JP4831025B2 - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4831025B2
JP4831025B2 JP2007232447A JP2007232447A JP4831025B2 JP 4831025 B2 JP4831025 B2 JP 4831025B2 JP 2007232447 A JP2007232447 A JP 2007232447A JP 2007232447 A JP2007232447 A JP 2007232447A JP 4831025 B2 JP4831025 B2 JP 4831025B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
label printer
holder
label
cover body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007232447A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009061707A (ja
Inventor
春樹 松元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2007232447A priority Critical patent/JP4831025B2/ja
Publication of JP2009061707A publication Critical patent/JP2009061707A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4831025B2 publication Critical patent/JP4831025B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Description

本発明は、印刷装置に関し、特に印刷装置で印刷される印刷媒体の装着部に関するものである。
従来、印刷媒体としてロール状の印刷媒体及び一定の折り曲げ間隔を有し、山折り、谷折りが交互に繰り返されて折畳まれた連帳式の印刷媒体がある。そして、これらの印刷媒体にはそれぞれの印刷媒体の形状によってそれぞれ異なる印刷装置によって印刷がなされていた。
特許文献1には、上述のそれぞれ形状の異なる印刷媒体を一つの印刷装置で印刷する技術が公開されている。
特開平11−240223号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載される印刷装置では、それぞれ形状の異なる印刷媒体を、設置する場所の制約により、同一場所に設置して印刷する手段を用いているために、折畳まれた連帳式の印刷媒体を印字機構から短く設定できるロール状の印刷媒体の位置に合わせていることにより、折畳まれた連帳式の印刷媒体の折り畳みを解除できずに印字機構に送り込まれる虞があった。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、印刷装置を大きくすることなしに、簡単な構造によりコストアップする事無く、印字機構から折畳まれた連帳式の印刷媒体までの距離を長くとることにより、折畳まれた連帳式の印刷媒体の折り畳みを確実に解除することができる印刷装置の提供を目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係る印刷装置は、ロール状の印刷媒体を収納する収納部と、折畳まれた印刷媒体を収納する収納部と、前記印刷媒体に文字、記号、図形を印刷する印刷手段と、前記印刷媒体を搬送する搬送手段と、少なくとも前記印刷手段と前記搬送手段を制御する制御手段と、前記印刷手段及び制御手段を収納する第1カバー体と、前記第1カバー体に対して開閉動作を行う第2カバー体を備えた印刷装置であって、前記第2カバー体には、閉じた状態における背面側に側壁部が設けられるとともに、閉じた状態における前記側壁部の上端縁部から正面側に略直角に延出された天板部が設けられており、前記第1カバー体に対して第2カバー体を開放したときに、前記折畳まれた印刷媒体を前記側壁部に載置することで、該側壁部が前記折畳まれた印刷媒体を収納する収納部として機能し、前記第1カバー体と前記第2カバー体には、第1カバー体に対して第2カバー体が回動可能に係止される回動係止部が備えられており、前記第1カバー体に対して前記第2カバー体が前記回動係止部を中心にして開放されたとき、第2カバー体の前記側壁部の前記上端縁部は、回動係止部の中心を通過する水平中心線よりも下方になるようにしたことを特徴とする。
そして、請求項2に係る印刷装置は、請求項1に記載の印刷装置において、前記印刷装置は、前記ロール状の印刷媒体を支持するホルダ軸部材を備えたホルダが装着される装着部を備え、該装着部に装着されたホルダは前記折畳まれた印刷媒体を搬送手段によって搬送するときのガイドをするようにしたことを特徴とする。
そして、請求項3に係る印刷装置は、請求項2に記載の印刷装置において、前記折畳まれた印刷媒体は前記ホルダのホルダ軸部材の上部に摺接して搬送されることによってガイドされ、該回動係止部の軸中心は、前記ホルダ軸部材の軸中心よりも下方に設けられていることを特徴とする。
請求項1に係る印刷装置では、ロール状の印刷媒体が取り付けられたホルダを収納する第1カバー体に設けられたホルダ収納部の上側を覆うように、第1カバー体の後側上端縁部に第2カバー体が回動係止部によって開閉自在に取り付けられている。この第2カバー体の背面側の側壁部には、第1カバー体に対して第2カバー体を開放したときに使用可能となる折畳まれた印刷媒体が収納される収納部が設けられている。この構成により、余分な部品を追加することなしに安価な収納部が実現できると共に、第1カバー体に対して第2カバー体を開放したときに使用可能となるのでコンパクトな設計が可能となる。そのため、保管時には保管場所を最小限にすることができる。
また、請求項1に係る印刷装置では、折畳まれた印刷媒体を収納する収納部は、第1カバー体に対して第2カバー体を開放して使用するので、印刷装置に配設された印刷手段から離間されることになり、折畳まれた印刷媒体の折畳みを開放するための十分な距離をとることができる。そのため、折畳まれたまま印刷手段に印刷媒体を供給してしまうことを防止できる。
また、請求項1に係る印刷装置では、第2カバー体には、第2カバー体が閉じた状態における背面側の側壁部の上端縁部から正面側に略直角に延出された天板部が設けられている。この天板部は、第1カバー体に対して第2カバー体を開放して折畳まれた印刷媒体を収納部に載置したときに、印刷媒体の折畳まれて交互に繰り返された後側の山折り、谷折り部分を保持するので、折畳まれた印刷媒体がバラけることを防止することができる。これにより、印刷手段に折畳まれたままの印刷媒体を供給してしまうことを防止すると共に、印刷装置の故障を防止できる。さらに、請求項1に係る印刷装置では、第2カバー体の背面側における折畳まれた印刷媒体が収納される収納部が設けられる側壁部の上端縁部は、第1カバー体に対して第2カバー体を開閉自在に取り付ける回動係止部の軸中心を通過する水平中心線よりも下方に位置するように設定されている。そのため、折畳まれた印刷媒体を、第2カバー体の背面側における側壁部と側壁部の上端縁部から延出された天板部によって構成される収納部に、折畳まれた印刷媒体の最下面を側壁部に当接させ、印刷媒体の折畳まれて交互に繰り返された後側の山折り、谷折り部分を天板部に当接させて載置することによって安定した載置ができる。これにより、印刷媒体の進行方向に対するバラけが防止でき、折畳まれた印刷媒体の折畳みを最後まで確実に開放する機構として機能させることができる。
また、請求項2に係る印刷装置では、ホルダ収納部に収納されるホルダは、印刷媒体の紙幅に応じた長さ寸法を備えるホルダ軸部材を有し、印刷手段と折畳まれた印刷媒体が収納される収納部のほぼ中間に位置することにより、ホルダ軸部材の両端に設けられた位置決め部材、ガイド部材と共に、印刷手段へ印刷媒体をホルダ軸部材の上部に摺接させてガイドするガイド部材として機能する。そして、印刷媒体をガイドするとき、位置決め部材側が基本的に基準となる。これにより、印刷媒体の供給経路が長くなるにも関わらず蛇行することが防止できると共に高品質の印字ができる。
また、請求項3に係る印刷装置では、第1カバー体に対して第2カバー体を開閉自在に取り付ける回動係止部は、ホルダ軸部材の軸中心よりも下方に設けられている。そのため、折畳まれた印刷媒体が収納される収納部をホルダ軸部材の軸中心よりも下方に設置することができるので、印刷媒体をホルダ軸部材の上部に確実に摺接させることができる。これにより、ホルダ収納部に収納されるホルダを折畳まれた印刷媒体の折畳みを開放する機構として機能させることができる。
以下、本発明に係る印刷装置について、ロール状の印刷媒体に印字できると共に、一定の折り曲げ間隔を有し、山折り、谷折りが交互に繰り返された連帳式の感熱ラベル紙が貼り合わされた印字媒体であって、各ラベルの有無に変化が生じていたとしても、印字対象とする現存ラベルの位置に印字可能な印刷装置において、山折り、谷折りが交互に繰り返された連帳式の感熱ラベル紙が貼り合わされた印字媒体を中心としたラベルプリンタに適用した実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。
先ず、本実施形態において使用される一定の折り曲げ間隔を有し、山折り、谷折りが交互に繰り返された連帳式のラベルプリンタ用紙100の概略構成について図1及び図2に基づき説明する。図1は、本実施形態に係るラベルプリンタ用紙100の概略図であり、図2は、本実施形態に係るラベルプリンタ用紙100の要部拡大図である。
図1に示すように、本実施形態に係るラベルプリンタ用紙100は、一定の折り曲げ間隔(本実施形態においては120mm)で山折り、谷折りが交互に繰り返された連帳式印字媒体である。そして、ラベルプリンタ用紙100には、折り曲げ間隔ごとに山折り、谷折の折り目が交互に形成され、当該折り目の位置に折曲ミシン目107が形成されている。この折曲ミシン目107は、切断部107Aと非切断部107Bが交互に列設されている(図2参照)。この折曲ミシン目107については、後に図2を参照しつつ詳細に説明する。
更に、長尺状に形成されたラベルプリンタ用紙100の幅方向に横断する分離ミシン目110が、折り曲げ間隔内において、所定の間隔(本実施形態においては60mm)で形成されている。
上記折曲ミシン目107と同様に、分離ミシン目110も、切断部110Aと非切断部110Bが交互に列設されている(図2参照)。即ち、ラベルプリンタ用紙100においては、折曲ミシン目107及び分離ミシン目110に沿って切り離すことで、「ラベルプリンタ用紙100の幅方向」×「所定の間隔(60mm)」の一定の印字面積を有する単位用紙片115を得ることができる。
そして、本実施形態に係るラベルプリンタ用紙100には、連帳式印字媒体の基材となる剥離紙102(単位用紙片115)の搬送方向下面101に対して複数の感熱ラベル紙が貼り合わされているが、この点については、後に図面を参照しつつ詳細に説明する。
次に、本実施形態に係るラベルプリンタ用紙100における折曲ミシン目107及び分離ミシン目110の構成について、図2を参照しつつ詳細に説明する。
ここで、図2においては、本実施形態に係るラベルプリンタ用紙100の折曲ミシン目107周辺を拡大して示している。
上述したように、折曲ミシン目107と折曲ミシン目107との間、即ち、折り曲げ間隔内は、分離ミシン目110により、2つの単位用紙片115に区画されている。
そして、本実施形態に係るラベルプリンタ用紙100においては、折曲ミシン目107は、分離ミシン目110と位置が異なるだけではなく、その態様も異なっている。この点について詳述すると、折曲ミシン目107の切断部107Aは、分離ミシン目110の切断部110Aと比較し、ラベルプリンタ用紙100の幅方向の大きさは等しいが、搬送方向に対する幅が広く形成されている。
つまり、図2に示すように、折曲ミシン目107の切断部107Aの搬送方向寸法(Wb)は、分離ミシン目110の切断部110Aの搬送方向寸法(Wa)よりも大きく形成されている。
これにより、折曲ミシン目107の強度は、ラベルプリンタ用紙100の印字面における強度はもちろん、分離ミシン目110の強度よりも低く形成されることとなるので、折曲ミシン目107に沿って折り曲げることが非常に容易となる。この点、折曲ミシン目107での折り曲げが容易になることで、連帳式印字媒体としての使用が容易となると共に、折曲ミシン目107に沿った分離も容易に行うことができる。
また、本実施形態に係るラベルプリンタ用紙100においては、図10に示すように、各単位用紙片115(剥離紙102)の搬送方向下面101に5個のセンサマーク301A,301B,302B,303A,303Bが所定位置にそれぞれ付されている。この点、各センサマーク301A,301B,302B,303A,303Bは、略正四角形状の黒色マークで同じ大きさになっている。また、2個のセンサマーク301A,303Aが搬送方向に列置されるとともに、3個のセンサマーク301B,302B,303Bが等間隔で搬送方向に列置されている。さらに、2個のセンサマーク301A,301Bがラベルプリンタ用紙100の幅方向(搬送方向とは直交する方向)に並置されるとともに、2個のセンサマーク303A,303Bがラベルプリンタ用紙100の幅方向(搬送方向とは直交する方向)に並置されている。尚、図10は、ラベルプリンタ用紙における単位ラベル片の拡大図である。
従って、2個のセンサマーク301A,303Aについては、ラベルプリンタ用紙100が搬送される際には常に仮想移動ライン上を移動する。そこで、後述するラベルプリンタ1(図3等参照)では、その仮想移動ライン上を読取領域に含ませるように内設された第1フォトセンサ11A(図5等参照)によって、2個のセンサマーク301A,303Aを読み取っている。一方、3個のセンサマーク301B,302B,303Bについては、ラベルプリンタ用紙100が搬送される際には常に別の仮想移動ライン上を移動する。そこで、後述するラベルプリンタ1(図3等参照)では、その別の仮想移動ライン上を読取領域に含ませるように内設された第2フォトセンサ11B(図5等参照)によって、3個のセンサマーク301B,302B,303Bを読み取っている。
さらに、後述するラベルプリンタ1(図3等参照)では、第1フォトセンサ11A(図5等参照)及び第2フォトセンサ11B(図5等参照)が搬送方向とは直交する方向に並置されている。従って、ラベルプリンタ用紙100がラベルプリンタ1(図3等参照)内で搬送されている際に、第1フォトセンサ11A(図5等参照)がセンサマーク301Aを読み取った同じタイミングで第2フォトセンサ11B(図5等参照)がセンサマーク301Bを読み取り、また、第1フォトセンサ11A(図5等参照)がセンサマーク303Aを読み取った同じタイミングで第2フォトセンサ11B(図5等参照)がセンサマーク303Bを読み取るが、第2フォトセンサ11B(図5等参照)がセンサマーク302Bを読み取ったタイミングでは、第1フォトセンサ11A(図5等参照)は2個のセンサマーク301A,303Aのいずれも読み取れない。
さらに、各単位用紙片115(剥離紙102)の搬送方向下面101には5個の感熱ラベル紙201A,201B,202,203A,203Bがそれぞれ貼り合わされている。そして、この状態では、図11に示すように、各センサマーク301A,301B,302B,303A,303Bの一部(同面積)の上に各感熱ラベル紙201A,201B,202,203A,203Bがそれぞれ重ね合わされている。すなわち、感熱ラベル紙201Aはセンサマーク301Aの一部を覆いながら各単位用紙片115(剥離紙102)に貼り合わされ、感熱ラベル紙201Bはセンサマーク301Bの一部を覆いながら各単位用紙片115(剥離紙102)に貼り合わされ、感熱ラベル紙202はセンサマーク302Bの一部を覆いながら各単位用紙片115(剥離紙102)に貼り合わされ、感熱ラベル紙203Aはセンサマーク303Aの一部を覆いながら各単位用紙片115(剥離紙102)に貼り合わされ、感熱ラベル紙203Bはセンサマーク303Bの一部を覆いながら各単位用紙片115(剥離紙102)に貼り合わされている。尚、図11は、ラベルプリンタ用紙における単位ラベル片の拡大図である。
従って、例えば、単位用紙片115(剥離紙102)から感熱ラベル紙201Aを剥離させると、図11と図12を比較すればわかるように、センサマーク301Aが一部しか露出していない状態(図11参照)から全部露出している状態(図12参照)に変化する。この点は、単位用紙片115(剥離紙102)から各感熱ラベル紙201B,202,203A,203Bをそれぞれ剥離させる場合も同様であり、各センサマーク301B,302B,303A,303Bが一部しか露出していない状態から全部露出している状態にそれぞれ変化する。尚、図12は、ラベルプリンタ用紙における単位ラベル片の拡大図である。
よって、各センサマーク301A,301B,302B,303A,303Bの露出状態を第1フォトセンサ11A(図5等参照)又は第2フォトセンサ11B(図5等参照)で読み取れば、各センサマーク301A,301B,302B,303A,303Bにそれぞれ対応する各感熱ラベル紙201A,201B,202,203A,203Bに関し、その読取結果の対象になったものについて、単位用紙片115(剥離紙102)に現存するか否かを判別することができる。その判別テーブルを図9に示す。図9は、ラベルプリンタの判別テーブルを示した概念図である。
尚、図9では、2個の感熱ラベル紙201A,203Aのいずれかを「第1短ラベル」と記載し、2個の感熱ラベル紙201B,203Bのいずれかを「第2短ラベル」と記載し、1個の感熱ラベル紙202を「長ラベル」と記載している。また、各感熱ラベル紙201A,201B,202,203A,203Bについて、単位用紙片115(剥離紙102)に現存するときは「有」と記載し、単位用紙片115(剥離紙102)に現存しない(剥離された)ときは「無」と記載し、単位用紙片115(剥離紙102)に現存するか否かの判別対象外のときは「−」と記載している。さらに、各センサマーク301A,301B,302B,303A,303Bについて、第1フォトセンサ11A(図5等参照)又は第2フォトセンサ11B(図5等参照)で全部露出状態を読み取ったときは「長」と記載し、一部露出状態を読み取ったときは「短」と記載し、全部露出状態及び一部露出状態のいずれも読み取れなかったときは「白」と記載している。
そして、第1フォトセンサ11A(図5等参照)及び第2フォトセンサ11B(図5等参照)による読取結果は、第2フォトセンサ11B(図5等参照)の読取時を基準として6ケースが存在する。
第1のケースは、第1フォトセンサ11A(図5等参照)及び第2フォトセンサ11B(図5等参照)が一部露出状態(「短」)を同時に読み取った場合である。第1フォトセンサ11A(図5等参照)の読取対象がセンサマーク301Aであるとともに第2フォトセンサ11B(図5等参照)の読取対象がセンサマーク301Bであるときは、センサマーク301Aに対応する感熱ラベル紙201A(「第1短ラベル」)が単位用紙片115(剥離紙102)に現存する(「有」)とともに、センサマーク301Bに対応する感熱ラベル紙201B(「第2短ラベル」)が単位用紙片115(剥離紙102)に現存する(「有」)と判別される。また、第1フォトセンサ11A(図5等参照)の読取対象がセンサマーク303Aであるとともに第2フォトセンサ11B(図5等参照)の読取対象がセンサマーク303Bであるときは、センサマーク303Aに対応する感熱ラベル紙203A(「第1短ラベル」)が単位用紙片115(剥離紙102)に現存する(「有」)とともに、センサマーク303Bに対応する感熱ラベル紙203B(「第2短ラベル」)が単位用紙片115(剥離紙102)に現存する(「有」)と判別される。
第2のケースは、第1フォトセンサ11A(図5等参照)で全部露出状態(「長」)を読み取ると同時に第2フォトセンサ11B(図5等参照)で一部露出状態(「短」)を読み取った場合である。ここで、第1フォトセンサ11A(図5等参照)の読取対象がセンサマーク301Aであるとともに第2フォトセンサ11B(図5等参照)の読取対象がセンサマーク301Bであるときは、センサマーク301Aに対応する感熱ラベル紙201A(「第1短ラベル」)が単位用紙片115(剥離紙102)に現存しない(「無」)一方で、センサマーク301Bに対応する感熱ラベル紙201B(「第2短ラベル」)が単位用紙片115(剥離紙102)に現存する(「有」)と判別される。また、第1フォトセンサ11A(図5等参照)の読取対象がセンサマーク303Aであるとともに第2フォトセンサ11B(図5等参照)の読取対象がセンサマーク303Bであるときは、センサマーク303Aに対応する感熱ラベル紙203A(「第1短ラベル」)が単位用紙片115(剥離紙102)に現存しない(「無」)一方で、センサマーク303Bに対応する感熱ラベル紙203B(「第2短ラベル」)が単位用紙片115(剥離紙102)に現存する(「有」)と判別される。
第3のケースは、第1フォトセンサ11A(図5等参照)で一部露出状態(「短」)を読み取ると同時に第2フォトセンサ11B(図5等参照)で全部露出状態(「長」)を読み取った場合である。ここで、第1フォトセンサ11A(図5等参照)の読取対象がセンサマーク301Aであるとともに第2フォトセンサ11B(図5等参照)の読取対象がセンサマーク301Bであるときは、センサマーク301Aに対応する感熱ラベル紙201A(「第1短ラベル」)が単位用紙片115(剥離紙102)に現存する(「有」)一方で、センサマーク301Bに対応する感熱ラベル紙201B(「第2短ラベル」)が単位用紙片115(剥離紙102)に現存しない(「無」)と判別される。また、第1フォトセンサ11A(図5等参照)の読取対象がセンサマーク303Aであるとともに第2フォトセンサ11B(図5等参照)の読取対象がセンサマーク303Bであるときは、センサマーク303Aに対応する感熱ラベル紙203A(「第1短ラベル」)が単位用紙片115(剥離紙102)に現存する(「有」)一方で、センサマーク303Bに対応する感熱ラベル紙203B(「第2短ラベル」)が単位用紙片115(剥離紙102)に現存しない(「無」)と判別される。
第4のケースは、第1フォトセンサ11A(図5等参照)及び第2フォトセンサ11B(図5等参照)とも全部露出状態(「長」)を同時に読み取った場合である。ここで、第1フォトセンサ11A(図5等参照)の読取対象がセンサマーク301Aであるとともに第2フォトセンサ11B(図5等参照)の読取対象がセンサマーク301Bであるときは、センサマーク301Aに対応する感熱ラベル紙201A(「第1短ラベル」)が単位用紙片115(剥離紙102)に現存しない(「無」)とともに、センサマーク301Bに対応する感熱ラベル紙201B(「第2短ラベル」)が単位用紙片115(剥離紙102)に現存しない(「無」)と判別される。また、第1フォトセンサ11A(図5等参照)の読取対象がセンサマーク303Aであるとともに第2フォトセンサ11B(図5等参照)の読取対象がセンサマーク303Bであるときは、センサマーク303Aに対応する感熱ラベル紙203A(「第1短ラベル」)が単位用紙片115(剥離紙102)に現存しない(「無」)とともに、センサマーク303Bに対応する感熱ラベル紙203B(「第2短ラベル」)が単位用紙片115(剥離紙102)に現存しない(「無」)と判別される。
尚、第1,第2,第3,第4の各ケースとも、第1フォトセンサ11A(図5等参照)が全部露出状態(「長」)又は一部露出状態(「短」)を読み取っており、センサマーク302Bが第2フォトセンサ11B(図5等参照)の読取対象にはなり得ないので、センサマーク303Bに対応する感熱ラベル紙202(「長ラベル」)は単位用紙片115(剥離紙102)に現存するか否かの判別対象外(「−」)である。
第5のケースは、第1フォトセンサ11A(図5等参照)で全部露出状態(「長」)及び一部露出状態(「短」)のいずれも読み取れない(「白」)と同時に第2フォトセンサ11B(図5等参照)で一部露出状態(「短」)を読み取った場合である。ここでは、第1フォトセンサ11A(図5等参照)の読取対象となるセンサマークが存在しないとともに第2フォトセンサ11B(図5等参照)の読取対象がセンサマーク302Bであるので、センサマーク302Bに対応する感熱ラベル紙202(「長ラベル」)が単位用紙片115(剥離紙102)に現存する(「有」)と判別される。
第6のケースは、第1フォトセンサ11A(図5等参照)で全部露出状態(「長」)及び一部露出状態(「短」)のいずれも読み取れない(「白」)と同時に第2フォトセンサ11B(図5等参照)で全部露出状態(「長」)を読み取った場合である。ここでも、第1フォトセンサ11A(図5等参照)の読取対象となるセンサマークが存在しないとともに第2フォトセンサ11B(図5等参照)の読取対象がセンサマーク302Bであるので、センサマーク302Bに対応する感熱ラベル紙202(「長ラベル」)が単位用紙片115(剥離紙102)に現存しない(「無」)と判別される。
尚、第5,第6の各ケースとも、第1フォトセンサ11A(図5等参照)の読取対象となるセンサマークが存在しないとともに第2フォトセンサ11B(図5等参照)の読取対象がセンサマーク302Bであるので、各センサマーク301A,301B,303A,303Bにそれぞれ対応する各感熱ラベル紙201A,201B,203A,203B(「第1短ラベル」と「第2短ラベル」)は単位用紙片115(剥離紙102)に現存するか否かの判別対象外(「−」)である。
また、各感熱ラベル紙201A,201B,202,203A,203Bは、自己発色性を有する長尺状の感熱シートであり、各感熱ラベル紙201A,201B,202,203A,203Bの片面には、粘着剤が塗布された粘着層(図示せず)が形成されている。そして、この粘着層の裏面側は、後述するラベルプリンタ1(図3等参照)により所望の印字が行われる印字面として機能する。即ち、ラベルプリンタ1に配設されたサーマルヘッド31(図5等参照)の発熱態様に基づいて、感熱印字が行われる面である。
そして、剥離紙102の一面には、シリコン処理が施され、剥離面として機能する。
従って、ラベルプリンタ用紙100は、各感熱ラベル紙201A,201B,202,203A,203Bの粘着層と、剥離紙102の剥離面が貼り合わせられて構成されており、剥離面にシリコン処理が施されていることにより、粘着層の粘着力を低下させることなく、各感熱ラベル紙201A,201B,202,203A,203Bを剥離紙102から剥離することができる。
そして、剥離紙102から剥離された各感熱ラベル紙201A,201B,202,203A,203Bは、一面に形成された粘着層により、所望の位置に貼り付けることができる。
次に、本実施形態に係るラベルプリンタ用紙100を使用可能なラベルプリンタ1の概略構成について図3を中心にして図4及び図5を参照にして説明する。尚、図3は、ラベルプリンタの外観斜視図であり、図3(B)は、図3(A)の円形指示部分Wの拡大図である。図4は、ラベルプリンタの側断面図である。図5は、ラベルプリンタの要部側断面図である。
図3に示すように、ラベルプリンタ1は、後述するサーマルヘッド31(図4,図5参照)等の印刷装置を内蔵する本体筐体2によって構成されている。そして、本体筐体2の後側上端縁部には、後述するホルダ3を収納するホルダ収納部4の上側を覆うように上カバー120(図4参照)が回動係止部121によって開閉自在に取り付けられている。
この上カバー120には、本体筐体2に対して上カバー120を開放したときに使用可能となる折畳まれたラベルプリンタ用紙100が収納されるラベルプリンタ用紙収納部122(図4参照)が設けられている。このラベルプリンタ用紙収納部122は、上カバー120が閉じた状態における背面側の側壁部123(図4参照)に設けられる。
また、ラベルプリンタ用紙収納部122は、本体筐体2に対して上カバー120を開放して使用するので、ラベルプリンタ1に配設されたサーマルヘッド31(図5等参照)から離間されることになり、折畳まれたラベルプリンタ用紙100の折畳みを開放するための十分な距離をとることができる。
尚、側壁部123を内側から外側に凹部形状にしてもよい。この凹部形状にすることによって、本体筐体2に対して上カバー120を開放したときにトレー状にすることができるので、折畳まれたラベルプリンタ用紙100がラベルプリンタ1に配設されたサーマルヘッド31(図4等参照)から更に離間されることになり、折畳まれたラベルプリンタ用紙100の折畳みを開放するための十分な距離をとることができる。
また、上カバー120には、上カバー120が閉じた状態における背面側の側壁部123(図4参照)の上端縁部から正面側に略直角に延出された天板部125(図4参照)が設けられている。この天板部125は、本体筐体2に対して上カバー120を開放して折畳まれたラベルプリンタ用紙100をラベルプリンタ用紙収納部122に載置したときに、ラベルプリンタ用紙100の折畳まれて交互に繰り返された後側の山折り、谷折り部分を保持し、折畳まれたラベルプリンタ用紙100がバラけることを防止している。
また、後述するホルダ収納部4に収納されるホルダ3は、ラベルプリンタ用紙100の紙幅に応じた長さ寸法を備えるホルダ軸部材40を有し、サーマルヘッド31(図5等参照)とラベルプリンタ用紙収納部122(図4参照)のほぼ中間に位置することにより、ホルダ軸部材40の両端に設けられた位置決め部材12、ガイド部材20と共に、後述する挿入口18へラベルプリンタ用紙100をホルダ軸部材40の上部に摺接させてガイドするガイド部材として機能する。そして、ラベルプリンタ用紙100をガイドするとき、位置決め部材12側が基本的に基準となる。
また、本体筐体2に対して上カバー120を開閉自在に取り付ける回動係止部121は、ホルダ軸部材40の軸中心40Aよりも下方に設けられている。そのため、ラベルプリンタ用紙収納部122をホルダ軸部材40の軸中心40Aよりも下方に設置することができるので、ラベルプリンタ用紙100をホルダ軸部材40の上部に確実に摺接させることができる。これにより、ホルダ収納部4に収納されるホルダ3を折畳まれたラベルプリンタ用紙100の折畳みを開放する機構として機能させることができる。
また、開いた状態の上カバー120にあっては、上カバー120の背面側におけるラベルプリンタ用紙収納部122が設けられる側壁部123の上端縁部123Aは、本体筐体2に対して上カバー120を開閉自在に取り付ける回動係止部121の軸中心を通過する水平中心線よりも下方に位置するように設定されている。そのため、折畳まれたラベルプリンタ用紙100を、開いた状態の上カバー120のラベルプリンタ用紙収納部122に、折畳まれたラベルプリンタ用紙100の最下面を側壁部123に当接させ、ラベルプリンタ用紙100の折畳まれて交互に繰り返された後側の山折り、谷折り部分を天板部125に当接させて載置することによって安定した載置ができる。これにより、ラベルプリンタ用紙100の進行方向に対するバラけが防止でき、折畳まれたラベルプリンタ用紙100の折畳みを最後まで確実に開放する機構として機能させることができる。
次に、本体筐体2の前面には、電源ボタン7と、カットレバー9が配設されている。カットレバー9は、本体筐体2の前面下部において、左右方向に移動可能に配設されている。そして、カットレバー9は、本体筐体2の内部に配設されているカッターユニット8(図4,図5参照)と連動しており、カットレバー9を左右方向に移動させることにより、本体筐体2内部のカッターユニット8(図4,図5参照)も連動して移動し、ラベルプリンタ用紙100(図4,図5参照)を切断することができる。
そして、電源ボタン7の上方には、不図示の上カバーの前側略中央部に対向するように、透明樹脂製のトレー6が立設されている。
一方、本体筐体2の背面側下部には、一方の側端部に電源コード10(図4参照)が接続されると共に、他方の側端部には不図示のパーソナルコンピュータ等と接続されるUSB(Universal Serial Bus)等から構成され、後述する通信用インターフェース68(図7参照)を構成するコネクタ部(不図示)が設けられている。
また、図3に示すように、本体筐体2には、ホルダ3(図6参照)が取り付けられるホルダ収納部4が形成されており、ホルダ収納部4の一側面側には、ホルダ収納部4内におけるホルダ3(図6参照)の位置を支持固定するホルダ支持部材15が設けられている。
このホルダ支持部材15には、上方に開口する側面視略縦長コの字状の第1位置決め溝部16が形成されており、後述するホルダ3(図6参照)の取付部材13(図6参照)を嵌め込むことができる。また、このホルダ支持部材15の内側基端部には、係合凹部15Aが形成され、位置決め部材12(図6参照)の下端部に突設される弾性係止片12A(図6参照)が係合される。
これにより、ホルダ収納部4に収納されたホルダ3(図6参照)を所定位置に固定することができる。この結果、ラベルプリンタ用紙100(図4,図5参照)の位置変動を防止することができるので、良質な印字が可能となる。
一方、ホルダ収納部4の底面には、平面視横長四角形の位置決め凹部4Aが所定深さ(本実施形態では、約1.5〜3mmの深さである。)で形成されている。一方、図3右側(位置決め部材12(図6参照)側)のホルダ収納部4底面には、平面視長四角形の判別凹部4Bが形成されている。
ここで、判別凹部4Bは、位置決め凹部4Aよりもさらに所定深さ(本実施形態では、約1.5〜3mmの深さである。)だけ深く形成されており、判別凹部4B底面には、複数のプッシュ式のマイクロスイッチで構成されるシート判別センサS1、S2、S3、S4、S5がL字状に設けられている。即ち、ホルダ3(図6参照)をホルダ収納部4に収納することにより、位置決め部材12(図6参照)下端に形成されたシート判別部60(図6参照)が判別凹部4Bにはめ込まれ、シート判別部60(図6参照)に形成された5つのセンサ孔60A(図6参照)の位置に基づいて、ラベルプリンタ用紙100(図4,図5参照)に係る情報(ラベルプリンタ用紙100(図4,図5参照)の種別等)を判別することができる。
そして、ホルダ収納部4の前方には、ラベルプリンタ用紙収納部122(図4参照)から引き出されたラベルプリンタ用紙100(図4,図5参照)が挿入される挿入口18が形成されている。そして、挿入口18の後端縁部からホルダ収納部4の前側上端縁部までは、略水平に延出され、載置部21を構成する。この載置部21には、搬送方向後側の端縁角部に、ラベルプリンタ用紙100(図4,図5参照)の複数の幅寸法に対応して断面略L字状の4個の第2位置決め溝部22A〜22Dが形成されている。
ここで、後述するホルダ3(図6参照)を構成するガイド部材20(図6参照)は、当該ホルダ3(図6参照)に取り付けられているラベルプリンタ用紙100(図4,図5参照)の幅に対応する第2位置決め溝部(第2位置決め溝部22A〜22Dの何れか1つ)にはめ込まれ、その先端は、挿入口18まで延出されている。これにより、ホルダ3(図6参照)に取り付けられたラベルプリンタ用紙100(図4,図5参照)は、ガイド部材20(図6参照)に当接しつつ挿入口18に案内される。
そして、本体筐体2には、ホルダ支持部材15に対向する側面(図2左側)の前方部分に、サーマルヘッド31(図4,図5参照)の上下動操作を行うレバー27が設けられている。このレバー27を上方に回動した場合には、サーマルヘッド31(図4,図5参照)は下方に移動し、プラテンローラ26(図4,図5参照)から離間する。一方、該レバー27を下方に回動した場合には、サーマルヘッド31(図4,図5参照)は上方に移動し、ラベルプリンタ用紙100(図4参照)をプラテンローラ26(図4参照)に押圧付勢して印字可能な状態になる。
ここで、本体筐体2の内部において、ホルダ収納部4の下側には、外部のパーソナルコンピュータ等からの指令により各機構部を駆動制御する制御回路部61(図7参照)が形成された制御基板32(図4参照)が設けられている。
ここで、ホルダ収納部4に取り付けられるホルダ3の概略構成について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図6は、ホルダ3の外観斜視図である。
図6に示すように、ホルダ3は、ホルダ収納部4に形成されたホルダ支持部材15に取り付けられる位置決め部材12と、ラベルプリンタ用紙100の一側端に当接し、挿入口18へと案内するガイド部材20と、位置決め部材12とガイド部材20とに挟持され、上面をラベルプリンタ用紙100が移動するホルダ軸部材40により構成されている。
具体的には、ホルダ軸部材40の一端には、外周部にフランジ部36が形成され、このフランジ部36において、ガイド部材20の外側端面に固着される。一方、ホルダ軸部材40の他端側は、位置決め部材12の第2筒部401内に嵌挿されて該第2筒部401に固着される。
このように、位置決め部材12、ガイド部材20が夫々、ホルダ軸部材40に固着されることにより、一体化したホルダ3が形成される。この点、ラベルプリンタ用紙100の紙幅が異なる場合には、ホルダ軸部材40の長さ寸法を変更することにより、ラベルプリンタ用紙100の紙幅に応じたホルダ3を容易に製造することができる。
続いて、図6を参照しつつ、ガイド部材20について、詳細に説明する。
図6に示すように、ガイド部材20には、第1筒部402の外側端面の下側外周部から下側方向に延出された第1延出部42が形成されている。この第1延出部42はホルダ収納部4の位置決め凹部4Aに嵌入される。
そして、ガイド部材20には、ガイド部材20の上部に延出された第2延出部43が形成され、更に、第2延出部43の外周部から挿入口18(図4参照)近傍まで上側端縁部が前下がり状に延出される第3延出部44が形成されている。
ここで、第3延出部44先端部の下端面は略水平に形成され、ラベルプリンタ1の載置部21上に当接する。この結果、ホルダ3に装着されたラベルプリンタ用紙100の一側端縁部は、第3延出部44と第2延出部43の内側面によって挿入口18まで案内される。
また、この第3延出部44の下端面には、載置部21の搬送方向後端縁部に対向する位置から第1延出部42まで延出される第4延出部45が形成される。該第3延出部44の下端面が載置部21上に当接された場合には、この第4延出部45の搬送方向先端部分は、ホルダ収納部4に装着されたラベルプリンタ用紙100の紙幅に対応する第2位置決め溝部(第2位置決め溝部22A〜22Dのいずれか)に嵌入される(図4参照)。
続いて、図6を参照しつつ、ホルダ3を構成する位置決め部材12について、詳細に説明する。図6に示すように、位置決め部材12の外側面には、ホルダ軸部材40の軸心の端縁部から該軸心に対してほぼ直交し、上下方向に縦長の断面略矩形状の取付部材13が突設されている。この取付部材13は、側面視下方向に幅狭になるように形成され、ラベルプリンタ1のホルダ支持部材15の下方向に幅狭な第1位置決め溝部16内に密着可能に形成されている。また、この取付部材13の突出高さ寸法は、この第1位置決め溝部16の幅寸法にほぼ等しく形成されている。
また、取付部材13の下端部には、該取付部材13の下端部よりも左右方向に各々外側方向に所定長さ(本実施形態では、約1.5mm〜3mmである。)突出する側面視略四角形の平板状(本実施形態では、約1.5mm〜3mmの厚さ寸法である。)の案内部57が形成されている。これにより、ホルダ3を装着する場合は、取付部材13の下端部に形成される案内部57をホルダ支持部材15の外側端面に当接させつつ、取付部材13を第1位置決め溝部16に挿入することによって、該ホルダ3を容易に位置決めしつつ装着することができる。
そして、位置決め部材12の延出部56の下端には、略直角内側方向に所定長さ延出される略長四角形のシート判別部60が形成されている。このシート判別部60には、上述したように、各シート判別センサS1〜S5に対向する所定位置に5つのセンサ孔60Aが略L字状に穿設されている。
従って、ホルダ3がホルダ収納部4に設置され、当該シート判別部60が判別凹部4Bに嵌入されると、シート判別センサS1〜S5に対応する位置に各センサ孔60Aが位置する。そして、シート判別センサS1〜S5は、プッシュ式のマイクロスイッチであるため、対応するセンサ孔60Aが開口されているか否かに基づいて、異なる信号を出力することができる。上記シート判別センサS1〜S5からの出力態様により、CPU62(図7参照)は、ラベルプリンタ1に装着されたラベルプリンタ用紙100にかかる情報を取得することができる。
また、位置決め部材12の取付部材13の下端部には延出部56に縦長四角形の貫通孔52が穿設され、該貫通孔52の上端縁部には、下側方向に先端部に外側方向に突出する突起部が形成された弾性係止片12Aが設けられている。
ここで、本実施形態に係るラベルプリンタ1においては、連帳式印字媒体であるラベルプリンタ用紙100のみでなく、巻芯150Bに巻回されたロール状印刷媒体150を使用することができる。そこで、ロール状印刷媒体150を使用するホルダ3の構成について、図13、図14、図15に基づいて説明する。図13は、ロール状印刷媒体が装着されたホルダを示す図で、(A)は前側上方からの斜視図、(B)は下側後方からの斜視図である。図14は、ラベルプリンタにロール状印刷媒体を装着したホルダが装着された状態で上カバーを取り外して示す側面図である。図15は、図14のX−X矢視断面図である。
図13及び図15に示すように、巻芯150Bに巻回されたロール状印刷媒体150が装着されるホルダ3は、ロール状印刷媒体150の巻芯150Bの筒孔の一端側端縁部に第1筒部402が嵌挿されてロール状印刷媒体150の一方の端面に当接されるガイド部材20と、該巻芯150Bの他端側に第2筒部401が嵌挿されてロール状印刷媒体150の他方の端面に当接される位置決め部材12と、このガイド部材20の第1筒部402に嵌挿されて一端側端面の外周部に形成されるフランジ部36が該第1筒部402の外側端面に固着されると共に、他端側端部が位置決め部材12の第2筒部401に嵌挿されて該第2筒部401に固着される略筒状のホルダ軸部材40と、から構成されている。従って、ホルダ軸部材40の長さ寸法を変更することにより、異なる幅寸法のロール状印刷媒体150が装着された複数種類のホルダ3を容易に製作することができる。
このように、ロール状印刷媒体150が巻回された巻芯150Bにホルダ軸部材40を嵌挿し、巻芯150Bを回動可能とすることにより、ロール状印刷媒体150が装着されたホルダ3となる。そして、ロール状印刷媒体150が装着されたホルダ3をホルダ収納部4に取り付けることにより、ロール状印刷媒体150に対し、ラベルプリンタ1で印字を行うことができる。このロール状印刷媒体150が装着されたホルダ3をラベルプリンタ1のホルダ収納部4に取り付けた状態を図14に示す。
また、この場合、ホルダ3に形成されるセンサ孔60Aの位置は、ラベルプリンタ用紙100の場合に用いられるホルダ3とは異なる態様で形成されている。従って、ラベルプリンタ1においては、連帳式印字媒体であるラベルプリンタ用紙100と、ロール状印刷媒体150とを判別し、印字制御を行うことができる。尚、別の実施形態としてロール状印刷媒体150が装着されたホルダ3とラベルプリンタ用紙100の場合に用いられるホルダ3とを異なる態様とせず、ロール状印刷媒体150を使い切ったホルダ3をラベルプリンタ用紙100の場合に用いられるホルダ3として流用可能にラベルプリンタ1を構成してもよい。
次に、上述したラベルプリンタ1及びホルダ3を使用し、ラベルプリンタ用紙100に印刷を行う際の操作について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
先ず、ラベルプリンタ1において、ラベルプリンタ用紙100に対して印字を行うためには、ホルダ収納部4にホルダ3を取りつける操作が必要になる。従って、ユーザーは、位置決め部材12側においては取付部材13を第1位置決め溝部16に嵌め込みつつ、弾性係止片12Aを係合凹部15Aに係合させる。この時、ガイド部材20側においては、ガイド部材20の先端部下面を第2位置決め溝部22A〜22Dの何れかに嵌め込みつつ、該ガイド部材20下端部を位置決め凹部4A内に当接させる。この操作を行うことにより、ホルダ3は、ホルダ収納部4に着脱自在に取り付けられる。
尚、ホルダ収納部4にホルダ3を取り付けることにより、位置決め部材12の下端に設けられたシート判別部60は判別凹部4B内に挿入され、5つのセンサ孔60Aと各シート判別センサS1〜S5が協働することで、ラベルプリンタ1に取り付けられたラベルプリンタ用紙100に係る情報を取得することができる。
こうして、ホルダ収納部4にホルダ3を取り付けた後には、本体筐体2に開閉自在に取り付けられた上カバー120の背面側における側壁部123に設けられているラベルプリンタ用紙収納部122からラベルプリンタ用紙100を引き出し、印字可能な状態とする操作が必要になる。
この場合には、先ず、レバー27を上方に回動させて、サーマルヘッド31と、プラテンローラ26とを離間する。その後、ラベルプリンタ用紙収納部122からラベルプリンタ用紙100を引き出し、ラベルプリンタ用紙100の端部を挿入口18に挿入する。
そして、図5に示すように、この挿入口18は、ガイド部材20の先端部が載置される載置部21の上面と、載置部21の前方に配設される用紙ガイド部28の下面とで構成される。そして、載置部21の先端縁部には、該先端縁部から所定長さ下側方向に延出され、更に、プラテンローラ側に所定長さ延出される側面視逆「く」の字状の延出部24が形成されている。
この延出部24と用紙ガイド部28の間には、ラベルプリンタ用紙100をプラテンローラ26の下端面に案内するシート案内路25が形成されている。従って、ホルダ3から引き出されたラベルプリンタ用紙100は、挿入口18に挿入されると、シート案内路25に沿って移動し、プラテンローラ26の下側に案内される。
尚、挿入口18及びシート案内路25を通過する際、ラベルプリンタ用紙100は、剥離紙102の搬送方向下面101側、即ち、センサマーク301A,301B,302B,303A,303Bが付されている面を下面として移動する。
そして、本体筐体2内部には、用紙ガイド部28の下端と対向する位置に第1フォトセンサ11Aと第2フォトセンサ11Bが延出部24内において搬送方向とは直交する方向に並設されている。この第1フォトセンサ11Aと第2フォトセンサ11Bは、マーク検出センサとしての反射型光センサであり、シート案内路25を摺動するラベルプリンタ用紙100の搬送方向下面101側に付されているセンサマーク301A,301B,302B,303A,303Bを検知する。
尚、第1フォトセンサ11Aは、ラベルプリンタ用紙100の搬送方向下面101側に対向する位置において、センサマーク301A,303Aが読み取れる箇所に設けられている。また、第2フォトセンサ11Bは、ラベルプリンタ用紙100の搬送方向下面101側に対向する位置において、センサマーク301B,302B、303Bが読み取れる箇所に設けられている。
ラベルプリンタ用紙100の一端を挿入口18に挿入し、シート案内路25を通過させることにより、サーマルヘッド31と、プラテンローラ26との間に、印字媒体であるラベルプリンタ用紙100が位置することになる。
その後、レバー27を下方に回動させることにより、挿入口18から挿入されたラベルプリンタ用紙100は、ライン型のサーマルヘッド31によってプラテンローラ26に向かって押圧されるように付勢される。これにより、該プラテンローラ26をステッピングモータ等で構成されるシート送りモータ72(図7参照)により回転駆動しつつ、該サーマルヘッド31を駆動制御することによって、ラベルプリンタ用紙100を搬送しながら印字面に順次画像データを印字できる。また、トレー6上に排出されたラベルプリンタ用紙100は、カットレバー9を右側方向に移動操作することによって、カッターユニット8により切断される。
次に、上記のように構成されたラベルプリンタ1の制御系回路について図7に基づき説明する。図7は、ラベルプリンタの制御系を示すブロック図である。
図7に示すように、ラベルプリンタ1の制御基板32上に形成される制御回路部61は、CPU62、CGROM63、ROM64、フラッシュメモリ65(EEPROM)、RAM66、入出力インターフェース67、及び通信用インターフェース68等を備えている。また、CPU62、CGROM63、ROM64、フラッシュメモリ65、RAM66、入出力インターフェース67及び通信用インターフェース68は、バス線69により相互に接続されて、相互にデータのやり取りが行われる。
ここに、CGROM63には、各キャラクタに対応するドットパターンデータが記憶されている。従って、ラベルプリンタ用紙100に対する印字が行われる際には、当該CGROM63からドットパターンデータが読み出され、そのドットパターンデータに基づいて、感熱ラベル紙201A,201B,202,203A,203B上にドットパターンが印刷される。
また、ROM64は、上記図9の判別テーブルや各種のプログラムを記憶させておくものであり、ラベルプリンタ1における後述する印字制御プログラムなどのラベルプリンタ1の制御上必要な各種のプログラムが記憶されている。
そして、ROM64には、用紙種類記憶領域64Aが設けられており、各シート判別センサS1〜S5からの出力態様と、ラベルプリンタ用紙100に関する情報(ラベルプリンタ用紙100の種別等)が対応付けられて記憶されている。従って、CPU62は、各シート判別センサS1〜S5からの出力信号に基づいて、ラベルプリンタ1に取り付けられたラベルプリンタ用紙100に関する情報(ラベルプリンタ用紙100の種別等)を特定することができ、ラベルプリンタ用紙100に応じた印字制御を実行することができる。
CPU62は、かかるROM64に記憶されている各種のプログラムに基づいて各種の演算を行なうものである。従って、ROM64に格納されている印字制御プログラムは、CPU62により演算される。また、ROM64には、多数の文字等のキャラクタのそれぞれについて、各キャラクタの輪郭線を規定する輪郭線データ(アウトラインデータ)が各書体(ゴシック系書体、明朝体系書体等)毎に分類されてコードデータに対応して記憶されている。このアウトラインデータに基づいてドットパターンデータが印字バッファ66A上に展開される。
フラッシュメモリ65は、外部のパーソナルコンピュータなどから受信した外字データ等のドットパターンデータや各種図柄データのドットパターンデータ等に登録番号を付して記憶させておくものであり、ラベルプリンタ1の電源をオフしても記憶内容を保持している。
そして、RAM66は、CPU62により演算された各種の演算結果を一時的に記憶させておくためのものであり、印字バッファ66A、ワーク領域66B等の各種のメモリが設けられている。ここで、印字バッファ66Aには、複数の文字や記号等の印字用ドットパターンや各ドットの形成エネルギ量である印加パルス数等がドットパターンデータとして格納され、サーマルヘッド31はかかる印字バッファ66Aに記憶されているドットパターンデータに従ってドット印字を行う。
また、入出力インターフェース67には、シート判別センサS1〜S5、第1フォトセンサ11A、第2フォトセンサ11B、サーマルヘッド31を駆動する為の駆動回路71、プラテンローラ26を回転駆動するシート送りモータ72を駆動するために駆動回路73がそれぞれ接続されている。
そして、通信用インターフェース68は、例えば、USB(Universal Serial Bus)等から構成され、外部のパーソナルコンピュータとUSBケーブル等によって接続され、双方向データ通信が可能になっている。
次に、ROM64に格納され、ラベルプリンタ用紙100に対する印字を行う際に演算される印字制御プログラムについて、図面を参照しつつ詳細に説明する。図8は、ラベルプリンタの印字制御プログラムのフローチャートである。
通信用インターフェース68を介して、不図示のパーソナルコンピュータから印字指令を受信すると、CPU62は、印字制御プログラムの実行を開始する。
印字制御プログラムの実行が開始されると、先ず、ステップ(以下、「S」と略記する。)11において、CPU62は、ロール状印刷媒体150又はラベルプリンタ用紙100の有無についての判断を行う。即ち、CPU62は、ラベルプリンタ1にロール状印刷媒体150又はラベルプリンタ用紙100が印字可能な状態に装着されているか否かについての判断を行う。
ここで、ラベルプリンタ用紙100が印字可能な状態に装着されている場合は、上述のように、ロール状印刷媒体150又はラベルプリンタ用紙100はシート案内路25を経由し、サーマルヘッド31とプラテンローラ26との間に位置することになる。従って、CPU62は、第1フォトセンサ11Aと第2フォトセンサ11Bにより、シート案内路25内におけるロール状印刷媒体150又はラベルプリンタ用紙100の存在を検知することで、ロール状印刷媒体150又はラベルプリンタ用紙100の有無を判断する。ロール状印刷媒体150又はラベルプリンタ用紙100がある場合には(S11:YES)、S19に移行する。一方、ラベルプリンタ用紙100がない場合には(S11:NO)、給紙エラー表示(S12)を行う。
この給紙エラー表示(S12)においては、CPU62は、通信用インターフェース68を介して接続されているパーソナルコンピュータに対し、給紙エラー信号を送信する。そして、給紙エラー信号を送信した後、CPU62は、再びS11に戻り、ラベルプリンタ用紙100の有無についての判断を行う。
この時、給紙エラー信号を受信したパーソナルコンピュータの液晶ディスプレイには、「ロール状印刷媒体150又はラベルプリンタ用紙100をセットしてください。」というメッセージが表示される。
一方、ラベルプリンタ1にロール状印刷媒体150又はラベルプリンタ用紙100が装着されている場合(S11:YES)に移行するS19においては、CPU62は、装着されている印刷媒体がロール状印刷媒体150であるか又はラベルプリンタ用紙100であるかの判断を行う。その判断は、ホルダ3に形成されたセンサ孔60Aの位置を読み取ることにより行う。装着されている印刷媒体がラベルプリンタ用紙100である場合には(S19:YES)、S13に移行する。一方、ラベルプリンタ用紙100でない場合には(S19:NO)、即ち、装着されている印刷媒体がロール状印刷媒体150である場合にはS20に移行する。S20では、ロール状印刷媒体150の種類をホルダ3に形成されるセンサ孔60Aの位置から読み取り、印刷条件を設定してS18の印字処理に進む。
一方、ラベルプリンタ1にラベルプリンタ用紙100が装着されている場合(S19:YES)に移行するS13においては、プラテンローラ26を回転駆動することによりラベルプリンタ用紙100の搬送が行われる。
続いて、S14では、CPU62は、単位用紙片115毎に付されているセンサマーク301A,301B,302B,303A,303Bのうち、センサマーク301A,303Aのいずれかを第1フォトセンサ11Aにより読み取るとともに、センサマーク301B,302B,303Bのいずれかを第2フォトセンサ11Bにより読み取る。即ち、CPU62は、プラテンローラ26によりラベルプリンタ用紙100を搬送しながら、センサマーク301A,303Aのいずれかとセンサマーク301B,302B,303Bのいずれかを検出する。
尚、第1フォトセンサ11A及び第2フォトセンサ11Bの読取結果はRAM66に格納される。
そして、S15では、CPU62は、第1フォトセンサ11A又は第2フォトセンサ11Bの読取対象となったセンサマーク301A,301B,302B,303A,303Bに対応する感熱ラベル紙201A,201B,202,203A,203Bについて、単位用紙片115(剥離紙102)に現存するか否かを判断する。この判断では、上記S14においてRAM66に格納された第1フォトセンサ11A及び第2フォトセンサ11Bの読取結果と上記図9の判別テーブルを使用する。ここで、現存しないと判断する場合(S15:NO)、再びS11に戻る。一方、現存すると判断する場合(S15:YES)、S16に進む。
S16では、CPU62は、現存すると判断された感熱ラベル紙201A,201B,202,203A,203Bについて、ユーザーが希望したものであるか否かを判断する。この判断では、上記S14においてRAM66に格納された第1フォトセンサ11A及び第2フォトセンサ11Bの読取結果と上記図9の判別テーブルとを使用するとともに、外部のパーソナルコンピュータから受信したデータからユーザーが希望するものを特定する。
尚、図10〜図12に示すように、本実施形態のラベルプリンタ用紙100では、感熱ラベル紙202を除いて、他の感熱ラベル紙201A,201B,203A,203Bが同じ外形寸法にある。従って、ユーザーの希望は、感熱ラベル紙202(上記図9の判別テーブルの「長ラベル」)を選択するか否かの二者択一で行われる。従って、感熱ラベル紙202(上記図9の判別テーブルの「長ラベル」)を選択しなかった場合には、感熱ラベル紙201A,201B,203A,203B(上記図9の判別テーブルの「第1短ラベル」又は「第2短ラベル」)を選択したことになる。
そして、ユーザーが希望したものでないと判断する場合(S16:NO)、再びS11に戻る。一方、ユーザーが希望したものであると判断する場合(S16:YES)、S17に進む。
S17では、CPU62は、上記S13から実行中のラベルプリンタ用紙100の搬送を調整することにより、第1フォトセンサ11A又は第2フォトセンサ11Bの読取対象となったセンサマーク301A,301B,302B,303A,303Bに対応する感熱ラベル紙201A,201B,202,203A,203Bについて、サーマルヘッド31による印字が行われる位置にまで移動させる。
その後は、外部のパーソナルコンピュータから受信した印字データのデータ量に基づいて、サーマルヘッド31上にある感熱ラベル紙201A,201B,202,203A,203Bに対して印字が行われる(S18)。このとき、サーマルヘッド31上に感熱ラベル紙201A,201Bの両方があるときは感熱ラベル紙201Aを優先して印字し、サーマルヘッド31上に感熱ラベル紙301A,301Bの両方があるときは感熱ラベル紙301Aを優先して印字する。もっとも、感熱ラベル紙201B,301Bを優先して印字してもよい。
尚、この印字処理(S18)については、従来行われている印字処理と同様であるので、詳細な説明は省略する。印字処理(S18)を終了すると、CPU62は、印字制御プログラムの実行を終了する。
以上詳細に説明したように、本実施の形態に係る印刷装置であるラベルプリンタ1では、本体筐体2の後側上端縁部にホルダ3を収納するホルダ収納部4の上側を覆うように、上カバー120が回動係止部121によって開閉自在に取り付けられている。この上カバー120の背面側の側壁部123には、本体筐体2に対して上カバー120を開放したときに使用可能となる折畳まれたラベルプリンタ用紙100が収納されるラベルプリンタ用紙収納部122が設けられている。この構成により、余分な部品を追加することなしに安価なラベルプリンタ用紙収納部122が実現できると共に、本体筐体2に対して上カバー120を開放したときに使用可能となるのでコンパクトな設計が可能となる。そのため、保管時には保管場所を最小限にすることができる。
また、ラベルプリンタ用紙収納部122は、本体筐体2に対して上カバー120を開放して使用するので、ラベルプリンタ1に配設されたサーマルヘッド31から離間されることになり、折畳まれたラベルプリンタ用紙100の折畳みを開放するための十分な距離をとることができる。そのため、折畳まれたままサーマルヘッド31にラベルプリンタ用紙100を供給してしまうことを防止できる。
また、上カバー120には、上カバー120が閉じた状態における背面側の側壁部123の上端縁部から正面側に略直角に延出された天板部125が設けられている。この天板部125は、本体筐体2に対して上カバー120を開放して折畳まれたラベルプリンタ用紙100をラベルプリンタ用紙収納部122に載置したときに、ラベルプリンタ用紙100の折畳まれて交互に繰り返された後側の山折り、谷折り部分を保持するので、折畳まれたラベルプリンタ用紙100がバラけることを防止することができる。これにより、サーマルヘッド31に折畳まれたままのラベルプリンタ用紙100を供給してしまうことを防止すると共に、ラベルプリンタ1の故障を防止できる。
また、ホルダ収納部4に収納されるホルダ3は、ラベルプリンタ用紙100の紙幅に応じた長さ寸法を備えるホルダ軸部材40を有し、サーマルヘッド31とラベルプリンタ用紙収納部122のほぼ中間に位置することにより、ホルダ軸部材40の両端に設けられた位置決め部材12、ガイド部材20と共に、挿入口18へラベルプリンタ用紙100をホルダ軸部材40の上部に摺接させてガイドするガイド部材として機能する。そして、ラベルプリンタ用紙100をガイドするとき、位置決め部材12側が基本的に基準となる。これにより、ラベルプリンタ用紙100の供給経路が長くなるにも関わらず蛇行することが防止できると共に高品質の印字ができる。
また、本体筐体2に対して上カバー120を開閉自在に取り付ける回動係止部121は、ホルダ軸部材40の軸中心40Aよりも下方に設けられている。そのため、ラベルプリンタ用紙収納部122をホルダ軸部材40の軸中心40Aよりも下方に設置することができるので、ラベルプリンタ用紙100をホルダ軸部材40の上部に確実に摺接させることができる。これにより、ホルダ収納部4に収納されるホルダ3を折畳まれたラベルプリンタ用紙100の折畳みを開放する機構として機能させることができる。
また、上カバー120の背面側におけるラベルプリンタ用紙収納部122が設けられる側壁部123の上端縁部123Aは、本体筐体2に対して上カバー120を開閉自在に取り付ける回動係止部121の軸中心を通過する水平中心線よりも下方に位置するように設定されている。そのため、折畳まれたラベルプリンタ用紙100を、上カバー120の背面側における側壁部123と側壁部123の上端縁部123Aから延出された天板部125によって構成されるラベルプリンタ用紙収納部122に、折畳まれたラベルプリンタ用紙100の最下面を側壁部123に当接させ、ラベルプリンタ用紙100の折畳まれて交互に繰り返された後側の山折り、谷折り部分を天板部125に当接させて載置することによって安定した載置ができる。これにより、ラベルプリンタ用紙100の進行方向に対するバラけが防止でき、折畳まれたラベルプリンタ用紙100の折畳みを最後まで確実に開放する機構として機能させることができる。
尚、本発明は上記実施形態の記載に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
本実施形態のラベルプリンタにおいてはカッタを備えていたが、カッタは備えていなくてもよい。例えばロール状印刷媒体にも所定長さごとにミシン目を入れておき、排出された印刷媒体は手で引きちぎるようにしてもよい。
印刷方式は感熱方式でなく、例えばインクジェット方式でもよい。
本実施形態に係るラベルプリンタ用紙の概略図である。 ラベルプリンタ用紙における折曲ミシン目周辺の拡大図である。 ラベルプリンタの外観斜視図である。 ラベルプリンタの側断面図である。 ラベルプリンタの要部側断面図である。 ラベルプリンタに取り付けられるホルダの斜視図である。 ラベルプリンタの制御系を示すブロック図である。 ラベルプリンタの印字制御プログラムのフローチャートである。 ラベルプリンタの判別テーブルを示した概念図である。 ラベルプリンタ用紙における単位ラベル片の拡大図である。 ラベルプリンタ用紙における単位ラベル片の拡大図である。 ラベルプリンタ用紙における単位ラベル片の拡大図である。 ロール状印刷媒体が装着されたホルダを示す図で、(A)は前側上方からの斜視図、(B)は下側後方からの斜視図である。 ラベルプリンタにロール状印刷媒体を装着したホルダが装着された状態で 上カバーを取り外して示す側面図である。 図14のX−X矢視断面図である。
1 ラベルプリンタ
2 本体筐体
3 ホルダ
4 ホルダ収納部
26 プラテンローラ
31 サーマルヘッド
32 制御基板
40 ホルダ軸部材
61 制御回路部
62 CPU
71 駆動回路
72 シート送りモータ
73 駆動回路
100 ラベルプリンタ用紙
120 上カバー
121 回動係止部
122 ラベルプリンタ用紙収納部
123 側壁部
123A 上端縁部
125 天板部
150 ロール状印刷媒体

Claims (3)

  1. ロール状の印刷媒体を収納する収納部と、折畳まれた印刷媒体を収納する収納部と、前記印刷媒体に文字、記号、図形を印刷する印刷手段と、前記印刷媒体を搬送する搬送手段と、少なくとも前記印刷手段と前記搬送手段を制御する制御手段と、前記印刷手段及び制御手段を収納する第1カバー体と、前記第1カバー体に対して開閉動作を行う第2カバー体を備えた印刷装置であって、
    前記第2カバー体には、閉じた状態における背面側に側壁部が設けられるとともに、閉じた状態における前記側壁部の上端縁部から正面側に略直角に延出された天板部が設けられており、前記第1カバー体に対して第2カバー体を開放したときに、前記折畳まれた印刷媒体を前記側壁部に載置することで、該側壁部が前記折畳まれた印刷媒体を収納する収納部として機能し、
    前記第1カバー体と前記第2カバー体には、第1カバー体に対して第2カバー体が回動可能に係止される回動係止部が備えられており、
    前記第1カバー体に対して前記第2カバー体が前記回動係止部を中心にして開放されたとき、第2カバー体の前記側壁部の前記上端縁部は、回動係止部の中心を通過する水平中心線よりも下方になるようにしたことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記印刷装置は、前記ロール状の印刷媒体を支持するホルダ軸部材を備えたホルダが装着される装着部を備え、該装着部に装着されたホルダは前記折畳まれた印刷媒体を搬送手段によって搬送するときのガイドをするようにしたことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 記折畳まれた印刷媒体は前記ホルダのホルダ軸部材の上部に摺接して搬送されることによってガイドされ、該回動係止部の軸中心は、前記ホルダ軸部材の軸中心よりも下方に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
JP2007232447A 2007-09-07 2007-09-07 印刷装置 Active JP4831025B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007232447A JP4831025B2 (ja) 2007-09-07 2007-09-07 印刷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007232447A JP4831025B2 (ja) 2007-09-07 2007-09-07 印刷装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009061707A JP2009061707A (ja) 2009-03-26
JP4831025B2 true JP4831025B2 (ja) 2011-12-07

Family

ID=40556763

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007232447A Active JP4831025B2 (ja) 2007-09-07 2007-09-07 印刷装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4831025B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017119413A (ja) * 2015-12-25 2017-07-06 セイコーエプソン株式会社 印刷装置、制御方法、及び、印刷システム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3011598B2 (ja) * 1994-01-31 2000-02-21 三洋電機株式会社 ファクシミリ装置
JPH08244305A (ja) * 1995-03-15 1996-09-24 Tec Corp プリンタ
JPH10157887A (ja) * 1996-11-28 1998-06-16 Fujitsu Takamizawa Component Kk 用紙供給機構
JP3480553B2 (ja) * 1997-12-26 2003-12-22 松下電器産業株式会社 情報端末装置
JP2007237565A (ja) * 2006-03-08 2007-09-20 Sato Corp プリンタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009061707A (ja) 2009-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4624903B2 (ja) ハイブリッドプリンタ
JP5234200B2 (ja) テープカセットおよびテープ印字装置
EP1559566B1 (en) Label printer
JP4492125B2 (ja) ロールシートホルダ及びテープ印刷装置
JP5821983B2 (ja) テープカセット
US20110143073A1 (en) Tape
JP5152060B2 (ja) 印字テープと印字テープを使用するテープ印刷装置及び印字テープに印刷されたマークから印字テープの種類と残量を判断する方法
JP2006026931A (ja) 印刷装置
JP4321331B2 (ja) テープ印刷装置
JP4831025B2 (ja) 印刷装置
JP4561660B2 (ja) 印字媒体と印字装置
JP2007041195A (ja) ラベル用印字媒体
JP2008179453A (ja) 印字装置
JP3392460B2 (ja) テープ印字装置
JP5169948B2 (ja) テープカセット
JP5552965B2 (ja) テープ印刷装置およびテープ印刷装置の制御方法
JP4962523B2 (ja) テープカセット
JP4784193B2 (ja) 印字媒体
JP3873162B2 (ja) 印字装置
JP4725567B2 (ja) ロールシートホルダ
JP3864066B2 (ja) テープ印刷装置
JP4725566B2 (ja) ロールシートホルダ
JP5347767B2 (ja) テープ印字装置
JP3412860B2 (ja) テープ印字装置
JP6330653B2 (ja) 印刷装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110616

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110621

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110804

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110823

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110905

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4831025

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140930

Year of fee payment: 3