JP6504698B2 - 開閉体システム及び開閉体システムの配置方法 - Google Patents

開閉体システム及び開閉体システムの配置方法 Download PDF

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本発明は、ビル、工場、倉庫などの建物を含む構造物躯体の開口部などをシャッターなどの開閉体を用いて仕切るように構成された開閉体システム及び開閉体システムの配置方法に係り、特に開閉体システムに過電流が流れたときにその電路を開放するブレーカ(漏電遮断器)をフレキシブルに配置することのできる開閉体システム及び開閉体システムの配置方法に関する。
シャッターカーテンなどのような開閉体システムは、住宅、ビル、工場、倉庫、車庫などの建物を含む構造物躯体の開口部や窓部あるいは内部の通路や空間などの開口部に設置され、その開閉体を移動させることによってその開口部を開放、閉鎖するものである。この開閉体システムは、多数の短冊状のスラット材からなるスラットカーテン、多数のパイプ材をリンク材などで連結させてなるパイプグリルカーテン、一枚状あるいは多数連結されたパネル材からなるパネルカーテン、ネット材からなるネットカーテン、合成樹脂あるいは布繊維製のシート材からなるシートカーテン、あるいはこれらの複合部材などからなる複合カーテンなどの開閉体を、開口部の上部から繰り出し下降させて開口部全体を閉鎖するように構成されている。このような開閉体システムは、開閉体の開閉動作を電動で行なう場合が多い。電動の開閉体システムとしては、電動シャッター装置、電動ドア装置、電動オーニング装置などがある。
これらの電動の開閉体システムは、開閉体の開閉制御に必要なモータドライブ基板(インバータ)、入出力端子台、パラメータ設定ユニット、ブレーカ等を一つの制御盤内に収納したものが主流である。図1は、従来のロールスクリーン装置の概略構成を示す正面図である。ロールスクリーン装置10は、収納ボックス11、ガイドレール12,13、巻取シャフト14、スクリーンカーテン15、ウェイトバー16及び電動モータ17などから構成される。
巻取シャフト14は、収納ボックス11内の左右両側側面の内壁面に設けられた軸受け部(図示せず)とロールエンド部(図示せず)との間に回転可能に取り付けられている。スクリーンカーテン15は、その一端部が巻取シャフト14に取り付けられており、その他端部にウェイトバー16が取り付けられており、収納ボックス11の下端部に設けられたスリット状の出入口に案内されるようになっている。従って、スクリーンカーテン15は、巻取シャフト14の回転に応じて、巻取シャフト14に巻き取られ、スリット状の出入口から繰り出されるようになっている。
巻取シャフト14は、中空パイプ形状をしており、この中空部分に内挿された電動モータ17の駆動力によって回転制御される。図示していないが、電動モータ17の本体外側と巻取シャフト14の内側とが固定され、電動モータ17の出力軸が軸受け部に回転しないようにボルトなどで固定されている。従って、電動モータ17が正方向に回転することによって、スクリーンカーテン15は繰り出されるように動作し、逆方向に回転することによってスクリーンカーテン15は巻き取られるように動作する。すなわち、モータを正逆方向に回転させることによって開閉体であるスクリーンカーテン15の開閉動作を制御している。
スクリーンカーテン15の開閉動作を制御しているのは、ガイドレール13の右側壁面に取り付け配置された制御盤20である。制御盤20は、マイクロコンピュータ構成になっており、図示していない電源ラインを介して外部から200[V]又は100[V]の交流電圧が供給されている。制御盤20は、通常、入出力端子台、パラメータ設定ユニット、モータドライブ基板(インバータ)、ブレーカ等から構成される。入出力端子台には1点式又は3点式の押しボタンスイッチなどが接続されている。入出力端子台は、ロールスクリーン装置10の全体動作を制御するマイクロコンピュータを内蔵している。パラメータ設定ユニットは、各種処理モードのパラメータを表示したり、変更したり、その変更履歴を表示するものである。モータドライブ基板は、電動モータ17の回転を制御するものである。ブレーカは、一次側の交流電源からの電源供給を遮断することにより負荷や電線等を損傷から保護するために設けられる遮断器の一種である。一次側が三相交流電源の場合、単相200[V]をDC12[V]に、DC12[V]をDC5[V]にそれぞれ変換する電源変換装置が制御盤内に設けられている。
従来は、上述のようにブレーカが入出力端子台、パラメータ設定ユニット及びモータドライブ基板等の近傍であって、制御盤20内に一緒に収納してある。一方、特許文献1には、コストの低減化を図るために、制御盤を着脱可能に構成し、ブレーカを制御盤と分離して配置した開閉装置が開示されている。
特開2012−021270号公報
特許文献1に記載の開閉装置の場合、制御盤を携帯着脱可能とすることによって、個々の開閉装置にそれぞれ制御盤を装備させる必要がなく、コストの低減化を図ることができるという効果を奏する。従って、特許文献1に記載の開閉装置では、ブレーカと制御盤とを分離して配置してある。これは、ブレーカが一次側電源に接続されるため、着脱に不向きであること、また着脱時における電力線の接続の安全性を高めるためにブレーカを開閉装置近傍の躯体の壁に便宜上設置しているだけに過ぎない。従って、通常は、図1に示すように制御盤20内の入出力端子台の近傍にブレーカを設置することが好ましい現状の配置方法である。
一方、ブレーカは、図1に示すように制御盤20内に設置されているため、制御盤20の取り付け可能な個所でなければ設置することができず、設置の自由度が極めて低かった。また、開閉体システムを躯体開口部に設置する際の施工性の都合上、又は操作者が日々ブレーカを操作する際の操作性の都合上、収納ボックス11外にブレーカを設置することが好ましい場合があるにも係わらず、従来は、制御盤20内又は収納ボックス11内にしかブレーカが設置されておらず、不便な場合があった。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、開閉体システムの施工性や操作性の都合に応じて、ブレーカを開閉体システムの近傍周辺に配置することのできる開閉体システム及び開閉体システムの配置方法を提供することにある。
本発明に係る開閉体システムの第1の特徴は、電動モータの駆動力を用いて開口部の周縁部から開閉部材をガイド手段に沿って移動させることによって前記開口部を開閉する開閉手段と、前記開閉手段の動作を制御するための制御信号を出力する入出力端子手段と、各種パラメータを設定するパラメータ設定手段と、一次側交流電源から前記入出力端子手段へ交流電圧を供給すると共に過電流が流れたときに前記交流電圧を遮断するブレーカ手段と、前記入出力端子手段から供給される前記交流電圧及び前記制御信号に応じて前記電動モータを駆動させて前記開閉手段の動作を制御するドライブ手段を備えた開閉体システムにおいて、前記ドライブ手段を収納した制御盤が前記電動モータ及び前記開閉部材の収納されている収納ボックス内の前記電動モータの近傍に設けられ、前記ブレーカ手段と前記入出力端子手段とを備えたコネクタユニット手段が前記制御盤から分離した位置に設けられ、前記入出力端子手段と前記ドライブ手段との間が前記制御信号を送受信するシリアル通信回線で接続されることにある。
これは、従来、一つの同じ制御盤内に設けられていたブレーカ手段、入出力端子手段、パラメータ設定手段及びドライブ手段の中からブレーカ手段と入出力端子手段を一つのコネクタユニット手段として制御盤から分離した位置に設け、少なくとも入出力端子手段とドライブ手段との間をシリアル通信回線で接続し、ドライブ手段を開閉部材の収納されている収納ボックス内の電動モータの近傍に設け、コネクタユニット手段を制御盤から離間した所望の位置に分離配置できるようにしたものである。従来、入出力端子手段及びドライブ手段との間は複数の専用線を介して直接接続されていたが、両者をシリアル通信回線で接続することによって、ケーブルの本数が通信回線と電力線の2本でよくなり、配線の取り回し作業が容易となり、両者を離間した位置にそれぞれ分離配置することができる。そこで、この発明では、ブレーカ手段と入出力端子手段を一つのコネクタユニット手段として制御盤から分離し、ブレーカ手段を備えたコネクタユニット手段をその施工性や操作性の都合に応じて、開閉体システムの近傍周辺に配置できるようにした。これによって開閉体システムにおけるブレーカ手段の設置の自由度を大幅に向上することができる。
本発明に係る開閉体システムの第2の特徴は、前記第1の特徴に記載の開閉体システムにおいて、前記開閉手段が、巻取軸に一端部が巻き回され、その巻取り状態に応じて他端部が前記開口部を開閉移動するシート状のカーテン手段と、前記開閉移動する前記カーテン手段の両側端部を挟み込ように案内するガイド手段とを含んで構成されることにある。
これは、開閉手段がシート状のカーテン手段を巻取軸に巻取ることによって開口部を開閉するロールスクリーン装置で構成されたものである。ロールスクリーン装置は、カーテン手段がシート状で構成されており、その巻取り径も比較的小さいので、収納ボックス自体が比較的小さく構成されており、ブレーカ手段、入出力端子手段、パラメータ設定手段及びドライブ手段などを収納するスペースに限界がある。そこで、この発明のように、ブレーカ手段と入出力端子手段を一つのコネクタユニット手段として制御盤から分離可能とし、コネクタユニット手段を開閉体システムの近傍周辺の収納ボックス内外に配置することによって、開閉体システムにおけるブレーカ手段の設置の自由度を大幅に向上させることができる。
本発明に係る開閉体システムの第3の特徴は、前記第1又は第2の特徴に記載の開閉体システムにおいて、前記コネクタユニット手段が前記収納ボックス外の側面に設けられることにある。
これは、ブレーカ手段を備えたコネクタユニット手段の設置個所として、収納ボックス外の側面に設けるようにしたものである。これによって、ブレーカ手段の施工性や操作性の都合に応じて、開閉体システムにおけるブレーカ手段の設置の自由度を大幅に向上させることができる。
本発明に係る開閉体システムの第4の特徴は、前記第1又は第2の特徴に記載の開閉体システムにおいて、前記コネクタユニット手段が前記収納ボックス外であって、前記ガイド手段の前面側又は背面側に設けられることにある。
これは、ブレーカ手段を備えたコネクタユニット手段の設置個所として、ガイド手段の前面側又は背面側に設けるようにしたものである。これによって、ブレーカ手段の施工性や操作性の都合に応じて、開閉体システムにおけるブレーカ手段の設置の自由度を大幅に向上させることができる。
本発明に係る開閉体システムの第5の特徴は、前記第1、第2、第3又は第4の特徴に記載の開閉体システムにおいて、前記入出力端子手段、前記ドライブ手段及び前記パラメータ設定手段との間がそれぞれ前記制御信号を送受信するシリアル通信回線で接続されることにある。
これは、入出力端子手段、ドライブ手段及びパラメータ設定手段間をシリアル通信回線で接続することによって、配線の取り回し作業が容易となり、パラメータ設定手段をその施工性や操作性の都合に応じて、開閉体システムの周辺近傍に配置できるようにしたものである。
本発明に係る開閉体システムの第6の特徴は、前記第5の特徴に記載の開閉体システムにおいて、前記コネクタユニット手段が前記ガイド手段の前面側又は背面側の上部に設けられ、前記パラメータ設定手段が前記ガイド手段の前面側又は背面側の下部に設けられることにある。
これは、コネクタユニット手段を収納ボックス外のロールスクリーン装置のガイド手段の前面側又は背面側の上部で、ドライブ手段の比較的近くに配置し、パラメータ設定手段を操作者による操作が容易となるように、ロールスクリーン装置のガイド手段の前面側又は背面側の下部にそれぞれ設けるようにしたものである。
本発明に係る開閉体システムの第7の特徴は、前記第3の特徴に記載の開閉体システムにおいて、前記コネクタユニット手段が前記パラメータ設定手段を内蔵しており、前記パラメータ設定手段を内蔵した前記コネクタユニット手段が前記ガイド手段の前面側又は背面側に設けられることにある。
これは、ブレーカ手段及びパラメータ設定手段を内蔵したコネクタユニット手段を、操作者による操作が容易となるような位置であるロールスクリーン装置のガイド手段の前面側又は背面側に設けるようにしたものである。
本発明に係る開閉体システムの第8の特徴は、前記第6又は第7の特徴に記載の開閉体システムにおいて、前記パラメータ設定手段が、開閉停の各押しボタンスイッチを備えていることにある。
これは、通常、入出力端子手段に接続される開閉停の各押しボタンスイッチを、パラメータ設定手段側に設け、パラメータの設定と共に開閉停の動作制御をパラメータ設定手段で実行できるようにしたものである。
本発明に係る開閉体システムの第9の特徴は、前記第1又は第2の特徴に記載の開閉体システムにおいて、前記コネクタユニット手段が前記収納ボックス内の床面上に設けられることにある。
これは、コネクタユニット手段がブレーカ手段と入出力端子手段を含んで構成され、比較的小さい外形寸法とできることを利用し、コネクタユニット手段を制御盤と共に収納ボックス内の離間した位置の床面にそれぞれ併置できるようにしたものである。
本発明に係る開閉体システムの第10の特徴は、前記第1の特徴から第9の特徴までのいずれか1に記載の開閉体システムにおいて、前記シリアル通信回線が、マルチポイント方式の通信回線で構成されることにある。
これは、シリアル通信回線をマルチポイント方式の通信回線とすることによって、入出力端子手段及びドライブ手段間、並びに入出力端子手段、ドライブ手段及びパラメータ設定手段間における信号の送受信を容易に行えるようにしたものである。
本発明に係る開閉体システムの配置方法の第1の特徴は、電動モータの駆動力を用いて開口部の周縁部から開閉部材をガイド手段に沿って移動させることによって前記開口部を開閉する開閉手段と、前記開閉手段の動作を制御するための制御信号を出力する入出力端子手段と、各種パラメータを設定するパラメータ設定手段と、一次側交流電源から前記入出力端子手段へ交流電圧を供給すると共に過電流が流れたときに前記交流電圧を遮断するブレーカ手段と、前記入出力端子手段から供給される前記交流電圧及び前記制御信号に応じて前記電動モータを駆動させて前記開閉手段の動作を制御するドライブ手段を備えた開閉体システムの配置方法において、前記ドライブ手段を収納した制御盤を、前記電動モータ及び前記開閉部材の収納されている収納ボックス内の前記電動モータの近傍に設け、前記ブレーカ手段と前記入出力端子手段とを備えたコネクタユニット手段を前記制御盤から分離した位置に設け、前記入出力端子手段と前記ドライブ手段との間をシリアル通信回線で接続することによって、前記入出力端子手段と前記ドライブ手段との間で前記制御信号の送受信を行えるようにしたことにある。
これは、前記開閉体システムの第1の特徴に対応した開閉体システムの配置方法の発明である。
本発明に係る開閉体システムの配置方法の第2の特徴は、前記第1の特徴に記載の開閉体システムの配置方法において、前記開閉手段が、巻取軸に一端部が巻き回され、その巻取り状態に応じて他端部が前記開口部を開閉移動するシート状のカーテン手段と、前記開閉移動する前記カーテン手段の両側端部を挟み込ように案内するガイド手段とを含んで構成されることにある。
これは、前記開閉体システムの第2の特徴に対応した開閉体システムの配置方法の発明である。
本発明に係る開閉体システムの配置方法の第3の特徴は、前記第1又は第2の特徴に記載の開閉体システムの配置方法において、前記コネクタユニット手段を前記収納ボックス外の側面に設けることにある。
これは、前記開閉体システムの第3の特徴に対応した開閉体システムの配置方法の発明である。
本発明に係る開閉体システムの配置方法の第4の特徴は、前記第1又は第2の特徴に記載の開閉体システムの配置方法において、前記コネクタユニット手段を前記収納ボックス外であって、前記ガイド手段の前面側又は背面側に設けることにある。
これは、前記開閉体システムの第4の特徴に対応した開閉体システムの配置方法の発明である。
本発明に係る開閉体システムの配置方法の第5の特徴は、前記第1、第2、第3又は第4の特徴に記載の開閉体システムの配置方法において、前記入出力端子手段、前記ドライブ手段及び前記パラメータ設定手段との間をそれぞれ前記制御信号を送受信するシリアル通信回線で接続することにある。
これは、前記開閉体システムの第5の特徴に対応した開閉体システムの配置方法の発明である。
本発明に係る開閉体システムの配置方法の第6の特徴は、前記第5の特徴に記載の開閉体システムの配置方法において、前記コネクタユニット手段を前記ガイド手段の前面側又は背面側の上部に設け、前記パラメータ設定手段を前記ガイド手段の前面側又は背面側の下部に設けることにある。
これは、前記開閉体システムの第6の特徴に対応した開閉体システムの配置方法の発明である。
本発明に係る開閉体システムの配置方法の第7の特徴は、前記第3の特徴に記載の開閉体システムの配置方法において、前記コネクタユニット手段が前記パラメータ設定手段を内蔵しており、前記パラメータ設定手段を内蔵した前記コネクタユニット手段を前記ガイド手段の前面側又は背面側に設けることにある。
これは、前記開閉体システムの第7の特徴に対応した開閉体システムの配置方法の発明である。
本発明に係る開閉体システムの配置方法の第8の特徴は、前記第6又は第7の特徴に記載の開閉体システムの配置方法において、前記パラメータ設定手段が開閉停の各押しボタンスイッチを備えていることにある。
これは、前記開閉体システムの第8の特徴に対応した開閉体システムの配置方法の発明である。
本発明に係る開閉体システムの配置方法の第9の特徴は、前記第1又は第2の特徴に記載の開閉体システムの配置方法において、前記コネクタユニット手段を前記収納ボックス内の床面上に設けることにある。
これは、前記開閉体システムの第9の特徴に対応した開閉体システムの配置方法の発明である。
本発明に係る開閉体システムの配置方法の第10の特徴は、前記第1の特徴から第9の特徴までのいずれか1に記載の開閉体システムの配置方法において、前記シリアル通信回線が、マルチポイント方式の通信回線で構成されることにある。
これは、前記開閉体システムの第10の特徴に対応した開閉体システムの配置方法の発明である。
本発明の開閉体システム及び開閉開制御方法によれば、開閉体システムの施工性や操作性の都合に応じて、ブレーカを開閉体システムの近傍周辺に配置することができるという効果がある。
従来のロールスクリーン装置の概略構成を示す正面図である。 本発明に係る開閉体システムの一例であるロールスクリーン装置の概略構成を示す正面図である。 図2のロールスクリーン装置を左側から見た側面図である。 図2及び図3のロールスクリーン装置のモータの駆動を制御する制御システムを構築する制御盤及びコネクタユニットの接続関係の概略を示す図である。 パラメータ設定ユニットの一例を示す図である。 この実施の形態に係る開閉体システムのコネクタユニット内の入出力端子台が実行する処理の一例を示すフローチャート図である。 この実施の形態に係る開閉体システムのモータドライブ基板が実行する処理の一例を示すフローチャート図である。 この実施の形態に係る開閉体システムのパラメータ設定ユニットが実行する処理の一例を示すフローチャート図である。 この実施の形態に係る開閉体システムの変形例を示す図である。 この実施の形態に係る開閉体システムの別の変形例を示す図である。 この実施の形態に係る開閉体システムのさらに別の変形例を示す図である。
以下添付図面に従って本発明に係る開閉体システムの好ましい実施の形態について説明する。図2は、本発明に係る開閉体システムの一例であるロールスクリーン装置の概略構成を示す正面図である。図3は、図2のロールスクリーン装置を左側から見た側面図である。この実施の形態では開閉体システムとして上下に開閉(昇降)制御されるロールスクリーン装置を例に説明する。
このロールスクリーン装置10は、構造物躯体の開口部上の天井部に直接又は他の部材を介して間接的に設けられたり、上方の梁に直接又は他の部材を関して間接的に設けられたりする。このロールスクリーン装置10は、それぞれ収納ボックス11、ガイドレール12,13、巻取シャフト14、合成繊維製布地からなるスクリーンカーテン15、ウェイトバー16、及び電動モータ17から構成される。
このロールスクリーン装置10は、上方が開方向で下方が閉方向であり、上方の天井部等に収納ボックス11を備えている。ロールスクリーン装置10は、材質が合成繊維製布地(ポリエステルなど)からなるカーテン布からなるスクリーンカーテン15を巻取シャフト14に巻き取ったり巻戻したりすることによって、その先端側が出入口部を開閉移動するものである。このスクリーンカーテン15の両側にはファスナー部がその全長に渡って設けられている。このファスナー部は、ガイドレール12,13内に設けられたインナーレール内に挟み込まれて上下方向に自在に摺動するようになっている。このファスナー部は、通常のスライドファスナー(滑り式留金具)の噛み合う部分であるエレメントを利用したものである。このファスナー部は、エレメントが丹銅・アルミ・洋白などの金属で出来ている金属製ファスナーやエレメントがコイル状のポリエステル樹脂でできている樹脂ファスナーやポリアセタールなどの樹脂製のエレメントがテープに射出成型されたビスロンファスナーなどで構成される。
ガイドレール12,13内にインナーレールが設けられているが、その図示は省略して示してある。図1では、スクリーンカーテン15の両側にガイドレール12,13がその全長に渡って設けられているように示してあるが、実際はガイドレール12,13内にインナーレールが設けられており、カーテン布の両側は、このガイドレール12,13内に挟み込まれて上下方向に自在に摺動するような構成になっている。
巻取シャフト14は、収納ボックス11内の左右両側側面の内壁面に設けられた軸受け部(図示せず)とロールエンド部(図示せず)との間に回転可能に取り付けられている。スクリーンカーテン15は、その一端部が巻取シャフト14に取り付けられており、その他端部にウェイトバー16が取り付けられており、収納ボックス11の下端部に設けられたスリット状の出入口に案内されるようになっている。従って、スクリーンカーテン15は、巻取シャフト14の回転に応じて、巻取シャフト14に巻き取られたり、スリット状の出入口から繰り出されたりするようになっている。なお、巻取り時にスクリーンカーテン15が収納ボックス11内で弛んだりした場合の異常状態を検出するための異常検出センサ(図示せず)が収納ボックス11の内壁面に取り付けられている。スクリーンカーテン15の閉鎖側先端部に、障害物検知装置が設けてあってもよい。
巻取シャフト14は、中空パイプ形状をしており、この中空部分に内挿された電動モータ17によって回転制御される。電動モータ17の本体外側と巻取シャフト14の内側とが固定され、電動モータ17の出力軸が軸受け部に回転しないようにボルトなどで固定されている。従って、電動モータ17が正方向に回転することによって、スクリーンカーテン15は繰り出されるように動作し、逆方向に回転することによってスクリーンカーテン15は巻き取られるように動作する。すなわち、電動モータ17を正逆方向に回転させることによって開閉体であるスクリーンカーテン15の開閉動作を制御している。
この実施の形態において、ロールスクリーン装置10の電動モータ17の駆動を制御する開閉体システムは、コネクタユニット30及び制御盤20aから構成される。コネクタユニット30は、従来の制御盤内に設けられていたブレーカ31及び入出力端子台32から構成される。従って、コネクタユニット30の大きさを比較的小さな外形寸法とすることができ、開閉体システム周辺のあらゆるスペースに配置可能とすることができる。ブレーカ31は、負荷や電線等を損傷から保護するために、一次側の交流電源(AC200[V]の3相交流電圧)からの電源供給を遮断可能に構成されている。ブレーカ31は、交流電源に3本の電源ラインを介して接続され、AC200[V]の3相交流電圧を入出力端子台32のR相,S相、T相の各端子にそれぞれ供給している。
入出力端子台32は、ロールスクリーン装置10の全体動作を制御するマイクロコンピュータを内蔵しており、R相,S相、T相の各端子に供給されたAC200[V]をDC24[V]に、DC24[V]をDC5[V]にそれぞれ変換する電源変換装置を内蔵している。入出力端子台32は、AC200[V]の交流電圧をモータドライブ基板22に電源ケーブルを介して供給している。なお、入出力端子台32は、交流電圧を24[V]の直流電圧に変換し、変換後の直流電圧をモータドライブ基板22及びパラメータ設定ユニット23に電源ケーブルを介して供給してもよい。
入出力端子台32には、1点式又は3点式の押しボタンスイッチやブザー、プルスイッチ、起動用センサ、信号灯、回転灯、ブザー、各種センサ(障害物感知用の光電センサなど)、リモコン用制御回路などの各構成部品が接続される。この実施の形態では、入出力端子台32には、3点式の押しボタンスイッチ33及び回転灯34が接続されている。入出力端子台32は、押しボタンスイッチ33の操作状態に対応した制御信号を制御盤20a内のモータドライブ基板22に送信し、モータドライブ基板22からの状態信号などに基づいて、所定の処理モードに従った処理を実行し、電動モータ17の回転を制御する。また、電動モータ17の回転制御によって、スクリーンカーテン15が開閉動作している間、回転灯34を動作させ、動作中であることを操作者に認識可能に表示する。
入出力端子台32は、処理モードを実行するためのプログラムや処理実行に必要な各種パラメータを記憶したメモリ等を内蔵している。入出力端子台32は、パラメータ設定ユニット23からのパラメータ設定信号又は変更信号に基づいて、各種処理モードのパラメータの設定変更を実行する。パラメータとして設定される値は、パラメータの用途に応じて、数値や数値以外の値(例えば、処理モード内容を指定する文字列、記号等)で構成される。
この実施の形態では、コネクタユニット30は、ロールスクリーン装置10の収納ボックス11の側面近傍のスペースに設けられている。図2には、コネクタユニット30が、電動モータ17及び制御盤20aを収納した収納ボックス11の側面であって、その右横のスペースに設けられる場合が一例として示してある。また、図3には、この収納ボックス11の側面であって、その背面側のスペースに設けられる場合が別の一例として示してある。コネクタユニット30の収納個所は、ロールスクリーン装置10の設置個所に応じて適宜変更することができる。
制御盤20aは、入出力端子台32以外のモータドライブ基板22とパラメータ設定ユニット23を含んで構成され、巻取シャフト14及び電動モータ17の下方であって、収納ボックス11内の床面上のスペースに配置される。電動モータ17には、その回転位置すなわちスクリーンカーテン15の開閉位置と開閉状態を検出するためのパルス発生型のロータリーエンコーダ等で構成されるリミットスイッチ(図示せず)が設けられている。
モータドライブ基板22は、このリミットスイッチから出力される電動モータ17の回転に応じたパルス信号を入力し、電動モータ17の回転位置やスクリーンカーテン15の閉鎖側先端部の開口部における位置などを、このパルスの発生状況に基づいて演算にて求め、その信号を入出力端子台32に送信する
パラメータ設定ユニット23は、入出力端子台32に接続された各構成部品に割り当てられた各パラメータをメモリのアドレスとして管理し、任意のパラメータが設定変更された場合、その設定変更されたパラメータのアドレスを削除せずに残しておき、変更後のパラメータをメモリの別のアドレスに格納することによって、設定値を更新する。これによって、パラメータのデフォルト値は不変となり、変更後のアドレスに基づいて、設定変更されたメモリ内のパラメータにアクセスすることができると共にパラメータの変更履歴を適宜管理できるようにしてある。
図4は、図2及び図3のロールスクリーン装置10の電動モータ17の駆動を制御する制御システムを構築する制御盤20a及びコネクタユニット30の接続関係の概略を示す図である。入出力端子台32とモータドライブ基板22との間、モータドライブ基板22とパラメータ設定ユニット23との間は、それぞれRS−485の通信ケーブル40,41によって接続されている。RS−485は、アメリカ電子工業会(EIA)により規定されたバス型接続ネットワークシステムの物理層規格であり、マルチポイント接続可能な通信方式である。従って、同じバス上で複数のデバイスを接続できるので、この実施の形態では、1台の入出力端子台32で、モータドライブ基板22及びパラメータ設定ユニット23の両方を管理している。また、これ以外のデバイスの増減や配置変更も適宜可能である。
なお、図4では、入出力端子台32とモータドライブ基板22との間、電源ケーブル42を介してAC200[V]の3相交流電圧が供給される。モータドライブ基板22とパラメータ設定ユニット23との間は、電源ケーブル43を介して直流電圧(電力)が供給される。この場合は、モータドライブ基板22がAC200[V]をDC24[V]に、DC24[V]をDC5[V]にそれぞれ変換する電源変換装置を内蔵している。一方、電源ケーブル43を介してAC200[V]の3相交流電圧がパラメータ設定ユニット23に供給される場合には、パラメータ設定ユニット23がAC200[V]をDC24[V]に、DC24[V]をDC5[V]にそれぞれ変換する電源変換装置を内蔵する。
入出力端子台32には、図2及び図3に示すような3点式の押しボタンスイッチ33及び回転灯34以外に、1点式の押しボタンスイッチ、ブザー、プルスイッチ、起動用センサ、信号灯、各種センサ(障害物感知用の光電センサなど)などを接続することが可能である。入出力端子台32には、これらの各種構成部品から出力される状態変化を示す制御信号がそれぞれ入力される。入出力端子台32は、これら各種構成部品から出力される状態変化を示す制御信号を入力した時点で、それに対応した処理を実行するために、通信ケーブル40,41を介してモータドライブ基板22及び/又はパラメータ設定ユニット23にその制御信号を送信する。
モータドライブ基板22は、通信ケーブル40を介して入力された入出力端子台32からの制御信号に基づいて、電動モータ17の回転を制御する。このとき、電源ケーブル42から供給されるAC200[V]の3相交流電圧を用いて、電動モータ17を駆動制御する。また、モータドライブ基板22は、電動モータ17に設けられたリミットスイッチ18からの位置情報を示す信号を受信し、それに基づいて電動モータ17を制御すると共に位置情報を示す信号を通信ケーブル40経由にて入出力端子台32に送信する。
図5は、パラメータ設定ユニットの一例を示す図である。パラメータ設定ユニット23は、パラメータ表示部231、エンタースイッチ232、モード選択スイッチ233、及びスクロールスイッチ234,235を備えている。パラメータ表示部231は、パラメータの設定変更用の文字が画像を表示するものであり、入出力端子台32のパラメータメモリ等に記憶されている各種処理モードのパラメータを読み出して、それを画面上に表示すると共にパラメータ設定変更時における各種処理画面等を表示する。エンタースイッチ232は、パラメータ設定ユニット23のパラメータ設定処理モードを起動スイッチ、設定変更するパラメータを決定するためのスイッチ、また設定変更されたパラメータ値を確定するためのスイッチなどとして機能する。モード選択スイッチ233は、パラメータ表示部231の表示画面の表示モードを選択するスイッチとして機能する。スクロールスイッチ234,235は、パラメータ表示部231の表示画面に表示されている内容を上下方向にスクロールさせるスイッチとして機能する。
例えば、スクロールスイッチ234,235を操作すると、パラメータ表示部231の表示画面に表示されているパラメータが上下方向に移動するので、設定変更を希望するパラメータを表示させ、そのパラメータの文字が反転表示されている状態で、エンタースイッチ232を操作することによって、該当するパラメータの設定変更が可能な状態となり、設定変更するパラメータに設定可能な設定値が全て表示される。この状態で、さらに、スクロールスイッチ234,235を操作して、表示された設定可能な設定値を上下方向に移動させて所望の設定値を選択し、エンタースイッチ232を操作することによって、設定変更するパラメータの設定値が新たなパラメータとして選択設定される。パラメータ設定ユニット23は、無線方式で入出力端子台32に接続してもよい。
図6は、この実施の形態に係る開閉体システムのコネクタユニット30内の入出力端子台32が実行する処理の一例を示すフローチャート図である。図7は、この実施の形態に係る開閉体システムのモータドライブ基板22が実行する処理の一例を示すフローチャート図である。図8は、この実施の形態に係る開閉体システムのパラメータ設定ユニット23が実行する処理の一例を示すフローチャート図である。以下、これらのフローチャート図を用いて開閉体システムが実行する処理の一例を説明する。
図6に基づいて入出力端子台32が実行する処理の一例について説明する。
ステップS211では、接続されている各種構成部品から状態変化を示す信号が入力したか否かの判定を行い、状態が変化した(yes)場合は、次のステップS212に進み、そうでない(no)場合はステップS213にジャンプする。ここで状態変化を示す信号は、例えば、3点式の押しボタンスイッチ33の押圧操作信号が対応する。なお、これ以外の構成部品であって、プルスイッチ、起動用センサ、障害物感知用光電センサ等が接続されている場合には、プルスイッチの操作信号、起動用センサから起動信号、障害物感知用光電センサからの感知信号などがそれぞれ対応する。
ステップS212では、接続されている各種構成部品から入力した状態変化を示す信号に対応した制御信号をモータドライブ基板22に通信ケーブル40を介して送信する。例えば、3点式の押しボタンスイッチ33の押圧操作信号を入力した場合、それぞれの開閉停の操作ボタンに対応した開閉停の制御信号をモータドライブ基板22に送信する。また、これ以外の構成部品であって、障害物感知用光電センサ等が接続されている場合には、障害物感知用光電センサから感知信号を入力した場合、閉動作停止信号をモータドライブ基板22に送信する。
ステップS213では、通信ケーブル40を介して信号を受信したか否かの判定を行い、受信した(yes)場合は、次のステップS214に進み、そうでない(no)場合はリターンする。
ステップS214では、受信した信号に対応した処理を実行する。例えば、受信した信号がモータドライブ基板22からの処理終了信号又はモータドライブ基板22からのリミットスイッチ18のシャッター位置情報を示す信号の場合、その処理終了信号及びシャッター位置情報に基づいて、スクリーンカーテン15の開閉停の処理が終了したこと及び終了時におけるスクリーンカーテン15の位置を認識し、その後の処理に利用する。また、受信した信号がパラメータ設定ユニット23からのパラメータ設定に関する信号の場合、そのパラメータ設定に関する信号に基づいて、入出力端子台32の各種処理モードのパラメータを変更し、設定変更の終了を示す信号をパラメータ設定ユニット23に通信ケーブル40,41を介して送信する。
図7に基づいてモータドライブ基板22が実行する処理の一例について説明する。
ステップS221では、通信ケーブル40を介して信号を受信したか否かの判定を行い、受信した(yes)場合は、次のステップS222に進み、そうでない(no)場合はリターンする。
ステップS222では、受信した信号に対応した処理を実行する。例えば、受信した信号が入出力端子台32からの3点式の押しボタンスイッチ33の押圧操作信号の場合、その押圧操作信号に対応したスクリーンカーテン15の開閉停の処理を実行する。
ステップS223では、スクリーンカーテン15の開閉停のどの動作を実行中であるのかその状態を示す信号、又はリミットスイッチ18のシャッター位置情報を示す信号などを入出力端子台32に通信ケーブル40を介して送信する。
ステップS224では、ステップS222の受信信号に対応した処理が終了したか否か、すなわち、開閉停に各動作が終了したか否かの判定を行い、終了した(yes)場合は、次のステップS225に進み、そうでない(no)場合は動作が終了するまでステップS222にリターンする。
ステップS225では、開閉停の各動作が終了したので、その終了信号を通信ケーブル40経由にて入出力端子台32に送信する。
図8に基づいてパラメータ設定ユニット23が実行する処理の一例について説明する。
ステップS231では、図5に示すような各スイッチが操作されたか否かの判定を行い、操作された(yes)場合は、次のステップS232に進み、そうでない(no)場合はステップS233にジャンプする。
ステップS232では、操作されたスイッチに対応した制御信号を入出力端子台32に通信ケーブル41,40を介して送信する。例えば、パラメータ設定ユニット23のエンタースイッチ232、モード選択スイッチ233、及びスクロールスイッチ234,235が操作された場合、各スイッチに対応した制御信号を入出力端子台32に通信ケーブル41,40を介して送信する。
ステップS233では、通信ケーブル41,40を介して信号を受信したか否かの判定を行い、受信した(yes)場合は、次のステップS234に進み、そうでない(no)場合はリターンする。
ステップS234では、受信した信号に対応した処理を実行する。例えば、受信した信号が入出力端子台32からのパラメータ設定変更の終了を示す信号の場合、その信号に基づいて、パラメータの設定変更が完了したことをパラメータ表示部231に表示する。
図9は、この実施の形態に係る開閉体システムの変形例を示す図である。図9において、図2と同じ構成のものには同一の符号が付してあるので、その説明は省略する。この実施の形態が、図2のものと異なる点は、ブレーカ31を内蔵したコネクタユニット30がガイドレール13の前面側であって、収納ボックス11近傍に設けられている点である。なお、コネクタユニット30は、ガイドレール13の背面側上部に設けてあってもよい。コネクタユニット30をガイドレール13の前面側又は背面側の上部側に配置することによって、ブレーカ31を制御盤20aの比較的近くの場所を取らない箇所に配置することができ、操作者によるブレーカ31の操作が容易になる。
図10は、この実施の形態に係る開閉体システムの別の変形例を示す図である。図10において、図9と同じ構成のものには同一の符号が付してあるので、その説明は省略する。この実施の形態が、図9のものと異なる点は、制御盤20bからパラメータ設定ユニット23aが取り出され、ガイドレール13の前面側でコネクタユニット30の下部に設けられ、さらに、パラメータ設定ユニット23aが3点式の押しボタンスイッチを内蔵し、通信ケーブル44を介してコネクタユニット30と接続されている点である。なお、コネクタユニット30及び/又はパラメータ設定ユニット23aは、ガイドレール13の背面側に設けてあってもよい。3点式の押しボタンスイッチを内蔵したパラメータ設定ユニット23を、コネクタユニット30の配置されるガイドレール13の前面側又は背面側に配置することによって、コネクタユニット30との接続を、ガイドレール13を介して容易に行なうことができるようになると共にパラメータ設定ユニット23aを操作者が容易に操作することができるようになる。なお、図10のコネクタユニット30内にパラメータ設定ユニット23aを内蔵し、それをガイドレール13の前面側又は背面側の上部又は下部に配置してもよい。
なお、ガイドレール12及び/又は13にコネクタユニット30及び/又はパラメータ設定ユエット23aが設けられている場合に、その電源ケーブル42,43は、インナーレール外であって、かつガイドレール12及び/又は13の内部に配置されており、カーテン15とは干渉しない位置に配置されていることが好ましく、またガイドレール12及び/又は13の上方から直接に収納ボックス11内に配線されていることが好ましい。このように構成すれば、電源ケーブル42,43が外部に露出するのを避けることができる。このとき、コネクタユニット30及び/又はパラメータ設定ユニット23aの配置位置は、大人が操作し易い位置が好ましく、ガイドレール12及び/又は13の高さにもよるが、通常の建物等を考慮すると、ガイドレール12及び/又は13の上部や下方を避けた高さ方向における中央位置付近が好ましい。
図11は、この実施の形態に係る開閉体システムのさらに別の変形例を示す図である。図11において、図9と同じ構成のものには同一の符号が付してあるので、その説明は省略する。この実施の形態が、図9のものと異なる点は、通信ケーブル40を介して制御盤20aに接続されているコネクタユニット30を収納ボックス11の床面上のスペースに配置されている点である。これは、制御盤20aとコネクタユニット30とがシリアル通信回線で接続されていることによって、ケーブルの本数が通信回線と電力線の2本でよくなり、配線の取り回し作業が容易となり、さらに、コネクタユニット30がブレーカ31と入出力端子台32で構成され、比較的小さい外形寸法とできるので、コネクタユニット30を制御盤20aと共に収納ボックス11内の離間した位置にそれぞれ併置できるようにしたものである。なお、図11の3点式の押しボタンスイッチ33に代えて、図10に示したような3点式の押しボタンスイッチを内蔵したパラメータ設定ユニット23aをガイドレール13の前面側又は背面側に配置してもよい。
上述の実施の形態では、上下昇降方式で繰り出されるスクリーンカーテンを例に説明したが、開閉部材が横引き方式で繰り出されたり、あるいは水平方式で繰り出されたりするものであっても同様に適用することができる。
上述の実施の形態では障害物感知装置を設けない場合について説明したが、ウェイトバー近傍および/または開口部近傍に障害物感知装置を設けるようにしてもよい。この場合、障害物感知装置として、座板スイッチ、テープスイッチなどのように障害物に当接することによって障害物を検出するものやこれ以外に非当接にて障害物を検出可能なものを用いてもよい。例えば、非当接にて障害物を検出するものとして、開閉部材の両側に赤外光の発光素子と受光素子を設けたり、開口部を挟んで赤外光の発光素子と受光素子を設けたりして、赤外光が遮断された場合に障害物を検出するようなものなどがある。
10…ロールスクリーン装置、
11…収納ボックス、
12,13…ガイドレール、
14…巻取シャフト、
15…スクリーンカーテン、
16…ウェイトバー、
17…モータ、
17…電動モータ、
18…リミットスイッチ、
20,20a,20b…制御盤、
22…モータドライブ基板、
23,23a…パラメータ設定ユニット、
231…パラメータ表示部、
232…エンタースイッチ、
233…モード選択スイッチ、
234…スクロールスイッチ、
30…コネクタユニット、
31…ブレーカ、
32…入出力端子台、
33…ボタンスイッチ、
34…回転灯、
40,41,44…通信ケーブル、
42,43…電源ケーブル

Claims (18)

  1. 電動モータの駆動力を用いて開口部の周縁部から開閉部材をガイド手段に沿って移動させることによって前記開口部を開閉する開閉手段と、
    前記開閉手段の動作を制御するための制御信号を出力する入出力端子手段と、
    各種パラメータを設定するパラメータ設定手段と、
    一次側交流電源から前記入出力端子手段へ交流電圧を供給すると共に過電流が流れたときに前記交流電圧を遮断するブレーカ手段と、
    前記入出力端子手段から供給される前記交流電圧及び前記制御信号に応じて前記電動モータを駆動させて前記開閉手段の動作を制御するドライブ手段を備えた開閉体システムにおいて、
    前記開閉手段が、巻取軸に一端部が巻き回され、その巻取り状態に応じて他端部が前記開口部を開閉移動するシート状のカーテン手段と、前記開閉移動する前記カーテン手段の両側端部を挟み込むように案内するガイド手段とを含んで構成され、
    前記ドライブ手段を収納した制御盤が前記電動モータ及び前記開閉部材の収納されている収納ボックス内の前記電動モータの近傍に設けられ、
    前記ブレーカ手段と前記入出力端子手段とを備えたコネクタユニット手段が前記制御盤から分離した位置に設けられ、
    前記入出力端子手段と前記ドライブ手段との間が前記制御信号を送受信するシリアル通信回線で接続される
    ことを特徴とする開閉体システム。
  2. 請求項1記載の開閉体システムにおいて、
    前記コネクタユニット手段が前記収納ボックス外の側面に設けられる
    ことを特徴とする開閉体システム。
  3. 請求項1記載の開閉体システムにおいて、
    前記コネクタユニット手段が前記収納ボックス外であって、前記ガイド手段の前面側又は背面側に設けられる
    ことを特徴とする開閉体システム。
  4. 請求項1、2又は3に記載の開閉体システムにおいて、
    前記入出力端子手段、前記ドライブ手段及び前記パラメータ設定手段との間がそれぞれ前記制御信号を送受信するシリアル通信回線で接続される
    ことを特徴とする開閉体システム。
  5. 請求項4に記載の開閉体システムにおいて、
    前記コネクタユニット手段が前記ガイド手段の前面側又は背面側の上部に設けられ、
    前記パラメータ設定手段が前記ガイド手段の前面側又は背面側の下部に設けられる
    ことを特徴とする開閉体システム。
  6. 請求項に記載の開閉体システムにおいて、
    前記コネクタユニット手段が前記パラメータ設定手段を内蔵しており、前記パラメータ設定手段を内蔵した前記コネクタユニット手段が前記ガイド手段の前面側又は背面側に設けられる
    ことを特徴とする開閉体システム。
  7. 請求項又はに記載の開閉体システムにおいて、
    前記パラメータ設定手段が、開閉停の各押しボタンスイッチを備えている
    ことを特徴とする開閉体システム。
  8. 請求項1記載の開閉体システムにおいて、
    前記コネクタユニット手段が前記収納ボックス内の床面上に設けられる
    ことを特徴とする開閉体システム。
  9. 請求項1からまでのいずれか1に記載の開閉体システムにおいて、
    前記シリアル通信回線が、マルチポイント方式の通信回線で構成される
    ことを特徴とする開閉体システム。
  10. 電動モータの駆動力を用いて開口部の周縁部から開閉部材をガイド手段に沿って移動させることによって前記開口部を開閉する開閉手段と、
    前記開閉手段の動作を制御するための制御信号を出力する入出力端子手段と、
    各種パラメータを設定するパラメータ設定手段と、
    一次側交流電源から前記入出力端子手段へ交流電圧を供給すると共に過電流が流れたときに前記交流電圧を遮断するブレーカ手段と、
    前記入出力端子手段から供給される前記交流電圧及び前記制御信号に応じて前記電動モータを駆動させて前記開閉手段の動作を制御するドライブ手段を備えた開閉体システムの配置方法において、
    前記開閉手段を、巻取軸に一端部が巻き回され、その巻取り状態に応じて他端部が前記開口部を開閉移動するシート状のカーテン手段と、前記開閉移動する前記カーテン手段の両側端部を挟み込むように案内するガイド手段とを含んで構成し、
    前記ドライブ手段を収納した制御盤を、前記電動モータ及び前記開閉部材の収納されている収納ボックス内の前記電動モータの近傍に設け、
    前記ブレーカ手段と前記入出力端子手段とを備えたコネクタユニット手段を前記制御盤から分離した位置に設け、
    前記入出力端子手段と前記ドライブ手段との間をシリアル通信回線で接続することによって、前記入出力端子手段と前記ドライブ手段との間で前記制御信号の送受信を行えるようにした
    ことを特徴とする開閉体システムの配置方法。
  11. 請求項1に記載の開閉体システムの配置方法において、
    前記コネクタユニット手段を前記収納ボックス外の側面に設ける
    ことを特徴とする開閉体システムの配置方法。
  12. 請求項1に記載の開閉体システムの配置方法において、
    前記コネクタユニット手段を前記収納ボックス外であって、前記ガイド手段の前面側又は背面側に設ける
    ことを特徴とする開閉体システムの配置方法。
  13. 請求項10、11又は12に記載の開閉体システムの配置方法において、
    前記入出力端子手段、前記ドライブ手段及び前記パラメータ設定手段との間をそれぞれ前記制御信号を送受信するシリアル通信回線で接続する
    ことを特徴とする開閉体システムの配置方法。
  14. 請求項13に記載の開閉体システムの配置方法において、
    前記コネクタユニット手段を前記ガイド手段の前面側又は背面側の上部に設け、
    前記パラメータ設定手段を前記ガイド手段の前面側又は背面側の下部に設ける
    ことを特徴とする開閉体システムの配置方法。
  15. 請求項1に記載の開閉体システムの配置方法において、
    前記コネクタユニット手段が前記パラメータ設定手段を内蔵しており、前記パラメータ設定手段を内蔵した前記コネクタユニット手段を前記ガイド手段の前面側又は背面側に設ける
    ことを特徴とする開閉体システムの配置方法。
  16. 請求項1又は1に記載の開閉体システムの配置方法において、
    前記パラメータ設定手段が開閉停の各押しボタンスイッチを備えている
    ことを特徴とする開閉体システムの配置方法。
  17. 請求項1に記載の開閉体システムの配置方法において、
    前記コネクタユニット手段を前記収納ボックス内の床面上に設ける
    ことを特徴とする開閉体システムの配置方法。
  18. 請求項1から1までのいずれか1に記載の開閉体システムの配置方法において、
    前記シリアル通信回線が、マルチポイント方式の通信回線で構成される
    ことを特徴とする開閉体システムの配置方法。
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