JP3233788U - 卓上パーティション - Google Patents

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広樹 小林
広樹 小林
綾子 山木
綾子 山木
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Abstract

【課題】ユーザーが所望する幅の長く、しっかりとしたものであって、かつ、簡単に設置することができる卓上パーティションを提供する。
【解決手段】卓上パーティション100は、透明プレート部110と脚部120とを備えている。透明プレート部110が、透明プレート部110の幅方向Wおよび高さ方向Hに延設され、脚部120が、透明プレート部110と接触して透明プレート部110を支持し、透明プレート部110に対して係合部材(130)および被係合部材(140)により着脱自在に設けられている。係合部材(130)および被係合部材(140)が、透明プレート部110を複数重ねた状態で脚部120を取付自在である。脚部120が、複数の透明プレート部110の幅方向Wにおける側方を互いに重ねた状態で取り付けられることにより、複数の透明プレート部110が連結される。
【選択図】図3

Description

本考案は、透明プレート部と脚部とを備えた卓上パーティションに関する。
従来、第1の態様として、仕切りパネルと、スタンドと、スタンド支持台とを備えたパーティションが知られている(例えば、特許文献1)。
また、第2の態様として、衝立パネルと、第1スタンドと、第2スタンドと、クランプ部とを備えた卓上パーティションが知られている(例えば、特許文献2)
実登3232184号公報 実登3229988号公報
しかしながら、上述した従来の第1の態様のパーティションは、スタンドに設けられたスリットに仕切りパネルを挿入し、さらに、スタンド支持台に設けられた長孔にスタンドの下部を挿入する構造であったため、パネルの幅方向において長くしたいというユーザーの要望に対応することが困難であるという問題があった。
また、上述した従来の第2の態様の卓上パーティションは、第1スタンドに設けられた第1溝に衝立パネルを差し込むとともに、第2スタンドに設けられた第2溝に衝立パネルを差し込み、さらに、第1スタンドに設けられたクランプ部を卓の天板に固定する構造であったため、パネルの幅方向において長くしたいというユーザーの要望に対応することが困難であるという問題があった。
そこで、本考案は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、すなわち、本考案の目的は、ユーザーが所望する幅の長く、しっかりとしたものであって、かつ、簡単に設置することができる卓上パーティションを提供することである。
本請求項1に係る考案は、透明プレート部と脚部とを備えた卓上パーティションであって、前記透明プレート部が、透明プレート部の幅方向および高さ方向に延設され、前記脚部が、前記透明プレート部と接触して透明プレート部を支持し、透明プレート部に対して係合部材および被係合部材により着脱自在に設けられ、前記係合部材および被係合部材が、前記透明プレート部を複数重ねた状態で脚部を取付自在であり、前記脚部が、複数の透明プレート部の幅方向における側方を互いに重ねた状態で取り付けられることにより、複数の透明プレート部が連結される構成であることにより、前述した課題を解決するものである。
本請求項2に係る考案は、請求項1に記載された卓上パーティションの構成に加えて、前記脚部が、前記透明プレート部の幅方向における端部分より内側と接触して透明プレート部を支持することにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項3に係る考案は、請求項1または請求項2に記載された卓上パーティションの構成に加えて、前記係合部材がつまみ付きネジであり、前記被係合部材がつまみ付きナットであることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項4に係る考案は、請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載された卓上パーティションの構成に加えて、前記透明プレート部および脚部の少なくとも一方が、高さ方向に複数並んだ孔を有し、前記係合部材および被係合部材の一方が、前記孔に挿通自在であり、挿通する孔を変更することにより、透明プレート部の高さおよび設置面と透明プレート部との間隔が変更自在な構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本考案の卓上パーティションは、透明プレート部と脚部とを備えていることにより、パーティションの一方側から他方側の様子が見えるようにするとともに、空間を仕切って飛沫がパーティションの一方側から他方側へ飛散することをブロックすることができるばかりでなく、以下のような特有の効果を奏することができる。
本請求項1に係る考案の卓上パーティションによれば、複数の透明プレート部の幅方向における側方が隙間無く重なる所謂、オーバーラップした状態となるため、ユーザーが所望する幅の長く、かつ、しっかりとした卓上パーティションを簡単に設置することができる。
本請求項2に係る考案の卓上パーティションによれば、請求項1に係る考案が奏する効果に加えて、平面視で卓上パーティションの延設方向が少々曲がっている場合であっても、重なった透明プレート部の一方である平面視湾曲した内側の透明プレート部における脚部より幅方向外側の端部分が撓んで、必ず隣り合う透明プレート部が面接触するため、連結した透明プレート部同士に隙間がなく卓上パーティションとして確実に機能することができる。
本請求項3に係る考案の卓上パーティションによれば、請求項1または請求項2に係る考案が奏する効果に加えて、ユーザーが手でつまみ付きネジのつまみおよびつまみ付きナットのつまみを摘まんで回すと回転力がつまみ付きネジおよびつまみ付きナットに伝達されるため、ユーザーは工具なしで脚部を透明プレート部に対して簡単に取り付け・取り外すことができる。
本請求項4に係る考案の卓上パーティションによれば、請求項1乃至請求項3のいずれか1つに係る考案が奏する効果に加えて、係合部材および被係合部材の一方を挿通させる孔を変えるだけで透明プレート部の高さおよび設置面と透明プレート部との間隔が変わるため、ユーザーが所望する高さの卓上パーティションを簡単に設置することができる。
本考案の実施例である卓上パーティションの概念を示す斜視図。 (A)(B)は本考案の実施例である卓上パーティションを設置した様子を示す正面図および複数の卓上パーティションを並べて設置した様子を示す正面図。 (A)(B)は本考案の実施例である卓上パーティションの透明プレート部を複数連結して設置した様子を示す正面図および平面図。 (A)(B)は本考案の実施例である卓上パーティションの脚部において高さ方向に複数設けられた孔を示す正面図およびつまみ付きネジおよびつまみ付きナットを示す側面図。
本考案の卓上パーティションは、透明プレート部と脚部とを備え、透明プレート部が、透明プレート部の幅方向および高さ方向に延設され、脚部が、透明プレート部と接触して透明プレート部を支持し、透明プレート部に対して係合部材および被係合部材により着脱自在に設けられ、係合部材および被係合部材が、透明プレート部を複数重ねた状態で脚部を取付自在であり、脚部が、複数の透明プレート部の幅方向における側方を互いに重ねた状態で取り付けられることにより、複数の透明プレート部が連結される構成であることにより、ユーザーが所望する幅の長く、かつ、しっかりとした卓上パーティションを簡単に設置するものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
例えば、透明プレート部の材質は、アクリルなどの樹脂でもよいし、ガラスでもよい。
さらに、透明プレート部は、縁を含む全面が透明である必要はなく、縁を除く中央およびその近傍が透明であればよい。
また、透明プレート部は、完全なクリア色という意味で透明である必要はなく、若干青色の透明や、若干グレー色(所謂、スモーク色)の透明であってもよい。
さらに、脚部は、透明プレート部を支持することができればよく、脚部の材質は、アルミニウム合金などの金属や、プラスチックなどの樹脂でもよい。
以下に、本考案の実施例である卓上パーティション100について、図1乃至図4(B)に基づいて説明する。
ここで、図1は、本考案の実施例である卓上パーティション100の概念を示す斜視図であり、図2(A)は、本考案の実施例である卓上パーティション100を設置した様子を示す正面図であり、図2(B)は、本考案の実施例である複数の卓上パーティション100を並べて設置した様子を示す正面図であり、図3(A)は、本考案の実施例である卓上パーティション100の透明プレート部110を複数連結して設置した様子を示す正面図であり、図3(B)は、図3(A)に示す符号3Bから視た平面図であり、図4(A)は、本考案の実施例である卓上パーティション100の脚部120において高さ方向Hに複数設けられた孔121を示す正面図であり、図4(B)は、図4(A)に示す符号4Bから視た本考案の実施例である卓上パーティション100のつまみ付きネジ130およびつまみ付きナット140を示す側面図である。
本考案の実施例である卓上パーティション100は、図1乃至図2(B)に示すように、透明プレート部110と脚部120とを備えている。
そして、透明プレート部110が、透明プレート部110の幅方向Wおよび高さ方向Hに延設されている。
透明プレート部110のサイズは、一例として、幅900mm、高さ580mm、厚み2mm程度である。
幅600mmでもよいし、幅1200mmでもよい。
また、脚部120が、設置面B上において、一例として、透明プレート部110の幅方向Wにおける端部分111より内側と接触して透明プレート部110を支持しするように構成されている。
これにより、図2(B)に示すように、複数の卓上パーティション100を幅方向Wに連続して並べた際、それぞれの透明プレート部110の端部分111が脚部120より透明プレート部110の幅方向W外側に突出しており、端部分111がほとんど隙間無く重なる所謂、オーバーラップした状態となる。
その結果、ユーザーが所望する幅の長い卓上パーティション100を隙間無く簡単に設置することができる。
なお、脚部120は、一例として側視「L」字状に形成されたものを2つセットで透明プレート部110を厚み方向Tの両側から挟むようにして取り付けられる。
1つの脚部120のサイズは、一例として、透明プレート部110の厚み方向Tに100mm、高さ200mm程度である。
脚部120は、一枚の透明プレート部110に対して2セット〜4セット取り付けられて透明プレート部110を支持する。
さらに、本実施例では、脚部120が、透明プレート部110に対して係合部材および被係合部材により着脱自在に設けられている。
具体的に、係合部材は、一例として、つまみ付きネジ130である。
また、被係合部材は、一例として、つまみ付きナット140である。
なお、係合部材および被係合部材は、つまみ付きネジ130とつまみ付きナット140との組み合わせに限らない。ピンと、ピン留めとの組み合わせでもよい。
そして、図3(A)に示すように、つまみ付きネジ130およびつまみ付きナット140が、透明プレート部110を複数重ねた状態で脚部120を取付自在である。
また、脚部120が、複数の透明プレート部110の幅方向Wにおける側方を互いに重ねた状態で取り付けられることにより、複数の透明プレート部110が連結されるように構成されている。
これにより、複数の透明プレート部110の幅方向Wにおける側方が隙間無く重なる所謂、オーバーラップした状態となる。
その結果、ユーザーが所望する幅の長く、かつ、しっかりとした卓上パーティション100を簡単に設置することができる。
さらに、本実施例では、脚部120が、透明プレート部110の幅方向Wにおける端部分111より内側と接触して透明プレート部110を支持するように構成されている。
これにより、図3(B)に示すように、平面視で卓上パーティション100の延設方向が少々曲がっている場合であっても、重なった透明プレート部110の一方である平面視湾曲した内側の透明プレート部110における脚部120より幅方向外側の端部分111が撓んで、必ず隣り合う透明プレート部110が面接触する。
その結果、連結した透明プレート部110同士に隙間がなく卓上パーティション100として確実に機能することができる。
また、本実施例では、図4(A)および図4(B)に示すように、係合部材がつまみ付きネジ130であり、被係合部材がつまみ付きナット140である。
これにより、ユーザーが手でつまみ付きネジ130のつまみおよびつまみ付きナット140のつまみを摘まんで回すと回転力がつまみ付きネジ130およびつまみ付きナット140に伝達される。
その結果、ユーザーは工具なしで脚部120を透明プレート部110に対して簡単に取り付け・取り外すことができる。
さらに、本実施例では、図4(A)および図4(B)に示すように、透明プレート部110および脚部120の少なくとも一方が、高さ方向Hに複数並んだ孔112、121を有している。
より具体的には、透明プレート部110が、高さ方向Hに複数並んだ孔112を有している。
これと同様に、脚部120が、高さ方向Hに複数並んだ孔121を有している。
係合部材および被係合部材の一方としてのつまみ付きネジ130が、透明プレート部110の複数の孔112に挿通自在であり、脚部120の複数の孔121に挿通自在である。
そして、つまみ付きネジ130が挿通する孔112、121を変更することにより、透明プレート部110と脚部120との相対的な位置関係が変化する。
すると、透明プレート部110の高さおよび設置面Bと透明プレート部110との間隔が変更されるように構成されている。
これにより、係合部材および被係合部材の一方を挿通させる孔112、121を変えるだけで透明プレート部110の高さおよび設置面Bと透明プレート部110との間隔が変わる。
その結果、ユーザーが所望する高さの卓上パーティション100を簡単に設置することができる。
なお、本実施例では、透明プレート部110に対する1セットの脚部120の取り付けにおいて、脚部120がしっかりと透明プレート部110を支持するように2セットのつまみ付きネジ130およびつまみ付きナット140を使用したが、つまみ付きネジ130およびつまみ付きナット140の数は、1セットでもよいし、3セット以上でもよい。
透明プレート部110において高さ方向Hに複数設けられた孔112の数、および、脚部120において高さ方向Hに複数設けられた孔121の数については、つまみ付きネジ130およびつまみ付きナット140の使用セット数と、透明プレート部110および脚部120の少なくとも一方において、高さ調整の変更可能な段階の数とが設けられていればよい。
このようにして得られた本考案の実施例である卓上パーティション100は、透明プレート部110と脚部120とを備え、透明プレート部110が、透明プレート部110の幅方向Wおよび高さ方向Hに延設され、脚部120が、透明プレート部110と接触して透明プレート部110を支持し、脚部120が、透明プレート部110に対して係合部材(130)および被係合部材(140)により着脱自在に設けられ、係合部材(130)および被係合部材(140)が、透明プレート部110を複数重ねた状態で脚部120を取付自在であり、脚部120が、複数の透明プレート部110の幅方向Wにおける側方を互いに重ねた状態で取り付けられることにより、複数の透明プレート部110が連結される構成であることにより、ユーザーが所望する幅の長く、かつ、しっかりとした卓上パーティション100を簡単に設置することができる。
さらに、脚部120が、透明プレート部110の幅方向Wにおける端部分111より内側と接触して透明プレート部110を支持した構成であることにより、平面視で卓上パーティション100の延設方向が少々曲がっている場合であっても、連結した透明プレート部110同士に隙間がなく卓上パーティション100として確実に機能することができる。
また、係合部材がつまみ付きネジ130であり、被係合部材がつまみ付きナット140であることにより、ユーザーは工具なしで脚部120を透明プレート部110に対して簡単に取り付け・取り外すことができる。
さらに、透明プレート部110および脚部120の少なくとも一方が、高さ方向Hに複数並んだ孔112、121を有し、係合部材の一例であるつまみ付きネジ130および被係合部材の一例であるつまみ付きナット140の一方が、孔112、121に挿通自在であり、挿通する孔112、121を変更することにより、透明プレート部110の高さおよび設置面Bと透明プレート部110との間隔が変更自在な構成であることにより、ユーザーが所望する高さの卓上パーティション100を簡単に設置することができるなど、その効果は甚大である。
100 ・・・ 卓上パーティション
110 ・・・ 透明プレート部
111 ・・・ 端部分
112 ・・・ (透明プレート部の)孔
120 ・・・ 脚部
121 ・・・ (脚部の)孔
130 ・・・ つまみ付きネジ(係合部材)
140 ・・・ つまみ付きナット(被係合部材)
W ・・・ 幅方向
H ・・・ 高さ方向
T ・・・ 厚み方向
B ・・・ 設置面

Claims (4)

  1. 透明プレート部と脚部とを備えた卓上パーティションであって、
    前記透明プレート部が、透明プレート部の幅方向および高さ方向に延設され、
    前記脚部が、前記透明プレート部と接触して透明プレート部を支持し、透明プレート部に対して係合部材および被係合部材により着脱自在に設けられ、
    前記係合部材および被係合部材が、前記透明プレート部を複数重ねた状態で脚部を取付自在であり、
    前記脚部が、複数の透明プレート部の幅方向における側方を互いに重ねた状態で取り付けられることにより、複数の透明プレート部が連結される構成であることを特徴とする卓上パーティション。
  2. 前記脚部が、前記透明プレート部の幅方向における端部分より内側と接触して透明プレート部を支持することを特徴とする請求項1に記載の卓上パーティション。
  3. 前記係合部材がつまみ付きネジであり、
    前記被係合部材がつまみ付きナットであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の卓上パーティション。
  4. 前記透明プレート部および脚部の少なくとも一方が、高さ方向に複数並んだ孔を有し、
    前記係合部材および被係合部材の一方が、前記孔に挿通自在であり、挿通する孔を変更することにより、透明プレート部の高さおよび設置面と透明プレート部との間隔が変更自在な構成であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の卓上パーティション。
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