JP2024055591A - 開閉体装置及び開閉体制御方法 - Google Patents

開閉体装置及び開閉体制御方法 Download PDF

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【課題】障害物感知センサに感知範囲の広いエリアセンサを用いた場合であっても誤検知を少なくし開閉体の下降処理を高速化する。【解決手段】感知範囲である所定領域が比較的広い場合、エリアセンサ44はどの領域に物体が存在するのかを識別可能に感知する。エリアセンサ44が開口部に遠い領域と近い領域の2区分のいずれの領域に物体が存在するのかを識別可能に感知し、物体の感知された領域が開口部から遠い領域の場合は下降速度を通常の下降速度よりも遅くし、物体の感知された領域が開口部から近い領域の場合は下降動作を停止し、障害物感知動作を実行するようにした。【選択図】 図5

Description

本発明は、ビル、工場、倉庫などの建物を含む構造物躯体の開口部などをシャッターなどの開閉体を用いて仕切るように構成された開閉体装置及び開閉体制御方法に係り、特に人や物との接触等を避けるための障害物感知機能を備えた開閉体装置及び開閉体制御方法に関する。
シャッターカーテンなどのような開閉体装置は、住宅、ビル、工場、倉庫、車庫などの建物を含む構造物躯体の開口部や窓部あるいは内部の通路や空間などの開口部や間口に設置され、その開閉体を移動させることによってその開口部や間口を開放、閉鎖するものである。この開閉体装置は、多数の短冊状のスラット材からなるスラットカーテン、多数のパイプ材をリンク材などで連結させてなるパイプグリルカーテン、一枚状あるいは多数連結されたパネル材からなるパネルカーテン、ネット材からなるネットカーテン、合成樹脂あるいは布繊維製のシート材からなるシートカーテン、あるいはこれらの複合部材などからなる複合カーテンなどの開閉体を、開口部の上部から繰り出し下降させて開口部全体を閉鎖するように構成されているものや引き戸タイプ、二重引き戸タイプ、回転ドアタイプ、開き戸タイプなどの自動ドアなどが存在する。このような開閉体装置は、開閉体の開閉動作を電動で行なう場合が多い。電動の開閉体装置としては、電動シャッター装置、電動ドア装置、電動オーニング装置などがある。
電動の開閉体装置の中には、開閉体の下側に座板スイッチを備えたものや開口部の前後に光電センサなどの障害物感知センサを備えたものが存在する。座板スイッチや光電センサなどの障害物感知センサが開閉動作中に何らかの物体や人に接触したり、物体や人の存在を感知したりすると、それによって検出信号を出力し、その検出信号に応じて制御装置は物体の挟み込みなどを回避するために開閉体の開閉動作を停止し、回避動作を行なうように開閉体の動作を制御している。このような回避動作を行うように構成された開閉体装置として特許文献1に記載されたものが知られている。
特開2003-343156号公報
高速で開閉する開閉体装置では、人や物の接触等を避けるために様々な障害物感知のセンサを設けている。このようなセンサには所定の領域(エリア)を検知することのできるタイプのエリアセンサが存在する。エリアセンサを障害物感知センサとする開閉体装置の場合、フォークリフト等で比較的早い超過速度で開口部に進入して来たり、エリアセンサの死角から突然人が進入して来たりすると、高速で開閉する開閉体と接触する可能性がある。また、エリアセンサの場合、その感知範囲を広げ過ぎると誤検知が多くなり、開閉体による閉鎖処理に遅れが発生する可能性がある。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、障害物感知センサに感知範囲の広いエリアセンサを用いた場合であっても誤検知を少なくし開閉体の下降処理を高速化することができる開閉体装置及び開閉体制御方法を提供することにある。
本発明の開閉体装置の第1の特徴は、開口部に設けられる開閉体手段と、前記開口部の所定領域に存在する物体を感知し、感知信号を出力する感知手段と、前記感知信号の入力に応じて前記開閉体手段の動作を電動にて制御する制御手段とを備える開閉体装置において、前記感知手段は、前記所定領域を複数領域に区分けしたうちのどの領域に物体が存在するのかを識別可能に感知し、前記制御手段は、物体の感知された領域に応じて前記開閉体手段の下降動作を調整することにある。
感知手段の感知範囲である所定領域が比較的広い場合、感知手段はどの領域に物体が存在するのかを識別可能に感知することができる。そこで、物体の感知された領域が開口部から遠い領域なのか近い領域なのかに応じて開閉体手段の下降速度を適宜調整することによって、誤検知を少なくし開閉体の下降処理を高速化することができる。
本発明の開閉体装置の第2の特徴は、前記第1の特徴に記載の開閉体装置において、前記感知手段が前記所定領域内の前記開口部に遠い領域に存在する物体を感知した場合は、前記開閉体手段の下降速度を通常の下降速度よりも遅くし、前記感知手段が前記所定領域内の前記開口部に近い領域に存在する物体を感知した場合は、前記開閉体手段に対して障害物感知動作を実行することにある。
感知手段が開口部に遠い領域と近い領域の2区分のいずれの領域に物体が存在するのかを識別可能に感知し、物体の感知された領域が開口部から遠い領域の場合は下降速度を通常の下降速度よりも遅くし、物体の感知された領域が開口部から近い領域の場合は下降動作を停止し、障害物感知動作を実行するようにした。
本発明の開閉体制御方法の第1の特徴は、開口部に設けられる開閉体手段と、前記開口部の所定領域に存在する物体等を感知し、感知信号を出力する感知手段と、前記感知信号の入力に応じて、前記開閉体手段の動作を電動にて制御する制御手段とを備えた開閉体装置の開閉体制御方法において、前記所定領域を複数領域に区分けしたうちのどの領域に物体が存在するかを識別可能に前記感知手段が感知した場合、前記物体の感知された領域に応じて前記開閉体手段の下降動作を調整することにある。
これは、前記開閉体装置の第1の特徴に対応した開閉体制御方法の発明である。
本発明の開閉体制御方法の第2の特徴は、前記第1の特徴に記載の開閉体制御方法において、前記感知手段が前記所定領域内の前記開口部に遠い領域に存在する物体を感知した場合は、前記開閉体手段の下降速度を通常の下降速度よりも遅くし、前記感知手段が前記所定領域内の前記開口部に近い領域に存在する物体を感知した場合は、前記開閉体手段に対して障害物感知動作を実行することにある。
これは、前記開閉体装置の第2の特徴に対応した開閉体制御方法の発明である。
本発明によれば、障害物感知センサに感知範囲の広いエリアセンサを用いた場合であっても誤検知を少なくし開閉体の下降処理を高速化することができる。
本発明の開閉体装置の一例であるロールスクリーン装置の外観を示す図である。 図1のロールスクリーン装置を正面から見た一部透視図である。 図2のロールスクリーン装置を右側から見た側面図である。 図2及び図3のロールスクリーン装置のモータの駆動を制御する制御システムを構築する入出力端子台、モータドライブ基板、エリアセンサ、光電センサ及びパラメータ設定ユニットの接続関係の概略を示す図である。 エリアセンサの検知エリアの概念を示す図である。 この実施の形態に係る開閉体装置の入出力端子台が実行する下降処理の一例を示すフローチャート図である。
以下添付図面に従って本発明に係る開閉体装置の好ましい実施の形態について説明する。この実施の形態では、開閉体装置として上下に開閉(昇降)制御されるロールスクリーン装置を例に説明する。図1は、本発明の開閉体装置の一例であるロールスクリーン装置の外観を示す図である。図2は、図1のロールスクリーン装置を正面から見た一部透視図である。図3は、図2のロールスクリーン装置を右側から見た側面図である。
ロールスクリーン装置10は、構造物躯体の開口部上の天井部に直接又は他の部材を介して間接的に設けられたり、上方の梁に直接又は他の部材を関して間接的に設けられたりする。このロールスクリーン装置10は、それぞれ収納ボックス11、ガイドレール12,13、巻取シャフト14、合成繊維製布地からなるスクリーンカーテン15、及びウェイトバー16から構成される。
このロールスクリーン装置10は、上方が開方向で下方が閉方向であり、上方の天井部等に収納ボックス11を備えている。ロールスクリーン装置10は、材質が合成繊維製布地(ポリエステルなど)からなるカーテン布からなるスクリーンカーテン15を巻取シャフト14に巻き取ったり巻戻したりすることによって、その先端側が出入口部を開閉移動するものである。このスクリーンカーテン15の両側にはファスナー部がその全長に渡って設けられている。このファスナー部は、ガイドレール12,13内に設けられたインナーレール内に挟み込まれて上下方向に自在に摺動するようになっている。このファスナー部は、通常のスライドファスナー(滑り式留金具)の噛み合う部分であるエレメントを利用したものである。このファスナー部は、エレメントが丹銅・アルミ・洋白などの金属で出来ている金属製ファスナーやエレメントがコイル状のポリエステル樹脂でできている樹脂ファスナーやポリアセタールなどの樹脂製のエレメントがテープに射出成型されたビスロンファスナーなどで構成される。
ガイドレール12,13内にインナーレールが設けられているが、その図示は省略してある。図1及び図2では、スクリーンカーテン15の両側にガイドレール12,13がその全長に渡って設けられているように示してあるが、実際はガイドレール12,13内にインナーレールが設けられており、カーテン布の両側は、このガイドレール12,13内に挟み込まれて上下方向に自在に摺動するような構成になっている。
巻取シャフト14は、収納ボックス11内の左右両側側面の内壁面に設けられた軸受け部(図示せず)とロールエンド部(図示せず)との間に回転可能に取り付けられている。スクリーンカーテン15は、その一端部が巻取シャフト14に取り付けられており、その他端部にウェイトバー16が取り付けられており、収納ボックス11の下端部に設けられたスリット状の出入口に案内されるようになっている。従って、スクリーンカーテン15は、巻取シャフト14の回転に応じて、巻取シャフト14に巻き取られたり、スリット状の出入口から繰り出されたりするようになっている。なお、巻取り時にスクリーンカーテン15が収納ボックス11内で弛んだりした場合の異常状態を検出するための異常検出センサ(図示せず)が収納ボックス11の内壁面に取り付けられている。スクリーンカーテン15の閉鎖側先端部に、障害物検知装置が設けてあってもよい。
巻取シャフト14は、中空パイプ形状をしており、この中空部分に内挿された電動モータ17によって回転制御される。電動モータ17の本体外側と巻取シャフト14の内側とが固定され、電動モータ17の出力軸が軸受け部に回転しないようにボルトなどで固定されている。従って、電動モータ17が正方向に回転することによって、スクリーンカーテン15は繰り出されるように閉(下降)動作し、逆方向に回転することによってスクリーンカーテン15は巻き取られるように開(上昇)動作する。すなわち、電動モータ17を正逆方向に回転させることによって開閉体であるスクリーンカーテン15の開閉動作を制御している。
この実施の形態において、ロールスクリーン装置10の電動モータ17の駆動を制御する制御システムは、入出力端子台21、モータドライブ基板22及びパラメータ設定ユニット23から構成される。入出力端子台21は、マイクロコンピューター構成になっており、電源ライン(図示せず)を介して外部から200[V]又は100[V]の交流電圧が供給されており、交流電圧を24[V]の直流電圧に変換し、電源ケーブルを介して、モータドライブ基板22に供給している。
入出力端子台21には、1点式又は3点式の押しボタンスイッチやブザー、プルスイッチ、起動用センサ、信号灯、回転灯、ブザー、各種センサ(障害物感知用の光電センサ6,7、エリアセンサ44など)、リモコン用制御回路などの各構成部品が接続される。入出力端子台21は、ロールスクリーン装置10の全体動作を制御するマイクロコンピューターを内蔵しており、押しボタンの操作状態に対応した制御信号やモータドライブ基板22及び各種センサからの信号などに基づいて、所定の処理モードに従って処理を実行し、電動モータ17の回転を制御する。
入出力端子台21は、処理モードを実行するためのプログラムや処理実行に必要な各種パラメータを記憶したメモリ等を内蔵している。入出力端子台21には3点式の押しボタンスイッチが搭載されているが、図1~図3では省略してある。入出力端子台21は、パラメータ設定ユニット23を内蔵しており、パラメータ設定信号又は変更信号に基づいて、各種処理モードのパラメータの設定変更を実行できるようになっている。パラメータとして設定される値は、パラメータの用途に応じて、数値や数値以外の値(例えば、処理モード内容を指定する文字列、記号等)である。
パラメータ設定ユニット23を内蔵した入出力端子台21は、ガイドレール13の前面側の平坦部に配置されている。本明細書において、図2の開口部に沿った方向の紙面手前方向及び図3の左側をガイドレール12の前面側とし、この反対側を背面側とする。パラメータ設定ユニット23は、入出力端子台21に接続された各構成部品に割り当てられた各パラメータをメモリのアドレスとして管理し、任意のパラメータが設定変更された場合、その設定変更されたパラメータのアドレスを削除せずに残しておき、変更後のパラメータをメモリの別のアドレスに格納することによって、設定値を更新する。これによって、パラメータのデフォルト値は不変となり、変更後のアドレスに基づいて、設定変更されたメモリ内のパラメータにアクセスすることができると共にパラメータの変更履歴を適宜管理できるようにしてある。
モータドライブ基板22は、巻取シャフト14及び電動モータ17の下方であって、収納ボックス11内の床面上のスペースに配置される。電動モータ17には、その回転位置すなわちスクリーンカーテン15の開閉位置と開閉状態を検出するためのパルス発生型のロータリーエンコーダ等で構成されるリミットスイッチ(図示せず)が設けられている。モータドライブ基板22は、このリミットスイッチから出力される電動モータ17の回転に応じたパルス信号を入力し、電動モータ17の回転位置やスクリーンカーテン15の閉鎖側先端部の開口部における位置などを、このパルスの発生状況に基づいて演算にて求め、それを入出力端子台21に送信する。
図4は、図2及び図3のロールスクリーン装置のモータの駆動を制御する制御システムを構築する入出力端子台、モータドライブ基板、エリアセンサ、光電センサ及びパラメータ設定ユニットの接続関係の概略を示す図である。入出力端子台21とモータドライブ基板22との間、入出力端子台21とパラメータ設定ユニット23との間は、それぞれRS-485の通信ケーブル30,31によって接続されている。RS-485は、アメリカ電子工業会(EIA)により規定されたバス型接続ネットワークシステムの物理層規格であり、マルチポイント接続可能な通信方式である。従って、同じバス上で複数のデバイスを接続することができるので、この実施の形態では、1台の入出力端子台21で、モータドライブ基板22及びパラメータ設定ユニット23の両方を管理している。また、これ以外のデバイスの増減や配置変更も適宜可能である。
なお、図4では、入出力端子台21とモータドライブ基板22との間、入出力端子台21とパラメータ設定ユニット23との間は、電源ケーブル32,33を介して直流電圧(電力)が供給される。また、図4では、モータドライブ基板22は、電動モータ17に設けられたリミットスイッチ18からのシャッター位置情報を示す信号を受信し、それに基づいて電動モータ17を制御する。
入出力端子台21には、1点式又は3点式の押しボタン24が接続されている。これ以外にも入出力端子台21には、ブザー、プルスイッチ、起動用センサ、信号灯、回転灯、ブザー、各種センサ(障害物感知用の光電センサ6,7、エリアセンサ44など)、リモコン用制御回路などの各種構成部品から出力される状態変化を示す制御信号がそれぞれ入力される。入出力端子台21は、これら各種構成部品から出力される状態変化を示す制御信号を入力した時点で、それに対応した処理を実行するために、通信ケーブル30,31経由でモータドライブ基板22及び/又はパラメータ設定ユニット23に制御信号を送信する。
モータドライブ基板22は、通信ケーブル30経由で入力された入出力端子台21からの制御信号に基づいて、電動モータ17の回転を制御する。このとき、電源ケーブル32から供給される直流電圧を交流電圧に変換して、電動モータ17を制御する。また、モータドライブ基板22は、電動モータ17に設けられたリミットスイッチ18からのシャッター位置情報を示す信号を受信し、それに基づいて電動モータ17を制御すると共にシャッター位置情報を示す信号を通信ケーブル30経由にて入出力端子台21に送信する。
入出力端子台21は、ガイドレール13の前面側であって、開口部への進入時に操作者が操作しやすい位置に設けてある。3点式の押しボタン24は、開閉停の各動作に対応した制御スイッチとして、上昇(開)ボタン241、停止(停)ボタン242、下降(閉)ボタン243をそれぞれ有し、各押しボタン24の操作状態に応じた制御信号(上昇(開)信号、停止(停)信号、下降(閉)信号)を、通信ケーブル経由で入出力端子台21のマイクロコンピューターに出力する。なお、この3点式の押しボタン24に代えて無線型リモコンスイッチ又は1点式の押しボタンスイッチを用いて操作できるようにしてもよい。
パラメータ設定ユニット23は、パラメータ表示部231、エンタースイッチ232、モード選択スイッチ233、及びスクロールスイッチ234,235を備えている。パラメータ表示部231は、パラメータの設定変更用の文字や画像を表示するものであり、入出力端子台21のパラメータメモリ等に記憶されている各種処理モードのパラメータを読み出して、それを画面上に表示すると共にパラメータ設定変更時における各種処理画面等を表示する。エンタースイッチ232は、パラメータ設定ユニット23のパラメータ設定処理モードを起動するためのスイッチ、設定変更するパラメータを決定するためのスイッチ、また設定変更されたパラメータ値を確定するためのスイッチなどとして機能する。モード選択スイッチ233は、パラメータ表示部231の表示画面の表示モードを選択するスイッチとして機能する。スクロールスイッチ234,235は、パラメータ表示部231の表示画面に表示されている内容を上下方向にスクロールさせるスイッチとして機能する。
例えば、スクロールスイッチ234,235を操作すると、パラメータ表示部231の表示画面に表示されているパラメータが上下方向に移動するので、設定変更を希望するパラメータを表示させ、そのパラメータの文字が反転表示されている状態で、エンタースイッチ232を操作することによって、該当するパラメータの設定変更が可能な状態となり、設定変更するパラメータに設定可能な設定値が全て表示される。この状態で、さらに、スクロールスイッチ234,235を操作して、表示された設定可能な設定値を上下方向に移動させて所望の設定値を選択し、エンタースイッチ232を操作することによって、設定変更するパラメータの設定値が新たなパラメータとして選択設定される。
光電センサ6,7は、人や自動車等の通過状態、及び物体等の存在を確認するために使用される障害物感知装置であり、開口部の下側左右両端に設けられている。なお、図では、ガイドレール12,13の所定箇所に内蔵されている。光電センサ6と光電センサ7が対となるように設けられている。これらの光電センサ6,7は、スクリーンカーテン15の座板の長手方向寸法又は開口部の横幅寸法に相当する距離だけ互いに離間して配置されている。なお、開口部の前後両方及び/又は開口部上方に設けてもよい。
光電センサ6には、例えば赤外線等の光を自ら発光する発光素子からなる投光器6aが支持されている。一方、光電センサ7には、光を自ら受光感知する受光素子からなる受光器7aが支持されている。光電センサ6の投光器6aおよび光電センサ7の受光器7aは、互いに向かい合って配置され、開口部の下側位置で座板に沿って走る物体感知用の光線の光路8を形成している。光電センサ6,7が光路8内で人や物体(自動車)を感知した場合には、光電センサアンプ6b,7bのスイッチング機構によって、その感知信号が入出力端子台21に送信される。図1,2において、光路8は、光電センサ6,7の物体感知領域を模式的に示したものである。
入出力端子台21は、光電センサ6の投光器6aと光電センサ7の受光器7aとの間に人や物体(自動車)などが存在するか否かに応じて、スクリーンカーテン15の開放動作及び/又は閉鎖動作を制御する。
図5は、エリアセンサの検知エリアの概念を示す図である。エリアセンサ44は、領域近赤外線反射式で動体・静止体などの物体を検知するものであり、ロールスクリーン装置10の収納ボックス11の下側に設けられる。エリアセンサ44は、開口部前の5行×12列のマトリックス状の60個の個別検知スポット群から構成される略矩形状の検知エリア45を有する。すなわち、エリアセンサ44は、光電センサ6,7では検知することのできない領域の動体・静止体などの物体を検知するものである。
図5に示すようにエリアセンサ44は、検知エリア45を構成する個別の検知スポット毎に動体・静止体などの物体を検知可能である。この実施の形態では、1~2行目×4~9列目の点線の検知スポット群からなる矩形領域を障害物感知エリアとし、1~2行目×1~3列目、1~2行目×10~12列目、3~5行目×1~12列目の実線の検知スポット群からなる凹形領域を減速開始エリアとする。
この実施の形態では、スクリーンカーテン15の下降中に検知エリア45のどの範囲すなわちどの検知スポットで動体・静止体などの物体を検知したかを制御盤側となる入出力端子台21で識別し、物体を検知した検知スポットの位置情報などに応じてスクリーンカーテン15の下降速度を調整している。図5に示すように開口部から遠い凹形領域(減速開始エリア)の検知スポットで動体・静止体などの物体を検知した場合は、スクリーンカーテン15の下降速度を通常速度の50%に減速し、下降動作はそのまま継続させる。一方、開口部に近い障害物感知エリアで動体・静止体などの物体を検知した場合は、障害物感知動作(すなわち、下降動作を中止して、スクリーンカーテン15を反転上昇させる動作)を実行する。これによりスクリーンカーテン15に接触する可能性の低いエリアでは動作を継続するため、誤検知を気にせずに広いエリアを検出エリアとすることができる。また、開口部に近いエリアで検知して障害物感知動作をする場合も既に遠いエリアを検知した際に減速した後であり、障害物感知動作による停止や上昇動作の反応速度が向上すると共に安全度もさらに向上する。
図6は、この実施の形態に係る開閉体装置の入出力端子台が実行する下降処理の一例を示すフローチャート図である。以下、これらのフローチャート図を用いて開閉体装置が実行する処理の一例を説明する。
図6に基づいて入出力端子台21が実行する下降処理の一例について説明する。この下降処理は、入出力端子台21が下降(閉)ボタン243の操作に対応した下降信号を入力することによって実行されるスクリーンカーテン15の下降処理である。
ステップS61では、エリアセンサ44が検知エリア45の減速開始エリア(遠いエリア)で検知したか否かの判定を行い、エリアセンサ44が検知していない(no)場合はステップS62に進み、遠いエリアで検知した(yes)場合は、ステップS63に進む。
ステップS62では、停止(停)ボタン242の操作に対応した停止信号の入力有りか無しの判定を行い、停止信号の入力有り(yes)の場合は下降動作を終了し、スクリーンカーテン15の下降処理を正常に停止し、停止信号の入力無し(no)の場合はステップS61にリターンし、下降動作を継続する。下降動作の継続によってスクリーンカーテン15は下限位置で停止することになる。
ステップS63では、エリアセンサ44の減速開始エリア(遠いエリア)の検知スポットで動体・静止体などの物体を検知したので、スクリーンカーテン15の下降速度を50%に減速し、下降動作は継続し、ステップS64に進む。
ステップS64では、エリアセンサ44が検知エリア45の障害物感知エリア(近いエリア)で検知したか否かの判定を行い、エリアセンサ44が検知していない(no)場合はステップS65に進み、近いエリアで検知した(yes)場合は、ステップS66に進む。
ステップS65では、停止(停)ボタン242の操作に対応した停止信号の入力有りか否かの判定を行い、停止信号の入力有り(yes)の場合は下降動作を終了し、スクリーンカーテン15の下降処理を正常に停止し、停止信号の入力無し(no)の場合はステップS64にリターンし、スクリーンカーテン15の下降速度を50%に減速した下降動作を継続する。
ステップS66では、エリアセンサ44の障害物感知エリア(近いエリア)の検知スポットで動体・静止体などの物体を検知したので、直ちに障害物検知処理を実行する。障害物検知処理は、スクリーンカーテン15の下降動作を停止し反転上昇を実行し、上昇動作を終了し、スクリーンカーテン15は上限位置で正常停止する。なお、上述したように上限位置よりも下方であって、人や物体の通過の妨げとならない所定位置まで反転上昇させるようにしてもよい。
上述の実施の形態では、感知手段が開口部に遠い領域と近い領域の2区分のいずれの領域に物体が存在するのかを識別可能に感知する場合について説明したが、これに限らず、3区分以上の領域に区分けしても良い。また、それぞれの領域で物体を検知した場合、その下降速度をそれぞれの領域ごとで調整しても良い。例えば、感知手段が開口部に遠い領域と近い領域とその中間領域の3区分のいずれの領域に物体が存在するかを識別可能な場合、遠い領域で検知した場合は下降速度を通常の半分とし、中間領域で検知した場合は下降停止し、近い領域で検知した場合に反転上昇させても良い。
また、例えば、1行目×4~9列目の検知スポット群からなる領域を第1エリア、1行目×3列目、2行目×3~10列目、1行目×10列目の検知スポット群からなる凹形領域を第2エリア、1~3行目×2列目、3行目×3~10列目、1~3行目×11列目の検知スポット群からなる凹形領域を第3エリア、1~4行目×1列目、4行目×2~11列目、1~4行目×12列目の検知スポット群からなる凹形領域を第4エリア、5行目×1~12列目の検知スポット群からなる領域を第5エリアとする。エリアセンサ44が検知エリア45(第1~第5エリア)で障害物を感知していない場合は、開閉速度100%(1段階)とする。第5エリアで検知した場合は開閉速度80%(2段階)、第4エリアで検知した場合は開閉速度60%(3段階)、第3エリアで検知した場合は開閉速度40%(4段階)、第2エリアで検知した場合は開閉速度20%(5段階)で段階的に下降処理を実行し、第1エリアで検知した場合は、直ちに障害物検知処理を実行するようにしてもよい。
上述の実施の形態では、検知スポットの形状が長方形の場合について説明したが、円形、楕円形等の長方形以外の検知スポットでも良い。また、上述の実施の形態では、開口部の前後に光電センサ6,7の障害物感知センサを備えたものについて説明したが、光電センサ6,7は省略し、エリアセンサ44だけで構成しても良い。
上述の実施の形態では、上下昇降方式で繰り出されるスクリーンカーテンを例に説明したが、シャッター状の開閉部材が横引き方式で繰り出されたり、あるいは水平方式で繰り出されたりするものであっても同様に適用することができる。また、開閉体装置としては、例えば、シャッター装置、オーバーヘッドドア、窓シャッター装置、ブラインド装置、ロールスクリーン装置、垂れ幕装置、引戸装置、移動間仕切装置、オーニング装置、防水板装置などにも適用可能である。
10…ロールスクリーン装置
11…収納ボックス
12,13…ガイドレール
14…巻取シャフト
15…スクリーンカーテン
16…ウェイトバー
17…電動モータ
18…リミットスイッチ
20…制御盤
21…入出力端子台
22…モータドライブ基板
23…パラメータ設定ユニット
231…パラメータ表示部
232…エンタースイッチ
233…モード選択スイッチ
234…スクロールスイッチ
24…押しボタン
241…上昇(開)ボタン
242…停止(停)ボタン
243…下降(閉)ボタン
30,31…通信ケーブル
32…電源ケーブル
44…エリアセンサ
45…検知エリア
6,7…光電センサ
6a…投光器
7a…受光器
6b,7b…光電センサアンプ
8…光路

Claims (4)

  1. 開口部に設けられる開閉体手段と、
    前記開口部の所定領域に存在する物体を感知し、感知信号を出力する感知手段と、
    前記感知信号の入力に応じて前記開閉体手段の動作を電動にて制御する制御手段とを備える開閉体装置において、
    前記感知手段は、前記所定領域を複数領域に区分けしたうちのどの領域に物体が存在するのかを識別可能に感知し、
    前記制御手段は、物体の感知された領域に応じて前記開閉体手段の下降動作を調整することを特徴とする開閉体装置。
  2. 請求項1に記載の開閉体装置において、
    前記感知手段が前記所定領域内の前記開口部に遠い領域に存在する物体を感知した場合は、前記開閉体手段の下降速度を通常の下降速度よりも遅くし、
    前記感知手段が前記所定領域内の前記開口部に近い領域に存在する物体を感知した場合は、前記開閉体手段に対して障害物感知動作を実行することを特徴とする開閉体装置。
  3. 開口部に設けられる開閉体手段と、前記開口部の所定領域に存在する物体等を感知し、感知信号を出力する感知手段と、前記感知信号の入力に応じて、前記開閉体手段の動作を電動にて制御する制御手段とを備えた開閉体装置の開閉体制御方法において、
    前記所定領域を複数領域に区分けしたうちのどの領域に物体が存在するかを識別可能に前記感知手段が感知した場合、前記物体の感知された領域に応じて前記開閉体手段の下降動作を調整することを特徴とする開閉体制御方法。
  4. 請求項3に記載の開閉体制御方法において、
    前記感知手段が前記所定領域内の前記開口部に遠い領域に存在する物体を感知した場合は、前記開閉体手段の下降速度を通常の下降速度よりも遅くし、
    前記感知手段が前記所定領域内の前記開口部に近い領域に存在する物体を感知した場合は、前記開閉体手段に対して障害物感知動作を実行することを特徴とする開閉体制御方法。
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