JP6070648B2 - 電動スクリーン - Google Patents

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Description

本発明は、窓等の開口部に設置され、モータの駆動力によって開閉される電動スクリーンに関する。
建物における窓等の開口部には、断熱性強化や目隠し、遮光手段としてのロールスクリーン(ロールブラインド)が設けられる場合がある。近年では、スクリーンの昇降にモータの駆動力を用いる電動スクリーンが製品化されている。
電動スクリーンの昇降制御には、通常、窓近傍の壁に設置されたコントロールパネルまたはスイッチや、リモコンが用いられる。コントロールパネルまたはスイッチやリモコンには昇降ボタン(上昇ボタンまたは降下ボタン)が備えられており、ユーザがこの昇降ボタンを操作することによって、電動スクリーンの高さを自在に調節できるようになっている(例えば、特許文献1)。
特開平06−108764号公報
しかしながら、コントロールパネルを設置する場合、窓ごとにパネルを設ける必要があり、室内の意匠性が損なわれる。また、周囲の状況によりコントロールパネルの設置が難しいケースもある。例えば、複数の窓が連続して設置される連窓の場合、隣接する窓間のスペースが小さいと、適切な位置にコントロールパネルを設置できない。
また、リモコンを用いる場合では、リモコン紛失のリスクが生じる。また、窓が多数ある場合、一つの窓を制御対象として操作することが難しい。
さらに、昇降ボタンを用いる操作では、最上位置または最下位置以外の高さに調節しようとする場合の操作性が悪い。例えば、電動スクリーンを任意の高さで停止させようとする場合、ユーザが昇降ボタンを長押ししながら電動スクリーンを移動させ、スクリーンが所望の位置に達した時点でボタンを離すといった操作方法が考えられる。しかしながら、この操作方法では、スクリーンが所望の位置に達するまで、ユーザはボタンを押し続けなければならず、操作性が悪い。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、室内の意匠性低下やリモコン紛失の課題を回避でき、さらに、ユーザにとっての操作性も高い電動スクリーンを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の第1の態様の電動スクリーンは、適宜の開口枠(例えば窓枠)に取り付けられるスクリーンと、前記スクリーンの昇降を行う駆動部とを有する電動スクリーンであって、前記開口枠に近接した空間でのユーザの手の位置および手の動きを非接触で検知可能な操作検知装置と、前記操作検知装置による検知結果に基づいて前記駆動部を制御する制御装置とを備えたことを特徴としている。
上記の構成によれば、操作検知装置による検知を例えば窓枠付近とすることができ、窓枠付近でのユーザの手の動きに基づいて、制御装置がスクリーンの昇降制御を行うことができる。これにより、スクリーン昇降操作のためのコントロールパネルやリモコンを必要とせず、室内の意匠性低下やリモコン紛失の課題を回避できる。
また、本発明の電動スクリーンでは、操作検知装置は、赤外線カメラである構成とすることができる。
上記の構成によれば、空間におけるユーザの手の位置および手の動きを検知可能な操作検知装置を容易に実現できる。
上記の課題を解決するために、本発明の第2の態様の電動スクリーンは、適宜の開口枠に取り付けられるスクリーンと、前記スクリーンの昇降を行う駆動部とを有する電動スクリーンであって、前記開口枠に取り付けられ、ユーザが手で触れた時に触れた手の位置および手の動きを検出可能な操作入力装置と、前記操作入力装置による検出結果に基づいて前記駆動部を制御する制御装置とを備えたことを特徴としている。
上記の構成によれば、操作入力装置を例えば窓枠に設置することができ、窓枠に触れたユーザの手の動きに基づいて、制御装置がスクリーンの昇降制御を行うことができる。これにより、スクリーン昇降操作のためのコントロールパネルやリモコンを必要とせず、室内の意匠性低下やリモコン紛失の課題を回避できる。
また、本発明の電動スクリーンでは、操作入力装置は、前記開口枠に複数の温度センサを垂直方向に等間隔で配置した構成とすることができる。あるいは、操作入力装置は、タッチパネルである構成とすることができる。
上記の構成によれば、ユーザが触れた手の位置および手の動きを検出可能な操作入力装置を容易に実現できる。
本発明の電動スクリーンは、特定の空間でのユーザの手の位置および手の動きを非接触で検知可能な操作検知装置、もしくは、ユーザが手で触れた時に、触れた手の位置および手の動きを検出可能な操作入力装置によって、ユーザによる操作指示を可能とする。このため、従来のように、スクリーン昇降操作のためのコントロールパネルやリモコンを必要とせず、室内の意匠性低下やリモコン紛失の課題を回避できるといった効果を奏する。
実施の形態1に係る電動スクリーンの概略構成を示す説明図である。 実施の形態1に係る電動スクリーンのブロック図である。 実施の形態1に係る電動スクリーンにおいて、スクリーン巻取り装置およびスクリーン位置検出装置の構成を示す図である。 実施の形態1に係る電動スクリーンにおいて、スクリーンの降下操作を行う場合のフローチャートである。 実施の形態1に係る電動スクリーンにおいて、スクリーンの上昇操作を行う場合のフローチャートである。 実施の形態2に係る電動スクリーンの概略構成を示す説明図である。 実施の形態2に係る電動スクリーンのブロック図である 実施の形態2に係る電動スクリーンにおいて、スクリーンの降下操作を行う場合のフローチャートである。 実施の形態2に係る電動スクリーンにおいて、スクリーンの上昇操作を行う場合のフローチャートである。
〔実施の形態1〕
以下、本発明の実施の形態1について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施の形態1に係る電動スクリーン10の概略構成を示す説明図である。図2は、本実施の形態1に係る電動スクリーン10の概略構成を示すブロック図である。
電動スクリーン10は、図1,2に示すように、本体部11、スクリーン12、操作検知装置13および制御装置14を備えて構成されている。
本体部11は、窓枠の上部横枠の近傍に設置されるものであり、その内部にスクリーン巻取り装置21、スクリーン位置検出装置22等を有している。また、本体部11の外面には、ユーザから視認可能な位置に合図灯23が設けられている。スクリーン巻取り装置21は、スクリーン12の昇降を行う手段である。スクリーン位置検出装置22は、スクリーン12の高さを検出するための手段である。
スクリーン12は、スクリーン巻取り装置21によって上昇または下降することで、建造物の壁に設けられる開口部(例えば、窓)を開閉する。スクリーン12は、完全に上昇した状態では、巻き取られて本体部11内に収容される。
操作検知装置13は、ユーザがスクリーン昇降操作の入力を行うための手段である。
制御装置14は、電動スクリーン10の動作全体を制御する手段である。尚、図1では、制御装置14は本体部11の外部にあるように記載されているが、制御装置14は本体部11の内部に設けられていても良い。
続いて、電動スクリーン10の各部の構成について詳細に説明する。先ずは、スクリーン巻取り装置21およびスクリーン位置検出装置22について、図3を参照して説明する。
スクリーン巻取り装置21は、スクリーン12の一端が接続されて、スクリーン12の昇降を可能とするロールバー211と、該ロールバーを回転駆動するための駆動部(モータ)212とによって構成される。駆動部212は、正回転および逆回転の両方が可能である。駆動部212の駆動力は、例えばギアを介してロールバー211に伝達される構成とすることができる。また、駆動部212は、制御装置14によって制御される。
スクリーン位置検出装置22は、例えば、ロールバー211に設けられた検出片221と、回転検出センサ222とを備えている。回転検出センサ222は、対向配置された発光素子と受光素子とを備え、発光素子から発射される光を受光素子が受光している間はオン信号を出力する構成とする。そして、発光素子と受光素子との間の光路が障害物によって遮断され、受光素子が発光素子から発射される光を受光できなくなるとオフ信号を出力する。
検出片221は、ロールバー211に対して、回転軸と直交する方向に突出して少なくとも一つ設けられる。尚、検出片221を複数設ける場合は、回転方向に等間隔に配置される。そして、一つの検出片221は、ロールバー211が一回転する間に回転検出センサ222における発光素子と受光素子との間の光路を一回遮断する。したがって、ロールバー211に対して検出片221がm個設けられている場合は、ロールバー211がn回転する間に回転検出センサ222は(n×m)回オフとなる。
制御装置14は、駆動部212の制御信号と、回転検出センサ222の出力信号とに基づいて、ロールバー211の回転数をカウンタによってカウントする。例えば、スクリーン12が最上位置にある場合のカウンタのカウント数を0とし、駆動部212を正回転駆動(スクリーンを下げる方向)している間は、回転検出センサ222の出力が1回オフとなるたびにカウント数を1つカウントアップする。逆に、駆動部212を逆回転駆動(スクリーンを上げる方向)している間は、回転検出センサ222の出力が1回オフとなるたびにカウント数を1つカウントダウンする。これにより、上記カウント数は、スクリーン位置(高さ)を反映するものとなる。
また、スクリーン位置検出装置22は、上記カウント数とスクリーン位置とを対応付けたスクリーン位置テーブルをROM等に格納している。制御装置14は、スクリーン位置テーブルから上記カウント数に基づいてスクリーン位置を読み出すことによって、現在のスクリーン位置を認識することができる。
尚、本発明において、スクリーン位置検出装置22の構成は、上記説明に限定されるものではなく、他の様々な手法をとることが可能である。例えば、駆動部212としてステッピングモータを用い、ステッピングモータの駆動信号(パルス信号)を、回転検出センサ222の検出信号代わりに用いても良い。
続いて、本発明の特徴部分である操作検知装置13について説明する。
電動スクリーン10において、操作検知装置13としては、例えば赤外線カメラが利用される。操作検知装置13は、窓枠の左右縦枠の一方(図1では左側)において、垂直方向に等間隔(3〜10cm程度)で配置された複数のスポットを定点モニタリングすることで、ユーザの手の動き(すなわちユーザによる操作指示)を検知する。操作検知装置13は、例えば本体部11に対して取り付けることができる。
操作検知装置13は、ユーザが窓枠(すなわち操作検知装置13でモニタリングされるスポット群)付近で手を動かした場合、その手の動きを赤外線カメラで検出する。操作検知装置13による検出信号は制御装置14に送られる。制御装置14は、操作検知装置13による検出に基づいて、スクリーン12の昇降制御を行う。以下に昇降制御の具体例を図4,5のフローチャートを参照して説明する。図4はスクリーン12の降下操作を行う場合のフローチャートであり、図4はスクリーン12の上昇操作を行う場合のフローチャートである。
スクリーン12の降下操作を行う場合、ユーザは、操作検知装置13でモニタリングされている窓枠付近で、手を上から下へ所定量以上動かすことによって降下の合図を行う。このとき、図4のS1に示すように、操作検知装置13は、連続した所定数(例えば5個)以上のスポットにおいて上から下へ手が横切ったことを検出する。制御装置14は、この検出によってユーザからのスクリーン降下の合図がなされたことを認識する。また、降下の合図を認識した制御装置14は、合図灯23を点灯させ(もしくはチャイム音を鳴らして)、上記認識がなされたことをユーザに知らせる(S2)。
続いて、ユーザは、スクリーン12を任意位置まで降下させて停止させようとする場合、操作検知装置13上の希望する停止位置(高さ)に手を移動させ、所定時間(例えば3秒)以上停止させる。このとき、図4のS3に示すように、操作検知装置13は、あるスポットにおいて手が静止した状態にあることを検出する。制御装置14は、この検出によってユーザからのスクリーン停止位置の指定の合図がなされたことを認識する。停止位置の指定を認識した制御装置14は、スクリーンを指定された停止位置まで降下させる制御を行う(S4)。また、S3において所定期間内に停止位置の指定が無かった場合は、制御装置14は、スクリーンを一番下まで降下させる(S5)。
S4またはS5の制御が終了すると、制御装置は合図灯を点灯させ(もしくはチャイム音を鳴らして)、制御が終了したことをユーザに知らせる(S6)。
スクリーン12の上昇操作を行う場合、ユーザは、操作検知装置13でモニタリングされている窓枠付近で、手を下から上へ所定量以上動かすことによって上昇の合図を行う。このとき、図5のS11に示すように、操作検知装置13は、連続した所定数(例えば5個)以上のスポットにおいて下から上へ手が横切ったことを検出する。制御装置14は、この検出によってユーザからのスクリーン上昇の合図がなされたことを認識する。図5におけるS12からS16の制御は、図4におけるS2からS6の制御と基本的に同じであるため、S12以降の説明は省略する。
また、操作検知装置13を用いたスクリーン12の昇降制御として、図4,5に示した制御は一例に過ぎず、本発明はこれに限定されるものではない。他の制御例としては、例えば、手の動きの移動量を検出してスクリーン12の昇降制御を行うことも考えられる。
この例では、スクリーン12の最上位置もしくは最下位置までの昇降を指示する場合は、ユーザは手の移動量を大きくし、スクリーン12の任意位置での停止を指示する場合は、手の移動量を小さくすることが考えられる。すなわち、連続した所定数以上(例えば4個以上)のスポット(操作検知装置13によってモニタリングされているスポット)において上から下へ手が横切ったことが検出された場合はスクリーン12を最下位置まで降下させる。一方、連続した所定数未満(例えば4個未満)のスポットにおいて上から下へ手が横切ったことが検出された場合はスクリーン12を所定位置まで降下させて停止させる。このときの停止位置は、最後に検出されたスポットの位置(すなわち、検出された手の動きの最終地点)とすることが好ましい。逆に、連続した所定数以上(例えば4個以上)のスポットにおいて下から上へ手が横切ったことが検出された場合はスクリーン12を最上位置まで上昇させ、連続した所定数未満(例えば4個未満)のスポットにおいて下から上へ手が横切ったことが検出された場合はスクリーン12を所定位置まで上昇させて停止させる。
本実施の形態1における操作検知装置13は、ユーザの手の動きを検知するに当たって、絶対温度による検知方法を用いてもよく、相対温度による検知方法を用いても良い。絶対温度による検知方法を用いる場合、操作検知装置13は、人間の手の温度付近の物体を検知する。この場合は、操作検知装置13による検知制御を簡略化できるため、装置のコスト低減に寄与する。また、相対温度による検知方法を用いる場合、操作検知装置13は、周囲温度との温度差をも検知して人間の手の温度付近の物体を検知する。この場合は、周囲温度が人間の手の温度に近い場合であっても誤検知を抑制でき、精度の高い検知を行える。
〔実施の形態2〕
以下、本発明の実施の形態2について、図面を参照して詳細に説明する。図6は、本実施の形態2に係る電動スクリーン10’の概略構成を示す説明図である。図7は、本実施の形態2に係る電動スクリーン10’の概略構成を示すブロック図である。尚、本実施の形態2に係る電動スクリーン10’は、実施の形態1に係る電動スクリーン10における操作検知装置13に代えて、操作入力装置15を備えた構成である。他の構成については、実施の形態1に係る電動スクリーン10と同じであるため、同様の構成については同じ部材番号を付し、詳細な説明は省略する。
操作入力装置15は、窓枠の左右縦枠の少なくとも一方に配置されており、ユーザがスクリーン昇降操作の入力を行うための手段である。
操作入力装置15は、窓枠の左右縦枠の少なくとも一方(図6では左側)に配置され、好ましくは、窓枠の室内側正面(見付面)に配置される。操作入力装置15は、例えば、複数の温度センサ151を垂直方向に等間隔(3〜10cm程度)で配置した構成とされる。この温度センサ151には、ユーザが窓枠(すなわち操作入力装置15)に手で触れた時に、手の温度を直ちに感知して検知信号を出力することが可能な高感度センサが利用される。
操作入力装置15は、ユーザが窓枠(すなわち操作入力装置15)に触れた手を動かした場合、その手の動きを温度センサ151によって検出する。温度センサ151による検出信号は制御装置14に送られる。制御装置14は、温度センサ151による検出に基づいて、スクリーン12の昇降制御を行う。以下に昇降制御の具体例を図8,9のフローチャートを参照して説明する。図8はスクリーン12の降下操作を行う場合のフローチャートであり、図9はスクリーン12の上昇操作を行う場合のフローチャートである。
スクリーン12の降下操作を行う場合、ユーザは、操作入力装置15に触れた手を上から下へ所定量以上動かすことによって降下の合図を行う。このとき、図8のS21に示すように、操作入力装置15では、連続した所定数(例えば5個)以上の温度センサ151において上から下へ手が横切ったことが検出される。制御装置14は、この検出によってユーザからのスクリーン降下の合図がなされたことを認識する。また、降下の合図を認識した制御装置14は、合図灯23を点灯させ、上記認識がなされたことをユーザに知らせる(S22)。尚、S22では、合図灯の点灯の代わりにチャイム音等によって上記認識がなされたことをユーザに知らせてもよい。
続いて、ユーザは、スクリーン12を任意位置まで降下させて停止させようとする場合、操作入力装置15上の希望する停止位置(高さ)に手を当てて、所定時間(例えば3秒)以上停止させる。このとき、図8のS23に示すように、操作入力装置15では、温度センサ151上において手が静止した状態にあることが検出される。制御装置14は、この検出によってユーザからのスクリーン停止位置の指定の合図がなされたことを認識する。停止位置の指定を認識した制御装置14は、スクリーンを指定された停止位置まで降下させる制御を行う(S24)。また、S23において所定期間内に停止位置の指定が無かった場合は、制御装置14は、スクリーンを一番下まで降下させる(S25)。
S24またはS25の制御が終了すると、制御装置は合図灯を点灯させ(もしくはチャイム音を鳴らして)、制御が終了したことをユーザに知らせる(S26)。
スクリーン12の上昇操作を行う場合、ユーザは、操作入力装置15に触れた手を下から上へ所定量以上動かすことによって上昇の合図を行う。このとき、図9のS31に示すように、操作入力装置15では、連続した所定数(例えば5個)以上の温度センサ151において下から上へ手が横切ったことが検出される。制御装置14は、この検出によってユーザからのスクリーン上昇の合図がなされたことを認識する。図9におけるS32からS36の制御は、図8におけるS22からS26の制御と基本的に同じであるため、S32以降の説明は省略する。
また、操作入力装置15を用いたスクリーン12の開閉制御として、図8,9に示した制御は一例に過ぎず、本発明はこれに限定されるものではない。他の制御例としては、実施の形態1で示した変形例と同様に、手の動きの移動量を検出してスクリーン12の開閉制御を行うことも考えられる。
本実施の形態2では、操作入力装置15は、複数の温度センサ151を垂直方向に等間隔で配置した構成としたが、本発明はこれに限定されるものではない。操作入力装置15としては、例えばタッチパネルを用いてもよい。タッチパネルによっても、これに触れた手の位置や動き方向を検出することができるため、上記説明と同様の制御に用いることが可能である。
以上のように、実施の形態1および2に係る電動スクリーン10および10’では、従来のように、スクリーン昇降操作のためのコントロールパネルやリモコンを必要とせず、室内の意匠性低下やリモコン紛失の課題を回避できる。また、スクリーンを任意の高さで停止させようとする場合に、スクリーンが任意の高さに到達するまで昇降ボタンを長押しするといったユーザ操作が必要なく、ユーザにとっての操作性の高い電動スクリーンを提供できる。
また、本実施の形態1および2に係る電動スクリーン10および10’の制御方法は、操作検知装置13または操作入力装置15によってユーザの手の動き方向を検出し、検出した方向に基づいて、スクリーン12の降下指示であるか上昇指示であるかを判断する第1のステップと、第1のステップ後、操作入力装置15によってユーザの手が停止状態にあることが検出された場合、停止しているユーザの手の位置を検出して、スクリーン12の停止位置指示を判断する第2のステップと、第2のステップにおける停止位置指示があった場合は、指示された停止位置までスクリーン12を降下または上昇させ、第2のステップにおける停止位置指示がなかった場合は、第1のステップにおける指示に基づいてスクリーン12を最下位置まで降下させるか、もしくは最上位置まで上昇させる第3のステップとを有する構成とすることができる。
あるいは、本実施の形態1および2に係る電動スクリーン10および10’の制御方法は、操作検知装置13または操作入力装置15によってユーザの手の動き方向および動き量を検出する第1のステップと、第1のステップで検出された手の動き量が所定量以上である場合は、第1のステップで検出された手の方向に基づいてスクリーン12を最下位置まで降下させるか、もしくは最上位置まで上昇させ、第1のステップで検出された手の動き量が所定量未満である場合は、第1のステップで検出された手の動きの最終地点までスクリーン12を降下または上昇させる第2のステップとを有する構成とすることができる。
これらの制御方法によれば、制御装置14は、ユーザの手の動きによってスクリーン12の最上位置または最下位置までの昇降指示と、任意の位置での停止指示とを判別することができる。したがって、スクリーン12を任意の高さで停止させようとする場合に、スクリーン12が任意の高さに到達するまで昇降ボタンを長押しするといったユーザ操作が必要ない。このため、ユーザにとっての操作性の高い電動スクリーンを提供できる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
10,10’ 電動スクリーン
11 本体部
12 スクリーン
13 操作検知装置
14 制御装置
15 操作入力装置
151 温度センサ
21 スクリーン巻取り装置
22 スクリーン位置検出装置
212 駆動部

Claims (5)

  1. 適宜の開口枠に取り付けられるスクリーンと、前記スクリーンの昇降を行う駆動部とを有する電動スクリーンであって、
    前記開口枠に近接した空間でのユーザの手の位置および手の動きを非接触で検知可能な操作検知装置と、
    前記操作検知装置による検知結果に基づいて前記駆動部を制御する制御装置とを備えており、
    前記制御装置は、前記操作検知装置によってユーザの手が所定方向に動かされたことが検知されたときに、前記スクリーンをユーザの手の動きと同方向に移動させる制御を行うものであり、かつ、前記操作検知装置によって検知されるユーザの手の動きの停止位置に応じて前記スクリーン移動を停止させる制御が可能であることを特徴とする電動スクリーン。
  2. 請求項1に記載の電動スクリーンであって、
    前記操作検知装置は、赤外線カメラであることを特徴とする電動スクリーン。
  3. 適宜の開口枠に取り付けられるスクリーンと、前記スクリーンの昇降を行う駆動部とを有する電動スクリーンであって、
    前記開口枠に取り付けられ、ユーザが手で触れた時に触れた手の位置および手の動きを検出可能な操作入力装置と、
    前記操作入力装置による検出結果に基づいて前記駆動部を制御する制御装置とを備えており、
    前記制御装置は、前記操作入力装置によってユーザの手が所定方向に動かされたことが検出されたときに、前記スクリーンをユーザの手の動きと同方向に移動させる制御を行うものであり、かつ、前記操作入力装置によって検出されるユーザの手の動きの停止位置に応じて前記スクリーン移動を停止させる制御が可能であるたことを特徴とする電動スクリーン。
  4. 請求項3に記載の電動スクリーンであって、
    前記操作入力装置は、前記開口枠に複数の温度センサを垂直方向に等間隔で配置した構成であることを特徴とする電動スクリーン。
  5. 請求項3に記載の電動スクリーンであって、
    前記操作入力装置は、タッチパネルであることを特徴とする電動スクリーン。
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