JP3019496U - 畜舎用カーテンの巻き位置制御機構 - Google Patents

畜舎用カーテンの巻き位置制御機構

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JP3019496U
JP3019496U JP1995006038U JP603895U JP3019496U JP 3019496 U JP3019496 U JP 3019496U JP 1995006038 U JP1995006038 U JP 1995006038U JP 603895 U JP603895 U JP 603895U JP 3019496 U JP3019496 U JP 3019496U
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武雄 石川
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奥谷 賢二
武雄 石川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 巻き位置検知用可変抵抗器の出力を設定した
電圧と比較し、一致したらモータを停止し、カーテンを
所定の位置に誤動作無く停止させる。さらに、上限位置
設定、下限位置設定の可変抵抗器をダイヤル操作して、
希望する任意の位置に変更可能にする。また温度による
自動制御も可能にする。 【構成】 可動部が巻き取り軸3に係合され巻き取り軸
の回転角度に比例して抵抗値が変化し巻き位置に対応す
る電圧を出す巻き位置検知用可変抵抗器21と、上限
(下限)位置設定回路22(23)と、第1(第2)の
比較器24(25)と、上限(下限)停止制御手段26
(27)を備えている。さらに、上限(下限)位置設定
用可変抵抗器32(33)の抵抗値を変化して、巻き位
置の上限と下限が任意に変えられ、温度センサ30と、
温度制御部31を備えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は畜舎用カーテンの巻き位置制御機構に関し、特にカーテンの巻き位置 の上限と下限の設定が容易で誤動作のない畜舎用カーテンの巻き位置制御機構に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から広く普及している畜舎用カーテンは、布地にナイロンコーティングし た通気性のない防水性の高いカーテン地を使用し、小規模のものは手動で巻き上 げ、繰り出しを行うものもあるが、最近では畜舎の大型化が進み、例えば図7に 示すような壁面が幅120m、高さ5m〜7mの畜舎の窓に取付けられるカーテ ンとして、幅100m位、高さ3.6m位のカーテン地1、1・・・1が、左右 の窓にはそれぞれ上下に2枚宛、うだつの窓には左右に一枚づつ等が一般に広く 使用され、最下部のものを除き高所のカーテンの操作が面倒なところから巻き上 げ繰り出しの電動化も進みつつある。
【0003】 図6は、モータ10の回転により駆動される、従来の電動化された畜舎用カー テンの一例を示す左側面図である。図6に示すように従来は、巻き上げ繰り出し の電動化されたカーテンの上限、あるいは下限での停止は、所定の上限位置およ び下限位置にリミットスイッチ41,42を配置し、巻き軸3あるいは巻き軸3 と一体になって動く移動構造40との接触による接点のオン、オフで、巻き軸3 の位置を検知し、図示しないモータ駆動回路を制御していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述のように従来のこの種のカーテンの巻き上げ、あるいは繰り出しの自動停 止は、機械式のリミットスイッチが使用されている。この方法は、日常の使用に は一般的には問題はない。しかし、強風時にはカーテンの下端の振れが大きくな り、リミットスイッチの可動部の当たるべき箇所に当たらず、スイッチから検出 信号が出なければならないときに出ないということがある。このような場合には モータが停止せず、焼きつきを起こす。
【0005】 したがって、強風時の操作に際しては、その直後に一々目視でカーテンの状況 を確認してから制御盤の前などから離れなければならないという欠点がある。 また、何らかの理由でカーテン停止位置の上限や下限を変えたいことが発生し ても、リミットスイッチは通常しっかりと固定されているので、容易には変えら れないという問題がある。
【0006】 この問題点を解消するために、カーテン巻き取り軸に光学式の回転角センサを 取付け、このセンサの出力に基づいて巻き取り軸の回転角度を検出してカーテン 停止位置の上限、下限を制御する方法が考えられるが、この方法は、何らかの原 因で停電があったとき、通常は復電時には狂っていて正しい回転角度を示さない 。したがって、停電があったことを知らずにそのまま運用を続けると、事故発生 の恐れが多いという欠点がある。 また、鶏舎などでは餌を与え、産み落とした卵の収穫など自動化されているの で、気温変化等に応じたカーテン開閉の自動化も望まれるところとなっている。
【0007】 本考案の目的は、このような問題点を解決し、従来の方式のリミットスイッチ の代わりに、カーテンの巻き取り軸にその回転軸を係合した可変抵抗器を使用し 、電子回路でカーテンの巻き取り用のモータ駆動回路を制御することにより、強 風時でも安心して確実なカーテンの巻き上げや繰り出しができ、しかも停電時に 狂うこともない畜舎用カーテンの巻き位置制御機構を提供することである。 また、カーテンの停止位置の上限下限が容易に変更でき、さらには周囲の温度 変化にも自動的に対応し、作動するようなの畜舎用カーテンの巻き位置制御機構 を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本考案による畜舎用カーテンの巻き位置制御機構 は、カーテン地1の水平な一端部に巻き取り軸3を取付け、該巻き取り軸3をモ ータ10により回転させてカーテン地1を巻き取りあるいは繰り出す畜舎用カー テンにおいて、前記モータ10の起動、停止および回転方向の切換等を行うモー タ駆動回路11と、可動部が前記巻き取り軸3に係合され該巻き取り軸3の回転 角度に比例して抵抗値が変化しカーテンの巻き位置に対応する電圧を出力する巻 き位置検知用可変抵抗器21と、カーテンの上限停止位置に対応する第1の基準 電圧を出力する上限位置設定回路22と、カーテンの下限停止位置に対応する第 2の基準電圧を出力する下限位置設定回路23と、前記カーテンの巻き位置に対 応する電圧と第1の基準電圧を比較する第1の比較器24と、前記カーテンの巻 き位置に対応する電圧と第2の基準電圧を比較する第2の比較器25と、カーテ ンを所定の上限位置に停止させるために前記第1の比較器24の出力に基づいて 前記モータ駆動回路11を制御する上限停止制御手段26と、カーテンを所定の 下限位置に停止させるために前記第2の比較器25の出力に基づいて前記モータ 駆動回路11を制御する下限停止制御手段27と、を備えて構成してある。
【0009】 またあるいは、本考案の畜舎用カーテンの巻き位置制御機構は、カーテン地1 の水平な一端部に巻き取り軸3を取付け、該巻き取り軸3をモータ10により回 転させてカーテン地1を巻き取りあるいは繰り出す畜舎用カーテンにおいて、前 記モータ10の起動、停止および回転方向の切換等を行うモータ駆動回路11と 、可動部が前記巻き取り軸3に係合され該巻き取り軸3の回転角度に比例して抵 抗値が変化しカーテンの巻き位置に対応する電圧を出力する巻き位置検知用可変 抵抗器21と、カーテンの上限停止位置に対応する第1の基準電圧を出力する上 限位置設定回路22と、カーテンの下限停止位置に対応する第2の基準電圧を出 力する下限位置設定回路23と、前記カーテンの巻き位置に対応する電圧と第1 の基準電圧を比較する第1の比較器24と、前記カーテンの巻き位置に対応する 電圧と第2の基準電圧を比較する第2の比較器25と、前記第1の比較器24の 出力に基づいてカーテンが上限位置にあることを表示する上限表示手段28と、 前記第2の比較器25の出力に基づいてカーテンが下限位置にあることを表示す る下限表示手段29と、カーテンを所定の上限位置に停止させるために前記第1 の比較器24の出力に基づいて前記モータ駆動回路11を制御する上限停止制御 手段26と、カーテンを所定の下限位置に停止させるために前記第2の比較器2 5の出力に基づいて前記モータ駆動回路11を制御する下限停止制御手段27と 、周囲温度を検知する温度センサ30と、前記温度センサ30の出力に基づき前 記モータ駆動回路11を制御する温度制御部31を備えて構成してある。
【0010】 またさらに、本考案の畜舎用カーテンの巻き位置制御機構は、前記上限位置設 定回路22に上限位置設定用可変抵抗器32を含み、前記下限位置設定回路23 に下限位置設定用可変抵抗器33を含み、手動、あるいは自動により前記上限位 置設定用可変抵抗器32および下限位置設定用可変抵抗器33の抵抗値を変化さ せることにより、カーテンの巻き位置の上限と下限が変えられるよう構成してあ る。
【0011】
【作用】
本考案によれば、カーテンを巻き上げる場合は、モータを駆動してカーテンを 巻き上げる動作の間、カーテン地の巻き取り軸に結合した巻き位置検知用可変抵 抗器の出力を、上限位置設定回路で予め設定した電圧と第1の比較器により比較 し両者が一致するまで巻き上げを続け、一致したら上限停止手段のリレーが作動 して、モータへの巻き上げのための電源供給回路を切断し、その時点で巻き上げ を停止させる。 同様にカーテンを繰り出す場合は、カーテンを繰り出す動作の間、巻き位置検 知用可変抵抗器の出力を、予め設定した電圧と第2の比較器により比較し両者が 一致するまで繰り出しを続け、一致したら下限停止手段のリレーが作動して、モ ータへの繰り出しのための電源供給回路を切断し、その時点で繰り出しを停止さ せる。
【0012】 上限位置設定回路や下限位置設定回路で設定する電圧は、それぞれの回路に可 変抵抗器を含んで構成し、可変抵抗器の可動部にダイヤルを取付けておけば、そ の出力電圧を外部からダイヤル操作で簡単に変えられるので、希望する上限停止 位置および下限停止位置を任意にかつ容易に変更が可能である。 また、温度センサにより周囲温度を検知し、その出力に基づいて作動する温度 制御部を設け、その温度制御部によりモータ駆動回路のモータ回転方向切換回路 を制御すれば、周囲温度に応じて自動的にカーテンの巻き上げや繰り出しを行わ せることができる。
【0013】
【実施例】
以下、図面等を参照して、本考案の実施例につき詳細に説明する。 図1は本考案の一実施例のカーテン巻き上げ、繰り出し制御の系統を示す説明 図である。 図1に示すように、カーテン地1は、その上の端部2が壁面4に固定されて垂 下し、下端は巻き取り軸3に固定されて巻き取られる。巻き取り軸3は、モータ 10に係合され、そのモータ10によって回転され、カーテン地1の巻き上げあ るいは繰り出しが行われる。モータ10は、モータ駆動回路11により駆動され る。
【0014】 巻き取り軸3には、巻き位置検知用可変抵抗器21の可動部が結合されている 。この可変抵抗器は、可動軸の複数回転で抵抗値が零から最大値まで変化するも ので、例えば本実施例では回転が10位のものを使用し、さらに巻き取り軸3に 結合する歯車のギヤ比を適当に選んでいる。そしてこの可変抵抗器21からは、 巻き取り軸3の回転角度に比例した電圧が出力される。
【0015】 巻き位置検知用可変抵抗器21の出力は第1の比較器24、および第2の比較 器25のそれぞれの一方の入力に与えられ、第1の比較器24の他方の入力には 上限位置設定回路22の出力電圧が、第2の比較器25の他方の入力には下限位 置設定回路23の出力電圧がそれぞれ与えられる。 上限位置設定回路22の出力電圧は、可変抵抗器32の可動点の位置によって 変えられる。下限位置設定回路23の出力電圧は、可変抵抗器33の可動点の位 置によって変えられる。可変抵抗器32および可変抵抗器33は半固定でもよい が、可動点をダイヤルで外部から動かせるようにしておけば、上限位置および下 限位置の任意の設定が容易で、かつ、いつでも変更できるので都合がよい。
【0016】 モータ10の回転によりカーテン地1を巻き上げているとき、第1の比較器2 4の出力電圧が一定値以下になると、上限表示手段28の発光ダイオードL1 が 点灯してカーテン位置が上限に有ることを表示するとともに、上限停止制御手段 26のトランジスタTR1 がオフ状態となり、リレーRL1 が作動してモータ駆 動回路11のリレー接点rl1 を開放し、それまでカーテン地1を巻き上げてい たモータ10の回転を停止させる。 また、モータ10の回転によりカーテン地1を繰り出しているとき、第2の比 較器25の出力電圧が一定値以下になると、下限表示手段29の発光ダイオード L2 が点灯してカーテン位置が下限に有ることを表示するとともに、下限停止制 御手段27のトランジスタTR2 がオフ状態となり、リレーRL2 が作動してモ ータ駆動回路11のリレー接点rl2 を開放し、それまでカーテン地1を繰り出 していたモータ10の回転を停止させる。
【0017】 モータ駆動回路11の接点S1 とS2 は連動して作動し、モータ10へ供給す る電力の極性を切り換えて、モータ10の回転方向を転換させる為のものであっ て、手動で操作してもよいが、本実施例の場合は、周囲温度を温度センサ30で 検知し、周囲温度が一定温度以下に下がれば、温度センサ30の出力に基づき、 温度制御部31の制御によって、S1 ,S2 を作動させ、カーテン地1を繰り出 す方向にモータを駆動する。 また、周囲温度が一定温度以上に上がれば、温度センサ30の出力に基づく温 度制御部31の制御により、S1 ,S2 を作動させ、カーテン地1を巻き上げる 方向にモータを駆動する。
【0018】 図2は、カーテン巻き取り機構の要部を示す左側面図ある。図3は、図2の要 部の平面図である。図4は、図2の要部の斜視図である。ただし、図4にあって は巻き取り軸3、モータ10、歯車12〜13、15〜17、巻き位置検知用可 変抵抗器21などを相互に結合し、支持する構造(支持体6)の一部を切り欠い て示してある。また、これらの図は、カーテンの両側を支えながら巻き上げ、繰 り出しを行う機構のうち、畜舎の外側からみて左側の機構のみについて示したも のであるが、図示しない右側の機構はこれら左側の機構と丁度対称的に構成され ている。
【0019】 図2〜図4に示すように、カーテン地1の下端に取りつけられた巻き取り軸3 をベアリング軸受け6bによって回転自由に支持する支持体6は、ローラ7,8 によって断面コの字形の垂直なガイド5に沿って上下に自在に移動可能である。 支持体6のモータ取付け板6aに固定されているモータ10は、その回転軸に ウオーム12が取りつけられていて、ウオーム12はウオーム歯車13に噛み合 っている。ウオーム歯車13と歯車16とは同一の回転軸14に固定されて一体 になって回転する。歯車16は歯車17に、歯車17は歯車18に噛み合ってい る。歯車18はカーテンの巻き取り軸3に固定されている。なお、歯車17は巻 き位置検知用可変抵抗器21の可動軸に固定されている。
【0020】 モータ10が駆動されると、その回転力はモータ10からウオーム12、ウオ ーム歯車13、回転軸14、歯車16、歯車17、歯車18、巻き取り軸3の順 に伝達され、巻き取り軸3が回転してカーテンの巻き上げ、あるいは繰り出しが 行われる。そして上限停止制御手段26のリレーRL1 、あるいは下限停止制御 手段27のリレーRL2 が作動して、カーテンは所定の停止位置で停止する。な お、前記の回転力伝達機構の中には、ウオーム機構(ウオーム12、ウオーム歯 車13の結合)が含まれているので、一旦停止した後にカーテン地1や巻き取り 軸3などの重みによってその停止位置が狂うことはない。
【0021】 巻き取り軸3と位置検知用可変抵抗器21の可動軸は、歯車17と歯車18に より結合されているので、位置検知用可変抵抗器21のある一定位置からの回転 角度は巻き取り軸3の巻き始めからの回転角度に正確に比例する。 したがって図1のような回路により、位置検知用可変抵抗器21は、その時点 におけるカーテン巻き上げ位置に対応した電圧を出力する。 なお9は、カーテン地1の左右の外側に離れて配置された補助カーテンであり 、外界から畜舎内を遮蔽するという本来の目的ではなく、主となる本来の目的の カーテン地1のたるみをなくし、左右のバランスをとるために配置されたもので 、伸び縮みの少ない強靱な素材のシートが使われている。
【0022】 そして、位置検知用可変抵抗器21の出力は、その時のモータ10の回転方向 がカーテン地1を巻き上げる方向であったばあいは、予め設定された上限位置に 対応する電圧(上限位置設定回路22の出力電圧)と第1の比較器24で比較し 、同一電圧になったとき、上限停止制御手段26によりモータ10の回転を停止 させる。 また、その時のモータ10の回転方向がカーテン地1を繰り出す方向であった ばあいは、予め設定された下限位置に対応する電圧(下限位置設定回路23の出 力電圧)と第2の比較器25で比較し、同一電圧になったとき、下限停止制御手 段27によりモータ10の回転を停止させる。
【0023】 図5は、本考案の他の一実施例を示す左側面図である。 この実施例では、支持体6は畜舎の窓の上などの外壁面に固定されていて、カ ーテン地1を下方に向かって繰り出し、吊り下げて窓を覆うようになっている。 したがって、壁面にはガイドレールは無く、支持体6側にもガイドレールに係合 するローラなどは無いが、その他の各部構成は図2〜図4の実施例と同様であり 、電気回路の系統や制御動作も図1の場合と同様である。
【0024】
【考案の効果】
以上、詳しく説明したように本考案は、カーテン地の巻き取り軸に結合した巻 き位置検知用可変抵抗器の出力を、予め設定した電圧と比較し両者が一致するま で巻き上げあるいは繰り出しを続け、一致したらモータ駆動回路の電源供給を停 止し、巻き上げあるいは繰り出しを停止させることにより、強風時、あるいは途 中停電があって復電した場合でも、カーテンを所定の位置に誤動作無く確実に停 止させることができるという効果がある。 さらに、上限位置設定回路や下限位置設定回路の可変抵抗器にダイヤルを取付 けることにより、上限、下限位置に対応する基準電圧を外部から操作できるので 、希望する上限停止位置および下限停止位置の任意の変更が容易にできるという 効果がある。 また、温度センサにより周囲温度を検知し、その出力に基づいて作動する温度 制御部を設け、温度制御部によりモータ駆動回路のモータ回転方向切換回路を制 御することにより、周囲温度に応じて自動的にカーテンの巻き上げや繰り出しを 行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のカーテン巻き上げ制御系統
を示す説明図である。
【図2】本考案の一実施例のカーテン巻き取り機構の要
部を示す左側面図である。
【図3】図2の要部の平面図である。
【図4】図2の要部の斜視図である。
【図5】本考案の他の一実施例の巻き取り機構の要部を
示す左側面図である。
【図6】従来のカーテン巻き取り機構の要部を示す左側
面図である。
【図7】一般的な畜舎の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 カーテン地 2 カーテン地の端部 3 巻き取り軸 4 壁面 5 ガイドレール 6 支持体10 モータ 11 モータ駆動回路 21 巻き位置検知用可変抵抗器 22 上限位置設定回路 23 下限位置設定回路 24 第1の比較器 25 第2の比較器 26 上限停止制御手段 27 下限停止制御手段 28 上限表示手段 29 下限表示手段 30 温度センサ 31 温度制御部 32 上限位置設定用可変抵抗器 33 下限位置設定用可変抵抗器

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーテン地の水平な一端部に巻き取り軸
    を取付け、該巻き取り軸をモータにより回転させてカー
    テン地を巻き取りあるいは繰り出す畜舎用カーテンにお
    いて、 前記モータの起動、停止および回転方向の切換等を行う
    モータ駆動回路と、 可動部が前記巻き取り軸に係合され該巻き取り軸の回転
    角度に比例して抵抗値が変化しカーテンの巻き位置に対
    応する電圧を出力する巻き位置検知用可変抵抗器と、 カーテンの上限停止位置に対応する第1の基準電圧を出
    力する上限位置設定回路と、 カーテンの下限停止位置に対応する第2の基準電圧を出
    力する下限位置設定回路と、 前記カーテンの巻き位置に対応する電圧と第1の基準電
    圧を比較する第1の比較器と、 前記カーテンの巻き位置に対応する電圧と第2の基準電
    圧を比較する第2の比較器と、 カーテンを所定の上限位置に停止させるために前記第1
    の比較器の出力に基づいて前記モータ駆動回路を制御す
    る上限停止制御手段と、 カーテンを所定の下限位置に停止させるために前記第2
    の比較器の出力に基づいて前記モータ駆動回路を制御す
    る下限停止制御手段と、を備えることを特徴とする畜舎
    用カーテンの巻き位置制御機構。
  2. 【請求項2】 カーテン地の水平な一端部に巻き取り軸
    を取付け、該巻き取り軸をモータにより回転させてカー
    テン地を巻き取りあるいは繰り出す畜舎用カーテンにお
    いて、 前記モータの起動、停止および回転方向の切換等を行う
    モータ駆動回路と、 可動部が前記巻き取り軸に係合され該巻き取り軸の回転
    角度に比例して抵抗値が変化しカーテンの巻き位置に対
    応する電圧を出力する巻き位置検知用可変抵抗器と、 カーテンの上限停止位置に対応する第1の基準電圧を出
    力する上限位置設定回路と、 カーテンの下限停止位置に対応する第2の基準電圧を出
    力する下限位置設定回路と、 前記カーテンの巻き位置に対応する電圧と第1の基準電
    圧を比較する第1の比較器と、 前記カーテンの巻き位置に対応する電圧と第2の基準電
    圧を比較する第2の比較器と、 前記第1の比較器の出力に基づいてカーテンが上限位置
    にあることを表示する上限表示手段と、 前記第2の比較器の出力に基づいてカーテンが下限位置
    にあることを表示する上限表示手段と、 カーテンを所定の上限位置に停止させるために前記第1
    の比較器の出力に基づいて前記モータ駆動回路を制御す
    る上限停止制御手段と、 カーテンを所定の上限位置に停止させるために前記第1
    の比較器の出力に基づいて前記モータ駆動回路を制御す
    る上限停止制御手段と、 周囲温度を検知する温度センサと、 前記温度センサの出力に基づき前記モータ駆動回路を制
    御してモータの回転方向および起動を制御する自動温度
    制御部を備えることを特徴とする畜舎用カーテンの巻き
    位置制御機構。
  3. 【請求項3】 前記上限位置設定回路に上限位置設定用
    可変抵抗器を含み、前記下限位置設定回路に下限位置設
    定用可変抵抗器を含み、 手動、あるいは自動により前記上限位置設定用可変抵抗
    器および下限位置設定用可変抵抗器の抵抗値を変化させ
    ることにより、カーテンの巻き位置の上限と下限が変え
    られるよう構成した請求項1または2のいずれかに記載
    の畜舎用カーテンの巻き位置制御機構。
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