JPH0640872Y2 - 通風装置 - Google Patents

通風装置

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JPH0640872Y2
JPH0640872Y2 JP2011989U JP2011989U JPH0640872Y2 JP H0640872 Y2 JPH0640872 Y2 JP H0640872Y2 JP 2011989 U JP2011989 U JP 2011989U JP 2011989 U JP2011989 U JP 2011989U JP H0640872 Y2 JPH0640872 Y2 JP H0640872Y2
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JP
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ventilation device
layer side
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plate
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JP2011989U
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隆孝 吉田
正夫 石井
恵輝 福田
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Kaneka Corp
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Kaneka Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の技術分野 本考案は、採光用の窓を開けずに室内を換気できる通風
装置に関する。
考案の技術的背景ならびにその問題点 最近の家屋等の建物では、室内の冷暖房の効率を良くす
るため等の目的で、室内と室外との断熱性および室内の
気密性が図られている。しかしながら、その反面、室内
の空気を清浄にするため又は室内の湿気を取り除くため
に、室内の換気の必要性も高まっている。
室内の換気を行うためには、従来では、建物に設置され
た窓を開けるか、換気扇を回すかをしていた。しかしな
がら、換気扇を用いた場合には、室内の気密性が著しく
損われ、好ましくなかった。また、換気のために窓をい
ちいち開けるのも、その度に、室内の断熱性及び気密性
が著しく損われ、室内の冷暖房の効果が薄れる虞れがあ
った。
特に、寒冷な地域では、窓から雨や雪や風が入り込むの
を嫌うため、冬期時に窓を開けずに換気したいという要
請が強かった。また、温暖な地域でも、防犯上の観点等
から、窓を開けずに、常時穏やかに室内を換気しておき
たいという要請があった。
なお、室内を熱交換型の空気調和装置で冷暖房を行う場
合には、室内の換気がほとんど不要となるが、その場合
には、空気調和装置が高価であると共に、運転コストが
高く、一般の住宅用としては適さないという不都合を有
していた。
考案の目的 本考案は、このような実情に鑑みてなされたものであ
り、窓を開けずにかつ室内の断熱性、気密性、及び遮音
性を著しく損うことなく、室内を穏やかに換気し、しか
も換気するための運転コストが不要で、かつ雨や雪や風
等が室内に入り込まず、防犯上も安全で、しかも取付も
容易な通風装置を提供することを目的とする。
考案の概要 かかる目的を達成するために、本考案に係る通風装置
は、複数の固定通孔が断続的に形成され、所定間隔に平
行に配設される内層側固定板と、 各内層側固定板部の内側に摺接移動可能に保持され、所
定の摺接移動位置で前記固定通孔と連通する可動通孔が
摺接移動方向に断続的に形成された可動板と、 これら可動板間に介装され、各可動板を前記内層側固定
板に圧接させる弾力性を有する弾性部材と、 前記両内層側固定板の外側に取外し自在に装着され、前
記固定通孔と常時連通する通気孔が形成された合成樹脂
製の外層側固定板と、 前記両可動板を連動して摺接移動させるように、室内側
可動板部に取付けられ、外層側固定板の室内側に突出す
る操作用把手部とから成ることを特徴としている。
このような本考案に係る通風装置によれば、操作用把手
部を操作して、可動板を内層側固定板に対して摺接移動
させることにより、可動通孔と固定通孔とを連通させれ
ば、室内と室外とが通風可能となるため、採光用の窓を
開けずにかつ室内の断熱性及び気密性を著しく損うこと
なく、室内を穏やかに換気することが可能となる。しか
も、その際に換気扇等を稼動する必要がないため、運転
コストも不要である。また、何重もの通孔を通して室外
と室内とが連通されるため、そこから風雨や風雪等が室
内に入り込む虞は少ない。さらに、窓を開けずに換気で
きるため、防虫、ないし防犯等の点でも都合が良い。ま
た、このような装置によって、建物の外観ないし内装上
の美観を損うこともなく、装置のデザインによっては、
建物の美観を工場させることもできる。
特に、このような通風装置を複層ガラスと共に窓枠内に
一体に取付ければ、窓を建物に取付ける際に、通風装置
も一体に取付けることができるので、作業上便利であ
る。しかも、本考案によれば、外層側固定板と内層側固
定板とが、取外し自在に構成されているため、この通風
装置を窓枠に取付けるための作業が非常に容易であり都
合が良い。
考案の具体的説明 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて具体的に説
明する。
第1図は本考案の一実施例に係る通風装置を窓に取付け
た場合の室内側正面図、第2図は第1図に示すII−II線
に沿う断面図、第3図は第1,2図に示す通風装置の室内
側正面図、第4図は本考案の他の実施例に係る通風装置
を窓に取付けた場合の室内側正面図である。
第1図に示す実施例は、本考案に係る通風装置1を、引
き違い窓2における一方の窓枠3上部に取付けた場合の
例を示している。通風装置1は、第2図に詳示するよう
に、窓枠3に対して直接取付けられる框を介して窓枠3
に取付けられる。窓枠3は、金属材料(アルミニウム、
ステンレススチール鋼等)、合成樹脂材(塩化ビニル樹
脂等)、無機材(セメント等)、木材、若しくはこれら
の複合材等により成形される。なお、本考案に係る通風
装置1は、必ずしも窓と一体にする必要はなく、窓と別
体にて窓の両側の壁面に設けても良く、また、窓とは全
く関係のない壁面に設けても良い。
本考案に係る通風装置1は、複数の固定通孔5が断続的
に形成され、所定間隔に平行に配設される内層側固定板
6,6を有する。内層側固定板6,6の両側端部間には、合成
樹脂等から成るスペーサ7,7が介装され、これら固定板
6,6間に断熱用隙間8を形成してある。
各内層側固定板6,6の内側には、可動板9,9が、第2図に
示す紙面に垂直方向に摺接移動可能に保持してある。各
可動板9,9には、可動通孔10,10が、摺接移動方向に断続
的に形成してあり、可動板9,9の所定の摺接移動位置で
固定通孔5,5と連通するようになっている。
可動板9,9と内層側固定板6,6とは、装置全体の機械的強
度を向上させるために、アルミニウム、ステンレスない
しはその他の金属で構成されることが好ましいが、これ
に限定されない。
可動板9,9間には、各可動板9,9を、それぞれ近接する内
層側固定板に圧接させる弾力性を有する弾性部材11が介
装されている。この弾性部材11は、たとえばゴム材、発
泡プラスチック等の弾力性を有する材料で構成され、各
可動板9,9間における摺接移動方向に断続的もしくは連
続的に伸延するように、可動板9,9間に装着固定され
る。
内層側固定板6,6の外側には、係合用突起12,12が形成し
てあり、ここに、外層側固定板13,13に形成された係合
用突起14,14が係合し、各外層側固定板13,13がそれぞれ
内層側固定板6に対して着脱自在に取付けられる。外層
側固定板13,13には、内層側固定板6,6に形成された固定
孔5に緩衝空間16,16を介して、常時連通する通気孔15,
15が形成されている。通気孔15,15は、第3図に示す実
施例では、2列のデザインにしてあるが、これに限ら
ず、種々のデザインに形成することもできる。外層側固
定板13は、ポリ塩化ビニル(PVC)、硬質ウレタン、ポ
リカーボネイト等のプラスチックで一体に成形されるこ
とが好ましい。美的外観を向上させると共に断熱性を向
上させるためである。
室内側の外層側固定板13には、操作用把手部17が摺接移
動自在に装着してある。操作用把手部17は、両可動板9,
9を連動して摺接移動させ、可動通孔10と固定通孔5と
を連通状態にさせたり、非連通状態にさせたり、制御す
るためのものである。
両外層側固定板13,13の一方の側端部は、内層側固定板
6,6に対して突出しており、これら外層側固定板13,13間
に、シール材18を介して複層ガラス19の一端縁部が取付
けられるようになっている。また、外層側固定板13,13
の他方の側端部は、内層側固定板6,6に対して引っ込ん
でおり、内層側固定板6,6の側端部が框4に取付けられ
るようになっている。框4は、一般には複層ガラス19を
窓枠13に取付けるるためのものであり、框本体4aに対し
て取外し自在な押し縁4bを有している。押し縁4bは、通
風装置1を框4に取付ける際に、框本体4aに取付けられ
る。
本考案では、外層側固定板13が内層側固定板6に対して
着脱自在になっているため、押し縁4bを框本体4aに取付
けて、内層側固定板6の側端部を固定する際に、外層側
固定板13を内層側固定板6から取外しておけば、その取
付作業が容易となる。
このような通風装置1によれば、操作用把手部17を操作
して、可動板9,9を内層側固定板6,6に対して摺接移動さ
せることにより、可動通孔10と固定通孔5とを連通さ
せ、室内と室外とを通風可能とすることができる。この
ため、採光用の窓を開けずにかつ室内の断熱性及び気密
性を著しく損うことなく、室内を穏やかに換気すること
が可能となる。しかも、その際に換気扇等を稼動する必
要がないため、運転コストも不要である。また、換気が
不要の場合には、可動板9,9を摺接移動させることによ
り、可動通孔10と固定通孔5とを非連通状態とし、室外
と室内とを、緩衝空間16,16、内層側固定板6,6、可動板
9,9、および断熱用隙間8で遮断するので、複層ガラス1
9と略同等の断熱性が得られ、結露等を有効に防止し得
る。
なお、換気の際には、何重もの通孔5,10,15を通して室
外と室内とが連通されるため、そこから風雨や風雪等が
室内に入り込む虞は少ない。また、窓を開けずに換気で
きるため、防虫、ないし防犯等の点でも都合が良い。さ
らに、このような装置によって、建物の外観ないし内装
上の美観を損うこともなく、装置のデザインによって
は、建物の美観を向上させることもできる。
また、このような通風装置1によれば、窓を建物に取付
ける際に、通風装置も一体に取付けることができるの
で、作業上便利である。しかも、本実施例によれば、外
層側固定板13と内層側固定板6とが、取外し自在に構成
されているため、この通風装置1を窓枠3に取付けるた
めの作業が非常に容易であり都合が良い。
なお、本考案は上述した実施例に限定されるものではな
く、種々に改変することが可能である。
たとえば、上述した実施例では、本考案に係る通風装置
を引違い窓に取付けた例を示したが、これに限らず、第
4図に示すように、内開き窓2aに、本考案に係る通風装
置1を取付けるようにしても良い。
また、可動板9に形成する可動孔10または内層側固定板
6に形成する固定孔5のいずれか一方もしくは双方に網
状物を取付け、網戸を兼ねた構造にすることも可能であ
る。
発明の効果 以上説明してきたように、本考案に係る通風装置によれ
ば、窓を開けずにかつ室内の断熱性、気密性、および遮
音性を著しく損うことなく、室内を穏やかに換気するこ
とができる。しかも換気するための運転コストも不要で
あると共に、雨や雪等が換気の際に入り込む虞も少な
い。さらに、窓を開けずに換気できるため、防虫、ない
し防犯等の点でも都合が良い。
また、本考案によれば、外層側固定板と内層側固定板と
が、取外し自在に構成されているため、この通風装置を
たとえば窓枠に取付けるための作業が非常に容易であり
都合が良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る通風装置を窓に取付け
た場合の室内側正面図、第2図は第1図に示すII−II線
に沿う断面図、第3図は第1,2図に示す通風装置の室内
側正面図、第4図は本考案の他の実施例に係る通風装置
を窓に取付けた場合の室内側正面図である。 1…通風装置、3…窓枠、4…框 5…固定孔、6…内層側固定板 9…可動板、10…可動孔 11…弾性部材、13…外層側固定板 15…通気孔、19…複層ガラス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 福田 恵輝 神奈川県横浜市港北区小机町178 カネカ 社宅101 (56)参考文献 実開 昭54−40652(JP,U) 実開 昭60−137090(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の固定通孔が断続的に形成され、所定
    間隔に平行に配設される内層側固定板と、 各内層側固定板部の内側に摺接移動可能に保持され、所
    定の摺接移動位置で前記固定通孔と連通する可動通孔が
    摺接移動方向に断続的に形成された可動板と、 これら可動板間に介装され、各可動板を前記内層側固定
    板に圧接させる弾力性を有する弾性部材と、 前記両内層側固定板の外側に取外し自在に装着され、前
    記固定通孔と常時連通する通気孔が形成された合成樹脂
    製の外層側固定板と、 前記両可動板を連動して摺接移動させるように、室内側
    可動板部に取付けられ、外層側固定板の室内側に突出す
    る操作用把手部とから成る通風装置。
  2. 【請求項2】請求項第1項に記載の通風装置は、窓枠に
    框を介して窓枠内に取付けられ、通風装置における外層
    側固定板部間に、複層ガラスの一端縁部が取付けられる
    ことを特徴とする通風装置。
JP2011989U 1989-02-22 1989-02-22 通風装置 Expired - Lifetime JPH0640872Y2 (ja)

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JPH02112890U JPH02112890U (ja) 1990-09-10
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CN102900341A (zh) * 2011-07-29 2013-01-30 株式会社佐原 换气装置的夹持构造
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