JP2007041195A - ラベル用印字媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ラベルプリンタ用紙100は、ラベルプリンタ1により印字可能な感熱ラベル紙101に対し、ハーフカット部106が所定幅で連続形成されている剥離紙102が粘着層103を介して貼着され、長尺状に形成されている。そして、ラベルプリンタ用紙100には、長手方向に対して一定間隔でミシン目110が形成されている。ミシン目110は、ミシン目110とハーフカット部106の交点に、必ず切断部110Aが位置するように形成する。
【選択図】 図7
Description
多様な用途に使用されるラベルの一態様として、大型のラベル用印字媒体から、所定面積分を切離し、一片のラベル片として使用可能なものが存在する。
具体的に説明すると、上記特許文献1において、ミシン目の生成位置は特に規定されているものではなく、ランダムに生成されている。即ち、ミシン目における切断部と、非切断部の位置もランダムに形成されることになり、ハーフカット処理に基づく切断線上に、非切断部が位置する場合が生じ得る。
この場合には、前記ミシン目に基づきラベル片を切離する際に、切断開始当初はミシン目に沿って切離されていくが、切断線まで切離した時点で一度中断することになる。そして、上記切断線の位置からミシン目に沿うように再度切断する必要が生じてしまう。即ち、一片のラベル片を切り離すために2度の切離作業を行わなければ、美麗に切離されたラベル片を手にすることはできなかった。
図1に示すように、ラベルプリンタ1は、後述するロールシートホルダ3が収納されるロールシートホルダ収納部4を有する本体筐体2と、後側上端縁部に開閉自在に取り付けられた不図示の透明樹脂製の上カバーによって構成されている。
そして、ロールシートホルダ3にはラベルプリンタ用紙100が巻回されており、ロールシートホルダ3をロールシートホルダ収納部4に取り付けることにより、ラベルプリンタ1での印字が可能な状態となる。
そして、電源ボタン7の上方には、不図示の上カバーの前側略中央部に対向するように、透明樹脂製のトレー6が立設されている。このトレー6には、ロールシートホルダ3から引き出されたラベルプリンタ用紙100が載置される。
一方、本体筐体2の背面側には、一方の側端部に電源コード10(図3参照)が接続されると共に、他方の側端部には不図示のパーソナルコンピュータ等と接続されるUSB(Universal Serial Bus)等から構成されるコネクタ部(不図示)が設けられている。
このホルダ支持部材15には、上方に開口する正面視略縦長コの字状の第1位置決め溝部16が形成されており、後述するロールシートホルダ3の取付部材13を嵌め込むことができる。また、このホルダ支持部材15の内側基端部には、係合凹部15Aが形成され、位置決め部材12の下端部に突設される弾性係止片12A(図6参照)が係合される。
これにより、ロールシートホルダ収納部4に収納されたロールシートホルダ3を所定位置に固定することができる。この結果、ラベルプリンタ用紙100の位置変動を防止することができるので、良質な印字が可能となる。
ここで、後述するロールシートホルダ3を構成するガイド部材20は、当該ロールシートホルダ3に取り付けられているラベルプリンタ用紙100の幅に対応する第2位置決め溝部(第2位置決め溝部22A〜22Dの何れか1つ)にはめ込まれ、その先端は、挿入口18まで延出されている。これにより、ロールシートホルダ3に取り付けられたラベルプリンタ用紙100は、ガイド部材20に当接しつつ挿入口18に案内される。
ここで、判別凹部4Bは、位置決め凹部4Aよりもさらに所定深さ(本実施形態では、約1.5〜3mmの深さである。)だけ深く形成されており、判別凹部4B底面には、複数のプッシュ式のマイクロスイッチで構成されるシート判別センサS1、S2、S3、S4、S5がL字状に設けられている。即ち、ロールシートホルダ3をロールシートホルダ収納部4に収納することにより、位置決め部材12下端に形成されたシート判別部60(図6参照)が判別凹部4Bにはめ込まれ、シート判別部60に形成されたセンサ孔60A〜60E(図6参照)の位置に基づいて、ラベルプリンタ用紙100に係る情報(ラベルプリンタ用紙100の種別、感熱ラベル紙101の材質、感熱ラベル紙101の幅、センサマーク105の搬送方向ピッチ寸法等)を判別することができる。
ここで、本体筐体2の内部において、ロールシートホルダ収納部4の下側には、外部のパーソナルコンピュータ等からの指令により各機構部を駆動制御する制御回路部61(図4参照)が形成された制御基板32(図3参照)が設けられている。
尚、ロールシートホルダ収納部4にロールシートホルダ3を取り付けることにより、位置決め部材12の下端に設けられたシート判別部60は判別凹部4B内に挿入され、各センサ孔60A〜60Eと各シート判別センサS1〜S5が協働することで、ロールシートホルダ3に巻回されているラベルプリンタ用紙100に係る情報を取得することができる。
この場合の操作について説明すると、先ず、レバー27を上方に回動させて、サーマルヘッド31と、プラテンローラ26とを離間する。そして、ラベルプリンタ用紙100の一方の側端縁部をガイド部材20の内側面に当接させつつ挿入口18内に挿入することで、サーマルヘッド31と、プラテンローラ26との間に、印字媒体であるラベルプリンタ用紙100が位置することになる(図4参照)。その後、レバー27を下方に回動させることにより、挿入口18から挿入された無定長ロールシート3Aは、ライン型のサーマルヘッド31によってプラテンローラ26に向かって押圧されるように付勢される。
そして、該プラテンローラ26をステッピングモータ等で構成されるシート送りモータ72(図5参照)により回転駆動しつつ、該サーマルヘッド31を駆動制御することによって、ラベルプリンタ用紙100を搬送しながら印字面に順次画像データを印字できる。また、トレー6上に排出されたラベルプリンタ用紙100は、カットレバー9を右側方向に移動操作することによって、カッターユニット8により切断される。
図4に示すように、ガイド部材20の先端部が載置される載置部21の先端縁部には、該先端縁部から所定長さ下側方向に延出され、更に、プラテンローラ側に所定長さ延出される側面視逆くの字状の延出部24が形成されている。
従って、ロールシートホルダ3から引き出されたラベルプリンタ用紙100は、挿入口18に挿入されると、シート案内路25に沿って移動し、プラテンローラ26の下側に案内される。
尚、挿入口18及びシート案内路25を通過する際、ラベルプリンタ用紙100は、裏面側を上面として移動する。ラベルプリンタ用紙100の構成については、後に詳細に説明するが、ラベルプリンタ用紙100は、感熱ラベル紙101と、剥離紙102とで構成されており、剥離紙102の裏面側には、所定位置に一定の間隔でセンサマーク105が付されている。
尚、フォトセンサ11は、ラベルプリンタ用紙100の最小幅寸法の裏面側に対向する位置に設けられていればよい。これにより、ラベルプリンタ1で使用されるラベルプリンタ用紙100において、全ての幅寸法のラベルプリンタ用紙100に対応することができる。
図5に示すように、ラベルプリンタ1の制御基板32上に形成される制御回路部61は、CPU62、CGROM63、ROM64、フラッシュメモリ65(EEPROM)、RAM66、入出力インターフェース67、及び通信用インターフェース68等を備えている。また、CPU62、CGROM63、ROM64、フラッシュメモリ65、RAM66、入出力インターフェース67、及び通信用インターフェース68は、バス線69により相互に接続されて、相互にデータのやり取りが行われる。
また、ROM64は、各種のプログラムを記憶させておくものであり、ラベルプリンタ1における印字制御プログラムなどのラベルプリンタ1の制御上必要な各種のプログラムが記憶されている。
そして、ROM64には、用紙種類記憶領域64Aが設けられており、各シート判別センサS1〜S5からの出力態様と、ラベルプリンタ用紙100に関する情報(ラベルプリンタ用紙100の種別、感熱ラベル紙101の材質、感熱ラベル紙101の幅、センサマーク105の搬送方向ピッチ寸法等)が対応付けられて記憶されている。従って、CPU62は、各シート判別センサS1〜S5からの出力信号に基づいて、ラベルプリンタ1に取り付けられたラベルプリンタ用紙100に関する情報(ラベルプリンタ用紙100の種別、感熱ラベル紙101の材質、感熱ラベル紙101の幅、センサマーク105の搬送方向ピッチ寸法等)を特定することができ、ラベルプリンタ用紙100に応じた印字制御を実行することができる。
フラッシュメモリ65は、外部のコンピュータ装置などから受信した外字データ等のドットパターンデータや各種図柄データのドットパターンデータ等に登録番号を付して記憶させておくものであり、ラベルプリンタ1の電源をオフしても記憶内容を保持している。
そして、RAM66は、CPU62により演算された各種の演算結果を一時的に記憶させておくためのものであり、印字バッファ66A、ワーク領域66B等の各種のメモリが設けられている。ここで、印字バッファ66Aには、複数の文字や記号等の印字用ドットパターンや各ドットの形成エネルギ量である印加パルス数等がドットパターンデータとして格納され、サーマルヘッド31はかかる印字バッファ66Aに記憶されているドットパターンデータに従ってドット印字を行う。
そして、通信用インターフェース68は、例えば、USB(Universal Serial Bus)等から構成され、外部のコンピュータ装置とUSBケーブル等によって接続され、双方向データ通信が可能になっている。
先ず、図6を参照しつつ、ロールシートホルダ3の概略構成について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
本実施形態に係るラベルプリンタ用紙100は、筒状部材である巻芯に巻回され、州方向に回転可能な状態で、ロールシートホルダ3に装着される。
ここで、ラベルプリンタ用紙100の巻芯の一端側の筒孔には、ガイド部材20の内側面に立設される第1筒部(不図示)が嵌挿され、無定長ロールシート3Aの巻芯の他端側の筒孔には、位置決め部材12の内側面に立設される第2筒部(不図示)が嵌挿される。これにより、ラベルプリンタ用紙100の一方の端面には該ガイド部材20の内側面が当接し、ラベルプリンタ用紙100の他方の端面には位置決め部材12の内側面が当接する。
このように、位置決め部材12、ガイド部材20が夫々、ホルダ軸部材40に固着されることにより、一体化したロールシートホルダ3が形成される。この点、ラベルプリンタ用紙100の紙幅が異なる場合には、ホルダ軸部材40の長さ寸法を変更することにより、ラベルプリンタ用紙100に適したロールシートホルダ3を容易に製造することができる。
図6に示すように、ガイド部材20には、第1筒部の外側端面の下側外周部から下側方向に延出され、第1延出部42が形成されている。この第1延出部42は、ロールシートホルダ収納部4の位置決め凹部4Aに嵌入される。
そして、ガイド部材20には、ラベルプリンタ用紙100の前側方向略1/4円周上の外側端面部を覆うように外側方向に延出される第2延出部43が形成され、第2延出部43の外周部から挿入口18(図4参照)近傍まで上側端縁部が前下がり状に延出される第3延出部44が形成されている。
ここで、第3延出部44先端部の下端面は略水平に形成され、ラベルプリンタ1の載置部21上に当接する。この結果、ロールシートホルダ3に装着されたラベルプリンタ用紙100の一側端縁部は、第3延出部44と第2延出部43の内側面によって挿入口18まで案内される。
また、この第3延出部44の下端面には、載置部21の搬送方向後端縁部に対向する位置から第1延出部42まで延出される第4延出部45が形成される。該第3延出部44の下端面が載置部21上に当接された場合には、この第4延出部45の搬送方向先端部分は、ロールシートホルダ収納部4に装着されたラベルプリンタ用紙100の紙幅に対応する第2位置決め溝部(第2位置決め溝部22A〜22Dのいずれか)に嵌入される(図4参照)。
そして、位置決め部材12の延出部56の下端には、略直角内側方向に所定長さ延出される略長四角形のシート判別部60が形成されている。このシート判別部60には、上述したように、各シート判別センサS1〜S5に対向する所定位置に各センサ孔60A〜60Eが略L字状に穿設されている。
従って、ロールシートホルダ3がロールシートホルダ収納部4に設置され、当該シート判別部60が判別凹部4Bに嵌入されると、シート判別センサS1〜S5に対応する位置に各センサ孔60A〜60Eが位置する。そして、シート判別センサS1〜S5は、プッシュ式のマイクロスイッチであるため、対応するセンサ孔が開口されているか否かに基づいて、異なる信号を出力することができる。上記シート判別センサS1〜S5からの出力態様により、CPU62は、ラベルプリンタ1に装着されたラベルプリンタ用紙100にかかる情報を取得することができる。
また、位置決め部材12の取付部材13の下端部には延出部56に縦長四角形の貫通孔52が穿設され、該貫通孔52の上端縁部には、下側方向に先端部に外側方向に突出する突起部が形成された弾性係止片12Aが設けられている。
上述したように、本実施形態に係るラベルプリンタ用紙100は、長尺状に形成されたラベルプリンタ用紙100が巻芯に巻回されて構成されている(図6参照)。そして、図8に示すように、当該ラベルプリンタ用紙100は、感熱ラベル紙101、剥離紙102とで構成されている。
感熱ラベル紙101は、自己発色性を有する長尺状の感熱シートであり、当該感熱ラベル紙101の片面には、粘着剤が塗布された粘着層103が形成されている。この時、感熱ラベル紙101の他方の面は、上述したサーマルヘッド31により印字可能な印字面として機能し、ラベルプリンタ1により所望の印字を行うことができる。
そして、剥離紙102は、感熱ラベル紙101に等しい幅寸法で形成されており、当該剥離紙102の一面には、シリコン処理が施され、剥離面として機能する。
即ち、ラベルプリンタ用紙100は、長尺状に形成された感熱ラベル紙101の粘着層103と、剥離紙102の剥離面が貼り合わせられて構成されており、剥離面にシリコン処理が施されていることにより、粘着層103の粘着力を低下させることなく、感熱ラベル紙101を剥離紙102から剥離することができる。
そして、剥離紙102から剥離された感熱ラベル紙101は、一面に形成された粘着層103により、所望の位置に貼り付けることができる。
ここで、ラベルプリンタ用紙100には、ラベルプリンタ用紙100の長手方向において、所定の一定間隔(例えば、30mm)でミシン目110が形成されている。当該ミシン目110は、感熱ラベル紙101及び剥離紙102が切断された切断部110Aと、感熱ラベル紙101及び剥離紙102が夫々連続している非切断部110Bが交互に列設されており、当該ミシン目110に基づいて、手でちぎることにより、ラベルプリンタ用紙100から感熱ラベル紙101、剥離紙102を一片のラベル片として、美麗に切り離すことができる。
尚、一片のラベル片として切り離すことのできる最小単位は、ラベルプリンタ用紙100に形成されているミシン目110の間隔であり、上記の例の場合には、最小のラベル片は、「ラベルプリンタ用紙100の紙幅」×「30mm」の大きさとなる。
そして、このハーフカット部106は、長尺状に形成された剥離紙102の長手方向に連続して形成されているので、ラベルプリンタ用紙100から、どのミシン目110で切り離した場合にも、剥離紙102は、第1剥離紙102Aと、第2剥離紙102Bに区分される。
この点、本実施形態に係るラベルプリンタ用紙100は、図6に示すように、ラベルプリンタ用紙100の裏面側が外側になるように巻芯に巻回され、ロールシートホルダ3に装着されている。そして、ロールシートホルダ3から引き出されたラベルプリンタ用紙100は、剥離紙102側を上面として挿入口18に挿入されるので、剥離紙102側が上面である状態で、シート案内路25内を通過する。
ここで、上述したセンサマーク105に係る所定位置は、ラベルプリンタ用紙100の一端から、ラベルプリンタ1で使用可能なラベルプリンタ用紙100の最小幅寸法の位置であって、フォトセンサ11に対向する位置である。これにより、ラベルプリンタ1で使用されるラベルプリンタ用紙100において、全ての幅寸法のラベルプリンタ用紙100のセンサマーク105をフォトセンサ11により検出することができる。
そして、ユーザが切り離されたラベル片を所望の位置に貼り付ける際には、先ず、第1剥離紙102Aをラベルプリンタ用紙100から剥離し、粘着層103を露出させる。この時、図6に示すように、第1剥離紙102Aは第2剥離紙102Bよりも小さな面積であるので、第1剥離紙102Aの剥離により露出される粘着層103の面積も小さくなる。これにより、ユーザは当該ラベル片の貼付位置を調整することができる。この点、貼付位置の調整中に、ユーザが誤った位置に当該ラベル片を貼り付けてしまった場合であっても、露出している粘着層103の面積が小さく、粘着力も小さいため、簡単に所望の位置に貼付位置を修正することができる。
図7に示すように、本実施形態に係るラベルプリンタ用紙100においては、ラベルプリンタ用紙100を一片のラベル片として切り離すために一定の間隔で形成されるミシン目110と、剥離紙102のみが切断され、第1剥離紙102Aと、第2剥離紙102Bとを区分するハーフカット部106とが直交している。
従って、ハーフカット部106を横断するようにミシン目110の切断部110Aが位置することにより、ラベルプリンタ用紙100を切り離す力は、ハーフカット部106を越え、最も近い非切断部110Bに作用する。即ち、ラベルプリンタ用紙100を切り離す力の作用点は、常にミシン目110上の非切断部110Bに位置し、ミシン目110に沿った切り離しを容易に行うことができる。
また、ハーフカット部106との交点には、必ず切断部110Aが位置し、非切断部110Bが位置することはないので、ハーフカット部106との交点において、ラベルプリンタ用紙100を切り離す力がハーフカット部106方向(図7中上下方向)に作用することはない。これにより、ミシン目110の前後に位置するラベルのどちらに対しても、切り離しに伴ってラベル自体が引き裂かれ損傷することはなく、美麗なラベル片を手にすることができる。
この点、ハーフカット部106との交点において、ハーフカット部106方向に力が作用することはないので、美麗に切り離されたラベル片を手にすることができる。
そして、第2実施例においては、ラベルプリンタ1に使用されるラベルプリンタ用紙の構成が相違する。従って、当該ラベルプリンタ用紙の構成について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
そして、このハーフカット部106は、長尺状に形成された剥離紙102の長手方向に連続して形成されているので、ラベルプリンタ用紙100から、どのミシン目110で切り離した場合にも、剥離紙102は、第1剥離紙102Aと、第2剥離紙102Bに区分される。
そして、第2剥離紙102Bにおける剥離面の裏面側には、第1実施例と同様に、センサマーク105が所定位置に付されている。
図9に示すように、第2実施例にかかるラベルプリンタ用紙100では、ミシン目110は、ハーフカット部106との交点に、切断部110Aが位置するように形成されている。そして、第2実施例にかかるラベルプリンタ用紙100においても、全てのミシン目110が、切断部110Aがハーフカット部106と交差するように形成されている。
第2実施例にかかるラベルプリンタ用紙100において、ハーフカット部106と交差する切断部110Aは、第1剥離紙102Aを横切るようにして、ラベルプリンタ用紙100の一端までの長さを有している(図9参照)。
即ち、第2実施例にかかるラベルプリンタ用紙100は、各ミシン目110において、第1剥離紙102A側の一端からハーフカット部106を越える位置までは、既に切断された状態となり、残りの第2剥離紙102B側のみ、切断部110Aと、非切断部110Bが交互に列設された状態となる。
そして、ラベルプリンタ用紙100に貼りあわされた剥離紙102には、剥離紙102のみが切断されたハーフカット部106が形成されているので、第1剥離紙102Aと、第2剥離紙102Bを個別に剥離することができる。これにより、所望の印字がなされたラベル片を貼り付ける際に、粘着層103を部分的に露出することができるので、当該ラベル片の貼着位置を容易に微調整することができる。
更に、ミシン目110において、ラベルプリンタ用紙100の一端から、ハーフカット部106とミシン目110との交点を越える位置まで、切断部110Aにより切断されているので、ユーザが自らの手でミシン目110に沿って切断する距離を短くすることができる。これにより、ミシン目110に沿った切断を要する区間が短くなるので、ミシン目110に沿った切り離し作業を失敗する可能性を低減することができる。この結果、ユーザは、ミシン目110に沿って、美麗に切断されたラベル片を、高い頻度で手にすることが可能となる。
具体的には、第1実施例及び第2実施例において、ラベルプリンタ用紙100の左側にのみ、ハーフカット部106が形成されているが、ラベルプリンタ用紙100の右側にもハーフカット部106を構成してもよい。この場合、1本のミシン目110には、ハーフカット部106との交点が2箇所形成されることになり、当該2箇所の交点の位置に、夫々切断部110Aが位置する。
100 ラベルプリンタ用紙
101 感熱ラベル紙
102 剥離紙
103 粘着層
106 ハーフカット部
110 ミシン目
110A 切断部
Claims (2)
- 印字装置により印字データが印字される印字面と、前記印字面の裏面に形成される粘着層を有し、長尺状に形成されたラベルと、
前記ラベルに対し、前記粘着層を介して貼着される剥離紙と、を備えるラベル用印字媒体において、
前記ラベル及び剥離紙が切断された切断部が幅方向に断続的に列設され、所定面積を有するラベル片として前記ラベル及び剥離紙を切離可能なミシン目と、
前記剥離紙のみが長手方向に連続して切断されたハーフカット部と、を有し、
前記ミシン目の切断部が、前記ハーフカット部の切断線に交差することを特徴とするラベル用印字媒体。 - 前記請求項1に記載のラベル用印字媒体において、
前記ハーフカット部の切断線と交差する切断部は、前記ラベル及び剥離紙の外縁端部までの長さを有することを特徴とするラベル用印字媒体。
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