JP6499569B2 - 側壁付き吊り足場と、吊り足場側壁と、扉パネル - Google Patents

側壁付き吊り足場と、吊り足場側壁と、扉パネル Download PDF

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Description

本発明は、吊り足場に側壁が立設された側壁付き吊り足場と、その側壁付き吊り足場に用いる吊り足場側壁と、その側壁付き吊り足場に用いる扉パネルに関する。
高速道路、橋梁、ビル等の高所作業現場には吊り足場が組まれている。吊り足場は吊り足場用パネルを多数枚連結して組まれている。吊り足場用パネルとして本件出願人が先に特許権を取得したものがある(特許文献1)。この吊り足場用パネルは通称、「SKパネル」又は「セーフティSKパネル」(いずれも出願人の登録商標)と呼ばれている。この吊り足場用パネルAの構成は図9に示すように、対向配置した二本の角パイプ(長尺材)Bと、長尺材Bの長手方向両端部に連結した二本の丸パイプ(短尺材)Cと、短尺材Cの内側に隙間Dをあけて配置した横材Eと、両横材Eの間に配置固定した中材Fと、前記二本の長尺材Bの間に配置固定した縦材Gを備え、それらの内側に開口部Hを備えた足場枠Iを形成し、この足場枠Iの二本の長尺材B、二本の横材E、中材F、縦材Gの上に金属平板、コンパネ材、エキスパンドメタル、その他の足場板Jが配置固定されている。前記隙間Dには丸パイプ(受け材)Kがある。
図9に示す吊り足場用パネルAは、図8のように高架道路や鉄橋等の架台L(図7)に吊り下げたチェーンMで図7のように一枚ずつ吊り下げ、それら多数枚の吊り足場用パネルAを前後左右に連結して吊り足場Nを形成することができる。吊り下げた多数枚の吊り足場用パネルAのうち、前後に隣接する吊り足場用パネルAは、図6のように、丸パイプCに連結パイプOを差込み、丸パイプCの上から連結パイプOに止めピンPを差込んで前後に連結している。左右に隣接する吊り足場用パネルAは図示しないクランプ等で左右に連結している。
吊り足場Nには、その上で作業する作業員の安全や防寒等のため、あるいは粉塵の飛散防止、作業部材の落下防止等のため、図8に示すように吊り足場Nの幅方向両側に側壁Qを形成することがある。側壁Qは側壁パネルRを横に並べて連結されている。また、上下二段に設けて、高架道路や鉄橋等の構造体Sの上まで囲ってある。側壁Qは吊り足場N及び構造体Sの長手方向に沿って配置される。図8の側壁パネルRには吊り足場用パネルAを使用している。
図8のように、側壁Qを備えた吊り足場Nでは、吊り足場N内で火災や震災(本願において「災害」という。)が発生した際の逃げ場(避難口)がなく、避難が困難である。この困難を解消するため、側壁の一部に間口(開口部)を設け、間口に開閉扉を設けて非常口とし、非常口の外に踊り場を設け、その下に昇降階段(避難階段)を設けたものもある。しかし、非常口から遠い場所で作業をしている場合は、災害時に非常口までたどり着くことができず避難できないこともある。また、吊り足場N内は薄暗く、空気の循環も悪く、作業環境に改善の余地がある。
特許第2647801号公報
本発明の解決課題は、吊り足場の側壁の間口にドア(扉パネル)を簡易に、体裁良く取り付けできるようにすることにある。
[側壁付き吊り足場]
本発明の側壁付き吊り足場は、多数枚の吊り足場用パネルAを高架道路、橋梁等の構造物S(図1)の下に吊り下げて、縦横に連結した吊り足場60の幅方向両側方に、側壁50を備えたものであり、その側壁50の間口10に前記扉パネル1を取り付けたものである。
本発明の側壁付き吊り足場は、複数枚の吊り足場用パネルを吊り下げて形成された吊り足場に側壁が立設された側壁付き吊り足場である。前記吊り足場用パネルは、足場枠と当該足場枠に取り付けられた足場板を備えている。前記足場枠は、間隔をあけて平行に配置された二本の足場枠縦材と当該足場枠縦材の長手方向に間隔をあけて平行に配置された二本の足場枠横パイプ材とを備えている。前記二本の足場枠横パイプ材は、二本の足場枠縦材の間であって当該足場枠縦材の長手方向両端側に配設されている。前記側壁は側壁パネルと扉パネルを備えている。前記側壁パネルは、側壁枠と当該側壁枠に取り付けられた側壁材を備えている。前記側壁枠は、間隔をあけて平行に配置された二本の側壁枠縦材と当該側壁枠縦材の長手方向に間隔をあけて平行に配置された二本の側壁枠横パイプ材を備えている。前記二本の側壁枠横パイプ材は、二本の側壁枠縦材の間であって当該側壁枠縦材の長手方向両端側に配設されている。前記側壁枠縦材に配設された両側壁枠横パイプ材は、その端面のパイプ開口部が両側壁枠縦材の端面に露出している。前記扉パネルは、扉枠と扉材と扉連結具を備えている。前記扉枠は、間隔をあけて平行に配置された二本の扉枠縦材と当該扉枠縦材の長手方向に間隔をあけて平行に配置された二本の扉枠横パイプ材を備えている。前記二本の扉枠横パイプ材は、二本の扉枠縦材の間であって当該扉枠縦材の長手方向両端側に配設されている。前記二本の扉枠縦材と二本の扉枠横パイプ材の内側に前記作業者が通過可能な開口部が形成されている。前記扉材は、前記扉連結具によって扉枠に連結され、当該扉連結材によって前記開口部を開閉可能な方向に回転可能である。前記扉枠縦材に配設された両扉枠横パイプ材は、その端面のパイプ開口部が両扉枠縦材の端面に露出している。前記側壁枠の上側の側壁枠横パイプ材と扉枠の上側の扉枠横パイプ材同士、及び、側壁枠の下側の側壁枠横パイプ材と扉枠の下側の扉枠横パイプ材同士は、側壁パネルと扉パネルを横並びに配置したときに連通するように同じ高さに設けられている。前記側壁パネルと扉パネルは、両者間に前後方向の段差が生じないように、側壁枠の側壁枠横パイプ材と扉枠の扉枠横パイプ材が連通して横並びに配置され、それら横並びに配置された側壁パネルと扉パネルが、側壁枠の側壁枠横パイプ材及び扉枠の扉枠横パイプ材と同一直線状に並ぶように当該側壁枠横パイプ材及び扉枠横パイプ材に挿入された連結具によって連結されている。前記側壁パネルは、その側壁枠横パイプ材と前記足場枠横パイプ材とが隣接するように、前記吊り足場用パネルの長手方向側方に縦向きに配置されている。前記側壁パネルと吊り足場用パネルは、当該側壁パネルの側壁枠横パイプ材と吊り足場用パネルの足場枠横パイプ材が、二つの単管クランプを備えた第一の平行クランプで保持されることによって連結されている。前記扉パネルは、その扉枠横パイプ材と前記足場枠横パイプ材とが隣接するように、前記吊り足場用パネルの長手方向側方に縦向きに配置されている。前記扉パネルと吊り足場用パネルは、当該扉パネルの扉枠横パイプ材と吊り足場用パネルの足場枠横パイプ材が、二つの単管クランプを備えた第二の平行クランプで保持されることによって連結されている。
[吊り足場側壁]
本発明の吊り足場側壁は、本発明の側壁付き吊り足場に用いる側壁である。本発明の吊り足場側壁は、前記吊り足場の幅方向側方に立設した側壁であり、側壁パネルが多数枚縦向きに配置連結されて形成され、当該側壁の一部に側壁パネルを配置しない間口を設け、その間口に前記いずれかの扉パネルを縦向きに配置連結したものである。この扉パネルはその扉枠を側壁パネルの側壁枠に開閉可能に連結しても固定してもよい。開閉可能に連結した場合は扉パネルを枠ごとあけることができる。固定した場合は扉枠の開口部内の扉材をあけることができる。
[扉パネル]
本発明の扉パネルは、本発明の側壁付き吊り足場に用いる扉パネルである。扉パネルは、複数枚の吊り足場用パネルが横向きに配置連結されて吊り足場が形成され、その吊り足場の幅方向側方に多数枚の側壁パネルが縦向き配置連結されて側壁が形成された側壁付きの吊り足場であって、その側壁の口に取付けられる扉パネルである。この扉パネルは枠の開口部に材を固定又は開閉可能に取り付けたものである。扉枠は間隔をあけて対向配置した二本の長尺材(扉枠縦材)の長手方向両端側に、短尺材(扉枠横パイプ材)を連結して、扉枠縦材と扉枠横パイプ材の内側に開口部を備えている。
前記扉枠は扉枠横パイプ材の内側に隙間をあけて横材を設けて、その横材と前記扉枠縦材の内側に開口部を設け、その開口部に材を固定又は開閉可能に取り付けたものであってもよい。
前記扉パネルは、扉枠の扉枠横パイプ材の長手方向一端側に扉枠の側面よりも外側に突出する連結具を備えたものであってもよい。その連結具は扉枠横パイプ材を枠の側面よりも外側まで突出させたもの、又は扉枠と別体の連結具を枠の側面に固定しもの、又は扉枠と別体の連結具が枠の扉枠横パイプ材に脱着可能なものであってもよい。いずれの場合も、側壁枠の短尺材(側壁枠横パイプ材)と連結可能である。
前記扉パネルの材は採光可能なものが望ましい。扉枠の開口部又は扉材に、換気手段と照明手段と採光窓のいずれか一又は二以上を設けることもできる。扉枠の扉枠横パイプ材と材(扉枠上横材、扉枠下横材)の間の隙間に、換気手段と照明手段と採光窓のいずれか一又は二以上を設けることもできる。
[側壁付き吊り足場の効果
(1)側壁パネルと扉パネルの間に段差が生じず、面一となるため、体裁がよい。また、段差に資材等が引っかかることによって作業が阻害されることがない。
)側壁の口に前記扉パネルを配置連結してあるので、吊り足場への出入りが容易になる。
)側壁の口の外側であって扉パネルの外側に踊り場がある場合は、吊り足場への作業員の出入り、資材の搬入搬出が容易になる。
吊り足場側壁の効果]
(1)側壁の一部に設けた間口に、本発明の扉パネルを設けたので、扉パネル又は扉パネルの材を開いて作業者の出入り、資材の搬入搬出ができ、採光、換気、緊急時の避難口としても利用できる。
(2)間口に設けた扉パネルの枠の構造、縦幅寸法が、側壁パネルの側壁枠の構造、縦幅寸法と同じであるため、扉パネルと側壁パネルの寸法が揃い、側壁の体裁がよい。
[扉パネルの効果]
(1)扉パネルの枠の構造が、少なくとも、側壁パネルの側壁枠の構造と同じであるため扉枠の製造が容易になる。
(2)扉枠の縦幅寸法が側壁枠の縦幅寸法と同じ場合は、側壁の口に取り付け易い。
(3)扉枠と側壁枠の縦幅寸法及び横幅寸法を同じにした場合は、側壁枠を扉枠と兼用にすることができ、製造、在庫管理、運搬等が容易になる。
(4)扉パネルに採光窓や照明手段を設けた場合は、側壁で囲われた吊り足場内を明るくして作業が可能となるため作業し易く、作業性が向上する。
(5)扉パネルに換気手段を設けた場合は側壁で囲われた吊り足場内を換気することができるため、吊り足場内を快適な作業環境に確保することができる。
本発明の側壁付き吊り足場の一例を示す斜視図。 本発明の扉パネルの説明図であって、(a)は扉枠の正面図、(b)は扉パネルの正面図、(c)は扉パネルの連結説明図、(d)は扉パネルの扉材の開閉係止説明図。 (a)〜(c)は本発明の扉パネルの開閉説明図。 (a)(b)は側壁パネルへの本発明の扉パネルの連結説明図。 り場と階段を備えた側壁付き吊り足場の一例を示す説明図。 吊り足場用パネルの連結説明図。 吊り足場用パネルを吊り下げて作った吊り足場の説明図。 従来の側壁付き吊り足場の斜視図。 従来の吊り足場用パネルの説明図。
(扉パネルの実施形態)
本発明の扉パネルの一例を図2(b)に示す。この扉パネル1は図1のように、多数枚の吊り足場用パネルAを吊り下げた吊り足場60の幅方向両側方に、多数枚の側壁パネル40を縦向きに配置連結して形成された側壁50の間口10に取付けて使用するものである。
[扉パネルの扉枠]
図2(b)の扉パネル1は、間隔をあけて対向配置された二本の角パイプ(長尺材:扉枠縦材)4と、両扉枠縦材4の長手方向両端部に配置連結された二本の丸パイプ(短尺材:扉枠横パイプ材)5と、扉枠横パイプ材5の内側に隙間(上側隙間及び下側隙間)6をあけて配置連結された横材(横桟:扉枠上横材、扉枠下横材)7と、それらで囲われた開口部8を備えている。扉枠2は横材7のないものであってもよい。この場合は、二本の扉枠縦材4と二本の扉枠横パイプ材5の内側に開口部8が形成される。
本発明では、図2(a)に示す扉枠2の横幅寸法、縦幅寸法を基本寸法とし、それ以外の寸法に設計することもできる。例えば、横幅寸法は基本寸法の横幅の2倍、3倍、・・・とし、縦幅寸法は基本寸法の1.5倍、2倍、・・・といったようにすることができる。場合によっては、扉枠2の縦幅寸法は側壁の縦幅寸法と異なってもよい。
[扉パネル]
本発明の扉パネルは、前記扉枠2の開口部8に、扉材3を固定又は開閉可能に取り付けてある。図2(b)に示す扉パネル1は、前記扉枠2の開口部8内に扉材3を配置し、その扉材3の一方の縦長辺を一方の扉枠縦材4に連結具9で開閉可能に連結して図3(a)に示すような片開き式にしてある。
[扉パネルの扉材]
前記扉枠2の前記構造は側壁パネル40の側壁枠の構造と同じ構造である。扉枠2の縦幅寸法は側壁枠の縦幅寸法と同じであり、横幅寸法は側壁枠の横幅寸法と同じ又はその整数倍である。ここで、「同じ」とは「ほぼ同じ」を含むものであり、本願発明の詳細な説明、特許請求の範囲において使用する「同じ」も同様である。
前記扉枠2の構造は足場枠の構造とも同じであってもよい。また、扉枠2の縦幅寸法は足場枠の縦幅寸法とも同じであってもよく、扉枠2の横幅寸法は足場枠の横幅寸法と同じ又はその整数倍であってもよい。
前記扉材3は採光、換気等ができない金属板とか木材等であってもよいが、採光可能な透明或いは半透明な樹脂板、換気も採光も可能なパンチングメタル、メッシュ等の各種材料を使用することができる。扉材3には換気扇、照明具等を取り付けることもできる。
図2(b)では扉材3にフック(係止具)20を止めピン21で回転可能に取り付けてある。この係止具20は回転させて扉枠2の係止受け具(受けピン)22に係止すると扉材3を扉枠2に係止することができ、図2(d)のように、係止具20を逆回転させて係止受け具22から外すと扉材3をあけることができるようにしてある。係止具20や係止受け具22は扉材3が勝手に開かないように保持できるものであれば、図示したもの以外の止め構造であってもよい。
図1に示す扉パネル1は図3(a)に示すような片開き式のものであるが、扉パネル1はこれ以外であってもよく、例えば、図3(c)に示すように扉枠2に回転可能に取り付けた縦軸回転式のものや各種引き戸式のもの(図示しない)などであってもよい。
[扉パネルの連結部]
図2(a)の扉枠2の扉枠横パイプ材5の長手方向一端側には、一方の扉枠縦材4よりも外側に突出する連結具(例えば、丸パイプ)25が突設されている。連結具25は扉枠横パイプ材5(図2(a))を扉枠2の側面よりも外側まで突出させたものであってもよいし、扉枠2と別体の丸パイプ25を扉枠2の側面に固定したものでもよい。図2(c)に示すように、差し込み孔26と長孔27をあけた丸パイプ25の一端を扉枠2の扉枠横パイプ材5に差し込み、他端側を扉枠横パイプ材5の外に突出させたものでもよい。この場合は、扉枠2の扉枠横パイプ材5の外から差し込んだピンを前記差し込み孔26に差込んで連結具25を扉枠横パイプ材5に連結する。前記いずれの場合も、連結具25は側壁50の間口10(図1)の側壁パネル40の扉枠横パイプ材5内に挿入して扉枠横パイプ材5と連結できるものである。
[扉パネルの採光窓、照明手段、換気手段]
扉パネル1の扉枠2の上下の隙間6(図2(a))は採光窓、照明手段、換気手段等とすることができる。採光窓とする場合は隙間6を開口したままにしておくとか、透光板を貼るなどして外部から採光できるようにする。照明手段とする場合は隙間6にLEDやその他の照明具を取り付ける。換気手段とする場合は隙間6に換気扇(ファン)を取り付ける。前記組み合わせとする場合は、一つの隙間6に照明具と換気扇を取り付けるとか、一つの隙間の一部を採光窓にし、他の一部に照明具や換気扇等を取り付けることができる。隙間6の広さは設置する照明具、換気扇の大きさや形状に応じて適宜設計することができる。
[扉パネルの他例]
図2(b)に示す扉パネル1は、扉材3が扉枠2に開閉可能に取り付けられている場合であるが、本発明の扉パネル1は扉材3が扉枠2に固定した固定式であってもよい。固定式の扉パネル1の場合は、図3(b)に示すように、扉パネル1を側壁パネル40に開閉可能に連結して観音開き式として使用することができる。また、吊り足場用パネルA(図1)として使用することも、側壁パネル40(図1)として使用することもできる。吊り足場用パネルAとして使用する場合は扉枠2が足場枠、扉材3が足場材となる。また、扉枠縦材は足場枠縦材、扉枠横パイプ材は足場枠横パイプ材、扉枠上横材は足場枠上横材、扉枠下横材は足場枠下横材となる。側壁パネル40として使用する場合は扉枠2が側壁枠、扉材3が側壁材となる。また、扉枠縦材は側壁枠縦材、扉枠横パイプ材は側壁枠横パイプ材、扉枠上横材は側壁枠上横材、扉枠下横材は側壁枠下横材となる。
吊り足場側壁の実施形態)
本発明における吊り足場側壁は、従来の吊り足場Nに側壁Qを連結する図8の場合と同じ要領で形成することができる。具体的には、図8に示す吊足場用パネルAを側壁パネル40として使用し、その側壁パネル40を図1のように吊り足場60の側方に縦向きに配置連結して組み立ててある。この連結には、二つの単管クランプを背中合わせにして回転可能に連結した平行クランプを使用すると便利である。吊り足場用パネルAと側壁パネル40の連結にも平行クランプを使用することができる。
側壁50には側壁パネル40を設けずに間口10(図1、図3(b))を設ける。間口10は側壁50の任意の箇所に設けることができる。間口10の縦幅寸法は側壁パネル40の縦幅寸法と同じである。横幅寸法は側壁パネル40の横幅寸法と同じ寸法、又は二倍以上の整数倍の寸法とすることができる。
[側壁への扉パネルの連結]
前記間口10には本発明の扉パネル1を配置する。間口10が図3(a)のように扉パネル1の一枚分の広さ(横サイズ)の場合は、一枚の扉パネル1を開閉可能に配置し、図3(b)のように扉パネル1の二枚分の広さの場合は、二枚の扉パネル1を開閉可能に配置する。いずれの場合も、間口10に図4(a)(b)のように配置した扉パネル1は間口10の両外側の側壁パネル40の側壁枠に固定又は開閉可能に連結する。連結手段は前記平行クランプや他の任意の手段とすることができる。扉パネル1を図3(a)のように間口10に固定した場合は扉パネル1の扉材3を開閉して開口部8を開閉する。扉パネル1を図3(b)のように間口10に開閉可能に取り付けた場合は、扉パネル1を開閉して間口10を開閉する。扉パネル1の扉材3が図3(c)のような回転式の場合は、その扉枠2を側壁パネル40の側壁枠に固定し、扉材3を回転させることにより間口10を開閉する。
(側壁付き吊り足場の実施形態)
本発明の側壁付き吊り足場は、図1のように多数枚の吊り足場用パネルAを水平に吊るして縦横に連結して吊り足場60を形成し、その両側方の上方に側壁パネル40を配置連結して側壁50を設ける、この側壁50は前記した吊り足場側壁、即ち、間口10に扉パネル1を備えた側壁とする。
[踊り場]
前記側壁付き吊り足場は、吊り足場60の外側であって、間口10に取り付けた扉パネル1の外側に、図5のように踊り場(外足場)30を設けることもできる。この場合は、扉パネル1を開いて吊り足場60と踊り場30を往来することができる。この踊り場30も前記吊り足場用パネルAを利用して組み立てることができる。図5のように踊り場30の下には階段31を設けることができる。踊り場30、階段31は災害発生時の避難用として利用することができる。
本発明の扉パネル1は、側壁パネル40としても使用することができる。吊り足場60を仕切る間仕切り壁(図示しない)として使用することもできる。
1 扉パネル
2 扉枠
3 扉材
4 角パイプ(長尺材:扉枠縦材、側壁枠縦材、足場枠縦材
5 丸パイプ(短尺材:扉枠横パイプ材、側壁枠横パイプ材、足場枠横パイプ材
6 隙間(上側隙間、下側隙間)
7 横材(横桟:扉枠上横材、扉枠下横材、側壁枠上横材、側壁枠下横材、足場枠上横材、足場枠下横材
8 開口部
9 連結具
10 間口
20 フック(係止具)
21 止めピン
22 係止受け具
25 連結具(丸パイプ)
30 踊り場(外足場)
31 階段
40 側壁パネル
50 側壁
60 り足場
A 吊り足場用パネル
B 角パイプ(長尺材)
C 丸パイプ(短尺材)
D 隙間
E 横材
F 中材
G 縦材
H 開口部
I 足場枠
J 足場板
K 丸パイプ(受け材)
L 架台
M チェーン
N (従来の)吊り足場
O 連結パイプ
P 止めピン
Q (従来の)側壁
R (従来の)側壁パネル
S 構造物

Claims (12)

  1. 数枚の吊り足場用パネルを吊り下げて形成された吊り足場に側壁が立設された側壁付き吊り足場において、
    前記吊り足場用パネルは、足場枠と当該足場枠に取り付けられた足場板を備え、
    前記足場枠は、間隔をあけて平行に配置された二本の足場枠縦材と当該足場枠縦材の長手方向に間隔をあけて平行に配置された二本の足場枠横パイプ材とを備え、
    前記二本の足場枠横パイプ材は、二本の足場枠縦材の間であって当該足場枠縦材の長手方向両端側に配設され、
    前記側壁は側壁パネルと扉パネルを備え、
    前記側壁パネルは、側壁枠と当該側壁枠に取り付けられた側壁材を備え、
    前記側壁枠は、間隔をあけて平行に配置された二本の側壁枠縦材と当該側壁枠縦材の長手方向に間隔をあけて平行に配置された二本の側壁枠横パイプ材を備え、
    前記二本の側壁枠横パイプ材は、二本の側壁枠縦材の間であって当該側壁枠縦材の長手方向両端側に配設され、
    前記側壁枠縦材に配設された両側壁枠横パイプ材は、その端面のパイプ開口部が両側壁枠縦材の端面に露出しており、
    前記扉パネルは、扉枠と扉材と扉連結具を備え、
    前記扉枠は、間隔をあけて平行に配置された二本の扉枠縦材と当該扉枠縦材の長手方向に間隔をあけて平行に配置された二本の扉枠横パイプ材を備え、
    前記二本の扉枠横パイプ材は、二本の扉枠縦材の間であって当該扉枠縦材の長手方向両端側に配設され、
    前記二本の扉枠縦材と二本の扉枠横パイプ材の内側に前記作業者が通過可能な開口部が形成され、
    前記扉材は、前記扉連結具によって扉枠に連結され、当該扉連結材によって前記開口部を開閉可能な方向に回転可能であり、
    前記扉枠縦材に配設された両扉枠横パイプ材は、その端面のパイプ開口部が両扉枠縦材の端面に露出しており、
    前記側壁枠の上側の側壁枠横パイプ材と扉枠の上側の扉枠横パイプ材同士、及び、側壁枠の下側の側壁枠横パイプ材と扉枠の下側の扉枠横パイプ材同士は、側壁パネルと扉パネルを横並びに配置したときに連通するように同じ高さに設けられ、
    前記側壁パネルと扉パネルは、両者間に前後方向の段差が生じないように、側壁枠の側壁枠横パイプ材と扉枠の扉枠横パイプ材が連通して横並びに配置され、それら横並びに配置された側壁パネルと扉パネルが、側壁枠の側壁枠横パイプ材及び扉枠の扉枠横パイプ材と同一直線状に並ぶように当該側壁枠横パイプ材及び扉枠横パイプ材に挿入された連結具によって連結され、
    前記側壁パネルは、その側壁枠横パイプ材と前記足場枠横パイプ材とが隣接するように、前記吊り足場用パネルの長手方向側方に縦向きに配置され、
    前記側壁パネルと吊り足場用パネルは、当該側壁パネルの側壁枠横パイプ材と吊り足場用パネルの足場枠横パイプ材が、二つの単管クランプを備えた第一の平行クランプで保持されることによって連結され、
    前記扉パネルは、その扉枠横パイプ材と前記足場枠横パイプ材とが隣接するように、前記吊り足場用パネルの長手方向側方に縦向きに配置され、
    前記扉パネルと吊り足場用パネルは、当該扉パネルの扉枠横パイプ材と吊り足場用パネルの足場枠横パイプ材が、二つの単管クランプを備えた第二の平行クランプで保持されることによって連結された、
    ことを特徴とする側壁付き吊り足場
  2. 請求項1記載の側壁付き吊り足場において、
    側壁枠の側壁枠縦材と扉枠の扉枠縦材は同じ長さである、
    ことを特徴とする側壁付き吊り足場
  3. 請求項1又は請求項2記載の側壁付き吊り足場において、
    扉枠の横幅寸法が側壁枠の横幅寸法と同じ又は側壁枠の横幅寸法の整数倍の寸法である
    ことを特徴とする側壁付き吊り足場
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の側壁付き吊り足場において、
    扉枠の横幅寸法が足場枠の横幅寸法と同じ又は足場枠の横幅寸法の整数倍の寸法である、
    ことを特徴とする側壁付き吊り足場。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の側壁付き吊り足場において、
    側壁枠の横幅寸法が足場枠の横幅寸法と同じ又は足場枠の横幅寸法の整数倍の寸法である、
    ことを特徴とする側壁付き吊り足場。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の側壁付き吊り足場において、
    連結具が、扉枠横パイプ材及び側壁枠横パイプ材と別体である、
    ことを特徴とする側壁付き吊り足場
  7. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の側壁付き吊り足場において、
    扉枠の開口部に、扉材の他に、換気手段と照明手段と採光窓のいずれか一又は二以上が設けられた、
    ことを特徴とする側壁付き吊り足場
  8. 請求項から請求項のいずれか1項に記載の側壁付き吊り足場において、
    扉枠の上側の扉枠横パイプ材の下側に扉枠上横材が設けられ、
    前記扉枠の下側の扉枠横パイプ材の下側に扉枠下横材が設けられ、
    前記扉枠上横材は、当該扉枠上横材と前記上側の扉枠横パイプ材の間に扉枠上側隙間が形成されるように前記上側の扉枠横パイプ材から離れた位置に設けられ、
    前記扉枠下横材は、当該扉枠下横材とし前記下側の扉枠横パイプ材の間に扉枠下側隙間が形成されるように前記下側の扉枠横パイプ材から離れた位置に設けられ、
    前記上側隙間と下側隙間に、換気手段と照明手段と採光窓のいずれか一又は二以上が設けられた、
    ことを特徴とする側壁付き吊り足場
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の側壁付き吊り足場において、
    吊り足場に立設された側壁よりも外側に踊り場が設けられ、
    前記踊り場は、吊り足場を構成する吊り足場用パネルと同じ足場用パネルを複数枚組みあわせて形成された、
    ことを特徴とする側壁付き吊り足場
  10. 請求項9記載の側壁付き吊り足場において、
    吊り足場と踊り場は扉パネルによって仕切られ、当該扉パネルの扉材を開くことによって、作業者が吊り足場と踊り場の間を往来できるように連通する、
    ことを特徴とする側壁付き吊り足場
  11. 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の側壁付き吊り足場に用いる吊り足場側壁。
  12. 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の側壁付き吊り足場に用いる扉パネル。
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