目印を印刷する制御部と、を有し、前記第2シートの前記ラベル部は、1つの第1ラベル部、及び、前記第1ラベル部の搬送方向下流側に位置する少なくとも1つの第2ラベル部、からなるラベル組を、前記搬送部による搬送方向に沿って複数組含んでおり、前記制御部は、前記搬送部及び前記印刷部を制御し、先行する1つのラベル組の前記第1ラベル部に係わる前記切り込みの近傍に対し前記目印の印刷を行うときに、前記先行する1つのラベル組に後続する別の1つのラベル組の前記第2ラベル部に係わる前記切り込みの近傍に対し前記目印の印刷を行い、かつ、前記第1ラベル部への印字内容に応じて前記目印の有無及び形状を切り替えることを特徴とする。
また上記目的を達成するために、本願第5発明は、第1面を有する帯状の第1シート、及び、前記第1シートの前記第1面に貼られ、切り込みによってラベル部と非ラベル部に分けられた、帯状の第2シート、を有するテープを搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送される前記テープに対し印刷を行う印刷部と、前記搬送部及び前記印刷部を制御し、前記第2シートのうち前記切り込みの近傍の前記非ラベル部に目印を印刷する制御部と、を有する印刷装置であって、前記目印は、テキスト文字であり、前記印刷装置は、操作者による前記テキスト文字を表記する言語の指定を入力する第2入力部をさらに有し、前記制御部は、前記搬送部及び前記印刷部を制御して、前記第2入力部に入力された指定内容に応じた言語で前記テキスト文字を表記した印刷を行う、ことを特徴とする。
また上記目的を達成するために、本願第6発明は、第1面を有する帯状の第1シート、及び、前記第1シートの前記第1面に貼られ、切り込みによってラベル部と非ラベル部に分けられた、帯状の第2シート、を有するテープを搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送される前記テープに対し印刷を行う印刷部と、前記搬送部及び前記印刷部を制御し、前記第2シートのうち前記切り込みの近傍の前記非ラベル部に目印を印刷する制御部と、を有する印刷装置であって、前記目印は、テキスト文字であり、前記印刷装置は、前記テキスト文字を表記する言語を特定可能な言語情報を取得する取得部をさらに有し、前記制御部は、前記搬送部及び前記印刷部を制御して、前記取得部で取得された言語情報に応じた言語で前記テキスト文字を表記した印刷を行うことを特徴とする。
本発明によれば、容易にラベル部の引き剥がしを行うことができ、ユーザにとっての利便性を向上できる。
本発明の第1実施形態のテープカートリッジが装着された状態の印刷装置を表す斜視図である。 印刷装置のテープカートリッジが装着されたカートリッジホルダ及びその周囲の構造を表す平面図である。 テープカートリッジの全体外観を表す斜視図である。 印刷装置及び操作端末の機能的構成を表す機能ブロック図である。 被印字テープを表す平面図、及び、図5(a)中Vb−Vb断面による横断面図である。 作成された印字ラベルの外観を表す平面図、及び、印字ラベルをP型ラベルとして使用する使用例を説明する説明図である。 P型ラベルの使用例の外観を表す説明図である。 作成された印字ラベルの外観を表す平面図、及び、印字ラベルをT型ラベルとして使用する使用例を説明する説明図である。 T型ラベルの使用例の外観を表す説明図である。 剥離シートに目印の一例が設けられている被印字テープの構造を表す概念的平面図、図10(a)に示される被印字テープのうち被印字シートを抽出して示す概念的平面図、図10(a)に示される被印字テープのうち剥離シートを抽出して示す概念的平面図である。 剥離シートに目印の別の例が設けられている被印字テープの構造を表す概念的平面図、図11(a)に示される被印字テープのうち被印字シートを抽出して示す概念的平面図、図11(a)に示される被印字テープのうち剥離シートを抽出して示す概念的平面図である。 剥離シートに目印のさらに別の例が設けられている被印字テープの構造を表す概念的平面図、図12(a)に示される被印字テープのうち被印字シートを抽出して示す概念的平面図、図12(a)に示される被印字テープのうち剥離シートを抽出して示す概念的平面図である。 剥離シートに目印のさらに別の例が設けられている被印字テープの構造を表す概念的平面図、図13(a)に示される被印字テープのうち被印字シートを抽出して示す概念的平面図、図13(a)に示される被印字テープのうち剥離シートを抽出して示す概念的平面図である。 剥離シートに目印とセンサマークとが設けられている被印字テープの構造を表す概念的平面図、図14(a)に示される被印字テープのうち被印字シートを抽出して示す概念的平面図、図14(a)に示される被印字テープのうち剥離シートを抽出して示す概念的平面図である。 図14(a)に示した被印字テープを剥離シート側から見た概念的説明図である。 本発明の第2実施形態による、被印字シートに目印の一例が設けられている被印字テープの構造を表す概念的平面図、図16(a)に示される被印字テープのうち被印字シートを抽出して示す概念的平面図、図16(a)に示される被印字テープのうち剥離シートを抽出して示す概念的平面図である。 被印字シートに目印の別の例が設けられている被印字テープの構造を表す概念的平面図、図17(a)に示される被印字テープのうち被印字シートを抽出して示す概念的平面図、図17(a)に示される被印字テープのうち剥離シートを抽出して示す概念的平面図である。 被印字シートに目印のさらに別の例が設けられている被印字テープの構造を表す概念的平面図、図17(a)に示される被印字テープのうち被印字シートを抽出して示す概念的平面図、図17(a)に示される被印字テープのうち剥離シートを抽出して示す概念的平面図である。 本発明の第3実施形態による印刷装置が目印を印刷する場合の、各部の寸法関係及び目印の印刷工程を説明する説明図である。 印刷装置のCPUが実行する制御手順を表すフローチャートである。 目印の編集作業を行う際の操作端末の表示部の表示画面例を表す図である。 目印の印刷を自動的に省略する場合の説明図である。 テキスト文字を目印として印刷する場合の説明図である。 目印の編集作業を行う際の操作端末の表示部の表示画面例を表す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。なお、図面中に「前」「後」「左」「右」「上」「下」の注記がある場合は、明細書中の説明における「前」「後」「左」「右」「上」「下」とは、その注記された方向を指す。
まず、本発明の第1実施形態を図1〜図15により説明する。
<印刷装置の全体構造>
図1において、本実施形態の印刷装置1は、被印字テープ50に対する印刷処理と、被印字チューブ(図示せず)に対する印刷処理と、を選択的に実行可能である。被印字テープ50は、各請求項記載のテープに相当する。なお、印刷装置1は、被印字テープ50に対する印刷処理と被印字チューブに対する印刷処理との両方を実行可能な構成に限られず、被印字テープ50に対する印刷処理のみを実行可能な構成でもよい。
印刷装置1は、サーマルタイプ、レセプタタイプ、ラミネートタイプ等、各種のテープカートリッジ100が使用可能である。テープカートリッジ100は、各請求項記載のテープカートリッジに相当する。以下では、レセプタタイプのテープカートリッジ100を使用する場合を説明する。また、印刷装置1は、被印字テープ50の被印字シートにラベル部と非ラベル部とに分けるための切り込みがある、いわゆるダイカットラベルタイプと、被印字テープ50の被印字シートに上記切り込みがないタイプと、のどちらのタイプのテープカートリッジ100も使用可能である。なお、図1では、上記ダイカットラベルタイプのテープカートリッジ100が使用されている。
印刷装置1は、略直方体の箱状の本体部11と、本体部11の上方の開口を開閉するカバー(図示せず)と、を有する。なお、図1では、本体部11からカバーを取り外した状態を図示しているが、本体部11にカバーを取り付けた状態では、カバーは、本体部11の左端上部において回動可能に支持される。本体部11の後面部の下方部には、電源コネクタ12、及びUSB(Universal Serial Bus)コネクタ13が配置されている。印刷装置1は、USBコネクタ13に接続されたUSBケーブル14(後述の図4参照)等を介してパーソナルコンピュータ等の操作端末300(後述の図4参照)に接続される。印刷装置1は、操作端末300で編集された印字データを受信し、この印字データに基づいて被印字テープ50(後述の図2及び図3参照)に所望の印刷を行う。なお、印刷装置1と操作端末300とは無線通信を介して接続されていてもよい。また、印刷装置1は、操作端末の操作に基づき印刷処理を実行する構成に限られず、印刷装置1に設けた適宜の操作部の操作に基づき印刷処理を実行する構成(いわゆるスタンドアローンタイプ)でもよい。
本体部11の上面のうち右側寄りの位置には、上記被印字テープ50を備えた上記テープカートリッジ100を着脱可能な凹状の領域であるカートリッジホルダ8が設けられている。なお、図1では、構造の明確化のために、カートリッジホルダ8における実際の装着位置よりも上方にテープカートリッジ100が位置している状態を図示している。
本体部11の前面のうち右側寄りの位置には、排出口20が設けられている。排出口20は、後述のサーマルヘッド22による印字形成後の被印字テープ50が、後述のプラテンローラ25等により搬送されつつカートリッジホルダ8から印刷装置1の外部へ排出される開口である。
<装置の内部構造>
印刷装置1の内部構造について説明する。図1及び図2に示すように、また上述したように、本体部11の上方部分には、テープカートリッジ100を着脱可能な上記カートリッジホルダ8が設けられている。 カートリッジホルダ8の前後方向略中央部の右側寄りの位置には、前後方向に延びる板状部材からなるヘッドホルダ21が立設されている。ヘッドホルダ21の上側面には、発熱体(図示せず)を備えるサーマルヘッド22(印刷部に相当)が設けられている。サーマルヘッド22は、テープカートリッジ100から供給され後述のプラテンローラ25等により所定の搬送経路に沿って搬送される被印字テープ50に対し、後述のインクリボン127を用いて印刷(印字形成)を行う。
カートリッジホルダ8のうち上記ヘッドホルダ20の左方位置には、リボン巻取軸125が立設されている。リボン巻取軸125は、テープカートリッジ100に備えられるリボン巻取ローラ126の内部に嵌挿され、リボン巻取ローラ126を回転駆動する。また、テープカートリッジ100には、インク供給側ロール128が回転可能に支持されている。インク供給側ロール128には、インクリボン127が巻回されている。上記リボン巻取ローラ126は、上記リボン巻取軸125により回転駆動され、インク供給側ロール128からインクリボン127を引き出すと共に、使用済みのインクリボン127を巻き取る。
ヘッドホルダ21の前方には、送りローラ駆動軸23(搬送部に相当)が立設されている。送りローラ駆動軸23は、テープカートリッジ100の送りローラ101に着脱可能な軸体である。カートリッジホルダ8の左方の隅部寄りの位置には、ガイド軸24が立設されている。ガイド軸24は、テープカートリッジ100のガイド孔102に着脱可能な軸体である。
本体部11のカートリッジホルダ8の下側には、ステッピングモータである駆動モータ66(後述の図4参照)が配置されている。上記送りローラ駆動軸23及び後述のプラテンローラ25は、図示しない複数のギアを介して駆動モータ66に連結されている。駆動モータ66の駆動に伴って、上記リボン巻取軸125(リボン巻取ローラ126)、上記送りローラ駆動軸23(送りローラ101)、及びプラテンローラ25が回転する。
また、上記カートリッジホルダ8の前後方向略中央の左側下方支持面には、複数(この例では5つ)の被押下用のセンサ突起30を立設したカートリッジセンサ31(後述の図4参照)が設けられている。カートリッジホルダ8にテープカートリッジ100が装着されると、テープカートリッジ100に設けられた被検出部110(詳細は後述)がセンサ突起30に対向し、被検出部110によってテープカートリッジ100の種類に対応する(言い替えれば被印字テープ50のテープ幅やテープ色の組み合わせに対応する)センサ突起30が選択的に押下される。カートリッジセンサ31は、このときのセンサ突起30のオン・オフの組合せに基づいて、テープカートリッジ100の種類情報(言い替えればテープ幅やテープ色等)を表す検出信号を出力する。
本体部11のカートリッジホルダ8の上側外方には、前後方向に延びるアーム状のプラテンホルダ26が配置されている。プラテンホルダ26は、軸支部27を中心に揺動可能に軸支されている。プラテンホルダ26の前端部には、上記プラテンローラ25と圧接ローラ28とが回転可能に軸支されている。プラテンローラ25は、サーマルヘッド22に対向し、サーマルヘッド22と接離可能である。圧接ローラ28は、送りローラ101に対向し、送りローラ101と接離可能である。プラテンホルダ26が上記揺動によりカートリッジホルダ8側に移動し、プラテンローラ25がサーマルヘッド22と接触する印字位置に移動すると、プラテンローラ25は、被印字テープ50を介してサーマルヘッド22を押圧する。同時に、圧接ローラ28が被印字テープ50を介して送りローラ101を押圧する。この状態で、送りローラ101、プラテンローラ25、及び圧接ローラ28の回転に伴って、テープカートリッジ100内の被印字テープ50が搬送され、サーマルヘッド22による被印字テープ50への印字が行われる。
<カートリッジの構造>
テープカートリッジ100の構造について図2、図3を参照して説明する。まず図3に示すように、テープカートリッジ100は、全体としては平面視で丸みを帯びた角部を有する略長方体状(箱型)の筐体120を備えている。この筐体120の右面部前側にテープ供給口103が設けられており、このテープ供給口103から内部の被印字テープ50が引き出されて供給される。また、このテープ供給口103の上方近傍には、被印字テープ50にあらかじめ印字されている後述のセンサマークを光学的に検出するための貫通孔104が設けられている。
筐体120の前方側上方には、当該筐体120の内部で被印字テープ50が巻回された被印字テープロール51(テープロール)を回転可能に支持するテープロール支持孔105が設けられている。そして図2に示すように、被印字テープ50は、被印字テープロール51から引き出され、サーマルヘッド22により印字形成が行われた後、本体部11の排出口20に向けて案内される。
筐体120の前方下面における前後方向の略中央位置には、既に述べた、テープカートリッジ100の種類情報を表す被検出部110が設けられている。被検出部110は、装置本体11に設けられたカートリッジセンサ31の5つの上記センサ突起30に対向する、下面に形成された挿入孔111及び面部112の組み合わせによって、テープカートリッジ100の種類情報を示している。本実施形態では、上述したように、被検出部110は、テープカートリッジ100における被印字テープ50の幅寸法やテープ色情報を含む、テープカートリッジ100の種類情報を規定している。
挿入孔111は円形の穴部であり、テープカートリッジ100がカートリッジホルダ8に装着された場合に、センサ突起30を押下しない非押下部として機能し、挿入孔111に対向するセンサ突起30はオフ状態となる。面部112は、テープカートリッジ100がカートリッジホルダ8に装着された場合に、センサ突起30を押下する押下部として機能し、面部112に対向するセンサ突起30はオン状態となる。
<印刷装置及び操作端末の制御系>
次に、図4を参照しつつ、印刷装置1及び操作端末300の制御系を説明する。
印刷装置1は、図4に示すように、CPU82を含む制御回路80(制御部に相当)を有する制御系を備えている。制御回路80において、CPU82には、ROM83、EEPROM84、RAM85、及び入出力インターフェース81がデータバスを介して接続されている。なお、EEPROM84に代えて、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリを用いてもよい。
ROM83には、印刷装置1の制御上必要な各種プログラム(例えば、後述の図20のフローの手順を実行する制御プログラム等)が格納されている。CPU82は、このROM83に記憶されている各種プログラムに基づき、各種の演算や処理を行う。
EEPROM84には、被印字テープ50に係わる各種情報(例えばカートリッジセンサ31による上記挿入孔111及び面部112の各種検出結果とテープカートリッジ100の種類情報とを対応づけた相関等)が不揮発的に記憶されている。これにより、CPU82は、カートリッジホルダ8に装着されたテープカートリッジ100の上記検出結果に対して上記相関を参照することで、当該テープカートリッジ100の種類情報を取得することができる。
RAM85は、CPU82による各種演算結果を一時的に記憶する。
入出力インターフェース81には、サーマルヘッド駆動回路61、モータ駆動回路62、操作部63、表示部64、光学センサ65、及び上記カートリッジセンサ31等が接続されている。
サーマルヘッド駆動回路61は上記サーマルヘッド22の駆動を制御する。
モータ駆動回路62は、駆動モータ66の駆動を制御する。これにより、上述したようにギア(図示省略)を介して上記プラテンローラ用ギア及び搬送ローラ用ギア(図示省略)に回転駆動力が伝達され、上記プラテンローラ25及び送りローラ101等が回転する。
光学センサ65は、上記テープカートリッジ100の筐体120に設けた貫通孔104を介して被印字テープ50にセンサ光を投光し、その反射光の有無を検知して当該被印字テープ50の搬送状況を検出する。特に、被印字テープにセンサマークが設けられる場合にテープの搬送方向位置を検出することができる(詳細は後述)。
操作端末300は、図4に示すように、CPU301を有する制御系を備えている。CPU301には、操作部302(第1入力部、第2入力部)、表示部303、RAM304、ROM305、及びHDD306等が接続されている。
操作端末300は、上記USBケーブル14等を介して印刷装置1と接続され、印刷装置1との間で信号の送受が可能である。
操作端末300では、HDD306に記憶されているOS(Operating System)310によってその基本制御が行われ、そのOS310上で別途HDD306に記憶されている適宜のアプリケーションプログラム320が実行される。このアプリケーションプログラム320では、操作者が、操作端末300側の操作部302を操作することで、印刷装置1で作成する印字ラベル200において印字形成するための印字データが作成され、印刷装置1に送信することができる。すなわち、操作者の操作部302の操作により、上記印字データを含む所定のラベル作成指示が印刷装置1へ出力されると、印刷装置1において、モータ駆動回路61及び駆動モータ66を介しプラテンローラ25及び送りローラ101等が駆動され、被印字テープロール51から被印字テープ50が繰り出される。また、これと同期して、サーマルヘッド駆動回路61を介しサーマルヘッド22の複数の発熱素子が選択的に発熱駆動され、上記繰り出される搬送される被印字テープ50に対し、上記印字データに基づく印字が行われる。その後、印字が形成された被印字テープ50から手動操作によって巻き付け部90及びラベル本体部91(詳細は後述)を引き剥がすことにより、所定の印字を有する印字ラベル200(後述の図6参照)が生成される。なお、上記印字が形成された被印字テープ50を、本体部11の排出口20近くに設けられたカッタ29(図示せず。後述の図19参照)が所望の長さに切断して排出口20から排出し、その排出された所望の長さの被印字テープ50から上記引き剥がしを行うようにしてもよい。なお、このカッタ29は、例えば、図示しないカッタボタンが操作されることにより作動し、被印字テープ50の切断を行う。
<被印字テープの構造と印字ラベルの利用例>
本実施形態で用いる被印字テープ50を図5に示す。図5(a)は、図中の左右方向を搬送方向とした、後述の目印及び内部印字が共に未印刷状態の被印字テープ50の平面図を示し、図5(b)は、図5(a)中の矢視Vb−Vb断面から見た断面図を示している。
この例の被印字テープ50は、図5(b)の断面図中の一部拡大図に示すように、厚さ方向で図中の上方側から順に被印字シート52及び剥離シート54が積層して構成されている。被印字シート52は、その上側(図5(b)中の上下表示参照。以下同様)に備えられる基材52Aの印字面に上記サーマルヘッド22により印字が形成される。また被印字シート52は、上記基材52Aの下側に粘着剤層52Aを備えている。剥離シート54は、粘着剤層52Aに対し容易に剥離可能に設けられる。つまり、剥離シート54の上面(第1面に相当)に被印字シート52が剥離可能に貼り付けられている。なお、上記の剥離シート54が各請求項記載の第1シートに相当し、上記の被印字シート52が各請求項記載の第2シートに相当する。
また本実施形態では、被印字テープ50に後述するP型ラベル92又はT型ラベル93を作成するための形状で、あらかじめハーフカット処理が施されている。このハーフカット処理は、図5(b)の断面図中の一部拡大図で示すように、被印字テープ50のうちの上記被印字シート52に切り込み線55を入れる処理であり、いわゆるダイカットラベルとなる。このハーフカット処理が、図5(a)の平面図に示すように所定の領域を囲むように形成されていることで、当該領域における被印字シート52が被印字テープ50から剥離自在となる。本実施形態においては、このように剥離対象となる被印字シート52の領域部分がラベル部95となっており、それ以外の部分が非ラベル部96となっている。
ラベル部95は、巻き付け部90(第2ラベル部に相当)と、ラベル本体部91(第1ラベル部に相当)と、を含む。本実施形態の被印字テープ50では、2つの巻き付け部90と1つのラベル本体部91とが1組となって、当該被印字テープ50の長さ方向に沿って複数組あらかじめ形成されている。2つの巻き付け部90は、それぞれ搬送方向(言い替えればテープ長手方向。以下同様)に長い略矩形形状のものが被印字テープ50の幅方向に平行に並ぶよう配置されており、これら2つの巻き付け部90の搬送方向上流側に、幅の広い略矩形形状の1つのラベル本体部91が配置されている。そして本実施形態では、上記印刷装置1によりラベル本体部91の内部領域に対して所望の印字(後述の印字R1,R2等参照)が印刷される。
なお、図5中の目印57Aやセンサマーク59については後に図10や図14等を用いて詳述する。
<P型ラベル、T型ラベルとしての利用形態>
図6、図7は、被印字テープ50から剥離した印字ラベル200(巻き付け部90及びラベル本体部91)をP型ラベル92(後述)として利用した場合を示している。図6において、ラベル本体部91は、図示上下方向に連接する第1ラベル領域16と第2ラベル領域17を有している。第1ラベル領域16と第2ラベル領域17とは、図示左右方向に横長の同形の矩形状となっている。第1ラベル領域16には、上記印刷装置1により印字R1が印刷された第1印刷面16aが備えられている。第2ラベル領域17には、上記印刷装置1により印字R2が印刷された第2印刷面17aが備えられている。図示する例では、印字R1として文字列「ABC」が、第1印刷面16aの上下方向略中央部の右方端部に寄せて、正立した姿勢で左右方向に印刷されている。また、印字R2として文字列「XYZ」が、第2印刷面17aの上下方向略中央部の右方端部に寄せて、180°回転した倒立した姿勢で左右方向に印刷されている。
そして、ラベル本体部91と巻き付け部90の使用時には、図6(a)に示す上記印字ラベル200を被印字テープ50から引き剥がした状態とされた後、図6(b)に示すように、巻き付け部90が、図示上下方向を軸心方向とする円管状又はケーブル状の被着体19(この例ではケーブル。以下適宜、単に「ケーブル19」と称する)の周囲に当該巻き付け部90の左右方向略中央部が位置するように巻き付けてから折り返され(図6(a)中の白矢印参照)、巻き付け部90の両端部それぞれの背面の粘着剤層52Aを互いに貼り合わせる。
その後、第1ラベル領域16と第2ラベル領域17の境界線(図中の一点鎖線)を山折りにして、それら第1ラベル領域16と第2ラベル領域17それぞれの背面の粘着剤層52Aを互いに貼り合わせる。このとき、先に折り返して貼り合わせた巻き付け部90の先端(図示右端)を、第1ラベル領域16と第2ラベル領域17の長手方向一方側の端部(図示左端)の間に挟み込ませる。これにより、上記P型ラベル92が形成される。
これにより、図7(a)及び図7(b)に示すように、ケーブル19にラベル92が取り付けられ、重なり合った第1ラベル領域16と第2ラベル領域17とが巻き付け部90から、図示左右方向に突出する(つまりケーブル19も含めた全体がいわゆる「P」字型となる)P型ラベル92として使用することができる。図7(a)はケーブル19に取り付けられたP型ラベル92を正面側(第1ラベル領域16側)から見た外観を示している。図示のように、第1ラベル領域16において、第1印刷面16aに上記印字R1として文字列「ABC」が、巻き付け部90と反対側の端部(文字列「ABC」の向きの後端部)に寄せた位置態様で正立姿勢で表記されている。
図7(b)は、ケーブル19に取り付けられたP型ラベル92を背面側(第2ラベル領域17側)から見た外観を示している。図示のように、第2ラベル領域17において、第2印刷面17aに印字R2として文字列「XYZ」が、巻き付け部90と反対側の端部(文字列「XYZ」の向きの前端部)に寄せた位置態様で正立姿勢で表記されている。
また、同じラベル本体部91と巻き付け部90を用いてT型ラベル93として利用することもできる。図8、図9は、被印字テープ50から剥離した巻き付け部90とラベル本体部91をT型ラベル93として利用した場合を示している。上記P型ラベル92では、先にケーブル19に巻き付けつつ折り返して貼り合わせた巻き付け部90の両端部の先端を、第1ラベル領域16と第2ラベル領域17の長手方向一方側の端部の間に挟み込ませていた(上記図6参照)。これに対し、この例では、図8(a)及び図8(b)に示すように、先にケーブル19に巻き付けつつ折り返して貼り合わせた巻き付け部90の両端部の先端を、第1ラベル領域16と第2ラベル領域17の長手方向中央の自由側端部(図示する上下両側の縁部)の間に挟み込ませる。
これにより、図9(a)及び図9(b)に示すように、ケーブル19にラベル93が取り付けられ、重なり合った第1ラベル領域16と第2ラベル領域17の長手方向がケーブル19の長手方向と平行に配置される(つまり巻き付け部90とラベル本体部91の全体がいわゆる「T」字型となる)T型ラベル93として使用することができる。
なお、P型ラベル92、T型ラベル93のいずれにおいても上述の使用態様では巻き付け部90は1本あれば足りるが、本実施形態では、被印字テープ50の幅方向を有効に活用する意味でも予備用のものを含めた2本の巻き付け部90を1つのラベル本体部91と併せた1組で作成する。なお余った残りの1つの巻き付け部90を(予備用とするのではなく)他の用途に使用しても良い。
<本実施形態の特徴>
上述したように、被印字テープ50の被印字シート52は、切り込み線55によって実際に使用するラベル部95とそれ以外の非ラベル部96とに分かれている。ユーザによる使用時には、被印字シート52のうち非ラベル部96を残しつつラベル部95のみを剥離シート54から引き剥がして使用される。その際、切り込み線55の態様や被印字シート52の材質等によっては、被印字シート52における上記ラベル部95の引き剥がし位置が視覚的にわかりにくい場合がある。
そこで本実施形態では、被印字シート52及び剥離シート54を透光性の材料で構成すると共に、剥離シート54における上記切り込み線55に対応する位置の近傍(平面視において切り込み線55に重畳する位置、及び、当該位置から若干離れた位置の両方を含む)に、予め目印が印刷されている。以下、その詳細を順を追って説明する。
<目印の具体例その1>
例えば、本実施形態では、被印字シート52及び剥離シート54が、いずれも例PET(Polyethylene terephthalate)等、透光性を有する樹脂材料によって構成されており(被印字シート25の粘着剤層52Aも透光性である)、これによって被印字テープ50の全体が厚さ方向で光を透過する。
このような被印字テープ50において、本実施形態では、上記ハーフカット処理で形成された被印字シート52の切り込み線55に略一致する配置で、剥離シート54の下面に目印が印刷されている。
図10(a)は、剥離シート54に上記目印57Aが設けられている上記被印字テープ50の構造を表す概念的平面図である。また、図10(b)は、図10(a)に示される被印字テープ50のうち、被印字シート52を抽出して示す概念的平面図である。さらに、図10(c)は、図10(a)に示される被印字テープ50のうち、剥離シート54を抽出して示す概念的平面図である。図5(a)を用いて前述したように、巻き付け部90及びラベル本体部91それぞれの輪郭を形成する被印字シート52の切り込み線55が、被印字シート52には設けられている(図10(b)参照)。そして、図10(c)に示すように、上方側(図示手前側)から平面視したときに上記切り込み線55と一致する形状及び配置で、剥離シート54の下面(図示奥側の面。第2面に相当)に目印57Aが印刷されている。なお、この例では、各目印57Aは、上記平面視において巻き付け部90及びラベル本体部91に対応する領域内に、設けられている。
この目印57Aは、例えば当該被印字テープ50の工場生産時に予め剥離シート54の下面に印刷される。このとき、前述のように剥離シート54が透光性の材質であることにより、図10(c)に示すように剥離シート54の上方側(図示手前側)からでも上記目印57Aが透けて視認される。
そして、被印字テープ50では、図10(b)に示す構成の被印字シート52が、図10(c)に示す構成の剥離シート54に重ね合わされて積層されている(白矢印参照)。このとき、上記剥離シート54のみならず被印字シート52も透光性の材質であることにより、図10(a)に示すように、被印字テープ150の上方側(図示手前側)からでも上記目印57Aが透けて視認されることとなる。この結果、視覚的には、目印57Aは、被印字シート52の上面(図中の手前側の面)に形成された上記切り込み線55に重複する(又は接する)ように見える。これにより、前述のように使用の際に被印字シート52からラベル部95(巻き付け部90及びラベル本体部91)を引き剥がす際に、透光性を有する剥離シート54及び被印字シート52越しに、切り込み線55の位置に対応した目印57Aを視認しつつ引き剥がすことができる。
目印57Aは、この例では、切り込み線55の位置をおおよそ把握できるように印刷されていればよいことから、上記のように透かしてみたときに、四角形のラベル部95(2つの巻き付け部90及び1つのラベル本体部91)それぞれの4つの角を示すように、図示の範囲で合計12個(1つのラベル部95に対し、4個ずつ。なお後述の図14に示す例のように、1つのラベル部95に対し2個ずつ設けても良いし、上記4個の目印から任意の1つを省略して3個ずつ設けても良い)が設けられている。
また、各目印57Aは、この例では、略L字状(言い替えれば鉤括弧状)の形状となっている。但しこの形状に限られず、特に図示しないが、例えば、角括弧状([ 又は ])、墨付き括弧状等の形状であってもよい。そして、各目印57Aのテープ長手方向(図示左右方向)の端部は、対応する切り込み線55と同じ位置に設けられている。詳細には、例えば図10(a)のラベル本体部91の右上角部に示される目印57Aを例にとって拡大図中に示すように、各目印57Aは、テープ長手方向一方側の第1端部(図示の例では端部57a)と、テープ短手方向一方側の第2端部(図示の例では端部57b)と、を有している。このとき、ラベル部95(図示の例では詳細にはラベル本体部91)は、拡大図中の角に繋がるテープ長手方向一方側においてテープ短手方向に延びる第1辺(図示の例では辺55a)と、拡大図中の角に繋がるテープ短手方向一方側においてテープ長手方向に延びる第2辺(図示の例では辺55b)と、を備えている。そして、上記目印57Aの第1端部57aは、上記辺55aと同じ位置(テープ長手方向位置)に設けられており、上記目印57Aの第2端部57bは、上記辺55bと同じ位置(テープ短手方向位置)に設けられている。言い替えれば、目印57Aの角が、ラベル部95(図示の例では詳細にはラベル本体部91)の角と一致する(同じ位置)ように、目印57Aは設けられている。なお、以上は図10(a)のラベル本体91の右上角部における目印57Aを例にとって説明したが、他の11個の目印57Aについても、対応するラベル部95(巻き付け部90又はラベル本体部91)の角や辺に対して、同様の位置関係となっている。
<目印の具体例その2>
図11(a)〜(c)に、目印の別の例を示す。この例においても、上記同様、剥離シート54の下面に目印57Bが印刷されている。前述の図10(a)〜(c)と同様、図11(a)は、剥離シート54に目印57Bが設けられている上記被印字テープ50の構造を表す概念的平面図である。また、図11(b)は、図11(a)に示される被印字テープ50のうち、被印字シート52を抽出して示す概念的平面図である。さらに、図11(c)は、図11(a)に示される被印字テープ50のうち、剥離シート54を抽出して示す概念的平面図である。
図10(a)〜(c)と同様、巻き付け部90及びラベル本体部91それぞれの輪郭を形成する四角形状の切り込み線55が被印字シート52に設けられている(図11(b)参照)。そして、図11(c)において、この例では、目印57Bは、上記切り込み線55の四角形状の各辺の大部分と平面視において一致する直辺部57Bbと、各四角形状の角部をいわゆる面取りするように設けられる斜辺部57Baと、を含むように、剥離シート54の下面に印刷されている。なお、この例においても、各目印57Bは、上記平面視において巻き付け部90及びラベル本体部91に対応する領域内に設けられ、上記同様、例えば当該被印字テープ50の工場生産時に印刷される。被印字テープ50では、前述と同様、図11(b)に示す構成の被印字シート52が、図11(c)に示す構成の剥離シート54に重ね合わされて積層されている(白矢印参照)。
この例では、使用の際に被印字シート52からラベル部95(巻き付け部90及びラベル本体部91)を引き剥がす際に、剥離シート54及び被印字シート52越しに、上記巻き付け部90及びラベル本体部91それぞれの輪郭の四角形状の角部の位置を概ね表している目印57Bの上記斜辺部57Baを視認しつつ、当該巻き付け部90及びラベル本体部91を、四角形状の角から容易に引き剥がすことができる。
<目印の具体例その3>
図12(a)〜(c)に、目印のさらに別の例を示す。この例においても、上記同様、剥離シート54の下面に目印57Cが印刷されている。前述の図10(a)〜(c)及び図11(a)〜(c)と同様、図12(a)は、剥離シート54に目印57Cが設けられている上記被印字テープ50の構造を表す概念的平面図である。また、図12(b)は、図12(a)に示される被印字テープ50のうち、被印字シート52を抽出して示す概念的平面図である。さらに、図12(c)は、図12(a)に示される被印字テープ50のうち、剥離シート54を抽出して示す概念的平面図である。
図10(a)〜(c)等と同様、巻き付け部90及びラベル本体部91それぞれの輪郭を形成する四角形状の切り込み線55が被印字シート52に設けられている(図12(b)参照)。そして、図12(c)において、この例では、目印57Cは、上記切り込み線55の四角形状の各辺の大部分と平面視において一致する直辺部57Cbと、各四角形状の4つの角部のうち1つの角部をめくり上げるようなデザインで設けられるめくり部57Caと、を含むように、剥離シート54の下面に印刷されている。なお、この例においても、各目印57Cは、上記平面視において巻き付け部90及びラベル本体部91に対応する領域内に設けられ、上記同様、例えば当該被印字テープ50の工場生産時に印刷される。被印字テープ50では、前述と同様、図12(b)に示す構成の被印字シート52が、図12(c)に示す構成の剥離シート54に重ね合わされて積層されている(白矢印参照)。
この例では、使用の際に被印字シート52からラベル部95(巻き付け部90及びラベル本体部91)を引き剥がす際に、剥離シート54及び被印字シート52越しに、上記巻き付け部90及びラベル本体部91それぞれの輪郭の四角形状の角部の位置に概ね対応した目印57Cの上記めくり部57Caを視認しつつ、当該巻き付け部90及びラベル本体部91を、四角形状の角から容易に引き剥がすことができる。
<目印の具体例その4>
図13(a)〜(c)に、目印のさらに別の例を示す。この例においても、上記同様、剥離シート54の下面に目印57Dが印刷されている。前述の図10(a)〜(c)等と同様、図13(a)は、剥離シート54に目印57Dが設けられている上記被印字テープ50の構造を表す概念的平面図である。また、図13(b)は、図13(a)に示される被印字テープ50のうち、被印字シート52を抽出して示す概念的平面図である。さらに、図13(c)は、図13(a)に示される被印字テープ50のうち、剥離シート54を抽出して示す概念的平面図である。
図10(a)〜(c)等と同様、巻き付け部90及びラベル本体部91それぞれの輪郭を形成する四角形状の切り込み線55が被印字シート52に設けられている(図13(b)参照)。そして、図13(c)において、この例では、目印57Dは、2つの巻き付け部90それぞれにおいて四角形状の4つの角のうち1つの角を巻き付け部90に対応した領域の外で指し示す矢印57Daと、四角形状の4辺のうち1つの辺を巻き付け部90に対応した領域の外で指し示す矢印57Dbと、1つのラベル本体部91において四角形状の4つの角のうち1つの角をラベル本体部91に対応した領域内で指し示す矢印57Dcと、4つの角のうち矢印57Dcの示す角とは別の1つの角をラベル本体部91に対応した領域の外で指し示す矢印57Ddと、上記四角形状の4辺のうち1つの辺をラベル本体部91に対応した領域内で指し示す矢印57Deと、を含むように、剥離シート54の下面に(例えば当該被印字テープ50の工場生産時に)印刷される。被印字テープ50では、前述と同様、図13(b)に示す構成の被印字シート52が、図13(c)に示す構成の剥離シート54に重ね合わされて積層されている(白矢印参照)。
この例では、使用の際に被印字シート52からラベル部95(巻き付け部90及びラベル本体部91)を引き剥がす際に、剥離シート54及び被印字シート52越しに、上記巻き付け部90及びラベル本体部91それぞれの輪郭の四角形状の角部の位置に対応した上記矢印57Da,57Dc,57Ddや四角形状の辺部の位置に対応した上記矢印57Db,57Deを視認しつつ、当該巻き付け部90及びラベル本体部91を、四角形状の角や辺から容易に引き剥がすことができる。
<目印の具体例その5〜センサマークと併せて印刷される場合>
この例では、上記目印57が設けられる剥離シート54の下面には、被印字テープ50の搬送時の位置決め制御用のセンサマーク59が別途予め印刷されている。すなわち、図14(a)〜(c)に示すように、この例においても、上記同様、剥離シート54の下面に図10(a)及び図10(c)と同様の略L字状(言い替えれば鉤括弧状)の形状の上記目印57Aが印刷されている。前述の図10(a)〜(c)と同様、図14(a)は、剥離シート54に上記目印57Aが設けられている上記被印字テープ50の構造を表す概念的平面図である。また、図14(b)は、図14(a)に示される被印字テープ50のうち、被印字シート52を抽出して示す概念的平面図である。さらに、図14(c)は、図14(a)に示される被印字テープ50のうち、剥離シート54を抽出して示す概念的平面図である。
図10(a)〜(c)と同様、巻き付け部90及びラベル本体部91それぞれの輪郭を形成する四角形状の切り込み線55が被印字シート52に設けられている(図14(b)参照)。そして、図14(c)に示すように、この例では、上記図10(c)とは異なり、四角形のラベル部95(2つの巻き付け部90及び1つのラベル本体部91)それぞれの4つの角のうち、テープ幅方向一方側(図示における下側)の角を除き、テープ幅方向他方側(図示における上側)の2つの角に対応する位置にのみ(すなわち図示の範囲で合計6個)、目印57Aが剥離シート54の下面に印刷されている。被印字テープ50では、前述と同様、図14(b)に示す構成の被印字シート52が、図14(c)に示す構成の剥離シート54に重ね合わされて積層されている(白矢印参照)。
このとき、上記構成の被印字テープ50は、前述の図3に示したように、テープカートリッジ100の筐体120の側壁部121(図3参照)に設けられた上記貫通孔104に対し、剥離シート54を対向させて通過するように搬送される。すなわち、図14(a)及び図14(c)、並びに剥離シート54側から見た概念的説明図である図15に示すように、上記貫通孔104は、上記側壁部121のうち、被印字テープ50が搬送されるときの上記センサマーク59の移動経路に対向する部分に設けられている。
そして、被印字テープ50の剥離シート54のうち、搬送に伴い上記貫通孔104が対向して通過する幅方向領域Waに、搬送方向に所定の間隔でセンサマーク59が予め印刷されている。このセンサマーク59は、貫通孔104とほぼ同じ大きさ、形状(言い替えれば各目印57とは異なった形状)で黒塗りに印刷されたマークである。なお、図3中には、貫通孔104との位置関係の説明用に、1つのセンサマーク59の位置を概念的に網かけ領域により示している。印刷装置1において、光学センサ65(図4参照)が貫通孔104を介し光学的にセンサマーク59を検出し、その検出結果に基づきCPU82によって本体ラベル部91の搬送位置が随時検知されることで、被印字テープ50の搬送時の位置決め制御が行われる(詳細な制御内容は省略)。
なお、前述の図5には、以上説明した、図10(a)、図11(a)、図12(a)、図13(a)、及び図14(a)の被印字テープのうち、上記図14(a)に示した例の被印字テープ50を示している。図5に示すように、被印字テープ50のテープ長手方向に沿って配列された各ラベル部91において、テープ長手方向一方側(図示右側)の端部とセンサマーク59の当該長手方向一方側端部との距離d1は、互いに等しくなっている。言い替えれば、例えば図示される2つのラベル部91,91に関して、図示左側のラベル部91(第1ラベル部に相当)のテープ長手方向一方側の端部とセンサマーク59(第1センサマークに相当)の当該長手方向一方側端部との距離(=d1)と、図示右側のラベル部91(第2ラベル部に相当)のテープ長手方向一方側の端部とセンサマーク59(第2センサマークに相当)の当該長手方向一方側端部との距離(=d1)とは、互いに等しい。また、テープ長手方向における各センサマーク59の長さe1は、テープ長手方向における各目印57Aの長さe2よりも長くなっている。
また、各目印57Aは、テープ長手方向において、センサマーク59のテープ幅方向中心CLsと重ならず、特にこの例では、センサマーク59の全領域と重ならないように配置されている(図5及び図15参照)。言い替えれば、前述したセンサマーク57Aと貫通孔104との対向する位置関係にも基づき、各目印57Aは、テープ長手方向において、上記貫通孔104のテープ幅方向中心CLkと重ならず、特にこの例では、貫通孔104の全領域と重ならないように配置されている(図15参照)。
これには以下のような意義がある。すなわち、目印57Aが、センサマーク59と同じ幅方向領域Wa中(つまり被印字テープ50において上記貫通孔104が対向して通過する幅方向領域中)に印刷されていると、光学センサ65が目印57Aとセンサマーク59とを混同し誤検出する可能性がある。そこで、図15に示すようにセンサマーク59と同じ幅方向領域Wa中に目印57Aを設けないようにすることで、上記誤検出が回避できる。
なお、図15中に上・下2段に示される巻き付け部90,90のうち、図示上側の巻き付け部90はセンサマーク59の幅方向領域Waから外れているため、四角形形状の4つの角すべてに対応する位置に目印57Aを設けても上記誤検出の問題はない。しかしながら、この例では、美観を考慮し、図示下側の巻き付け部90と同様、2つの角に対応する位置にのみ目印57Aを設けている。
<第1実施形態の効果>
以上説明したように、第1実施形態においては、剥離シート54及び被印字シート52を透光性の材質で構成するとともに、剥離シート54の下面のうち上記切り込み線55の近傍に、予め目印57A,57B,57C,57Da,57Db(以下適宜、単に「目印57」と総称する)が印刷されている。これにより、上記剥離シート54からのラベル部95の引き剥がしの際、透光性である剥離シート54及び被印字シート52越しに、切り込み線55の位置に対応した上記目印57を視認しつつ引き剥がすことができる。この結果、容易にラベル部95の引き剥がしを行うことができ、ユーザにとっての利便性を向上できる。
また、本実施形態では特に、ラベル部95が四角形であり、目印57A,57B,57C,57Daは、ラベル部95の角を示している。これにより、四角形のラベル部95を角から容易に引き剥がすことができる。
また、本実施形態では特に、目印57A,57B,57C,57Daはラベル部95の角に位置している。これにより、ラベル部95の角の位置を明確に示すことができる。
また、本実施形態では特に、上記目印57Aが鉤括弧状の形状を備えている。これにより、ラベル部95の角の位置、形状、及び向きを明確に示すことができる。
また、本実施形態では特に、上記目印57が、1つのラベル部95に対し、2個以上設けられている。これにより、ラベル部95のおおよその大きさを把握でき、より確実な剥離が可能となる。
また、本実施形態では特に、ラベル部95が四角形であり、上記目印57Dbはラベル部95の辺を示している。これにより、略四角形のラベル部95を辺から容易に引き剥がすことができる。
また、本実施形態では特に、目印57A,57B,57Cがラベル部95に対応する領域内に形成されている。これにより、当該ラベル部95の領域が明確となり、より確実な剥離が可能となる。
また、本実施形態では特に、剥離シート54に、光学検出用のセンサマーク59が形成されている(図5、図14参照)。これにより、印刷装置1が光学センサ65でセンサマーク59の有無を検出することで、被印字テープ50の搬送状況やラベル部95の搬送位置を確認できる。
また、本実施形態では特に、目印57Aが被印字テープ50の長手方向において、センサマーク59のテープ幅方向中心CLsと重ならないように形成されている。また、目印57Aが被印字テープ50の長手方向において、貫通孔104のテープ幅方向中心CLkと重ならないように形成されている。これにより、前述したように、光学センサ65が目印57Aとセンサマーク59とを混同する誤検出を防止し、検出精度を向上できる。
また、本実施形態では特に、目印57Aが被印字テープ50の長手方向において、センサマーク59と重ならないように形成されている。また、目印57Aが被印字テープ50の長手方向において、貫通孔104と重ならないように形成されている。これにより、光学センサ65の上記誤検出を最も確実に防止できる。
また、本実施形態では特に、センサマーク59の形状が目印57の形状と異なる。これによっても、光学センサ65の検出精度を向上できる。
また、本実施形態では特に、目印57Dは、巻き付け部90又はラベル本体部91の角又は辺を指す矢印である。これにより、その指し示す対象(角又は辺)の位置を明確にすることができる。
本発明の第2実施形態を図16〜図18により説明する。上記第1実施形態と同等の部分には同一の符号を付し、適宜、説明を省略又は簡略化する。
本実施形態では、被印字シート52における上記切り込み線55に対応する位置の近傍(切り込み線55に重畳する位置、及び、当該位置から若干離れた位置の両方を含む)に、予め目印が印刷されている。以下、その詳細を順を追って説明する。
<目印の具体例その6>
本実施形態では、被印字テープ50の被印字シート52の、上記ハーフカット処理で形成された切り込み線55の近傍において、当該被印字シート52の上面に目印が印刷されている。
図16(a)は、被印字シート52に目印56Aが設けられている上記被印字テープ50の構造を表す概念的平面図である。また、図16(b)は、図16(a)に示される被印字テープ50のうち、被印字シート52を抽出して示す概念的平面図である。さらに、図16(c)は、図16(a)に示される被印字テープ50のうち、剥離シート54を抽出して示す概念的平面図である。図5(a)を用いて前述したように、巻き付け部90及びラベル本体部91それぞれの輪郭を形成する切り込み線55が、被印字シート52には設けられている(図16(b)参照)。このとき、四角形状の上記切り込み線55の外周側を略取り囲む形状及び配置で、当該被印字シート52の上面(図示手前側の面)に目印56Aが印刷されている。なお、この例では、各目印56Aは、上記巻き付け部90及びラベル本体部91の外に、設けられている。
この目印56Aは、例えば当該被印字テープ50の工場生産時に予め被印字シート52の上面に印刷される。このとき、目印56Aは、ラベル部95(詳細にはラベル本体部91)内への印刷装置1による印刷(その印刷が行われる前にはラベル本体部91何は印刷がなされていない)に影響を与えないよう、ラベル部95(詳細にはラベル本体部91)の外部、つまり非ラベル部96に印刷される。すなわち、目印56Aは、上記切り込み線55の四角形のうち1つの角部を除く大部分の外周部を取り囲む(言い替えれば、切り込み線55からわずかに離れつつ縁取る)包囲部56Aaと、上記1つの角部を(切り込み線55から離れた状態で)指し示す矢印部56Abと、を含むように、被印字シート52(詳細には非ラベル部96)の上面に印刷されている。そして、被印字テープ50では、図16(b)に示す構成の被印字シート52が、図16(c)に示す構成の剥離シート54に重ね合わされて積層されている(白矢印参照)。
被印字テープ50の上記構成により、前述のように使用の際に被印字シート52からラベル部95(巻き付け部90及びラベル本体部91)を引き剥がす際に、被印字シート52上の切り込み線55の位置に対応した目印56Aを視認しつつ引き剥がすことができる。また、目印56Aが、四角形のラベル部95(巻き付け部90及びラベル本体部91)に対して四角形の辺を示す包囲部56Aaを備えることにより、ラベル部95の形状を把握でき、確実な剥離が行える。
<目印の具体例その7>
図17(a)〜(c)に、本実施形態における目印の別の例を示す。この例においても、上記同様、被印字シート52(詳細には非ラベル部96)の上面に目印56Bが印刷されている。前述の図16(a)〜(c)と同様、図17(a)は、被印字シート52に目印56Bが設けられている上記被印字テープ50の構造を表す概念的平面図である。また、図17(b)は、図17(a)に示される被印字テープ50のうち、被印字シート52を抽出して示す概念的平面図である。さらに、図17(c)は、図17(a)に示される被印字テープ50のうち、剥離シート54を抽出して示す概念的平面図である。
図16(a)〜(c)と同様、巻き付け部90及びラベル本体部91それぞれの輪郭を形成する四角形状の切り込み線55が被印字シート52に設けられている(図17(b)参照)。そして、図17(b)において、この例では、目印56Bは、四角形のラベル部95(2つの巻き付け部90及び1つのラベル本体部91)それぞれの4つの角を示すように、当該4つの角の外周側に図示の範囲で合計12個(1つのラベル部95に対し、4個ずつ。なお前述の図14に示す例のように、1つのラベル部95に対し2個ずつ設けても良いし、上記4個の目印から任意の1つを省略して3個ずつ設けても良い)が設けられている。
また、各目印56Bは、この例では、略L字状(言い替えれば鉤括弧状)の形状となっている。但しこの形状に限られず、特に図示しないが、例えば、角括弧状([ 又は ])、墨付き括弧状等の形状であってもよい。なお、この例においても、各目印56Bは、上記巻き付け部90及びラベル本体部91の外に設けられ、上記同様、例えば当該被印字テープ50の工場生産時に印刷される。そして被印字テープ50では、前述と同様、図17(b)に示す構成の被印字シート52が、図17(c)に示す構成の剥離シート54に重ね合わされて積層されている(白矢印参照)。
この例では、使用の際に被印字シート52からラベル部95(巻き付け部90及びラベル本体部91)を引き剥がす際に、上記巻き付け部90及びラベル本体部91それぞれの輪郭の四角形状の角部の位置を概ね表している目印56Bを視認しつつ、当該巻き付け部90及びラベル本体部91を、四角形状の角から容易に引き剥がすことができる。
<目印の具体例その8>
図18(a)〜(c)に、目印のさらに別の例を示す。この例においても、上記同様、被印字シート52(詳細には非ラベル部96)の上面に目印56Cが印刷されている。前述の図16(a)〜(c)等と同様、図18(a)は、被印字シート52に目印56Cが設けられている上記被印字テープ50の構造を表す概念的平面図である。また、図18(b)は、図18(a)に示される被印字テープ50のうち、被印字シート52を抽出して示す概念的平面図である。さらに、図18(c)は、図18(a)に示される被印字テープ50のうち、剥離シート54を抽出して示す概念的平面図である。
図16(a)〜(c)等と同様、巻き付け部90及びラベル本体部91それぞれの輪郭を形成する四角形状の切り込み線55が被印字シート52に設けられている(図18(b)参照)。そして、この例では、目印56Cは、2つの巻き付け部90それぞれにおいて四角形状の4つの角のうち1つの角を巻き付け部90の外で指し示す矢印56Caと、四角形状の4辺のうち1つの辺を巻き付け部90の外で指し示す矢印56Cbと、1つのラベル本体部91において四角形状の4つの角のうち1つの角をラベル本体部91の外で指し示す矢印56Caと、上記四角形状の4辺のうち1つの辺をラベル本体部91の外で指し示す矢印56Cbと、を含むように、被印字シート52の上面に(例えば当該被印字テープ50の工場生産時に)印刷される。被印字テープ50では、前述と同様、図18(b)に示す構成の被印字シート52が、図18(c)に示す構成の剥離シート54に重ね合わされて積層されている(白矢印参照)。
この例では、使用の際に被印字シート52からラベル部95(巻き付け部90及びラベル本体部91)を引き剥がす際に、上記巻き付け部90及びラベル本体部91それぞれの輪郭の四角形状の角部の位置を示す上記矢印56Caや四角形状の辺部の位置を示す上記矢印56Cbを視認しつつ、当該巻き付け部90及びラベル本体部91を、四角形状の角や辺から容易に引き剥がすことができる。
<第2実施形態の効果>
以上説明したように、第2実施形態においては、被印字シート52の非ラベル部56のうち切り込み線55の近傍に予め目印56が印刷されている。これにより、ユーザ使用時における剥離シート54からのラベル部95(巻き付け部90及びラベル本体部91)の引き剥がしの際、上記目印56を視認しつつラベル部を引き剥がすことができる。この結果、容易にラベル部95の引き剥がしを行うことができ、ユーザにとっての利便性を向上できる。
また、本実施形態では特に、ラベル部95が四角形であり、上記目印部56Ab、上記目印56B、上記矢印56Caは、対応する各ラベル部95(巻き付け部90又はラベル本体部91)の角を示している。これにより、その指し示す対象である角の位置を明確にできるので、四角形のラベル部95を上記角部から容易に引き剥がすことができる。
また、本実施形態では特に、上記目印56Bが鉤括弧状の形状を備えている。これにより、ラベル部95の角部の位置、形状、及び向きを明確に示すことができる。
また、本実施形態では特に、上記目印56が1つのラベル部95に対し、2個以上設けられている。これにより、ラベル部95のおおよその大きさを把握でき、より確実な剥離が可能となる。
また、本実施形態では特に、ラベル部95は四角形であり、上記包囲部56Aaや矢印56Cbは対応するラベル部95(巻き付け部90又はラベル本体部91)の辺を示している。これにより、その指し示す対象である辺の位置を明確にできるので、略四角形のラベル部95を辺から容易に引き剥がすことができる。
また、本実施形態では特に、上記包囲部56Aaが、1つの四角形の切り込み線55を縁取るような、四角形形状で形成されている。これにより、引き剥がすべき四角形のラベル部95の形状を、視覚的により明らかにすることができる。
また、本実施形態では特に、目印56は、切り込み線55から離れた位置に形成されている。これにより、引き剥がした後のラベル部95(巻き付け部90又はラベル本体部91)には目印56が存在しなくなるので、ラベル部の美観を向上することができる。
本発明の第3実施形態を図19〜図24により説明する。上記第1及び第2実施形態と同等の部分には同一の符号を付し、適宜、説明を省略又は簡略化する。
本実施形態では、被印字テープ50には上記目印56,57が設けられておらず、前述した印刷装置1により被印字テープ50に対し新たに目印の印刷が行われる。すなわち、サーマルヘッド22により、上記被印字シート52の上面(印字面)に目印56又は目印57が印刷される。また、その際、上記ラベル本体部91には、併せて前述の印字R1,R2の印刷も行われる。
以下、一例として、上記図16(a)に示した目印56Aと上記図6及び図7に示した印字R1、R2とを、被印字テープ50に印刷する場合を例にとって説明する。
上記目印56Aの印刷の際、印刷装置1の構造上の理由から、目印56Aの印刷工程を工夫する必要がある。すなわち、例えば、上記印刷装置1において、図19に示すように、上記の手法で目印56Aとともに印字R1、R2が被印字テープ50に印刷されることにより、2つの巻き付け部90(第2ラベル部に相当)と1つのラベル本体部91(第1ラベル部に相当)とその周囲の非ラベル部96とを含む、1つの印字ラベル200が作成される場合を想定する。このとき、印刷装置1では、被印字テープ50の搬送経路に沿って配置される上記サーマルヘッド22と上記カッタ29との間に、ある程度の離間距離Lhcが必然的に生じる(図2及び図1参照)。したがって、上記作成の際、作成された印字ラベル200の後端(ラベル本体部91よりもわずかに搬送方向上流側に位置する)の位置がカッタ29に対向する位置まで到達したときには、当該印字ラベル200に後続する(言い替えれば次の順番で作成される)印字ラベル200の一部(図示する例では巻き付け部90)が末にサーマルヘッド22に対向する位置を通過している。この結果、そのままでは、上記通過した部分(図示する例では巻き付け部90)に対して例えば目印56Aの印刷を行うことができない。
そこで本実施形態では、先行して作成される印字ラベル200(この例では図19中の左側の印字ラベル200)に係わる2つの巻き付け部90,90及び1つのラベル本体部91(先行する1つのラベル組に相当)の切り込み線55の近傍に対し目印56Aの印刷を行うときに、後続して作成される次の印字ラベル200(この例では図19中の右側の印字ラベル200)に係わる2つの巻き付け部90,90及び1つのラベル本体部91(後続する別の1つのラベル組に相当)の巻き付け部90に係わる切り込み線55の近傍に対し上記目印56Aの印刷を行う(図19に示す状態)。これが繰り返される結果、1つの印字ラベル200の印刷が行われる際には、(当該印字ラベル200に係わる巻き付け部90,90の印刷は既に前回終わっていることから)、当該印字ラベル200に係わるラベル本体部91への印刷(この例では目印56A及び印字R1,R2の印刷)と、後続する次の印字ラベル200における2つの巻き付け部90,90への印刷(この例では目印56Aの印刷)と、の単位で印刷が行われる。
<印刷装置が実行する制御手順>
上記印刷工程を実現するために印刷装置1の上記CPU82が実行する制御手を表すフローを、図20に示す。図20において、このフローは、例えば、印刷装置1に1つの印字ラベル200を作成させる指示が入力された際に開始される。
まず、ステップS105で、CPU82は、駆動回路62を介して駆動モータ66に制御信号を出力し、被印字テープロール51からの被印字テープ50の繰り出し、すなわち被印字テープ50の搬送を開始させる。
その後、ステップS110へ移り、CPU82は、被印字テープ50の搬送位置が、ラベル本体部91の印字領域開始位置に到達したか否かを判定する。言い換えると、ラベル本体部91の印字領域開始位置が、サーマルヘッド22への対向位置に到達したか否かを判定する。被印字テープ50の搬送位置がまだラベル本体部91に係わる印字領域開始位置に到達していない場合、判定は満たされず、テープ搬送を継続しつつループ待機する。なお、被印字テープ50の搬送位置については、上述した光学センサ65によるセンサマーク59の検出タイミングを基準として公知の手法により検出される。
一方、被印字テープ50の搬送位置がラベル本体部91に係わる上記印字領域開始位置に到達した場合、ステップS110の判定が満たされ、ステップS115へ移る。
ステップS115では、CPU82は、駆動回路61を介してサーマルヘッド22に制御信号を出力し、ラベル本体部91の切り込み線55に対応した上記目印56Aの印刷と、ラベル本体部91の内部に対する上記印字R1,R2(以下適宜、単に「内部印字」という)の印刷とを並行して行う。
その後、ステップS120へ移り、CPU82は、被印字テープ50の搬送位置が、次の順番の印字ラベル200に備えられる巻き付け部90に係わる印字領域開始位置に到達したか否かを判定する。被印字テープ50の搬送位置がまだ巻き付け部90に係わる印字領域開始位置に到達していない場合、判定は満たされず、テープ搬送を継続しつつループ待機する。
一方、被印字テープ50の搬送位置が巻き付け部90の印字領域開始位置に到達した場合、ステップS120の判定が満たされ、ステップS125へ移る。
ステップS125では、CPU82は、駆動回路61を介してサーマルヘッド22に制御信号を出力し、上記巻き付け部90に対応した目印56Aを印刷する。
その後、ステップS130へ移り、CPU82は、被印字テープ50の搬送位置が、切断位置に到達したか否かを判定する。言い換えると、上記ステップS115で印刷を行ったラベル本体部91と上記ステップS125で印刷を行った巻き付け部90との間の所定部位(切断位置)が、上記カッタ29への対向位置に到達したか否かを判定する。被印字テープ50の搬送位置がまだ切断位置に到達していない場合、判定は満たされず、テープ搬送を継続しつつループ待機する。
一方、被印字テープ50の搬送位置が切断位置に到達した場合、ステップS130の判定が満たされ、ステップS135へ移る。
ステップS135では、CPU82は、上記駆動回路62を介し駆動モータ66の駆動を停止して被印字テープ50の搬送を停止する。
そして、ステップS140へ移り、CPU82は、上記表示部64に以上の印字処理の完了を表示するとともに、上記カッタボタンの操作による被印字テープ50の切断を使用者に促す表示を行う。そして、このフローを終了する。
<操作端末の表示画面の例>
本実施形態では、印刷装置1が被印字テープ50に目印を印刷することから、目印に係わる印刷態様(目印の有無、目印の形状等)を使用者が任意に編集することができる。この印刷態様の編集は、例えば、操作端末300で起動されるアプリケーションプログラム320(図4参照)を用いることで、上記ラベル本体部91内の上記内部印字の編集とともに行うことができる。
アプリケーションプログラム320によって上記編集が行われているときの、操作端末300の表示部303上の表示画面303Aの例を図21に示す。この図21に示す例においては、表示画面303Aには、まず、上記内部印字を編集する内部印字編集モードを選択するための「内部印字編集」ボタン303a1と、上記目印を編集する目印編集モードを選択するための「目印編集」ボタン303a2と、が設けられている。図示の例では、使用者が操作端末300側の操作部303を適宜に操作して画面303A上のカーソルCを移動操作することで「目印編集」ボタン303a2が操作され、目印編集モードが選択されている。
上記のようにして目印編集モードが選択された場合には、図示のように、目印を図形的に表示する「マーカー」ボタン303b1と、目印をテキストにて(詳細は後述)表示する「テキスト」ボタン303b2とが表示される。図示の例では、使用者が上記のようにしてカーソルCを移動操作することで、「マーカー」ボタン303b1が操作されている。なお、このとき、画面303Aには、目印を印刷しない設定とするための「目印なし」ボタン303b3も設けられる。
上記のようにして「マーカー」ボタン303b1が操作された場合には、図示のように、この例では、包囲部56Aaを備えた上記目印56Aを選択するためのボタン303c1と、略L字状(言い替えれば鉤括弧状)の上記目印56Bを選択するためのボタン303c2と、上記角括弧状([ 又は ])の目印(図示せず)を選択するためのボタン303c3と、目印として上記矢印56Cを選択するためのボタン303c4とが表示される。図示の例では、使用者が上記のようにしてカーソルCを移動操作することで、ボタン303c2が操作されている。
そして、上記ボタン303c2の操作に対応して、画面303Aの下方部には、上記目印56Bを印刷する場合のレイアウトがプレビュー表示されている。本実施形態では、前述した目印56,57等の印刷は、上記画面303Aに基づく編集結果が印刷装置1に送信されることで当該編集結果を反映した形(言い替えれば上記プレビュー表示に対応した形で)で実行される。
なお、以上の操作内容及び表示内容には含まれなかったが、目印編集モードが選択され、かつ「マーカー」ボタン303b1又は「テキスト」ボタン303b2が操作されたときには、適宜の目印位置設定ボタン等の表示が行われると共に当該ボタンの適宜の操作により、対応するラベル部95(巻き付け部90又はラベル本体部91)における目印の形成位置を設定できるようにしてもよい。これにより、使用者が任意に目印56,57等の有無、位置、形状を指定することができる。
<目印形成を自動的に省略する場合>
また、上記画面303Aに基づく編集操作においては、上記「目印なし」ボタン303b3が操作されなかった場合(「マーカー」ボタン303b1若しくは「テキスト」ボタン303b2が操作された場合)は、原則、何らかの態様の目印の印刷が行われる。しかしながら使用者の編集により、例えばラベル本体部91の内部に、上記目印56Aに類似する態様の印字R3(言い替えればラベル本体部91の外縁を縁取る枠形状)の実行が設定された場合には、そのままでは図22(a)に示すように目印とよく似た印字が当該目印と重畳して印刷されることとなって煩雑である。そこでこのような場合には、図22(b)に示すように、CPU82の制御により、(前述のボタン操作の結果にかかわらず)当該ラベル本体部91に係わる目印56Aの印刷が自動的に省略されるようにしてもよい。この場合、似たようなもの(枠形状印字R3と目印56A)が重複することによる視覚的煩雑さを回避できる。
<テキスト文字による目印の例>
また、本実施形態においては、上記「マーカー」ボタン303b1の操作に対応した図形的な上記矢印56,57に限られず、テキスト文字を目印として印刷できるようにしてもよい。一例としては、例えば図23に示すように、各ラベル部95(巻き付け部90及びラベル本体部91)の切り込み線55の外周近傍に目印テキスト58(図示する例では「ここから剥がして下さい」)を印刷することで、ラベル部95が剥離可能である旨と、その剥離の始点となる切り込み線55の位置とを同時に示すことができる。
なお、この目印テキスト58の内容は、予めアプリケーションプログラム320で用意されている多数の定型句の中から選択してもよいし、もしくは使用者が任意に入力設定してもよい。また、目印テキスト58の上記定型句については、複数の言語にそれぞれ対応して表記されたものを予めアプリケーションプログラム320上で用意してもよい。この場合の上記表示部303上の表示画面303Bの例を図24に示す。この図24において、表示画面303Bには、上記画面303Aと同様の、「内部印字編集」ボタン303a1と、「目印編集」ボタン303a2と、が設けられている。図示の例では、使用者が上記同様にカーソルCを移動操作することで「目印編集」ボタン303a2が操作され、目印編集モードが選択されている。
上記のようにして目印編集モードが選択された場合には、上記画面303Aと同様、「マーカー」ボタン303b1と、「テキスト」ボタン303b2と、「目印なし」ボタン303b3とが設けられる。図示の例では、使用者が上記のようにしてカーソルCを移動操作することで、「テキスト」ボタン303b2が操作されている。
上記のようにして「テキスト」ボタン303b2が操作された場合には、図示のように、この例では、上記定型句に使用する言語を日本語とするための「日本語」ボタン303c5と、当該言語を英語とするための「英語」ボタン303c6と、当該言語をフランス語とするための「仏語」ボタン303c7と、当該言語をドイツ語とするための「独語」ボタン303c8と、当該言語を中国語とするための「中国語」ボタン303c8と、・・等が表示される。図示の例では、使用者が上記のようにしてカーソルCを移動操作することで、「英語」ボタン303c6が操作されている。
そして、上記ボタン303c6の操作に対応して、画面303Bの下方部には、上記目印テキスト58を英語を用いて印刷する場合のレイアウトがプレビュー表示されている。図23と対比させて分かるように、図24のプレビューにおいては、上記図23の日本語による「ここから剥がしてください」の目印テキスト58の内容が英語表記された、「Peel off from here」の目印テキスト58となっている。上記と同様、この英語表記の目印テキスト58等の印刷は、上記画面303Bに基づく編集結果が印刷装置1に送信されることで当該編集結果を反映した形(言い替えれば上記プレビュー表示に対応した形で)で実行される。
なお、以上は操作端末300の表示部303における表示に対応して操作部302の操作により編集が行われる場合を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、印刷装置1の上記表示部64において上記と同等の表示を行い、この表示に対応した印刷装置1の操作部63の操作によって上記と同様の編集が行われてもよい。この場合の操作部63が各請求項記載の第1入力部及び第2入力部に相当している。
また、上記定型語句に用いる言語の選択は、上記図24に示した画面303Bにおいて手動操作にて使用者が任意に選択するのには限られない。すなわち、当該操作端末300のOS310上で設定されている使用言語や、製品(接続されている印刷装置1)の仕向地・仕様情報、等に応じて自動的に設定してもよい。目印テキスト58の言語をOS310上の使用言語と合わせる場合には、アプリケーションプログラム320がOS310上の使用言語に関する言語情報を取得して自動的に設定すればよい。さらに、この場合も、上記アプリケーションプログラム320に代わり、印刷装置1の上記CPU82が同等の機能を果たしても良い。すなわち、CPU82が、印刷装置1のシステム上で設定されている使用言語や、当該印刷装置1の仕向地・仕様情報、等を自動的に取得して、その取得結果に応じて自動的に言語設定を行ってもよい。この場合のCPU82が各請求項記載の取得部に相当している。いずれの場合も、当該設定された言語を用いた目印テキスト58等の印刷が印刷装置1のCPU82の制御により実行される。これにより、使用者による設定操作を特に必要とせず、当該印刷装置1の使用状況に対応した使用言語で自動的に目印テキスト58を印刷することができる。
<第3実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態においては、印刷装置1のCPU82による制御により、被印字シート52において、非ラベル部96の切り込み線55の近傍に目印56,57が印刷される。これにより、ユーザ使用時における剥離シート54からのラベル部95(巻き付け部90及びラベル本体部91)の引き剥がしの際、上記目印56,57を視認しつつラベル部95を引き剥がすことができる。この結果、容易に引き剥がしを行うことができ、ユーザにとっての利便性を向上できる。
また、本実施形態では特に、CPU82の制御により、ラベル本体部91への印字内容に応じて目印56,57の有無及び形状が切り替えられる。これにより、ラベル本体部91の内部の印字内容とその周囲の目印56,57とのバランスを考慮した印刷が可能となる。
<その他>
なお、以上の説明において、P型ラベル92又はT型ラベル93を作成するためにそれぞれ大きさの異なる四角形状に形成された巻き付け部90とラベル本体部91の組み合わせをラベル部の例として挙げたが、これに限られない。特に図示しないが、ラベル部の形状が四角形以外であったり、ラベル部の種類が1種類だけであったりしてもよい。
また、以上の説明において、「垂直」「平行」「平面」等の記載がある場合には、当該記載は厳密な意味ではない。すなわち、それら「垂直」「平行」「平面」とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に垂直」「実質的に平行」「実質的に平面」という意味である。
また、以上の説明において、外観上の寸法や大きさが「同一」「等しい」「異なる」等の記載がある場合は、当該記載は厳密な意味ではない。すなわち、それら「同一」「等しい」「異なる」とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に同一」「実質的に等しい」「実質的に異なる」という意味である。
但し、例えばしきい値(図20のフローチャート参照)や基準値等、所定の判定基準となる値あるいは区切りとなる値の記載がある場合は、それらに対しての「同一」「等しい」「異なる」等は、上記とは異なり、厳密な意味である。
なお、以上において、図4等の各図中に示す矢印は信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
また、図20等に示すフローチャートは本発明を上記フローに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 印刷装置
8 カートリッジホルダ
11 本体部
22 サーマルヘッド(印刷部)
23 送りローラ駆動軸(搬送部)
50 被印字テープ(テープ)
51 被印字テープロール(テープロール)
52 被印字シート
53 粘着剤層
54 剥離シート
55 切り込み
56 目印(目印)
57 目印
58 目印テキスト(目印、テキスト文字)
59 センサマーク
63 操作部(第1入力部、第2入力部)
64 表示部
65 光学センサ
66 駆動モータ
80 制御回路(制御部)
82 CPU
90 巻き付け部(第2ラベル部)
91 ラベル本体部(第1ラベル部)
92 P型ラベル
93 T型ラベル
95 ラベル部
96 非ラベル部
100 テープカートリッジ
104 貫通孔
120 筐体
121 側壁部
200 印字ラベル
300 操作端末
302 操作部(第1入力部、第2入力部)
303 表示部
310 OS
320 アプリケーションプログラム(取得部)

Claims (31)

  1. 筐体と、
    互いに反対側となる第1面及び第2面を有し、透光性を備えた帯状の第1シート、及び、前記第1シートの前記第1面に貼られ、切り込みによってラベル部と非ラベル部に分けられた、透光性を有する帯状の第2シート、を有し、前記第1シートの前記第2面における、前記切り込みの近傍に、目印が設けられているテープを巻回し、前記筐体内に収納されたテープロールと、
    を有することを特徴とするテープカートリッジ。
  2. 請求項1記載のテープカートリッジにおいて、
    前記目印の端部は、
    前記切り込みと同じ位置に設けられている
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  3. 請求項1記載のテープカートリッジにおいて、
    前記ラベル部は四角形状であり、
    前記目印は、
    前記ラベル部の角を示している
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  4. 請求項3記載のテープカートリッジにおいて、
    前記目印は第1端部と第2端部とを有し、
    前記第1端部は、前記ラベル部の角に繋がる第1辺及び第2辺のうち前記第1辺と同じ位置に設けられ、前記第2端部は前記第2辺と同じ位置に設けられている
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  5. 請求項3記載のテープカートリッジにおいて、
    前記目印の角は、前記ラベル部の角と同じ位置に設けられている
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  6. 請求項4記載のテープカートリッジにおいて、
    前記目印は、
    鉤括弧状、若しくは、角括弧状、若しくは、墨付き括弧状、の形状を備えている
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  7. 請求項4乃至請求項6のいずれか1項記載のテープカートリッジにおいて、
    前記目印は、
    1つの前記ラベル部に対し、2個以上設けられている
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  8. 請求項1記載のテープカートリッジにおいて、
    前記ラベル部は四角形状であり、
    前記目印は、
    前記ラベル部の辺を示している
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  9. 請求項1記載のテープカートリッジにおいて、
    前記目印は、
    前記ラベル部に対応する領域内に設けられている
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  10. 請求項1記載のテープカートリッジにおいて、
    前記第1シートの前記第2面に、光学検出用のセンサマークが設けられており、
    いる
    前記第2シートは、前記テープの長手方向に沿って配列された第1ラベル部及び第2ラベル部を備えており、
    前記第2面は、前記テープの長手方向に沿って配列された第1センサマーク及び第2センサマークを備えており、
    前記第1ラベル部の前記テープの長手方向における一方側の端部と前記第1センサマークの前記テープの長手方向における前記一方側の端部との距離は、
    前記第2ラベル部の前記テープの長手方向における一方側の端部と前記第2センサマークの前記テープの長手方向における前記一方側の端部との距離に等しい
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  11. 請求項10記載のテープカートリッジにおいて、
    前記目印は、
    前記テープの長手方向において、前記センサマークのテープ幅方向中心と重ならない
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  12. 請求項10記載のテープカートリッジにおいて、
    前記目印は、
    前記テープの長手方向において、前記センサマークと重ならない
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  13. 請求項10記載のテープカートリッジにおいて、
    前記テープの長手方向における前記センサマークの長さは、前記テープの長手方向における前記目印の長さよりも長い
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  14. 請求項10記載のテープカートリッジにおいて、
    前記筐体は側壁部を有し、
    前記側壁部のうち、前記第1シートの前記第2面に備えられる前記センサマークの移動経路に対向する部分に設けられた貫通孔を有し、
    前記目印は、
    前記テープの長手方向において、前記貫通孔のテープ幅方向中心と重ならない
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  15. 請求項10記載のテープカートリッジにおいて、
    前記筐体は側壁部を有し、
    前記側壁部のうち、前記第1シートの前記第2面に備えられる前記センサマークの移動経路に対向する部分に設けられた貫通孔を有し、
    前記目印は、
    前記テープの長手方向において、前記貫通孔と重ならない
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  16. 請求項10乃至請求項15のいずれか1項記載のテープカートリッジにおいて、
    前記センサマークの形状と前記目印の形状とは、互いに異なる
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  17. 請求項3記載のテープカートリッジにおいて、
    前記目印は、矢印である
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  18. 側壁部を備えた筐体と、
    第1面を有する帯状の第1シート、及び、前記第1シートの前記第1面に貼られ、切り込みによってラベル部と非ラベル部に分けられた、帯状の第2シート、を有し、前記ラベル部には印刷がされておらずかつ前記非ラベル部における前記切り込みの近傍に目印が設けられているテープを巻回し、前記筐体内に収納されたテープロールと、
    を有することを特徴とするテープカートリッジ。
  19. 請求項18記載のテープカートリッジにおいて、
    前記ラベル部は四角形状であり、
    前記目印は、
    前記ラベル部の角を示している
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  20. 請求項19記載のテープカートリッジにおいて、
    前記目印は、
    鉤括弧状、若しくは、角括弧状、若しくは、墨付き括弧状、の形状を備えている
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  21. 請求項19又は請求項20記載のテープカートリッジにおいて、
    前記目印は、
    1つの前記ラベル部に対し、2個以上設けられている
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  22. 請求項18記載のテープカートリッジにおいて、
    前記ラベル部は四角形状であり、
    前記目印は、
    前記ラベル部の辺を示している
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  23. 請求項18記載のテープカートリッジにおいて、
    前記目印は、
    1つの四角形の前記切り込みを縁取る、四角形状で設けられている
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  24. 請求項19記載のテープカートリッジにおいて、
    前記目印は、矢印である
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  25. 請求項19記載のテープカートリッジにおいて、
    前記目印は、
    前記切り込みから離れた位置に設けられている
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  26. 第1面を有する帯状の第1シート、及び、前記第1シートの前記第1面に貼られ、切り込みによってラベル部と非ラベル部に分けられた、帯状の第2シート、を有するテープを搬送する搬送部と、
    前記搬送部により搬送される前記テープに対し印刷を行う印刷部と、
    前記搬送部及び前記印刷部を制御し、前記第2シートのうち前記切り込みの近傍の前記非ラベル部に目印を印刷する制御部と、
    を有し、
    前記第2シートの前記ラベル部は、
    1つの第1ラベル部、及び、前記第1ラベル部の搬送方向下流側に位置する少なくとも1つの第2ラベル部、からなるラベル組を、前記搬送部による搬送方向に沿って複数組含んでおり、
    前記制御部は、
    前記搬送部及び前記印刷部を制御し、先行する1つのラベル組の前記第1ラベル部に係わる前記切り込みの近傍に対し前記目印の印刷を行うときに、前記先行する1つのラベル組に後続する別の1つのラベル組の前記第2ラベル部に係わる前記切り込みの近傍に対し前記目印の印刷を行う
    ことを特徴とする印刷装置。
  27. 第1面を有する帯状の第1シート、及び、前記第1シートの前記第1面に貼られ、切り込みによってラベル部と非ラベル部に分けられた、帯状の第2シート、を有するテープを搬送する搬送部と、
    前記搬送部により搬送される前記テープに対し印刷を行う印刷部と、
    前記搬送部及び前記印刷部を制御し、前記第2シートのうち前記切り込みの近傍の前記非ラベル部に目印を印刷する制御部と、
    を有し、
    前記第2シートの前記ラベル部は、
    1つの第1ラベル部、及び、前記第1ラベル部の搬送方向下流側に位置する少なくとも1つの第2ラベル部、からなるラベル組を、前記搬送部による搬送方向に沿って複数組含んでおり、
    前記制御部は、
    前記搬送部及び前記印刷部を制御し、先行する1つのラベル組の前記第1ラベル部に係わる前記切り込みの近傍に対し前記目印の印刷を行うときに、前記先行する1つのラベル組に後続する別の1つのラベル組の前記第2ラベル部に係わる前記切り込みの近傍に対し前記目印の印刷を行い、
    かつ、前記第1ラベル部への印字内容に応じて前記目印の有無及び形状を切り替える
    ことを特徴とする印刷装置。
  28. 請求項27記載の印刷装置において、
    前記制御部は、
    前記搬送部及び前記印刷部を制御して、
    前記第1ラベル部への印字内容に、当該第1ラベル部の外縁を縁取る枠形状が含まれている場合には、前記目印を印刷しないことを特徴とする印刷装置。
  29. 第1面を有する帯状の第1シート、及び、前記第1シートの前記第1面に貼られ、切り込みによってラベル部と非ラベル部に分けられた、帯状の第2シート、を有するテープを搬送する搬送部と、
    前記搬送部により搬送される前記テープに対し印刷を行う印刷部と、
    前記搬送部及び前記印刷部を制御し、前記第2シートのうち前記切り込みの近傍の前記非ラベル部に目印を印刷する制御部と、
    を有する印刷装置であって、
    前記目印は、テキスト文字であり
    前記印刷装置は、
    操作者による前記テキスト文字を表記する言語の指定を入力する第2入力部をさらに有し、
    前記制御部は、
    前記搬送部及び前記印刷部を制御して、前記第2入力部に入力された指定内容に応じた言語で前記テキスト文字を表記した印刷を行う、
    ことを特徴とする印刷装置。
  30. 第1面を有する帯状の第1シート、及び、前記第1シートの前記第1面に貼られ、切り込みによってラベル部と非ラベル部に分けられた、帯状の第2シート、を有するテープを搬送する搬送部と、
    前記搬送部により搬送される前記テープに対し印刷を行う印刷部と、
    前記搬送部及び前記印刷部を制御し、前記第2シートのうち前記切り込みの近傍の前記非ラベル部に目印を印刷する制御部と、
    を有する印刷装置であって、
    前記目印は、テキスト文字であり
    前記印刷装置は、
    前記テキスト文字を表記する言語を特定可能な言語情報を取得する取得部をさらに有し、
    前記制御部は、
    前記搬送部及び前記印刷部を制御して、前記取得部で取得された言語情報に応じた言語で前記テキスト文字を表記した印刷を行う
    ことを特徴とする印刷装置。
  31. 請求項26又は請求項27又は請求項29又は請求項30記載の印刷装置において、
    操作者による前記目印の有無、前記目印の位置、及び、前記目印の形状の指定を入力する第1入力部を有し、
    前記制御部は、
    前記搬送部及び前記印刷部を制御して、
    前記第1入力部に入力された指定内容に応じた印刷を行うことを特徴とする印刷装置。
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