JP2019011644A - 地組架台、下地材保持具および地組架台を用いた外壁パネルの作製方法 - Google Patents

地組架台、下地材保持具および地組架台を用いた外壁パネルの作製方法 Download PDF

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Abstract

【課題】剛性が高められた外壁パネル、この外壁パネルを地組する地組架台、地組架台で用いられる下地材保持具および地組架台を用いた外壁パネルの作製方法を提供する。【解決手段】地組架台1は、複数の外壁面材51を上下に並べて下地材52で連結した外壁パネル5を、当該外壁パネル5が取り付けられる建物躯体の取付箇所とは異なる場所で組み立てるためのものである。この地組架台1は、上記下地材52となる閉鎖断面鋼材の縦胴縁52aの外面に接触し、当該縦胴縁52aの左右移動および前後移動を規制する規制状態と、上記規制状態を解除する解除状態とを形成する下地材保持具2を備えている。【選択図】図4

Description

この発明は、上下に配置した外壁面材を下地材で連結した外壁パネルを建物躯体の外壁取付箇所とは異なる場所で組み立てるのに用いられる外壁パネルの地組架台、この地組架台に用いる下地材保持具および地組架台を用いた外壁パネルの作製方法に関する。
特許文献1には、建物躯体への取付状態で上下方向に並ぶ複数枚の外壁パネルを、上記建物躯体への取付け用の下地となり、上記外壁パネルの横幅方向に並んでそれぞれ上下方向に延びる複数本の胴縁に、上記建物躯体の外壁パネル取付け箇所とは別の場所で組み付けて下地一体型の外壁パネルユニットとする作業に用いる地組架台であって、自立する地組架台本体と、この地組架台本体にそれぞれ取付けられ、上記外壁パネルユニットのユニット化前の上記複数本の各胴縁を、ユニット化後の配置関係でかつ立ち姿勢として、その下端および上部で位置決め状態に保持する複数の下端固定治具および上側固定治具と、を備える、外壁パネルの地組架台が開示されている。
特開2016−94786号公報
上記特許文献では、外壁パネルは上記下地材(縦胴縁)として開放断面鋼材を用いているが、このような開放断面鋼材を用いた場合の剛性よりもさらに高剛性の外壁パネルが求められる。
この発明は、上記の事情に鑑み、外壁パネルを地組する地組架台、地組架台で用いられる下地材保持具および地組架台を用いた外壁パネルの作製方法を提供することを課題とする。
この発明の地組架台は、複数の外壁面材を上下に並べて下地材で連結した外壁パネルを、当該外壁パネルが取り付けられる建物躯体の取付箇所とは異なる場所で組み立てるための地組架台であって、上記下地材となる閉鎖断面鋼材の外面に接触し、当該閉鎖断面鋼材の左右移動および前後移動を規制する規制状態と、上記規制状態を解除する解除状態とを形成する下地材保持具を備えたことを特徴とする。
上記の構成であれば、上記下地材となる閉鎖断面鋼材の左右移動および前後移動を規制する規制状態および解除状態とを形成するので、地組される外壁パネルの下地として閉鎖断面鋼材を用いることができる。
上記下地材保持具は、上記閉鎖断面鋼材の後面を含む隣り合う2面に接触する固定接触部と、前面を含む他の隣り合う2面に接触および離脱が行える蝶番を備えた可動接触部とを備えていてもよい。これによれば、上記蝶番を利用するので、例えば、螺子で片部の着脱をする場合に比べて、迅速かつ簡易に作業が行えるようになる。
上記可動接触部は、上記蝶番で接続される複数の片部を備えており、上記片部の全てが上記他の隣り合う2面から離脱した第1状態と、上記片部の一部が上記前面の位置を前方向に越えないように上記側面に接触する第2状態と、上記片部の全てが上記前面および上記側面の両方に接触する第3状態とを形成するようにしてもよい。これによれば、上記第3状態において、上記片部が上記閉鎖断面鋼材の上記前面に接触している箇所に至るまで、上記外壁面材を積み上げて上記閉鎖断面鋼材に固定していくことができ、上記片部が上記閉鎖断面鋼材の上記前面に接触している箇所に至ると、上記第2状態を形成することで、さらに外壁面材を積み上げて上記閉鎖断面鋼材に固定することができ、上記第1状態を形成することで、完成した外壁パネルを地組架台から取り外すことができる。
上記下地材保持具として、上記下地材の上側を保持する上段側の下地材保持具と、上記下地材の中側を保持する中段側の下地材保持具と、を備えてもよい。これによれば、中段側の下地材保持具において、上記第2状態を形成しても、上段側の下地材保持具において上記第3状態を形成しておくことができるので、上記閉鎖断面鋼材を安定的に保持することができる。
上記下地材として混在される開放断面鋼材の開口部を利用して当該開放断面鋼材の左右移動および前後移動を規制する規制状態と、上記規制状態を解除する解除状態とを形成できる開放断面鋼材用の下地材保持具を備えてもよい。
また、この発明の下地材保持具は、複数の外壁面材を上下に並べて下地材で連結した外壁パネルを、当該外壁パネルが取り付けられる建物躯体の取付箇所とは異なる場所で組み立てるための地組架台に用いられる下地材保持具であって、上記下地材の左右方向の一方向の移動規制を行う第1固定部と、上記下地材の左右方向の他方向の移動規制および規制解除を行う第1可動部と、上記下地材の前後方向のうちの後ろ方向の移動規制を行う第2固定部と、上記第1可動部に可動に設けられており、上記下地材の前後方向のうちの前方向の移動規制および規制解除を行う第2可動部と、を備えることを特徴とする。
上記の構成であれば、上記第1可動部に設けられた上記第2可動部の動作により、上記下地材の前後方向のうちの前方向の移動規制および規制解除が行え、上記第1可動部の動作により、上記下地材の左右方向のうちの一方向の移動規制および規制解除が行える。
上記の下地材保持具において、上記移動規制と規制解除の動作が蝶番によって行われてもよい。
また、この発明の外壁パネルの作製方法は、複数の外壁面材を上下に並べて下地材で連結した外壁パネルを、当該外壁パネルが取り付けられる建物躯体の取付箇所とは異なる場所で組み立てるための地組架台を用い、上記下地材として閉鎖断面鋼材を備える外壁パネルを作製する方法であって、上記閉鎖断面鋼材の上記外壁面材が取り付けられる前面の中側位置と上側位置に片部を接触させて上記下地材を保持し、上記外壁面材の上記下地材への取り付けが上記中側位置に差し掛かった際に、上記中側位置の片部による上記閉鎖断面鋼材の前面との接触を解除して上記外壁面材を取り付けていくことを特徴とする。
上記の方法であれば、上記外壁面材の上記下地材への取り付けが上記中側位置に差し掛かった際に、上記上側位置の片部の接触を維持しつつ、上記中側位置の片部の接触を解除して上記外壁面材を取り付けていくので、上記閉鎖断面鋼材を安定的に保持しつつ、上記中側位置より上側でも上記外壁面材を取り付けていくことができる。
本発明であれば、外壁パネルの剛性を高めることができ、このような高剛性の外壁パネルを地組架台で組み立てることができる等の諸効果を奏する。
本発明の実施形態に係る地組架台で作製される外壁パネルの構造例を示した概略の斜視図である。 同図(A)は図1の外壁パネルにおける外壁面材の上部および下部を示した断面図であり、同図(B)は図1の上下に並ぶ外壁面材の嵌め込み箇所の断面図である。 本発明の実施形態に係る外壁パネルの地組架台を実線で示し、外壁パネルを仮想線で示した正面図である。 図3の地組架台を実線で示し、組み立て中の外壁パネルを仮想線で示した概略の斜視図である。 図3の地組架台に設けられた部材による外壁面材の側面側位置規制を示した説明図である。 図3の地組架台による外壁パネルの組み立ておよびこれに伴う下地材保持具の操作状態を示した説明図である。 本発明の実施形態に係る閉鎖断面鋼材用の下地材保持具を示した概略の平面図である。 開放断面鋼材用の下地材保持具を示した概略の平面図である。 図7の下地材保持具の操作状態を示した説明図である。 本発明の実施形態に係る開放断面鋼材用の下地材保持具を示した説明図である。 図10の下地材保持具を示した説明図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示すように、外壁パネル5は、複数の横長の外壁面材51を上下に並べて下地材52で相互に連結された構造を有する。図1に示す例では、上記下地材52は、最も端位置の2本の縦胴縁52aと、中央側の例えば4本の縦胴縁52bを備えて成る。上記縦胴縁52aは、角形鋼管等の閉鎖断面鋼材からなっている。一方、上記縦胴縁52bは、リップ溝型鋼や溝型鋼等の開放断面鋼材からなる。なお、下地材52の全てを閉鎖断面鋼材である縦胴縁52aとすることもできる。
上記外壁面材51の側面側の前後幅方向の略中央には、突出部51gが形成されている。また、上記外壁面材51は、例えば、図2(A)および図2(B)に示すように、不燃断熱材51aを鋼板51b、51cで挟み込んだ金属サンドイッチパネルである。2枚の外壁面材51を上下に並べた場合、下段に位置する外壁面材51の上端面に形成された横幅方向に長い2か所の凹部51dに、上段に位置する外壁面材51の下端面に形成された横幅方向に長い2か所の凸部51eが嵌まり込むことにより、上下の外壁面材51が互いに面外方向に位置ずれしないように組み合わされる。なお、上下の外壁面材51により形成される目地の高さ(幅)Xは、例えば、10mm程度とされる。
図3および図4に示すように、地組架台1を用いることによって、上記複数の外壁面材51を上下に並べて下地材52で連結した外壁パネル5を、当該外壁パネル5が取り付けられる建物躯体の外壁取付箇所とは異なる場所で組み立てることができる。なお、図4では、地組架台1を簡略化して示している。また、この図4において、「前側」は、地組架台1を構成する各部材についての前面側とされ、また、上記外壁面材51等は、その前面側を上記「前側」に向けた状態でセットされるものとする。
上記地組架台1は、上記外壁面材51の側面側に位置する支柱部11Aと、上記外壁面材51の後面側となる位置に配置された奥側支柱部11Bと、上記支柱部11A、11Bの下側と中側と上側とにそれぞれ掛け渡される3本の梁部12と、を備える。
例えば、上記支柱部11Aの下部側は、下側の梁部12の前面側に固定されており、上記支柱部11Aの中央側および上部側は、中側と上側の梁部12の前面側にスペーサ11aを介してそれぞれ固定されている。中側と上側の梁部12は、上記縦胴縁52a、52bの後面側に設けられる。また、例えば、上記奥側支柱部11Bの下端は、下側の梁部12の上面上に固定され、上記奥側支柱部11Bの上部は、上側の梁部12の前面側に固定されている。
上記梁部12は、例えば、架台支持フレームに固定される。また、例えば、最下の梁部12の前部側に最下段の外壁面材51が置かれる。
上段に位置する上記梁部12および中段に位置する上記梁部12上には、閉鎖断面鋼材からなる上記縦胴縁52aを保持する下地材保持具2および開放断面鋼材からなる上記縦胴縁52bを保持する下地材保持具3が固定されている。なお、下段に位置する上記梁部12には、図示していないが、上記縦胴縁52a、52bが差し込まれる位置決め凸部或いは上記縦胴縁52a、52bの側面が当接される位置決め板部が設けられる。
図4に示したごとく、上記縦胴縁52a、52bをセットした後、外壁面材51をセットしていく。この時に、外壁面材51に面外方向の反りがあれば、図示しない反り矯正手段によって強制することもできる。作業者は、セットした上記外壁面材51の上端部側に前面側からビス等をねじ込み、上記外壁面材51を上記縦胴縁52a、52bの前面に固定する。
また、上下に配置される複数の外壁面材51については、例えば、図5に示すように、定規部材14(Lアングル等)の突出板部を基準面とし、この基準面に外壁面材51の一側面を押し当てることで、複数の外壁面材51の側面を互いに揃えることができる。ここで、上記外壁面材51の上記突出部51gと干渉しないように、上記定規部材14の突出板部は、上記突出部51gよりも前側となる箇所の上記外壁面材51の側面部に接触するように設けられている。換言すれば、上記外壁面材51の外観側となる面において、上記定規部材14による上記外壁面材51の側面揃えが行われる。
また、上下に配置される複数の外壁面材51の横目地の高さ(幅)Xについては、図示しない調整治具によって上側の外壁面材51を下側に押さえることで、上下の外壁面材51にできる目地の高さ(幅)Xを、例えば一定の10mmに調節することができる。
また、図6に示すように、上記下地材保持具2,3によって上記縦胴縁52a、52bの前後方向の移動規制がされた状態で、外壁面材51を上記縦胴縁52a、52bに固定していく際に、上記下地材保持具2を操作することができ、また、外壁パネル5が完成された後には、上記下地材保持具2、3を操作して、上記外壁パネル5を地組架台1から取り外すことができる。
上記下地材保持具2は、例えば、図7に示すように、ベース板21を備える。このベース板21にはボルト挿通孔が形成されており、このボルト挿通孔にボルトを挿通し、上記梁部12に形成されている螺子孔にねじ込むことで、上記ベース板21が上記梁部12に固定される。
上記下地材保持具2は、前面側に突出するように片部22(第2固定部)を備える。上記ベース板21の前側の辺(第1固定部)と、この辺に直交する上記片部22(第2固定部)の辺とにより、閉鎖断面鋼材からなる上記縦胴縁52aの後面を含む隣り合う2面に接触する固定接触部が形成される。そして、上記片部22から上記縦胴縁52aの幅相当の間隔をおいて、上記縦胴縁52aの前面を含む他の隣り合う2面に接触および離脱が行える可動接触部23が設けられている。上記下地材保持具2は、上記片部22による固定接触部と上記可動接触部23とにより、上記閉鎖断面鋼材からなる上記縦胴縁52aの外面に接触し、上記縦胴縁52aの左右移動および前後移動を規制する規制状態と、上記規制状態を解除する解除状態とを形成することができる。
上記可動接触部23は、第1片部23aを回動自在に支持するように上記ベース板21上に設けられた蝶番23bと、上記第1片部23aの端側で第2片部23cを回動自在に支持する蝶番23dと、上記第2片部23cの略中央側で第3片部23eを回動自在に支持する蝶番23fとを備える。上記蝶番23bおよび蝶番23dは上記ベース板21の前側の辺と平行に回動軸を有しており、上記蝶番23fは上記前側の辺と略同一面内で直交する方向に回動軸を有している。
なお、この実施形態では、上記第1、2片部23a、23cと上記蝶番23b、23dとによって、請求項記載の第1可動部が構成されており、上記蝶番23fと上記第3片部23eとによって、第2可動部が構成されている。そして、上記のように、上記ベース板21の前側の辺によって請求項記載の第1固定部が形成され、上記片部22によって第2固定部が形成されている。
上記下地材保持具2では、図9に示すように、上記可動接触部23において、上記片部23a、23c、23eの全てが上記他の隣り合う2面から離脱した第1状態と、上記片部の一部(上記第1片部23a)が上記他の隣り合う2面のうちの前面の位置を前方向に越えないように上記2面のうちの側面に接触する第2状態と、上記片部23a、23c、23eの全てが上記他の隣り合う2面である前面および側面の両方に接触する第3状態とを形成することができる。
上記開放断面鋼材である縦胴縁52bを保持する下地材保持具3は、例えば、図8に示すように、ベース板31を備える。このベース板31にはボルト挿通孔が形成されており、このボルト挿通孔にボルトを挿通し、上記梁部12に形成されている螺子孔にねじ込むことで、上記ベース板31が上記梁部12に固定される。
上記下地材保持具3は、前面側に突出するように固定片部32を備える。この固定片部32には、上記縦胴縁52bとしてのリップ溝形鋼におけるリップ部に係合する係合部32aが形成されている。上記リップ溝形鋼における後面側が上記ベース板31の前側の辺に当たり、上記係合部32aをリップ部に係合させることで、上記縦胴縁52bの前後移動を規制する規制状態を形成することができる。また、上記固定片部32から上記縦胴縁52bの幅相当の間隔をおいて、上記縦胴縁52bの側面に接触および離脱が行える可動接触部33が設けられている。上記可動接触部33は、上記縦胴縁52bの側面に接触する片部33aを、上記ベース板31上に設けた蝶番33bによって、回動自在に支持する。
上記下地材保持具3に替えて、図10および図11に示すように、下地材保持具300を用いてもよい。この下地材保持具300は、前面側に突出するように片部302(第2固定部)を備える。上記ベース板301の前側の辺(第1固定部)と、この辺に直交する上記片部302の辺とにより、上記開放断面鋼材である上記縦胴縁52bの後面を含む隣り合う2面に接触する固定接触部が形成される。そして、上記片部302から上記縦胴縁52bの幅相当の間隔をおいて、上記縦胴縁52bのリップ部の片側の縁面と側面の2面に接触および離脱が行える可動接触部303が設けられている。上記下地材保持具300は、上記片部302による固定接触部と上記可動接触部23とにより、上記縦胴縁52bの左右移動および前後移動を規制する規制状態と、上記規制状態を解除する解除状態とを形成することができる。
上記可動接触部303は、第1片部303aを回動自在に支持するように上記ベース板301上に設けられた蝶番303bと、上記第1片部303aに第2片部303cを回動自在に支持する蝶番303dとを備える。上記蝶番303bは上記ベース板301の前側の辺と平行に回動軸を有しており、上記蝶番303dは上記前側の辺と略同一面内で直交する方向に回動軸を有している。この実施形態では、上記第1片部303aと上記蝶番303bとによって、請求項記載の第1可動部が構成されており、上記第2片部303cと上記蝶番303dとによって、第2可動部が構成されている。そして、上記のように、上記ベース板301の前側の辺によって請求項記載の第1固定部が形成され、上記片部302によって第2固定部が形成されている。
上述したように、上記外壁パネル5は、閉鎖断面鋼材からなる縦胴縁52aと開放断面鋼材からなる縦胴縁52bを混在させたので、全ての下地材が開放断面鋼材によって構成された外壁パネルに比べて剛性を高めることができる。もちろん、全ての下地材が閉鎖断面鋼材からなる縦胴縁52aから成るものでもよく、これによれば、さらに剛性を高めることが可能になる。
また、上記地組架台1は、上記閉鎖断面鋼材からなる縦胴縁52aの外面に接触し、当該縦胴縁52aの左右移動および前後移動を規制する規制状態と、上記規制状態を解除する解除状態とを形成する下地材保持具2を備える。そして、この下地材保持具2は、上記片部22による固定接触部および、上記可動接触部23を備えるので、例えば、螺子による片部の着脱をする場合に比べて、迅速かつ簡易に作業が行えるようになる。
上記可動接触部23を備えると、上記第1状態と、上記第2状態と、上記第3状態とを形成することができる。そして、上記第3状態において、上記片部23a等が上記閉鎖断面鋼材からなる縦胴縁52aの上記前面に接触している箇所に至るまで、上記外壁面材51を積み上げて上記閉鎖断面鋼材に固定していくことができ、上記片部23a等が上記縦胴縁52aの上記前面に接触している箇所に至ると、上記第2状態を形成することで、さらに外壁面材51を積み上げて上記縦胴縁52aに固定することができ、上記第1状態を形成することで、完成した外壁パネル5を地組架台1から取り外すことができる。
上記下地材保持具2として、上記閉鎖断面鋼材からなる縦胴縁52aの上側を保持する上段側の下地材保持具2と、上記縦胴縁52aの中側を保持する中段側の下地材保持具2と、を備えると、中段側の下地材保持具2において、上記第2状態を形成しても、上段側の下地材保持具2において上記第3状態を形成しておくことができるので、上記縦胴縁52aを安定的に保持することができる。すなわち、この実施形態では、上記外壁パネル5を作製する方法として、上記縦胴縁52aの上記外壁面材51が取り付けられる前面の中側位置と上側位置に上記片部23a等を接触させて上記縦胴縁52aを保持し、上記外壁面材51の上記縦胴縁52aへの取り付けが上記中側位置に差し掛かった際に、上記中側位置の上記片部23a等の接触を解除して上記外壁面材51を取り付けるようにしている。上記閉鎖断面鋼材からなる上記縦胴縁52aを安定的に保持しつつ、上記中側位置より上側でも上記外壁面材51を取り付けていくことができる。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
1 :地組架台
2 :下地材保持具(閉鎖断面鋼材)
3 :下地材保持具(開放断面鋼材)
5 :外壁パネル
11A :支柱部
11B :奥側支柱部
11a :スペーサ
12 :梁部
14 :定規部材
21 :ベース板
22 :片部
23 :可動接触部
23a :第1片部
23b :蝶番
23c :第2片部
23d :蝶番
23e :第3片部
23f :蝶番
31 :ベース板
32 :固定片部
32a :係合部
33 :可動接触部
33a :片部
33b :蝶番
51 :外壁面材
51a :不燃断熱材
51b :鋼板
51c :鋼板
51d :凹部
51e :凸部
51g :突出部
52 :下地材
52a :縦胴縁(閉鎖断面)
52b :縦胴縁(開放断面)
300 :下地材保持具
301 :ベース板
302 :片部
303 :可動接触部
303a :第1片部
303b :蝶番
303c :第2片部
303d :蝶番

Claims (8)

  1. 複数の外壁面材を上下に並べて下地材で連結した外壁パネルを、当該外壁パネルが取り付けられる建物躯体の取付箇所とは異なる場所で組み立てるための地組架台であって、
    上記下地材となる閉鎖断面鋼材の外面に接触し、当該閉鎖断面鋼材の左右移動および前後移動を規制する規制状態と、上記規制状態を解除する解除状態とを形成する下地材保持具を備えたことを特徴とする地組架台。
  2. 請求項1に記載の地組架台において、上記下地材保持具は、上記閉鎖断面鋼材の後面を含む隣り合う2面に接触する固定接触部と、前面を含む他の隣り合う2面に接触および離脱が行える蝶番を備えた可動接触部とを備えることを特徴とする地組架台。
  3. 請求項2に記載の地組架台において、上記可動接触部は、上記蝶番で接続される複数の片部を備えており、上記片部の全てが上記他の隣り合う2面から離脱した第1状態と、上記片部の一部が上記前面の位置を前方向に越えないように上記側面に接触する第2状態と、上記片部の全てが上記前面および上記側面の両方に接触する第3状態とを形成することを特徴とする地組架台。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の地組架台において、上記下地材保持具として、上記下地材の上側を保持する上段側の下地材保持具と、上記下地材の中側を保持する中段側の下地材保持具とを備えることを特徴とする地組架台。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の地組架台において、上記下地材として混在される開放断面鋼材の開口部を利用して当該開放断面鋼材の左右移動および前後移動を規制する規制状態と、上記規制状態を解除する解除状態とを形成できる開放断面鋼材用の下地材保持具を備えたことを特徴とする地組架台。
  6. 複数の外壁面材を上下に並べて下地材で連結した外壁パネルを、当該外壁パネルが取り付けられる建物躯体の取付箇所とは異なる場所で組み立てるための地組架台に用いられる下地材保持具であって、上記下地材の左右方向の一方向の移動規制を行う第1固定部と、上記下地材の左右方向の他方向の移動規制および規制解除を行う第1可動部と、上記下地材の前後方向のうちの後ろ方向の移動規制を行う第2固定部と、上記第1可動部に可動に設けられており、上記下地材の前後方向のうちの前方向の移動規制および規制解除を行う第2可動部と、を備えることを特徴とする下地材保持具。
  7. 請求項6に記載の下地材保持具において、上記移動規制と規制解除の動作が蝶番によって行われることを特徴とする下地材保持具。
  8. 複数の外壁面材を上下に並べて下地材で連結した外壁パネルを、当該外壁パネルが取り付けられる建物躯体の取付箇所とは異なる場所で組み立てるための地組架台を用い、上記下地材として閉鎖断面鋼材を備える外壁パネルを作製する方法であって、上記閉鎖断面鋼材の上記外壁面材が取り付けられる前面の中側位置と上側位置に片部を接触させて上記下地材を保持し、上記外壁面材の上記下地材への取り付けが上記中側位置に差し掛かった際に、上記中側位置の片部による上記閉鎖断面鋼材の前面との接触を解除して上記外壁面材を取り付けていくことを特徴とする外壁パネルの作製方法。
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