JP7178875B2 - 連結デスク - Google Patents

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Description

本発明は、連結デスクに関する。
従来、天板と、天板を直接的又は間接的に支持可能な複数の脚部材と、を備えるデスクが広く利用されている。これに関連して、隣接するデスクと脚部材を共有し、又は正対するデスクと互いの脚部材を接続することにより連結される連結デスクが提案されている(例えば、特許文献1)。従来技術の連結デスクは、天板の両端を支持する一対のエンド脚体と、一対のエンド脚体の間で天板を支持する中間脚体(内側脚体)と、中間脚体とエンド脚体とを接続する一対の横梁部材と、を備えており、一対の横梁部材(ビーム)が対向配置されることで、配線等を収容可能なケースウェイ(ダクト)が形成される。
特開2016-214680号公報
従来技術の連結デスクでは、エンド脚体がパネル状となっているため、天板端部の下方が閉鎖され、ダクトが外部から見え難くなっており、連結デスクの美観が確保されている。一方で、連結デスクの美観については、天板端部の下方を開放し、足元をすっきり見せたいという要望もあり、機能については、エンド脚体側に人が着座可能とさせたいという要望もある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、求められる美観及び機能に応じて天板端部の下方を閉鎖することと天板端部の下方を開放することとを選択可能とする連結デスクを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、以下の構成を採用した。即ち、本発明は、天板パネルと前記天板パネルを下方から支持する脚体とを有する複数のデスクが、隣接する前記デスク同士で前記脚体を共有することで連結された連結デスクであって、複数の前記天板パネルが並ぶことで形成された天板と、前記天板の下方に形成された空間である下方空間において前記天板の端部側に配置された前記脚体であるエンド脚体と、前記下方空間において前記エンド脚体よりも内側に配置された前記脚体である内側脚体と、前記天板の下面に沿って前記内側脚体から前記エンド脚体まで延在し、被収容物を収容可能なダクトと、を有し、前記内側脚体には、深さの異なる少なくとも2種類のダクトを選択的に取り付け可能であり、前記内側脚体に相対的に深い前記ダクトを取り付ける場合、前記エンド脚体を、前記天板の端部の下方を閉鎖するパネル脚体とし、前記内側脚体に相対的に浅い前記ダクトを取り付ける場合、前記エンド脚体を、前記天板の端部の下方を開放するオープン脚体とする、連結デスクである。
また、本発明は、前記相対的に浅いダクトの前記オープン脚体側の端部は、深さが前記オープン脚体に向かって徐々に減少するテーパ状となっていてもよい。
また、前記内側脚体は、複数の前記ダクトを取付可能であり、前記内側脚体に取り付けられた複数の前記ダクトは、互いに異なる方向に延在してもよい。
また、前記相対的に浅いダクトの前記オープン脚体側の端部には、前記下方空間の外側に張り出したパネル支持部を取り付け可能であり、前記パネル支持部には、前記天板の隣に追加されることで当該天板を拡張する拡張天板パネルが支持されてもよい。
また、前記相対的に浅いダクトの前記オープン脚体側の端部には、前記下方空間の外側に張り出したモニタ支持部を取り付け可能であり、前記モニタ支持部には、モニタが支持されてもよい。
本発明によれば、求められる美観及び機能に応じて天板端部の下方を閉鎖することと天板端部の下方を開放することとを選択可能とする連結デスクを提供することができる。
図1は、第1実施形態に係る連結デスクの一例を示す全体斜視図である。 連結デスクを示す図であり、図2(A)は、図1に示す連結デスクの正面図、図2(B)は、右側面図である。 図3は、図1に示す連結デスクの分解図である。 図4は、パネル脚体の斜視図である。 図5は、内側脚体の右側面図である。 図6は、ビームの斜視図である。 図7は、図2(A)におけるA-A断面図である。 図8は、図1に示すダクトの延在方向に直交する断面図であって、ダクトに配線トレイが架設された状態を示す図である。 図9は、第1実施形態に係る連結デスクの一例を示す全体斜視図である。 連結デスクを示す図であり、図10(A)は、図9に示す連結デスクの正面図、図10(B)は、右側面図である。 図11は、図9に示す連結デスクの分解図である。 図12は、オープン脚体の左側面図である。 図13は、ダクトの斜視図である。 図14は、ダクトの斜視図である。 図15は、図10(A)におけるB-B断面図である。 図16は、図9に示すダクトの延在方向に直交する断面図であって、ダクトに配線トレイが架設された状態を示す図である。 図17は、使用者の下肢のための空間を説明するための図である。 図18は、第1実施形態の連結デスクにオプションパーツとしての拡張天板パネルが取り付けられた状態を示す図である。 図19は、第1実施形態の連結デスクにオプションパーツとしてのモニタが取り付けられた状態を示す図である。 図20は、第2実施形態に係る連結デスクの一例を示す全体斜視図である。 内側脚体を示す図であり、図21(A)は、内側脚体の上面図、図21(B)は、内側脚体の側面図である。 図22は、第3実施形態に係る連結デスクの一例を示す全体斜視図である。 内側脚体を示す図であり、図23(A)は、内側脚体の上面図、図23(B)は、内側脚体の側面図である。
次に、本発明に係る連結デスクの実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、以下で説明する実施形態は例示であり、本発明は以下の態様には限定されない。
図1は、第1実施形態に係る連結デスクの一例を示す全体斜視図である。図2は、連結デスクを示す図であり、図2(A)は、図1に示す連結デスクの正面図、図2(B)は、右側面図である。また、図3は、図1に示す連結デスクの分解図である。図1に、連結デスクにおける、前後方向(奥行き方向)、左右方向(幅方向)、上下方向(高さ方向)を示す。
<連結デスク100A>
第1実施形態に係る連結デスク100は、一部の部材を共通としながらも特定の部材を選択的に取り付け可能とすることにより、少なくとも図1に示す連結デスク100Aと図9に示す連結デスク100Bとの2種類の形態をとることができる。まず、図1に示す連結デスク100Aについて説明する。図1に示す連結デスク100Aは、複数(本例では4枚)の天板パネルP1が並ぶことで上面視略矩形状に形成された天板11と、天板11の左右両端を下方から支持する一対のエンド脚体としての一対のパネル脚体12,12と、当該パネル脚体12,12の間に設けられて天板11を下方から支持する内側脚体13と、パネル脚体12と内側脚体13とを接続する横梁部材である複数(4つ)のビーム14と、を有する。連結デスク100Aは、これらの部材により、前後方向及び左右方向において対称となるように形成されている。天板11によって、連結デスク100A付近の空間は、天板11よりも上方の空間と、天板11よりも下方の空間(以下、下方空間S1)とに区画される。本実施形態に係る連結デスク100Aは、例えば、連結デスク100Aの前後方向に椅子が配置され、天板11上にPCや書類等が載置され、下方空間S1に椅子に着座した使用者の下肢が収容されて用いられる。ここで、天板パネルP1と、当該天板パネルP1を支持するパネル脚体12及び内側脚体13と、当該パネル脚体12及び内側脚体13を接続するビーム14と、の組み合わせをデスク体1とする。この場合、連結デスク100Aは、連結されたデスク体1の集合体と捉えることができる。図1に示す連結デスク100Aは、4つのデスク体1が前後左右に2つずつ並んだ状態で互いに連結されることで構成されている。連結デスク100Aにおいて左右に隣接する2つのデスク体1は、互いに内側脚体13を共有しており、前後に隣接する2つのデスク体1は、パネル脚体12及び内側脚体13を互いに共有している。
以下、連結デスク100Aを構成する一対のパネル脚体12,12を区別して説明する場合、右側のパネル脚体12をパネル脚体12Rと称し、左側のパネル脚体12をパネル脚体12Lと称し、区別しない場合は、単にパネル脚体12と称する。また、パネル脚体12と内側脚体13とを区別せずに説明するときには、単に脚体と称する。ここで、図1に示すように、一対のパネル脚体12,12のそれぞれと内側脚体13とは、前後に対向配置された一対のビーム14,14によって接続されている。連結デスク100Aでは、一対のビーム14,14が前後に所定の間隔を空けて対向配置されることで、被収容物としての配線等を収容可能なダクト10が形成されている。ダクト10は、一対のビーム14,14を含んで構成されており、天板11の下面に沿って内側脚体13からパネル脚体12まで延在している。ここで、図1に示す連結デスク100Aに形成された2つのダクト10のうち、内側脚体13からパネル脚体12Rまで延びるダクト10をダクト10Rと称し、内側脚体13からパネル脚体12Lまで延びるダクト10をダクト10Lと称する。なお、ダクト10Rとダクト10Lとを区別しない場合、単にダクト10と称する。また、ダクト10Rを形成する一対のビーム14,14のうち、前側のビーム14をビーム14FRと称し、後側のビーム14をビーム14BRと称する。同様に、ダクト10Lを形成する一対のビーム14,14のうち、前側のビーム14をビーム14FLと称し、後側のビーム14をビーム14BLと称する。ビーム14FR,14BR,14FL,14BLを区別せずに説明するときには、単にビーム14と称する。以下、連結デスク100Aの各構成について説明する。
<天板11>
天板11は、厚み方向が鉛直方向と一致するように設けられた板部材であり、前後左右方向に2枚ずつ並んだ計4枚の天板パネルP1によって、左右幅が奥行きよりも長手な矩形状に形成されている。図1に示すように、各天板パネルP1は、略矩形状を形成する板部材であり、その左右の端部がパネル脚体12又は内側脚体13の上に架設された状態で、パネル脚体12又は内側脚体13の上端と図示しないボルトによって接続される。前後又は左右に隣接する天板パネルP1同士は、内側脚体13を介して連結される。ここで、天板11を構成する天板パネルP1は、左右方向には略隙間なく敷き詰められ、前後方向には所定の間隔を空けて配置されている。この隙間は、後述するダクト10に開口したダクト開口110を形成する。また、天板パネルP1は、その下側に任意のサイズの引き出しを備えてもよい。なお、以下の説明において、連結デスク100Aの「外側」とは、下方空間S1の外に向かう側を指し、「内側」とは、下方空間の内に向かう側を指す。また、天板11を形成する4枚の天板パネルP1を区別して説明する場合、前列右側の天板パネルP1を天板パネルP1FR、前列左側の天板パネルP1を天板パネルP1FL、後列右側の天板パネルP1を天板パネルP1BR、後列左側の天板パネルP1を天板パネルP1BLと、それぞれ称する。また、天板パネルP1を区別しないときは、単に天板パネルP1と称する。図1に示すように、天板パネルP1FR及び天板パネルP1BRの右端部が天板11の右端部を形成し、天板パネルP1FL及び天板パネルP1BLの左端部が天板11の左端部を形成している。
<パネル脚体12>
図2(A)に示すように、一対のパネル脚体12,12は、天板11の左右両端を下方から支持する。つまり、一対のパネル脚体12,12は、下方空間S1において、天板11の左右両端側に配置されている。図1に示すように、パネル脚体12Rは、天板11における天板パネルP1FR及び天板パネルP1BRの右端部を下方から支持する。また、パネル脚体12Lは、天板11における天板パネルP1FL及び天板パネルP1BLの左端部を下方から支持する。図2(B)に示すように、パネル脚体12は、天板11の左右両端において下方空間S1を閉鎖する閉鎖式のエンド脚体である。パネル脚体12は、側面視において略矩形の板状(パネル状)に形成されており、その厚み方向が左右方向と一致するように設けられている。
図3に示すように、パネル脚体12は、更に、前後に隣接する一対の脚体パネルP2,P2が連結金具3によって連結されることで形成されている。脚体パネルP2は、側面視においてパネル脚体12の略半分の前後幅を有する略矩形の板状(パネル状)に形成されており、その厚み方向が左右方向と一致するように設けられている。脚体パネルP2は、各天板パネルP1に対応するように設けられている。図1に示すように、パネル脚体12Rを形成する脚体パネルP2,P2のうち、前側の脚体パネルP2FRは、天板パネルP1FRの右端部を支持し、後側の脚体パネルP2BRは、天板パネルP1BRの右端部を支持する。同様に、パネル脚体12Lを形成する脚体パネルP2,P2のうち、前側の脚体パネルP2FLは、天板パネルP1FLの左端部を支持し、後側の脚体パネルP2BLは、天板パネルP1BLの左端部を支持する。
図4は、パネル脚体12Rの斜視図である。以下、図4を参照しながらパネル脚体12Rを例としてパネル脚体12の詳細について説明する。パネル脚体12Lについてはパネル脚体12Rと左右対称となるものであるため、詳細な説明は割愛する。図4では、パネル脚体12Rの内面(即ち、左側面)が図示されている。図4に示すように、パネル脚体12Rを形成する脚体パネルP2FR,P2BRは、互いに前後対称となるものである。脚体パネルP2FRの内面の上部には、一対の取付穴h1,h1が所定の間隔を空けて上下に並んで形成されている。一対の取付穴h1,h1は、それぞれネジ穴に形成されている。脚体パネルP2FRの内面には、一対の取付穴h1,h1を利用してビーム14FR
の右端が接続される。同様に、脚体パネルP2BRの内面の上部にも、一対の取付穴h1,h1が所定の間隔を空けて上下に並んで形成されている。脚体パネルP2BRの内面には、一対の取付穴h1,h1を利用してビーム14BRの右端が接続される。また、パネル脚体12Rの下端面には、アジャスタ15が設けられている。アジャスタ15は、連結デスク100Aの高さを調整するための部材である。
図2(B)に示すように、第1実施形態に係る連結デスク100Aは、天板11の端部側に配置されるエンド脚体として、天板11の左右両端において下方空間を閉鎖する閉鎖式のパネル脚体12を採用している。そのため、ダクト10を外部から見え難くすることができる。これにより、ダクト10が見えることによる美観の低下を抑制することができる。
<内側脚体13>
図2(A)に示すように、内側脚体13は、一対のパネル脚体12,12の間に配置される脚体である。つまり、内側脚体13は、下方空間S1において、パネル脚体12,12よりも内側に配置されている。内側脚体13は、左右に隣接する天板パネルP1に亘って天板11を支持する。内側脚体13は、天板11を構成する天板パネルP1の左右の端部のうち、パネル脚体12によって支持されていない端部を支持する。より具体的には、内側脚体13は、天板パネルP1FR及び天板パネルP1BRの左端部と、天板パネルP1FL及び天板パネルP1BLの右端部を下方から支持する。また、内側脚体13の左右両側面は、ビーム14(即ち、ダクト10)が取り付けられる取付面(取付部)となる。
図5は、内側脚体13の右側面図である。以下、図5を参照して内側脚体13の詳細について説明する。図5に示すように、内側脚体13は、前後に隣接する一対の脚部材M1F,M1Bが連結金具3によって連結されることで、側面視略T字状に形成されている。脚部材M1F,M1Bは、側面視において略L字状に形成されている。内側脚体13を形成する脚部材M1F,M1Bは、互いに前後対称となるものである。内側脚体13を形成する脚部材M1F,M1Bのうち、前側の脚部材M1Fは、天板パネルP1FRの左端部及び天板パネルP1FLの右端部を支持し、後側の脚部材M1Bは、天板パネルP1BRの左端部及び天板パネルP1BLの右端部を支持する。以下、脚部材M1Fの詳細について説明するが、脚部材M1Bについては脚部材M1Fと前後対称となるものであるため、詳細な説明は割愛する。
脚部材M1Fは、前後方向に延在して天板パネルP1の左端部又は右端部を支持する梁状の第1水平部材131aと、第1水平部材131aの後端部の下面に接続されて下方向に延在する柱状の第1鉛直部材131bと、第1鉛直部材131bと所定の間隔を空けて第1水平部材131aの下面に接続されるとともに下方向に延在する柱状の第2鉛直部材132bと、前後方向に延在して第1鉛直部材131bと第2鉛直部材132bの下端面同士を接続する第2水平部材132aと、を有する。
図5に示すように、脚部材M1Fにおける第2鉛直部材132bの右側面の上部には、3つのネジ穴が所定の間隔を空けて上下に並んで形成されている。以下、上下に並んだ3つのネジ穴のそれぞれを、上から順に取付穴h21、取付穴h22、取付穴h23と称する。取付穴h21と取付穴h23のピッチ間隔(中心間距離)Pt3は、一対の取付穴h1,h1のピッチ間隔Pt1(図4参照)と等しい。取付穴h21、取付穴h22、取付穴h23は、ネジ穴に形成されており、脚部材M1Fの右側面には、取付穴h21と取付穴h23とを利用してビーム14FRの左端が接続される。同様に、脚部材M1Bにおける第2鉛直部材132bの右側面の上部にも、取付穴h21、取付穴h22、取付穴h23が形成されている。脚部材M1Bの右側面には、取付穴h21と取付穴h23とを利用してビーム14BRの左端が接続される。
内側脚体13は、脚部材M1Fと脚部材M1Bとが、互いの第2鉛直部材132b同士が当接した状態で連結金具3によって連結されることで形成されている。なお、内側脚体13は左右対称に形成されており、左側面については右側面と同様である。また、内側脚体13の下端面、即ち、第2水平部材132aの下端面には、アジャスタ15が設けられている。
<ビーム14>
図1に示すように、ビーム14は、いわゆる横梁部材であり、左右の脚体同士を接続することでデスク体1及び連結デスク100Aの強度を確保する機能を有する。また、連結デスク100Aにおいては、前後に並んだ一対のビーム14,14が対向することで、ダクト10を形成する。
図6は、ダクト10Rを形成するビーム14FRの斜視図である。図6では、ビーム14FRの内側面(背面)を示している。なお、ビーム14FRと共にダクト10Rを形成するビーム14BRは、ビーム14FRと前後対称となるものである。また、ダクト10Lを形成するビーム14FLは、ビーム14FRと左右対称となるものであり、ビーム14BRは、ビーム14BLと左右対称となるものである。以下、ビーム14FRを例としてビーム14について説明し、ビーム14BR、ビーム14FL、ビーム14BLについての詳細な説明は割愛する。
ビーム14は、板金材料を曲げ加工した複数の部材が組み合わされることによって、略直方体の外形を有して形成されている。図6に示すように、ビーム14は、脚体同士を接続する梁本体部141と、梁本体部141の内部に設けられて梁本体部141を補強する梁補強部142と、を有する。
梁本体部141は更に、ベース壁1411、上側片1412、下側片1413、右側端壁1414R、左側端壁1414Lを含む。ベース壁1411は、前後方向と直交し、左右方向に長手な矩形状を有する。上側片1412は、ベース壁1411の上縁から直角に2回折り曲げられて下方に延びている。下側片1413は、ベース壁1411の下縁から直角に3回折り曲げられてベース壁1411側に延びている。右側端壁1414Rは、左右方向と直交して設けられ、ベース壁1411、上側片1412、下側片1413の右側端縁同士を接続することでビーム14の右端を形成する。左側端壁1414Lは、右側端壁1414Rと対向するように設けられ、ベース壁1411、上側片1412、下側片1413の左側端縁同士を接続することでビーム14の左端を形成する。梁本体部141は、右側端壁1414R及び左側端壁1414Lにおいて脚体と接続される。
梁補強部142は、板金材料を水平方向に複数回折り曲げることによって形成され、横断面視において両端がベース壁1411に接続された略コ形状を形成している。梁補強部142は、上下方向においてベース壁1411の中央付近に設けられており、左右方向においては、右側端壁1414R付近から左側端壁1414L付近まで延在している。
ここで、右側端壁1414Rと左側端壁1414Lのそれぞれには、一対の取付穴h31,h32が所定の間隔を空けて上下に並んで形成されている。一対の取付穴h31,h32は、貫通孔であり、一対の取付穴h31,h32のうち、取付穴h31が上側に位置し、取付穴h32が下側に位置する。取付穴h31と取付穴h32のピッチ間隔Pt4は、一対の取付穴h1,h1のピッチ間隔Pt1(図4参照)及び取付穴h21と取付穴h23のピッチ間隔Pt3(図5参照)と等しい。
図7は、図2(A)におけるA-A断面図である。ビーム14FRは、右側端壁141
4Rに形成された取付穴h31及び取付穴h32と脚部材M1Fに形成された取付穴h21及び取付穴h23とを利用して、内側脚体13の脚部材M1Fの右側面に接続される。より具体的には、図7に示すように、左側端壁1414Lの取付穴h31を脚部材M1Fの取付穴h21に位置合わせし、左側端壁1414Lの取付穴h32を脚部材M1Fの取付穴h23に位置合わせした状態で、ボルト等のネジ部材(図示なし)を取付穴h21及び取付穴h23に挿入・螺合することでビーム14FRと脚部材M1Fとが接続される。同様に、ビーム14FRは、右側端壁1414Rに形成された取付穴h31及び取付穴h32と脚体パネルP2FRに形成された一対の取付穴h1,h1とを利用して、脚体パネルP2FRの左側面に接続される(図1参照)。このようにして、ビーム14FRによってパネル脚体12Rの脚体パネルP2FRと内側脚体13の脚部材M1Fとが接続される。同様に、ビーム14BRによってパネル脚体12Rの脚体パネルP2BRと内側脚体13の脚部材M1Bとが接続され、ビーム14FLによってパネル脚体12Lの脚体パネルP2FLと内側脚体13の脚部材M1Fとが接続され、ビーム14BLによってパネル脚体12Lの脚体パネルP2BLと内側脚体13の脚部材M1Bとが接続される。
<ダクト10>
図1に示すように、連結デスク100Aでは、上述した一対のビーム14,14が前後に対向するようにして設けられる。一対のビーム14,14が前後に対向することで、各種の配線を収容可能なダクト10が左右に延びて形成されている。図2(A)に示すように、ダクト10は、天板11の下方に形成された下方空間S1において、内側脚体13からパネル脚体12まで延在している。
図8は、図1に示すダクト10の延在方向(即ち、左右方向)に直交する断面図であって、ダクト10にオプションパーツとしての配線トレイ4が架設された状態を示す図である。図8に示すように、ダクト10の内部においては、互いに対向するビーム14,14のそれぞれの下側片1413同士が対向している。対向する下側片1413,1413の
上端同士は同一の高さに位置する。また、ダクト10の内部においては、互いに対向するビーム14,14のそれぞれの梁補強部142同士が対向している。対向する梁補強部142,142の上端同士は同一の高さに位置する。連結デスク100Aは、この対向する
下側片1413,1413及び梁補強部142,142を利用して、配線を載置可能な配
線トレイ4をダクト内に配置することができる。配線トレイ4は、板金材料を水平方向に複数回折り曲げることによって形成される。図8に示すように、配線トレイ4は、配線が載置される部位である載置部41と、載置部41をビーム14に取り付けるための一対の取付片42,42と、を有する。取付片42,42は、載置部41の前後の両縁に設けられている。取付片42は、載置部41に対して段差を形成しており、一対の取付片42,42における段差の高さは互いに等しい。この配線トレイ4は、対向するビーム14,14の下側片1413又は梁補強部142に架設することができる。具体的には、配線トレイ4は、ダクト10内の一対の下側片1413,1413の間に載置部41が挟まれた状態で一対の下側片1413,1413上に一対の取付片42,42が載置されることで、一対の下側片1413,1413に横架される。また、配線トレイ4は、ダクト10内の一対の梁補強部142,142の間に載置部41が挟まれた状態で一対の梁補強部142,142の上に一対の取付片42,42が載置されることで、一対の梁補強部142,14
2に横架される。このように、連結デスク100Aは、ビーム14が下側片1413と梁補強部142とをそれぞれ備えることで、下側片1413,1413及び梁補強部142,142を利用して、配線トレイ4を2段に設けることができる。つまり、ダクト10内
の配線を上下2段に分けて収容することができる。その結果、ダクト10を配線の収容空間としてより有効に利用することができる。
なお、図1に示すように、前後方向に並んだ天板パネルP1と天板パネルP1とが、所定の間隔を空けて配置されることで、ダクト10と天板11の上方の空間とを連通する開
口であるダクト開口110が形成されている。ダクト開口110には、ダクト10を開閉するためのダクトカバー2が設けられている。ダクトカバー2を取り外してダクト開口10aを開くことで、天板11に載置されたPC等の電子機器の配線をダクト10内に引き入れることができる。
<連結デスク100B>
図9は、第1実施形態に係る連結デスクの一例を示す全体斜視図である。図10は、連結デスクを示す図であり、図10(A)は、図9に示す連結デスクの正面図、図10(B)は、右側面図である。また、図11は、図9に示す連結デスクの分解図である。図9に示す連結デスク100Bは、天板11及び内側脚体13を図1に示した連結デスク100Aと共通としながらも、パネル脚体12に代えてオープン脚体16を用い、ダクト10に代えてダクト20が設けられている点で連結デスク100Aと相違する。図10(A)及び図10(B)に示すように、オープン脚体16は、天板11の左右両端において下方空間S1を開放する開放式のエンド脚体である。また、ダクト20は、ダクト10よりも上下幅が短く(浅く)なっている。以下、連結デスク100Bについて、連結デスク100Aと相違する構成を中心に説明し、連結デスク100Aとの共通の構成については同一の符号を付すことにより詳細な説明は割愛する。なお、図9に示すように、一対のオープン脚体16,16を区別して説明する場合、右側のオープン脚体16をオープン脚体16Rと称し、左側のオープン脚体16をオープン脚体16Lと称する。また、内側脚体13からオープン脚体16Rまで延在するダクト20をダクト20Rと称し、内側脚体13からオープン脚体16Lまで延在するダクト20をダクト20Lと称する。
<オープン脚体16>
まず、連結デスク100Bにおけるエンド脚体であるオープン脚体16について説明する。図9に示すように、一対のオープン脚体16,16は、下方空間において天板11の左右両端側に配置され、天板11の左右両端を下方から支持する。より詳細には、オープン脚体16Rは、天板11における天板パネルP1FR及び天板パネルP1BRの右端部を下方から支持する。また、オープン脚体16Lは、天板11における天板パネルP1FL及び天板パネルP1BLの左端部を下方から支持する。図10(B)に示すように、オープン脚体16は、天板11の左右両端において下方空間S1を開放する閉鎖式のエンド脚体である。オープン脚体16は、側面視において下方が開放した略コ字状に形成されており、前後対称の形状を有する。
図12は、オープン脚体16Rの左側面図である。以下、図12を参照しながらオープン脚体16Rを例としてオープン脚体16の詳細について説明する。オープン脚体16Lについてはオープン脚体16Rと左右対称となるものであるため、詳細な説明は割愛する。図12では、オープン脚体16Rの内面(即ち、左側面)が図示されている。図12に示すように、オープン脚体16Rは、前後方向に延在して天板パネルP1FR及び天板パネルP1BRの右端部を支持する梁状の水平部材161と、水平部材161の両端から下方に延びる柱状の一対の脚162,162と、を有する。一対の脚162,162の下端面には、アジャスタ15がそれぞれ設けられている。
図12に示すように、一対の脚162,162が前後方向に離間して配置されることにより、一対の脚162,162の間には、下方空間S1と周囲の空間とを連通する脚体開口120が形成されている。これにより、天板11の右端部において下方空間が開放されている。
図12に示すように、水平部材161の内面の前後方向における中央には、複数の取付穴h4が形成されている。複数の取付穴h4は、それぞれネジ穴に形成されている。水平部材161の内面には、複数の取付穴h4を利用してダクト20が接続される。ダクト2
0は、前後方向において一対の脚162,162の間に配置される。
第1実施形態に係る連結デスク100Bは、エンド脚体として、天板11の左右両端において下方空間を開放する開放式のオープン脚体16を採用している。そのため、オープン脚体16側から連結デスク100Bが見られたときに、足元をすっきり見せることができ、見た者に開放感を与えることができる。また、エンド脚体を開放式のオープン脚体16とすることで、使用者がオープン脚体16側に着座して脚体開口120から下方空間S1に下肢を収容し、連結デスク100Bを利用することができる。
<ダクト20>
図13及び図14は、ダクト20の斜視図である。以下、図13及び図14を参照しながらダクト20Rを例としてダクト20について説明し、ダクト20Lについてはダクト20Rと左右対称のものであるため、詳細な説明は割愛する。ダクト20は、全体として、ダクト10よりも上下幅が短く設定されている。図13及び図14に示すように、ダクト20は、前後に対向配置された一対のビーム17,17と、一対のビーム17,17の右端部に接続されたダクトエンド部材18と、一対のビーム17,17の左端部にそれぞれ接続された一対のダクト接続部材19,19とを含んで構成されている。
ビーム17は、ベース壁171、上側片172、下側片173を含む。ベース壁171は、前後方向と直交し、左右方向に長手な矩形状を有する。上側片172は、ベース壁171の上縁から直角に3回折り曲げられてベース壁171側に延びている。下側片173は、ベース壁171の下縁から直角に3回折り曲げられてベース壁171側に延びている。一対のビーム17,17において、互いの上側片172及び下側片173が向き合っている。ベース壁171は、ビーム14のベース壁1411と比較して、上下幅が短く設計されている。
ダクトエンド部材18は、一対のビーム17,17をオープン脚体16に接続するための部位である。ダクトエンド部材18は、板金材料を曲げ加工した複数の部材が組み合わされることによって、正面視略台形状の箱状に形成されている。ダクトエンド部材18は、前後に対向する一対の側壁181,181と、一対の側壁181,181の下縁同士を接続する底壁182と、を有する。図10(A)に示すように、底壁182は、右端部(オープン脚体16R側)に向かうに従って上方に傾斜する形状となっている。また、一対の側壁181,181と底壁182とによって囲まれた空間には、タップ等を収容可能である。図14に示すように、底壁182には、外部からテーブルタップにアクセス可能とするためのアクセス開口1821が形成されている。また、図13及び図14に示すように、ダクトエンド部材18の右端部には、オープン脚体16に形成された複数の取付穴h4に対応する貫通孔である複数の取付穴h5が形成されている。
ダクト接続部材19は、板金材料が曲げ加工されることによって形成される。図13に示すように、ダクト接続部材19は、前後方向に直交する側壁191と、側壁191の左縁から直角に折り曲げられて左右方向と直交する接続壁192と、を有する。接続壁192は、ダクト20の左端を形成する。図13に示すように、接続壁192には、一対の取付穴h61,h62が所定の間隔を空けて上下に並んで形成されている。一対の取付穴h61,h62は、貫通孔である。一対の取付穴h61,h62のうち、取付穴h61が上側に位置し、取付穴h62が下側に位置する。取付穴h61と取付穴h62のピッチ間隔Pt5は、取付穴h21と取付穴h22のピッチ間隔Pt2(図5参照)と等しい。
図15は、図10(A)におけるB-B断面図である。ダクト20Rは、一対のダクト接続部材19,19に形成された取付穴h61及び取付穴h62と内側脚体13に形成された取付穴h21及び取付穴h22とを利用して、内側脚体13の右側面に接続される。
より具体的には、図15に示すように、一対のダクト接続部材19,19の取付穴h61を内側脚体13の取付穴h21に位置合わせし、取付穴h62を内側脚体13の取付穴h22に位置合わせした状態で、ボルト等のネジ部材(図示なし)を取付穴h21及び取付穴h22に挿入・螺合することでダクト20Rと内側脚体13とが接続される。同様に、ダクト20Rは、ダクトエンド部材18に形成された複数の取付穴h5とオープン脚体16に形成された複数の取付穴h4とを利用して、オープン脚体16の左側面に接続される。このようにして、ダクト20Rによってオープン脚体16Rと内側脚体13とが接続される。同様にして、ダクト20Lによってオープン脚体16Lと内側脚体13とが接続される。
ここで、天板11の下面からのダクトの下端までの距離を、ダクトの深さとする。連結デスク100Aのダクト10の深さをX1とし、連結デスク100Bのダクト20の深さをX2とする。図2(A)及び図10(A)に、X1及びX2をそれぞれ図示する。第1実施形態に係る連結デスク100では、X1>X2となる。つまり、連結デスク100Bのダクト20は、連結デスク100Aのダクト10よりも浅く形成されている。上述のように、連結デスク100Bは、開放式のオープン脚体16をエンド脚体として採用しており、天板11の左右両端において下方空間S1が開放されている。更に、連結デスク100Bは、ダクト20を浅く形成することで、ダクト20を目立たなくしている。その結果、オープン脚体16を採用したことによって足元をすっきり見せつつも、ダクト20が見えることによる美観の低下が抑制されている。
ここで、上述のように、ダクトエンド部材18の内部にはタップを収容可能であり、傾斜した底面1722にアクセス開口1821が形成されている。そして、連結デスク100Bでは、エンド脚体を天板11の端部の下方が開放されたオープン脚体16としている。そのため、図10(B)に示すように、アクセス開口1821がオープン脚体16によって隠蔽されずに露出した状態となる。そのため、下方空間の外部からアクセス開口1821を通じてタップにアクセスすることが可能となっている。
図16は、図9に示すダクト20の延在方向(即ち、左右方向)に直交する断面図であって、ダクト20に配線トレイ4が架設された状態を示す図である。図16に示すように、ダクト20の内部においては、互いに対向するビーム17,17のそれぞれの下側片173同士が対向している。連結デスク100Bは、この対向する下側片173,173を利用して、配線トレイ4をダクト20内に配置することができる。具体的には、配線トレイ4は、ダクト20内の一対の下側片173,173の間に載置部41が挟まれた状態で一対の下側片173,173上に取付片42が載置されることで、一対の下側片173,173に横架される。ここで、図8及び図16に示すように、ダクト10においてトレイ4を横架可能な下側片1413と、ダクト20においてトレイ4を横架可能な下側片173は、断面形状を同一としている。そのため、連結デスク100Aと連結デスク100Bとでダクトの深さを異ならせつつも、配線トレイ4等のオプションパーツを共通で利用することができる。
<下肢空間>
上述のように、エンド脚体を開放式のオープン脚体16とすることで、使用者がオープン脚体16側から脚体開口120から下方空間に下肢を収容することができる。ここで、図17は、使用者の下肢のための空間(以下、下肢空間)を説明するための図である。上述したように、底壁182は、オープン脚体16に向かうに従って上方に傾斜する形状となっている。そのため、図17に示すように、ダクト20におけるオープン脚体側の端部は、ダクト深さがオープン脚体16に向けて徐々に減少するテーパ状となっている。これにより、下肢空間を広く確保することができる。
ここで、JIS S1010の表B.2には、会議用テーブルにおいて下肢空間を確保するために望ましいとされるテーブル各部の寸法が記載されている。図17中、ドットパターンで示す領域A1は、JIS S1010の表B.2に記載された寸法に基づく、会議用テーブルにおいて推奨される下肢空間(JIS推奨下肢空間)を示している。JIS推奨下肢空間は、即ち、会議用テーブルにおいて最低限確保されることが望ましい下肢空間を示している。図17に示すように、第1実施形態に係る連結デスク100Bでは、オープン脚体16側に向けてテーパ状にすることによって、JIS推奨下肢空間A1を確保している。
<効果>
以上のように、第1実施形態に係る連結デスク100は、天板パネルP1と天板パネルP1を下方から支持する脚体とを有する複数のデスク体1が、隣接するデスク体1同士で脚体を共有することで連結された連結デスクである。そして、連結デスク100は、複数の天板パネルP1が並ぶことで形成された天板11と、天板11の下方に形成された空間である下方空間S1において天板11の端部側に配置された脚体であるパネル脚体12と、下方空間においてパネル脚体12よりも内側に配置された脚体である内側脚体13と、天板11の下面に沿って内側脚体13からパネル脚体12まで延在し、被収容物を収容可能なダクト10又はダクト20と、を有する。そして、内側脚体13は、深さの異なる2種類のダクト10又はダクト20を選択的に取り付け可能であり、内側脚体13に相対的に深いダクト10を取り付ける場合、パネル脚体12を、天板11の端部の下方を閉鎖するパネル脚体12とし、内側脚体13に相対的に浅いダクト20を取り付ける場合、エンド脚体を、天板11の端部の下方を開放するオープン脚体16とする。
このような連結デスク100によれば、相対的に深いダクト10を取り付ける場合にエンド脚体をパネル脚体12とすることで、ダクト10を外部から見え難くすることができる。その結果、ダクト10の収容部の容積を大きく確保しつつも、ダクト10が見えることによる美観の低下を抑制できる。一方、相対的に浅いダクト20を取り付ける場合にエンド脚体をオープン脚体16とすることで、足元をすっきり見せ、見た者に開放感を与えることができる。このとき、ダクト20を相対的に浅く形成していることで、ダクト20を目立たなくしている。その結果、オープン脚体16にしたことによって足元をすっきり見せつつも、ダクト20が見えることによる美観の低下を抑制できる。また、エンド脚体を開放式のオープン脚体16とした場合、使用者がオープン脚体16側に着座して脚体開口120から下方空間S1に下肢を収容し、連結デスク100Bを利用することができる。
つまり、連結デスク100は、内側脚体13に深さの異なる2種類のダクト10又はダクト20を選択的に取り付け可能とすることで、内側脚体13を共通部品としつつも、連結デスクに求められる美観及び機能に応じて、相対的に深いダクト10とパネル脚体12の組み合わせと、相対的に浅いダクト20とオープン脚体16の組み合わせとのうち、何れかを選択可能とすることができる。即ち、求められる美観及び機能に応じて、天板11の端部の下方を閉鎖することと天板11の端部の下方を開放することとを選択可能とすることができる。
また、連結デスク100は、エンド脚体を開放式のオープン脚体16とした場合、ダクト20がオープン脚体16側の端部の深さがオープン脚体16に向けて徐々に減少するテーパ状となっているため、下肢空間を広く確保することができる。
なお、天板11を構成する天板パネルP1、内側脚体13、ダクト10又はダクト20の数量は、これまで説明した数量に限定されない。例えば、連結デスク100は、天板パネルP1を左右3列とし、内側脚体13を2つ設け、ダクトを3つ設けてもよい。また、
連結デスク100は、天板パネルP1を前後1列のみとしてもよい。また、連結デスク100は、天板11の両端を支持する一対のエンド脚体のうち、一方をパネル脚体12とし、他方をオープン脚体16としてもよい。その場合、内側脚体13とパネル脚体12とが相対的に深いダクト10で接続され、内側脚体13とオープン脚体16とが相対的に浅いダクト20で接続される。
<連結デスク100Bの変形例1>
連結デスク100Bは、ダクト20と、エンド脚体をオープン脚体16とすることで形成された脚体開口120と、を利用して、様々なオプションパーツを取り付けることができる。図18は、第1実施形態の連結デスク100Bにオプションパーツとしての拡張天板パネルP11が取り付けられた状態を示す図である。図18に示すように、第1実施形態に係る連結デスク100Bは、天板11に隣接する拡張天板パネルP11を取り付けることができる。図18に示すように、ダクト20のオープン脚体側の端部には、パネル支持部5を取り付け可能となっている。パネル支持部5は、オープン脚体16を跨いで脚体開口120から下方空間S1の外側に張り出しており、上面に拡張天板パネルP11を支持可能となっている。拡張天板パネルP11は、天板11に隣に追加されることで天板11を拡張することができる。
<連結デスク100Bの変形例2>
図19は、第1実施形態の連結デスク100Bにオプションパーツとしてのモニタ(ディスプレイ)7が取り付けられた状態を示す図である。図19に示すように、第1実施形態に係る連結デスク100Bは、天板11の上方にモニタ7を取り付けることができる。図19に示すように、ダクト20のオープン脚体16側の端部には、モニタ支持部6を取り付け可能となっている。モニタ支持部6は、パネル支持部5と同様に、オープン脚体16を跨いで脚体開口120から下方空間S1の外側に張り出しており、上面にモニタ7を支持可能となっている。
<第2実施形態>
図20は、第2実施形態に係る連結デスク200の一例を示す全体斜視図である。図20に示すように、連結デスク200では、上面視略L字状に形成された4枚の天板パネルP201が組み合わさることで上面視クロス状の天板211が形成されている。天板211に形成された4つの端部は、脚体によって支持されている。内側脚体213には、ダクト10とダクト20とが直交して取り付けられている。より具体的には、2つのダクト10,10が内側脚体213を挟んで互いに平行に延びており、2つのダクト20,20が内側脚体213を挟んでダクト10,10と直交する方向に延びている。ダクト10の内側脚体213とは反対側の端部には、パネル脚体12が接続されている。また、ダクト20の内側脚体213とは反対側の端部には、オープン脚体16が接続されている。
図21は、内側脚体213を示す図であり、図21(A)は、内側脚体213の上面図、図21(B)は、内側脚体213の側面図である。内側脚体213は、概略四角柱状に形成されており、図21(A)に示すように、内側脚体213を構成する4つの側面213aは、上面視において略矩形状を形成する。図21(B)に示すように、側面213aには、内側脚体13と同様に、ダクト10及びダクト20に対応する位置に取付穴h21、取付穴h22、取付穴h23が形成されている。これにより、側面213aは、ダクト10又はダクト20を取り付け可能な取付面(取付部)となる。側面213aが四角柱の側面を構成することで、内側脚体213に取り付けられた複数のダクトを、互いに直交する方向に延在させることができる。
以上のように、連結デスク200の内側脚体213は、複数のダクトを互いに異なる方向に延在するように取り付け可能である。これにより、一方向にダクトが延在する場合よ
りもダクトの数量を増やすことができる。その結果、配線の収容空間を大きく確保することができる。なお、複数のダクトを互いに異なる方向に延在させるのには、内側脚体213が互いに平行でない2以上の取付面を有していればよい。
<第3実施形態>
図22は、第3実施形態に係る連結デスク300の一例を示す全体斜視図である。図22に示すように、連結デスク300では、上面視略ヘ字状に形成された3枚の天板パネルP301が組み合わさることで上面視略Y字状の天板311が形成されている。天板311に形成された3つの端部は、脚体によって支持されている。内側脚体313には、ダクト20が3方向に放射状に延在して取り付けられている。各ダクト20の内側脚体313とは反対側の端部には、オープン脚体16が接続されている。
図23は、内側脚体213を示す図であり、図23(A)は、内側脚体313の上面図、図23(B)は、内側脚体313の側面図である。内側脚体313は、概略三角柱状に形成されており、図23(A)に示すように、内側脚体313を構成する3つの側面313aは、上面視において略三角形状を形成する。図23(B)に示すように、側面313aには、内側脚体13と同様に、ダクト10及びダクト20に対応する位置に取付穴h21、取付穴h22、取付穴h23が形成されている。これにより、側面313aは、ダクト10又はダクト20を取り付け可能な取付面(取付部)となる。側面313aが三角柱の側面を構成することで、内側脚体313に取り付けられた複数のダクトを互いに異なる方向に延在させることができる。
なお、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、上記実施形態で説明した構成は、目的を逸脱しない範囲内で種々の変形改良が可能であることは容易に推察できるものである。例えば、上記実施形態では、内側脚体に深さの異なる2種類のダクトを選択的に取り付け可能としたが、深さの異なるダクトの種類の数は、3以上であってもよい。即ち、本発明は、内側脚体に深さの異なる少なくとも2種類のダクトを選択的に取り付け可能であればよい。
1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・デスク体
2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ダクトカバー
3・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・連結金具
4・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・配線トレイ
5・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・パネル支持部
5・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・パネル支持部
6・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・モニタ支持部
7・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・モニタ
11,211,311・・・・・・・・・・・・・・天板
12・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・パネル脚体
13,213,313・・・・・・・・・・・・・・内側脚体
14・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ビーム
15・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アジャスタ
16・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・オープン脚体
10,20・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ダクト
100,100A,100B,200,300・・・連結デスク
S1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・下方空間
P1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・天板パネル
P11・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・拡張天板パネル
P2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・脚体パネル

Claims (5)

  1. 天板パネルと前記天板パネルを下方から支持する脚体とを有する複数のデスクが、隣接する前記デスク同士で前記脚体を共有することで連結された連結デスクであって、
    複数の前記天板パネルが並ぶことで形成された天板と、
    前記天板の下方に形成された空間である下方空間において前記天板の端部側に配置された前記脚体であるエンド脚体と、
    前記下方空間において前記エンド脚体よりも内側に配置された前記脚体である内側脚体と、
    前記天板の下面に沿って前記内側脚体から前記エンド脚体まで延在し、被収容物を収容可能なダクトと、を有し、
    前記内側脚体には、深さの異なる少なくとも2種類のダクトを選択的に取り付け可能であり、
    前記内側脚体に相対的に深い前記ダクトを取り付ける場合、前記エンド脚体を、前記天板の端部の下方を閉鎖するパネル脚体とし、
    前記内側脚体に相対的に浅い前記ダクトを取り付ける場合、前記エンド脚体を、前記天板の端部の下方を開放するオープン脚体とする、
    連結デスク。
  2. 前記相対的に浅いダクトの前記オープン脚体側の端部は、深さが前記オープン脚体に向かって徐々に減少するテーパ状となっている、
    請求項1に記載の連結デスク。
  3. 前記内側脚体は、複数の前記ダクトを取付可能であり、
    前記内側脚体に取り付けられた複数の前記ダクトは、互いに異なる方向に延在する、
    請求項1又は2に記載の連結デスク。
  4. 前記相対的に浅いダクトの前記オープン脚体側の端部には、前記下方空間の外側に張り出したパネル支持部を取り付け可能であり、
    前記パネル支持部には、前記天板の隣に追加されることで当該天板を拡張する拡張天板パネルが支持される、
    請求項1から3の何れか一項に記載の連結デスク。
  5. 前記相対的に浅いダクトの前記オープン脚体側の端部には、前記下方空間の外側に張り出したモニタ支持部を取り付け可能であり、
    前記モニタ支持部には、モニタが支持される、
    請求項1から4の何れか一項に記載の連結デスク。
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