JP2003301678A - 開閉体のレール装置 - Google Patents

開閉体のレール装置

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JP2003301678A JP2002104776A JP2002104776A JP2003301678A JP 2003301678 A JP2003301678 A JP 2003301678A JP 2002104776 A JP2002104776 A JP 2002104776A JP 2002104776 A JP2002104776 A JP 2002104776A JP 2003301678 A JP2003301678 A JP 2003301678A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工性と保守性を高める。 【解決手段】 所定の軌道に沿って動作する開閉体のレ
ール装置において、前記開閉体の軌道を規制する軌道規
制レール手段と、当該軌道規制レール手段を少なくとも
支持する支持手段と、前記開閉体の動作に関して、ユー
ザが指示の入力を行うための操作手段とを備え、当該操
作手段を前記支持手段に設置する。また、開閉体の動作
が所定の開閉制御手段によって電気的に制御される場
合、この開閉体のレール装置において、前記支持手段
は、その機械的な形状に応じて形成した内部空間で、前
記軌道規制レール手段を非気密的に包むもので、当該軌
道規制レール手段を包む当該支持手段の内部空間には、
電気信号を伝送するためのケーブル手段を配置するよう
に構成することも好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は開閉体のレール装置
に関し、例えば、シャッター、ドア、窓、オーバーヘッ
ドドア、門扉、ゲート(駐車場などのゲート)、ロール
スクリーン(例えば遮光幕)、ブラインド、オーニング
装置などの遠隔操作システム(リモコンシステム)など
に適用し得るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、モータを動力源とし、制御部から
の電気制御によってシャッターの開閉動作を制御するシ
ャッター装置では、ユーザからシャッター動作の指示を
行うための固定操作部を有するものが多い。この固定操
作部は、ユーザが指示内容の入力を行うための操作スイ
ッチなどを有し、シャッター装置の周辺の壁面や柱など
に固定的に配置されるものである。
【0003】当該固定操作部の配置位置は、シャッター
装置をユーザ宅などに設置するときの施工作業に応じて
決定されるが、配置位置の選定はある程度自由に行うこ
とができるため、ユーザの希望を取り入れることができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、固定操
作部の配置では、前記制御部と固定操作部とを電気的に
接続する配線ケーブルの引き回しが必要で、多くの場
合、壁や柱などに、配線ケーブルを通すための穴(通線
穴)を形成する作業と固定操作部を壁面などに取り付け
る作業が発生することから、施工時の作業負担が大き
く、施工性が低かった。また、壁や柱などの材質や内部
構造によっては、配線ケーブルを通すための通線穴の形
成や、固定操作部の取り付けが困難であることもあっ
た。
【0005】さらに、施工後に、障害の発生した際の保
守などのため、配線ケーブルを交換する必要が生じた場
合などには、その作業も困難なものとなる可能性があ
り、保守性が低かった。
【0006】なお、以上の課題は、シートシャッター、
ガレージ用シャッター、窓用シャッターなどのシャッタ
ー用だけでなく、ドア、窓、オーバーヘッドドアなどの
他の開閉システムにも共通している。
【0007】本発明は、施工性および保守性が高い開閉
体のレール装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、本発明では、所定の軌道に沿って動作する開閉体
のレール装置において、(1)前記開閉体の軌道を規制
する軌道規制レール手段と、(2)当該軌道規制レール
手段を少なくとも支持する支持手段と、(3)前記開閉
体の動作に関して、ユーザが指示の入力を行うための操
作手段とを備え、(4)当該操作手段を前記支持手段に
設置することを特徴とする。
【0009】また本発明は、所定の軌道に沿って動作す
る開閉体のレール装置において、(1)前記開閉体の軌
道を規制する軌道規制レール手段と、(2)当該軌道規
制レール手段に対して、後付けされる後付け手段と、
(3)前記開閉体の動作に関して、ユーザが指示の入力
を行うための操作手段とを備え、(4)当該操作手段を
前記後付け手段に設置することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】(A)実施形態 以下、本発明にかかる開閉体のレール装置を、シートシ
ャッターの遠隔操作システムに適用した場合を例に、実
施形態について説明する。
【0011】一般的に遠隔操作システムには、有線リモ
コンシステムと無線リモコンシステムがあり得るが、本
実施形態は、有線リモコンシステムを前提とする。
【0012】シャッターシステムを構成要素として含む
リモコンシステムにおいて、有線リモコンシステムと
は、有線通信によってシャッター動作を行うものであ
り、無線リモコンシステムとは、無線通信によってシャ
ッター動作を行うものである。
【0013】一般に、有線リモコンシステムは、無線リ
モコンシステムよりも高い通信の信頼性を得ることがで
き、常に特定の位置でシャッター動作を指定したい場合
などに向いている。
【0014】(A−1)実施形態の構成 本実施形態のシートシャッターの遠隔操作システム10
の全体構成例を図1に示し、正面図を図2に示す。
【0015】図1において、当該遠隔操作システム10
は、後述する記憶処理装置(リモコン受信機)11と、
シャッターケース12と、シャッター(シャッターカー
テン)13と、固定操作部(リモコン送信機。あるいは
操作盤)14と、レールユニット15A、15Bとを備
えている。
【0016】このうちシャッターカーテン13として
は、鉄やアルミニウムなどの金属によって構成された多
数のスラットを備えるスラットシャッターを用いること
もできるが、本実施形態では、塩化ビニールやポリエス
テルなどの合成樹脂や布クロスなど軽い素材によって構
成されたシート状のカーテン部を主体とするシートシャ
ッターであるものとする。
【0017】当該シートシャッターでは、素材が軽量で
あるから、シャッターカーテン13の開閉動作の動力源
となるトルクを供給するモータM1の出力軸に作用し得
る慣性モーメントが小さく、高速な開閉動作が容易に実
現できる。一例として、当該モータM1は、例えばAC
サーボモータであってよく、シャッターカーテン13に
開動作(または閉動作)を行わせるとき、1秒間に30
00回転程度の速度で回転するものであってよい。な
お、本実施形態では、シャッターカーテン部が軽い素材
であることによる構成上の困難性と、機能の節約のた
め、当該モータM1のトルク変動に基づく負荷感知は行
わないものとする。
【0018】高速開閉が可能なことにより、シャッター
開放後ただちにシャッター閉鎖を行うこと等が速やかに
実行でき、当該シャッターカーテン13によって仕切ら
れる空間SP1と空間SP2の相互間で、保温、保冷
や、防塵、防虫効果などの向上が期待できる。
【0019】図1中では、壁WLに取り付けられたレー
ルユニット15Aおよび15Bの内部に設けられたガイ
ドレール16(図3参照)に沿って矢印D1方向に下端
部13Aが移動する閉動作によってシャッターカーテン
13が閉鎖され、反対に矢印D2方向に移動する開動作
によって開放される。なお、図1に示した状態では、シ
ャッターカーテン13が完全閉鎖と完全開放の中間位置
(完全閉鎖に近い)にある。
【0020】シャッターカーテン13の開閉動作などを
行うユーザU1は、レールユニット15A上に固定的に
設置された固定操作部14を操作することによって、所
望の動作(前記中間位置の変更なども含む)を指示する
ことができる。
【0021】なお、シャッターカーテン13の先端部1
3Aの近傍には、重り13Wが配置されている。シャッ
ターカーテン13を巻き取る矢印D2の方向(開放する
方向)では、前記モータM1のトルクが動力源である
が、シャッターカーテン13が閉鎖する矢印D1の方向
では重力の作用を利用することも必要になる。上述した
ようにシートシャッターは極めて軽い素材でできている
ため、前記ガイドレール16とシャッターカーテン13
の間などで発生する摩擦力やシャッターカーテン13全
面に作用し得る風圧などに抗して速やかに閉鎖動作する
には、当該重り13Wが必要になる。
【0022】当該シャッターカーテン13の上方に配置
されたシャッターケース12は、前記モータM1や記憶
処理装置11をはじめ、モータM1のトルクを利用して
シャッターカーテン13を巻き付けるための巻取り軸な
どの機構(図示せず)等を収納したケースで、巻取り軸
にシャッターカーテン13を巻き取ったときには、巻き
取った部分が当該シャッターケース12内に収容される
ことになる。
【0023】少なくとも施工後には、当該シャッターケ
ース12と接合された状態になる一対の前記レールユニ
ット15Aおよび15Bは、前記ガイドレール16を内
蔵する部分である。レールユニット15Aと15Bは前
記ガイドレール16を内蔵している点では同じである
が、図1上で右側に配置したレールユニット15Aのほ
うは、その表面に前記固定操作部14を取り付け、内部
に配線ケーブルCB1,CB2を含んでいるのに対し、
左側に配置したレールユニット15Bのほうはそのよう
なことがない。
【0024】また、図1の例では、レールユニット15
Aの下端部に障害物センサ部40を配置している。当該
障害物センサ40は、シャッターカーテン13の閉動作
時に下端部13Aに当接する可能性がある障害物の存在
を検出するためのセンサである。センサの種類として
は、赤外線センサ、光電管、振動センサなど、様々なも
のを利用することが考えられ、配置位置としても、必要
ならば、図示の位置からシャッターカーテン13の下端
部13Aへ変更すること等も可能である。
【0025】前記配線ケーブルCB1,CB2のうちC
B2のほうは、レールユニット15Aの下端部に配置さ
れた障害物センサ40と前記記憶処理装置11とを接続
するケーブルであり、CB1のほうは固定操作部14と
前記記憶処理装置11とを接続するケーブルである。
【0026】なお、図1、図3に示した例では、レール
ユニット15A、15Bは取付部材(レールユニット1
5Bに関しては20B、レールユニット15Aに関して
は20A)を用いて壁WLに取付けられているが、レー
ルユニット15A、15Bの取り付け法は、必ずしもこ
れに限定する必要はない。
【0027】レールユニット15Aの内部構成の一例を
図3の断面図を用いて説明する。図3は、図1上の矢印
D1やD2に垂直な平面による断面図である。レールユ
ニット15Bの断面図も、配線ケーブルCB1、CB2
や固定操作部14が存在しない点を除いて図3と同じで
ある。
【0028】(A−1−1)レールユニットの内部構成
例 図3において、当該レールユニット15Aは、ガイドレ
ール16と、レールカバー17とを備えている。
【0029】このうちガイドレール16は、歪みにくく
剛性の強い材質で構成され、前記シャッターカーテン1
3の端部を摺動自在に受け入れる部分で、シャッターカ
ーテン13が開動作や閉動作を行う際の軌道を規制する
機能を有する。そのため、当該ガイドレール16は図3
の紙面に垂直な方向(この方向は、図1上では矢印D
1、D2方向にあたる)、すなわちシャッターカーテン
13が開閉動作にともなって移動する方向に長い形状を
備えている。ガイドレール16自体は剛性が強いが、ガ
イドレール16とレールカバー17のあいだには、弾性
のある弾性支持部材18が介在している。
【0030】換言するなら、レールカバー17が、弾性
支持部材18を介して、ガイドレール16を弾性的に支
持していると述べることもできる。
【0031】当該弾性支持部材18は、風圧などにより
シャッターカーテン13が矢印H1またはH2方向に押
された場合には、ガイドレール16を矢印H3またはH
4方向へ弾性的に変位させることで、シャッターカーテ
ン13がガイドレール16から脱落することを防止する
機能を持つ。この変位のために、ガイドレール16によ
る軌道の規制は厳格なものではなく、ゆるやかなものと
なっている。
【0032】当該弾性支持部材18を取り付けたレール
カバー17は、シャッターカーテン13を受け入れる開
口部17Aを有するために断面形状がほぼ「コ」の字型
で、なおかつ、図3の紙面に垂直な方向に長いガイドレ
ール16を包むことができるように、当該方向に十分な
長さを備えている。したがって当該レールカバー17の
内部には、3次元的に、ほぼ直方体の内部空間SP3が
形成される。
【0033】ただし前記開口部17Aとガイドレール1
6とのあいだには、ガイドレール16が矢印H3,H4
方向に変位できるように、ある程度の隙間が存在するか
ら、当該内部空間SP3は、完全に密閉された空間では
ない。
【0034】当該内部空間SP3の3次元的な大きさや
形状はレールカバー17の大きさや形状に応じて決まる
が、特にその幅WB1の寸法は、前記固定操作部14を
取り付けるために一定以上の大きさが必要である。当該
レールカバー17はシャッターカーテン13の移動方向
には十分な長さを備えていることは明白であるため、固
定操作部14の取り付けに際してボトルネックになる可
能性があるのは、当該幅WB1の寸法である。
【0035】固定操作部14は機能の節約によって十分
に小さく構成できるように配慮されているが、ユーザU
1がその指などで触れて操作する部分であるから、無理
なく操作できるためには一定以上の寸法を持つことが必
要である。当該固定操作部14の外観構成が例えば図4
に示すようなものであるとすると、ユーザU1の指など
による加圧(ユーザU1は必ずしも操作スイッチ33〜
36だけに触れるとは限らない)に耐えて設置状態を維
持できるだけの十分な強度を持つ取り付けを行うには、
その幅WB2の寸法に比べて、レールカバー17の幅W
B1の寸法が小さすぎないことが必要である。
【0036】具体的には、固定操作部14の幅WB2が
4〜5cm程度である場合には、レールカバー17の幅
WB1は、4〜5cm以上であることが望ましい。
【0037】もちろん、設置に際してレールユニット1
5Aが占有するスペースを節約するという一般的な観点
からは、レールユニット15Aはできるだけ小さいもの
であるほうが有利であり、その幅WB1もできるだけ小
さくすることが求められるため、これらの相反する要求
にこたえることができる最適解(または許容解)とし
て、当該幅WB1の値を決定することになる。
【0038】固定操作部14を壁や柱などに取り付ける
従来の構成では、この一般的な観点だけから幅WB1を
決定することができたため、本実施形態における当該レ
ールカバー17の幅WB1は、従来のレールカバーの幅
よりも大きくなる可能性が高い。もっとも、幅WB1を
大きく取ったことにより、ガイドレール16の深さ(幅
WB1方向の長さ)も長くすることができるため、十分
に深い位置まで、シャッターカーテン13を受け入れる
ことができ、風圧などによる脱落の可能性をいっそう低
減することも可能になる。
【0039】なお、レールカバー17の内部空間SP3
には、ガイドレール16やシャッターカーテン13の端
部、および弾性支持部材18のほかにも、前記配線ケー
ブルCB1やCB2なども存在するため、内部空間SP
3の3次元的な大きさを大きくすることは、これらを収
容するためのスペースを十分に確保する上でも好まし
い。内部空間SP3に収容する配線ケーブル(CB1な
ど)の数は、必要に応じてさらに増加する可能性もあ
る。例えば、下端部13Aが最下端に到達したことを伝
える下限リミットスイッチなどと記憶処理装置11を接
続するための配線ケーブルなどは必要性が高いものの一
例である。
【0040】配線ケーブルCB1、CB2は、むき出し
のまま、内部空間SP3内で引き回してもかまわない
が、必要な場合には、円筒形などの構造物を設けて、当
該構造物の内部に配線ケーブルCB1やCB2を通すよ
うにしてもよい。これにより、配線ケーブルCB1,C
B2は当該構造物によって被覆され、保護される。
【0041】なお、当該レールカバー17の内部空間S
P3にガイドレール16や弾性支持部材18、配線ケー
ブルCB1,CB2を収容する作業や固定操作部14を
レールカバー17に取り付ける作業は、工場から当該レ
ールユニット15A(および15B)を出荷する前に行
うようにしてもよく、出荷したあと、ユーザ宅などに設
置する施工時に行うようにしてもよい。必要ならば、そ
の作業の一部を出荷前に行い、残りを施工時に行うよう
にしてもよい。
【0042】いずれにしても本実施形態における施工時
の作業では、従来は多くの場合に必要であった壁や柱な
どに通線穴を形成する上述した作業が不要となり、作業
負担が著しく軽減される。
【0043】レールユニット15A上に取り付けられる
前記固定操作部14の外観構成は、例えば、図4に示す
ものであってよい。なお、当該レールユニット15A上
の固定操作部14を取り付ける位置には、予め、前記配
線ケーブルCB1を固定操作部14に接続するための開
口15AAを形成しておくとよい。
【0044】(A−1−2)固定操作部の外観構成例 図4において、当該固定操作部14は、4つの操作スイ
ッチ33〜36と、4つの状態表示灯46〜49と、カ
ウント表示面51を備えている。
【0045】このうち操作スイッチ33は、シャッター
カーテン13の開動作を指示する開動作スイッチで、操
作スイッチ34は、シャッターカーテン13の閉動作を
指示する閉動作スイッチで、操作スイッチ35は、シャ
ッターカーテン13の開動作または閉動作の停止を指示
する停止スイッチである。
【0046】また、操作スイッチ36は、記憶処理装置
11の動作モードを自動動作モードと手動動作モードの
あいだで切り替えるための動作モード切替スイッチであ
る。ここで、手動動作モードとは、ユーザU1が操作ス
イッチ(例えば、33)を押し続けている期間だけユー
ザの操作に応じたシャッター動作(例えば、開動作)を
行う動作モードで、自動動作モードとは、いったん操作
スイッチ(例えば、33)を押せば、押し続けなくて
も、その操作に応じたシャッター動作(例えば、開動
作)を行う動作モードである。
【0047】なお、本実施形態では操作スイッチ33〜
36はすべて、PBS(プッシュ・ボタン・スイッチ)
形式のスイッチであるものとする。
【0048】また、4つの状態表示灯47〜50のう
ち、状態表示灯47は点灯によって現時点の動作モード
が前記自動動作モードであることを示す表示灯で、状態
表示灯48は点灯によって現時点の動作モードが前記手
動動作モードであることを示す表示灯で、状態表示灯4
9は点灯によって現時点で記憶処理装置11またはその
周辺に異常が発生していることを示す表示灯で、状態表
示灯50は点灯することによってインターロック機能が
有効な状態であることを示す表示灯である。
【0049】ここで、インターロックとは、複数の遠隔
操作システム10を接続し連携させる場合に、相互封鎖
を行わせる機能を指す。インターロックには様々な態様
があり得るが、シートシャッターでは、連携させる2つ
の遠隔操作システム10のうち双方が同時に開動作を行
わないようにするためのインターロックが用いられるこ
とが多い。これは、いずれか一方が開動作を行うときに
は、他方の開動作をロック(封鎖)して、開動作を行え
ないように制御することで、防塵性の向上などをはかる
ものである。
【0050】遠隔操作システム10は通常は単独で用い
られるものであるため、2つの遠隔操作システム10を
連携させて当該インターロックを行わせる際には、2つ
の遠隔操作システム10を接続した上で、インターロッ
ク機能を有効化する必要がある。
【0051】前記状態表示灯47〜50としては様々な
発光素子を利用することが考えられるが、本実施形態で
は、LED(発光ダイオード)を利用するものとする。
また、ここでは、各状態表示灯47〜50が点灯するこ
とによって、積極的な意味を示すものとしたが、これと
は反対に、点灯することによって消極的な意味を示すよ
うにしてもよいことは当然である。また、必要ならば、
点灯、消灯以外の方法で、表示を行うようにしてもよ
い。
【0052】図4上で固定操作部14の最下端に配置さ
れたカウント表示面51は、シャッターカーテン13の
開閉動作の回数(開動作または閉動作のいずれか一方の
回数でもよい)を表示するための構成部分である。具体
的には、例えば、液晶表示装置などを利用してこの表示
を行うことができる。設置後、運用を開始してからの開
閉動作回数の累積値を当該カウント表示面51に表示す
るようにしておけば、保守の必要性などを判定するのに
有用な指標となる。
【0053】次に、前記記憶処理装置11を中心に、そ
の周辺に配置される各装置(固定操作部14も含む)と
の接続関係や内部構成の例を図5を用いて説明する。
【0054】(A−1−3)記憶処理装置の内部構成例
等 図5において、当該記憶処理装置11は、動作モード管
理部41と、カウント部42と、制御部43と、インタ
ーロック管理部44と、正常性管理部45とを備え、当
該記憶処理装置11と前記配線ケーブルCB1で接続さ
れている前記固定操作部14は、インタフェース部31
と、操作検出部32と、操作応答部37と、LED制御
部38と、カウント表示制御部52とを備えている。ま
た、前記制御部43には、障害物センサ40とモータ制
御部39も接続されている。
【0055】このうち固定操作部14内にあるインタフ
ェース部31は、固定操作部14内の各構成要素と記憶
処理装置11とのインタフェースを提供する部分であ
る。
【0056】また、LED制御部38は当該インタフェ
ース部31を介して受け取った制御部43からの指示信
号DL1に応じて、上述した各状態表示灯47〜50の
点灯、消灯を制御する部分である。LEDの点灯によっ
て消費される電力は、固定操作部14が独立に商用電源
や電池などから得るようにしてもよいが、ここでは、配
線ケーブルCB1によって記憶処理装置11から電力の
供給も受けるものとする。
【0057】上述した4つの操作スイッチ33〜36を
設けた操作検出部32は、各操作スイッチ33〜36に
ついて、その押し下げストロークが所定の長さに達する
と操作検出信号PB1、PB2を出力する部分である。
【0058】操作検出信号PB1は押し下げを検出した
操作スイッチに応じて異なる状態をとり、その操作手順
は前記インタフェース部31に一時的に記憶される。
【0059】前記インタフェース部31はまた、一時記
憶している手順がどのような操作または入力データを指
定しているかを判定して、その判定結果である判定信号
を記憶処理装置11内の制御部43に供給する機能も備
えている。
【0060】前記操作検出信号PB1が前記インタフェ
ース部31に供給されるのと同時に操作応答部37に供
給される操作検出信号PB2も、当該PB1と同様に、
押し下げを検出した操作スイッチに応じて異なる状態を
とるようにしてもよいが、本実施形態では、操作スイッ
チ33〜36を区別せず、同じ状態をとるものとする。
【0061】当該操作検出信号PB2を受け取った操作
応答部37は、ブザーなどの音響発生器であり、操作ス
イッチ33〜36の押し下げが有効に検出されたことを
ユーザU1に伝えるために応答出力RAを出力する部分
である。本実施形態では、操作スイッチ33〜36を区
別しないので、いずれかの操作スイッチが十分に押し下
げられると、一定音程、一定音色のブザー音が応答出力
RAとしてユーザU1に聴取されることになる。これに
より、ユーザU1は、聴覚的にスイッチ操作の有効性を
確認することができる。
【0062】例えば、パーソナルコンピュータなどでキ
ーボードを操作する場合など、固定操作部14に比べる
とはるかに大規模で豊富なユーザインタフェースを備え
た環境ならば、あるキーの押し下げがマシンに認識され
たか否かはビットマップディスプレイなどの画面表示を
目視すること等によって容易に確認可能であるが、固定
操作部14では前述した機能の節約の観点から、機能が
極限まで切りつめられるので、どのようにして小規模な
構成で効率的にユーザの操作がマシン(ここでは固定操
作部14)に認識されたことを確認するかは、重要にな
る。
【0063】なおここでは、操作応答部37の応答出力
RAを一定音程、一定音色のブザー音としたが、必要な
らば、押し下げられた操作スイッチ33〜36または同
時に押し下げられた操作スイッチの組合せに応じて音程
や音色などを変化させるようにしてもよい。また、音響
発生器による聴覚的な手段にかぎらず、LED(発光ダ
イオード)等の発光素子などを使用して、視覚的な手段
で操作スイッチの操作が有効に検出されたことをユーザ
U1に伝えるようにしてもよく、視覚的な手段と聴覚的
な手段を併用してもよい。
【0064】前記カウント表示制御部52は、インタフ
ェース部31を介して制御部43から受け取った指示信
号DL2の内容に応じて前記カウント表示面51におけ
る開閉動作回数の表示を制御する部分である。
【0065】記憶処理装置11の制御部43には、記憶
処理装置11外の構成要素として、当該固定操作部14
のほか、モータ制御部39と、障害物センサ部40も接
続されているが、モータ制御部39は通常、シャッター
ケース12内に配置されるものである。障害物センサ部
40は、本実施形態では、レールユニット15Aの下端
部に配置されているため、前記配線ケーブルCB2によ
って制御部43と接続される。
【0066】モータ制御部39は制御部43からの制御
に応じて前記モータM1の出力軸を回転(正転、逆転)
させるとともに、当該出力軸の回転に応じてエンコーダ
パルスを制御部43へ返す機能を備えている。
【0067】一方、記憶処理装置11の内部において当
該制御部43に接続されている動作モード管理部41は
前記動作モードを管理する部分で、前記操作スイッチ3
6の操作によってユーザU1が指定した動作モードが自
動動作モードであるか手動動作モードであるかを記憶
し、その記憶内容に応じたシャッター動作を行わせる。
【0068】そして、当該動作モード管理部41の記憶
内容に応じて、制御部43が前記状態表示灯47,48
の点灯、消灯を制御する。
【0069】また、カウント部42は、前記シャッター
カーテン13の開閉動作回数をカウントする機能を持つ
部分で、当該カウントの結果として、前記指示信号DL
2が生成され、前記カウント表示面51の表示が変更さ
れる。開閉動作回数のカウントを行うには様々な方法を
用いることが可能であるが、機能の節約の点で、モータ
制御部39が返すエンコーダパルスを利用するのが有利
である。
【0070】図1上に一点鎖線で示した位置(完全閉鎖
状態における下端部13Aの位置)L1からの下端部1
3Aの高さは、例えば、モータM1の出力軸が正転する
ときにはエンコーダパルスの数を累加算し、逆転すると
きには減算する場合、加減算の結果によって特定するこ
とができるから、予め、完全開放状態や完全閉鎖状態に
おけるエンコーダパルスの加減算結果を求めておけば、
実際の加減算結果と予め求めた加減算結果とを照合する
ことで、制御部43が開動作や閉動作の終了を認識する
ことが可能となる。そして、制御部43が開動作および
/または閉動作の終了を認識するたびにカウント値をイ
ンクリメントすることで、カウント部42は開閉動作を
カウントすることができる。
【0071】インターロック管理部44は、必要な場合
に前記インターロックに関する設定や、動作状態を記憶
し、管理する部分である。当該インターロック管理部4
4が有効に機能しているときには、制御部43が前記状
態表示灯50を点灯させる。
【0072】正常性管理部45は、遠隔操作システム1
0の動作に関する正常性を検査し、管理する部分で、障
害発生などにより、何らかの異常を検出した場合には、
その旨を制御部43に伝え、制御部43は、前記状態表
示灯49を点灯させるように制御する。
【0073】なお、図4などには図示していないが、固
定操作部14は、必要に応じて、金属や樹脂などで構成
されたケース(このケースは鍵付きであってもよい)に
覆われる。また、必要に応じて、ユーザU1が固定操作
部14を用いてシャッター動作を指示する前には、ユー
ザID(暗唱番号)などの入力を義務づけてユーザ認証
を行うにしてもよい。この場合、ユーザIDを正しく入
力できる正当なユーザだけがシャッター動作を指示する
ことができるようになる。
【0074】以下、上記のような構成を有する本実施形
態の動作を説明する。
【0075】(A−2)実施形態の動作 製品としての遠隔操作システム10が工場から出荷さ
れ、ユーザ宅などに設置される場合、もしも出荷前に配
線ケーブルCB1,CB2がレールユニット15Aの内
部空間SP3に通されていなければ、施工時に、これら
を内部空間SP3に通す作業が発生するが、当該内部空
間SP3は従来の施工作業で壁や柱などに形成していた
通線穴に相当するため、本実施形態の遠隔操作システム
10の施工作業では従来は必要とされた通線穴を形成す
る作業が省略できる。
【0076】これは、施工作業を行う前からすでに理想
的な通線穴が存在していることに等しいから、作業負担
を著しく軽減することができる。
【0077】前記取付部材20A、20Bを用いて壁W
Lなどにレールユニット15A、15Bを固定する作業
など、遠隔操作システム10の設置に必要なその他の作
業は、本実施形態でも従来から行われていたものと同等
である。
【0078】設置後の運用状態では、前記操作スイッチ
33〜36、カウント表示面51、状態表示灯47〜5
0などから構成される固定操作部14のユーザインタフ
ェースを利用してシャッターカーテン13を開閉動作さ
せるなど、ユーザU1は遠隔操作システム10を自由に
利用することができる。
【0079】なお、運用時の障害発生などによって保守
が必要になった場合、本実施形態では、製品の一部を構
成するレールユニット15A上に固定操作部14を取り
付けてあるため、いったん取り付けた固定操作部14を
取り外したり、内部空間SP3に存在する配線ケーブル
CB1,CB2を新たな配線ケーブルと交換したりする
保守作業は、従来と比べて容易となるように構成するこ
とができる。
【0080】(A−3)実施形態の効果 本実施形態によれば、従来の多くの施工時に必要とされ
た壁や柱などに、配線ケーブルを通すための通線穴を形
成する作業や固定操作部を壁面などに取り付ける作業が
省略できるから、施工時の作業負担が軽減され、施工性
が向上する。
【0081】特に、壁や柱などの材質や内部構造が、配
線ケーブルを通すための通線穴の形成や、固定操作部の
取り付けが困難なものである場合、本実施形態の効果は
大きい。
【0082】これにより、例えば、施工作業に対してユ
ーザが支払う費用も、従来より低額に設定することが可
能となる。
【0083】また、同様なことは保守作業についても成
り立つので、本実施形態によって保守性が向上する。
【0084】(B)他の実施形態 上記実施形態では、有線リモコンシステムを例に説明し
たが、本発明は、無線リモコンシステムと有線リモコン
システムを混合した混合システムに適用することも可能
である。
【0085】一般に、遠くから離れた不特定の位置から
シャッター動作を行うことができ、使い勝手が良いとい
う点では無線リモコンシステムが有利であるので、混合
システムとすることにより、融通性に富み、ユーザの都
合によりどちらかの方法を取ることも可能となる。
【0086】また、上記実施形態にかかわらず、本発明
は、機械的な伝達機構を介してユーザの指示を伝える機
械式の遠隔操作システムにも適用可能である。
【0087】なお、上記実施形態では、レールカバー1
7の外表面上に固定操作部14を取り付けたが、固定操
作部は、前記内部空間SP3に配置することもできる。
【0088】その場合、例えば、図6に示すように、前
記固定操作部14に相当する固定操作部14Aは、前記
レールカバー17に相当するレールカバー67に内部空
間SP3側から取り付けられることになる。図6では、
前記操作スイッチ33〜36に相当する操作スイッチ3
3A〜36Aおよびカウント表示面51に相当するカウ
ント表示面51Aを露出させるための5つの開口が、レ
ールカバー67に形成されている。必要ならば、前記状
態表示灯47〜50に相当する状態表示灯を露出させる
ための開口も、当該レールカバー67に形成するように
してもよいことは当然である。
【0089】なお、上記実施形態では固定操作部14に
4つの操作スイッチ33〜36と、4つの状態表示灯4
7〜50と、カウント表示面51を設けたが、これらの
数や種類は増減可能である。
【0090】さらに、上記実施形態では、レールユニッ
ト15Aのほうは内部に配線ケーブルCB1,CB2を
含んでいるのに対し、レールユニット15Bのほうはそ
のようなことがないものとしたが、前記障害物センサ4
0が例えば光電管などのように一対の送信部と受信部に
よって構成され、当該送信部から受信部へ向かう信号
(光信号など)を障害物が遮ったときに、障害物を検知
するタイプのセンサである場合は、送信部、受信部のい
ずれか一方をレールユニット15A側に配置し、他方を
レールユニット15B側に配置する構成となることが多
い。この構成を取るとき、送信部と前記記憶処理装置1
1内の制御部43を接続する信号線(配線ケーブル)ま
たは受信部と当該制御部43を接続する信号線(配線ケ
ーブル)がそれぞれ、レールユニット15A、15Bの
内部に収容されることになる。
【0091】なお、上記実施形態では、内部空間SP3
は、完全に密閉された空間ではないものとしたが、内部
空間SP3の少なくとも一部は、ガイドレール16との
あいだに隙間を持たないように構成することができる。
【0092】また、ガイドレール16やレールユニット
の材質などの条件によっては、内部空間SP3の全部に
つき、隙間を無くすことも可能である。例えば、ガイド
レール16やレールユニット自体が弾性的な材質で構成
されている場合や、これらの材質自体は弾性的なもので
なくても、壁WLに対しレールユニットを弾性的に固定
するように取り付ける場合などがこれに該当する。
【0093】さらに、上記実施形態ではレールカバー1
7は弾性支持部材18を介してガイドレール16を支持
する機能を持っていたが、この機能を持たない構成も可
能である。例えば、図7(A)において、76Aをガイ
ドレールとし、77Aをレールカバーとすると、ガイド
レール76Aは、壁WLに取付けられたレールカバー7
7Aによって支持されているが、図7(B)の構成で
は、ガイドレール76B自体が壁WLに取り付けられて
おり、むしろレールカバー77Bのほうが、当該ガイド
レール76Bによって支持されている。
【0094】また、上記実施形態にかかわらず、レール
カバーを後付けする構成を取ってもよい。ここで、後付
けとは、壁WLにガイドレールを取り付けたあとで、レ
ールカバーの取り付けを行うことを意味し、レールカバ
ーの取り付けを行う時点は、遠隔操作システムの運用開
始前の施工作業中であってもよく、いったん運用を開始
したあとの任意の時点であってもよい。任意の時点で後
付けするということは、レールカバーを伴わないガイド
レールだけで遠隔操作システムを運用し、シャッターの
開閉を行うことを意味する。
【0095】例えば、図8(A)に示すレールカバー8
7を、図8(B)に示すガイドレール86に後付けし
て、図8(C)に示す状態にしたり、図9(A)に示す
レールカバー97を図9(B)に示すガイドレール96
に後付けして、図9(C)に示す状態にしたりする構成
も可能である。図8(C)では、ガイドレール86とレ
ールカバー87は隙間なく、気密的に取付けられている
が、図9(C)では、ガイドレール96とレールカバー
97のあいだには隙間CA1が存在し、非気密的な取り
付けとなっている。
【0096】なお、図7〜図9において、74A、74
B、84,94は、前記固定操作部14に相当する固定
操作部を指す。
【0097】図7〜図9の構成の場合、当該固定操作部
74A、74B、84,94と前記制御部43とのあい
だを接続する配線ケーブルや、前記障害物センサ40と
制御部43のあいだを接続する配線ケーブルは、ガイド
レールとレールカバーのあいだの空間を通過させるのが
基本であるが、必要ならば、ガイドレールの内部の空間
を通過させるようにしてもよい。
【0098】また、上記実施形態では、固定操作部14
に搭載する機能をできるだけ少なくし、できるだけ多く
の機能を記憶処理装置11側に配分する構成を取った
が、必要ならば、記憶処理装置11が搭載している機能
の一部を固定操作部14側に搭載する構成を採用するこ
ともできる。
【0099】さらに、上記実施形態では、操作スイッチ
は、PBS形式のスイッチであるものとしたが、本発明
は、PBS形式のスイッチに限って適用されるものでは
ない。スライド式スイッチや回転式スイッチなどを使用
してもよく、圧力や温度、静電気の変化などに反応する
各種のスイッチを適用することもできる。
【0100】なお、上記実施形態においては、シートシ
ャッターについて本発明を適用したが、本発明はシート
シャッター以外にも、スラットシャッターやパネルシャ
ッターなど各種のシャッターに適用することが可能であ
る。
【0101】さらに本発明は、シャッター用としてだけ
でなく、ドア、窓、オーバーヘッドドア、ロールスクリ
ーン(例えば遮光幕)、ブラインド、オーニング装置な
どの他の開閉装置の遠隔操作システムにも適用すること
が可能である。
【0102】また、以上の説明において、情報の流れる
方向は、カウント値を知らせる場合などを除き基本的に
は固定操作部14から記憶処理装置11へ向かう単方向
であったが、本発明の適用範囲はこのような単方向通信
に限定されるものではない。
【0103】すなわち当該固定操作部を送信専用の通信
機器ではなく遠隔操作用の送受信機である操作送受信機
に置換するとともに、当該記憶処理装置を受信専用の通
信機器ではなく遠隔被操作用の送受信機である被操作送
受信機に置換し、必要に応じて全二重通信や半二重通信
が行えるようにしてもよい。
【0104】このとき操作送受信機から被操作送受信機
に向かう無線信号に含まれている信号は、前記シャッタ
ー動作などを指示する動作状態指示信号であってよく、
反対に被操作送受信機から操作送受信機に向かう無線信
号に含まれている信号は、シャッター動作の現状(カウ
ント値以外の状態)を報告するための動作状態報告信号
であってよい。
【0105】また、以上の説明では、主として、記憶処
理装置が遠隔被操作器であり、固定操作部が遠隔操作器
である場合について説明したが、本発明は、このケース
に限って適用できるものではない。
【0106】固定操作部が受信だけを行う実質的な受信
専用機器である場合も考えられる。
【0107】この受信専用機器は、例えば、メンテナン
スなどを目的としたもので、記憶処理装置が開閉体に関
して保有している動作管理情報(開閉体の開閉位置、
(前記下端部13Aの)位置データや補正値)などを受
信し、受信結果を表示するものであってよい。
【0108】また、この動作管理情報を記憶処理装置が
送信する送信タイミングについては、例えば、曜日や時
間などを固定的に予め決めておいたり、有線で送信指示
が与えられた任意のタイミングを、当該送信タイミング
とすること等も可能である。
【0109】さらに、当該送信タイミングで送信される
前記動作管理情報の具体的な内容についても、予め固定
的に決めておくようにしてもよく、指示された内容だけ
を送信するようにしてもよい。
【0110】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、施工性および保守性が高い開閉体のレール装置を提
供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る遠隔操作システムの全体構成例
を示す概略図である。
【図2】実施形態に係る遠隔操作システムの正面図であ
る。
【図3】実施形態に係る遠隔操作システムのフレームユ
ニットの主要部を示す断面図である。
【図4】実施形態に係る遠隔操作システムで使用する固
定操作部の外観構成例を示す概略図である。
【図5】実施形態に係る遠隔操作システムで使用する記
憶処理装置およびその周辺に配置される各装置の主要部
の構成例を示す概略図である。
【図6】他の実施形態に係る遠隔操作システムで使用す
るレールカバーの断面図である。
【図7】他の実施形態に係る遠隔操作システムで使用す
るレールカバーおよびガイドレールの断面図である。
【図8】他の実施形態に係る遠隔操作システムで使用す
るレールカバーおよびガイドレールの断面図である。
【図9】他の実施形態に係る遠隔操作システムで使用す
るレールカバーおよびガイドレールの断面図である。
【符号の説明】
10…遠隔操作システム、11…記憶処理装置(リモコ
ン受信機)、12…シャッターケース、13…シャッタ
ー(シャッターカーテン)、13A…(シャッターカー
テンの)下端部、14…固定操作部(リモコン送信
機)、15A、15B…レールユニット、16…ガイド
レール、17…レールカバー、17A…開口部、18…
弾性支持部材、20A、20B…取付部材、39…モー
タ制御部、40…障害物センサ、CB1,CB2…配線
ケーブル、SP3…(レールユニットの)内部空間、W
B1,WB2…幅。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E042 AA01 CA01 CA15 CB01 CB02 CB04 CB05 CB06 CB10 CB12 CB17 CC00 CC03 DA01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の軌道に沿って動作する開閉体のレ
    ール装置において、 前記開閉体の軌道を規制する軌道規制レール手段と、 当該軌道規制レール手段を少なくとも支持する支持手段
    と、 前記開閉体の動作に関して、ユーザが指示の入力を行う
    ための操作手段とを備え、 当該操作手段を前記支持手段に設置することを特徴とす
    る開閉体のレール装置。
  2. 【請求項2】 開閉体の動作が所定の開閉制御手段によ
    って電気的に制御される場合の請求項1に記載した開閉
    体のレール装置において、 前記支持手段は、その機械的な形状に応じて形成した内
    部空間で、前記軌道規制レール手段の少なくとも一部を
    非気密的に包むもので、 当該軌道規制レール手段を包む当該支持手段の内部空間
    には、電気信号を伝送するためのケーブル手段を配置す
    ることを特徴とする開閉体のレール装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載した開閉体のレール装置
    において、 前記電気信号は、前記操作手段から前記開閉制御手段に
    対して、ユーザが入力した指示の内容を伝えるための信
    号であることを特徴とする開閉体のレール装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載した開閉体のレール装置
    において、 前記支持手段またはその周辺には、前記開閉体の動作に
    関連する所定の検知対象の検知を行うセンサ手段を設置
    し、 前記電気信号は、当該センサ手段から前記開閉制御手段
    に対して、当該検知対象に関する情報を伝える信号であ
    ることを特徴とする開閉体のレール装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載した開閉体のレール装置
    において、 前記支持手段は、 前記軌道規制レール手段の支持を、弾性的に行うための
    弾性支持部を有することを特徴とする開閉体のレール装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載した開閉体のレール装置
    において、 前記支持手段は、 ユーザが入力した指示の内容を伝える電気信号を伝送す
    る第1のケーブル手段、 センサ手段が所定の検知対象に関する情報を伝えるため
    に出力した電気信号を伝送する第2のケーブル手段、 前記軌道規制レール手段の支持を、弾性的に行うための
    弾性支持部のうち、 少なくともいずれか1つを包むための内部空間の3次元
    的な大きさを確保すると共に、前記操作手段を設置する
    ための2次元的な大きさを確保する形状を有することを
    特徴とする開閉体のレール装置。
  7. 【請求項7】 所定の軌道に沿って動作する開閉体のレ
    ール装置において、 前記開閉体の軌道を規制する軌道規制レール手段と、 当該軌道規制レール手段に対して、後付けされる後付け
    手段と、 前記開閉体の動作に関して、ユーザが指示の入力を行う
    ための操作手段とを備 え、当該操作手段を前記後付け手段に設置することを特
    徴とする開閉体のレール装置。
  8. 【請求項8】 請求項7の開閉体のレール装置におい
    て、 前記後付け手段の軌道規制レール手段に対する後付け
    は、 当該後付け手段と軌道規制レール手段によって形成され
    る空間が気密的、または非気密的となるように行われる
    ことを特徴とする開閉体のレール装置。
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