JP2007041195A - ラベル用印字媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 印字装置に使用され、ミシン目により一片のラベル片として切り離し可能であると共に、剥離紙のみが切断されたハーフカット部を有するラベル用印字媒体に関し、ミシン目に沿った切断を美麗に行うことを可能とするラベル用印字媒体を提供することを目的とする。
【解決手段】 ラベルプリンタ用紙100は、ラベルプリンタ1により印字可能な感熱ラベル紙101に対し、ハーフカット部106が所定幅で連続形成されている剥離紙102が粘着層103を介して貼着され、長尺状に形成されている。そして、ラベルプリンタ用紙100には、長手方向に対して一定間隔でミシン目110が形成されている。ミシン目110は、ミシン目110とハーフカット部106の交点に、必ず切断部110Aが位置するように形成する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、印字装置により印字データが印字される印字面と、前記印字面の裏面に形成される粘着層を有し、長尺状に形成されたラベルと、前記ラベルに前記粘着層を介して貼着される剥離紙と、を備えるラベル用印字媒体に関し、特に、所定の印字面積のラベル片として切離可能なラベル用印字媒体に関するものである。
従来、一面には、所望の情報を手書きによる記載又は、印刷装置による印刷を行うことができ、前記一面に形成される粘着層により対象物に貼着可能なラベルが知られており、所有物の整理等の多様な用途に使用されている。
多様な用途に使用されるラベルの一態様として、大型のラベル用印字媒体から、所定面積分を切離し、一片のラベル片として使用可能なものが存在する。
一方、このようなラベル用印字媒体においては、剥離紙のみを事前に切断しておく、所謂、ハーフカット処理が施されているものが存在する。このハーフカット処理を行うことにより、一枚のラベルに対する剥離紙の剥離を段階的に行うことができる。即ち、ハーフカットされた剥離紙の一方を剥離することで、ラベルの粘着層を部分的に露出し、対象物に対するラベルの貼着位置を容易に調整することができ、所望の位置へのラベルの貼着を実現している。
ここで、特許文献1には、大型のラベル用印字媒体から一片のラベル片を切離可能とするとともに、剥離紙にハーフカット処理が施されたラベルについての考案が記載されている。
実開平6−23066号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているラベルにおいては、一片のラベル片に切離するためのミシン目と、剥離紙のハーフカット処理による切断線が直交している。このミシン目と切断線が交差していることにより、ラベル片として切離する際に問題が生じる場合がある。
具体的に説明すると、上記特許文献1において、ミシン目の生成位置は特に規定されているものではなく、ランダムに生成されている。即ち、ミシン目における切断部と、非切断部の位置もランダムに形成されることになり、ハーフカット処理に基づく切断線上に、非切断部が位置する場合が生じ得る。
この場合には、前記ミシン目に基づきラベル片を切離する際に、切断開始当初はミシン目に沿って切離されていくが、切断線まで切離した時点で一度中断することになる。そして、上記切断線の位置からミシン目に沿うように再度切断する必要が生じてしまう。即ち、一片のラベル片を切り離すために2度の切離作業を行わなければ、美麗に切離されたラベル片を手にすることはできなかった。
そして、ラベル片の切り離しを一度の切離作業で行った場合には、ハーフカット処理に基づく切断線までの切離はミシン目に沿って行われるが、ユーザの力の加減により、切断力の作用点が切断線上を移動することになり、確実にミシン目に沿った切断に作用しないことがある。従って、一度に一片のラベルを切り離そうとした場合には、ラベルに向かって引き裂かれていってしまうことがある。つまり、ユーザが所望しているラベルが損傷してしまうという問題点がある。この点、ラベルと剥離紙の大きさが等しい場合には、ラベルを損傷してしまう可能性が非常に高くなるので、ラベル片を無駄に消費する結果となることが多くなる。更に、作成済みのラベル片に損傷が及んだ場合には、ラベル片の浪費に加え、再度のラベル作成という作業という負担をユーザに課す結果となってしまう。
そこで、本発明は、上述した点を鑑みてなされたものであり、印字装置に使用され、ミシン目により一片のラベル片として切り離し可能であると共に、剥離紙のみが切断された、所謂、ハーフカット処理が施されたラベル用印字媒体に関し、ミシン目に沿った切断を美麗に行うことを可能とするラベル用印字媒体を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために成された請求項1に係る発明は、印字装置により印字データが印字される印字面と、前記印字面の裏面に形成される粘着層を有し、長尺状に形成されたラベルと、前記ラベルに対し、前記粘着層を介して貼着される剥離紙と、を備えるラベル用印字媒体において、前記ラベル及び剥離紙が切断された切断部が幅方向に断続的に列設され、所定面積を有するラベル片として前記ラベル及び剥離紙を切離可能なミシン目と、前記剥離紙のみが長手方向に連続して切断されたハーフカット部と、を有し、前記ミシン目の切断部が、前記ハーフカット部の切断線に交差することを特徴とする。
そして、請求項2に係る発明は、前記請求項1に記載のラベル用印字媒体において、前記ハーフカット部の切断線と交差する切断部は、前記ラベル及び剥離紙の外縁端部までの長さを有することを特徴とする。
すなわち、請求項1に係る発明のラベル用印字媒体は、前記印字面に印字された後に前記ミシン目に沿って、ラベル片として切り離すことができる。この際、剥離紙のみがなが手方向に連続して切断されたハーフカット部と交差するようにミシン目の切断部が形成されるので、ラベル片としてミシン目に沿って切り離す際に、ハーフカット部の影響を受けず、ミシン目に沿って美麗に切断することができる。
そして、請求項2に係るラベル用印字媒体は、前記ハーフカット部の切断線と交差する切断部が前記ラベル及び剥離紙の外縁端部までの長さを有するので、前記ミシン目に沿った切断を行う際に、ユーザが切断すべき距離を短くすることができる。これにより、ミシン目に沿った切断を失敗することを、更に少なくすることができる。
以下、本発明に係るラベル用印字媒体をラベルプリンタ用紙100として具体化した一実施形態に基づいて図面を参照しつつ詳細に説明する。
先ず、本実施形態に係るラベルプリンタ用紙100を使用可能なラベルプリンタ1の概略構成について図1乃至図5に基づき説明する。
図1に示すように、ラベルプリンタ1は、後述するロールシートホルダ3が収納されるロールシートホルダ収納部4を有する本体筐体2と、後側上端縁部に開閉自在に取り付けられた不図示の透明樹脂製の上カバーによって構成されている。
そして、ロールシートホルダ3にはラベルプリンタ用紙100が巻回されており、ロールシートホルダ3をロールシートホルダ収納部4に取り付けることにより、ラベルプリンタ1での印字が可能な状態となる。
本体筐体2の前面には、電源ボタン7と、カットレバー9が配設されている。カットレバー9は、本体筐体2の前面下部において、左右方向に移動可能に配設されている。そして、カットレバー9は、本体筐体2の内部に配設されているカッターユニット8と連動しており、カットレバー9を左右方向に移動させることにより、本体筐体2内部のカッターユニット8も連動して移動し、ラベルプリンタ用紙100を切断することができる。
そして、電源ボタン7の上方には、不図示の上カバーの前側略中央部に対向するように、透明樹脂製のトレー6が立設されている。このトレー6には、ロールシートホルダ3から引き出されたラベルプリンタ用紙100が載置される。
一方、本体筐体2の背面側には、一方の側端部に電源コード10(図3参照)が接続されると共に、他方の側端部には不図示のパーソナルコンピュータ等と接続されるUSB(Universal Serial Bus)等から構成されるコネクタ部(不図示)が設けられている。
また、図1乃至図3に示すように、ラベルプリンタ1は、ロールシートホルダ収納部4の搬送方向に対して略垂直方向の一方の側端縁部(図2中、右側側端縁部)に、ホルダ支持部材15が設けられている。
このホルダ支持部材15には、上方に開口する正面視略縦長コの字状の第1位置決め溝部16が形成されており、後述するロールシートホルダ3の取付部材13を嵌め込むことができる。また、このホルダ支持部材15の内側基端部には、係合凹部15Aが形成され、位置決め部材12の下端部に突設される弾性係止片12A(図6参照)が係合される。
これにより、ロールシートホルダ収納部4に収納されたロールシートホルダ3を所定位置に固定することができる。この結果、ラベルプリンタ用紙100の位置変動を防止することができるので、良質な印字が可能となる。
また、ロールシートホルダ3から引き出されたラベルプリンタ用紙100が挿入される挿入口18の後端縁部からロールシートホルダ収納部4の前側上端縁部までは、略水平に延出され、載置部21を構成する。この載置部21には、搬送方向後側の端縁角部に、ラベルプリンタ用紙100の複数の幅寸法に対応して断面略L字状の4個の第2位置決め溝部22A〜22Dが形成されている。
ここで、後述するロールシートホルダ3を構成するガイド部材20は、当該ロールシートホルダ3に取り付けられているラベルプリンタ用紙100の幅に対応する第2位置決め溝部(第2位置決め溝部22A〜22Dの何れか1つ)にはめ込まれ、その先端は、挿入口18まで延出されている。これにより、ロールシートホルダ3に取り付けられたラベルプリンタ用紙100は、ガイド部材20に当接しつつ挿入口18に案内される。
一方、ロールシートホルダ収納部4の底面には、ガイド部材20側(図2左側)に、平面視横長四角形の位置決め凹部4Aが所定深さ(本実施形態では、約1.5〜3mmの深さである。)で形成されている。一方、位置決め部材12側(図2右側)のロールシートホルダ収納部4底面には、平面視長四角形の判別凹部4Bが形成されている。
ここで、判別凹部4Bは、位置決め凹部4Aよりもさらに所定深さ(本実施形態では、約1.5〜3mmの深さである。)だけ深く形成されており、判別凹部4B底面には、複数のプッシュ式のマイクロスイッチで構成されるシート判別センサS1、S2、S3、S4、S5がL字状に設けられている。即ち、ロールシートホルダ3をロールシートホルダ収納部4に収納することにより、位置決め部材12下端に形成されたシート判別部60(図6参照)が判別凹部4Bにはめ込まれ、シート判別部60に形成されたセンサ孔60A〜60E(図6参照)の位置に基づいて、ラベルプリンタ用紙100に係る情報(ラベルプリンタ用紙100の種別、感熱ラベル紙101の材質、感熱ラベル紙101の幅、センサマーク105の搬送方向ピッチ寸法等)を判別することができる。
そして、本体筐体2には、ホルダ支持部材15に対向する側面(図2左側)の前方部分に、サーマルヘッド31(図4参照)の上下動操作等を行うレバー27が設けられている。このレバー27を上方に回動した場合には、サーマルヘッド31は下方に移動し、プラテンローラ26(図3参照)から離間する。一方、該レバー27を下方に回動した場合には、サーマルヘッド31は上方に移動し、ラベルプリンタ用紙100をプラテンローラ26に押圧付勢して印字可能な状態になる。
ここで、本体筐体2の内部において、ロールシートホルダ収納部4の下側には、外部のパーソナルコンピュータ等からの指令により各機構部を駆動制御する制御回路部61(図4参照)が形成された制御基板32(図3参照)が設けられている。
本実施形態に係るラベルプリンタ1で印字を行う場合には、巻芯に巻回されたラベルプリンタ用紙100が装着されたロールシートホルダ3をロールシートホルダ収納部4に取り付ける操作が必要となる。即ち、位置決め部材12側においては取付部材13を第1位置決め溝部16に嵌め込みつつ、弾性係止片12Aを係合凹部15Aに係合させる。この時、ガイド部材20側においては、ガイド部材20の先端部下面を各第2位置決め溝部22A〜22Dに嵌め込みつつ、該ガイド部材20下端部を位置決め凹部4A内に当接させる。この操作を行うことにより、ロールシートホルダ3は、ロールシートホルダ収納部4に着脱自在に取り付けられる。
尚、ロールシートホルダ収納部4にロールシートホルダ3を取り付けることにより、位置決め部材12の下端に設けられたシート判別部60は判別凹部4B内に挿入され、各センサ孔60A〜60Eと各シート判別センサS1〜S5が協働することで、ロールシートホルダ3に巻回されているラベルプリンタ用紙100に係る情報を取得することができる。
そして、ラベルプリンタ1で印字を行うためには、ロールシートホルダ収納部4に取り付けられたロールシートホルダ3からラベルプリンタ用紙100を引き出し、印字可能な状態とすることが必要となる。
この場合の操作について説明すると、先ず、レバー27を上方に回動させて、サーマルヘッド31と、プラテンローラ26とを離間する。そして、ラベルプリンタ用紙100の一方の側端縁部をガイド部材20の内側面に当接させつつ挿入口18内に挿入することで、サーマルヘッド31と、プラテンローラ26との間に、印字媒体であるラベルプリンタ用紙100が位置することになる(図4参照)。その後、レバー27を下方に回動させることにより、挿入口18から挿入された無定長ロールシート3Aは、ライン型のサーマルヘッド31によってプラテンローラ26に向かって押圧されるように付勢される。
そして、該プラテンローラ26をステッピングモータ等で構成されるシート送りモータ72(図5参照)により回転駆動しつつ、該サーマルヘッド31を駆動制御することによって、ラベルプリンタ用紙100を搬送しながら印字面に順次画像データを印字できる。また、トレー6上に排出されたラベルプリンタ用紙100は、カットレバー9を右側方向に移動操作することによって、カッターユニット8により切断される。
ここで、本実施形態に係るラベルプリンタ1の印刷機構について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図4は、ラベルプリンタ1の印刷機構周辺の断面拡大図である。
図4に示すように、ガイド部材20の先端部が載置される載置部21の先端縁部には、該先端縁部から所定長さ下側方向に延出され、更に、プラテンローラ側に所定長さ延出される側面視逆くの字状の延出部24が形成されている。
上記延出部24及びプラテンローラ26の上方には、この延出部24の上面部に対して所定隙間を形成するように用紙ガイド部28が設けられている。従って、図4に示すように、ロールシートホルダ3が挿入される挿入口18は、載置部21の上面と、用紙ガイド部28の下面とで構成される。そして、挿入口18からプラテンローラ26までの区間において、延出部24及び用紙ガイド部28で形成される所定隙間は、ラベルプリンタ用紙100をプラテンローラ26の下端面に案内するシート案内路25となる。
従って、ロールシートホルダ3から引き出されたラベルプリンタ用紙100は、挿入口18に挿入されると、シート案内路25に沿って移動し、プラテンローラ26の下側に案内される。
尚、挿入口18及びシート案内路25を通過する際、ラベルプリンタ用紙100は、裏面側を上面として移動する。ラベルプリンタ用紙100の構成については、後に詳細に説明するが、ラベルプリンタ用紙100は、感熱ラベル紙101と、剥離紙102とで構成されており、剥離紙102の裏面側には、所定位置に一定の間隔でセンサマーク105が付されている。
そして、本体筐体2内部には、延出部24の上面と対向すると共に、ホルダ支持部材15側の端縁部近傍位置にフォトセンサ11が配設されている。このフォトセンサ11は、マーク検出センサとしての反射型光センサであり、シート案内路25を摺動するラベルプリンタ用紙100の裏面側に付されているセンサマーク105を検知する。
尚、フォトセンサ11は、ラベルプリンタ用紙100の最小幅寸法の裏面側に対向する位置に設けられていればよい。これにより、ラベルプリンタ1で使用されるラベルプリンタ用紙100において、全ての幅寸法のラベルプリンタ用紙100に対応することができる。
次に、上記のように構成されたラベルプリンタ1の制御系回路について図5に基づき説明する。
図5に示すように、ラベルプリンタ1の制御基板32上に形成される制御回路部61は、CPU62、CGROM63、ROM64、フラッシュメモリ65(EEPROM)、RAM66、入出力インターフェース67、及び通信用インターフェース68等を備えている。また、CPU62、CGROM63、ROM64、フラッシュメモリ65、RAM66、入出力インターフェース67、及び通信用インターフェース68は、バス線69により相互に接続されて、相互にデータのやり取りが行われる。
ここに、CGROM63には、各キャラクタに対応するドットパターンデータが記憶されている。従って、ラベルプリンタ用紙100に対する印字が行われる際には、当該CGROM63からドットパターンデータが読み出され、そのドットパターンデータに基づいて、感熱ラベル紙101上にドットパターンが印刷される。
また、ROM64は、各種のプログラムを記憶させておくものであり、ラベルプリンタ1における印字制御プログラムなどのラベルプリンタ1の制御上必要な各種のプログラムが記憶されている。
そして、ROM64には、用紙種類記憶領域64Aが設けられており、各シート判別センサS1〜S5からの出力態様と、ラベルプリンタ用紙100に関する情報(ラベルプリンタ用紙100の種別、感熱ラベル紙101の材質、感熱ラベル紙101の幅、センサマーク105の搬送方向ピッチ寸法等)が対応付けられて記憶されている。従って、CPU62は、各シート判別センサS1〜S5からの出力信号に基づいて、ラベルプリンタ1に取り付けられたラベルプリンタ用紙100に関する情報(ラベルプリンタ用紙100の種別、感熱ラベル紙101の材質、感熱ラベル紙101の幅、センサマーク105の搬送方向ピッチ寸法等)を特定することができ、ラベルプリンタ用紙100に応じた印字制御を実行することができる。
CPU62は、かかるROM64に記憶されている各種のプログラムに基づいて各種の演算を行なうものである。また、ROM64には、多数の文字等のキャラクタのそれぞれについて、各キャラクタの輪郭線を規定する輪郭線データ(アウトラインデータ)が各書体(ゴシック系書体、明朝体系書体等)毎に分類されてコードデータに対応して記憶されている。このアウトラインデータに基づいてドットパターンデータが印字バッファ66A上に展開される。
フラッシュメモリ65は、外部のコンピュータ装置などから受信した外字データ等のドットパターンデータや各種図柄データのドットパターンデータ等に登録番号を付して記憶させておくものであり、ラベルプリンタ1の電源をオフしても記憶内容を保持している。
そして、RAM66は、CPU62により演算された各種の演算結果を一時的に記憶させておくためのものであり、印字バッファ66A、ワーク領域66B等の各種のメモリが設けられている。ここで、印字バッファ66Aには、複数の文字や記号等の印字用ドットパターンや各ドットの形成エネルギ量である印加パルス数等がドットパターンデータとして格納され、サーマルヘッド31はかかる印字バッファ66Aに記憶されているドットパターンデータに従ってドット印字を行う。
また、入出力インターフェース67には、シート判別センサS1〜S5、フォトセンサ11、サーマルヘッド31を駆動する為の駆動回路71、プラテンローラ26を回転駆動するシート送りモータ72を駆動するために駆動回路73とがそれぞれ接続されている。
そして、通信用インターフェース68は、例えば、USB(Universal Serial Bus)等から構成され、外部のコンピュータ装置とUSBケーブル等によって接続され、双方向データ通信が可能になっている。
このように、ラベルプリンタ用紙100が巻回されたロールシートホルダ3をロールシートホルダ収納部4に取りつけ、所定の操作を行った後、CPU62により印字制御を行うことにより、ラベルプリンタ1において、所望の印字を行うことができる。
次に、本実施形態に係るラベルプリンタ用紙100と、当該ラベルプリンタ用紙100が取り付けられるロールシートホルダ3について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図6は、ラベルプリンタ用紙100が巻回された状態のロールシートホルダ3を示す説明図である。
先ず、図6を参照しつつ、ロールシートホルダ3の概略構成について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
本実施形態に係るラベルプリンタ用紙100は、筒状部材である巻芯に巻回され、州方向に回転可能な状態で、ロールシートホルダ3に装着される。
ここで、ラベルプリンタ用紙100の巻芯の一端側の筒孔には、ガイド部材20の内側面に立設される第1筒部(不図示)が嵌挿され、無定長ロールシート3Aの巻芯の他端側の筒孔には、位置決め部材12の内側面に立設される第2筒部(不図示)が嵌挿される。これにより、ラベルプリンタ用紙100の一方の端面には該ガイド部材20の内側面が当接し、ラベルプリンタ用紙100の他方の端面には位置決め部材12の内側面が当接する。
そして、ロールシートホルダ3は、ガイド部材20の第1筒部、位置決め部材12の第2筒部、巻芯に挿通されるホルダ軸部材40を有し、このホルダ軸部材40の両端がそれぞれガイド部材20、位置決め部材12と固着されることにより、一体化されたロールシートホルダ3となる。具体的に説明すると、ホルダ軸部材40の一端には、外周部にフランジ部36が形成され、このフランジ部36において、ガイド部材20の外側端面に固着される。一方、ホルダ軸部材40の他端側は、位置決め部材12の第2筒部内に嵌挿されて該第2筒部に固着される。
このように、位置決め部材12、ガイド部材20が夫々、ホルダ軸部材40に固着されることにより、一体化したロールシートホルダ3が形成される。この点、ラベルプリンタ用紙100の紙幅が異なる場合には、ホルダ軸部材40の長さ寸法を変更することにより、ラベルプリンタ用紙100に適したロールシートホルダ3を容易に製造することができる。
続いて、図6(A)を参照しつつ、ガイド部材20について、詳細に説明する。
図6に示すように、ガイド部材20には、第1筒部の外側端面の下側外周部から下側方向に延出され、第1延出部42が形成されている。この第1延出部42は、ロールシートホルダ収納部4の位置決め凹部4Aに嵌入される。
そして、ガイド部材20には、ラベルプリンタ用紙100の前側方向略1/4円周上の外側端面部を覆うように外側方向に延出される第2延出部43が形成され、第2延出部43の外周部から挿入口18(図4参照)近傍まで上側端縁部が前下がり状に延出される第3延出部44が形成されている。
ここで、第3延出部44先端部の下端面は略水平に形成され、ラベルプリンタ1の載置部21上に当接する。この結果、ロールシートホルダ3に装着されたラベルプリンタ用紙100の一側端縁部は、第3延出部44と第2延出部43の内側面によって挿入口18まで案内される。
また、この第3延出部44の下端面には、載置部21の搬送方向後端縁部に対向する位置から第1延出部42まで延出される第4延出部45が形成される。該第3延出部44の下端面が載置部21上に当接された場合には、この第4延出部45の搬送方向先端部分は、ロールシートホルダ収納部4に装着されたラベルプリンタ用紙100の紙幅に対応する第2位置決め溝部(第2位置決め溝部22A〜22Dのいずれか)に嵌入される(図4参照)。
続いて、図6(b)を参照しつつ、ロールシートホルダ3を構成する位置決め部材12について、詳細に説明する。図6(b)に示すように、位置決め部材12の外側面には、ホルダ軸部材40の軸心の端縁部から該軸心に対してほぼ直交し、上下方向に縦長の断面略矩形状の取付部材13が突設されている。この取付部材13は、正面視下方向に幅狭になるように形成され、ラベルプリンタ1のホルダ支持部材15の下方向に幅狭な第1位置決め溝部16内に密着可能に形成されている。また、この取付部材13の突出高さ寸法は、この第1位置決め溝部16の幅寸法にほぼ等しく形成されている。
また、取付部材13の下端部には、該取付部材13の下端部よりも左右方向に各々外側方向に所定長さ(本実施形態では、約1.5mm〜3mmである。)突出する正面視略四角形の平板状(本実施形態では、約1.5mm〜3mmの厚さ寸法である。)の案内部57が形成されている。これにより、ロールシートホルダ3を装着する場合は、取付部材13の下端部に形成される案内部57をホルダ支持部材15の外側端面に当接させつつ、取付部材13を第1位置決め溝部16に挿入することによって、該ロールシートホルダ3を容易に位置決めしつつ装着することができる。
そして、位置決め部材12の延出部56の下端には、略直角内側方向に所定長さ延出される略長四角形のシート判別部60が形成されている。このシート判別部60には、上述したように、各シート判別センサS1〜S5に対向する所定位置に各センサ孔60A〜60Eが略L字状に穿設されている。
従って、ロールシートホルダ3がロールシートホルダ収納部4に設置され、当該シート判別部60が判別凹部4Bに嵌入されると、シート判別センサS1〜S5に対応する位置に各センサ孔60A〜60Eが位置する。そして、シート判別センサS1〜S5は、プッシュ式のマイクロスイッチであるため、対応するセンサ孔が開口されているか否かに基づいて、異なる信号を出力することができる。上記シート判別センサS1〜S5からの出力態様により、CPU62は、ラベルプリンタ1に装着されたラベルプリンタ用紙100にかかる情報を取得することができる。
また、位置決め部材12の取付部材13の下端部には延出部56に縦長四角形の貫通孔52が穿設され、該貫通孔52の上端縁部には、下側方向に先端部に外側方向に突出する突起部が形成された弾性係止片12Aが設けられている。
次に、本実施形態に係るラベルプリンタ用紙100について、図6乃至図8を参照しつつ詳細に説明する。
上述したように、本実施形態に係るラベルプリンタ用紙100は、長尺状に形成されたラベルプリンタ用紙100が巻芯に巻回されて構成されている(図6参照)。そして、図8に示すように、当該ラベルプリンタ用紙100は、感熱ラベル紙101、剥離紙102とで構成されている。
感熱ラベル紙101は、自己発色性を有する長尺状の感熱シートであり、当該感熱ラベル紙101の片面には、粘着剤が塗布された粘着層103が形成されている。この時、感熱ラベル紙101の他方の面は、上述したサーマルヘッド31により印字可能な印字面として機能し、ラベルプリンタ1により所望の印字を行うことができる。
そして、剥離紙102は、感熱ラベル紙101に等しい幅寸法で形成されており、当該剥離紙102の一面には、シリコン処理が施され、剥離面として機能する。
即ち、ラベルプリンタ用紙100は、長尺状に形成された感熱ラベル紙101の粘着層103と、剥離紙102の剥離面が貼り合わせられて構成されており、剥離面にシリコン処理が施されていることにより、粘着層103の粘着力を低下させることなく、感熱ラベル紙101を剥離紙102から剥離することができる。
そして、剥離紙102から剥離された感熱ラベル紙101は、一面に形成された粘着層103により、所望の位置に貼り付けることができる。
図6に示すように、感熱ラベル紙101、剥離紙102が貼り合わされ、一定幅を有する長尺状に形成されたラベルプリンタ用紙100は、巻芯に巻回されて、ロールシートホルダ3に取り付けられる。
ここで、ラベルプリンタ用紙100には、ラベルプリンタ用紙100の長手方向において、所定の一定間隔(例えば、30mm)でミシン目110が形成されている。当該ミシン目110は、感熱ラベル紙101及び剥離紙102が切断された切断部110Aと、感熱ラベル紙101及び剥離紙102が夫々連続している非切断部110Bが交互に列設されており、当該ミシン目110に基づいて、手でちぎることにより、ラベルプリンタ用紙100から感熱ラベル紙101、剥離紙102を一片のラベル片として、美麗に切り離すことができる。
尚、一片のラベル片として切り離すことのできる最小単位は、ラベルプリンタ用紙100に形成されているミシン目110の間隔であり、上記の例の場合には、最小のラベル片は、「ラベルプリンタ用紙100の紙幅」×「30mm」の大きさとなる。
そして、本実施形態に係るラベルプリンタ用紙100においては、剥離紙102のみが切断されたハーフカット部106が、ラベルプリンタ用紙100の一端から所定距離離れた位置に形成されている。従って、ラベルプリンタ用紙100をミシン目110に沿って切り離し一片のラベル片とした場合には、当該ラベル片における剥離紙102は、第1剥離紙102Aと、第2剥離紙102Bとに区分される。
そして、このハーフカット部106は、長尺状に形成された剥離紙102の長手方向に連続して形成されているので、ラベルプリンタ用紙100から、どのミシン目110で切り離した場合にも、剥離紙102は、第1剥離紙102Aと、第2剥離紙102Bに区分される。
そして、剥離紙102における剥離面の裏面側には、上記ミシン目110の間隔(30mm)に基づくラベル片の最小単位に対応して、センサマーク105が所定位置に付されている。即ち、センサマーク105は、ラベルプリンタ用紙100の裏面側における所定位置に一定間隔で付されている。
この点、本実施形態に係るラベルプリンタ用紙100は、図6に示すように、ラベルプリンタ用紙100の裏面側が外側になるように巻芯に巻回され、ロールシートホルダ3に装着されている。そして、ロールシートホルダ3から引き出されたラベルプリンタ用紙100は、剥離紙102側を上面として挿入口18に挿入されるので、剥離紙102側が上面である状態で、シート案内路25内を通過する。
ここで、上述したセンサマーク105に係る所定位置は、ラベルプリンタ用紙100の一端から、ラベルプリンタ1で使用可能なラベルプリンタ用紙100の最小幅寸法の位置であって、フォトセンサ11に対向する位置である。これにより、ラベルプリンタ1で使用されるラベルプリンタ用紙100において、全ての幅寸法のラベルプリンタ用紙100のセンサマーク105をフォトセンサ11により検出することができる。
ラベルプリンタ用紙100を上述したように構成することにより、長尺状に形成されているラベルプリンタ用紙100を一定間隔で形成されているミシン目110に基づいて切り離すことにより、美麗に切り離されたラベル片を所望の大きさで手に入れることができる。
そして、ユーザが切り離されたラベル片を所望の位置に貼り付ける際には、先ず、第1剥離紙102Aをラベルプリンタ用紙100から剥離し、粘着層103を露出させる。この時、図6に示すように、第1剥離紙102Aは第2剥離紙102Bよりも小さな面積であるので、第1剥離紙102Aの剥離により露出される粘着層103の面積も小さくなる。これにより、ユーザは当該ラベル片の貼付位置を調整することができる。この点、貼付位置の調整中に、ユーザが誤った位置に当該ラベル片を貼り付けてしまった場合であっても、露出している粘着層103の面積が小さく、粘着力も小さいため、簡単に所望の位置に貼付位置を修正することができる。
次に、本実施形態に係るラベルプリンタ用紙100におけるミシン目110と、ハーフカット部106との位置関係について、図7、図8を参照しつつ詳細に説明する。図7は、ラベルプリンタ用紙100のミシン目110周辺の拡大図であり、図8は、図7におけるミシン目110の断面図である。
図7に示すように、本実施形態に係るラベルプリンタ用紙100においては、ラベルプリンタ用紙100を一片のラベル片として切り離すために一定の間隔で形成されるミシン目110と、剥離紙102のみが切断され、第1剥離紙102Aと、第2剥離紙102Bとを区分するハーフカット部106とが直交している。
ここで、ミシン目110と、ハーフカット部106が直交する交点について詳述すると、本実施形態に係るラベルプリンタ用紙100おいては、ミシン目110は、ハーフカット部106との交点に、切断部110Aが位置するように形成されている(図8参照)。尚、ラベルプリンタ用紙100に形成されているミシン目110は、全て、ハーフカット部106と交差するように、切断部110Aが形成されている。
従って、ハーフカット部106を横断するようにミシン目110の切断部110Aが位置することにより、ラベルプリンタ用紙100を切り離す力は、ハーフカット部106を越え、最も近い非切断部110Bに作用する。即ち、ラベルプリンタ用紙100を切り離す力の作用点は、常にミシン目110上の非切断部110Bに位置し、ミシン目110に沿った切り離しを容易に行うことができる。
また、ハーフカット部106との交点には、必ず切断部110Aが位置し、非切断部110Bが位置することはないので、ハーフカット部106との交点において、ラベルプリンタ用紙100を切り離す力がハーフカット部106方向(図7中上下方向)に作用することはない。これにより、ミシン目110の前後に位置するラベルのどちらに対しても、切り離しに伴ってラベル自体が引き裂かれ損傷することはなく、美麗なラベル片を手にすることができる。
このように、実施例1にかかるラベルプリンタ用紙100においては、一定間隔で形成され、一片のラベル片として切り離すために形成されたミシン目110と、剥離紙102のみが切断されたハーフカット部106との交点には、必ず切断部110Aが位置するので、ラベルプリンタ用紙100からミシン目110に沿って、一片のラベル片を切り離す際にかかる力は、ミシン目110上に作用し容易にミシン目110に沿った切り離しを可能とする。
この点、ハーフカット部106との交点において、ハーフカット部106方向に力が作用することはないので、美麗に切り離されたラベル片を手にすることができる。
続いて、上記第1実施例とは異なる実施例を第2実施例とし、図9、図10を参照しつつ詳細に説明する。ここで、第2実施例においては、ラベルプリンタ1及びロールシートホルダ3の構成については、上述した第1実施例と同一の構成である。従って、上記第1実施例と同一の構成については、同じ符号を用いて説明する。
そして、第2実施例においては、ラベルプリンタ1に使用されるラベルプリンタ用紙の構成が相違する。従って、当該ラベルプリンタ用紙の構成について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図10に示すように、第2実施例にかかるラベルプリンタ用紙100は、第1実施例と同様に、感熱ラベル紙101、剥離紙102とで長尺状に構成され、感熱ラベル紙101の一面に形成される粘着層と、剥離紙102にシリコン処理を施すことで形成される剥離面とが貼りあわされている。そして、ラベルプリンタ用紙100は、剥離紙102側を表面として巻芯に巻回され、ロールシートホルダ3に装着される。
そして、第1実施例と同様に、第2実施例におけるラベルプリンタ用紙100には、ラベルプリンタ用紙100の長手方向において、所定の一定間隔(例えば、30mm)でミシン目110が形成されている。当該ミシン目110は、感熱ラベル紙101及び剥離紙102が切断された切断部110Aと、感熱ラベル紙101及び剥離紙102が夫々連続している非切断部110Bが交互に列設されており、当該ミシン目110に基づいて、手でちぎることにより、ラベルプリンタ用紙100から感熱ラベル紙101、剥離紙102を一片のラベル片として、美麗に切り離すことができる。
また、第2実施例にかかるラベルプリンタ用紙100における剥離紙102には、第1実施例と同様に、剥離紙102のみが切断されたハーフカット部106が、ラベルプリンタ用紙100の一端から所定距離離れた位置に形成され、第1剥離紙102Aと、第2剥離紙102Bとに区分される。
そして、このハーフカット部106は、長尺状に形成された剥離紙102の長手方向に連続して形成されているので、ラベルプリンタ用紙100から、どのミシン目110で切り離した場合にも、剥離紙102は、第1剥離紙102Aと、第2剥離紙102Bに区分される。
そして、第2剥離紙102Bにおける剥離面の裏面側には、第1実施例と同様に、センサマーク105が所定位置に付されている。
センサマーク105に係る所定位置は、ラベルプリンタ用紙100の一端から、ラベルプリンタ1で使用可能なラベルプリンタ用紙100の最小幅寸法の位置であって、フォトセンサ11に対向する位置である。これにより、ラベルプリンタ1で使用されるラベルプリンタ用紙100において、全ての幅寸法のラベルプリンタ用紙100のセンサマーク105をフォトセンサ11により検出することができる。
そして、第2実施例に係るラベルプリンタ用紙100においても、ラベルプリンタ用紙100を一片のラベル片として切り離すために一定の間隔で形成されるミシン目110と、剥離紙102のみが切断され、第1剥離紙102Aと第2剥離紙102Bとを区分するハーフカット部106とが直交している(図9参照)。
ここで、第2実施例にかかるラベルプリンタ用紙100におけるミシン目110と、ハーフカット部106が直交する交点について詳述する。
図9に示すように、第2実施例にかかるラベルプリンタ用紙100では、ミシン目110は、ハーフカット部106との交点に、切断部110Aが位置するように形成されている。そして、第2実施例にかかるラベルプリンタ用紙100においても、全てのミシン目110が、切断部110Aがハーフカット部106と交差するように形成されている。
第2実施例にかかるラベルプリンタ用紙100においては、ミシン目110の切断部110Aがハーフカット部106と交差するように形成されている点については、第1実施例にかかるラベルプリンタ用紙100と同様であるが、ハーフカット部106と交差する切断部110Aに関して、第1実施例との相違点がある。以下、第1実施例との相違点について説明する。
第2実施例にかかるラベルプリンタ用紙100において、ハーフカット部106と交差する切断部110Aは、第1剥離紙102Aを横切るようにして、ラベルプリンタ用紙100の一端までの長さを有している(図9参照)。
即ち、第2実施例にかかるラベルプリンタ用紙100は、各ミシン目110において、第1剥離紙102A側の一端からハーフカット部106を越える位置までは、既に切断された状態となり、残りの第2剥離紙102B側のみ、切断部110Aと、非切断部110Bが交互に列設された状態となる。
従って、第2実施例にかかるラベルプリンタ用紙100においては、ミシン目110の一端から、ハーフカット部106の交点を超える位置まで、既に切断されているので、ユーザが一片のラベル片として切り離す際には、ミシン目110の残りの部分を切り離すだけでよい。この点、ユーザが自らの手で切り離す距離が短いことで、より簡単に一片のラベル片として切り離すことができる。更に、切り離し作業を行うべき距離が短いことに伴い、ユーザがラベル片の切り離しに失敗する可能性も低減される。これにより、ユーザは、美麗に切断されたラベル片をより高い頻度で手にすることができる。
そして、各ミシン目110において、第1剥離紙102Aからハーフカット部106との交点を越える位置まで既に切断された状態にあるので、一片のラベル片としてラベルプリンタ用紙100を切り離す際に、ハーフカット部106との交点において、ラベルプリンタ用紙100を切り離す力がハーフカット部106方向(図9中上下方向)に作用することはない。これにより、ミシン目110の前後に位置するラベルのどちらに対しても、切り離しに伴ってラベル自体が引き裂かれ損傷することはなく、美麗なラベル片を手にすることができる。
以上、説明したように、本発明にかかるラベルプリンタ用紙100においては、感熱ラベル紙101、剥離紙102が切断された切断部110Aと、感熱ラベル紙101及び剥離紙102が連続する非切断部110Bとが交互に列設されたミシン目110が、ラベルプリンタ用紙100の搬送方向に対して所定の間隔で形成されているので、当該ミシン目110に沿ってラベルプリンタ用紙100を切り離すことにより、ラベルプリンタ1により所望の印字がなされた一片のラベル片を容易に手にすることができる。
そして、ラベルプリンタ用紙100に貼りあわされた剥離紙102には、剥離紙102のみが切断されたハーフカット部106が形成されているので、第1剥離紙102Aと、第2剥離紙102Bを個別に剥離することができる。これにより、所望の印字がなされたラベル片を貼り付ける際に、粘着層103を部分的に露出することができるので、当該ラベル片の貼着位置を容易に微調整することができる。
更に、ラベルプリンタ用紙100には、ハーフカット部106とミシン目110の交点に切断部110Aが必ず位置するように、ミシン目110が形成される。即ち、ラベルプリンタ用紙100をミシン目110に沿って切り離す際に、ハーフカット部106との交点は既に切断された状態にあるので、ハーフカット部106との交点において、ハーフカット部106方向に裂け目が及ぶことなく、ミシン目110に沿って、美麗にラベルプリンタ用紙100を切り離すことができる。この結果、ユーザは、所望の印字がなされ、美麗に切断されたラベル片を手にすることができる。
又、第2実施例にかかるラベルプリンタ用紙100において、ハーフカット部106とミシン目110との交点に位置する切断部は、ハーフカット部106と交差すると共に、ラベルプリンタ用紙100の一端までの長さを有して形成される。これにより、ハーフカット部106との交点は既に切断された状態にあるので、ハーフカット部106との交点において、ハーフカット部106方向に裂け目が及ぶことなく、ミシン目110に沿って、美麗にラベルプリンタ用紙100を切り離すことができる。
更に、ミシン目110において、ラベルプリンタ用紙100の一端から、ハーフカット部106とミシン目110との交点を越える位置まで、切断部110Aにより切断されているので、ユーザが自らの手でミシン目110に沿って切断する距離を短くすることができる。これにより、ミシン目110に沿った切断を要する区間が短くなるので、ミシン目110に沿った切り離し作業を失敗する可能性を低減することができる。この結果、ユーザは、ミシン目110に沿って、美麗に切断されたラベル片を、高い頻度で手にすることが可能となる。
尚、本発明は上記実施形態の記載に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。例えば、本実施形態にかかるラベルプリンタ用紙100には、剥離紙102にハーフカット部106を1本形成するように構成しているが、ハーフカット部106が複数本形成されていてもよい。この場合、ミシン目110には、各ハーフカット部106との交点が複数形成されることになり、当該交点の位置に切断部110Aが位置することになる。
具体的には、第1実施例及び第2実施例において、ラベルプリンタ用紙100の左側にのみ、ハーフカット部106が形成されているが、ラベルプリンタ用紙100の右側にもハーフカット部106を構成してもよい。この場合、1本のミシン目110には、ハーフカット部106との交点が2箇所形成されることになり、当該2箇所の交点の位置に、夫々切断部110Aが位置する。
ロールシートホルダ装着時のラベルプリンタの斜視図である。 ロールシートホルダ未装着時のラベルプリンタの斜視図である。 ロールシートホルダ装着時のラベルプリンタの側面断面図である。 図3の挿入口及びサーマルヘッド周辺の拡大図である。 ラベルプリンタの制御系を示すブロック図である。 ラベルプリンタ用紙が取り付けられたロールシートホルダの説明図である。 第1実施例に係るラベルプリンタ用紙のミシン目周辺の拡大図である。 第1実施例に係るラベルプリンタ用紙のミシン目における断面図である。 第2実施例に係るラベルプリンタ用紙のミシン目周辺の拡大図である。 第2実施例に係るラベルプリンタ用紙のミシン目における断面図である。
符号の説明
1 ラベルプリンタ
100 ラベルプリンタ用紙
101 感熱ラベル紙
102 剥離紙
103 粘着層
106 ハーフカット部
110 ミシン目
110A 切断部

Claims (2)

  1. 印字装置により印字データが印字される印字面と、前記印字面の裏面に形成される粘着層を有し、長尺状に形成されたラベルと、
    前記ラベルに対し、前記粘着層を介して貼着される剥離紙と、を備えるラベル用印字媒体において、
    前記ラベル及び剥離紙が切断された切断部が幅方向に断続的に列設され、所定面積を有するラベル片として前記ラベル及び剥離紙を切離可能なミシン目と、
    前記剥離紙のみが長手方向に連続して切断されたハーフカット部と、を有し、
    前記ミシン目の切断部が、前記ハーフカット部の切断線に交差することを特徴とするラベル用印字媒体。
  2. 前記請求項1に記載のラベル用印字媒体において、
    前記ハーフカット部の切断線と交差する切断部は、前記ラベル及び剥離紙の外縁端部までの長さを有することを特徴とするラベル用印字媒体。
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