JP4002544B2 - 開閉装置の開閉体制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、オーバーヘッドドアを含むシャッター装置、ドア、雨戸を含む引戸、窓、ロールスクリーン、ブラインド、オーニング装置、門扉、ゲート等の開閉装置における開閉体制御装置に関し、特にシャッター装置に適用するのに好ましい開閉装置の開閉体制御装置に関するものである。
従来、この種の発明には、差し込まれるキーにより入切操作されるキースイッチ部を備え、このキースイッチ部が入状態にされている場合のみ、開スイッチや、閉スイッチ、停止スイッチ等の操作を有効にした開閉装置の開閉体制御装置がある。
この従来の開閉体制御装置について詳細に説明すれば、例えば図8の電気配線図に示すように、開閉体を開放動作させるための開放用リレー101と、開閉体を閉鎖動作させるための閉鎖用リレー102との電源側に、キースイッチ部103の接点と停止スイッチ104の接点とを直列に配線した電気回路となっている。
この電気回路によれば、キースイッチ部103が切状態の場合、開スイッチ105、閉スイッチ106、及び停止スイッチ104による操作は、何れも無効となる。
ところで、上記のような電気回路を備えた開閉体制御装置によれば、例えば、操作者が開閉体を開放操作した後に該開閉体から離れたい場合、その操作者は、先ずキースイッチ部103にキーを差込んで該キースイッチ部103を入状態にし、その後に開スイッチ105を操作して、開閉体を開放動作させる。
仮に、前記開閉体の開放動作中に、前記操作者がキーを抜くためにキースイッチ部103を切状態にしてしまった場合、上記開放用リレー101に電源が通電されなくなるため、開放動作中の開閉体は、開放途中で停止してしまうことになる。
したがって、操作者は、開閉体が完全に開き切るの待って、キーを抜く必要がある。また同様に、開閉体を閉鎖する際にも、操作者は、開閉体が閉まり切るのを待って、キーを抜く必要がある。
なお、上記従来技術は公開文献によるものでないが、上記従来技術と技術水準が略同程度の公開文献としては、例えば特許文献1に記載された発明が挙げられる。この特許文献1における電気回路(図1参照)において、停止用押釦スイッチ(36)と直列に上記キースイッチ部を配線すれば、上記従来技術と略同様の開閉体制御装置となる。
特開平9−287371号公報 (第1図)
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、開閉体を開閉操作する際の利便性が良好な開閉装置の開閉体制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するために第一の発明は、差し込まれるキーによって入切操作されるキースイッチ部と、操作される制御スイッチ部と、これらキースイッチ部と制御スイッチ部との操作により開閉体を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記キースイッチ部が切状態の場合に、前記制御スイッチ部による操作の全部または一部を無効とし、かつ、前記開閉体の所定動作中に前記キースイッチ部が入状態から切状態にされた場合に、前記開閉体の前記所定動作を、前記開閉体が所定位置となるまで継続するように構成されていることを特徴とする。
ここで、本発明に係わる開閉体制御装置が適用される開閉装置は、開閉体の開閉動作により空間を仕切ったり開放したりする装置を意味し、この開閉装置には、開閉体が開動作のみを行う態様や、開閉体が閉動作のみを行う態様、開閉体が開動作と閉動作との双方を行う態様等を含む。
尚、開閉体の開閉方向は、略垂直方向とするのが好ましく、更には閉鎖方向が下降方向であることがより好ましいが、略水平方向あるいは斜め方向とすることも可能である。
また、上記開閉体の具体例としては、複数のスラットやパイプを開閉方向へ連設してなる開閉体や、単数もしくは複数連設したパネルや、シート状物、ネット状物からなる開閉体、あるいはスラット、パネル、パイプ、シート状物、ネット状物等を適宜に組み合わせてなる開閉体等が挙げられる。
また、上記キースイッチ部とは、差し込まれるキーによって入切操作されるスイッチであればよく、具体的な一例としては、差し込まれるキーの回転操作により接点が開閉されるスイッチ等が挙げられる。
また、上記制御スイッチ部とは、上記開閉体を制御動作(例えば上記開閉体を動作させたり上記開閉体の動作を停止したり等)するために操作されるスイッチであればよい。
また、この制御スイッチ部には、単数のスイッチからなる態様であってもよいし、複数のスイッチからなる態様であってもよい。
この制御スイッチ部の好ましい具体例としては、単数もしくは複数の押しボタンスイッチからなる態様が挙げられる。
また、この制御スイッチ部は、上記制御手段を構成する制御回路等に、有線接続されていてもよいし、無線接続されていてもよい。
また、上記制御手段は、上記キースイッチ部と上記制御スイッチ部との操作により上記開閉体を制御する制御回路である。
この制御手段の具体例としては、リレー等により構成された有接点シーケンスや、電子部品等により構成された無接点シーケンス、プログラミングされたプログラマブルコントローラ、入出力部を有し且つプログラムにより機能するコンピュータ、その他の電気回路や電子回路等が挙げられる。
この制御手段は、上記開閉体の所定動作中に上記キースイッチ部が入状態から切状態にされた場合でも、上記開閉体の前記所定動作を継続し、その開閉体の所定動作を、上記開閉体が所定位置となったことを条件にして中断する。
この制御手段の具体例としては、上記開閉体の開放動作中に、上記キースイッチ部が入状態から切状態にされた場合でも、上記開閉体の前記開放動作を継続し、その開放動作を、上記開閉体が略全開位置となったことを条件に中断するようにした態様が挙げられる。
また、この制御手段の他の具体例としては、上記開閉体の閉鎖動作中に、上記キースイッチ部が入状態から切状態にされた場合でも、上記開閉体の前記閉鎖動作を継続し、その閉鎖動作を、上記開閉体が略全閉位置となったことを条件に中断するようにした態様が挙げられる。
なお、上記所定動作とは、予め設定された上記開閉体の動作であって、例えば、開閉体の開放方向への移動や、開閉体の閉鎖方向への移動等である。
この所定動作には、上記制御スイッチ部の操作に基づく動作と、上記制御スイッチ部以外の指令による動作との双方を含む。なお、上記制御スイッチ以外の指令による動作とは、例えば、上記制御スイッチ部以外のスイッチやリモコン等の操作に基づく動作や、コンピュータ等からの開放指示信号や閉鎖指示信号等に基づく動作、防災信号受信による開放動作又は閉鎖動作等である。
また、上記「前記開閉体の前記所定動作を、前記開閉体が所定位置となるまで継続する」とは、動作中の上記開閉体が予め設定された位置に達するまでその動作を継続することを意味し、例えば開閉体の閉鎖動作を、この開閉体が略全閉位置となるまで継続するようにした態様や、開閉体の開放動作を、この開閉体が略全開位置となるまで継続するようにした態様、開閉体の閉鎖動作または開放動作を、この開閉体が開閉方向における所定の中途位置となるまで継続するようにした態様等を含む。
なお、上記所定位置は、上記開閉体の所定動作中に上記キースイッチ部が入状態から切状態にされた場合に、上記開閉体の前記所定動作の継続を制限する位置である。
したがって、例えば、上記キースイッチ部が入状態のままで、制御スイッチ部等の操作により開閉体が動作した場合、その開閉体の動作がリミットスイッチ等により停止される位置は、上記所定位置と異なっていても構わないし、当然、上記所定位置と同じ位置であっても構わない。
また、上記開閉体が所定位置となったことを検出する手段としては、特に構造が簡素で動作性が良好な一例としては、開閉体の開閉方向の位置を検出する位置センサーを備えた態様が挙げられ、その他の例としては、タイマーにより開閉体が所定時間動作したことをカウントし、その所定時間の動作後の開閉体の位置を上記所定位置とする態様、上記開閉体を巻き取る巻き取り軸にカウンターを設け、該開閉体が所定回数巻き取られたことを上記所定位置とする態様等が挙げられる。
また、第二の発明では、上記所定動作には、上記制御スイッチ部の操作に基づく動作が含まれていることを特徴とする。
すなわち、この第二の発明における上記所定動作には、少なくとも上記制御スイッチ部の操作に基づく動作を含むようにすればよく、その他の動作、例えば、上記制御スイッチ部以外のスイッチやリモコン等の操作に基づく動作や、コンピュータ等からの開放指示信号や閉鎖指示信号等に基づく動作、防災信号受信による開放動作又は閉鎖動作等については、上記所定動作に含まれていてもよいし含まれていなくてもよい。
また、第三の発明では、上記制御スイッチ部には、少なくとも、上記開閉体を所望とする動作方向へ動作させるための第一の制御スイッチ部と、動作中の上記開閉体をその動作を阻むように制御するための第二の制御スイッチ部とを含み、上記制御手段は、上記開閉体の上記所定動作中に上記キースイッチ部が入状態から切状態にされた場合に、上記開閉体の上記所定動作を、前記第二の制御スイッチ部が操作される迄、又は上記開閉体が上記所定位置となるまで継続するように構成されていることを特徴とする。
すなわち、この第三の本発明では、上記制御スイッチ部を複数備えるとともに、これら複数の制御スイッチ部を、開閉体に対する制御機能に応じて、上記第一の制御スイッチ部と上記第二の制御スイッチ部とに分類している。
上記第一の制御スイッチ部とは、上記開閉体を所望とする動作方向、すなわち開放方向や閉鎖方向等へ動作させるための単数もしくは複数のスイッチである。
この第一の制御スイッチ部の具体例としては、上記開閉体を開放方向へ動作させるための開スイッチ部のみからなる構成や、上記開閉体を閉鎖方向へ動作させるための閉スイッチ部のみからなる構成、前記開スイッチ部と前記閉スイッチ部からなる構成等が挙げられる。
また、上記第二の制御スイッチ部とは、上記開閉体の動作を安全のために阻むためのスイッチ、すなわち動作中の上記開閉体を、例えば停止や逆方向への動作等、安全に制御するための単数もしくは複数のスイッチである。
なお、上記「第二の制御スイッチ部が操作され」とは、例えば、上記第二の制御スイッチ部の接点が開状態から閉状態にされたり、上記第二の制御スイッチ部の接点が閉状態から開状態にされたり等することである。
また、第四の発明は、上記制御手段は、上記キースイッチ部が入状態の揚合に、上記第一の制御スイッチ部による操作を有効にするように構成されていることを特徴とする。
ここで、「上記キースイッチ部が入状態の場合」とは、上記キースイッチ部にキーが差し込まれ、そのキーの操作によって上記キースイッチ部が切り状態から入り状態に操作された状態を意味し、より具体的な一例により説明すれば、上記キースイッチ部の接点が前記キーの操作により開又は閉等の入り状態にされた状態である。
また、「上記第一の制御スイッチ部による操作を有効にする」とは、上記第一の制御スイッチ部が入や切等に操作された際に、その操作を、上記キースイッチ部が入状態にある場合に有効にし、切状態にある場合に無効にすることを意味する。その具体例としては、キースイッチ部の接点と第一の制御スイッチ部の接点とを直列に配線した電気回路とすることで、前記キースイッチ部の接点が閉状態の際に、前記制御スイッチ部の接点の開閉を有効にし、前記キースイッチ部の接点が開状態の際に、前記制御スイッチ部の接点の開閉を無効にするようにした態様等が挙げられる。
また、第五の発明は、上記第一の制御スイッチ部には、上記開閉体を開放方向へ動作させるための開スイッチ部と同開閉体を閉鎖方向へ動作させるための閉スイッチ部とがあり、上記第二の制御スイッチ部は、上記開閉体の動作を停止するための停止スイッチ部であることを特徴とする。
また、第六の発明は、上記制御手段は、上記開閉体を開放動作させる開放用リレーと、上記開閉体を閉鎖動作させる閉鎖用リレーとを備えた電気回路により構成され、上記停止スイッチ部は、前記開放用リレーを自己保持する自己保持接点と、前記閉鎖用リレーを自己保持する自己保持接点との各々に対して直列に配線され、上記キースイッチ部は、前記開放用リレーの電磁コイルと上記開スイッチ部とを直列接続した回路と、前記閉鎖用リレーの電磁コイルと上記閉スイッチ部とを直列接続した回路との内、少なくとも一方の回路に対して直列に配線されるとともに、同キースイッチ部は、前記開放用リレーの前記自己保持接点と、前記閉鎖用リレーの前記自己保持接点との各々に対して並列に配線されていることを特徴とする。
ここで、上記開放用リレー及び上記閉鎖用リレーとは、電磁コイルが通電されたり非通電にされたりすることで接点を開閉するリレーである。
また、上記開放用リレーを自己保持する上記自己保持接点とは、上記開放用リレーの接点であって、同開放用リレーの電磁コイルに直列に配線された接点である。
また同様に、上記閉鎖用リレーを自己保持する上記自己保持接点とは、上記閉鎖用リレーの接点であって、同閉鎖用リレーの電磁コイルに直列に配線された接点である。
また、第七の発明は、上記停止スイッチ部は、上記双方の自己保持接点および上記キースイッチ部の電源側に、直列に配線されていることを特徴とする。
すなわち、この第七の発明によれば、上記停止スイッチ部は、開放用リレーの自己保持接点の電源側に直列に配線されるとともに、上記閉鎖用リレーの自己保持接点の電源側に直列に配線され、且つ上記キースイッチ部の電源側に直列に配線されている。
換言すれば、上記停止スイッチ部の負荷側配線が複数に分岐され、その内の二つの分岐先に、開放用リレーの自己保持接点と、閉鎖用リレーの自己保持接点とが、それぞれ上記停止スイッチ部と直列となるように配線され、他の一つの分岐先には、キースイッチ部が直列に配線されている。
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
第一の発明によれば、開閉体の所定動作中に、キースイッチを切状態にしたとしても、その開閉体の所定動作を、開閉体が所定位置となる迄、継続することができる。
したがって、例えば開閉体を開放方向または閉鎖方向へ動作させたままの状態で、キースイッチ部を切状態にして該キースイッチ部に差し込まれたキーを抜くことができるため、開閉体を開閉操作する際の利便性が良い。
更に、第二の発明によれば、制御スイッチ部の操作に基づいて開閉体が所定動作した際、その所定動作中に、キースイッチを切状態にしたとしても、その開閉体の所定動作を、開閉体が所定位置となる迄、継続することができる。
したがって、例えば開閉体を、制御スイッチ部の操作により開放方向または閉鎖方向へ動作させたままの状態で、キースイッチ部を切状態にして該キースイッチ部に差し込まれたキーを抜くことができるため、開閉体を開閉操作する際の利便性が更に良い。
第三の発明によれば、第一の制御スイッチ部により開閉体を開放方向または閉鎖方向へ動作させた後、その開閉体の動作中に、キースイッチを切状態にしたとしても、その開閉体を、所定位置となる迄動作させることができる。
しかも、開閉体の動作中に、第二の制御スイッチ部を操作すれば、キースイッチの入切状態に拘わらずに、その開閉体の動作を、停止や逆動作等により阻むことができる。
したがって、例えば開閉体を第一の制御スイッチ部により開放方向または閉鎖方向へ動作させたままの状態で、キースイッチ部を切状態にして該キースイッチ部に差し込まれたキーを抜くことができるため、開閉体を開閉操作する際の利便性が更に良い。
その上、前記のようにしてキーを抜いた後に動作する開閉体を、キーを差し込むことなく、第二の制御スイッチにより停止や逆動作等により阻むことができるため、安全性にも優れている。
更に、第四の発明によれば、キースイッチ部が入状態であることを条件に、第一の制御スイッチ部の操作を有効にしているため、キーを所持していない第三者等による開閉体の開閉操作を防いで、防犯性を向上することができる。
更に、第五の発明によれば、開スイッチ部により開閉体を開放方向へ動作させた状態でキーを抜いたり、閉スイッチ部により開閉体を閉鎖方向へ動作させた状態でキーを抜いたり等、利便性の良い操作が可能である。
しかも、動作中の開閉体を、キースイッチの入切状態に拘わらずに、停止スイッチにより停止することができるため、安全性をより向上することができる。
更に、第六の発明によれば、停止スイッチ部を、開放用リレーを自己保持する自己保持接点と、閉鎖用リレーを自己保持する自己保持接点との双方に対して直列に配線したため、該停止スイッチの操作により、開放用リレー及び閉鎖用リレーの自己保持状態を解除し、開閉体を停止させることができる。
また、キースイッチ部を、開放用リレーの電磁コイルと開スイッチ部とを直列接続した回路と、閉鎖用リレーの電磁コイルと閉スイッチ部とを直列接続した回路との内、少なくとも一方の回路に対して直列に配線しているため、キースイッチ部が入り状態の場合に、開スイッチ部の操作と閉スイッチ部の操作との内、少なくとも一方の操作を有効にすることができる。
また、キースイッチ部が切り状態の場合には、開スイッチ部の操作と閉スイッチ部の操作との内、少なくとも一方の操作を無効にすることができる。
また、停止スイッチ部を、上記したように開放用リレーの自己保持接点と閉鎖用リレーの自己保持接点との双方に対して直列に配線し、且つ、キースイッチ部を、開放用リレーの前記自己保持接点と、閉鎖用リレーの前記自己保持接点との各々に対して並列に配線しているため、キースイッチ部の入切状態に拘わらずに、停止スイッチ部の操作が有効である。
したがって、例えば、開スイッチ部の操作により開放用リレーをONにし、開閉体を開放動作させた状態で、キースイッチ部を切状態にしたとしても、開閉体の開放動作を継続することができる上、その開閉体の開放動作を、停止スイッチ部の操作により停止することができる。
また同様に、例えば、閉スイッチ部の操作により閉鎖用リレーをONにし、開閉体を閉鎖動作させた状態で、キースイッチ部を切状態にしたとしても、開閉体の閉鎖動作を継続することができる上、その開閉体の閉鎖動作を、停止スイッチ部の操作により停止することができる。
よって、この第六の発明によれば、利便性、安全性、及び防犯性の良好な開閉体制御装置を、コスト安で簡素構造な電気回路により提供することができる。
更に、第七の発明によれば、上記停止スイッチ部を、上記双方の自己保持接点および上記キースイッチ部の電源側に、直列に配線したため、例えば、停止スイッチ部が切り状態に維持され、キースイッチが入りの状態にされ、且つ開スイッチ部または閉スイッチ部が操作されて、開閉体が動作させられてしまうのを防ぐことができる。すなわち、停止スイッチが入りにされているのに、開閉体が動作させられてしまうという操作を防ぐことができる。
したがって、開閉体を、より安全に動作させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本実施の形態による一例は、住宅やビル、倉庫、工場、車両の荷台等の構築・構造物における開口部分や内部に配設され、前記開口部分を開閉したり、躯体内部の空間を仕切ったり開放したりする所謂シャッター装置における開閉体制御装置として説明する。
開閉装置Aは、収納部2内の巻取り装置によって開閉体1を巻き取ったり繰り出したりする所謂シャッター装置であり、ガイドレール3,3間の開口部を開閉体1により開閉する。
そして、この開閉装置Aに具備された開閉体制御装置A1は、電動モーター10や、ブレーキ装置50、操作ボックス20等を制御部30内の電気回路に配線することで制御手段4を構成している(図1及び2参照)。
電動モーター10は、所謂三相誘導電動機であり、正逆方向へ回転制御されることで、開閉体1を繰り出したり同開閉体1を巻き取ったりするように、開閉装置Aの巻き取り軸を回転させる。
ブレーキ装置50は、電磁駆動するブレーキ部材を、開閉体1を巻き取ったり繰り出したりする巻き取り軸や、開閉体1等に接触させ、開閉体1の動作を停止させる装置である。
操作ボックス20は、開閉装置Aを、その近傍で操作したり遠隔操作したりするものであり、差し込まれるキーによって入切操作されるキースイッチ部21と、選択的に操作される開スイッチ部22、閉スイッチ部23、及び停止スイッチ部24とを具備している。
キースイッチ部21は、残留a接点を有するスイッチであり、差し込まれるキーにより正方向(図示例によれば時計方向)へ回転操作されることで、接点を閉じにし、逆方向(図示例によれば反時計方向)へ回転操作されることで、接点を開にする。
開スイッチ部22は、自動復帰a接点を有する押ボタンスイッチであり、開閉体1を開放動作させる際に押圧される。
また、閉スイッチ部23は、自動復帰a接点を有する押ボタンスイッチであり、開閉体1を閉鎖動作させる際に押圧される。
また、停止スイッチ部24は、自動復帰b接点を有する押ボタンスイッチであり、開閉体1の開放動作または閉鎖動作を停止する際に押圧される。
制御部30は、前記操作ボックス20から入力される接点信号により、電動モーター10を制御するように電気配線された電気回路であり、電動モーター10を開閉体開放方向に沿って回転させるための開放用リレー31、電動モーター10を開閉体閉鎖方向に沿って回転させるための閉鎖用リレー32、ブレーキ装置50の作動回数をカウントするカウンター51等を備えている。
また、この制御部30には、上述した電動モーター10、操作ボックス20、ブレーキ装置50以外に、開放検知部33、閉鎖検知部34、開放補助検知部35、モータープロテクター36等が外部接続されている。
前記開放検知部33は、開放動作した開閉体1が、開き切って全開時の所定位置となったことを検知するリミットスイッチであり、開閉装置Aにおける開放方向側の部位に配設されている。
また、前記閉鎖検知部34は、閉鎖動作した開閉体1が、閉まり切って全閉時の所定位置となったことを検知するリミットスイッチであり、開閉装置Aにおける閉鎖方向側の部位に配設されている。
また、開放補助検知部35は、上記開放検知部33が万が一故障した場合に、開閉体1が開き切ったことを検知するリミットスイッチであり、開閉装置Aにおける上記開放検知部33よりも更に開放方向側の部位に配設されている。
また、モータープロテクター36は、電動モーター10が異常温度上昇した場合等に開放する接点であり、電動モーター10に内臓されている。
次に、上述した電気部品を配線してなる制御手段4について詳細に説明する。
図2中、単相交流電源40から上側へ分岐された一方の電気回路は、電動モーター10へ電力を供給する回路である。また、同図2中、単相交流電源40から下側へ分岐された他方の電気回路は、開放用リレー31および閉鎖用リレー32へ電力を供給する回路である。
先ず、電動モーター10側の電気回路について説明すれば、電動モーター10は、単相交流電源40から電力を供給されるように電気配線されている。そして、その電力供給ライン上には、開放用リレー31のa接点及び閉鎖用リレー32のa接点の開閉により、電動モーター10を通電状態にしたり非通電状態にしたりする回路41や、電動モーター10に供給される電力の位相を入れ換えることで電動モーター10を正転させたり逆転させたりする回路42等を備えている。
なお、図中符号43aは、単相交流電源40の電力を、三相交流に変換して電動モーター10へ供給するためのコンデンサーである。
また、図中符号44は、ブレーキ装置50への通電を、開放用リレー31のa接点及び閉鎖用リレー32のa接点により開閉する回路である。
また、開放用リレー31及び閉鎖用リレー32側の電気回路について説明すれば、上記単相交流電源40と開放用リレー31及び閉鎖用リレー32との間には、上記停止スイッチ部24、キースイッチ部21、開スイッチ部22、閉スイッチ部23、開放検知部33、閉鎖検知部34、開放補助検知部35、モータープロテクター36等の接点が配線されている。
詳細に説明すれば、単相交流電源40から分岐された一方の電線の分岐先には、停止スイッチ部24の自動復帰b接点が接続されている。
この停止スイッチ部24の自動復帰b接点の負荷側は、三方へ分岐され、それらの分岐先には、キースイッチ部21の残留a接点と、開放用リレー31を自己保持するための自己保持a接点31aと、閉鎖用リレー32を自己保持するための自己保持a接点32aとが接続されている。
なお、上記自己保持a接点31aとは、開放用リレー31の電磁コイルに直列的に配線された同開放用リレー31のa接点である。
また、上記自己保持a接点32aとは、前記同様に、閉鎖用リレー32の電磁コイルに直列的に配線された同閉鎖用リレー32のa接点である。
キースイッチ部21の前記残留a接点の負荷側は、二方へ分岐され、その一方には、開スイッチ部22の自動復帰a接点が接続され、その他方には、閉スイッチ部23の自動復帰a接点が接続されている。
開スイッチ部22の自動復帰a接点の負荷側と、開放用リレー31の自己保持a接点31aの負荷側とは合流するように接続され、その合流点(図中端子P2で示す箇所)の更に負荷側には、閉鎖用リレー32のb接点32bが接続されている。
このb接点32bは、閉鎖用リレー32の作動中に、開放用リレー31が作動することのないようにする所謂インターロック回路を構成するものである。
そして、閉鎖用リレー32の前記b接点32bの更に負荷側には、開放用リレー31の電磁コイルの一方の端子が接続され、同電磁コイルの他方の端子には、開放検知部33のb接点が接続されている。
同様にして、閉スイッチ部23の自動復帰a接点の負荷側と、閉鎖用リレー32の自己保持a接点32aとは合流するように接続され、その合流点(図中端子P4で示す箇所)の更に負荷側には、開放用リレー31のb接点31bが接続されている。
このb接点31bは、開放用リレー31の作動中に、閉鎖用リレー32が作動することのないようにする所謂インターロック回路を構成するものである。
そして、開放用リレー31の前記b接点31bの更に負荷側には、閉鎖用リレー32の電磁コイルの一方の端子が接続され、同電磁コイルの他方の端子には、閉鎖検知部34のb接点が接続されている。
上記開放検知部33のb接点の電源側と、上記閉鎖検知部34のb接点の電源側とは、合流するように接続され、その接続点の更に電源側には、開放補助検知部35のb接点と、モータープロテクター36のb接点とが直列に接続されている。そして、モータープロテクター36のb接点の電源側は、単相交流電源40に接続されている。
上記構成によれば、停止スイッチ部24の自動復帰b接点を、開放用リレー31を自己保持する自己保持a接点31aと、閉鎖用リレー32を自己保持する自己保持a接点32aとの各々に対して直列に接続しているため、停止スイッチ部24の自動復帰b接点を押ボタン操作により開にすることで、開放用リレー31及び閉鎖用リレー32の自己保持状態を解除し、開閉体1の動作を停止させることができる。
また、キースイッチ部21の残留a接点を、開放用リレー31の電磁コイルと開スイッチ部22の自動復帰a接点とを直列接続した回路と、閉鎖用リレー32の電磁コイルと閉スイッチ部23の自動復帰a接点とを直列接続した回路との各々に対して直列に接続しているため、キースイッチ部21が残留a接点を閉じた入り状態の場合に、開スイッチ部22の操作と、閉スイッチ部23の操作とを有効にし、キースイッチ部21が残留a接点を開いた切り状態の場合には、開スイッチ部22の操作と閉スイッチ部23の操作とを無効にすることができる。
また、上記したように停止スイッチ部24の残留a接点を双方の自己保持a接点31a及び自己保持a接点32aに対して直列に配線し、且つ同キースイッチ部21の残留a接点を、開放用リレー31の自己保持a接点31aと、閉鎖用リレー32の自己保持a接点32aとの各々に対して並列に配線しているため、該キースイッチ部21の残留a接点の開閉状態に拘わらずに、停止スイッチ部24の操作による開放用リレー31のOFF動作および閉鎖用リレー32のOFF動作が可能である。
また、停止スイッチ部24の自動復帰b接点を、上記双方の自己保持a接点31a,32aおよびキースイッチ部21の残留a接点の電源側に、直列に配線しているため、例えば、停止スイッチ部24が押し続けられた状態、すなわち停止スイッチ部24の自動復帰b接点が開に維持された状態で、キースイッチ部21が残留a接点を閉じた入りの状態にされ、且つ開スイッチ部22または閉スイッチ部23が操作されることで、開閉体1が動作させられてしまうのを防ぐことができる。
次に、上記制御手段4による制御動作を示すフローチャートの一例について説明する。
制御手段4に単相交流電源40が通電されると、制御手段4は、キースイッチ部21が入り状態か否かを判断し(ステップA1)、キースイッチ部21が入り状態である場合にはステップA2のように動作し、キースイッチ部21が入りにされるのを待った状態となる。
次に、制御手段4は、開スイッチ部22が操作されたか否かの判断(ステップA2)と、開スイッチ部22が操作されずに閉スイッチ部23が操作されたか否かの判断(ステップB1)とを行う。
そして、制御手段4は、前記ステップA2で開スイッチ部22が操作されている場合には、閉鎖用リレー32を励磁し、開閉体1を開放動作させ(ステップA3)、その開放動作中に、停止スイッチ部24が開にされたかを判断(ステップA4)し、開にされている場合には、その制御動作をステップA6にジャンプさせて、開放用リレー31を非励磁にし開閉体1の動作を停止する。
また、停止スイッチ部24が閉の場合には開閉体1の動作を継続するとともに、開放検知部33の接点の開閉状態により、開閉体1が開き切ったか否かを判断し(ステップ5)、開き切った場合には開閉体1の動作を停止する(ステップA6)。また、開き切っていない場合には、上記ステップA3〜A5の制御動作を繰り返す。
また、上記ステップB1において、閉スイッチ部23が操作されて閉状態となった場合には、閉鎖用リレー32が励磁されることにより、開閉体1が閉鎖動作し(ステップB2)、閉スイッチ部23が操作されない開状態である場合には、再度ステップA1の制御動作が行われる。
また、ステップB2〜ステップB4では、上述したステップA3〜ステップA5における開閉体1の動作方向を逆方向にした制御動作が行われる。
そして、ステップA6により、開閉体1の動作を停止した後は、再度ステップA1の制御動作が行われることになる。
したがって、本実施の形態の開閉体制御装置A1によれば、例えば、開スイッチ部22または閉スイッチ部23の操作(ステップA2又はB1)により開閉体1を開放方向または閉鎖方向へ動作(ステップA3又はB2)させたままの状態で、キースイッチ部21を切状態にして該キースイッチ部からキーを抜くことができる上、キーを抜いた状態で開閉体1が動作している場合に、その動作中の開閉体1を停止スイッチ部24の操作(ステップA4又はB3)により停止させることができる。また、その動作中に停止スイッチ部24が操作されない場合であって、開閉体1は、開放検知部33または閉鎖検知部34(ステップA5又はB4)により、自動的に停止されることになる。
なお、本実施の形態では、開閉体制御装置A1を所謂リレー回路によって構成した一例を示したが、本発明は、電子部品を用いてなる制御回路や、プログラマブルコントローラを用いた制御回路等、所謂無接点シーケンス回路を利用した態様とすることも可能であり、その場合には、上記フローチャートによる制御動作が可能な構成とすればよい。
次に、本発明に係わる開閉体制御装置の他例について説明する。
なお、以下に示す開閉体制御装置の他例は、上記開閉体制御装置A1の制御手段4について、操作ボックス20に関する電気回路を変更したものであるため、その他の部分の電気回路の図示を省略するとともに、上記開閉体制御装置A1と略同様の部位については上記開閉体制御装置A1と同じ符号を用いることで、重複する詳細説明を省略する。
図4は、本発明に係わる開閉体制御装置の他例であって、制御手段4における操作ボックス20内の電気回路を示している。
この電気回路は、停止スイッチ部24とキースイッチ部21とが並列になるように配線されている。
詳細には、停止スイッチ部24の自動復帰b接点の電源側と、キースイッチ部21の残留a接点の電源側とが接続されている。
そして、停止スイッチ部24の自動復帰b接点の負荷側は、分岐されて、その一方が開放用リレー31の自己保持a接点31aに接続され、他方が閉鎖用リレー32の自己保持a接点32aに接続されている。
また、キースイッチ部21の負荷側は、分岐されて、その一方が開スイッチ部22の自動復帰a接点に接続され、その他方が閉スイッチ部23の自動復帰a接点に接続されている。
この構成によれば、開スイッチ部22または閉スイッチ部23の操作により開閉体1を開放方向または閉鎖方向へ動作させたままの状態で、キースイッチ部21を切状態にして該キースイッチ部からキーを抜くことができる。
その上、キーを抜いた状態で開閉体1が動作している場合に、その動作中の開閉体1を、停止スイッチ部24による操作、開放検知部33による全開位置の検知、閉鎖検知部34による全閉位置の検知等の何れかによって停止させることができる。
しかしながら、停止スイッチ部24が押し続けられているのに、キースイッチ部21と開スイッチ部22または閉スイッチ部23とにより開閉体1が動作させられてしまうという操作を防ぐには、上述した開閉体制御装置A1の制御手段4(図2に示す電気回路)の方が好ましい。
次に、図5に示す電気回路について説明する。
この電気回路では、停止スイッチ部24の自動復帰b接点は、開放用リレー31の自己保持a接点31aと、閉鎖用リレー32の自己保持b接点との各々に対して直列に配線されている。
上記キースイッチ部21は、開スイッチ部22の自動復帰a接点に対して直列で且つ閉スイッチ部23の自動復帰a接点に対して並列に配線されている。
且つ、同キースイッチ部21は、開放用リレー31の自己保持a接点31aと、閉鎖用リレー32の自己保持a接点32aとの各々に対して並列に配線されている。
したがって、図5の電気回路によれば、キースイッチ部21が入りの状態の場合には、停止スイッチ部24による押ボタン操作、開スイッチ部22による押ボタン操作、及び閉スイッチ部23による押ボタン操作等、全ての押ボタン操作が有効となる。
また、キースイッチ部21が切りの状態の場合には、停止スイッチ部24による押ボタン操作、及び閉スイッチ部23による押ボタン操作のみが有効となる。
すなわち、図5に示す態様は、キースイッチ部21の入切状態に拘わらずに、停止スイッチ部24による押ボタン操作、及び閉スイッチ部23による押ボタン操作を有効にすることで、防犯性及び安全性を向上したものである。
なお、図5の電気回路において、開スイッチ部22の電源側のキースイッチ部21の位置を、閉スイッチ部23の電源側に換えることで、キースイッチ部21の入切状態に拘わらずに、停止スイッチ部24による押ボタン操作、及び開スイッチ部22による押ボタン操作を有効にすることも可能である。
次に、図6に示す電気回路について説明する。
この電気回路は、上記開閉体制御装置A1に対して、操作ボックスを増設した場合の電気回路である。すなわち、この電気回路は、上記操作ボックス20と増設された操作ボックス(図示せず)とを備え、これら双方の操作ボックスにより開閉体1を操作できるようにしている。
前記増設された操作ボックス内には、停止スイッチ部24’と、開スイッチ部22’と、閉スイッチ部23’とを備えている。
そして、これら停止スイッチ部24’と、開スイッチ部22’と、閉スイッチ部23’とは、上述した制御手段4の電気回路に対して接続される。
前記停止スイッチ部24’の自動復帰b接点は、上記停止スイッチ部24の自動復帰b接点の負荷側に、直列に接続される。
この停止スイッチ部24’の自動復帰b接点の負荷側は、五方に分岐され、それらの内の三つの分岐先には、上記開閉体制御装置A1と同様にして、キースイッチ部21と開放用リレー31の自己保持a接点31aと閉鎖用リレー32の自己保持a接点32aとがそれぞれ接続され、他の二つの分岐先には、開スイッチ部22’の自動復帰a接点と、閉スイッチ部23’の自動復帰a接点とがそれぞれ接続されている。
そして、開スイッチ部22’の自動復帰a接点の負荷側は、開スイッチ部22の自動復帰a接点の負荷側、及び開放用リレー31の自己保持a接点31aの負荷側と合流するように接続され、閉スイッチ部23’の自動復帰a接点の負荷側は、閉スイッチ部23の自動復帰接点の負荷側、及び閉鎖用リレー32の自己保持a接点32aの負荷側と合流するように接続されている。
この図6に示す電気回路によれば、操作ボックス20の操作により上記開閉体制御装置A1と略同様の動作が可能な上、増設された操作ボックスについては、操作ボックス20のキースイッチ部21の入切状態に拘わらずに、開スイッチ部22’、閉スイッチ部23’、及び停止スイッチ部24’による操作がそれぞれ有効である。
次に、図7に示す電気回路について説明する。
この電気回路は、上述した図6に示す電気回路に対して、増設された操作ボックスのキースイッチ部21’を追加した構成となっている。
詳細には、図6の電気回路と同様に設けられた停止スイッチ部24’の自動復帰b接点の負荷側が四方に分岐され、それらの内の三つの分岐先には、上記開閉体制御装置A1と同様にして、キースイッチ部21と開放用リレー31の自己保持a接点31aと閉鎖用リレー32の自己保持a接点32aとがそれぞれ接続され、他の一つの分岐先には、増設された操作ボックスのキースイッチ部21’の残留a接点が接続されている。
そして、キースイッチ部21’の残留a接点の負荷側は、二方に分岐され、その一方に開スイッチ部22’の自動復帰a接点が接続され、その他方には閉スイッチ部23’の自動復帰a接点が接続されている。
更に、開スイッチ部22’の自動復帰a接点の負荷側は、開スイッチ部22の自動復帰a接点の負荷側、及び開放用リレー31の自己保持a接点31aの負荷側と合流するように接続されている。
また、閉スイッチ部23’の自動復帰a接点の負荷側は、閉スイッチ部23の自動復帰a接点の負荷側、及び閉鎖用リレー32の自己保持a接点32aの負荷側と合流するように接続されている。
すなわち、この図7の電気回路は、上記開閉体制御装置A1における操作ボックス20の電気回路に、該電気回路と略同一構成の電気回路を並設接続した構成となっている。
そして、この図7の電気回路によれば、操作ボックス20と増設された操作ボックスとの各々について、上記開閉体制御装置A1と略同様の操作が可能な上、キースイッチ部21及びキースイッチ部21’の入切状態に拘わらずに、停止スイッチ部24と停止スイッチ部24’との双方の操作が有効である。
また、一方の操作ボックスにおける開スイッチ部22(又は22’)により開閉体1を開放動作させた後、キースイッチ部21とキースイッチ部21’との内の一方または双方を切り状態にしたとしても、開閉体1の前記開放動作を継続させることができる。
本発明に係わる開閉体制御装置の一例を示す模式図。 同開閉体制御装置の制御手段の一例を示す電気配線図。 同開閉体制御装置の動作を示すフローチャートの一例。 制御手段の他例を示す要部電気配線図。 制御手段の他例を示す要部電気配線図。 制御手段の他例を示す要部電気配線図。 制御手段の他例を示す要部電気配線図。 従来の開閉体制御装置の一例を示す電気配線図。
符号の説明
1:開閉体
4:制御手段
20:操作ボックス
21:キースイッチ部
22:開スイッチ部(第一の制御スイッチ部)
23:閉スイッチ部(第一の制御スイッチ部)
24:停止スイッチ部(第二の制御スイッチ部)
31:開放用リレー
31a:自己保持a接点
32:閉鎖用リレー
32a:自己保持a接点
33:開放検知部
34:閉鎖検知部

Claims (7)

  1. 差し込まれるキーによって入切操作されるキースイッチ部と、操作される制御スイッチ部と、これらキースイッチ部と制御スイッチ部との操作により開閉体を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記キースイッチ部が切状態の場合に、前記制御スイッチ部による操作の全部または一部を無効とし、かつ、前記開閉体の所定動作中に前記キースイッチ部が入状態から切状態にされた場合に、前記開閉体の前記所定動作を、前記開閉体が所定位置となるまで継続するように構成されていることを特徴とする開閉装置の開閉体制御装置。
  2. 上記所定動作には、上記制御スイッチ部の操作に基づく動作が含まれていることを特徴とする請求項1記載の開閉装置の開閉体制御装置。
  3. 上記制御スイッチ部には、少なくとも、上記開閉体を所望とする動作方向へ動作させるための第一の制御スイッチ部と、動作中の上記開閉体をその動作を阻むように制御するための第二の制御スイッチ部とを含み、
    上記制御手段は、上記開閉体の上記所定動作中に上記キースイッチ部が入状態から切状態にされた場合に、上記開閉体の上記所定動作を、前記第二の制御スイッチ部が操作される迄、又は上記開閉体が上記所定位置となるまで継続するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の開閉装置の開閉体制御装置。
  4. 上記制御手段は、上記キースイッチ部が入状態の揚合に、上記第一の制御スイッチ部による操作を有効にするように構成されていることを特徴とする請求項1記載の開閉装置の開閉体制御装置。
  5. 上記第一の制御スイッチ部には、上記開閉体を開放方向へ動作させるための開スイッチ部と同開閉体を閉鎖方向へ動作させるための閉スイッチ部とがあり、
    上記第二の制御スイッチ部は、上記開閉体の動作を停止するための停止スイッチ部であることを特徴とする請求項3又は4記載の開閉装置の開閉体制御装置。
  6. 上記制御手段は、上記開閉体を開放動作させる開放用リレーと、上記開閉体を閉鎖動作させる閉鎖用リレーとを備えた電気回路により構成され、
    上記停止スイッチ部は、前記開放用リレーを自己保持する自己保持接点と、前記閉鎖用リレーを自己保持する自己保持接点との各々に対して直列に配線され、
    上記キースイッチ部は、前記開放用リレーの電磁コイルと上記開スイッチ部とを直列接続した回路と、前記閉鎖用リレーの電磁コイルと上記閉スイッチ部とを直列接続した回路との内、少なくとも一方の回路に対して直列に配線されるとともに、
    同キースイッチ部は、前記開放用リレーの前記自己保持接点と、前記閉鎖用リレーの前記自己保持接点との各々に対して並列に配線されていることを特徴とする請求項5記載の開閉装置の開閉体制御装置。
  7. 上記停止スイッチ部は、上記双方の自己保持接点および上記キースイッチ部の電源側に、直列に配線されていることを特徴とする請求項6記載の開閉装置の開閉体制御装置。
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