JP3933977B2 - 開閉体のレール装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は開閉体のレール装置に関し、例えば、シャッター、ドア、窓、オーバーヘッドドア、門扉、ゲート(駐車場などのゲート)、ロールスクリーン(例えば遮光幕)、ブラインド、オーニング装置などの遠隔操作システム(リモコンシステム)などに適用し得るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、モータを動力源とし、制御部からの電気制御によってシャッターの開閉動作を制御するシャッター装置では、ユーザからシャッター動作の指示を行うための固定操作部を有するものが多い。この固定操作部は、ユーザが指示内容の入力を行うための操作スイッチなどを有し、シャッター装置の周辺の壁面や柱などに固定的に配置されるものである。
【0003】
当該固定操作部の配置位置は、シャッター装置をユーザ宅などに設置するときの施工作業に応じて決定されるが、配置位置の選定はある程度自由に行うことができるため、ユーザの希望を取り入れることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、固定操作部の配置では、前記制御部と固定操作部とを電気的に接続する配線ケーブルの引き回しが必要で、多くの場合、壁や柱などに、配線ケーブルを通すための穴(通線穴)を形成する作業と固定操作部を壁面などに取り付ける作業が発生することから、施工時の作業負担が大きく、施工性が低かった。また、壁や柱などの材質や内部構造によっては、配線ケーブルを通すための通線穴の形成や、固定操作部の取り付けが困難であることもあった。
【0005】
さらに、施工後に、障害の発生した際の保守などのため、配線ケーブルを交換する必要が生じた場合などには、その作業も困難なものとなる可能性があり、保守性が低かった。
【0006】
なお、以上の課題は、シートシャッター、ガレージ用シャッター、窓用シャッターなどのシャッター用だけでなく、ドア、窓、オーバーヘッドドアなどの他の開閉システムにも共通している。
【0007】
本発明は、施工性および保守性が高い開閉体のレール装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するために、本発明では、所定の軌道に沿って動作する開閉体のレール装置において、(1)前記開閉体の軌道を規制する軌道規制レール手段と、(2)当該軌道規制レール手段を少なくとも支持する支持手段と、(3)前記開閉体の動作に関して、ユーザが指示の入力を行うための操作手段を有する固定操作部とを備え、(4)前記固定操作部は、前記操作手段の操作に応じた前記開閉体の開閉動作制御を行う記憶処理装置が開閉体動作回数をカウントして生成した指示信号を受け取って、この指示信号の内容に応じて、前記開閉体の開閉動作の回数を表示するカウント表示手段を有し、前記支持手段に設置されていることを特徴とする。
【0009】
また本発明は、所定の軌道に沿って動作する開閉体のレール装置において、(1)前記開閉体の軌道を規制する軌道規制レール手段と、(2)当該軌道規制レール手段に対して、後付けされる後付け手段と、(3)前記開閉体の動作に関して、ユーザが指示の入力を行うための操作手段を有する固定操作部とを備え、(4)前記固定操作部は、前記操作手段の操作に応じた前記開閉体の開閉動作制御を行う記憶処理装置が開閉体動作回数をカウントして生成した指示信号を受け取って、この指示信号の内容に応じて、前記開閉体の開閉動作の回数を表示するカウント表示手段を有し、前記後付け手段に設置されていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
(A)実施形態
以下、本発明にかかる開閉体のレール装置を、シートシャッターの遠隔操作システムに適用した場合を例に、実施形態について説明する。
【0011】
一般的に遠隔操作システムには、有線リモコンシステムと無線リモコンシステムがあり得るが、本実施形態は、有線リモコンシステムを前提とする。
【0012】
シャッターシステムを構成要素として含むリモコンシステムにおいて、有線リモコンシステムとは、有線通信によってシャッター動作を行うものであり、無線リモコンシステムとは、無線通信によってシャッター動作を行うものである。
【0013】
一般に、有線リモコンシステムは、無線リモコンシステムよりも高い通信の信頼性を得ることができ、常に特定の位置でシャッター動作を指定したい場合などに向いている。
【0014】
(A−1)実施形態の構成
本実施形態のシートシャッターの遠隔操作システム10の全体構成例を図1に示し、正面図を図2に示す。
【0015】
図1において、当該遠隔操作システム10は、後述する記憶処理装置(リモコン受信機)11と、シャッターケース12と、シャッター(シャッターカーテン)13と、固定操作部(リモコン送信機。あるいは操作盤)14と、レールユニット15A、15Bとを備えている。
【0016】
このうちシャッターカーテン13としては、鉄やアルミニウムなどの金属によって構成された多数のスラットを備えるスラットシャッターを用いることもできるが、本実施形態では、塩化ビニールやポリエステルなどの合成樹脂や布クロスなど軽い素材によって構成されたシート状のカーテン部を主体とするシートシャッターであるものとする。
【0017】
当該シートシャッターでは、素材が軽量であるから、シャッターカーテン13の開閉動作の動力源となるトルクを供給するモータM1の出力軸に作用し得る慣性モーメントが小さく、高速な開閉動作が容易に実現できる。一例として、当該モータM1は、例えばACサーボモータであってよく、シャッターカーテン13に開動作(または閉動作)を行わせるとき、1秒間に3000回転程度の速度で回転するものであってよい。なお、本実施形態では、シャッターカーテン部が軽い素材であることによる構成上の困難性と、機能の節約のため、当該モータM1のトルク変動に基づく負荷感知は行わないものとする。
【0018】
高速開閉が可能なことにより、シャッター開放後ただちにシャッター閉鎖を行うこと等が速やかに実行でき、当該シャッターカーテン13によって仕切られる空間SP1と空間SP2の相互間で、保温、保冷や、防塵、防虫効果などの向上が期待できる。
【0019】
図1中では、壁WLに取り付けられたレールユニット15Aおよび15Bの内部に設けられたガイドレール16(図3参照)に沿って矢印D1方向に下端部13Aが移動する閉動作によってシャッターカーテン13が閉鎖され、反対に矢印D2方向に移動する開動作によって開放される。なお、図1に示した状態では、シャッターカーテン13が完全閉鎖と完全開放の中間位置(完全閉鎖に近い)にある。
【0020】
シャッターカーテン13の開閉動作などを行うユーザU1は、レールユニット15A上に固定的に設置された固定操作部14を操作することによって、所望の動作(前記中間位置の変更なども含む)を指示することができる。
【0021】
なお、シャッターカーテン13の先端部13Aの近傍には、重り13Wが配置されている。シャッターカーテン13を巻き取る矢印D2の方向(開放する方向)では、前記モータM1のトルクが動力源であるが、シャッターカーテン13が閉鎖する矢印D1の方向では重力の作用を利用することも必要になる。上述したようにシートシャッターは極めて軽い素材でできているため、前記ガイドレール16とシャッターカーテン13の間などで発生する摩擦力やシャッターカーテン13全面に作用し得る風圧などに抗して速やかに閉鎖動作するには、当該重り13Wが必要になる。
【0022】
当該シャッターカーテン13の上方に配置されたシャッターケース12は、前記モータM1や記憶処理装置11をはじめ、モータM1のトルクを利用してシャッターカーテン13を巻き付けるための巻取り軸などの機構(図示せず)等を収納したケースで、巻取り軸にシャッターカーテン13を巻き取ったときには、巻き取った部分が当該シャッターケース12内に収容されることになる。
【0023】
少なくとも施工後には、当該シャッターケース12と接合された状態になる一対の前記レールユニット15Aおよび15Bは、前記ガイドレール16を内蔵する部分である。レールユニット15Aと15Bは前記ガイドレール16を内蔵している点では同じであるが、図1上で右側に配置したレールユニット15Aのほうは、その表面に前記固定操作部14を取り付け、内部に配線ケーブルCB1,CB2を含んでいるのに対し、左側に配置したレールユニット15Bのほうはそのようなことがない。
【0024】
また、図1の例では、レールユニット15Aの下端部に障害物センサ部40を配置している。当該障害物センサ40は、シャッターカーテン13の閉動作時に下端部13Aに当接する可能性がある障害物の存在を検出するためのセンサである。センサの種類としては、赤外線センサ、光電管、振動センサなど、様々なものを利用することが考えられ、配置位置としても、必要ならば、図示の位置からシャッターカーテン13の下端部13Aへ変更すること等も可能である。
【0025】
前記配線ケーブルCB1,CB2のうちCB2のほうは、レールユニット15Aの下端部に配置された障害物センサ40と前記記憶処理装置11とを接続するケーブルであり、CB1のほうは固定操作部14と前記記憶処理装置11とを接続するケーブルである。
【0026】
なお、図1、図3に示した例では、レールユニット15A、15Bは取付部材(レールユニット15Bに関しては20B、レールユニット15Aに関しては20A)を用いて壁WLに取付けられているが、レールユニット15A、15Bの取り付け法は、必ずしもこれに限定する必要はない。
【0027】
レールユニット15Aの内部構成の一例を図3の断面図を用いて説明する。図3は、図1上の矢印D1やD2に垂直な平面による断面図である。レールユニット15Bの断面図も、配線ケーブルCB1、CB2や固定操作部14が存在しない点を除いて図3と同じである。
【0028】
(A−1−1)レールユニットの内部構成例
図3において、当該レールユニット15Aは、ガイドレール16と、レールカバー17とを備えている。
【0029】
このうちガイドレール16は、歪みにくく剛性の強い材質で構成され、前記シャッターカーテン13の端部を摺動自在に受け入れる部分で、シャッターカーテン13が開動作や閉動作を行う際の軌道を規制する機能を有する。そのため、当該ガイドレール16は図3の紙面に垂直な方向(この方向は、図1上では矢印D1、D2方向にあたる)、すなわちシャッターカーテン13が開閉動作にともなって移動する方向に長い形状を備えている。ガイドレール16自体は剛性が強いが、ガイドレール16とレールカバー17のあいだには、弾性のある弾性支持部材18が介在している。
【0030】
換言するなら、レールカバー17が、弾性支持部材18を介して、ガイドレール16を弾性的に支持していると述べることもできる。
【0031】
当該弾性支持部材18は、風圧などによりシャッターカーテン13が矢印H1またはH2方向に押された場合には、ガイドレール16を矢印H3またはH4方向へ弾性的に変位させることで、シャッターカーテン13がガイドレール16から脱落することを防止する機能を持つ。この変位のために、ガイドレール16による軌道の規制は厳格なものではなく、ゆるやかなものとなっている。
【0032】
当該弾性支持部材18を取り付けたレールカバー17は、シャッターカーテン13を受け入れる開口部17Aを有するために断面形状がほぼ「コ」の字型で、なおかつ、図3の紙面に垂直な方向に長いガイドレール16を包むことができるように、当該方向に十分な長さを備えている。したがって当該レールカバー17の内部には、3次元的に、ほぼ直方体の内部空間SP3が形成される。
【0033】
ただし前記開口部17Aとガイドレール16とのあいだには、ガイドレール16が矢印H3,H4方向に変位できるように、ある程度の隙間が存在するから、当該内部空間SP3は、完全に密閉された空間ではない。
【0034】
当該内部空間SP3の3次元的な大きさや形状はレールカバー17の大きさや形状に応じて決まるが、特にその幅WB1の寸法は、前記固定操作部14を取り付けるために一定以上の大きさが必要である。当該レールカバー17はシャッターカーテン13の移動方向には十分な長さを備えていることは明白であるため、固定操作部14の取り付けに際してボトルネックになる可能性があるのは、当該幅WB1の寸法である。
【0035】
固定操作部14は機能の節約によって十分に小さく構成できるように配慮されているが、ユーザU1がその指などで触れて操作する部分であるから、無理なく操作できるためには一定以上の寸法を持つことが必要である。当該固定操作部14の外観構成が例えば図4に示すようなものであるとすると、ユーザU1の指などによる加圧(ユーザU1は必ずしも操作スイッチ33〜36だけに触れるとは限らない)に耐えて設置状態を維持できるだけの十分な強度を持つ取り付けを行うには、その幅WB2の寸法に比べて、レールカバー17の幅WB1の寸法が小さすぎないことが必要である。
【0036】
具体的には、固定操作部14の幅WB2が4〜5cm程度である場合には、レールカバー17の幅WB1は、4〜5cm以上であることが望ましい。
【0037】
もちろん、設置に際してレールユニット15Aが占有するスペースを節約するという一般的な観点からは、レールユニット15Aはできるだけ小さいものであるほうが有利であり、その幅WB1もできるだけ小さくすることが求められるため、これらの相反する要求にこたえることができる最適解(または許容解)として、当該幅WB1の値を決定することになる。
【0038】
固定操作部14を壁や柱などに取り付ける従来の構成では、この一般的な観点だけから幅WB1を決定することができたため、本実施形態における当該レールカバー17の幅WB1は、従来のレールカバーの幅よりも大きくなる可能性が高い。もっとも、幅WB1を大きく取ったことにより、ガイドレール16の深さ(幅WB1方向の長さ)も長くすることができるため、十分に深い位置まで、シャッターカーテン13を受け入れることができ、風圧などによる脱落の可能性をいっそう低減することも可能になる。
【0039】
なお、レールカバー17の内部空間SP3には、ガイドレール16やシャッターカーテン13の端部、および弾性支持部材18のほかにも、前記配線ケーブルCB1やCB2なども存在するため、内部空間SP3の3次元的な大きさを大きくすることは、これらを収容するためのスペースを十分に確保する上でも好ましい。内部空間SP3に収容する配線ケーブル(CB1など)の数は、必要に応じてさらに増加する可能性もある。例えば、下端部13Aが最下端に到達したことを伝える下限リミットスイッチなどと記憶処理装置11を接続するための配線ケーブルなどは必要性が高いものの一例である。
【0040】
配線ケーブルCB1、CB2は、むき出しのまま、内部空間SP3内で引き回してもかまわないが、必要な場合には、円筒形などの構造物を設けて、当該構造物の内部に配線ケーブルCB1やCB2を通すようにしてもよい。これにより、配線ケーブルCB1,CB2は当該構造物によって被覆され、保護される。
【0041】
なお、当該レールカバー17の内部空間SP3にガイドレール16や弾性支持部材18、配線ケーブルCB1,CB2を収容する作業や固定操作部14をレールカバー17に取り付ける作業は、工場から当該レールユニット15A(および15B)を出荷する前に行うようにしてもよく、出荷したあと、ユーザ宅などに設置する施工時に行うようにしてもよい。必要ならば、その作業の一部を出荷前に行い、残りを施工時に行うようにしてもよい。
【0042】
いずれにしても本実施形態における施工時の作業では、従来は多くの場合に必要であった壁や柱などに通線穴を形成する上述した作業が不要となり、作業負担が著しく軽減される。
【0043】
レールユニット15A上に取り付けられる前記固定操作部14の外観構成は、例えば、図4に示すものであってよい。なお、当該レールユニット15A上の固定操作部14を取り付ける位置には、予め、前記配線ケーブルCB1を固定操作部14に接続するための開口15AAを形成しておくとよい。
【0044】
(A−1−2)固定操作部の外観構成例
図4において、当該固定操作部14は、4つの操作スイッチ33〜36と、4つの状態表示灯46〜49と、カウント表示面51を備えている。
【0045】
このうち操作スイッチ33は、シャッターカーテン13の開動作を指示する開動作スイッチで、操作スイッチ34は、シャッターカーテン13の閉動作を指示する閉動作スイッチで、操作スイッチ35は、シャッターカーテン13の開動作または閉動作の停止を指示する停止スイッチである。
【0046】
また、操作スイッチ36は、記憶処理装置11の動作モードを自動動作モードと手動動作モードのあいだで切り替えるための動作モード切替スイッチである。ここで、手動動作モードとは、ユーザU1が操作スイッチ(例えば、33)を押し続けている期間だけユーザの操作に応じたシャッター動作(例えば、開動作)を行う動作モードで、自動動作モードとは、いったん操作スイッチ(例えば、33)を押せば、押し続けなくても、その操作に応じたシャッター動作(例えば、開動作)を行う動作モードである。
【0047】
なお、本実施形態では操作スイッチ33〜36はすべて、PBS(プッシュ・ボタン・スイッチ)形式のスイッチであるものとする。
【0048】
また、4つの状態表示灯47〜50のうち、状態表示灯47は点灯によって現時点の動作モードが前記自動動作モードであることを示す表示灯で、状態表示灯48は点灯によって現時点の動作モードが前記手動動作モードであることを示す表示灯で、状態表示灯49は点灯によって現時点で記憶処理装置11またはその周辺に異常が発生していることを示す表示灯で、状態表示灯50は点灯することによってインターロック機能が有効な状態であることを示す表示灯である。
【0049】
ここで、インターロックとは、複数の遠隔操作システム10を接続し連携させる場合に、相互封鎖を行わせる機能を指す。インターロックには様々な態様があり得るが、シートシャッターでは、連携させる2つの遠隔操作システム10のうち双方が同時に開動作を行わないようにするためのインターロックが用いられることが多い。これは、いずれか一方が開動作を行うときには、他方の開動作をロック(封鎖)して、開動作を行えないように制御することで、防塵性の向上などをはかるものである。
【0050】
遠隔操作システム10は通常は単独で用いられるものであるため、2つの遠隔操作システム10を連携させて当該インターロックを行わせる際には、2つの遠隔操作システム10を接続した上で、インターロック機能を有効化する必要がある。
【0051】
前記状態表示灯47〜50としては様々な発光素子を利用することが考えられるが、本実施形態では、LED(発光ダイオード)を利用するものとする。また、ここでは、各状態表示灯47〜50が点灯することによって、積極的な意味を示すものとしたが、これとは反対に、点灯することによって消極的な意味を示すようにしてもよいことは当然である。また、必要ならば、点灯、消灯以外の方法で、表示を行うようにしてもよい。
【0052】
図4上で固定操作部14の最下端に配置されたカウント表示面51は、シャッターカーテン13の開閉動作の回数(開動作または閉動作のいずれか一方の回数でもよい)を表示するための構成部分である。具体的には、例えば、液晶表示装置などを利用してこの表示を行うことができる。設置後、運用を開始してからの開閉動作回数の累積値を当該カウント表示面51に表示するようにしておけば、保守の必要性などを判定するのに有用な指標となる。
【0053】
次に、前記記憶処理装置11を中心に、その周辺に配置される各装置(固定操作部14も含む)との接続関係や内部構成の例を図5を用いて説明する。
【0054】
(A−1−3)記憶処理装置の内部構成例等
図5において、当該記憶処理装置11は、動作モード管理部41と、カウント部42と、制御部43と、インターロック管理部44と、正常性管理部45とを備え、当該記憶処理装置11と前記配線ケーブルCB1で接続されている前記固定操作部14は、インタフェース部31と、操作検出部32と、操作応答部37と、LED制御部38と、カウント表示制御部52とを備えている。また、前記制御部43には、障害物センサ40とモータ制御部39も接続されている。
【0055】
このうち固定操作部14内にあるインタフェース部31は、固定操作部14内の各構成要素と記憶処理装置11とのインタフェースを提供する部分である。
【0056】
また、LED制御部38は当該インタフェース部31を介して受け取った制御部43からの指示信号DL1に応じて、上述した各状態表示灯47〜50の点灯、消灯を制御する部分である。LEDの点灯によって消費される電力は、固定操作部14が独立に商用電源や電池などから得るようにしてもよいが、ここでは、配線ケーブルCB1によって記憶処理装置11から電力の供給も受けるものとする。
【0057】
上述した4つの操作スイッチ33〜36を設けた操作検出部32は、各操作スイッチ33〜36について、その押し下げストロークが所定の長さに達すると操作検出信号PB1、PB2を出力する部分である。
【0058】
操作検出信号PB1は押し下げを検出した操作スイッチに応じて異なる状態をとり、その操作手順は前記インタフェース部31に一時的に記憶される。
【0059】
前記インタフェース部31はまた、一時記憶している手順がどのような操作または入力データを指定しているかを判定して、その判定結果である判定信号を記憶処理装置11内の制御部43に供給する機能も備えている。
【0060】
前記操作検出信号PB1が前記インタフェース部31に供給されるのと同時に操作応答部37に供給される操作検出信号PB2も、当該PB1と同様に、押し下げを検出した操作スイッチに応じて異なる状態をとるようにしてもよいが、本実施形態では、操作スイッチ33〜36を区別せず、同じ状態をとるものとする。
【0061】
当該操作検出信号PB2を受け取った操作応答部37は、ブザーなどの音響発生器であり、操作スイッチ33〜36の押し下げが有効に検出されたことをユーザU1に伝えるために応答出力RAを出力する部分である。本実施形態では、操作スイッチ33〜36を区別しないので、いずれかの操作スイッチが十分に押し下げられると、一定音程、一定音色のブザー音が応答出力RAとしてユーザU1に聴取されることになる。これにより、ユーザU1は、聴覚的にスイッチ操作の有効性を確認することができる。
【0062】
例えば、パーソナルコンピュータなどでキーボードを操作する場合など、固定操作部14に比べるとはるかに大規模で豊富なユーザインタフェースを備えた環境ならば、あるキーの押し下げがマシンに認識されたか否かはビットマップディスプレイなどの画面表示を目視すること等によって容易に確認可能であるが、固定操作部14では前述した機能の節約の観点から、機能が極限まで切りつめられるので、どのようにして小規模な構成で効率的にユーザの操作がマシン(ここでは固定操作部14)に認識されたことを確認するかは、重要になる。
【0063】
なおここでは、操作応答部37の応答出力RAを一定音程、一定音色のブザー音としたが、必要ならば、押し下げられた操作スイッチ33〜36または同時に押し下げられた操作スイッチの組合せに応じて音程や音色などを変化させるようにしてもよい。また、音響発生器による聴覚的な手段にかぎらず、LED(発光ダイオード)等の発光素子などを使用して、視覚的な手段で操作スイッチの操作が有効に検出されたことをユーザU1に伝えるようにしてもよく、視覚的な手段と聴覚的な手段を併用してもよい。
【0064】
前記カウント表示制御部52は、インタフェース部31を介して制御部43から受け取った指示信号DL2の内容に応じて前記カウント表示面51における開閉動作回数の表示を制御する部分である。
【0065】
記憶処理装置11の制御部43には、記憶処理装置11外の構成要素として、当該固定操作部14のほか、モータ制御部39と、障害物センサ部40も接続されているが、モータ制御部39は通常、シャッターケース12内に配置されるものである。障害物センサ部40は、本実施形態では、レールユニット15Aの下端部に配置されているため、前記配線ケーブルCB2によって制御部43と接続される。
【0066】
モータ制御部39は制御部43からの制御に応じて前記モータM1の出力軸を回転(正転、逆転)させるとともに、当該出力軸の回転に応じてエンコーダパルスを制御部43へ返す機能を備えている。
【0067】
一方、記憶処理装置11の内部において当該制御部43に接続されている動作モード管理部41は前記動作モードを管理する部分で、前記操作スイッチ36の操作によってユーザU1が指定した動作モードが自動動作モードであるか手動動作モードであるかを記憶し、その記憶内容に応じたシャッター動作を行わせる。
【0068】
そして、当該動作モード管理部41の記憶内容に応じて、制御部43が前記状態表示灯47,48の点灯、消灯を制御する。
【0069】
また、カウント部42は、前記シャッターカーテン13の開閉動作回数をカウントする機能を持つ部分で、当該カウントの結果として、前記指示信号DL2が生成され、前記カウント表示面51の表示が変更される。開閉動作回数のカウントを行うには様々な方法を用いることが可能であるが、機能の節約の点で、モータ制御部39が返すエンコーダパルスを利用するのが有利である。
【0070】
図1上に一点鎖線で示した位置(完全閉鎖状態における下端部13Aの位置)L1からの下端部13Aの高さは、例えば、モータM1の出力軸が正転するときにはエンコーダパルスの数を累加算し、逆転するときには減算する場合、加減算の結果によって特定することができるから、予め、完全開放状態や完全閉鎖状態におけるエンコーダパルスの加減算結果を求めておけば、実際の加減算結果と予め求めた加減算結果とを照合することで、制御部43が開動作や閉動作の終了を認識することが可能となる。そして、制御部43が開動作および/または閉動作の終了を認識するたびにカウント値をインクリメントすることで、カウント部42は開閉動作をカウントすることができる。
【0071】
インターロック管理部44は、必要な場合に前記インターロックに関する設定や、動作状態を記憶し、管理する部分である。当該インターロック管理部44が有効に機能しているときには、制御部43が前記状態表示灯50を点灯させる。
【0072】
正常性管理部45は、遠隔操作システム10の動作に関する正常性を検査し、管理する部分で、障害発生などにより、何らかの異常を検出した場合には、その旨を制御部43に伝え、制御部43は、前記状態表示灯49を点灯させるように制御する。
【0073】
なお、図4などには図示していないが、固定操作部14は、必要に応じて、金属や樹脂などで構成されたケース(このケースは鍵付きであってもよい)に覆われる。また、必要に応じて、ユーザU1が固定操作部14を用いてシャッター動作を指示する前には、ユーザID(暗証番号)などの入力を義務づけてユーザ認証を行うにしてもよい。この場合、ユーザIDを正しく入力できる正当なユーザだけがシャッター動作を指示することができるようになる。
【0074】
以下、上記のような構成を有する本実施形態の動作を説明する。
【0075】
(A−2)実施形態の動作
製品としての遠隔操作システム10が工場から出荷され、ユーザ宅などに設置される場合、もしも出荷前に配線ケーブルCB1,CB2がレールユニット15Aの内部空間SP3に通されていなければ、施工時に、これらを内部空間SP3に通す作業が発生するが、当該内部空間SP3は従来の施工作業で壁や柱などに形成していた通線穴に相当するため、本実施形態の遠隔操作システム10の施工作業では従来は必要とされた通線穴を形成する作業が省略できる。
【0076】
これは、施工作業を行う前からすでに理想的な通線穴が存在していることに等しいから、作業負担を著しく軽減することができる。
【0077】
前記取付部材20A、20Bを用いて壁WLなどにレールユニット15A、15Bを固定する作業など、遠隔操作システム10の設置に必要なその他の作業は、本実施形態でも従来から行われていたものと同等である。
【0078】
設置後の運用状態では、前記操作スイッチ33〜36、カウント表示面51、状態表示灯47〜50などから構成される固定操作部14のユーザインタフェースを利用してシャッターカーテン13を開閉動作させるなど、ユーザU1は遠隔操作システム10を自由に利用することができる。
【0079】
なお、運用時の障害発生などによって保守が必要になった場合、本実施形態では、製品の一部を構成するレールユニット15A上に固定操作部14を取り付けてあるため、いったん取り付けた固定操作部14を取り外したり、内部空間SP3に存在する配線ケーブルCB1,CB2を新たな配線ケーブルと交換したりする保守作業は、従来と比べて容易となるように構成することができる。
【0080】
(A−3)実施形態の効果
本実施形態によれば、従来の多くの施工時に必要とされた壁や柱などに、配線ケーブルを通すための通線穴を形成する作業や固定操作部を壁面などに取り付ける作業が省略できるから、施工時の作業負担が軽減され、施工性が向上する。
【0081】
特に、壁や柱などの材質や内部構造が、配線ケーブルを通すための通線穴の形成や、固定操作部の取り付けが困難なものである場合、本実施形態の効果は大きい。
【0082】
これにより、例えば、施工作業に対してユーザが支払う費用も、従来より低額に設定することが可能となる。
【0083】
また、同様なことは保守作業についても成り立つので、本実施形態によって保守性が向上する。
【0084】
(B)他の実施形態
上記実施形態では、有線リモコンシステムを例に説明したが、本発明は、無線リモコンシステムと有線リモコンシステムを混合した混合システムに適用することも可能である。
【0085】
一般に、遠くから離れた不特定の位置からシャッター動作を行うことができ、使い勝手が良いという点では無線リモコンシステムが有利であるので、混合システムとすることにより、融通性に富み、ユーザの都合によりどちらかの方法を取ることも可能となる。
【0086】
また、上記実施形態にかかわらず、本発明は、機械的な伝達機構を介してユーザの指示を伝える機械式の遠隔操作システムにも適用可能である。
【0087】
なお、上記実施形態では、レールカバー17の外表面上に固定操作部14を取り付けたが、固定操作部は、前記内部空間SP3に配置することもできる。
【0088】
その場合、例えば、図6に示すように、前記固定操作部14に相当する固定操作部14Aは、前記レールカバー17に相当するレールカバー67に内部空間SP3側から取り付けられることになる。図6では、前記操作スイッチ33〜36に相当する操作スイッチ33A〜36Aおよびカウント表示面51に相当するカウント表示面51Aを露出させるための5つの開口が、レールカバー67に形成されている。必要ならば、前記状態表示灯47〜50に相当する状態表示灯を露出させるための開口も、当該レールカバー67に形成するようにしてもよいことは当然である。
【0089】
なお、上記実施形態では固定操作部14に4つの操作スイッチ33〜36と、4つの状態表示灯47〜50と、カウント表示面51を設けたが、これらの数や種類は増減可能である。
【0090】
さらに、上記実施形態では、レールユニット15Aのほうは内部に配線ケーブルCB1,CB2を含んでいるのに対し、レールユニット15Bのほうはそのようなことがないものとしたが、前記障害物センサ40が例えば光電管などのように一対の送信部と受信部によって構成され、当該送信部から受信部へ向かう信号(光信号など)を障害物が遮ったときに、障害物を検知するタイプのセンサである場合は、送信部、受信部のいずれか一方をレールユニット15A側に配置し、他方をレールユニット15B側に配置する構成となることが多い。この構成を取るとき、送信部と前記記憶処理装置11内の制御部43を接続する信号線(配線ケーブル)または受信部と当該制御部43を接続する信号線(配線ケーブル)がそれぞれ、レールユニット15A、15Bの内部に収容されることになる。
【0091】
なお、上記実施形態では、内部空間SP3は、完全に密閉された空間ではないものとしたが、内部空間SP3の少なくとも一部は、ガイドレール16とのあいだに隙間を持たないように構成することができる。
【0092】
また、ガイドレール16やレールユニットの材質などの条件によっては、内部空間SP3の全部につき、隙間を無くすことも可能である。例えば、ガイドレール16やレールユニット自体が弾性的な材質で構成されている場合や、これらの材質自体は弾性的なものでなくても、壁WLに対しレールユニットを弾性的に固定するように取り付ける場合などがこれに該当する。
【0093】
さらに、上記実施形態ではレールカバー17は弾性支持部材18を介してガイドレール16を支持する機能を持っていたが、この機能を持たない構成も可能である。例えば、図7(A)において、76Aをガイドレールとし、77Aをレールカバーとすると、ガイドレール76Aは、壁WLに取付けられたレールカバー77Aによって支持されているが、図7(B)の構成では、ガイドレール76B自体が壁WLに取り付けられており、むしろレールカバー77Bのほうが、当該ガイドレール76Bによって支持されている。
【0094】
また、上記実施形態にかかわらず、レールカバーを後付けする構成を取ってもよい。ここで、後付けとは、壁WLにガイドレールを取り付けたあとで、レールカバーの取り付けを行うことを意味し、レールカバーの取り付けを行う時点は、遠隔操作システムの運用開始前の施工作業中であってもよく、いったん運用を開始したあとの任意の時点であってもよい。任意の時点で後付けするということは、レールカバーを伴わないガイドレールだけで遠隔操作システムを運用し、シャッターの開閉を行うことを意味する。
【0095】
例えば、図8(A)に示すレールカバー87を、図8(B)に示すガイドレール86に後付けして、図8(C)に示す状態にしたり、図9(A)に示すレールカバー97を図9(B)に示すガイドレール96に後付けして、図9(C)に示す状態にしたりする構成も可能である。図8(C)では、ガイドレール86とレールカバー87は隙間なく、気密的に取付けられているが、図9(C)では、ガイドレール96とレールカバー97のあいだには隙間CA1が存在し、非気密的な取り付けとなっている。
【0096】
なお、図7〜図9において、74A、74B、84,94は、前記固定操作部14に相当する固定操作部を指す。
【0097】
図7〜図9の構成の場合、当該固定操作部74A、74B、84,94と前記制御部43とのあいだを接続する配線ケーブルや、前記障害物センサ40と制御部43のあいだを接続する配線ケーブルは、ガイドレールとレールカバーのあいだの空間を通過させるのが基本であるが、必要ならば、ガイドレールの内部の空間を通過させるようにしてもよい。
【0098】
また、上記実施形態では、固定操作部14に搭載する機能をできるだけ少なくし、できるだけ多くの機能を記憶処理装置11側に配分する構成を取ったが、必要ならば、記憶処理装置11が搭載している機能の一部を固定操作部14側に搭載する構成を採用することもできる。
【0099】
さらに、上記実施形態では、操作スイッチは、PBS形式のスイッチであるものとしたが、本発明は、PBS形式のスイッチに限って適用されるものではない。スライド式スイッチや回転式スイッチなどを使用してもよく、圧力や温度、静電気の変化などに反応する各種のスイッチを適用することもできる。
【0100】
なお、上記実施形態においては、シートシャッターについて本発明を適用したが、本発明はシートシャッター以外にも、スラットシャッターやパネルシャッターなど各種のシャッターに適用することが可能である。
【0101】
さらに本発明は、シャッター用としてだけでなく、ドア、窓、オーバーヘッドドア、ロールスクリーン(例えば遮光幕)、ブラインド、オーニング装置などの他の開閉装置の遠隔操作システムにも適用することが可能である。
【0102】
また、以上の説明において、情報の流れる方向は、カウント値を知らせる場合などを除き基本的には固定操作部14から記憶処理装置11へ向かう単方向であったが、本発明の適用範囲はこのような単方向通信に限定されるものではない。
【0103】
すなわち当該固定操作部を送信専用の通信機器ではなく遠隔操作用の送受信機である操作送受信機に置換するとともに、当該記憶処理装置を受信専用の通信機器ではなく遠隔被操作用の送受信機である被操作送受信機に置換し、必要に応じて全二重通信や半二重通信が行えるようにしてもよい。
【0104】
このとき操作送受信機から被操作送受信機に向かう無線信号に含まれている信号は、前記シャッター動作などを指示する動作状態指示信号であってよく、反対に被操作送受信機から操作送受信機に向かう無線信号に含まれている信号は、シャッター動作の現状(カウント値以外の状態)を報告するための動作状態報告信号であってよい。
【0105】
また、以上の説明では、主として、記憶処理装置が遠隔被操作器であり、固定操作部が遠隔操作器である場合について説明したが、本発明は、このケースに限って適用できるものではない。
【0106】
固定操作部が受信だけを行う実質的な受信専用機器である場合も考えられる。
【0107】
この受信専用機器は、例えば、メンテナンスなどを目的としたもので、記憶処理装置が開閉体に関して保有している動作管理情報(開閉体の開閉位置、(前記下端部13Aの)位置データや補正値)などを受信し、受信結果を表示するものであってよい。
【0108】
また、この動作管理情報を記憶処理装置が送信する送信タイミングについては、例えば、曜日や時間などを固定的に予め決めておいたり、有線で送信指示が与えられた任意のタイミングを、当該送信タイミングとすること等も可能である。
【0109】
さらに、当該送信タイミングで送信される前記動作管理情報の具体的な内容についても、予め固定的に決めておくようにしてもよく、指示された内容だけを送信するようにしてもよい。
【0110】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、施工性および保守性が高い開閉体のレール装置を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る遠隔操作システムの全体構成例を示す概略図である。
【図2】実施形態に係る遠隔操作システムの正面図である。
【図3】実施形態に係る遠隔操作システムのフレームユニットの主要部を示す断面図である。
【図4】実施形態に係る遠隔操作システムで使用する固定操作部の外観構成例を示す概略図である。
【図5】実施形態に係る遠隔操作システムで使用する記憶処理装置およびその周辺に配置される各装置の主要部の構成例を示す概略図である。
【図6】他の実施形態に係る遠隔操作システムで使用するレールカバーの断面図である。
【図7】他の実施形態に係る遠隔操作システムで使用するレールカバーおよびガイドレールの断面図である。
【図8】他の実施形態に係る遠隔操作システムで使用するレールカバーおよびガイドレールの断面図である。
【図9】他の実施形態に係る遠隔操作システムで使用するレールカバーおよびガイドレールの断面図である。
【符号の説明】
10…遠隔操作システム、11…記憶処理装置(リモコン受信機)、12…シャッターケース、13…シャッター(シャッターカーテン)、13A…(シャッターカーテンの)下端部、14…固定操作部(リモコン送信機)、15A、15B…レールユニット、16…ガイドレール、17…レールカバー、17A…開口部、18…弾性支持部材、20A、20B…取付部材、39…モータ制御部、40…障害物センサ、CB1,CB2…配線ケーブル、SP3…(レールユニットの)内部空間、WB1,WB2…幅。

Claims (2)

  1. 所定の軌道に沿って動作する開閉体のレール装置において、
    前記開閉体の軌道を規制する軌道規制レール手段と、
    当該軌道規制レール手段を少なくとも支持する支持手段と、
    前記開閉体の動作に関して、ユーザが指示の入力を行うための操作手段を有する固定操作部とを備え、
    前記支持手段は、その機械的な形状に応じて形成した内部空間で、前記軌道規制レール手段の少なくとも一部を非気密的に包むものであり、
    当該軌道規制レール手段を包む前記支持手段の内部空間に、前記固定操作部と、前記操作手段の操作に応じた前記開閉体の開閉動作制御を行う記憶処理装置とを接続するケーブルを配置し
    前記固定操作部は、その内部の各構成要素と前記記憶処理装置とのインタフェースを提供するインタフェース部を含み、前記固定操作部の操作検出部が出力した操作検出信号を受けて前記インタフェース部が判定して供給した前記操作手段の操作に応じ、前記記憶処理装置のカウント部が開閉体動作回数をカウントして生成した指示信号を、前記インタフェース部を介して受け取って、この指示信号の内容に応じて、前記開閉体の開閉動作の回数を表示するカウント表示手段を有し、前記支持手段に設置されていると共に、
    前記インタフェース部は、前記操作手段からの信号を前記ケーブルに与えると共に、前記記憶処理装置が送出した前記ケーブルから与えられる指示信号を前記カウント表示手段に与える
    ことを特徴とする開閉体のレール装置。
  2. 所定の軌道に沿って動作する開閉体のレール装置において、
    前記開閉体の軌道を規制する軌道規制レール手段と、
    当該軌道規制レール手段に対して、後付けされる後付け手段と、
    前記開閉体の動作に関して、ユーザが指示の入力を行うための操作手段を有する固定操作部とを備え、
    前記後付け手段の前記軌道規制レール手段に対する後付けは、前記後付け手段と前記軌道規制レール手段によって気密的、または非気密的な空間が形成されるようになされ、
    前記空間に、前記固定操作部と、前記操作手段の操作に応じた前記開閉体の開閉動作制御を行う記憶処理装置とを接続するケーブルを配置し、
    前記固定操作部は、その内部の各構成要素と前記記憶処理装置とのインタフェースを提供するインタフェース部を含み、前記固定操作部の操作検出部が出力した操作検出信号を受けて前記インタフェース部が判定して供給した前記操作手段の操作に応じ記記憶処理装置のカウント部が開閉体動作回数をカウントして生成した指示信号を前記インタフェース部を介して受け取って、この指示信号の内容に応じて、前記開閉体の開閉動作の回数を表示するカウント表示手段を有し、前記後付け手段に設置されていると共に、
    前記インタフェース部は、前記操作手段からの信号を前記ケーブルに与えると共に、前記記憶処理装置が送出した前記ケーブルから与えられる指示信号を前記カウント表示手段に与える
    ことを特徴とする開閉体のレール装置。
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