JP2019179105A - テープ、テープロール、及び、テープカートリッジ - Google Patents

テープ、テープロール、及び、テープカートリッジ Download PDF

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貴昭 伴野
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【課題】被着体へ荷重を付加せず容易に取り外し可能なフラッグラベルを作成する。【解決手段】テープ長さ方向に延びる帯状の剥離シート54と、粘着面がそれぞれ剥離シート54に貼られた複数のフラッグラベルLLとを有し、各フラッグラベルLLは、第1表示部151と、第1表示部151に対し幅方向一端に隣接する第2表示部152と、第1表示部151に対し長手方向一端に接続される巻き付け部150と、第1表示部151に対し長手方向他端に隣接する第1折り畳み部161と、第2表示部152に対し長手方向他端に隣接する第2折り畳み部162と、第1表示部151と第2表示部152との境界において長手方向に延びるミシン目170と、第1表示部151と第1折り畳み部161との境界に設けられたミシン目171及びくびれ部R1と、第2表示部152と第2折り畳み部162との境界に設けられたミシン目172及びくびれ部R2とを有する。【選択図】図6

Description

本発明は、ラベルを作成するためのテープ、テープロール、及び、テープカートリッジに関する。
特許文献1には、ラベル本体部と巻き付け部とを有し、それらを剥離シートから剥離した後に巻き付け部をケーブル状の被着体に巻き付けて貼り合わせることで、当該被着体に取り付けられる巻き付け印字ラベルが開示されている。そして巻き付け部の長手方向中央位置には短手方向に切り込みが設けられており、ラベル本体部を被着体から引き離すよう操作することで上記の切り込みから巻き付け部が破断し、被着体から印字ラベルを取り外せる構成が記載されている。
特開2017−26888号公報
上記従来技術では、ラベル本体部を被着体から引き離す操作を行うと当該被着体に大きな荷重が付加することになり、例えば被着体がケーブルである場合などにはその配線の固定や結線が乱れるなどの不具合が生じる場合がある。
本発明の目的は、被着体へ荷重を付加せず容易に取り外し可能なフラッグラベルを作成できるテープ、テープロール、及び、テープカートリッジを提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明は、テープ長さ方向に延びる帯状のシートと、粘着面がそれぞれ前記シートに貼られた複数のフラッグラベルと、を有するテープであって、各フラッグラベルは、第1表示部と、前記第1表示部に対し、前記フラッグラベルの幅方向における一端に隣接する第2表示部と、前記第1表示部又は前記第2表示部に対し、前記幅方向に直交する前記フラッグラベルの長手方向における一端に接続される巻き付け部と、前記第1表示部に対し前記長手方向における他端に隣接するか、又は、前記第1表示部の前記長手方向における前記他端の内側の一部分に対し前記幅方向における他端に隣接する第1折り畳み部と、前記第2表示部に対し前記長手方向における前記他端に隣接するか、又は、前記第2表示部の前記長手方向における前記他端の内側の一部分に対し前記幅方向における前記一端に隣接する第2折り畳み部と、前記第1表示部と前記第2表示部との境界において前記長手方向に延びる表示部破断線と、前記第1表示部と前記第1折り畳み部との境界に設けられた折り畳みを補助する第1補助部と、前記第2表示部と前記第2折り畳み部との境界に設けられた折り畳みを補助する第2補助部と、を有し、前記第1表示部の前記幅方向の寸法、及び、前記第2表示部の前記幅方向の寸法は、互いに等しく、前記第1折り畳み部の前記幅方向の寸法、及び、前記第2折り畳み部の前記幅方向の寸法は、互いに等しいことを特徴とする。
本願発明のテープは、帯状のシートに貼られた複数のフラッグラベルを有しており、各フラッグラベルは、第1表示部と、第2表示部と、巻き付け部と、第1折り畳み部と、第2折り畳み部とを備えている。第1表示部及び第2表示部は、互いに(表示部全体の)幅方向に隣接しており、これらの境界には表示部破断線が設けられている。したがって、ユーザによる使用時には、第1表示部と第2表示部との間の上記表示部破断線で粘着面を内側にして谷折りすれば、第1表示部及び第2表示部のうち粘着面と反対側の面(以下適宜、非粘着面という)に表記される内容をそれぞれ表面に出し、かつ第1表示部及び第2表示部の粘着面を互いに貼り合わせる態様で、ラベルを形成することができる。
このとき特に、本願発明においては、第1表示部の長手方向他端に隣接して(又は第1表示部の長手方向他端の内側の一部分に対し幅方向他端に隣接して)第1折り畳み部が設けられると共に、第2表示部の長手方向他端に隣接して(又は第2表示部の長手方向他端の内側の一部分に対し幅方向一端に隣接して)第2折り畳み部が設けられる。これらの第1折り畳み部と第2折り畳み部とは長手方向において互いに重複する。そして第1折り畳み部と第1表示部との間、及び、第2折り畳み部と第2表示部との間、には、折り畳みを補助するための適宜の第1補助部及び第2補助部がそれぞれ備えられている。これにより、上記の表示部破断線における谷折りの実行より前に、上記第1補助部を利用して第1折り畳み部の粘着面を谷折りして折り畳み第1表示部の粘着面に粘着させ、かつ上記第2補助部を利用して第2折り畳み部の粘着面を谷折りして折り畳み第2表示部の粘着面に粘着させておくことができる。
これらの粘着を先に行った後に前述の表示部破断線における谷折りを実行すると、上記のようにして折り畳まれた第1折り畳み部の非粘着面と、上記のようにして折り畳まれた第2折り畳み部の非粘着面とが、互いに向き合った状態で前述のラベルの形成が行われることとなる。すなわち、前述のようにして表示部破断線での谷折りにて第1表示部と第2表示部とが貼り合わされて形成されたラベルにおいて、その一部分(上記第1折り畳み部の非粘着面と第2折り畳み部の非粘着面とが向かい合う部分)のみ、非粘着状態が維持されていることとなる。
本願発明においては、以上のようにしてラベルの一部分が非粘着状態のまま、被着体に取り付けられて使用される。したがって、ラベルの使用が終了して被着体から取り外したいときには、上記非粘着状態の部位、すなわち、互いに向かい合っている、第1折り畳み部の非粘着面と第2折り畳み部の非粘着面との間にユーザが指を差し込む。その後、それらを互いに引き離すようにすることで、前述のように粘着面同士が互いに貼り合わせられている第1表示部と第2表示部とを引き剥がすことができる。このとき、第1表示部と第2表示部との間は表示部破断線となっており、上記引き剥がし操作によって容易に切断可能であることから、確実に第1表示部と第2表示部とを引き剥がすことができる。この結果、本発明によれば、使用後において、カッターなどの道具を用いることなく被着体から容易にラベルを取り外すことができ、取り外し時に過度な力で被着体に損傷を与えることもない。
本発明によれば、被着体へ荷重を付加せず容易に取り外し可能なフラッグラベルを作成できる。
本発明の実施形態の印刷装置を表す斜視図である。 印刷装置のカートリッジホルダ及びその周辺の構造を表す平面図である。 テープカートリッジの全体外観を表す斜視図である。 印刷装置及び操作端末の制御系を表すブロック図である。 テープの平面図、テープからラベル外部分を剥離した状態を表す平面図、テープの表示部に印刷がなされた状態を表す平面図である。 印刷後のテープにより作成されたフラッグラベルの展開平面図である。 フラッグラベルの展開斜視図、第1折り畳み部と第2折り畳み部を折り畳んだ状態の斜視図、ミシン目を介して第2表示部を折り畳んだ状態の斜視図、フラッグラベルを被着体に取り付けた状態を表す斜視図である。 フラッグラベルを被着体に取り付けた状態を表す斜視図、ミシン目を破断して第2表示部を第1表示部から引き剥がす状態を表す斜視図、第2表示部を第1表示部から引き剥がした状態を表す斜視図である。 第1表示部と第2表示部に非粘着部を設けた変形例を表すフラッグラベルの展開斜視図、ミシン目を介して第2表示部を折り畳んだ状態の斜視図、フラッグラベルを被着体に取り付けた状態を表す斜視図である。 第1折り畳み部及び第2折り畳み部がともに第1表示部及び第2表示部の幅方向に隣接した変形例を表すフラッグラベルの展開斜視図である。 第1折り畳み部が第1表示部の長手方向に隣接し、第2折り畳み部が第2表示部の幅方向に隣接した変形例を表すフラッグラベルの展開斜視図である。 第1折り畳み部及び第2折り畳み部がともに第1表示部及び第2表示部の幅方向に隣接し、且つ第2表示部及び第2折り畳み部を第1表示部及び第1折り畳み部よりも長くした変形例を表すフラッグラベルの展開斜視図、第1折り畳み部、第2折り畳み部及び第2表示部を折り畳んだ状態の斜視図である。 フラッグラベルの長手方向がテープ長さ方向と平行である変形例におけるテープの平面図、テープからラベル外部分を剥離した状態を表す平面図、テープの表示部に印刷がなされた状態を表す平面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面を参照しつつ説明する。なお、図面中に「前」「後」「左」「右」「上」「下」の注記がある場合は、明細書中の説明における「前」「後」「左」「右」「上」「下」とは、その注記された方向を指す。
<印刷装置の全体構造>
図1を参照しつつ、本実施形態に係わる印刷装置(ラベルプリンタ、媒体搬送装置、ラベル作成装置に相当)の全体構造を説明する。
図1において、印刷装置1は、テープTo(被印字テープ。但し印刷後についてはテープTと称する。後述の図2等参照)に対する印刷処理が実行可能である。このとき、印刷装置1は、サーマルタイプ、レセプタタイプ、ラミネートタイプ等、各種のテープカートリッジ100が使用可能である。以下では、上記レセプタタイプのテープカートリッジ100を使用する場合を説明する。また、印刷装置1は、テープToの粘着シート52に切り込み枠がある、いわゆるダイカットラベルタイプと、テープToに切り込み枠がないタイプ(以下適宜「通常ラベルタイプ」という)と、のどちらのタイプのテープカートリッジ100も使用可能である。なお、ダイカットラベルタイプとは、テープの長手方向に連続した切り込み枠のみを有し、テープToが幅方向に完全に切断されていない(すなわち、長手方向に連続する)ものも含む。なお、図1では、通常ラベルタイプのテープカートリッジ100が使用された場合を例にとって示している。
この印刷装置1は、略直方体の箱状の本体部11と、本体部11の上方の開口を開閉するカバー(図示せず)と、を有する。なお、図1では、本体部11からカバーを取り外した状態を図示しているが、本体部11にカバーを取り付けた状態では、カバーは、本体部11の後端上部において回動可能に支持される。本体部11の後面部の下方部には、電源コネクタ12及びUSB(Universal Serial Bus)コネクタ13が配置されている。印刷装置1は、USBコネクタ13に接続されたUSBケーブル14等を介してパーソナルコンピュータ等の操作端末300(後述の図4参照)に接続される。印刷装置1は、操作端末300から送信された印刷指示信号を受信し、この印刷指示信号に基づいて上記テープTo対し印刷処理を行う。なお、印刷装置1と操作端末300とは無線通信を介して接続されていてもよい。また、印刷装置1は、操作端末300の操作に基づき印刷処理を実行する構成に限られず、印刷装置1に設けた適宜の操作部の操作に基づき印刷処理を実行する構成(いわゆるスタンドアローンタイプ)でもよい。
本体部11の上面のうち右側寄りの位置には、上記テープToを備えた上記テープカートリッジ100を着脱可能な凹状の領域であるカートリッジホルダ8が設けられている。なお、図1では、構造の明確化のために、カートリッジホルダ8における実際の装着位置よりも上方にテープカートリッジ100が位置している状態を図示している。
本体部11の前面のうち右側寄りの位置には、排出口20が設けられている。排出口20は、後述のサーマルヘッド22による印刷後のテープT(後述の図5(c)参照)が、後述のプラテンローラ25等により搬送されつつカートリッジホルダ8から印刷装置1の外部へ排出される開口である。
<印刷装置の内部構造>
図2を参照しつつ、印刷装置1の内部構造を説明する。
図2において、上述したように、本体部11の上面には、テープカートリッジ100を着脱可能なカートリッジホルダ8が設けられている。カートリッジホルダ8の前後方向略中央部の右側寄りの位置には、前後方向に延びる板状部材からなるヘッドホルダ21が立設されている。ヘッドホルダ21の上面には、複数の発熱体(図示せず)を備えるサーマルヘッド22が設けられている。サーマルヘッド22は、テープカートリッジ100から供給され後述のプラテンローラ25等により所定の搬送経路(その中心線kを図5等に示す)に沿って搬送されるテープToに対し、後述のインクリボン127を用いて印刷を行う。
カートリッジホルダ8のうちヘッドホルダ21の左方位置には、リボン巻取軸125が立設されている。リボン巻取軸125は、テープカートリッジ100のリボン巻取ローラ126の内部に嵌挿され、リボン巻取ローラ126を回転駆動する。また、テープカートリッジ100には、インク供給側ロール128が回転可能に支持されている。インク供給側ロール128には、インクリボン127が巻回されている。リボン巻取ローラ126は、リボン巻取軸125により回転駆動され、インク供給側ロール128からインクリボン127を引き出すと共に、使用済みのインクリボン127を巻き取る。
カートリッジホルダ8のうちヘッドホルダ21の前方位置には、送りローラ駆動軸23が立設されている。送りローラ駆動軸23は、テープカートリッジ100の送りローラ101に着脱可能な軸体である。カートリッジホルダ8の左方の隅部寄りの位置には、ガイド軸24が立設されている。ガイド軸24は、テープカートリッジ100のガイド孔102(後述の図3も参照)に着脱可能な軸体である。
本体部11のうちカートリッジホルダ8の下側には、ステッピングモータである駆動モータ66(後述の図4参照)が配置されている。上記リボン巻取軸125及び送りローラ駆動軸23は、図示しない複数のギアを介して駆動モータ66に連結されている。駆動モータ66の駆動に伴って、リボン巻取軸125及び送りローラ駆動軸23が回転する。リボン巻取軸125の駆動に伴って、上記リボン巻取ローラ126が回転する。送りローラ駆動軸23と上記プラテンローラ25及び圧接ローラ28が、図示しないギア機構を介して連結されている。送りローラ駆動軸23の駆動に伴って、送りローラ101、プラテンローラ25、及び圧接ローラ28が回転する。
また、カートリッジホルダ8の前後方向略中央の左側下方支持面には、複数(この例では5つ)の被押下用のセンサ突起30を立設したカートリッジセンサ31(図4参照)が設けられている。カートリッジホルダ8にテープカートリッジ100が装着されると、テープカートリッジ100に設けられた被検出部110(詳細は後述)がセンサ突起30に対向し、被検出部110によってテープカートリッジ100の種類に対応するセンサ突起30が選択的に押下される。カートリッジセンサ31は、このときのセンサ突起30のオン・オフの組合せに基づいて、テープカートリッジ100の種類情報を表す検出信号を出力する。
本体部11のうちカートリッジホルダ8の上側外方には、前後方向に延びるアーム状のプラテンホルダ26が配置されている。プラテンホルダ26は、軸支部27を中心に揺動可能に軸支されている。プラテンホルダ26の前端部には、プラテンローラ25と圧接ローラ28とが回転可能に軸支されている。上記送りローラ駆動軸23、プラテンローラ25、及び圧接ローラ28は、搬送部を構成する。プラテンローラ25は、サーマルヘッド22に対向し、サーマルヘッド22と接離可能である。圧接ローラ28は、送りローラ101に対向し、送りローラ101と接離可能である。プラテンホルダ26が上記揺動によりカートリッジホルダ8側に移動し、プラテンローラ25がサーマルヘッド22と接触する印刷位置に移動すると、プラテンローラ25は、テープTo及びインクリボン127を介してサーマルヘッド22を押圧する。同時に、圧接ローラ28がテープToを介して送りローラ101を押圧する。この状態で、送りローラ101、プラテンローラ25、及び圧接ローラ28の回転に伴って、テープToが搬送され、リボン巻取ローラ126の回転に伴って、インク供給側ロール128からインクリボン127が引き出され、サーマルヘッド22によるテープToへの印刷が行われる。
また、本体部11のうち上記排出口20近傍には、フルカッタ41及びハーフカッタ42が設けられている。フルカッタ41及びハーフカッタ42は、切断部を構成する。フルカッタ41は、本体部11の適宜の位置に配置された駆動モータ71(後述の図4参照)により駆動され、上記テープTo(印刷後はテープT)をテープ幅方向に沿ってテープ厚さ方向に全て切断する(後述の粘着シート52の基材52b及び粘着剤層52aと後述の剥離シート54との全てを切断する)フルカットを行う。ハーフカッタ42は、本体部11の適宜の位置に配置された駆動モータ73(後述の図4参照)により駆動され、テープTo(印刷後はテープT)をテープ幅方向に沿ってテープ厚さ方向に部分的に切断する(粘着シート52の基材52b及び粘着剤層52aのみを切断する。以下適宜、「半切断」と称する)ハーフカットを行う。テープTo(又はテープT)がハーフカッタ42又はフルカッタ41により適宜に切断(フルカット又はハーフカット)されることで、ラベルが生成される。
<テープカートリッジの構造>
図2及び図3を参照しつつ、テープカートリッジ100の構造を説明する。
図2及び図3において、テープカートリッジ100は、全体としては平面視で丸みを帯びた角部を有する略長方体状(箱型)の筐体120を備える。この筐体120の右面部前側には、テープ供給口103が設けられており、このテープ供給口103から内部のテープToが引き出されて供給される。
筐体120の前方側上方には、当該筐体120の内部でテープToが巻回された被印字テープロール51(テープロールに相当)を回転可能に支持するテープロール支持孔105が設けられている。テープToは、図2中の左側の部分拡大図に示すように、テープ長さ方向に伸びる帯状の粘着シート52(後述するフラッグラベルLLとラベル外部分Dとからなる基材52bと、粘着剤層52aとを含む:後述の図5(a)参照)、及び、テープ長さ方向に伸びる帯状の剥離シート54(シートに相当)が、内側に巻かれる側(図2中左側の部分拡大図中下側。以下適宜「表側」という)からその反対側(図2中左側の部分拡大図中上側。以下適宜「裏側」という)に向かって、この順序で積層して構成されている。すなわち、粘着シート52は剥離シート54よりも径方向内側に位置している。粘着シート52の表側に備えられる上記基材52bの表面(詳細には後述するフラッグラベルLL)は、上記サーマルヘッド22により印刷される。また、粘着シート52の基材52bの裏側に、上記粘着剤層52aが備えられる。剥離シート54は、粘着剤層52aに対し容易に剥離可能に設けられている。つまり、一方の面54a及び他方の面54bを備えた剥離シート54(図2中右側の部分拡大図参照)のうち上記一方の面54aに粘着シート52が剥離可能に貼り付けられており、本実施形態では、上記プラテンローラ25等による搬送方向の長さがテープ幅方向の長さよりも長い帯状の剥離シート54の全体に帯状の粘着シート52が貼り合わされ、テープToを構成している。
なお、被印字テープロール51として、図5(a)に示すように、剥離シート54の全体に粘着シート52が貼り付けられ、切り込み枠がハーフカットによって形成されたテープToが用いられてもよい。この場合、ハーフカットは、テープToの厚みの半分を切断するのではなく、ハーフカットが設けられた位置では、フラッグラベルLLの全体(基材52bと粘着剤層52a)が切断される一方で、剥離シート54の全体は切断されないようにカットすることをいう。この場合、厚さがテープ幅方向において均一なため、精度良い搬送が可能となる。あるいは、被印字テープロール51として、図5(b)に示すように、剥離シート54の一方の面54aが、フラッグラベルLLよりもテープ幅方向の外側において露出した状態のテープToが用いられても良い。この場合、フラッグラベルLLの剥離が容易となる。また、剥離シート54の一部が露出しているため粘着力が低下するが、粘着シート52が剥離シート54よりも内側に位置するようにテープロール51が形成されているため、テープロール51を形成する際に、フラッグラベルLLが剥離シート54から剥がれることを防止できる。テープToは、被印字テープロール51から引き出され、サーマルヘッド22の位置に対応する筐体20の切欠き状の凹部Qへ上記テープ供給口103から供給されてインクリボン127とともに露出し、サーマルヘッド22によりインクリボン127のインクがテープToに転写される(すなわち印刷が行われる)。その後、印刷後のテープTは、筐体120の排出口P(フルカッタ41の位置に対応する)から排出され、本体部11の上記排出口20に向けて案内される。
筐体120の左方下面における前後方向の略中央位置には、テープカートリッジ100の種類情報を表す上記被検出部110が設けられている。被検出部110は、本体部11に設けられた上記カートリッジセンサ31の5つの上記センサ突起30に対向する、下面に形成された挿入孔111及び面部112の組み合わせによって、テープカートリッジ100の種類情報を示している。
挿入孔111は円形の穴部であり、テープカートリッジ100がカートリッジホルダ8に装着された場合に、センサ突起30を押下しない非押下部として機能し、挿入孔111に対向するセンサ突起30はオフ状態となる。面部112は、テープカートリッジ100がカートリッジホルダ8に装着された場合に、センサ突起30を押下する押下部として機能し、面部112に対向するセンサ突起30はオン状態となる。
なお、上記ダイカットラベルタイプのテープカートリッジ100においては、上記筐体120の側壁部121のうち上記テープ供給口103の上方近傍(すなわち上記凹部Qよりも上流側)に、テープToに予め印刷される搬送時の位置決め制御用のマーク(図示省略)を光学的に検出するための開口104(図3に一点鎖線で示す)が設けられている。この開口104を介し、光学センサ65による上記マークの検出が行われる。
<印刷装置及び操作端末の制御系>
図4を参照しつつ、印刷装置1及び操作端末300の制御系を説明する。
図4において、印刷装置1は、CPU82を含む制御回路80を有する制御系を備える。制御回路80において、CPU82には、ROM83、EEPROM84、RAM85、及び入出力インターフェース81がデータバスを介して接続されている。なお、EEPROM84に代えて、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリを用いてもよい。
ROM83には、印刷装置1の制御上必要な各種プログラム(搬送、印刷、切断等の各手順を実行する制御プログラムを含む)が格納されている。CPU82は、RAM85の一時記憶機能を利用しつつROM83に記憶されたプログラムに従って信号処理を行い、印刷装置1全体の制御を行う。
EEPROM84には、テープToに係わる各種情報、例えばカートリッジセンサ31による上記挿入孔111及び面部112の各種検出結果とテープカートリッジ100の種類情報とを対応づけた相関等、が不揮発的に記憶されている。これにより、CPU82は、カートリッジホルダ8に装着されたテープカートリッジ100の上記検出結果に対して上記相関を参照することで、当該テープカートリッジ100の種類情報を取得することができる。
入出力インターフェース81には、サーマルヘッド駆動回路61、モータ駆動回路62、操作部63、表示部64、光学センサ65、上記カートリッジセンサ31、モータ駆動回路70、及びモータ駆動回路72等が接続されている。
サーマルヘッド駆動回路61は、上記サーマルヘッド22の駆動を制御する。
モータ駆動回路62は、上記プラテンローラ25、圧接ローラ28、リボン巻取軸125及び送りローラ駆動軸23を駆動する上記駆動モータ66の駆動を制御する。
光学センサ65(図2参照)は、ダイカットラベルタイプのテープカートリッジ100における上記開口104を介して、テープToにセンサ光を投光し、その反射光に基づき、テープToの搬送状況を検出する。光学センサ65は、例えば、発光素子65a及び受光素子65bを備え(図4参照)。発光素子65aは、流れる電流に応じて光又は赤外線を放射する、LEDなどの光源である。受光素子65bは、受け取った光又は赤外線に応じた信号(電圧)を出力する、フォトダイオードなどのセンサである。上記開口104は、上記マークに対応したテープ幅方向の位置に設けられており、カートリッジホルダ8にテープカートリッジ100が装着されると、テープカートリッジ100の上記開口104が光学式センサ65に対向することで、この開口104を介し上記マークの検出が行われる。
モータ駆動回路70は、上記フルカッタ41を駆動する上記駆動モータ71の駆動を制御する。
モータ駆動回路72は、上記ハーフカッタ42を駆動する上記駆動モータ73の駆動を制御する。
なお、上記のサーマルヘッド22、サーマルヘッド駆動回路61、リボン巻取軸125、送りローラ駆動軸23、駆動モータ66、モータ駆動回路62、フルカッタ41、駆動モータ71、モータ駆動回路70、ハーフカッタ42、駆動モータ73、モータ駆動回路72等が、ラベル作成機構を構成している。
操作端末300は、CPU301を有する制御系を備え、上記USBケーブル14等を介して印刷装置1と接続され、印刷装置1との間で信号の送受が可能である。CPU301には、操作部302、表示部303、RAM304、ROM305、及びHDD306等が接続されている。ROM305には、操作端末300の制御上必要な各種プログラムが格納されている。CPU301は、RAM304の一時記憶機能を利用しつつROM305に記憶されたプログラムに従って信号処理を行い、印刷装置1全体の制御を行う。
HDD306には、テンプレートの取得や印刷オブジェクトの入力等の各手順を実行するアプリケーションプログラム320が記憶されている。CPU301は、ユーザによる上記操作部302を適宜の操作に対応してアプリケーションプログラム320を実行し上記フローを実行することで処理を行い、印刷装置1で作成する上記ラベルにおいて印刷するための印刷データを印刷装置1に送信することができる。
すなわち、ユーザの操作部302の操作により、上記印刷データを含む印刷指示信号が印刷装置1へ出力される。印刷装置1において、印刷指示信号に応じて上記モータ駆動回路62及び上記駆動モータ66を介して上記リボン巻取軸125及び上記送りローラ駆動軸23が駆動されることで、テープカートリッジ100における、被印字テープロール51からテープToが繰り出され、インク供給側ロール128からインクリボン127が引き出される。また、この送りローラ駆動軸23の駆動によるテープToの繰り出しと同期して、サーマルヘッド駆動回路61を介してサーマルヘッド22の複数の発熱体が選択的に発熱され、上記繰り出され搬送されるテープToに対し、上記インクリボン127のインクが転写され、上記印刷データに対応する印刷が行われる。また、モータ駆動回路72及び駆動モータ73を介してハーフカッタ42が駆動され、モータ駆動回路70及び駆動モータ71を介してフルカッタ41が駆動され、印刷後の上記テープTに対し切断が行われることで、ラベルが所望の個数だけ作成される。
<本実施形態の特徴>
本実施形態では、テープToを用いて、立体的な形状で被着体に取り付けられる、いわゆるフラッグラベルが作成される。以下、その詳細を順を追って説明する。
<被印字テープの構造>
図5(a)を参照しつつ、本実施形態で用いる上記テープTo(印刷後はテープT。以下同様)の構造を説明する。図5(a)には、図中左右方向を搬送方向(言い換えればテープ長さ方向)、図中上下方向をテープ幅方向、図中紙面手前奥方向をテープ厚さ方向とした、未印刷・未切断状態のテープToの平面図を示している。
図5(a)に示すように、テープToは、テープ長さ方向に延びる帯状の上記剥離シート54と、テープ長さ方向に延びる上記粘着シート52とを有している。粘着シート52は、上記基材52bと上記粘着剤層52aとを備えており、基材52bが、上記粘着剤層52aを介し上記剥離シート54の上記一方の面54aに貼られている。
基材52bは、複数のフラッグラベルLLと、それらの外側に位置するラベル外部分Dとを有している。各フラッグラベルLLは、当該フラッグラベルLLの長手方向が上記テープ幅方向に平行、当該フラッグラベルLLの幅方向が上記搬送方向(テープ長さ方向)に平行となるように、配置されている。なお、基材52bは、例えば、樹脂フィルムや、紙によって構成される。粘着剤層52aは、例えば、アクリル系の接着剤によって構成される。剥離シート54は、例えば、樹脂フィルムや紙の表面に、シリコン加工を施すことで構成される。
フラッグラベルLLの周囲(フラッグラベルLLとラベル外部分Dとの境界)には、切り込み枠がハーフカットにより予め形成されており、これによって、フラッグラベルLLとラベル外部分Dとが上記剥離シート54から個別に剥離自在となっている。
剥離シート54からラベル外部分Dだけを剥離した状態の平面図を図5(b)に示す。図5(b)に示すように、フラッグラベルLLは剥離シート54の上記一方の面54aに貼り付けられ、剥離シート54は、フラッグラベルLLの外側において、一方の面54aが露出している。
図5(c)に、図5(b)に示したテープToに対し、上記サーマルヘッド22により上記印刷データに対応する画像R(例えば、文字列「AAA」)が印刷されたテープTの状態を示している。
<フラッグラベルの構造>
図6に示すように、フラッグラベルLLは、巻き付け部150と、第1表示部151と、第2表示部152と、第1折り畳み部161と、第2折り畳み部162とを有する。なお、以下の説明におけるフラッグラベルLLの「幅方向一端」、「幅方向他端」、「長手方向一端」、「長手方向他端」、「厚さ方向」は、図6において注記された方向を指す。また、「幅方向一端」の方向が上記搬送方向と一致する。
第1表示部151には、文字列「AAA」が幅方向一端を上、他端を下として印刷されている。第1表示部151の長手方向の寸法はx1、幅方向の寸法はw1である。第2表示部152は、第1表示部151に対し幅方向一端に隣接しており、文字列「AAA」が第1表示部151と逆向き、すなわち幅方向他端を上、一端を下として印刷されている。第2表示部152の長手方向の寸法はx2、幅方向の寸法はw2である。第1表示部151と第2表示部152との境界には、長手方向に延びるミシン目170(表示部破断線に相当)が設けられている。ミシン目170は、第1表示部151と第2表示部152との境界の長手方向全体にわたって延びている。第1表示部151と第2表示部152とは、ミシン目170に対して線対称となっている。
第1表示部151の長手方向一端には巻き付け部150が接続されている。巻き付け部150は、第1表示部151よりも幅方向の寸法が小さい細帯状に形成されている。なお、巻き付け部150は第2表示部152の長手方向一端に設けられてもよい。
第1折り畳み部161は、第1表示部151に対し長手方向他端に隣接している。具体的には、第1折り畳み部161は、第1表示部151の長手方向他端に対し、長手方向の他端(即ち、第1表示部151の外側)に隣接する。第1折り畳み部161の長手方向の寸法はx11、幅方向の寸法はw11である。第1表示部151と第1折り畳み部161との境界には、折り畳みを補助する第1補助部が設けられている。
上記第1補助部は、第1表示部151と第1折り畳み部161との境界全体に延びるミシン目171(第1破断線)と、第1表示部151と第1折り畳み部161との境界の幅方向他方側の端部に形成され、幅方向の寸法が他の部分よりも短くなるように形成されたくびれ部R1(第1くびれ形状)とを有する。なお、第1補助部は、上記ミシン目171又はくびれ部R1のいずれか1つとしてもよいし、例えばプレスでの押圧線やプレ印刷による補助線等、その他の折り畳みを補助する形状としてもよい。
第2折り畳み部162は、第2表示部152に対し長手方向他端に隣接している。具体的には、第2折り畳み部162は、第2表示部152の長手方向他端に対し、長手方向の他端(即ち、第2表示部152の外側)に隣接する。第2折り畳み部162の長手方向の寸法はx12、幅方向の寸法はw12である。第2表示部152と第2折り畳み部162との境界には、折り畳みを補助する第2補助部が設けられている。
上記第2補助部は、第2表示部152と第2折り畳み部162との境界全体に延びるミシン目172(第2破断線)と、第2表示部152と第2折り畳み部162との境界の幅方向一方側の端部に形成され、幅方向の寸法が他の部分よりも短くなるように形成されたくびれ部R2(第2くびれ形状)とを有する。なお、第2補助部は、上記ミシン目172又はくびれ部R2のいずれか1つとしてもよいし、例えばプレスでの押圧線やプレ印刷による補助線等、その他の折り畳みを補助する形状としてもよい。
なお、図6では上記くびれ部R1,R2が湾曲した辺による切り欠き形状として形成された場合を一例として示しているが、直線状の辺による切り欠き形状(例えば三角形状の切り欠き形状)として形成されてもよい。
第1折り畳み部161と第2折り畳み部162との境界には、長手方向に延びるミシン目180(表示部破断線の延長線に相当)が設けられている。ミシン目180は、第1折り畳み部161と第2折り畳み部162との境界の長手方向全体にわたって延びている。第1折り畳み部161と第2折り畳み部162とは、上記ミシン目180に対して線対称となっている。
上記第1表示部151の幅方向の寸法w1、上記第2表示部152の幅方向の寸法w2、上記第1折り畳み部161の幅方向の寸法w11、及び、上記第2折り畳み部162の幅方向の寸法w12は、互いに等しい。なお、上記寸法w1と上記寸法w2が等しく、上記寸法w11と上記寸法w12が等しければ、寸法w1及び寸法w2に対して寸法w11及び寸法w12が多少小さく(又は多少大きく)てもよい。
また、上記第1折り畳み部161の長手方向の寸法x11は、第1表示部151の長手方向の寸法x1以下であり、例えば5mm以上である。また、上記第2折り畳み部162の長手方向の寸法x12は、第2表示部152の長手方向の寸法x2以下であり、例えば5mm以上である。
第1折り畳み部161及び第2折り畳み部162は、少なくとも一部(図6に示す例では全部)が、第1表示部151と第1折り畳み部161とがミシン目171及びくびれ部R1により折り畳まれ、第2表示部152と第2折り畳み部162とがミシン目172及びくびれ部R2により折り畳まれ、且つ、第1表示部151と第2表示部152とがミシン目170により折り畳まれた状態において(後述の図7(c)等に示す状態)、第1表示部151又は第2表示部152の長手方向他端の内側の一部分において、長手方向及び幅方向に直交する厚さ方向に重ねられる。
<フラッグラベルの使用例>
上記のようにして作成されたフラッグラベルLLのユーザによる使用例を、図7及び図8を参照しつつ、説明する。
図7(a)に示すように、先ず、上記ミシン目171とくびれ部R1を利用して第1折り畳み部161の粘着剤層52a(以下適宜「粘着面」という)を谷折りして折り畳み、第1表示部151の粘着剤層52a(以下適宜「粘着面」という)に粘着させ、かつ上記ミシン目172とくびれ部R2を利用して第2折り畳み部162の粘着剤層52a(以下適宜「粘着面」という)を谷折りして折り畳み、第2表示部152の粘着剤層52a(以下適宜「粘着面」という)に粘着させておく。
次に、図7(b)に示すように、前述のミシン目170における谷折りを実行することで、第2表示部152を第1表示部151側に折り畳み、第2表示部152の粘着面を第1表示部151の粘着面に粘着させる。これにより、図7(c)に示すように、上記のようにして折り畳まれた第1折り畳み部161の基材52b(以下適宜「非粘着面」という)と、上記のようにして折り畳まれた第2折り畳み部162の基材52b(以下適宜「非粘着面」という)とが、互いに向き合った状態となる。すなわち、第1表示部151と第2表示部152とが貼り合わされて形成されたフラッグラベルLLにおいて、その長手方向他端の内側の一部分としての上記第1折り畳み部161の非粘着面と第2折り畳み部162の非粘着面とが向かい合う部分のみ、非粘着状態が維持されていることとなる。
使用に際し、以上のようにしてフラッグラベルLLの一部分が非粘着状態のまま、巻き付け部150を被着体19に周回させ、巻き付け部150の先端を第2表示部152の表面に貼り付ける。これにより、図7(d)及び図8(a)に示すように、フラッグラベルLLは、被着体19に対して回転自在となって取り付けられる。
フラッグラベルLLの使用が終了して被着体19から取り外したいときには、図8(b)に示すように、上記非粘着状態の部位、すなわち、互いに向かい合っている、第1折り畳み部161の非粘着面と第2折り畳み部162の非粘着面との間にユーザが指を差し込む。その後、ミシン目170を破断しながら第2表示部152を第1表示部151から引き剥がし、めくり上げる。
これにより、図8(c)に示すように、互いに分離した第2表示部152と第1表示部151とが被着体19に引っ掛かった状態となる。したがって、被着体19へ荷重を付加することなく容易にフラッグラベルLLをするりと抜き取ることができる。
<実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態においては、以下の効果を得る。
本実施形態のテープTは、帯状の剥離シート54に貼られた複数のフラッグラベルLLを有しており、各フラッグラベルLLは、第1表示部151と、第2表示部152と、巻き付け部150と、第1折り畳み部161と、第2折り畳み部162とを備えている。第1表示部151及び第2表示部152は、互いに幅方向に隣接しており、これらの境界にはミシン目170が設けられている。したがって、ユーザによる使用時には、第1表示部151と第2表示部152との間の上記ミシン目170で粘着面を内側にして谷折りすれば、第1表示部151及び第2表示部152のうち粘着面と反対側の非粘着面に表記される内容をそれぞれ表面に出し、かつ第1表示部151及び第2表示部152の粘着面を互いに貼り合わせる態様で、ラベルLLを形成することができる。
このとき特に、本実施形態においては、第1表示部151の長手方向他端に隣接して第1折り畳み部161が設けられると共に、第2表示部152の長手方向他端に隣接して第2折り畳み部162が設けられる。そして第1折り畳み部161と第1表示部151との間、及び、第2折り畳み部162と第2表示部152との間、には、折り畳みを補助するためのミシン目171とくびれ部R1及びミシン目172とくびれ部R2がそれぞれ備えられている。これにより、上記のミシン目170における谷折りの実行より前に、上記ミシン目171とくびれ部R1を利用して第1折り畳み部161の粘着面を谷折りして折り畳み、第1表示部151の粘着面に粘着させ、かつ上記ミシン目172とくびれ部R2を利用して第2折り畳み部162の粘着面を谷折りして折り畳み、第2表示部152の粘着面に粘着させておくことができる。
これらの粘着を先に行った後にミシン目170における谷折りを実行すると、上記のようにして折り畳まれた第1折り畳み部161の非粘着面と、上記のようにして折り畳まれた第2折り畳み部162の非粘着面とが、互いに向き合った状態でフラッグラベルLLの形成が行われることとなる。すなわち、前述のようにしてミシン目170での谷折りにて第1表示部151と第2表示部152とが貼り合わされて形成されたフラッグラベルLLにおいて、その一部分(第1折り畳み部161の非粘着面と第2折り畳み部162の非粘着面とが向かい合う部分)のみ、非粘着状態が維持されていることとなる。
本実施形態においては、以上のようにしてフラッグラベルLLの一部分が非粘着状態のまま、被着体19に取り付けられて使用される。したがって、フラッグラベルLLの使用が終了して被着体19から取り外したいときには、上記非粘着状態の部位、すなわち、互いに向かい合っている、第1折り畳み部161の非粘着面と第2折り畳み部162の非粘着面との間にユーザが指を差し込む。その後、それらを互いに引き離すようにすることで、前述のように粘着面同士が互いに貼り合わせられている第1表示部151と第2表示部152とを引き剥がすことができる。このとき、第1表示部151と第2表示部152との間はミシン目170となっており、上記引き剥がし操作によって容易に切断可能であることから、確実に第1表示部151と第2表示部152とを引き剥がすことができる。この結果、本実施形態によれば、使用後において、カッターなどの道具を用いることなく被着体19から容易にフラッグラベルLLを取り外すことができ、取り外し時に過度な力で被着体19に損傷を与えることもない。
また、本実施形態では特に、第1折り畳み部161と第1表示部151との間、及び、第2折り畳み部162と第2表示部152との間に、折り畳みを補助する形状として、強度が小さいミシン目171とミシン目172とを設ける。これにより、第1折り畳み部161及び第2折り畳み部162の粘着面を第1表示部151及び第2表示部152の粘着面側に折り畳むとき、確実に容易に折り畳むことができる。
また、本実施形態では特に、第1折り畳み部161と第1表示部151との間、及び、第2折り畳み部162と第2表示部152との間に、折り畳みを補助する形状として、くびれ部R1とくびれ部R2とを設ける。これにより、境界部分の強度をある程度確保しつつ、第1折り畳み部161及び第2折り畳み部162の粘着面を第1表示部151及び第2表示部152の粘着面側に容易に折り畳むことができる。
また、本実施形態では特に、第1表示部151と第2表示部152との間のミシン目170を、表示部151,152の長手方向全体にわたって設ける。これにより、フラッグラベルLLを被着体19から取り外す際、第1表示部151と第2表示部152とが完全に分離するまでの間、それら第1表示部151と第2表示部152との引き剥がし操作を確実に容易化することができる。
また、本実施形態では特に、前述のように、第1折り畳み部161及び第2折り畳み部162それぞれの長手方向の寸法x11,x12を、5mm以上とする。これにより、第1折り畳み部161の非粘着面と第2折り畳み部162の非粘着面との間にユーザが指を差し込む際の差し込み代を確保でき、容易かつ確実にそれらの隙間に指を差し入れることができる。
また、本実施形態では特に、第1折り畳み部161の長手方向の寸法x11を、第1表示部151の長手方向の寸法x1以下とし、第2折り畳み部162の長手方向の寸法x12を、第2表示部152の長手方向の寸法x2以下とする。これにより、前述のように第1折り畳み部161及び第2折り畳み部162を折り畳んだ後に第1表示部151と第2表示部152との貼り合わせを行ったとき、貼り合わせの内側に位置する第1折り畳み部161又は第2折り畳み部162が、貼り合わせの外側に位置する第1表示部151及び第2表示部152からはみ出してしまうのを確実に防止することができる。したがって、フラッグラベルLLの機能性、信頼性を確保できる。
また、本実施形態では特に、第1表示部151と第2表示部152、第1折り畳み部161と第2折り畳み部162をそれぞれミシン目170,180に対して線対称形状とすることにより、シンプルかつユーザが取り扱いやすい形状にてフラッグラベルLLを実現することができる。
<変形例等>
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順を追って説明する。なお、上記した本実施形態と同じ構成部分には、同じ符号を附して、その詳細な説明を省略もしくは簡略化する。
(1)表示部の一部が非粘着の場合
本変形例においては、図9(a)に示すように、第1表示部151と第2表示部152のそれぞれの粘着剤層52aの長手方向他端の内側の一部領域に、予め非粘着部52bを設けている。第1表示部151の上記非粘着部52bは、第1表示部に対し長手方向における他端に隣接する第1折り畳み部に相当する。具体的には、第1表示部151の非粘着部52bは、第1表示部151の長手方向他端に対し、長手方向の一端(即ち、第1表示部151の内側)に隣接する。また、第2表示部152の上記非粘着部52bは、第2表示部に対し長手方向における他端に隣接する第2折り畳み部に相当する。具体的には、第2表示部152の非粘着部52bは、第2表示部152の長手方向他端に対し、長手方向の一端(即ち、第2表示部152の内側)に隣接する。各非粘着部52bの長手方向の寸法は、第1表示部151及び第2表示部152の寸法よりも小さく、且つ、例えば5mm以上である。
非粘着部52bは、例えば製造時にマスクなどを用いて部分的に粘着剤層52aを形成しないことにより、形成されてもよい。また、粘着剤層52aの裏側に、さらに非粘着性の層を設けることにより、形成されてもよい。この場合、非粘着性の層は、例えば剥離処理を施したシート状のフィルムなどで構成されてもよいし、粘着剤層52aの表面に紫外線硬化樹脂等を塗布して硬化させてもよい。また、非粘着部52bに対応する部分の剥離シート54をハーフカットして、フラッグラベルLLを剥離する際に非粘着部52bに剥離シート54が付いたままとすることで、非粘着部52bが形成されてもよい。
本変形例のフラッグラベルLLを使用する際には、図9(a)に示すように、前述のミシン目170における谷折りにより第2表示部152を第1表示部151側に折り畳むと、図9(b)に示すように、第1表示部151と第2表示部152との各非粘着部52b同士が互いに向き合った状態となる。すなわち、第1表示部151と第2表示部152とが貼り合わされて形成されたフラッグラベルLLにおいて、非粘着部52b同士が向かい合う部分のみ、非粘着状態が維持されていることとなる。
以上のようにしてフラッグラベルLLの一部分が非粘着状態のまま、巻き付け部150を被着体19に周回させ、巻き付け部150の先端を第2表示部152の表面に貼り付ける。これにより、図9(c)に示すように、フラッグラベルLLは、被着体19に対して回転自在となって取り付けられる。フラッグラベルLL取り外しについては上記実施形態と同様である。したがって、本変形例においても前述した実施形態と同様な作用効果が得られる。
(2)表示部の幅方向に折り畳み部が隣接する場合
本変形例では、図10に示すように、上記第1表示部151の長手方向他端の内側の一部分に対し幅方向他端に上記第1折り畳み部161が隣接するとともに、上記第2表示部152の長手方向他端の内側の一部分に対し幅方向一端に上記第2折り畳み部162が隣接する。
第1表示部151と第1折り畳み部161との境界には、折り畳みを補助する第1補助部が設けられている。この第1補助部は、第1表示部151と第1折り畳み部161との境界全体にわたって長手方向に延びるミシン目171(第1破断線)と、第1表示部151と第1折り畳み部161との境界の長手方向両側の端部に形成され、長手方向の寸法が第1折り畳み部161の他の部分よりも短くなるように形成されたくびれ部R1a,R1b(第1くびれ形状)とを有する。
同様に、第2表示部152と第2折り畳み部162との境界には、折り畳みを補助する第2補助部が設けられている。この第2補助部は、第2表示部152と第2折り畳み部162との境界全体にわたって長手方向に延びるミシン目172(第2破断線)と、第2表示部152と第2折り畳み部162との境界の長手方向両側の端部に形成され、長手方向の寸法が第2折り畳み部162の他の部分よりも短くなるように形成されたくびれ部R2a,R2b(第2くびれ形状)とを有する。
上記第1表示部151の幅方向の寸法w1、上記第2表示部152の幅方向の寸法w2、上記第1折り畳み部161の幅方向の寸法w11、及び、上記第2折り畳み部162の幅方向の寸法w12は、互いに等しい。
また、上記第1折り畳み部161の長手方向の寸法x11は、第1表示部151の長手方向の寸法x1以下であり、例えば5mm以上である。また、上記第2折り畳み部162の長手方向の寸法x12は、第2表示部152の長手方向の寸法x2以下であり、例えば5mm以上である。上記以外の構成は前述の実施形態と同様であるので、説明を省略する。
本変形例のフラッグラベルLLを使用する際には、前述のミシン目170における谷折りを実行する前に、先ず、第1折り畳み部161と第2折り畳み部162それぞれを互いに幅方向内側に折り畳み、第1折り畳み部161の粘着面を第1表示部151の粘着面に粘着させ、第2折り畳み部162の粘着面を第2表示部152の粘着面に粘着させておく。
次に、前述のミシン目170における谷折りを実行することで、第1表示部151と第2表示部152とを閉じるように折り畳むと、上記のようにして折り畳まれた第1折り畳み部161の非粘着面と、上記のようにして折り畳まれた第2折り畳み部162の非粘着面とが、互いに向き合った状態となる。すなわち、第1表示部151と第2表示部152とが貼り合わされて形成されたフラッグラベルLLにおいて、その一部分としての上記第1折り畳み部161の非粘着面と第2折り畳み部162の非粘着面とが向かい合う部分のみ、非粘着状態が維持されていることとなる。したがって、本変形例においても前述した実施形態と同様な作用効果が得られる。
(3)長手方向と幅方向とに折り畳み部が隣接する場合
本変形例では、図11に示すように、上記第1表示部151の長手方向他端に上記第1折り畳み部161が隣接するとともに、上記第2表示部152の長手方向他端の内側の一部分に対し幅方向一端に上記第2折り畳み部162が隣接する。
第1表示部151と第1折り畳み部161との境界には、折り畳みを補助する第1補助部が設けられている。この第1補助部は、第1表示部151と第1折り畳み部161との境界全体にわたって幅方向に延びるミシン目171(第1破断線)と、第1表示部151と第1折り畳み部161との境界の幅方向両側の端部に形成され、長手方向の寸法が他の部分よりも短くなるように形成されたくびれ部R1a,R1b(第1くびれ形状)とを有する。
上記以外の構成は前述の実施形態や変形例等と同様であるので、説明を省略する。本変形例においても前述した実施形態と同様な作用効果が得られる。
(4)表示部及び折り畳み部の長手方向の寸法が左右で異なる場合
本変形例では、図12に示すように、上記第1表示部151の長手方向他端の内側の一部分に対し幅方向他端に上記第1折り畳み部161が隣接するとともに、上記第2表示部152の長手方向他端の内側の一部分に対し幅方向一端に上記第2折り畳み部162が隣接する。
本変形例の場合、図12(a)に示すように、第2表示部152の長手方向の寸法x2、第2折り畳み部162の長手方向の寸法x12は、第1表示部151の長手方向の寸法x1、第1折り畳み部161の長手方向の寸法x11よりもそれぞれ長い。また、第1折り畳み部161及び第2折り畳み部162は、少なくとも一部(本変形例では第1折り畳み部161に相当する部分)が、第1表示部151と第1折り畳み部161とがミシン目171及びくびれ部R1a,R1bにより折り畳まれ、第2表示部152と第2折り畳み部162とがミシン目172及びくびれ部R2a,R2bにより折り畳まれ、且つ、第1表示部151と第2表示部152とがミシン目170により折り畳まれた状態において(図12(b)に示す状態)、厚さ方向に重ねられる。上記以外の構成は前述の実施形態や変形例等と同様であるので、説明を省略する。
本変形例のフラッグラベルLLを使用する際には、前述のミシン目170における谷折りを実行する前に、先ず、第1折り畳み部161と第2折り畳み部162それぞれを互いに幅方向内側に折り畳み、第1折り畳み部161の粘着面を第1表示部151の粘着面に粘着させ、第2折り畳み部162の粘着面を第2表示部152の粘着面に粘着させておく。
次に、前述のミシン目170における谷折りにより第1表示部151と第2表示部152とを折り畳むと、上記のようにして折り畳まれた第1折り畳み部161の非粘着面と、上記のようにして折り畳まれた第2折り畳み部162の非粘着面とが、互いに向き合った状態となる。このとき、図12(b)に示すように、第2折り畳み部162の長手方向の寸法x12及び第2表示部152の長手方向の寸法x2は、第1折り畳み部161の長手方向の寸法x11及び第1表示部151の長手方向の寸法x1よりもそれぞれ長いため、その長い寸法分(x2−x1=x12−x11)だけ第2折り畳み部162及び第2表示部152の長手方向の他端部が下方に露出する。これにより、第1表示部151と第2表示部152とが貼り合わされて形成されたフラッグラベルLLにおいて、下方に露出している第2折り畳み部162及び第2表示部152をユーザが指でつかみやすくなる。したがって、ミシン目170の破断による両表示部151,152の引き剥がし、めくり上げが容易となり、フラッグラベルLLを被着体19からさらに容易に取り外すことができる。
(5)フラッグラベルの長手方向がテープの長さ方向と平行の場合
本変形例では、図13(a)〜図13(c)に示すように、テープTo(テープT)において各フラッグラベルLLは、当該フラッグラベルLLの幅方向が上記テープ幅方向に平行、当該フラッグラベルLLの長手方向が上記搬送方向(テープ長さ方向)に平行となるように、配置されている。これにより、各折り畳み部161,162が両表示部151,152に対しフラッグラベルLLの幅方向(テープToの幅方向)に隣接する場合に比べ、テープToの幅に対する各折り畳み部161,162の幅の比率を大きくとることができる。換言すれば、フラッグラベルの長手方向がテープの長さ方向と平行となるため、テープTo(テープT)自体の幅を狭くすることができる。
(6)スタンドアローンタイプへの適用
また、以上においては、印刷装置1に対し情報送受信可能に接続される操作端末300を用いて印刷動作させる場合を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、印刷装置1単独で動作可能ないわゆるスタンドアローンタイプに応用しても良い。この場合、例えば上記EEPROM84に上記アプリケーションプログラム320と同等のプログラム及び上記テンプレートTPが記憶されており、CPU82によって上記プログラムが読み出されることで実行されるテンプレートが取得され、表示及び入力・選択受け付けを経て、表示部64に表示され、印刷指示があった場合には印刷データを、上記サーマルヘッド22、サーマルヘッド駆動回路61、リボン巻取軸125、送りローラ駆動軸23、駆動モータ66、モータ駆動回路62、フルカッタ41、駆動モータ71、モータ駆動回路70、ハーフカッタ42、駆動モータ73、モータ駆動回路72等からなる上記ラベル作成機構へ送信する。この場合も前述と同様の効果を得る。
以上の説明において、「垂直」「平行」「平面」等の記載がある場合には、当該記載は厳密な意味ではない。すなわち、それら「垂直」「平行」「平面」等とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に垂直」「実質的に平行」「実質的に平面」等という意味である。
また、以上の説明において、外観上の寸法や大きさが「同一」「等しい」「異なる」等の記載がある場合は、当該記載は厳密な意味ではない。すなわち、それら「同一」「等しい」「異なる」等とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に同一」「実質的に等しい」「実質的に異なる」等という意味である。但し、例えばしきい値や基準値等、所定の判定基準となる値あるいは区切りとなる値の記載がある場合は、それらに対しての「同一」「等しい」「異なる」等は、上記とは異なり、厳密な意味である。
また、図4中に示す矢印は、信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用してもよい。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
54 剥離シート(シート)
100 テープカートリッジ
150 巻き付け部
151 第1表示部
152 第2表示部
161 第1折り畳み部
162 第2折り畳み部
170 ミシン目(表示部破断線)
171 ミシン目(第1破断線、第1補助部)
172 ミシン目(第2破断線、第2補助部)
LL 長尺ラベル
R1 くびれ部(第1補助部)
R2 くびれ部(第2補助部)

Claims (10)

  1. 帯状のシートと、
    粘着面がそれぞれ前記シートに貼られた複数のフラッグラベルと、
    を有するテープであって、
    各フラッグラベルは、
    第1表示部と、
    前記第1表示部に対し、前記フラッグラベルの幅方向における一端に隣接する第2表示部と、
    前記第1表示部又は前記第2表示部に対し、前記幅方向に直交する前記フラッグラベルの長手方向における一端に接続される巻き付け部と、
    前記第1表示部に対し前記長手方向における他端に隣接するか、又は、前記第1表示部の前記長手方向における前記他端の内側の一部分に対し前記幅方向における他端に隣接する第1折り畳み部と、
    前記第2表示部に対し前記長手方向における前記他端に隣接するか、又は、前記第2表示部の前記長手方向における前記他端の内側の一部分に対し前記幅方向における前記一端に隣接する第2折り畳み部と、
    前記第1表示部と前記第2表示部との境界において前記長手方向に延びる表示部破断線と、
    前記第1表示部と前記第1折り畳み部との境界に設けられた折り畳みを補助する第1補助部と、
    前記第2表示部と前記第2折り畳み部との境界に設けられた折り畳みを補助する第2補助部と、
    を有し、
    前記第1表示部の前記幅方向の寸法、及び、前記第2表示部の前記幅方向の寸法は、互いに等しく、
    前記第1折り畳み部の前記幅方向の寸法、及び、前記第2折り畳み部の前記幅方向の寸法は、互いに等しい
    ことを特徴とするテープ。
  2. 請求項1記載のテープにおいて、
    前記第1補助部は、
    前記第1表示部と前記第1折り畳み部との境界全体に延びる第1破断線であり、
    前記第2補助部は、
    前記第2表示部と前記第2折り畳み部との境界全体に延びる第2破断線である
    ことを特徴とするテープ。
  3. 請求項1記載のテープにおいて、
    前記第1補助部は、
    前記第1表示部と前記第1折り畳み部との境界において前記幅方向又は前記長手方向の寸法が他の部分よりも短い第1くびれ形状であり、
    前記第2補助部は、
    前記第2表示部と前記第2折り畳み部との境界において前記幅方向又は前記長手方向の寸法が他の部分よりも短い第2くびれ形状である
    ことを特徴とするテープ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項記載のテープにおいて、
    前記表示部破断線は、前記第1表示部と前記第2表示部との境界の長手方向全体にわたって延びている
    ことを特徴とするテープ。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項記載のテープにおいて、
    前記第1折り畳み部及び前記第2折り畳み部それぞれの前記長手方向の寸法は、
    5mm以上である
    ことを特徴とするテープ。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項記載のテープにおいて、
    前記第1折り畳み部の前記長手方向の寸法は、前記第1表示部の前記長手方向の寸法以下であり、
    前記第2折り畳み部の前記長手方向の寸法は、前記第2表示部の前記長手方向の寸法以下である
    ことを特徴とするテープ。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項記載のテープにおいて、
    前記第1表示部と前記第2表示部とは、前記表示部破断線に対して線対称であり、
    前記第1折り畳み部と前記第2折り畳み部とは、前記表示部破断線の延長線に対して線対称である
    ことを特徴とするテープ。
  8. 請求項7記載のテープにおいて、
    前記第1折り畳み部は、前記第1表示部に対し前記長手方向における前記他端に隣接し、
    前記第2折り畳み部は、前記第2表示部に対し前記長手方向における前記他端に隣接し、
    前記フラッグラベルの前記長手方向は、前記シートが延びる方向と平行である
    ことを特徴とするテープ。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の前記テープを、巻回して構成したことを特徴とするテープロール。
  10. 筐体と、
    請求項9に記載のテープロールと、
    前記テープロールから繰り出された前記テープの厚さ方向一方側にインクを転写するインクリボンを巻回したインクリボンロールと、
    を有することを特徴とするテープカートリッジ。
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