JP2013212623A - テープ印刷装置、及び、テープ印刷装置の制御方法 - Google Patents
テープ印刷装置、及び、テープ印刷装置の制御方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】印刷媒体に印刷を行う機能に加え、光学的読取機能を有する装置において、印刷直後の印刷媒体以外のものの読み取りを行えるようにする。
【解決手段】印刷テープ70に印刷する印刷ヘッド5を有するテープ印刷装置1は、本体10から印刷後の印刷テープ70を排出する排出口19に配置され、読取対象物を光学的に読み取る読取ユニット6と、搬送された印刷テープ70の長さを検出する搬送量検出部39と、読取ユニット6により読み取られた読取画像を取得し、搬送量検出部39により検出された印刷テープ70の長さに基づき、読取画像の長さを求める制御部100の読取制御部103とを備えている。
【選択図】図2
【解決手段】印刷テープ70に印刷する印刷ヘッド5を有するテープ印刷装置1は、本体10から印刷後の印刷テープ70を排出する排出口19に配置され、読取対象物を光学的に読み取る読取ユニット6と、搬送された印刷テープ70の長さを検出する搬送量検出部39と、読取ユニット6により読み取られた読取画像を取得し、搬送量検出部39により検出された印刷テープ70の長さに基づき、読取画像の長さを求める制御部100の読取制御部103とを備えている。
【選択図】図2
Description
本発明は、テープ状印刷媒体に印刷するテープ印刷装置、及び、テープ印刷装置の制御方法に関する。
従来、ラベル等の印刷媒体に情報を印刷する装置として、印刷した面を読み取る機能を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1記載の構成では、ホストコンピューターの制御に従ってラベル印刷を行い、印刷後のラベルを光学的に読み取って、印刷が正常に行われたか否かを検証する。
上記従来の装置のように、ホストコンピューターから送信されたデータに従って印刷を行い、この印刷後の印刷媒体を印刷直後に読み取る場合、印刷した範囲のサイズが既知であるため、読取画像のサイズを事前に得ることができる。
ところで、このような装置が有する光学読取機能を使って、印刷直後の印刷媒体に限らず様々なものを読み取ることも考えられるが、上記従来の装置は読み取る範囲のサイズ、すなわち読取画像のサイズを知るすべが無いため、印刷直後の印刷媒体の読み取りにしか利用できなかった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、印刷媒体に印刷を行う機能に加え、光学的読取機能を有する装置において、印刷直後の印刷媒体以外のものの読み取りを行えるようにすることを目的とする。
ところで、このような装置が有する光学読取機能を使って、印刷直後の印刷媒体に限らず様々なものを読み取ることも考えられるが、上記従来の装置は読み取る範囲のサイズ、すなわち読取画像のサイズを知るすべが無いため、印刷直後の印刷媒体の読み取りにしか利用できなかった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、印刷媒体に印刷を行う機能に加え、光学的読取機能を有する装置において、印刷直後の印刷媒体以外のものの読み取りを行えるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、テープ状印刷媒体に印刷する印刷手段を有するテープ印刷装置であって、前記テープ印刷装置の本体から印刷後の前記テープ状印刷媒体を排出する排出口に配置され、読取対象物を光学的に読み取る読取手段と、前記テープ状印刷媒体を搬送する搬送機構と、前記搬送機構により搬送された前記テープ状印刷媒体の長さを検出する搬送量検出手段と、前記読取手段により読み取られた読取画像を取得し、前記搬送量検出手段により検出された前記テープ状印刷媒体の長さに基づき、前記読取画像の長さを求める読取制御手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、搬送されたテープ状印刷媒体の長さを検出し、この長さに基づいて読取画像のサイズを求めることができる。つまり、印刷媒体として用いるテープ状印刷媒体を、読取範囲のサイズを求める目的でも使用し、正確に読取画像のサイズを得ることができる。これにより、このテープ印刷装置が備えている光学的読取機能を利用して、このテープ印刷装置が印刷したテープ状印刷媒体に限らず、様々なものを光学的に読み取ることが可能となる。
本発明によれば、搬送されたテープ状印刷媒体の長さを検出し、この長さに基づいて読取画像のサイズを求めることができる。つまり、印刷媒体として用いるテープ状印刷媒体を、読取範囲のサイズを求める目的でも使用し、正確に読取画像のサイズを得ることができる。これにより、このテープ印刷装置が備えている光学的読取機能を利用して、このテープ印刷装置が印刷したテープ状印刷媒体に限らず、様々なものを光学的に読み取ることが可能となる。
また、本発明は、上記テープ印刷装置において、前記搬送機構は、前記排出口から排出された前記テープ状印刷媒体を前記本体に巻き取る巻取機構を備え、前記搬送量検出手段は、前記巻取機構が巻き取る前記テープ状印刷媒体の長さを検出することを特徴とする。
本発明によれば、テープ状印刷媒体を巻き取りながら光学的読み取りを実行できる。さらに、読取範囲のサイズを、テープ状印刷媒体の巻取長に基づいて正確に得られるので、正しい読取画像データのサイズを容易に得ることができる。
本発明によれば、テープ状印刷媒体を巻き取りながら光学的読み取りを実行できる。さらに、読取範囲のサイズを、テープ状印刷媒体の巻取長に基づいて正確に得られるので、正しい読取画像データのサイズを容易に得ることができる。
また、本発明は、上記テープ印刷装置において、前記テープ状印刷媒体は、第1の面に印刷が施される被印刷面を有するとともに第2の面に粘着層を有する粘着テープと、前記粘着テープに剥離可能に設けられた剥離テープとを有して構成され、前記読取手段は、少なくとも前記テープ状印刷媒体の前記剥離テープを読み取る位置に設けられ、前記読取制御手段は、前記読取手段によって、前記巻取機構が巻き取る前記テープ状印刷媒体の前記剥離テープを読み取らせ、この読取画像を取得することを特徴とする。
本発明によれば、テープ印刷装置が排出したテープ状印刷媒体の剥離テープに、手書きや押印等により読み取らせたい文字や画像を形成し、この文字や画像を、テープ状印刷媒体を巻き取りながらテープ印刷装置によって読み取ることができる。
本発明によれば、テープ印刷装置が排出したテープ状印刷媒体の剥離テープに、手書きや押印等により読み取らせたい文字や画像を形成し、この文字や画像を、テープ状印刷媒体を巻き取りながらテープ印刷装置によって読み取ることができる。
また、本発明は、上記テープ印刷装置において、前記読取手段は、前記本体の外側に位置する前記読取対象物を読み取る位置に設けられ、前記読取制御手段は、前記読取手段によって、前記本体の外部に位置する前記読取対象物を読み取らせて読取画像を取得することを特徴とする。
本発明によれば、本体の外部に位置する読取対象物を光学的に読み取ることができる。また、この場合の読取範囲のサイズを、テープ状印刷媒体の長さに基づいて容易に得ることができ、正しい読取画像データのサイズを容易に得ることができる。
本発明によれば、本体の外部に位置する読取対象物を光学的に読み取ることができる。また、この場合の読取範囲のサイズを、テープ状印刷媒体の長さに基づいて容易に得ることができ、正しい読取画像データのサイズを容易に得ることができる。
また、本発明は、上記テープ印刷装置において、前記読取制御手段が取得した読取画像を記憶する画像記憶手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、テープ印刷装置が備える光学的読取機能を利用して読み取った読取画像データを、様々な目的に利用できる。
本発明によれば、テープ印刷装置が備える光学的読取機能を利用して読み取った読取画像データを、様々な目的に利用できる。
また、本発明は、上記テープ印刷装置において、前記画像記憶手段に記憶した読取画像を前記印刷手段によって前記テープ状印刷媒体に印刷させる印刷制御手段を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、テープ印刷装置が備える光学的読取機能を利用して読み取った読取画像データを、テープ状印刷媒体に印刷できるので、読取対象物を容易に複製できる。また、読取画像データのサイズを正確に得ることが可能なため、複製物の歪みを抑制できる。
本発明によれば、テープ印刷装置が備える光学的読取機能を利用して読み取った読取画像データを、テープ状印刷媒体に印刷できるので、読取対象物を容易に複製できる。また、読取画像データのサイズを正確に得ることが可能なため、複製物の歪みを抑制できる。
また、本発明は、上記テープ印刷装置において、前記読取制御手段は、前記読取手段から取得した読取画像を制御用のデータとして処理することを特徴とする。
本発明によれば、テープ印刷装置が備える光学的読取機能を利用して読み取った読取画像データを、テープ印刷装置の制御に用いることができる。
本発明によれば、テープ印刷装置が備える光学的読取機能を利用して読み取った読取画像データを、テープ印刷装置の制御に用いることができる。
また、上記課題を解決するため、本発明は、テープ状印刷媒体に印刷する印刷手段を有し、テープ印刷装置の本体から印刷後の前記テープ状印刷媒体を排出する排出口に位置して読取対象物を光学的に読み取る読取手段と、前記テープ状印刷媒体を搬送する搬送機構と、前記搬送機構により搬送された前記テープ状印刷媒体の長さを検出する搬送量検出手段とを備えたテープ印刷装置を制御して、前記読取手段により読み取られた読取画像を取得し、前記搬送量検出手段により検出された前記テープ状印刷媒体の長さに基づき、前記読取画像の長さを求めること、を特徴とする。
本発明によれば、搬送されたテープ状印刷媒体の長さを検出し、この長さに基づいて読取画像のサイズを求めることができる。つまり、印刷媒体として用いるテープ状印刷媒体を、読取範囲のサイズを求める目的でも使用し、正確に読取画像のサイズを得ることができる。これにより、このテープ印刷装置が備えている光学的読取機能を利用して、このテープ印刷装置が印刷したテープ状印刷媒体に限らず、様々なものを光学的に読み取ることが可能となる。
本発明によれば、搬送されたテープ状印刷媒体の長さを検出し、この長さに基づいて読取画像のサイズを求めることができる。つまり、印刷媒体として用いるテープ状印刷媒体を、読取範囲のサイズを求める目的でも使用し、正確に読取画像のサイズを得ることができる。これにより、このテープ印刷装置が備えている光学的読取機能を利用して、このテープ印刷装置が印刷したテープ状印刷媒体に限らず、様々なものを光学的に読み取ることが可能となる。
本発明によれば、テープ印刷装置が備えている光学的読取機能を利用して、このテープ印刷装置が印刷したテープ状印刷媒体に限らず、様々なものを光学的に読み取ることが可能となる。また、テープ状媒体の搬送量を検出することによって、読み取った範囲(長さ)を検出することが可能となる。また、読み取った画像をテープ状印刷媒体に印刷して、ラベルを作成することが可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施形態に係るテープ印刷装置1及びその制御方法について説明する。テープ印刷装置1は、テープカートリッジ2から印刷テープ70(テープ状印刷媒体)を繰出しながら搬送し、この印刷テープ70に、印刷手段としての印刷ヘッド5(図2)によって所望の印刷を行うと共にその印刷済み部分を切断して、所望のラベルを得るものである。
図1は、テープ印刷装置1の主要部を模式的に表した構造図である。
図1に示すように、テープ印刷装置1は、排出口19を有する略箱形の本体10に、テープカートリッジ2が着脱自在に装着されるカートリッジ装着部11と、テープ印刷装置1の操作を行うための各種キーを備えたキー入力部50と、印刷内容等を表示するディスプレイ55と、を備えている。カートリッジ装着部11は、開閉可能な蓋を有し、この蓋を開けるとテープカートリッジ2を収容可能な空間にアクセス可能となる。キー入力部50は、電源スイッチ51、所定の機能が割り当てられた機能キー52、53、及び方向キー入力部54を有し、方向キー入力部54は、さらに、方向指示キー54a及び決定キー54bを有する。これらキー入力部50の各キーの操作によって、テープ印刷装置1の電源のオン/オフ、及び、後述する読取処理や印刷処理等の各種処理を実行させることができる。
本体10において、キー入力部50及びディスプレイ55が設けられた面を前面10aとし、本体10の側面のうち図中上側の面を上面10bとし、本体10の側面のうち図中左側の面を左側面10cとする。本体10の左側面10cと上面10bとの角部に、印刷テープ70を排出する排出口19が開口している。
さらに、テープ印刷装置1は、後述するように、いったん排出した印刷テープ70を排出口19から本体10内部に巻き取る機能を有する。
図1に示すように、テープ印刷装置1は、排出口19を有する略箱形の本体10に、テープカートリッジ2が着脱自在に装着されるカートリッジ装着部11と、テープ印刷装置1の操作を行うための各種キーを備えたキー入力部50と、印刷内容等を表示するディスプレイ55と、を備えている。カートリッジ装着部11は、開閉可能な蓋を有し、この蓋を開けるとテープカートリッジ2を収容可能な空間にアクセス可能となる。キー入力部50は、電源スイッチ51、所定の機能が割り当てられた機能キー52、53、及び方向キー入力部54を有し、方向キー入力部54は、さらに、方向指示キー54a及び決定キー54bを有する。これらキー入力部50の各キーの操作によって、テープ印刷装置1の電源のオン/オフ、及び、後述する読取処理や印刷処理等の各種処理を実行させることができる。
本体10において、キー入力部50及びディスプレイ55が設けられた面を前面10aとし、本体10の側面のうち図中上側の面を上面10bとし、本体10の側面のうち図中左側の面を左側面10cとする。本体10の左側面10cと上面10bとの角部に、印刷テープ70を排出する排出口19が開口している。
さらに、テープ印刷装置1は、後述するように、いったん排出した印刷テープ70を排出口19から本体10内部に巻き取る機能を有する。
印刷テープ70は、裏面(第2の面)に粘着剤層を有する粘着テープ71と、粘着テープ71の粘着面を覆う剥離テープ72とが重なって2つの層をなす構成となっている。粘着テープ71の表面(第1の面)すなわち印刷テープ70の表面70a(被印刷面)には、テープ印刷装置1により文字や記号、画像等が印刷される。粘着テープ71は、テープ印刷装置1の内部においては剥離テープ72と一体となって搬送される。印刷テープ70は、テープ印刷装置1から排出されてカットされた後で、剥離テープ72を剥がすことによりラベルとして使用される。剥離テープ72の裏面70bは、例えば白色の紙や合成樹脂により構成され、各種筆記用具によって文字等を書けるようになっている。
図2は、テープ印刷装置1において印刷テープ70の搬送に係る構成を詳細に示す要部構造図である。
この図2及び以降の図面には、印刷テープ70を本体10の外に繰出す場合の印刷テープ70及びインクリボン23の搬送方向を矢印Fで示し、印刷テープ70を本体10内に巻き取る場合の印刷テープ70及びインクリボン23の搬送方向を矢印Rで示す。
この図2及び以降の図面には、印刷テープ70を本体10の外に繰出す場合の印刷テープ70及びインクリボン23の搬送方向を矢印Fで示し、印刷テープ70を本体10内に巻き取る場合の印刷テープ70及びインクリボン23の搬送方向を矢印Rで示す。
テープカートリッジ2は、印刷テープ70の送出し口を有するカートリッジケース21に、印刷テープ70、インクリボン23及びプラテンローラー24を収容して構成されている。印刷テープ70は、テープコア22に巻回されて収容されており、印刷時には上記送出し口に向かって矢印F方向に繰出し可能となっている。インクリボン23は、繰出しコア26に巻回されて収容され、印刷時には印刷ヘッド5の位置まで矢印F方向に繰り出し可能となっており、印刷ヘッド5の位置からさらに矢印F方向に送られて、巻取りコア27に巻き取られる。
また、印刷テープ70を巻き取る場合には、印刷テープ70は矢印R方向に搬送されてテープコア22に巻き取られる。このとき、インクリボン23は、巻取りコア27から矢印R方向に繰り出されて、印刷ヘッド5の前を通り、繰出しコア26に巻き取られる。
カートリッジケース21には、印刷ヘッド5に対応する位置に矩形の開口部28が形成されており、この開口部28に印刷ヘッド5が挿入される。プラテンローラー24は、開口部28に遊挿された印刷ヘッド5に接触するように配設されている。
また、印刷テープ70を巻き取る場合には、印刷テープ70は矢印R方向に搬送されてテープコア22に巻き取られる。このとき、インクリボン23は、巻取りコア27から矢印R方向に繰り出されて、印刷ヘッド5の前を通り、繰出しコア26に巻き取られる。
カートリッジケース21には、印刷ヘッド5に対応する位置に矩形の開口部28が形成されており、この開口部28に印刷ヘッド5が挿入される。プラテンローラー24は、開口部28に遊挿された印刷ヘッド5に接触するように配設されている。
カートリッジ装着部11には、サーマルヘッドで構成された印刷ヘッド5が配設され、プラテンローラー24と印刷ヘッド5との間に印刷テープ70及びインクリボン23を重ねて挟持し、印刷テープ70とインクリボン23とを併走させながら熱転写による印刷を行う。印刷ヘッド5は、複数の発熱素子をテープ幅方向に列設した発熱素子アレイを有し、この発熱素子アレイの長さは、印刷可能な最大幅の印刷テープ70の幅に対応している。すなわち、本実施形態の印刷ヘッド5では、発熱素子アレイを構成する複数の発熱素子を、印刷データに基づいて選択的に発熱駆動する。印刷テープ70の表面70a側にはインクリボン23が重なっており、印刷ヘッド5がインクリボン23に与える熱エネルギーによってインクリボン23のインクが表面70aに付着する。また、プラテンローラー24には、印刷テープ70の裏面70bが当接する。
カートリッジ装着部11には、動力源を構成する搬送モーター31と、搬送モーター31により駆動され、プラテンローラー24及び巻取りコア27を回転させるテープ送り機構32(搬送機構)とが内蔵されている。テープ送り機構32はギヤ列(不図示)で構成されており、このギヤ列に含まれる2つの最終ギヤに、カートリッジ装着部11内に突出するプラテン軸33及び巻取軸34がそれぞれ設けられている。
テープカートリッジ2をカートリッジ装着部11に装着すると、プラテンローラー24がプラテン軸33に、また、巻取りコア27が巻取軸34に装着され、印刷テープ70の送りとインクリボン23の送りとが可能な状態(送り待機状態)となる。
テープカートリッジ2をカートリッジ装着部11に装着すると、プラテンローラー24がプラテン軸33に、また、巻取りコア27が巻取軸34に装着され、印刷テープ70の送りとインクリボン23の送りとが可能な状態(送り待機状態)となる。
そして、送り待機状態において、搬送モーター31を正方向に回転させると、印刷テープ70とインクリボン23とが印刷ヘッド5の位置で重なって、ともに矢印F方向に搬送される。ここで印刷ヘッド5を駆動することにより、印刷テープ70への印刷が行われる。印刷ヘッド5を通過した印刷テープ70の印刷済み部分は、搬送経路に沿って送られ、テープカートリッジ2の送出し口を経て、テープ印刷装置1の排出口19から装置外部に送り出される。一方、インクリボン23は、テープ送り機構32により駆動される巻取りコア27によって巻き取られる。
この正方向への送り動作は、印刷時に限らず、キー入力部50の操作によって印刷テープ70をフィード動作が指示された場合にも行われる。フィード動作の実行時には、印刷テープ70がテープコア22から繰り出され、繰出しコア26からインクリボン23が繰り出されるが、印刷ヘッド5による印刷は行われない。
この正方向への送り動作は、印刷時に限らず、キー入力部50の操作によって印刷テープ70をフィード動作が指示された場合にも行われる。フィード動作の実行時には、印刷テープ70がテープコア22から繰り出され、繰出しコア26からインクリボン23が繰り出されるが、印刷ヘッド5による印刷は行われない。
また、印刷テープ70が排出口19の外に繰り出された状態では、テープ印刷装置1は、この印刷テープ70を本体10内部に巻き取ることが可能である。カートリッジ装着部11は、搬送モーター31により駆動され、テープコア22及び繰出しコア26を回転させるテープ巻取機構35(搬送機構、巻取機構)が内蔵されている。テープ巻取機構35はギヤ列(不図示)で構成されており、このギヤ列に含まれる2つの最終ギヤに、カートリッジ装着部11内に突出するテープ巻取軸36及びインク巻取軸37がそれぞれ設けられている。テープ印刷装置1が印刷テープ70を排出した後で待機している状態において、搬送モーター31を逆方向に回転させると、印刷テープ70は矢印R方向に搬送され、テープ巻取軸36の回転力により駆動されるテープコア22に巻き取られる。また、テープ巻取軸36と同期して駆動されるインク巻取軸37によって繰出しコア26が回転することで、印刷済みのインクリボン23が巻取りコア27から繰り出され、繰出しコア26に巻き取られる。
なお、プラテンローラー24を、テープカートリッジ2ではなくテープ印刷装置1の本体側に設けてもよい。この具体的な構成としては、例えば、テープカートリッジ2をカートリッジ装着部11に装着することにより、印刷ヘッド5或いはプラテンローラー24が移動して、これらの間に印刷テープ70及びインクリボン23を挟持し、送り待機状態となる構成が挙げられる。
また、テープ送り機構32及びテープ巻取機構35は、いずれも搬送モーター31に連結されており、搬送モーター31を正方向に回転させるとテープ送り機構32に駆動力が伝達され、搬送モーター31を逆方向に回転させるとテープ巻取機構35に駆動力が伝達される機構となっている。この構成の他、例えば、搬送モーター31にはテープ送り機構32のみが連結され、テープ巻取機構35を駆動する別のモーターを設けた構成とすることも可能である。
また、テープ送り機構32及びテープ巻取機構35は、いずれも搬送モーター31に連結されており、搬送モーター31を正方向に回転させるとテープ送り機構32に駆動力が伝達され、搬送モーター31を逆方向に回転させるとテープ巻取機構35に駆動力が伝達される機構となっている。この構成の他、例えば、搬送モーター31にはテープ送り機構32のみが連結され、テープ巻取機構35を駆動する別のモーターを設けた構成とすることも可能である。
また、カートリッジ装着部11には、テープカートリッジ2の送出し口から排出された印刷テープ70を、本体10の排出口19に導く一対のローラー38が設けられている。ローラー38には、ローラー38の回転量を検出するロータリーエンコーダー等からなる搬送量検出部39(搬送量検出手段)が設けられている。搬送量検出部39は、ローラー38の正方向及び逆方向への回転量を検出可能であり、テープ印刷装置1の制御部100によってローラー38の回転量を取得できる。このローラー38に、搬送モーター31または他のモーターによる駆動力を与えて、印刷テープ70を所定の力で搬送してもよい。
印刷テープ70の搬送路においてローラー38の下流側、すなわち排出口19側には、カッター機構9が設けられている。カッター機構9は、駆動源を構成するカッターモーター40と、印刷テープ70を切断する一対のカッター可動刃42及びカッター固定刃43と、カッターモーター40の動力をカッター可動刃42に伝達するカッター作動機構41と、を有している。カッター機構9は、印刷テープ70の表面70aに対して略直角に対向するカッター固定刃43に対し、カッター可動刃42を移動させ、カッター可動刃42とカッター固定刃43との間に印刷テープ70を挟んで切断するハサミ型のカッターである。
さらに、排出口19には、読取ユニット6(読取手段)が設けられている。読取ユニット6は、本体10の外に向けて配設された外部読取モジュール61と、本体10の内部において排出口19に接して、或いは排出口19の近傍に設けられた表面読取モジュール62及び裏面読取モジュール63とを有する。
外部読取モジュール61、表面読取モジュール62及び裏面読取モジュール63は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサー、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサー等からなるイメージセンサーと、LED(Light Emitting Diode)や冷陰極管等からなる光源とが所定の読取面に向けて配設された構成を有し、光源により読取面から光を照射し、その反射光をイメージセンサーにより受光及び検出することで、対象物の表面を光学的に読み取る。
外部読取モジュール61の読取面は、上面10bに露出しており、上面10bに接した読取対象物を読み取る。これに対し、表面読取モジュール62及び裏面読取モジュール63は印刷テープ70を挟んで対向して配設される。表面読取モジュール62の読取面は表面70aに向けて配設され、表面70aを読み取ることができ、例えば、印刷ヘッド5が表面70aに印刷した文字、記号、画像等を読み取る際に使用される。また、裏面読取モジュール63の読取面は印刷テープ70の裏面70bに向けて配設され、裏面70bを読み取ることができ、例えば、裏面70bに手書き等で形成された文字や画像等を読み取る際に使用される。
外部読取モジュール61、表面読取モジュール62及び裏面読取モジュール63は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサー、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサー等からなるイメージセンサーと、LED(Light Emitting Diode)や冷陰極管等からなる光源とが所定の読取面に向けて配設された構成を有し、光源により読取面から光を照射し、その反射光をイメージセンサーにより受光及び検出することで、対象物の表面を光学的に読み取る。
外部読取モジュール61の読取面は、上面10bに露出しており、上面10bに接した読取対象物を読み取る。これに対し、表面読取モジュール62及び裏面読取モジュール63は印刷テープ70を挟んで対向して配設される。表面読取モジュール62の読取面は表面70aに向けて配設され、表面70aを読み取ることができ、例えば、印刷ヘッド5が表面70aに印刷した文字、記号、画像等を読み取る際に使用される。また、裏面読取モジュール63の読取面は印刷テープ70の裏面70bに向けて配設され、裏面70bを読み取ることができ、例えば、裏面70bに手書き等で形成された文字や画像等を読み取る際に使用される。
排出口19は、上述のように本体10の上面10bと左側面10cとの角部に開口している。このため、印刷テープ70を排出する方向は上面10b寄りの向きと左側面10c寄りの向きとの間で自在に動かすことができる。例えば、印刷テープ70を、図2中に実線で示すように左側面10cに略垂直に排出することも、図2中に破線で示すように、斜め方向に排出することもできる。
テープ印刷装置1は、テープ印刷装置1を中枢的に制御する制御部100を備えている。制御部100は、CPUと、CPUが実行するプログラム等を不揮発的に記憶したROMと、CPUが実行するプログラムや処理対象のデータ等を一時的に記憶するRAMと、磁気的記録媒体、光学的記録媒体、或いは半導体記憶素子によりデータ等を不揮発的に記憶する記憶装置等により構成され、印刷制御部101、搬送制御部102、読取制御部103及び読取画像認識部104の各機能部を備えている。また、制御部100は上記記憶装置の記憶領域を使用してデータを記憶する記憶部105を備え、記憶部105には画像記憶部106(画像記憶手段)が形成されている。制御部100が備える印刷制御部101は印刷制御手段として機能し、また、読取制御部103の機能によって、読取制御手段として機能する。
制御部100には、制御対象として印刷ヘッド5、搬送モーター31、カッターモーター40が接続され、制御部100はこれら制御対象に対する駆動電流の供給状態等を制御することで、印刷ヘッド5による印刷、搬送モーター31による印刷テープ70の搬送、及ぶカッターモーター40による切断動作を制御する。また、制御部100には、読取ユニット6の外部読取モジュール61、表面読取モジュール62、及び裏面読取モジュール63が接続され、制御部100は、これらによる読取動作を制御して、読み取られた読取画像を取得する。さらに、制御部100には搬送量検出部39が接続され、制御部100は、搬送量検出部39が検出したローラー38の正方向及び逆方向の回転量に基づき、繰出方向(矢印F)及び巻取方向(矢印R)の印刷テープ70の搬送量を取得する。また、制御部100には、入力手段を構成するキー入力部50と、表示手段を構成するディスプレイ55とが接続され、制御部100はキー入力部50の各キーの操作に応じて各種処理を実行し、ディスプレイ55に、キー入力部50の操作による指示内容や処理結果を表示する。
印刷制御部101は、印刷ヘッド5及び搬送モーター31を制御して、印刷テープ70の送りと同期させて印刷ヘッド5の発熱素子アレイを選択的に駆動することにより、1ラインずつのドット印刷を行い、例えば文宇、図形、記号等のキャラクター画像や、バーコード、QRコード(登録商標)等の2次元コードのコード画像を印刷する。例えば、印刷制御部101は、キー入力部50のキー操作に従って、画像記憶部106に記憶された画像データに基づき、表面70aに画像を印刷させる。
搬送制御部102は、上述したフィード動作、及び、印刷後の印刷テープ70を巻き取る巻取動作を実行し、搬送モーター31を正方向または逆方向に回転させて印刷テープ70を搬送させる。また、搬送制御部102は、搬送モーター31を回転させる際に、搬送量検出部39の検出値に基づいて印刷テープ70の搬送量を求める。
搬送制御部102は、上述したフィード動作、及び、印刷後の印刷テープ70を巻き取る巻取動作を実行し、搬送モーター31を正方向または逆方向に回転させて印刷テープ70を搬送させる。また、搬送制御部102は、搬送モーター31を回転させる際に、搬送量検出部39の検出値に基づいて印刷テープ70の搬送量を求める。
読取制御部103は、読取ユニット6による読取動作を実行する。読取制御部103は、読取ユニット6が備える外部読取モジュール61、表面読取モジュール62または裏面読取モジュール63に対し、光源及びイメージセンサーを動作させるとともに、イメージセンサーが検出したデータを取得して、読取画像データを生成する。読取ユニット6が、イメージセンサーを制御して読取画像データを生成する制御回路を備えている場合には、この制御回路が出力する読取画像データを取得する。また、読取制御部103は、外部読取モジュール61、表面読取モジュール62及び裏面読取モジュール63のうち複数のモジュールを選択して、同時に読み取りを行うことも可能である。読取制御部103は、搬送制御部102の機能によって読取動作の実行中における搬送量を求めさせ、求められた搬送量を取得する。そして、読取制御部103は、生成または取得した読取画像データを、取得した搬送量に対応づけて画像記憶部106に記憶する。
読取画像認識部104は、画像記憶部106に格納された読取画像データに対して文字認識処理を実行し、この読取画像データに含まれる文字を抽出してテキストデータに変換し、生成したテキストデータを記憶部105に記憶する。
読取画像認識部104は、画像記憶部106に格納された読取画像データに対して文字認識処理を実行し、この読取画像データに含まれる文字を抽出してテキストデータに変換し、生成したテキストデータを記憶部105に記憶する。
続いて、テープ印刷装置1の各種の機能について説明する。
テープ印刷装置1は、外部読取モジュール61を用いて本体10の外部の読取対象物の表面を光学的に読み取る外部読取処理、本体10から繰り出された印刷テープ70の裏面70bに手書き等で形成された文字や画像を裏面読取モジュール63により読み取る裏面読取処理、印刷ヘッド5によって印刷を実行する際に、表面70aに印刷された文字、記号或いは画像等を表面読取モジュール62により読み取る印刷同時読取処理、読取画像の文字認識を行ってテキストデータを生成する読取画像認識処理、及び、読取画像を表面70aに印刷する印刷処理を実行できる。
テープ印刷装置1は、外部読取モジュール61を用いて本体10の外部の読取対象物の表面を光学的に読み取る外部読取処理、本体10から繰り出された印刷テープ70の裏面70bに手書き等で形成された文字や画像を裏面読取モジュール63により読み取る裏面読取処理、印刷ヘッド5によって印刷を実行する際に、表面70aに印刷された文字、記号或いは画像等を表面読取モジュール62により読み取る印刷同時読取処理、読取画像の文字認識を行ってテキストデータを生成する読取画像認識処理、及び、読取画像を表面70aに印刷する印刷処理を実行できる。
図3は、テープ印刷装置1の使用状態の例を示す説明図であり、(A)は外部読取処理の例を示し、(B)は裏面読取処理の例を示す。また、図4は外部読取処理を示すフローチャートであり、図5は裏面読取処理を示すフローチャートである。
外部読取処理は、本体10の外部のシート(紙や合成樹脂等)等の表面を、外部読取モジュール61によって読み取る処理であり、平面に置かれたシート200に記載された読取対象文字201を読み取る例を図3(A)に示す。外部読取処理の実行時には、読取対象物に外部読取モジュール61の読取面を対向させるため、上面10bを読取対象の面に対向させる。より良好な読取結果を得るためには、読取対象物の表面が平面であって、この平面に外部読取モジュール61が当接することが好ましい。図3(A)の例ではシート200に上面10bを接触させている。
外部読取処理の実行時には、印刷テープ70を本体10の外に繰出しながら読み取りが実行される。この印刷テープ70は、ユーザーが手で印刷テープ70を引っ張ることで本体10から引き出してもよいし、キー入力部50の操作に応じてテープ印刷装置1がフィード動作を実行して繰出してもよい。本実施形態では、外部読取処理の実行をキー入力部50の操作によって指示すると、自動的にフィード動作が行われて印刷テープ70が繰出される構成とする。また、外部読取処理の開始前に、ユーザーが押さえる先端部70cの分だけ、印刷テープ70が本体10の外に引き出されていれば、より好ましい。
外部読取処理は、本体10の外部のシート(紙や合成樹脂等)等の表面を、外部読取モジュール61によって読み取る処理であり、平面に置かれたシート200に記載された読取対象文字201を読み取る例を図3(A)に示す。外部読取処理の実行時には、読取対象物に外部読取モジュール61の読取面を対向させるため、上面10bを読取対象の面に対向させる。より良好な読取結果を得るためには、読取対象物の表面が平面であって、この平面に外部読取モジュール61が当接することが好ましい。図3(A)の例ではシート200に上面10bを接触させている。
外部読取処理の実行時には、印刷テープ70を本体10の外に繰出しながら読み取りが実行される。この印刷テープ70は、ユーザーが手で印刷テープ70を引っ張ることで本体10から引き出してもよいし、キー入力部50の操作に応じてテープ印刷装置1がフィード動作を実行して繰出してもよい。本実施形態では、外部読取処理の実行をキー入力部50の操作によって指示すると、自動的にフィード動作が行われて印刷テープ70が繰出される構成とする。また、外部読取処理の開始前に、ユーザーが押さえる先端部70cの分だけ、印刷テープ70が本体10の外に引き出されていれば、より好ましい。
図4に示すように、ユーザーにより、キー入力部50の操作によって外部読取処理の開始が指示されると(ステップS1)、読取制御部103は、搬送制御部102の機能によって、印刷テープ70の繰出しを開始するとともに(ステップS2)、印刷テープ70の繰出量のカウントを開始する(ステップS3)。そして、読取制御部103は、外部読取モジュール61により読取対象文字201を読み取るべく、本体10を動かす。
すなわち、ステップS1でキー入力部50を操作する前に、ユーザーは、図3(A)に示すように、外部読取モジュール61が読取対象文字201を読み取る読取開始位置に重なるように本体10を置く。ユーザーは、本体10の外に出ている印刷テープ70の先端部70cを固定する。先端部70cの固定は、例えば指でシート200に押しつけてもよい。
そして、テープ印刷装置1が印刷テープ70の繰出しを開始すると、ユーザーは、印刷テープ70が繰り出される早さに合わせるように、先端部70cを固定したまま本体10を読取方向(図中矢印M)に移動させ、読取対象文字201の上を通過させる。この間、外部読取モジュール61が読取対象文字201の上を通過しながら、読取対象文字201を光学的に読み取る。また、本体10の移動中、印刷テープ70が本体10から繰り出され、読取制御部103は、後述するように読取停止を指示するキー入力部50の操作が行われるまで、搬送制御部102によって印刷テープ70の繰出量を搬送量検出部39の検出値に基づきカウントする。この本体10の移動中に、搬送制御部102は、テープ送り機構32及びテープ巻取機構35をフリーにして自在に印刷テープ70を繰出し可能となる構成とし、ユーザーが本体10を移動させる力で印刷テープ70が引き出されるようにしてもよい。
すなわち、ステップS1でキー入力部50を操作する前に、ユーザーは、図3(A)に示すように、外部読取モジュール61が読取対象文字201を読み取る読取開始位置に重なるように本体10を置く。ユーザーは、本体10の外に出ている印刷テープ70の先端部70cを固定する。先端部70cの固定は、例えば指でシート200に押しつけてもよい。
そして、テープ印刷装置1が印刷テープ70の繰出しを開始すると、ユーザーは、印刷テープ70が繰り出される早さに合わせるように、先端部70cを固定したまま本体10を読取方向(図中矢印M)に移動させ、読取対象文字201の上を通過させる。この間、外部読取モジュール61が読取対象文字201の上を通過しながら、読取対象文字201を光学的に読み取る。また、本体10の移動中、印刷テープ70が本体10から繰り出され、読取制御部103は、後述するように読取停止を指示するキー入力部50の操作が行われるまで、搬送制御部102によって印刷テープ70の繰出量を搬送量検出部39の検出値に基づきカウントする。この本体10の移動中に、搬送制御部102は、テープ送り機構32及びテープ巻取機構35をフリーにして自在に印刷テープ70を繰出し可能となる構成とし、ユーザーが本体10を移動させる力で印刷テープ70が引き出されるようにしてもよい。
図3(A)に示すように、読取対象文字201の全体を外部読取モジュール61が通過したところで、ユーザーは本体10の移動をやめ、キー入力部50の操作により停止を指示する。機能キー52、53のいずれかに、停止を指示する機能を割り当てれば、より操作が簡単になる。読取制御部103は、読取を開始した後は、停止を指示するキー操作に対して待機し(ステップS5)、停止を指示するキー操作を検出すると(ステップS5;Yes)、印刷テープ70の繰出しが停止したことを確認する(ステップS6)。例えば、ユーザーが手で印刷テープ70を引き出す場合、ステップS6で読取制御部103は、搬送制御部102の機能により、印刷テープ70が止まったことを確認する。
次に、読取制御部103は、搬送制御部102の機能によってカウントした印刷テープ70の繰出量のカウント値を取得する(ステップS7)。
次に、読取制御部103は、搬送制御部102の機能によってカウントした印刷テープ70の繰出量のカウント値を取得する(ステップS7)。
外部読取処理中に繰出された印刷テープ70の繰出量(搬送量)は本体10の移動量に等しく、読み取った画像の読取長さに等しい。従って、搬送制御部102が検出した印刷テープ70の繰出量を、読取長さとすることができる。読取制御部103は、外部読取モジュール61の読取画像データを取得するとともに、取得した繰出量を読取画像の読取長さとして、読取画像データを画像記憶部106に一時的に記憶する(ステップS8)。さらに、読取制御部103は、キー入力部50のキー操作に従って、カッターモーター40を駆動して本体10の移動に伴って繰り出された印刷テープ70を切断し、あるいは、搬送制御部102の機能により印刷テープ70を本体10の内部に巻き取る(ステップS9)。その後、読取制御部103は、外部読取処理の再実行(リトライ)を指示する操作の有無を判定し(ステップS10)、再実行が指示された場合は(ステップS10;Yes)、ステップS2に戻る。また、再実行を指示する操作がない場合は(ステップS10;No)、読取画像を保存するか印刷するかの選択が行われる(ステップS11)。ステップS11で、制御部100は、キー入力部50の操作または事前の設定に従って、読取画像の保存と印刷のいずれか一方を選択し、読取画像の画像データを画像記憶部106に記憶し(ステップS12)、或いは、印刷制御部101により印刷テープ70に読取画像を印刷し(ステップS13)、本処理を終了する。
この外部読取処理によれば、本体10の外部の読取対象物を自在に読み取ることができる。また、搬送制御部102が繰出された印刷テープ70の量に基づき、読取長さを正確に検出できるので、ユーザーが手で本体10を動かす速度が不安定であっても、歪みのない読取画像を得ることができる。そして、読み取った画像を印刷テープ70に印刷することで、コピーを作成できる。
なお、外部読取処理で読み取る読取対象物は、上面10bを当接させることが可能な面であれば特に限定されない。本実施形態で例示した平面状のシート200に限らず、部屋の壁面や大型の物体の表面をテープ印刷装置1が読み取ることも可能である。
なお、外部読取処理で読み取る読取対象物は、上面10bを当接させることが可能な面であれば特に限定されない。本実施形態で例示した平面状のシート200に限らず、部屋の壁面や大型の物体の表面をテープ印刷装置1が読み取ることも可能である。
裏面読取処理は、印刷やフィード動作によって本体10に出た印刷テープ70の裏面70bに形成された文字や画像を、印刷テープ70を巻き取りながら読み取る処理である。本実施形態では裏面読取処理の開始を指示すると自動的にフィード動作が行われる構成とする。
裏面読取処理は、図3(B)に示すように印刷テープ70が本体10から繰り出された状態で開始される。テープ印刷装置1は、印刷テープ70を排出した状態で、左側面10cが設置面210に接するように配置される。この状態では、本体10の外に排出されている印刷テープ70の裏面70bが上を向いているので、裏面70bに、手書き、スタンプ等による押捺、紙やシールの貼付によって文字や画像を形成できる。本実施形態では裏面70bに手書きされた手書き文字70dを読み取る例について説明する。なお、図3(B)に示す状態で裏面70bに手書き文字70dが形成された後であれば、本体10の向きに関係なく裏面読取処理を実行できる。
裏面読取処理は、図3(B)に示すように印刷テープ70が本体10から繰り出された状態で開始される。テープ印刷装置1は、印刷テープ70を排出した状態で、左側面10cが設置面210に接するように配置される。この状態では、本体10の外に排出されている印刷テープ70の裏面70bが上を向いているので、裏面70bに、手書き、スタンプ等による押捺、紙やシールの貼付によって文字や画像を形成できる。本実施形態では裏面70bに手書きされた手書き文字70dを読み取る例について説明する。なお、図3(B)に示す状態で裏面70bに手書き文字70dが形成された後であれば、本体10の向きに関係なく裏面読取処理を実行できる。
読取制御部103は、図5に示すように、ユーザーがキー入力部50を操作して裏面読取処理の開始を指示すると、この操作を検出し(ステップS21)、搬送制御部102の機能によって印刷テープ70の繰出し(フィード動作)を開始する(ステップS22)。このフィード動作はキー入力部50の操作により停止が指示されるまで継続され(ステップS23)、停止が指示されると(ステップS23;Yes)、読取制御部103は印刷テープ70の搬送を停止して(ステップS24)、読取開始のキー操作を待機する(ステップS25)。
ユーザーは、図3(B)に示すように裏面70bに文字や画像を形成してから、キー入力部50の操作により動作開始を指示する。読取制御部103は、キー入力部50の操作を検出すると(ステップS25;Yes)、搬送制御部102の機能により搬送モーター31を逆方向に回転させて、印刷テープ70の巻き取りを開始するとともに(ステップS26)、搬送量検出部39の検出値に基づいて巻取量のカウントを開始する(ステップS27)。そして、読取制御部103は、印刷テープ70を巻き取る間、裏面70bの読み取りを実行する(ステップS28)。
読取制御部103は、キー入力部50の操作により停止が指示されるまで、巻き取りと読み取りを継続する(ステップS29)。読取制御部103は、停止を指示する操作を検出すると(ステップS29;Yes)、搬送制御部102による巻き取りを停止させ(ステップS30)、巻取量のカウント値を取得する(ステップS31)。ここで取得される印刷テープ70の巻取量は、裏面読取処理中に裏面読取モジュール63の前を通過した印刷テープ70の長さに相当し、読取画像の長さとして考えることができる。読取制御部103は、裏面読取モジュール63の読取画像データを取得して、ステップS31で取得した巻取量を読取画像の長さとして、読取画像データを画像記憶部106に記憶する(ステップS32)。さらに、読取制御部103は、キー入力部50のキー操作に従って、裏面読取処理で巻き取った分だけ印刷テープ70を繰り出す(ステップS33)。ここで、制御部100は、キー入力部50の操作に応じて、印刷テープ70を切断してもよい。
この裏面読取処理によれば、裏面70bを利用して、手書き文字70dをテープ印刷装置1に読み取らせることができる。また、ステップS32で記憶した読取画像データを印刷テープ70に印刷する処理を行えば、簡単に手書き文字70dのコピーを作成できる。
読取制御部103は、キー入力部50の操作により停止が指示されるまで、巻き取りと読み取りを継続する(ステップS29)。読取制御部103は、停止を指示する操作を検出すると(ステップS29;Yes)、搬送制御部102による巻き取りを停止させ(ステップS30)、巻取量のカウント値を取得する(ステップS31)。ここで取得される印刷テープ70の巻取量は、裏面読取処理中に裏面読取モジュール63の前を通過した印刷テープ70の長さに相当し、読取画像の長さとして考えることができる。読取制御部103は、裏面読取モジュール63の読取画像データを取得して、ステップS31で取得した巻取量を読取画像の長さとして、読取画像データを画像記憶部106に記憶する(ステップS32)。さらに、読取制御部103は、キー入力部50のキー操作に従って、裏面読取処理で巻き取った分だけ印刷テープ70を繰り出す(ステップS33)。ここで、制御部100は、キー入力部50の操作に応じて、印刷テープ70を切断してもよい。
この裏面読取処理によれば、裏面70bを利用して、手書き文字70dをテープ印刷装置1に読み取らせることができる。また、ステップS32で記憶した読取画像データを印刷テープ70に印刷する処理を行えば、簡単に手書き文字70dのコピーを作成できる。
また、図4の外部読取処理及び図5の裏面読取処理で読み取った読取画像は、読取画像認識処理によってテキストデータに変換できる。
すなわち、読取画像認識部104は、画像記憶部106に記憶された読取画像データから、キー入力部50のキー操作により指定された読取画像データを選択して読み出し、文字認識処理を行って、この読取画像に含まれている文字や記号をテキストデータに変換して、記憶部105に記憶する。文字認識処理のアルゴリズムとしては公知のものを用いることができる。また、読取画像認識部104は、読取画像データから抽出した文字や記号のうち、テープ印刷装置1が内蔵するフォントに対応する文字や記号が含まれている場合に限り、テキストデータに変換する構成としてもよい。
この文字認識処理によって、本体10の外部の読取対象物に形成されていた文字や記号、及び、裏面70bに手書き等で形成された文字や記号を、テープ印刷装置1に入力できる。このため、例えばテープ印刷装置1のように文字入力キーを持たない装置において、文字や記号を入力できる。記憶部105に記憶されたテキストデータは、印刷制御部101の機能により表面70aに印刷できる。
すなわち、読取画像認識部104は、画像記憶部106に記憶された読取画像データから、キー入力部50のキー操作により指定された読取画像データを選択して読み出し、文字認識処理を行って、この読取画像に含まれている文字や記号をテキストデータに変換して、記憶部105に記憶する。文字認識処理のアルゴリズムとしては公知のものを用いることができる。また、読取画像認識部104は、読取画像データから抽出した文字や記号のうち、テープ印刷装置1が内蔵するフォントに対応する文字や記号が含まれている場合に限り、テキストデータに変換する構成としてもよい。
この文字認識処理によって、本体10の外部の読取対象物に形成されていた文字や記号、及び、裏面70bに手書き等で形成された文字や記号を、テープ印刷装置1に入力できる。このため、例えばテープ印刷装置1のように文字入力キーを持たない装置において、文字や記号を入力できる。記憶部105に記憶されたテキストデータは、印刷制御部101の機能により表面70aに印刷できる。
さらに、読取画像認識部104が、読取画像データから認識した文字や記号により所定の制御コードが形成されることを検出して、この制御コードをテキストデータに変換せず、この制御コードを対応するコード文字に置き換えてテキストデータを生成する構成としてもよい。制御コードとしては、改行を指示する改行コードや、フォント種類やフォントサイズを指定するコード、太字や斜体等の文字装飾を指定するコードが挙げられる。これらの制御コードは、例えば、当該テキストデータに基づいて印刷制御部101が印刷を実行する際に、表面70aに印刷されず、印刷制御部101が制御コードに従って改行、フォントの選択、フォントサイズの選択、文字装飾の付与などを行う。この場合、外部読取処理あるいは裏面読取処理によって、印刷形態を指定する情報を読み取ることで、テープ印刷装置1の印刷動作を制御できる。
さらにまた、読取画像認識部104が検出する制御コードとして、テープ印刷装置1の特定の動作を指示するコードを用いることもできる。この場合、読取画像認識部104は、当該制御コードを検出した時点で、或いはその後に、検出した制御コードに従って動作を行う。例えば、テープ印刷装置1のリセット動作や、印刷テープ70の残量、テープ印刷装置1の累積動作量等の制御情報を表示または印刷出力する動作、テープ印刷装置1の動作に係る設定項目を、制御コードで指定された設定値に設定する動作、テープ印刷装置1の各種設定項目を初期状態に戻す動作等が挙げられる。この場合、例えば外部読取処理によってテープ印刷装置1の操作マニュアルに付されたバーコードを読み取って認識することで、テープ印刷装置1の動作に係る情報の出力や設定等を行うことができる。
また、読取画像認識部104が生成したテキストデータだけでなく、テープ印刷装置1が外部読取処理や裏面読取処理で読み取った読取画像データを、画像データのまま印刷制御部101により印刷することも可能である。
さらにまた、読取画像認識部104が検出する制御コードとして、テープ印刷装置1の特定の動作を指示するコードを用いることもできる。この場合、読取画像認識部104は、当該制御コードを検出した時点で、或いはその後に、検出した制御コードに従って動作を行う。例えば、テープ印刷装置1のリセット動作や、印刷テープ70の残量、テープ印刷装置1の累積動作量等の制御情報を表示または印刷出力する動作、テープ印刷装置1の動作に係る設定項目を、制御コードで指定された設定値に設定する動作、テープ印刷装置1の各種設定項目を初期状態に戻す動作等が挙げられる。この場合、例えば外部読取処理によってテープ印刷装置1の操作マニュアルに付されたバーコードを読み取って認識することで、テープ印刷装置1の動作に係る情報の出力や設定等を行うことができる。
また、読取画像認識部104が生成したテキストデータだけでなく、テープ印刷装置1が外部読取処理や裏面読取処理で読み取った読取画像データを、画像データのまま印刷制御部101により印刷することも可能である。
以上説明したように、本発明を適用した実施形態に係るテープ印刷装置1は、印刷テープ70に印刷する印刷ヘッド5を有し、本体10から印刷後の印刷テープ70を排出する排出口19に配置され、読取対象物を光学的に読み取る読取ユニット6と、搬送された印刷テープ70の長さを検出する搬送量検出部39と、読取ユニット6により読み取られた読取画像を取得し、搬送量検出部39により検出された印刷テープ70の長さに基づき、読取画像の長さを求める制御部100の読取制御部103とを備えているので、印刷テープ70の排出長さを検出し、この排出長さに基づいて読取画像のサイズを求めることができる。つまり、印刷媒体として用いる印刷テープ70を、読取範囲のサイズすなわち読取画像のサイズ(長さ)を求める目的でも使用して、正確に読取画像のサイズを得ることができる。これにより、読取ユニット6を用いた光学的読取機能を利用して、このテープ印刷装置1が印刷した印刷テープ70に限らず、様々なものを光学的に読み取ることが可能となる。
また、テープ印刷装置1は、排出口19から排出された印刷テープ70を本体10に巻き取るテープ巻取機構35を備え、搬送量検出部39は、テープ巻取機構35が巻き取る印刷テープ70の長さを検出するので、印刷テープ70を巻き取りながら光学的読み取りを実行し、この場合の読取範囲のサイズを、印刷テープ70の巻取長に基づいて正確に得ることができる。
また、印刷テープ70は、表面に印刷が施される表面70aを有するとともに裏面に粘着層を有する粘着テープ71と、粘着テープ71の裏面に剥離可能に設けられた剥離テープ72とを有して構成され、読取ユニット6は、少なくとも剥離テープ72の裏面70bを読み取る位置に設けられる裏面読取モジュール63を備え、制御部100は、読取ユニット6によって、テープ巻取機構35が巻き取る印刷テープ70の裏面70bを読み取らせ、この読取画像を取得するので、裏面読取処理によって、テープ印刷装置1が排出した印刷テープ70の剥離テープ72に、手書きや押印等により読み取らせたい文字や画像を形成し、この文字や画像を、印刷テープ70を巻き取りながらテープ印刷装置1によって読み取ることができる。
また、印刷テープ70は、表面に印刷が施される表面70aを有するとともに裏面に粘着層を有する粘着テープ71と、粘着テープ71の裏面に剥離可能に設けられた剥離テープ72とを有して構成され、読取ユニット6は、少なくとも剥離テープ72の裏面70bを読み取る位置に設けられる裏面読取モジュール63を備え、制御部100は、読取ユニット6によって、テープ巻取機構35が巻き取る印刷テープ70の裏面70bを読み取らせ、この読取画像を取得するので、裏面読取処理によって、テープ印刷装置1が排出した印刷テープ70の剥離テープ72に、手書きや押印等により読み取らせたい文字や画像を形成し、この文字や画像を、印刷テープ70を巻き取りながらテープ印刷装置1によって読み取ることができる。
また、読取ユニット6は、本体10の外側に位置する読取対象物を読み取る位置に設けられた外部読取モジュール61を備え、制御部100は、読取ユニット6によって、本体10の外部に位置する読取対象物を読み取らせて読取画像を取得するので、外部読取処理によって、本体10の外部に位置する読取対象物を光学的に読み取ることができる。また、この場合の読取範囲のサイズを、印刷テープ70の長さに基づいて容易に得ることができ、正しい読取画像データのサイズを容易に得ることができる。
さらに、テープ印刷装置1は、制御部100が取得した読取画像を記憶する画像記憶部106を備え、読取ユニット6による光学的読取機能を利用して読み取った読取画像データを、様々な目的に利用できる。
さらにまた、制御部100は、画像記憶部106に記憶した読取画像を印刷ヘッド5によって印刷テープ70に印刷させる印刷制御部101を備えているので、テープ印刷装置1が備える光学的読取機能により読み取った読取画像データを、印刷テープ70に印刷して容易に複製できる。また、読取画像データのサイズを正確に得ることが可能なため、複製物の歪みを抑制できる。
また、制御部100は、読取ユニット6から取得した読取画像を読取画像認識部104により認識して、制御用のデータとして処理できるので、読取画像データを、テープ印刷装置1の制御に用いることができる。
さらに、テープ印刷装置1は、制御部100が取得した読取画像を記憶する画像記憶部106を備え、読取ユニット6による光学的読取機能を利用して読み取った読取画像データを、様々な目的に利用できる。
さらにまた、制御部100は、画像記憶部106に記憶した読取画像を印刷ヘッド5によって印刷テープ70に印刷させる印刷制御部101を備えているので、テープ印刷装置1が備える光学的読取機能により読み取った読取画像データを、印刷テープ70に印刷して容易に複製できる。また、読取画像データのサイズを正確に得ることが可能なため、複製物の歪みを抑制できる。
また、制御部100は、読取ユニット6から取得した読取画像を読取画像認識部104により認識して、制御用のデータとして処理できるので、読取画像データを、テープ印刷装置1の制御に用いることができる。
このようなテープ印刷装置1を用いることにより、例えばペン等の筆感のある手書きのラベルを複数作成したり、既に印刷されたイメージをスキャンしてラベルにしたりすることなどが可能になり、容易に様々なラベルを作成することが可能になる。
なお、本実施形態では、文字入力キーを持たないテープ印刷装置1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、QWERTYキーボード等の文字入力キーを備えた構成に適用可能である。また、本実施形態では、読取ユニット6が、本体10の外側に読取面を向けて設置された外部読取モジュール61と、表面70aに読取面を向けて設置された表面読取モジュール62と、裏面70bに読取面を向けて設置された裏面読取モジュール63とを備えた構成を例に挙げて説明したが、これら全てを備えた構成に限らず、少なくとも外部読取モジュール61、及び/または、裏面読取モジュール63に相当するものを備えた構成であれば本発明を適用可能である。さらに、本実施形態において、画像記憶部106に記憶される読取画像データのデータフォーマット、本体10の形状、本体10における読取ユニット6の各モジュールの位置、及び、その他の細部構成については任意に変更可能である。また、本実施形態では、テープ印刷装置1として、いわゆる熱転写式プリンターを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、テープ状の記録媒体に印刷を行ってハーフカットする構成を有するものであれば、インクジェットプリンター等の各種の印刷装置にも適用可能である。
1…テープ印刷装置、2…テープカートリッジ、5…印刷ヘッド、6…読取ユニット(読取手段)、9…カッター機構、10…本体、10a…前面、10b…上面、19…排出口、32…テープ送り機構(搬送機構)、35…テープ巻取機構(搬送機構、巻取機構)、39…搬送量検出部(搬送量検出手段)、50…キー入力部、61…外部読取モジュール、62…表面読取モジュール、63…裏面読取モジュール、70…印刷テープ(テープ状印刷媒体)、70a…表面(被印刷面)、70b…裏面、71…粘着テープ、72…剥離テープ、100…制御部(読取制御手段)、101…印刷制御部(印刷制御手段)、102…搬送制御部、103…読取制御部、104…読取画像認識部、105…記憶部、106…画像記憶部(画像記憶手段)。
Claims (8)
- テープ状印刷媒体に印刷する印刷手段を有するテープ印刷装置であって、
前記テープ印刷装置の本体から印刷後の前記テープ状印刷媒体を排出する排出口に配置され、読取対象物を光学的に読み取る読取手段と、
前記テープ状印刷媒体を搬送する搬送機構と、
前記搬送機構により搬送された前記テープ状印刷媒体の長さを検出する搬送量検出手段と、
前記読取手段により読み取られた読取画像を取得し、前記搬送量検出手段により検出された前記テープ状印刷媒体の長さに基づき、前記読取画像の長さを求める読取制御手段と、
を備えたことを特徴とするテープ印刷装置。 - 前記搬送機構は、前記排出口から排出された前記テープ状印刷媒体を前記本体に巻き取る巻取機構を備え、
前記搬送量検出手段は、前記巻取機構が巻き取る前記テープ状印刷媒体の長さを検出することを特徴とする請求項1記載のテープ印刷装置。 - 前記テープ状印刷媒体は、第1の面に印刷が施される被印刷面を有するとともに第2の面に粘着層を有する粘着テープと、前記粘着テープに剥離可能に設けられた剥離テープとを有して構成され、
前記読取手段は、少なくとも前記テープ状印刷媒体の前記剥離テープを読み取る位置に設けられ、
前記読取制御手段は、前記読取手段によって、前記巻取機構が巻き取る前記テープ状印刷媒体の前記剥離テープを読み取らせ、この読取画像を取得することを特徴とする請求項2記載のテープ印刷装置。 - 前記読取手段は、前記本体の外側に位置する前記読取対象物を読み取る位置に設けられ、
前記読取制御手段は、前記読取手段によって、前記本体の外部に位置する前記読取対象物を読み取らせて読取画像を取得することを特徴とする請求項1または2記載のテープ印刷装置。 - 前記読取制御手段が取得した読取画像を記憶する画像記憶手段を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のテープ印刷装置。
- 前記画像記憶手段に記憶した読取画像を前記印刷手段によって前記テープ状印刷媒体に印刷させる印刷制御手段を備えたことを特徴とする請求項5記載のテープ印刷装置。
- 前記読取制御手段は、前記読取手段から取得した読取画像を制御用のデータとして処理することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のテープ印刷装置。
- テープ状印刷媒体に印刷する印刷手段を有し、テープ印刷装置の本体から印刷後の前記テープ状印刷媒体を排出する排出口に位置して読取対象物を光学的に読み取る読取手段と、前記テープ状印刷媒体を搬送する搬送機構と、前記搬送機構により搬送された前記テープ状印刷媒体の長さを検出する搬送量検出手段とを備えたテープ印刷装置を制御して、
前記読取手段により読み取られた読取画像を取得し、前記搬送量検出手段により検出された前記テープ状印刷媒体の長さに基づき、前記読取画像の長さを求めること、
を特徴とするテープ印刷装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012083624A JP2013212623A (ja) | 2012-04-02 | 2012-04-02 | テープ印刷装置、及び、テープ印刷装置の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2012083624A JP2013212623A (ja) | 2012-04-02 | 2012-04-02 | テープ印刷装置、及び、テープ印刷装置の制御方法 |
Publications (1)
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JP2013212623A true JP2013212623A (ja) | 2013-10-17 |
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ID=49586363
Family Applications (1)
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JP2012083624A Pending JP2013212623A (ja) | 2012-04-02 | 2012-04-02 | テープ印刷装置、及び、テープ印刷装置の制御方法 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2013212623A (ja) |
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2012
- 2012-04-02 JP JP2012083624A patent/JP2013212623A/ja active Pending
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