JP6639226B2 - 仮設構造物用朝顔パネル - Google Patents

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Description

本発明は、橋梁や建築物等の構築物についての保守、点検、塗装、解体、建築等の作業を行う際に、構築物の周辺に組み立てられる仮設構造物に鉛直方向に対する傾斜角度をもって取り付けられることにより、作業空間と外部空間との間を仕切るための朝顔パネルに係り、土木作業現場や建築作業現場等の各種の作業現場で用いられるものである。
橋梁や建築物等の構築物についての保守、点検、塗装、解体、建築等の作業を行う際には、構築物の周辺に組み立てられる仮設構造物に朝顔パネルを鉛直方向に対する傾斜角度をもって取り付けることにより、朝顔パネルで作業空間と外部空間との間を仕切ることが行われ、このような朝顔パネルは、下記の特許文献1に示されている。
特開2008−115644号公報(図10)
朝顔パネルを仮設構造物に取り付けると、仮設構造物で形成される作業空間は、朝顔パネルにより外部空間と遮断又は略遮断された状態の空間となる。
本発明の目的は、仮設構造物に取り付けても、この仮設構造物で形成される作業空間についての通気性を確保することができるようになる仮設構造物用朝顔パネルを提供するところにある。
本発明に係る仮設構造物用朝顔パネルは、仮設構造物に、鉛直方向に対する傾斜角度をもって取り付けられる仮設構造物用朝顔パネルにおいて、パネル厚さ方向に貫通していて通気が可能となった開口部が設けられていることを特徴とするものである。
本発明に係る仮設構造物用朝顔パネルには、パネル厚さ方向に貫通していて通気が可能となった開口部が設けられているため、仮設構造物で形成される作業空間は、外部空間と遮断又は略遮断された状態の空間にはならず、作業空間と外部空間との間で通気性を確保できることになるため、作業空間の作業環境を改善することができる。
なお、本発明において、通気が可能となっているとは、空気の流通性だけが確保されているのではなく、煙の流通性や、塵埃の流通性が確保されていることをも含むものである。
以上の本発明において、開口部は常時開口しているものでもよいが、開口部を蓋体により開閉可能とすることが好ましい。
後者のように開口部を蓋体により開閉可能とした場合には、例えば、通常時の開口部を蓋体により閉じておき、作業空間の換気等を行うことが必要になったときに蓋体を開くことにより、開口部の通気性を確保することができるようになり、開口部の開閉を必要に応じて選択的に行えるようになる。
また、このように開口部を蓋体により開閉可能とする場合には、蓋体を本発明に係る朝顔パネルに対し取り付け、取り外し可能とすることにより、開口部を蓋体により開閉できるようにしてもよく、あるいは、蓋体を、開閉用ヒンジを中心に開閉自在にして本発明に係る朝顔パネルに取り付けてもよい。
後者によると、蓋体は、開閉用ヒンジにより本発明に係る朝顔パネルに開閉自在に取り付けられるため、蓋体についての取り扱い性を向上させることができる。
また、蓋体は1個の蓋部材からなるものでもよく、あるいは、蓋体を、折畳用ヒンジを介して折り畳み自在に連結された複数の蓋部材により形成してもよい。
後者のように蓋体を、折畳用ヒンジを介して折り畳み自在に連結された複数の蓋部材により形成した場合には、蓋体の面積は、複数の蓋部材の合計面積となるため、蓋体の面積を大きくすることができ、このため、この蓋体で開閉される開口部も大きくすることができ、これにより、開口部による充分の通気性を確保できるようになる。
また、本発明に係る朝顔パネルには、開閉用ヒンジを中心に開き回動させたときの蓋体を止めておくための蓋体止め具を設けておくことが好ましい。
これによると、開口部を開いた蓋体を、蓋体止め具により、開口部を開いた状態に止めておくことができるため、開口部の開口状態を維持できるようになる。
また、本発明に係る朝顔パネルに設ける開口部は、多孔性部材を含んで形成された覆い体により遮閉された状態とすることが好ましい。
これによると、作業空間と外部空間との間を仕切る部材となっている本発明に係る朝顔パネルに開口部を設けても、例えば、作業空間から外部空間へ作業工具等の物品が飛び出すことを覆い体により防止でき、また、開口部の通気性は多孔性部材により確保することができる。
なお、多孔性部材は、例えば、エキスパンドメタルによるものでもよく、パンチングメタルによるものでもよく、金網部材によるものでもよく、小孔が多数形成されているものであれば、任意の材料によるものでよい。
また、本発明において、覆い体は、本発明に係る朝顔パネルに固定的に取り付けてもよく、あるいは、本発明に係る朝顔パネルに、開口部を開閉する方向にスライド可能に配置してもよい。
後者のよう覆い体を、本発明に係る朝顔パネルに開口部を開閉する方向にスライド可能に配置にした場合には、覆い体の開きスライドにより、開口部の一部又は全部を、覆い体で遮閉されていない箇所とすることができるため、この箇所において、例えば、電気配線等を開口部に挿通させることができるようになる。
また、このように覆い体を、本発明に係る朝顔パネルに開口部を開閉する方向にスライド可能に配置にする場合には、覆い体を、弾性部材により開口部を閉じる方向に弾性付勢するようにしてもよい。
これによると、覆い体を、開口部を開ける方向にスライドさせても、覆い体は、弾性部材の弾性付勢力により開口部を閉じる方向に自ずとスライドするため、覆い体の閉じ忘れをなくすことができ、また、開口部に上記電気配線等を挿通させても、覆い体の閉じスライドは、この電気配線の箇所で停止するため、開口部のうち、電気配線等が挿通されていない箇所だけを覆い体で遮閉された状態にすることができるようになる。
以上説明した本発明に係る朝顔パネルの全体形状は、この朝顔パネルが取り付けられる仮設構造物の形状や構造等に応じて任意の形状とすることができ、その一例の全体形状は、縦長の長方形である。
このように本発明に係る朝顔パネルの全体形状を縦長の長方形とする場合には、長さ方向の中央部又は略中央部の両側に前述した開口部を2個設けてもよい。
これによると、本発明に係る朝顔パネルを上下逆にしても用いることができるようになる。
なお、本発明に係る朝顔パネルの全体形状は、横長の長方形でもよく、あるいは、正方形でもよく、あるいは、三角形や逆三角形でもよく、台形や逆台形等でもよい。
さらに、本発明に係る朝顔パネルは、仮設構造物が組み立てられる各種の作業現場で用いることができ、すなわち、この作業現場は、橋梁や建築物等の構築物についての保守、点検が行われる作業現場でもよく、塗装が行われる作業現場でもよく、解体が行われる作業現場でもよく、建築が行われる作業現場でもよく、土木の作業現場でもよい。
本発明によると、仮設構造物で形成される作業空間についての通気性を確保できるようになるという効果を得られる。
図1は、本発明の一実施形態に係る朝顔パネルが取り付けられた仮設構造物となっている吊り棚足場を示す側面図である。 図2は、図1のS2矢視図である。 図3は、朝顔パネルの表面図である。 図4は、朝顔パネルの裏面図である。 図5は、朝顔パネルの裏面斜視図である。 図6は、図3のS6矢視図である。 図7は、図3のS7−S7線断面図である。 図8は、図3のS8−S8線断面図である。 図9は、図3のS9矢視図である。 図10は、図3のS10矢視図である。 図11は、それぞれが大蓋体で開閉される2個の開口部のうち、一方の蓋体を開けることにより一方の開口部を開口状態としたときを示す朝顔パネルの表面図である。 図12は、図11のS12矢視図である。 図13は、図11で示されている構造の一部を示す拡大図である。 図14は、2個設けられている小蓋体のうち、一方の小蓋体を開けたときを示す朝顔パネルの表面図である。
以下に本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。図1は、橋梁等の構築物に、この構築物についての保守、点検、塗装等の作業を行うために、本実施形態の仮設構造物となっている吊り棚足場1を設けた場合を示している。この吊り棚足場1は、図1の左右方向や前後方向に複数並設された足場布板2により構成され、作業者が乗って歩くためのそれぞれの足場布板2は、構築物の構造材となっているH型鋼3に吊下チェーン4により吊り下げられている。吊り棚足場1を構成している足場布板2のうち、吊り棚足場1における図1の左右方向の端部に配置されている足場布板2には、本実施形態に係る朝顔パネル20の下端部が取付具5により取り付けられている。
図2は、この朝顔パネル20の表裏両面のうち、吊り棚足場1側の面である表面を示している図1のS2矢視図である。朝顔パネル20は、複数の朝顔パネルによる朝顔パネル壁を形成するために一般の朝顔パネル120と並設されており、この並設方向は、図1の前後方向(図1の紙面表裏方向)であり、一般の朝顔パネル120の下端部も、図2で示されているそれぞれの足場布板2に図1の取付具5で取り付けられている。朝顔パネル20と朝顔パネル120には、これらの朝顔パネル20,120に結合されたクランプ6で保持された連結パイプ7が架け渡され、朝顔パネル20,120同士を連結しているこの連結パイプ7には、図1で示す張出パイプ8がダブルクランプ9により結合されており、そして、この張出パイプ8は、H型鋼3に連結具10で結合されている。また、図2に示されているように、一般の朝顔パネル120には、吊り部材11が設けられており、この吊り部材11に、図1に示されているように、H型鋼3に連結された連結チェーン12を係合させている。
このため、吊り棚足場1を構成している足場布板2に下端部が取り付けられている朝顔パネル20,120は、張出パイプ8や連結チェーン12によりH型鋼3に連結されており、そして、朝顔パネル20,120は、図1に示されているように、鉛直方向に対する傾斜角度をもって、具体的には、朝顔パネル20,120の表面が足場布板2に対し鈍角をなす角度をもって足場布板2に取り付けられている。
なお、朝顔パネル20,120の表面とは、朝顔パネル20,120の表裏両面のうち、足場布板2の上を乗って歩く作業者と対面する側の面、言い換えると、仮設構造物である吊り棚足場1で形成される作業空間の側の面のことである。また、朝顔パネル20,120の全体形状は、図2に示されているように、縦長の四角形となっている。
図3は、朝顔パネル20の表面図であり、図4は、朝顔パネル20の裏面図であり、図5は、朝顔パネル20の裏面斜視図である。また、図6は、図3のS6矢視図であり、図7は、図3のS7−S7線断面図である。これらの図3〜図7で分かるように、本実施形態に係る朝顔パネル20は、図3の左右方向となっている朝顔パネル20の幅方向の両側に配置された2本の主桁21,22と、上下方向が長さ方向となっているこれらの主桁21,22の間に、上下方向に5本設けられていて、左右方向が長さ方向となっている小梁23〜27とが構造材となって形成されたものとなっており、溶接等で互いに結合されている主桁21,22と小梁23〜27は、図6及び図7に示されているように、チャンネル材により形成されている。
図3及び図4から分かるように、小梁23〜27のうち、小梁25は、全体形状が縦長の四角形となっている朝顔パネル20の長さ方向の中央部に配置され、図7からも分かるように、小梁25よりも上側に設けられている小梁23と24は、朝顔パネル20の長さ方向に小さな間隔を開けて、朝顔パネル20の上端部よりも下側の箇所に配置されており、また、小梁25よりも下側に設けられている小梁26と27は、朝顔パネル20の長さ方向に小さな間隔を開けて、朝顔パネル20の下端部よりも上側の箇所に配置されており、これらの小梁23,24と小梁26,26は、小梁25に対し上下対称位置に配置されている。
図3に示されているように、朝顔パネル20の表面には、小梁25から上下方向へ同じ長さが延びている大面積の遮閉板28が2本の主桁21,22に架け渡されて配置され、この遮閉板28は、ビス等の止着具29で主桁21,22に止着されている。また、朝顔パネル20の表面には、上下方向の寸法が小さい小面積の遮閉体30,31が、小梁23,24の配置箇所と小梁26,27の配置箇所とにおいて、2本の主桁21,22に架け渡されて配置され、これらの遮閉板30,31は、ビス等の止着具32で主桁21,22に止着されている。
遮閉板28と遮閉板30との間には、大きな面積を有する大蓋体33が配置され、また、遮閉板28と遮閉板31との間にも、大蓋体33と同じ大きな面積を有する大蓋体34が配置されている。左右寸法が遮閉板28,30,31の左右寸法と同じ又は略同じになっているこれらの大蓋体33,34は、遮閉板28側から遮閉板30,31側へ上下に並べられた2枚の蓋部材35,36で形成されており、蓋部材35は、開閉用ヒンジ37で遮閉板28に回動自在に連結され、蓋部材35と蓋部材36は、折畳用ヒンジ38で回動自在に連結されている。したがって、蓋部材35は、開閉用ヒンジ37を中心に遮閉板28に対し開閉自在となっているとともに、蓋部材35と蓋部材36は、折畳用ヒンジ38において、折り畳み自在となっている。そして、大蓋体33,34全体としては、開閉用ヒンジ37を中心に遮閉板28に対し開閉自在となっている。
図11には、2個の大蓋体33,34のうち、代表例として大蓋体34を開いたときの状態が示されている。図12は、図11のS12矢視図である。この図12から分かるように大蓋体33,34を開くときには、折畳用ヒンジ38で蓋部材36を蓋部材35の上側にして一度折り畳んだ後に、開閉用ヒンジ37を中心に蓋部材35を遮閉板28に対し開き回動させ、これにより、蓋部材36を蓋部材35の下側にする。図3に示されているように、蓋部材36の端部には、指を挿入することができる貫通孔39が形成されており、大蓋体33,34を操作するための操作部となっているこの貫通孔39に指を挿入することにより、以上のように折畳用ヒンジ38で蓋部材36と蓋部材35を折り畳み、開閉用ヒンジ37を中心に蓋部材35を遮閉板28に対し開き回動させることにより、大蓋体33,34を開く作業を行うことができる。
図3に示されているように、遮閉板28には、上述のようにして開いた大蓋体33,34を止めておくための蓋体止め具40が、2個の大蓋体33,34ごとに設けられている。これらの蓋体止め具40は、図12に示されているように、遮閉板28に立設されたピン40Aと、このピン40Aの上部に、ピン40Aを中心に回動自在に取り付けられた押え部材40Bとを有するものであり、ピン40Aの位置は押え部材40Bの中心部から偏心した位置となっているため、押え部材40Bを回動させることにより、この押え部材40Bで上から蓋部材35を押えることができ、これにより、大蓋体33,34の開き状態を維持することができるようになっている。
図3で示した遮閉体30,31には、上下寸法が大蓋体33,34よりも小さいために大蓋体33,34よりも小さい面積を有する小蓋体41,42が、開閉用ヒンジ43により取り付けられており、大蓋体33,34と同じ又は略同じ左右寸法を有しているこれらの小蓋体41,42は、開閉用ヒンジ43を中心に遮閉板30,31に対し開閉自在となっている。なお、小蓋体41における開閉用ヒンジ43側とは反対側の端部となっている上端部には、アングル材による端部材44が取り付けされており、小蓋体42における開閉用ヒンジ43側とは反対側の端部となっている下端部にも、アングル材による端部材44が取り付けられている。
図14には、2個の小蓋体41,42のうち、代表例として小蓋体42を、開閉用ヒンジ43を中心に開いたときの状態が示されている。小蓋体41,42を開いたときに現れる朝顔パネル20の上下両端部の内部には、丸パイプによる横架部材45が2本の主桁21,22の間に架け渡されており、この横架部材45の両端部は、図6に示されているように、窪み変形加工された窪み変形部45Aとなっており、これらの窪み変形部45Aが主桁21,22に溶接等で結合され、これにより、横架部材45のうち、両端部を除く箇所の一部は、朝顔パネル20の裏面から、言い換えると、主桁21,22の背面から外部へ露出している。
また、それぞれの横架部材45には、図5や図6に示されているように、小蓋体41,42を閉じたときに、これらの小蓋体41,42を受けることができる受け部材46〜48が取り付けられている。
2個の大蓋体33,34のうち、代表例として大蓋体34を開いたときの状態を示している図11のように、大蓋体34を開くと、朝顔パネル20の内部に配置されている覆い体49が現れる。図4及び図5でも示されているこの覆い体49は、大蓋体34を開いたときに朝顔パネル20の厚さ方向に貫通している四角形の開口部50を遮閉された状態としているものである。また、大蓋体33を開いた場合には、朝顔パネル20の内部に配置されている図4及び図5の覆い体51が現れ、この覆い体51は、大蓋体33を開いたときに朝顔パネル20の厚さ方向に貫通している四角形の開口部52を遮閉された状態としているものである。
このため、前述したように全体形状が縦長の四角形となっている本実施形態に係る朝顔パネル20には、この朝顔パネル20の上下方向の中央部に配置された遮閉板28の上下両側において、言い換えると、朝顔パネル20の長さ方向の中央部の両側において、大蓋体33,34を開けたときに現れる2個の開口部50,52が設けられており、朝顔パネル20の厚さ方向に貫通しているこれらの開口部50,52は、大蓋体33,34により開閉されるものとなっている。
また、図3で説明したように、大蓋体33の上側には、小蓋体41が開閉用ヒンジ43で遮閉板30に対し開閉自在に配置され、大蓋体33の下側には、小蓋体42が開閉用ヒンジ43で遮閉板31に対し開閉自在に配置されているとともに、これらの小蓋体41,42を開けたときに現れる朝顔パネル20の内部には、図4及び図5に示されているように、横架部材45が2本の主桁21,22に架け渡されて配置されており、これらの横架部材45には、小蓋体41,42を閉じたときにこれらの小蓋体41,42を受けるための受け部材46〜48が取り付けられている。
図3のS7−S7線断面図である図7には、2個の覆い体49,51が示されており、図3のS8−S8線断面図である図8には、2個の覆い体49,51のうち、覆い体51が示されている。これらの覆い体49,51は、開口部50,52の面積よりも大きい四角形の面積を有する面状の主部材55と、この主部材55の表裏両面に配置され、主部材55の周囲及び中間部に配置された枠部材56、57とからなるものであり、主部材55と枠部材56,57はリベット等の止着具で結合されている。開口部50,52の全体を覆う面積を有する主部材55は、多数の小孔が形成された多孔性部材となっており、この主部材55は、例えば、エキスパンドメタルで形成されている。
このため、大蓋体33,34を開いたときに現れる開口部50,52が、覆い体49,51により遮閉された状態になっていても、主部材55に多数設けられている小孔により、開口部50,52は、朝顔パネル20で仕切られる2つの空間の間での通気が可能なものとなっている。
図3に示されているように、朝顔パネル20の左右両側の側面のうち、一方の側面の上下両端部のそれぞれの近傍には、この側面から突出している2個の第1連結部61が設けられている。図3のS9矢視図である図9は、同一の構造及び形状となっているこれらの第1連結部61のうち、下側の第1連結部61を代表例として示している。第1連結部61は、朝顔パネル20の前述した表面側から裏面側へV字状に閉じた形状、言い換えると、雄型の形状となっている連結部材62と、この連結部材62における朝顔パネル20の表面側の開口部を塞ぐように配置された板状の塞ぎ部材63とを有するものとなっている。図4及び図6に示されているように、それぞれの第1連結部61と一致する位置において、朝顔パネル20の内部には、ボックス状の第1ベース部材64が、前述の2本の主桁21,22のうち、主桁22に固定されて配置されており、この第1ベース部材64の内部において、連結部材62の基部と塞ぎ部材63の基部とが第1ベース部材64に結合されている。そして、図9に示されているように、主桁22に第1ベース部材64の形状と対応させて四角形状に形成された孔22Aから連結部材62と塞ぎ部材63が突出している。
また、図3に示されているように、朝顔パネル20の左右両側の側面のうち、他方の側面の上下両端部のそれぞれの近傍には、この側面から突出している2個の第2連結部65が設けられている。図3のS10矢視図である図10は、同一の構造及び形状となっているこれらの第2連結部65のうち、下側の第2連結部65を代表例として示している。第2連結部65は、朝顔パネル20の裏面側から表面側へV字状に開いた形状、言い換えると、雌型の形状となっている連結部材66と、この連結部材66を朝顔パネル20の裏面側から支持するコ字形状の支持部材67とを有するものとなっている。図4及び図6に示されているように、それぞれの第2連結部65と一致する位置において、朝顔パネル20の内部には、ボックス状の第2ベース部材68が、前述の2本の主桁21,22のうち、主桁21に固定されて配置されており、この第2ベース部材68の内部において、連結部材66の基部と支持部材67の基部とが第2ベース部材68に結合されている。そして、図10に示されているように、主桁21に第2ベース部材68の形状と対応させて四角形状に形成された孔21Aから連結部材66と支持部材67が突出している。
以上の第1連結部61と第2連結部65は、雄型及び雌型の形状になっているため、第1連結部61を第2連結部65に、朝顔パネル20の表面側から嵌合できるようになっている。
図4及び図5に示されているように、前述の2本の主桁21,22と共に朝顔パネル20の構造材となっている上下5本の小梁23〜27のうち、朝顔パネル20の長さ方向の中央部に配置された小梁25には、朝顔パネル20の厚さ方向に長い長さを有するナット70が介在部材71を介して結合されている。また、それぞれの第1ベース部材64と第2ベース部材68にも、朝顔パネル20の厚さ方向に長い長さを有するナット70が結合されている。そして、図3に示されているように、前述した遮閉板28と小蓋体41,42には、これらのナット70を朝顔パネル20の表面側に露出させるための孔28A,41A,42Aが設けられている。
なお、これらのナット70は、朝顔パネル20に、図1で示した吊り棚足場1と関係する部材等を結合できるようにするためのものである。
図8に示されているように、朝顔パネル20の内部には、前述した覆い体51の左右両側において、2本のレール部材72,73が配置されており、これらのレール部材72,73は、レール部材72について示している図7から分かるように、前述の小梁24〜26に跨るものとなっている。また、レール部材72,73には、図8に示されているように、取付片部72A,73Aが設けられており、これらの取付片部72A,73Aがビス等の止着具74で小梁24〜26に止着されることにより、レール部材72,73は、朝顔パネル20の内部に固定されて配置されている。そして、これらのレール部材72,73には、前述した2個の覆い体49,51における朝顔パネル20の左右方向である幅方向の両端部がスライド自在に嵌合された二股部72B,73Bが設けられている。このため、2個の覆い体49,51は、レール部材72,73に案内されてスライド自在となっており、このスライド方向は、覆い体49,51が前述の開口部50,52を開閉する方向である。
図13は、図11で示されている覆い体49と小梁26との箇所を示す一部拡大図である。覆い体49と小梁26には、覆い体49の位置を、この覆い体49によって開口部50を遮閉された状態に維持させるための維持手段80が配置されている。この維持手段80は、覆い体49の前述した枠部材57にビス等の止着具75で取り付けられたアングル材によるブラケット81と、頭部82Aが覆い体49側に向き、ブラケット81の立上部81Aと、チャンネル材で形成されている小梁26における朝顔パネル20の厚さ方向に立ち上がっているウエブ部26Aとに軸部82Bが挿通されているボルト82と、このボルト82の軸部82Bの先端部に螺合されているナット83と、このナット83と小梁26のウエブ部26Aとの間に圧縮されて配置された弾性部材84とを有するものとなっており、本実施形態の弾性部材84は、ボルト82の軸部82Bの外周に巻回されたコイルばねとなっている。
このため、覆い体49は、弾性部材84の弾性反発力による付勢力により、開口部50を閉じる方向に常時付勢されており、ブラケット81の立上部81Aが小梁26のウエブ部26Aに当接することにより、通常時の覆い体49は、開口部50を遮閉している状態を維持している。また、覆い体49は、レール部材72,73に案内されて開口部50を開ける方向にスライドさせることができるため、覆い体49を、レール部材72,73に案内させて開口部50を開ける方向にスライドさせたときには、弾性部材84の弾性反発力が大きくなり、覆い体49は、開口部50を閉じる方向へ自ずと移動する。
以上の維持手段80と同じ構造の維持手段は、図4等で示されている覆い体51と小梁24にも設けられている。
以上の説明から分かるように、全体形状が縦長の四角形となっている本実施形態に係る朝顔パネル20では、前述の小梁25に介在部材71を介して取り付けられたナット70を除き、2個の大蓋体33,34や、これらの大蓋体33,34で開閉される2個の開口部50,52、さらには、2個の小蓋体41,42や、これらの小蓋体41,42を開けたときに現れる2本の横架部材45、2個の開口部50,52を通常時に遮閉された状態にしている2個の覆い体49,51、さらには、それぞれ2個ずつ設けられた第1連結部61及び第2連結部65等が、朝顔パネル20の長さ方向の中央部の両側に対称的に配置された構成となっており、2個の大蓋体33,34同士と、2個の開口部50,52同士と、2個の小蓋体41,42同士と、2本の横架部材45同士と、2個の覆い体49,51同士等は、朝顔パネル20の上下を逆にしても、互いに上下の位置関係が逆になるだけであるため、本実施形態に係る朝顔パネル20は、この朝顔パネル20が、図1で示されている吊り棚足場1の図1における左右両側に配置されていることからも分かるように、上下逆にしても用いることができるようになっている。
図2に本実施形態に係る朝顔パネル20と共に示されている一般の朝顔パネル120にも、朝顔パネル20の小蓋体41,42に相当する小蓋体141,142が開閉自在に設けられており、朝顔パネル120の内部には、これらの小蓋体141,142を開けたときに現れる2本の横架部材が配置されており、これらの横架材は、本実施形態に係る朝顔パネル20の横架部材45と同様のものである。また、一般の朝顔パネル120の内部には、本実施形態に係る朝顔パネル20の小梁25に介在部材71を介して取り付けられたナット70に相当するナットも設けられており、朝顔パネル120の表面に、小蓋体141,142が配置されている箇所を除いて配置されている大面積の遮閉板128には、このナットを朝顔パネル120の表面側に露出させるための孔が形成されている。
さらに、一般の朝顔パネル120の両側面には、本実施形態に係る朝顔パネル20の両側面に設けられた第1連結部61と第2連結部65に相当する第1連結部と第2連結部が設けられており、これらの第1連結部と第2連結部の朝顔パネル120における左右の位置関係は、本実施形態に係る朝顔パネル20における第1連結部61と第2連結部65の左右の位置関係と同じになっている。
このため、図2に示されているように、本実施形態に係る朝顔パネル20を含む複数の朝顔パネルにより前述した朝顔パネル壁を形成するために、複数の一般の朝顔パネル120を図2の左右方向に並設するときには、互いに隣接している2個の朝顔パネル120のうち、一方の朝顔パネル120に前述の雄型となって設けられている第1連結部を、他方の朝顔パネル120に前述の雌型となって設けられている第2連結部に、足場布板2の上に乗った作業者が足場布板2側から嵌合する作業を行う。これと同様に、本実施形態に係る朝顔パネル20と、この朝顔パネル20に隣接して配置される一般の朝顔パネル120とを図2の左右方向に並設するときにも、互いに隣接している2個の朝顔パネル20,120のうち、一方の朝顔パネルに雄型となって設けられている第1連結部を、他方の朝顔パネルに雌型となって設けられている第2連結部に、足場布板2の上に乗った作業者が足場布板2側から嵌合する作業を行う。
そして、第1連結部を第2連結部に嵌合した後に、左右方向に並設された2個の朝顔パネルのうち、どちらかの朝顔パネルを左右方向に移動させることにより、第1連結部を、他方の朝顔パネルの側面に第2連結部を突出させるために設けられている孔(本実施形態に係る朝顔パネル20では、図10に示されている孔21A)からこの朝顔パネルの内部に挿入し、左右方向に並設された2個の朝顔パネル同士を、図2に示されているように、互いに接触させる。なお、このように2個の朝顔パネル同士を互いに接触させた後に、第1連結部が内部に挿入された朝顔パネルの表面から第1連結部に達するボルト等の結合具を挿入することにより、2個の朝顔パネル同士を結合するようにしてよい。
図2で示されているように、本実施形態に係る朝顔パネル20と一般の朝顔パネル120とを連結するために、図2の左右方向に延びる連結部材となっている連結パイプ7は、これらの朝顔パネル20,120を横断するように配置され、この連結パイプ7は、前述したように、朝顔パネル20,120に結合されたクランプ6により保持される。朝顔パネル20にクランプ6を結合することは、このクランプ6に取り付けられた雄ねじ部材を、朝顔パネル20の小梁25に介在部材71を介して取り付けられているナット70にねじ込むことにより行われ、また、朝顔パネル120にクランプ6を結合することは、このクランプ6に取り付けられた雄ねじ部材を、朝顔パネル20の小梁25に介在部材71を介して取り付けられたナット70に相当するものとして、朝顔パネル120に設けられている前述のナットにねじ込むことにより行われる。
また、本実施形態に係る朝顔パネル20の下端部及び一般の朝顔パネル120の下端部は、図2に示されているように、これらの朝顔パネル20,120ごとに配置されている足場布板2に図1の取付具5により取り付けられるが、それぞれの取付具5は、朝顔パネル20,120の小蓋体41,42,141,142を開けたときに現れる前述の横架部材を保持するためのクランプと、このクランプに結合された雄ねじ部材とからなるものとなっている。したがって、朝顔パネル20の下端部及び一般の朝顔パネル120の下端部を、これらの朝顔パネル20,120ごとに配置されている足場布板2に取付具5で取り付けるための作業は、足場布板2の上に立った作業者が、朝顔パネル20,120の上下に設けられている小蓋体41,42,141,142のうち、下側に配置されている小蓋体、図2では、小蓋体42,142を開き、この後に、それぞれの足場布板2における朝顔パネル20,120の下端部と対応する位置に配置されているナットにそれぞれの取付具5の雄ねじ部材をねじ込み、次いで、それぞれの取付具5のクランプにより、小蓋体42を開くことによって現れている朝顔パネルの横架部材を保持することによって行われる。
そして、図2で説明したように、連結パイプ7には、図1で示す張出パイプ8がダブルクランプ9により結合され、この張出パイプ8を、H型鋼3に連結具10で結合する作業が行われる。また、通常の朝顔パネル120に設けられている吊り部材11に、H型鋼3に連結された連結チェーン12を係合させる作業が行われる。
このようしてそれぞれの足場布板2に下端部が取付具5で取り付けられた朝顔パネル20,120は、図1に示されているように、鉛直方向に対する傾斜角度を有しており、この傾斜角度は、朝顔パネル20,120の表面が足場布板2に対し鈍角をなす角度である。
以上のようにして足場布板2に下端部が取付具5で取り付けられた本実施形態に係る朝顔パネル20において、この朝顔パネル20に2個設けられている大蓋体33,34の両方を閉じているときには、この朝顔パネル20に2個設けられている開口部50,52は、大蓋体33,34で閉鎖されているため、一般の朝顔パネル120と同様に、朝顔パネル20は、換気機能を有しないものとなる。このため、このときにおける本実施形態に係る朝顔パネル20は、一般の朝顔パネル120と同様の朝顔パネルとして用いることができる。
これに対して2個の大蓋体33,34のうち、図2及び図11に示されているように、一方の大蓋体34を開けたときには、開口部50が開口した状態となって、朝顔パネル20は、この朝顔パネル20で仕切られている作業空間から外部空間への換気を行える状態になる。なお、図2及び図11では、大蓋体34だけを開けたときを示しているが、2個の大蓋体33,34の両方を開いて2個の開口部50,52が開口した状態にしてもよく、大蓋体33だけを開けて開口部52だけを開口した状態にしてもよい。
また、本実施形態では、大蓋体33,34は、遮閉板28に開閉用ヒンジ37で開閉自在に取り付けられているため、開口部50,52を開閉するために大蓋体33,34を朝顔パネル20に取り付け、取り外し可能とした場合よりも、大蓋体33,34の取り扱い性を向上させることができる。
さらに、大蓋体33,34は、朝顔パネル20の長さ方向に並設されていて、折畳用ヒンジ38で折り畳み自在に連結された2枚の蓋部材35,36からなるものとなっているため、閉じているときの大蓋体33,34の面積は、蓋部材35,36の合計面積となり、これにより、大蓋体33,34の面積を、朝顔パネル20の長さ方向の長さが長くなった大きなものにできるため、大蓋体33,34で開閉される開口部50,52も、朝顔パネル20の長さ方向の長さが長くなった大きなものにすることができ、これにより、開口部50,52による充分の通気性を確保できるようになる。
さらに、大蓋体33,34は、折畳用ヒンジ38で折り畳み自在に連結された2枚の蓋部材35,36からなるものとなっているため、開口部50,52を開けたときの大蓋体33,34を、折畳用ヒンジ38で小さな面積にして折り畳むことができる。また、このときの大蓋体33,34についての朝顔パネル20の長さ方向の長さは小さくなるため、それぞれの大蓋体33,34を折り畳んでも、これらの大蓋体33,34が互いに干渉することはない。
また、本実施形態に係る朝顔パネル20には、開閉用ヒンジ37を中心に開き回動させたときの大蓋体33,34を止めておくための蓋体止め具40が設けられているため、本実施形態に係る朝顔パネル20が、前述したように吊り棚足場1に鉛直方向に対する傾斜角度をもって取り付けられても、大蓋体33,34が開口部50,52を閉じてしまうことを蓋体止め具40によって防止でき、開口部50,52の開口状態を維持できるようになる。
また、通常時の開口部50,52は、多孔性部材となっている主部材55を含んで形成された覆い体49,51により遮閉された状態となっているため、作業空間と外部空間との間を仕切る部材となっている本実施形態に係る朝顔パネル20に開口部50,52を設けても、例えば、作業空間から外部空間へ作業工具等の物品が飛び出すことを覆い体49,51により防止でき、また、開口部50,52の通気性は、主部材55に多数設けられている小孔により確保することができる。
さらに、覆い体49,51は、本実施形態に係る朝顔パネル20に、開口部50,52を開閉する方向にスライド可能に配置されているため、覆い体49,51を開きスライドさせることにより、開口部50,52の一部又は全部を、覆い体49,51で遮閉されていない箇所とすることができ、この箇所において、例えば、電気配線等を開口部50,52に挿通させることができるようになる。
また、覆い体49,51は、維持手段80の弾性部材84により、開口部50,52を閉じる方向に常時弾性付勢されているため、覆い体49,51を、開口部50,52を開ける方向にスライドさせても、覆い体49,51は、弾性部材84の弾性付勢力によって開口部50,52を閉じる方向に自ずとスライドすることになり、このため、覆い体49,51の閉じ忘れをなくすことができ、また、開口部50,52に上記電気配線等を挿通させても、覆い体49,51の閉じスライドは、この電気配線の箇所で停止するため、開口部50,52のうち、電気配線等が挿通されていない箇所だけを覆い体49,51で遮閉された状態にすることができるようになる。
本発明は、橋梁や建築物等の構築物についての保守、点検、塗装、解体、建築等の作業を行う際に、構築物の周辺に組み立てられる仮設構造物に利用することができる。
1 仮設構造物である吊り棚足場
2 足場布板
20 朝顔パネル
21,22 主桁
23〜27 小梁
33,34 蓋体である大蓋体
35,36 蓋部材
37 開閉用ヒンジ
38 折畳用ヒンジ
40 蓋体止め具
49,51 覆い体
50,52 開口部
55 多孔性部材である主部材
84 弾性部材

Claims (5)

  1. 仮設構造物に、鉛直方向に対する傾斜角度をもって取り付けられる仮設構造物用朝顔パネルにおいて、
    パネル厚さ方向に貫通していて通気が可能となった開口部が設けられており、
    前記開口部は蓋体により開閉可能となっているとともに、この蓋体は、開閉用ヒンジを中心に開閉自在に取り付けられており、前記蓋体は、折畳用ヒンジを介して折り畳み自在に連結された複数の蓋部材により形成されていることを特徴とする仮設構造物用朝顔パネル。
  2. 仮設構造物に、鉛直方向に対する傾斜角度をもって取り付けられる仮設構造物用朝顔パネルにおいて、
    パネル厚さ方向に貫通していて通気が可能となった開口部が設けられており、
    前記開口部は、多孔性部材を含んで形成された覆い体により遮閉された状態となっているとともに、この覆い体は、前記開口部を開閉する方向にスライド可能に配置されており、前記覆い体は、弾性部材により前記開口部を閉じる方向に弾性付勢されていることを特徴とする仮設構造物用朝顔パネル。
  3. 仮設構造物に、鉛直方向に対する傾斜角度をもって取り付けられる仮設構造物用朝顔パネルにおいて、
    パネル厚さ方向に貫通していて通気が可能となった開口部が設けられており、
    全体形状が縦長の長方形となっており、長さ方向の中央部又は略中央部の両側に前記開口部が2個設けられていることを特徴とする仮設構造物用朝顔パネル。
  4. 請求項2又は3に記載の仮設構造物用朝顔パネルにおいて、前記開口部は蓋体により開閉可能となっているとともに、この蓋体は、開閉用ヒンジを中心に開閉自在に取り付けられていることを特徴とする仮設構造物用朝顔パネル。
  5. 請求項1又は4に記載の仮設構造物用朝顔パネルにおいて、前記開閉用ヒンジを中心に開き回動させたときの前記蓋体を止めておくための蓋体止め具を備えていることを特徴とする仮設構造物用朝顔パネル。
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