JPH0124500Y2 - - Google Patents

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JPH0124500Y2
JPH0124500Y2 JP10895783U JP10895783U JPH0124500Y2 JP H0124500 Y2 JPH0124500 Y2 JP H0124500Y2 JP 10895783 U JP10895783 U JP 10895783U JP 10895783 U JP10895783 U JP 10895783U JP H0124500 Y2 JPH0124500 Y2 JP H0124500Y2
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ventilation
plate
moving plate
outer side
side surfaces
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JP10895783U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、主としてアルミサツシ等の建具に装
着して使用する換気装置に関する。
従来、換気装置本体内部に通風量を調節するた
めの摺動板を設け、室内側のつまみ操作で換気孔
の開閉を行うものがあつた。しかし、これらの換
気装置は摺動板が換気装置の条溝等に摺動自在に
嵌合されるため、強風時には風圧で摺動板が振動
してしまい、換気装置自体がガタガタ音を発して
いた。また、室外騒音に対しては有効な防音、遮
音対策がなされておらず、換気孔を摺動板で閉塞
しただけでは十分な遮音効果が得られなかつた。
さらに台風等の横なぐりの雨に対しては、摺動板
と換気孔が完全に密着していないため、両者の隙
間より雨水が室内に侵入することもあり、水密性
の面でも問題を残していた。
本考案は、上記した問題に鑑み開発された、新
規なアルミサツシ等に取り付ける換気装置を提供
するもので、室外大気の条件及び居住者の選択に
より換気孔の開閉を室内側のつまみ操作によつて
行わせるとともに、移動板の振動による換気装置
自体のガタガタ音の発生を防止し、また、室外騒
音や室内音に対する遮音効果を高め、さらに、十
分な水密性、気密性を持たせることを目的とする
ものである。
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
第1図は本考案に係る換気装置の一実施例を示
す正面図、第2図は第1図の裏面図、第3図は本
考案に係る換気装置の一実施例を示す一部を省略
した分解斜視図であり、1は換気装置本体、2は
基体、3は外側の側面部、4は内側移動板、5は
外側移動板である。
換気装置本体1は大略、内側の側面部(以下こ
れを内板という)8を有する基体2と外側の側面
部(以下これを外板という)3よりなつている。
基体2は、アルミニウムの押出成形等により一
体成形され、その上縁には縁取付部6及び下縁に
はガラス板嵌着部7が設けてあり、これによつて
アルミサツシの上框等に取り付けられるようにな
つている。縁取付部6及びガラス板嵌着部7の間
には室内に面して設置される板状の内部板8が立
設されている。
内板部8の上部には、第1図に示すように内板
換気孔9が穿設されている。この内板換気孔9
は、一定間隔をなした同形状の孔である必要はな
く、様々なデザイン化した形状の孔としてもよ
い。内板換気孔9の中央部には、つまみ操作用穴
10が穿設されている。次に第3図に示すように
基体2の箱体部11の内側前面には、発泡ウレタ
ン等よりなる箱体部遮音材12が取り付けられ、
さらにつまみ操作用穴10の箱体部11側の周辺
には、つまみ操作用穴パツキン13が取り付けら
れている。縁取付部6及びガラス板嵌着部7の箱
体部11側には、室外に面して設置される外板3
を取り付けるための外板取付溝14,15が設け
てある。内板換気孔9の上部には二つの上部案内
部材16,16′を取り付けるために二条の上部
案内部材取付溝17,18が設けられ、さらに、
内板換気孔9の下部には二つの下部案内部材1
9,19′を取り付けるために、下部案内部材取
付溝20が設けられている。
上部案内部材16,16′及び下部案内部材1
9,19′は、前記、上部案内部材取付溝17,
18及び下部案内部材取付溝20に嵌め込み、接
着剤等によつて適当な位置で接着固定される。上
部案内部材16,16′には二条の案内溝21,
22,21′,22′が設けられ、案内溝21は、
内板部8と平行で内板部8に近い位置の全閉溝部
23、内板部8から遠い位置の全開溝部24、そ
して全閉溝部23と全開溝部24とを繋ぎ内板部
8と角度をなした移動溝部25とより成つてお
り、また、案内溝22は、外板3と平行で外板3
に近い位置の全閉溝部26、外板3から遠い位置
の全開溝部27、そして、全閉溝部26と全開溝
部27とを繋ぎ外板3と角度をなした移動溝部2
8とより成つており、これら二条の案内溝21,
22は、各々の全閉溝部23及び26が同じ側に
なるように設けられている。前記、上部案内部材
16′の案内溝21′,22′は上部案内部材16
の案内溝21,22と同様に構成される。下部案
内部材19,19′の二条の案内溝29,30,
29′,30′は、上部案内部材16,16′の二
条の案内溝21,22,21′,22′と相対する
位置に同様な形状で設けられている。内側移動板
4の内板部8側には、断面凸字形の内側移動板遮
音材31が取り付けられていて、換気孔の全閉の
場合には内板部8の内面の凹部50に嵌合するよ
うになつており、内側移動板4の外板3側の両端
部には、振動防止材32,32′が取り付けられ、
換気孔の全開の場合には当該振動防止材32,3
2′と外側移動板5相互が密着するようになつて
いる。内側移動板4の両側には、内側移動板案内
軸33,33′が取り付けられており、これらの
各案内軸33,33′は前記、上部案内部材16,
16′及び下部案内部材19,19′の案内溝2
1,21′及び29,29′に移動可能に嵌め込ま
れるようになつている。さらに、内側移動板4の
中央には内側移動板動作穴34が穿設されてお
り、該内側移動板動作穴34につまみ用ねじ35
が挿通される。
外側移動板5の外板3側には断面凸字形の外側
移動板遮音材36が取り付けられ、換気孔の全閉
の場合には外板3の内面の凹部51に嵌合するよ
うになつている。外側移動板5の両側には、外側
移動板案内軸38,38′が取り付けられており、
これらの各案内軸38,38′は前記上部案内部
材16,16′及び下部案内部材19,19′の案
内溝22,22′及び30,30′に移動可能に嵌
め込まれるようになつている。さらに、外側移動
板5の中央には外側移動板動作穴39が穿設され
ており、該外側移動板動作穴39につまみ用ねじ
35が挿通されるようになつている。
外板3の上部には外板換気孔40が穿設してあ
る。この外板換気孔40の形状は内板換気孔9と
同様に、デザイン化した形状の孔としてもよく、
その配列も任意である。外板3の箱体部11側に
は、外板遮音材37が取り付けてあり、外板換気
孔40の下部には、下部案内部材19,19′を
嵌め込む下部案内部材取付溝41が設けられてお
り、外板3は、上、下端を基体2の外板取付溝1
4,15に一側から差し込んで固定される。この
とき、前記、下部案内部材19,19′の一端を
下部案内部材取付溝41に嵌め込むようになつて
いる。
つまみ42は、前記、つまみ操作用穴10に取
り付けられるもので、その箱体部11側には、ね
じ穴43を持つた方形の凸部44が設けられてお
り、つまみ用ねじ35を外側移動板動作穴39、
内側移動板動作穴34、座金45を通し、つまみ
密閉部材46の方形穴47を前記、方形凸部44
に嵌め込み、ねじ穴43にねじ込んで移動可能に
取り付けられている。これによつて、室内側に設
けたつまみ40の挿作によつて二枚の移動板4,
5が移動することになる。また、二枚の移動板
4,5の下部には換気用空間室48が設けられて
おり、基体2の両側開口部には枠部49,49′
が取り付けられている。
次に上記実施例の作用及び効果を説明する。
第5図は、本考案に係る換気装置の底面側から
見た二枚の移動板と案内溝との作動関係を示す説
明図である。
まず、換気を必要とする場合には、第5図の実
線で示すようにつまみ42を底面側から見て左方
向に操作する。このとき、内側移動板案内軸3
3,33′は、第5図イ,イ′の位置で停止し、外
板移動板案内軸38,38′は第5図ニ,ニ′の位
置で停止し、第4図の実線で示すように内側移動
板4及び外側移動板5は、箱体部11の中央で振
動防止材32,32′をはさんで密着することに
なる。そして、室外空気は、第4図トに示すよう
に、外板換気孔40から換気用空間室48を経
て、内板換気孔9を通過して室内に入り込む。こ
のとき室外騒音は、外板遮音材37、外側移動板
遮音材36、内側移動板遮音材31、箱体部遮音
材12に吸音されるため、室外騒音を低減させな
がら換気することができ、また室内音に対しても
同様の効果が得られる。さらに、風が強い場合等
にも、内側移動板4及び外側移動板5は振動防止
材32,32′をはさんで密着するようになつて
いるため、風圧によつて移動板が振動することが
なく、換気装置自体によるガタガタ音の発生を防
止することができる。
次に、換気を必要としない場合には、第5図の
二点鎖線で示すようにつまみ42を底面側から見
て右方向に操作する。このつまみ42の右方向へ
の移動操作は、つまみ用ねじ35によつて、内側
移動板4及び外側移動板5に伝えられる。このと
き内側移動案内軸33,33′は第5図のイ→ロ
→ハ(イ′→ロ′→ハ′)のように移動し、また外
側移動板案内軸38,38′はニ→ホ→ヘ(ニ′→
ホ′→ヘ′)のように移動する。これによつて内側
移動板4及び外側移動板5は、内側移動板遮音材
31及び外側移動板遮音材36をはさんで内板部
8及び外板3と密着する。このとき断面凸字形の
内側移動板遮音材31は、内板部8の内部及び箱
体部遮音材12による断面凹字形の部分50に噛
み合つて密着し、同様に断面凸字形の外側移動板
遮音材36は、外板3の内部及び外板遮音材37
による断面凹字形の部分51に噛み合つて密着
し、内板換気孔9及び外板換気孔40は完全に閉
塞されることになる。このために、風圧によつて
移動板が振動することがなく、換気装置自体によ
るガタガタ音を防止することができる。また、つ
まみ42は、つまみ操作用穴10に取り付けられ
るが、つまみ操作用パツキン13とつまみ密閉部
材46とによつてつまみ部分も操作可能で密閉さ
れており、内板部8及び外板3は完全に密閉され
ることになる。これによつて、室外騒音や室内音
に対しては、内板部8及び外板3で二重に遮音さ
れることになり、優れた遮音効果を持たせること
ができる。
さらに、台風等の横なぐりの雨に対しては外板
換気孔40、内板換気孔9は完全に閉塞されてい
るため雨水等の室内への侵入を完全に防止するこ
とができるとともに、水切り、雨仕舞等を有利に
することができる。その上、内板換気孔9及び外
板換気孔40は、内側移動板遮音材31及び外側
移動板遮音材36全面の密着によつて閉塞される
ため、二枚の移動板の両換気孔の形状は必ずしも
一定間隔を持たせる必要がなく任意の形状及び配
列とすることができ、外観を考慮して換気孔の形
状を自由にデザイン化することができる。
以上述べたように、本考案に係る換気装置は、
換気孔を開いた場合は、消音しながら換気するこ
とができしかも、風圧等により移動板が振動しな
いため、換気装置自体が騒音源となることがな
く、換気孔を閉じた場合は、二枚の移動板が遮音
材をはさんで内板部及び外板と完全に密着するた
め水密性、気密性に優れ特に室外騒音や室内音に
対しては、内板部及び外板で二重に遮音効果を発
揮して換気装置の静音保持を有利にすることがで
きるとともに、換気装置自体からの騒音の発生を
防止することができ、また、開閉操作も簡単であ
り、しかもサツシの上框等に対する施行もやりや
すく、その上、換気孔の形状、配列等を自由にデ
ザイン化することを可能としたものである。
【図面の簡単な説明】
図面はすべて本考案の一実施例を示し、第1図
は換気装置全体の正面図、第2図は第1図の裏面
図、第3図は換気装置の一部を省略した分解斜視
図、第4図は第1図A−A線の縦断面図、第5図
は換気装置の底面側から見た二枚の移動板と案内
溝との作動関係を示す説明図である。 1……換気装置本体、2……基体、3……外
板、4……内側移動板、5……外側移動板、8…
…内板部、9……内板換気孔、16,16′……
上部案内部材、19,19′……下部案内部材、
31……内側移動板遮音材、36……外側移動板
遮音材、40……外板換気孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水平方向に換気孔9,40を穿設し該換気孔
    9,40が配設される部分の内面側に凹部50,
    51を形成した対向して配設される内側及び外側
    の側面部8,3を備え、換気孔9,40の各々に
    通じる換気用空間室48を内部に備える換気装置
    本体1と、内側及び外側の側面部8,3に沿つた
    水平方向並びに内側の側面部8と外側の側面部3
    との間隔方向に移動自在とし、内側及び外側の側
    面部8,3に対向させて換気装置本体1に内装し
    た内側移動板4及び外側移動板5と、これら内側
    移動板4及び外側移動板5における内側及び外側
    の側面部8,3との対応面に配設し、内側及び外
    側の側面部8,3の凹部50,51に嵌合可能な
    凸部を備える遮音材31,37と、内側移動板4
    あるいは外側移動板5の互いの対応面に配した振
    動防止材32,32′と、内側の側面部8の外面
    に沿つて水平方向に移動自在につまみ42を配す
    るとともに、該つまみ42に内側移動板4及び外
    側移動板5を連結した手動操作手段と、内側移動
    板4及び外側移動板5の両端で上下に突出させて
    配設した案内軸33,33′,38,38′と、こ
    れら案内軸33,33′,38,38′と対応させ
    て換気装置本体1に配設し、案内軸33,33′,
    38,38′を内側及び外側の側面部8,3に沿
    つて水平方向に一定距離だけ案内するとともに、
    一の移動方向において案内軸33,33′,38,
    38′を内側及び外側の側面部8,3に接近ない
    し開離するよう変位させる案内溝21,21′,
    29,29′を有する案内部材16,16′,1
    9,19′と、を備え、前記案内溝21,21′,
    29,29′による案内軸33,33′,38,3
    8′の変位量を遮音材31,37の凸部が内側及
    び外側の側面部8,3の凹部50,51に嵌合し
    て換気孔9,40と換気用空間室48との通気を
    遮断する状態から内側移動板4及び外側移動板5
    が振動防止材32,32′を介して密着するとと
    もに遮音材31,37の凸部が内側及び外側の側
    面部8,3の凹部50,51から離れ換気孔9,
    40と換気用空間室48の通気が可能な状態まで
    の範囲に設定したことを特徴とする換気装置。
JP10895783U 1983-07-15 1983-07-15 換気装置 Granted JPS6018428U (ja)

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JP10895783U JPS6018428U (ja) 1983-07-15 1983-07-15 換気装置

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Publication Number Publication Date
JPS6018428U JPS6018428U (ja) 1985-02-07
JPH0124500Y2 true JPH0124500Y2 (ja) 1989-07-25

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