JP3011974U - 開閉機能付防音パネル - Google Patents
開閉機能付防音パネルInfo
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- JP3011974U JP3011974U JP1994014929U JP1492994U JP3011974U JP 3011974 U JP3011974 U JP 3011974U JP 1994014929 U JP1994014929 U JP 1994014929U JP 1492994 U JP1492994 U JP 1492994U JP 3011974 U JP3011974 U JP 3011974U
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- closing
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 仮設された仮設パネル壁の任意の位置に開口
部を設けることができる開閉機能付仮設パネルを提供す
る。 【構成】 枠体10と、この枠体の開口面を仕切る中骨
11と、この中骨で仕切られて形成された複数の開口部
分A,B,Cの何れか一つ又は全部に着脱自在に装着し
た開閉用パネル板31と、この開閉用パネル板が装着さ
れない開閉部分に嵌込んだ閉塞用パネル板30とによっ
て構成される。
部を設けることができる開閉機能付仮設パネルを提供す
る。 【構成】 枠体10と、この枠体の開口面を仕切る中骨
11と、この中骨で仕切られて形成された複数の開口部
分A,B,Cの何れか一つ又は全部に着脱自在に装着し
た開閉用パネル板31と、この開閉用パネル板が装着さ
れない開閉部分に嵌込んだ閉塞用パネル板30とによっ
て構成される。
Description
【0001】
この考案は建物の建設現場等で利用される開閉機能付防音パネルに関する。
【0002】
従来より建設工事現場では周囲の環境を保護すること、及び寒冷地では作業者 を寒風から保護すること、打設したコンクリートが凍らないように養生させるこ と等を目的として工事現場の周囲を仮設用パネルで覆うことが行なわれている。 仮設用パネルは一般に軽量化を達するために、枠をアルミの押出型材で構成し 、このアルミの押出型材で形成した枠の開口面に遮音材として着色亜鉛鉄板を嵌 め込み、この遮音板の裏側(現場側)に吸音材を配置し、この吸音材の上に多数 の孔が形成されたパンチング板を被せ、吸音材を支持する構造のものと、明り採 りのために透光性樹脂板を枠に嵌込んだ構造の透光性仮設パネルとが存在する。
【0003】 この透光性仮設パネルを適当な位置に配置することにより、明り採りが実現で き、照明のための電力使用量を低減できる効果が得られる。
【0004】
従来の仮設パネルは遮光性、透光性の何れでも、一旦仮設パネル壁を構築して しまうと一部の仮設パネルを取外して任意に開口部分を形成することはできない 。また、仮設パネルに嵌込んだ着色亜鉛鉄板或は透光板は外枠材と内枠材の間に 挟み込んで支持する構造のためパネル板だけを枠体から取外すこともできない。 このため特に建物の上部をテント等で覆い、四周を防音パネルで囲むと夏季の日 射、冬季の内部暖房や照明の熱がこもり、暑過ぎたり、空気の汚れ等、作業環境 を悪化させる不都合が生じる。また器材の搬入、搬出は予め設けてある開口部分 でしか行なうことができない。つまり、既に設置された防音パネルの連続壁面に は任意の位置に開口部を形成することができない。このために器材の搬入、搬出 を自由に場所を選んで行なうことができない不都合もある。また非常時には仮設 パネル壁が脱出を妨げかえってじゃまになることもある。
【0005】 この考案の目的は仮設パネル壁の任意の位置に開口部分を設けることができる 開閉機能付防音パネルを提供しようとするものである。
【0006】
この考案ではアルミの枠体に着色亜鉛鉄板又は透光板を嵌込んで構成した仮設 パネルにおいて、アルミの枠体に補強用として中骨を装着し、中骨によって枠体 が形成する開口面を複数の開口部分に仕切る。 これと共にこの考案では、この複数に仕切られた開口部分の全部又は一部に着 色亜鉛鉄板又は透光板から成る開閉用パネル板を着脱自在に装着し、開閉用パネ ル板を必要に応じて取外すことができるように構成し、この取外しによって開口 部を形成できる構造としたものである。
【0007】 この考案では更に、中骨で仕切られた複数の開口部分の何れか一つと対向して 、同一開口面積を持つ可動枠を設け、この可動枠に開閉用パネル板を嵌込み、他 の開口部分は閉塞用パネル板を嵌込んで閉塞する。この構造とすることにより引 戸形式で仮設パネルに開口部分を形成することができる。 従ってこの考案による開閉機能付仮設パネルによれば、必要に応じて仮設パネ ル壁のどの場所でも開口部分を形成することができる。従って排気、或は換気口 として、また器材の搬入、搬出口として利用することができる。
【0008】
図1乃至図3にこの考案の一実施例を示す。この実施例ではアルミの押出型材 で形成した枠体10に図3に示すように2本の中骨11を装着し、枠体10が形 成する開口面を開口部分A,B,Cに3分割し、中央の開口部分Bに開閉用パネ ル板30を着脱自在に装着した場合を示す。
【0009】 枠体10は図1に断面で示す左右枠材10Aと図2に断面で示す上下枠材10 Bとによって構成される。これら左右枠材10Aと上下枠材10Bは、2条の凸 条によって形成される凹溝12を有する断面形状が同一のアルミの押出型材によ って構成される。 凹溝12には内枠20が挿入されて保持される。内枠20は同様にアルミの押 出型材で形成され、4隅を溶接付けして予め長方形状の枠状に組立られる。左右 枠材10Aと上下押材10Bはそれぞれ、4隅が45°の角度で切断されて用意 される。枠状に組立られた内枠20の四辺に左右枠材10Aと上下枠材10Bの 凹溝12を係合させる。このとき閉塞用パネル板31を内枠20と共に凹溝12 内に挟み込んでおく左右枠材10Aと上下枠材10BはL字状に折曲られたコー ナ部材14で連結され、内枠20の外側に枠状に組立られる。左右枠材10A及 び上下枠材10Bと内枠20及び閉塞用パネル板31はボルト15で縫い合され て凹溝12内に固定される。
【0010】 閉塞用パネル板31は中骨11で仕切られた開口部分AとCの面積に合致した 大きさとされ、その端部に中骨11の溝を係合させる。中骨11は上下で孔11 A(図1参照)にセルフタップネジがネジ込まれて上下枠材10Bに固定される 。以上により中骨11が装着され、中骨11の装着によって枠体10の開口面は A,B,Cの3つの開口部分に仕切られ、左右の開口部分AとCには閉塞用パネ ル板31が嵌込まれた状態に組立られる。
【0011】 一方、中骨11には互に接近する向に突出した凸条11Bを有し、この凸条1 1Bの背面側に例えばスタッドボルト11Cを植設する。スタッドボルト11C は上下枠材10Bの内側の凸条にも植設し、これらのスタッドボルト11Cに開 閉用パネル板30に形成した孔を係合させ、蝶ネジ11Dで締付る。従って開閉 用パネル板30は蝶ネジ11Dを緩めることにより枠体10から簡単に取外すこ とができる。尚、50は枠体10の外周に装着した防音ゴムを示す。この防音ゴ ム50が互に隣接する他の仮設パネルの防音ゴム50と対接して仮設パネルの相 互間にすき間を生じないようにしている。また16は仮設組立用のボルト孔を示 す。
【0012】 図4乃至図6にこの考案の他の実施例を示す。この実施例では枠体10の開口 面を2本の中骨11によって3つの開口部分A,B,Cに仕切り、開口部分Aと Cには先の実施例と同様に閉塞用パネル板31を嵌込む。これと共に開口部分B にこの開口部分Bの開口面積と同等の開口面積を持つ開閉用パネル板30を嵌込 んだ可動枠40を対向して配置し、可動枠40を移動させて開口部分Bを開閉す る構造とした場合を示す。
【0013】 可動枠40を可動自在に支持するために、この実施例では内枠20の横内枠2 1を図5及び図6に示すように凹溝23を持つ断面構造の押出型材を用いる。可 動枠40は一方の竪框41に把手42が一体に成形された把手付竪框が用いられ る。上框43と下框44には戸車45が取付けられる。戸車45は凹溝23内で 上下に遊びがないように内枠20の組立時に予め建込んでおく。つまり、仮設パ ネルでは上下の別なく使用されるから、何れの向で使用されても可動枠40が外 れないように、戸車45と凹溝23の底面との間には大きな遊びを与えない構造 とする。
【0014】 開口部分Bの位置では横内枠21と上下枠10Bとの間に例えばゴム材等で作 られたスペーサ16(図6参照)を装着する。このスペーサ16は閉塞用パネル 板31と同じ板厚とし、上下枠10Bと横内枠21との間のすき間を塞ぐために 設けられる。 中骨11には可動枠40に向って図4に示すようにブレード46が取付けられ る。このブレード46によって可動枠40と中骨11との間のすき間が閉ざされ 、騒音等を通過させない構造にしている。また中骨11の一方の位置と竪内枠1 3C(図4参照)の位置において、凹溝23に例えばゴム等で作られた戸当り4 6を取付け、この戸当り47によって可動枠40の移動範囲を規制すると共に、 停止位置において、衝撃を吸収する構造としている。
【0015】 尚、上述の実施例では2本の中骨11によって仕切って開口部分A,B,Cの 中で開口部分Bの部分を開閉する構造とした場合を説明したが、必ずしもこの開 口部分Bに限定するものでないことは容易に理解できよう。また図1乃至図3に 示した実施例では一つの開口部分Bだけを開閉可能とするだけでなく、他の開口 部分A及びCもパネル板を取外し可能に装着し、全ての開口部分A,B,Cを開 閉可能にすることもできる。
【0016】 また可動枠40で開閉する構造の場合、可動枠40の可動構造を引戸型式に限 らず回転窓型式で開閉する構造にすることもできる。更に上述の実施例では何れ の実施例でも、開閉用パネル30と閉塞用パネル31として説明したが、これら 開閉用パネル板30と閉塞用パネル板31の双方を遮光板又は透光性板とするこ とができる。また他の構造としては開閉用パネル板30だけを透光性樹脂板とし 、他の閉塞用パネル31を遮光性パネル板で構成することができる。
【0017】
以上説明したように、この考案の開閉機能付仮設パネルを多用して仮設パネル 壁を構築することにより、仮設パネル壁の任意の位置に開口部を設けることがで きる。よって必要に応じて任意の位置に換気、或は器材の搬出、搬入口を設ける ことができるから、実用に当ってその効果は頗る大である。特に非常時に脱出口 として利用できるから、安全性の面からもその効果は大きい。
【0018】 また開閉用パネル板30だけを透光性板とし、閉塞用パネル板31を遮光性板 で構成する場合には、開口可能な領域だけを透光性にすることができるから、特 に非常時には外部の光が目印となって非常用の脱出口を指示するから安全性を更 に高めることができる。
【図1】この考案の一実施例を説明するための図3に示
すX−X線上の断面図。
すX−X線上の断面図。
【図2】図1と同様のY−Y線上の断面図。
【図3】この考案の一実施例を示す背面図。
【図4】この考案の変形実施例を説明するための断面
図。
図。
【図5】図4に示した実施例を説明するための閉塞用パ
ネル板部分の断面図。
ネル板部分の断面図。
【図6】図4に示した実施例を説明するための開閉用パ
ネル板部分の断面図。
ネル板部分の断面図。
10 枠体 11 中骨 12 凹溝 14 コーナ部材 15 ボルト 16 スペーサ 20 内枠 30 開閉用パネル板 31 閉塞用パネル板 40 可動枠
Claims (5)
- 【請求項1】 A.アルミの押出型材によって形成した
枠体と、 B.この枠体の開口面を複数の開口部分に仕切る中骨
と、 C.この中骨によって仕切られた開口部分の何れか一つ
又は全部に着脱自在に装着した開閉用パネル板と、 によって構成したことを特徴とする開閉機能付防音パネ
ル。 - 【請求項2】 A.アルミの押出型材によって形成した
枠体と、 B.この枠体の開口面を複数の開口部分に仕切る中骨
と、 C.この中骨によって仕切られた開口部分の何れか一つ
に着脱自在に装着され、この開口部分を閉塞した開閉用
パネル板と、 D.上記中骨によって仕切られた開口部分の他の開口部
分に嵌込まれた閉塞用パネル板と、 によって構成したことを特徴とする開閉機能付防音パネ
ル。 - 【請求項3】 A.アルミの押出型材によって形成した
枠体と、 B.この枠体の開口面を複数の開口部分に仕切る中骨
と、 C.この中骨によって仕切られた開口部分の何れか一つ
に着脱自在に装着した透光性の開閉用パネル板と、 D.上記中骨によって仕切られた開口部分の他の開口部
分に嵌込まれた遮光性の閉塞用パネル板と、 によって構成したことを特徴とする開閉機能付防音パネ
ル。 - 【請求項4】 A.アルミの押出型材によって形成した
枠体と、 B.この枠体の開口面を複数の開口部分に仕切る中骨
と、 C.この中骨で仕切られた開口部分の何れか一つの開口
部分の開口面積にほぼ等しい開口面積を持ち、上記枠体
に可動自在に支持された可動枠と、 D.この可動枠に嵌込まれた開閉用パネル板と、 E.上記中骨によって仕切られた他の開口部分に嵌込ま
れた閉塞用パネル板と、 によって構成したことを特徴とする開閉機能付防音パネ
ル。 - 【請求項5】 A.アルミの押出型材によって形成した
枠体と、 B.この枠体の開口面を複数の開口部分に仕切る中骨
と、 C.この中骨で仕切られた開口部分の何れか一つの開口
部分の開口面積にほぼ等しい開口面積を持ち、上記枠体
に可動自在に支持された可動枠と、 D.この可動枠に嵌込まれた透光性の開閉用パネル板
と、 E.上記中骨によって仕切られた他の開口部分に嵌込ま
れた遮光性の閉塞用パネル板と、 によって構成したことを特徴とする開閉機能付防音パネ
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994014929U JP3011974U (ja) | 1994-12-02 | 1994-12-02 | 開閉機能付防音パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994014929U JP3011974U (ja) | 1994-12-02 | 1994-12-02 | 開閉機能付防音パネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3011974U true JP3011974U (ja) | 1995-06-06 |
Family
ID=43147692
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994014929U Expired - Lifetime JP3011974U (ja) | 1994-12-02 | 1994-12-02 | 開閉機能付防音パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3011974U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011047191A (ja) * | 2009-08-27 | 2011-03-10 | Sekisui Jushi Plametal Corp | 防音パネルのコーナー構造 |
JP2017106163A (ja) * | 2015-12-07 | 2017-06-15 | ホリー株式会社 | 仮設構造物用防音パネル |
JP2017119945A (ja) * | 2015-12-28 | 2017-07-06 | ホリー株式会社 | 仮設構造物用朝顔パネル |
-
1994
- 1994-12-02 JP JP1994014929U patent/JP3011974U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011047191A (ja) * | 2009-08-27 | 2011-03-10 | Sekisui Jushi Plametal Corp | 防音パネルのコーナー構造 |
JP2017106163A (ja) * | 2015-12-07 | 2017-06-15 | ホリー株式会社 | 仮設構造物用防音パネル |
JP2017119945A (ja) * | 2015-12-28 | 2017-07-06 | ホリー株式会社 | 仮設構造物用朝顔パネル |
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