JP6766022B2 - 表示装置用壁取付具、表示装置用壁取付ベース板及び表示装置セット - Google Patents
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(構成)
本実施形態の表示装置用壁取付具は、ベース板2と2つの縦フレーム3により構成される。
表示装置1と、ベース板2と、2つの縦フレーム3により、表示装置セットが構成される。
図4は、ベース板2の正面図である。図5は、ベース板2の底面図である。図6は、ベース板2の右側面図である。
図6に示すように、係合部2aは、ベース板2に直交する方向(表示装置1側に水平な方向)に張り出した張出部11と、張出部11に連続し、ベース板2に平行に上側に延出した延出部12とを有する。延出部12は、ベース板2の平板部10に平行で、平板部10の長手軸方向に平行に形成されたフランジを構成する。
段差部2eには、スライドストッパ21が固定される。図7は、スライドストッパ21の斜視図である。
スライドストッパ21は、ベース板2の平板部10に密着する平板部22と、平板部22の一辺から平板部22に直角に延出する延出部23とを有する。平板部22には、長手軸方向に沿って複数の長孔22aが形成されている。
図4及び図6に示すように、スライドストッパ21は、スライドストッパ21の平板部22と延出部23の峰の部分21aをベース板2の段差部2eに当接させて、接着剤あるいは粘着テープによりベース板2に固定される。
スライドストッパ21がベース板2に固定されたときに、ベース板2を2つの縦フレーム3側からみたときに、スライドストッパ21の各長孔22aは、ベース板2の1つの長孔2dと一致する形状、あるいは1つの長孔2dよりも長い長さを有している。
なお、スライドストッパ21を複数種類のベース板2に取付可能にするために、高さhbは、複数の種類のベース板2の中で最も低い高さh以下であることが好ましい。
すなわち、スライドストッパ21は、ベース板2の水平方向の長さよりも短い長さを有し、凹凸部23aがベース板2の水平方向における中央の位置を含むように、ベース板2に固定されている。
すなわち、スライドストッパ21は、ベース板2に設けられ、2つのフレーム3がベース板2に取り付けられたときに張出部13の先端部分よりも突出して、2つのフレーム3の少なくとも一方の水平の方向の移動を規制する少なくとも2つの凸部23bを有する。
(縦フレームの構成)
図8は、縦フレーム3の正面図である。図9は、縦フレーム3の背面図である。図10は、縦フレーム3の左側面図である。図11は、縦フレーム3の平面図である。図12は、縦フレーム3の底面図である。図13は、縦フレーム3のロック機構41近傍の部分斜視図である。
縦フレーム3は、細長の板金部材を長手軸方向に沿って折り曲げて断面がコの字状に形成され、細長の底板部31と、底板部31の短手軸方向の両側を直角若しくは略直角に曲げられて形成された2つの側壁部32とを有する。
図10に示すように、各側壁部32は、側壁部32を正対視したときに中央部が盛り上がった形状を有し、かつその中央部には、切り欠き部32aが形成されている。
縦フレーム3には、上述したように係合部3aが設けられている。係合部3aは、切り欠き部32aの上端部に設けられ、2つの切り欠き部32aの上側から下側に延出するように形成された2つの係止爪33を有している。
バネ44の一端は、底板部31に形成された孔32fに設けられた爪32gに係止され、他端は、軸部材42に係止されている。
以上のように、ロック機構41は、2つのフレーム3に設けられ、2つのフレーム3がベース板2に取り付けられたときに、2つのフレーム3がベース板2から離れないようにベース板2をロックする。
表示装置1を壁に取り付ける作業者は、図1に示すように、表示装置1の背面に2つの縦フレーム3を固定し、壁面に固定されたベース板2の係合部2aに、2つの縦フレーム3の係合部3aを引っ掛けるようにして、表示装置1を壁面に固定する。
このとき、作業者は、ロック機構41により、2つの縦フレーム3をベース板2にロックするが、2つのうちの一方の縦フレーム3の2つの側壁部32は、2つの凸部23bの間に配置される。
すなわち、2つのフレーム3がベース板2に取り付けられたときに2つの凸部23bの間に、2つのフレーム3の少なくとも一方の2つの側壁部32の一方が配置される。2つの凸部23bは、凹凸部23aの一部である。
特に、既成のベース板2がある場合には、上述したスライドストッパ21をベース板2に後付するだけで、簡単に、表示装置の横移動の防止が可能な表示装置用壁取付具を実現することができる。
なお、以下の変形例において、上述した実施形態と構成要素については、同じ符号を付して説明は省略する。
(変形例1)
上述した実施形態では、複数の凸部23bは、ベース板2に固定されるスライドストッパ21に設けられているが、複数の凸部23bは、ベース板2に設けるようにしてもよい。
ベース板2Aの下側は長手軸方向に平行に折り曲げられて、上述した実施形態と同様の張出部13と延出部14が形成されるが、凸部52を折り曲げないように、延出部14が複数の孔51の略中央を通る線に沿って折り曲げされる。複数の凸部52が、上述した複数の凸部23bに対応する。
すなわち、張出部13は、ベース板2Aの一部を水平方向に沿って折り曲げて形成され、2つの凸部52は、折り曲げられた張出部13の先端部に形成されている。
なお、本変形例1においても、複数の凸部52は、2つの縦フレーム3の一方が含まれる領域内にさえあればよく、さらに、ベース板2Aは、縦フレーム3の1つの側壁部32を挟む2つの凸部52を有していればよい。
(変形例2)
上述した変形例1では、複数の孔51を形成して、複数の凸部52が延出部14の表面から突出するように、ベース板2Aが折り曲げられるが、延出部14の表面に複数の凸部を形成するようにしてもよい。
すなわち、張出部13は、ベース板2Bを水平方向に沿って折り曲げて形成され、2つの凸部61は、張出部13を折り曲げて形成された延出部14の表面に形成されている。
その結果、図21に示すように、凸部61の先端部分は、延出部14の表面から突出する。
Claims (11)
- 平板部と、前記平板部から略直角方向に張り出し前記平板部に平行な第1の方向に沿って形成された第1の張出部と、を有する板状部材と、
表示装置に固定可能で細長の形状を有し、前記板状部材の前記平板部を正対視したときに長手軸方向が前記第1の方向に対して略直交するように取り付け可能な少なくとも2つのフレーム部材と、
前記板状部材に設けられ、前記2つのフレーム部材が前記板状部材に取り付けられたときに前記第1の張出部の先端部分よりも突出して、前記2つのフレーム部材の少なくとも一方の前記第1の方向の移動を規制する少なくとも2つの凸部と、
を有し、
前記2つのフレーム部材の前記少なくとも一方は、断面がコの字状で底板部と2つの側壁部とを有し、
前記2つのフレーム部材が前記板状部材に取り付けられたときに前記2つの凸部の間に、前記2つのフレーム部材の前記少なくとも一方の前記2つの側壁部の一方が配置される、表示装置用壁取付具。 - 前記板状部材は、前記第1の方向に平行な方向に沿って形成された第2の張出部を有し、
前記表示装置が前記2つのフレーム部材を介して前記板状部材に取り付けられたとき、前記第1の張出部は、前記平板部に対して前記表示装置の鉛直方向における下方側に配置され、前記第2の張出部は、前記平板部に対して前記表示装置の前記鉛直方向における上方側に配置される、請求項1に記載の表示装置用壁取付具。 - 前記2つの凸部は、前記板状部材とは別部材に設けられ、
前記別部材は、前記板状部材に固定されている、請求項1または2に記載の表示装置用壁取付具。 - 前記別部材は、複数の凸部と複数の凹部を有する凹凸部を有し、
前記少なくとも2つの凸部は、前記凹凸部の一部である、請求項3に記載の表示装置用壁取付具。 - 前記別部材は、前記板状部材の前記第1の方向の長さよりも短い長さを有し、前記凹凸部が前記板状部材の前記第1の方向における中央の位置を含むように、前記板状部材に固定されている、請求項4に記載の表示装置用壁取付具。
- 前記別部材が前記板状部材に固定されたときの前記複数の凹部の底部の前記板状部材の前記平板部からの距離は、前記第1の張出部の先端面の前記平板部からの距離よりも短い、請求項4に記載の表示装置用壁取付具。
- 前記第1の張出部は、前記板状部材の一部を前記第1の方向に沿って折り曲げて形成され、
前記2つの凸部は、折り曲げられた前記第1の張出部の先端部に形成されている、請求項1または2に記載の表示装置用壁取付具。 - 前記第1の張出部は、前記板状部材を前記第1の方向に沿って折り曲げて形成され、
前記2つの凸部は、前記第1の張出部を折り曲げて形成された延出部の表面に形成されている、請求項1または2に記載の表示装置用壁取付具。 - 前記2つのフレーム部材に設けられ、前記2つのフレーム部材が前記板状部材に取り付けられたときに、前記2つのフレーム部材が前記板状部材から離れないように前記板状部材をロックするロック機構を有する、請求項1から8のいずれか1つに記載の表示装置用壁取付具。
- 平板部と、前記平板部から略直角方向に張り出し前記平板部に平行な第1の方向に沿って形成された第1の張出部と、を有する板状部材と、
表示装置に固定可能で細長の形状を有し、前記板状部材の前記平板部を正対視したときに長手軸方向が前記第1の方向に対して略直交するように取り付け可能な少なくとも2つのフレーム部材と、
前記板状部材に設けられ、前記板状部材の前記平板部を正対視したときに長手軸方向が前記第1の方向に対して略直交するように2つのフレーム部材が前記板状部材に取り付けられたときに前記第1の張出部の先端部分よりも突出して、前記2つのフレーム部材の少なくとも一方の前記第1の方向の移動を規制する少なくとも2つの凸部と、
を有し、
前記2つのフレーム部材の前記少なくとも一方は、断面がコの字状で底板部と2つの側壁部とを有し、
前記2つのフレーム部材が前記板状部材に取り付けられたときに前記2つの凸部の間に、前記2つのフレーム部材の前記少なくとも一方の前記2つの側壁部の一方が配置される、表示装置用壁取付ベース板。 - 表示装置と、
平板部と、前記平板部から略直角方向に張り出し前記平板部に平行な第1の方向に沿って形成された第1の張出部と、を有し、前記表示装置が取り付けられる壁面に固定可能な板状部材と、
前記表示装置に固定可能で細長の形状を有し、前記板状部材の前記平板部を正対視したときに長手軸方向が前記第1の方向に対して略直交するように取り付け可能な少なくとも2つのフレーム部材と、
前記板状部材に設けられ、前記2つのフレーム部材が前記板状部材に取り付けられたときに前記第1の張出部の先端部分よりも突出して、前記2つのフレーム部材の少なくとも一方の前記第1の方向の移動を規制する少なくとも2つの凸部と、
を有し、
前記2つのフレーム部材の前記少なくとも一方は、断面がコの字状で底板部と2つの側壁部とを有し、
前記2つのフレーム部材が前記板状部材に取り付けられたときに前記2つの凸部の間に、前記2つのフレーム部材の前記少なくとも一方の前記2つの側壁部の一方が配置される、表示装置セット。
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JP2017193378A JP6766022B2 (ja) | 2017-10-03 | 2017-10-03 | 表示装置用壁取付具、表示装置用壁取付ベース板及び表示装置セット |
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